JP3003978U - 勾配走行乗物 - Google Patents

勾配走行乗物

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JP3003978U
JP3003978U JP1994006210U JP621094U JP3003978U JP 3003978 U JP3003978 U JP 3003978U JP 1994006210 U JP1994006210 U JP 1994006210U JP 621094 U JP621094 U JP 621094U JP 3003978 U JP3003978 U JP 3003978U
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久紀 表
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泉陽機工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 勾配での車両の暴走を確実に阻止できると共
に、チェーンの寿命向上が図れる勾配走行乗物を提供す
る。 【構成】 勾配を有する軌道と、軌道に沿って走行駆動
されるチェーン2と、チェーン2の一部に連結機構Rを
介して連結されてチェーン2の走行駆動に伴って軌道を
走行する複数の車両と、を備える。隣り合う車両を相互
に連繋するたわみ状ワイヤ47を付設する。ワイヤ47の中
間部位を支持する貫孔46付支持部材45をチェーン2に立
設する。軌道に沿ってガイドレール8を配設する。ガイ
ドレール8を転動する吊持ローラ36,41を、ガイドレー
ル8にチェーン2が吊持ち状となるように、チェーン2
の一部に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は勾配走行乗物に関する。
【0002】
【従来の技術】
勾配を有する軌道に沿ってチェーンを走行駆動させ、該チェーンに連結した複 数の車両が、上記軌道を走行するように構成された勾配走行乗物がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような勾配走行乗物では、上記勾配に於て、チェーンと車両の連結が解け たり、軌道から車両が脱線すると、車両が暴走を起こすため非常に危険であるが 、これを防止できる勾配走行乗物は、従来存在しなかった。
【0004】 そこで、本考案は従来のこのような問題点を解決して、勾配での車両の暴走を 確実に阻止できると共に、チェーンの寿命向上が図れる勾配走行乗物を提供する ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、勾配を有する軌道と、該軌道に沿って 走行駆動されるチェーンと、該チェーンの一部に連結機構を介して連結されて該 チェーンの上記走行駆動に伴って該軌道を走行する複数の車両と、を備え、隣り 合う上記車両を相互に連繋するたわみ状ワイヤを付設し、かつ、該ワイヤの中間 部位を支持する貫孔付支持部材を上記チェーンに立設し、さらに、上記軌道に沿 ってガイドレールを配設すると共に、該ガイドレールを転動する吊持ローラを、 該ガイドレールに上記チェーンが吊持ち状となるように、該チェーンの一部に設 けたものである。さらに、チェーンが、多数のリンク部材を第1連結部材と第2 連結部材にて連結してなると共に、該第1連結部材の上部と該第2連結部材の上 部に、吊持ローラを夫々設け、さらに、上記第1連結部材に孔部を形成すると共 に、該孔部に挿入されて係止する連結用挿入ピンを、車両に設け、該挿入ピンと 孔部をもって連結機構を構成した。
【0006】
【作用】
軌道の勾配での車両走行の際に、チェーンと一部の車両の連結が解けたり、軌 道から一部の車両が脱線しても、その車両の自走を、ワイヤにて防止できる。さ らに、軌道の上下のカーブや左右のカーブを、車両が走行する際に、車両の相互 間隔が変化してワイヤが弛んでも、支持部材にて支持されるので、ワイヤが邪魔 にならずにスムースに走行できる。しかも、車両の走行中に、ワイヤが軌道やチ ェーン等と擦れることがない。
【0007】 また、チェーンは、ガイドレールに吊持ち状態で走行駆動されるので、他の部 材との接触摩耗が発生せず、かつ、吊持ローラの転動により案内されるので、チ ェーンの走行がスムースとなる。
【0008】
【実施例】
以下実施例を示す図面に基づいて本考案を詳説する。
【0009】 図1は、本考案に係る勾配走行乗物を示し、この勾配走行乗物は、勾配を有す る軌道1と、軌道1に沿って矢印A方向に走行駆動されるチェーン2と、チェー ン2の一部に連結機構Rを介して連結されてチェーン2の走行駆動に伴って軌道 1を走行する複数の車両3…と、を備えている。
【0010】 また、図2は、勾配走行乗物の全体構成の一例を示す平面図、図3はその側面 図であり、図例では、軌道1は、エンドレス状であって、勾配部4,上側水平状 部5a及び下側水平状部5bを有し、各水平状部5a,5bに於て左右にカーブ して反転している。
【0011】 各水平状部5a,5bには、車両3への人の乗降のためのプラットホーム6a ,6bが設けられる。なお、図例では勾配部4は、直線状となっているが、上下 のカーブあるいは、部位によって勾配を変えたものでもよい。
【0012】 しかして、図1と、その要部正面図である図4に示すように、軌道1は、一対 の円筒状走行レール7a,7bを所定相互間隔をもって、地面等に立設された図 示省略の支脚部材等に、固定してなる。
【0013】 この走行レール7a,7bの略中間部下方に於て、チャンネル型の一対のガイ ドレール8,8が、走行レール7a,7bに沿って配設されており、ガイドレー ル8,8は所定相互間隔をもって、図示省略の支脚部材等に、固定される。
【0014】 さらに、軌道1の水平状部5a,5b(図2参照)の左右のカーブの内側には 、規制レール9が付設される。
【0015】 次に、車両3は、座席10を有する車両本体11と、車両本体11の底部12に固着さ れた取付プレート13及び保持部材14,14と、第1ローラ15…,第2ローラ16…及 び第3ローラ17…と、を有している。
【0016】 保持部材14は、取付プレート13の前後に固着されており、保持部材14の右端部 には、枢結体18が支軸19にて連結される。
【0017】 この枢結体18の前後には、枢軸20,20にて第1ローラ15,15が回転自在に枢着 され、一方の走行レール7bの上部を、第1ローラ15…が転動する。
【0018】 第2ローラ16…は、枢結体18から垂設された枢軸21,21の下端部に、回転自在 に枢着され、一方の走行レール7bの右外部を転動する。
【0019】 さらに、保持部材14の左端部には、取付体22が支軸23にて連結され、取付体22 の下面には弯曲アーム50が固着される。
【0020】 この弯曲アーム50の先端部に、第3ローラ17が回転自在に枢着され、他方の走 行レール7aの下部を第3ローラ17が転動する。
【0021】 また、車両3には連結用挿入ピン24が設けられる。図例では、前側の保持部材 14の下部に挿入ピン24が垂設される。
【0022】 次に、図1,図4及び図5に示すように、チェーン2は、多数のリンク部材25 …を第1連結部材26と第2連結部材27にて所定順序で連結してなり、図示省略の モータ等の駆動機にて走行駆動される。このチェーン2の一部に、ガイドレール 8,8を転動する吊持ローラ36,41を、ガイドレール8,8にチェーン2が吊持 ち状となるように、設ける。
【0023】 図例では(図1の左から右に向かって)第1連結部材26,リンク部材25,第2 連結部材27,リンク部材25,第2連結部材27,リンク部材25の順に連結されてい る。
【0024】 このリンク部材25は、上下一対の帯板材28,28と、規制レール9を転動する前 後一対のガイドローラ29,29と、前後一対の揺動体30,30と、を有している。
【0025】 そして、ガイドローラ29を帯板材28,28端部の間に挟んだ状態で、該帯板材28 ,28端部は、揺動体30の上下一対の突片31,31の間に挿入され、枢結ピン32にて 、その軸心廻りに帯板材28,28が(左右)揺動可能に連結され、かつガイドロー ラ29が回転自在に枢支される。
【0026】 また、第1連結部材26は、左右一対の折曲片33,33と、(図例では上下方向の )孔部34が形成されたブロック体35と、を有しており、この第1連結部材26の上 部に、複数の吊持ローラ36…が設けられる。
【0027】 折曲片33は側面視T字型であって、折曲片33,33は、下部に於て相互に固着さ れて、正面からみて略Y字型となっており、その二股状の上部内面にはブロック 体35が固着される。
【0028】 さらに、折曲片33,33の上部前方には、枢軸37aにて、左右一対の吊持ローラ 36,36が回転自在に枢着され、上部後方にも、枢軸37bにて、左右一対の吊持ロ ーラ36,36が回転自在に枢着される。
【0029】 折曲片33,33の下部は、揺動体30の左右一対の突片38,38の間に挿入され、枢 結ピン39にて、その軸心廻りにリンク部材25が(上下)揺動可能に連結される。
【0030】 また、第2連結部材27の上部には、吊持ローラ41が設けられる。図例では、第 2連結部材27の本体をなす支持板40に、左右一対の吊持ローラ41,41(一方の吊 持ローラは図示せず)を、枢軸42にて回転自在に枢着している。
【0031】 支持板40の下部は、揺動体30の左右一対の突片38,38の間に挿入され、枢結ピ ン43にて、その軸心廻りにリンク部材25が(上下)揺動可能に連結される。
【0032】 上記第1・第2連結部材26,27の吊持ローラ36…,41…は、ガイドレール8, 8の内底面44,44を転動して、チェーン2が吊持ちされる。
【0033】 さらに、第1連結部材26の孔部34には、車両3の挿入ピン24が挿入係止されて 、チェーン2と車両3は連結され、チェーン2の走行駆動に伴って、車両3が軌 道1を走行する。
【0034】 この孔部34と挿入ピン24にて連結機構Rが構成される。なお、連結機構Rとし ては、チェーン2の一部に係止するフック部材等種々のものを使用することがで きる。
【0035】 次に、第2連結部材27…の内、隣り合う車両3,3の間に位置する第2連結部 材27の支持板40には、アイボルト等の支持部材45が立設される。
【0036】 この支持部材45は、その一部に貫孔46を有し、この貫孔46は、軌道1よりも上 方に配設される。なお、図例では、支持部材45は、車両3,3の間に1個ずつ配 設されているが、複数個ずつ配設するも自由である。
【0037】 47はスチール製のワイヤで、このワイヤ47は、隣り合う車両3,3を相互に連 繋しており、たわみ状となっている。
【0038】 さらに、ワイヤ47は、支持部材45の貫孔46に挿通され、ワイヤ47の中間部位が 支持される。
【0039】 ワイヤ47は、図6に示すように、両端に輪部48,48を有し、この輪部48が、図 1と図4に示すように、車両3の取付プレート13の前端部及び後端部に、ボルト ナット等を用いた固定具49にて、取付けられる。
【0040】 しかして、上述の如く構成された勾配走行乗物によれば、軌道1の勾配部4( 図3参照)を走行する際に、例えば挿入ピン24の破損等によりチェーン2と一部 の車両3の連結が解けたり、軌道1から一部の車両3が脱線しても、その車両3 の自走を、ワイヤ47にて防止でき、暴走を確実に阻止し得る。
【0041】 また、軌道1の上下のカーブや左右のカーブを、車両3が走行する際に、車両 3の相互間隔が変化して、ワイヤ47が弛んでも、軌道1及びチェーン2よりも上 部に於て、ワイヤ47の中間部が支持部材45で支持されるので、ワイヤ47が邪魔に ならずにスムースに走行できる。
【0042】 しかも、車両3の走行中に、ワイヤ47が軌道1やチェーン2等と擦れることが なく、耐久性も良好である。
【0043】
【考案の効果】
本考案は上述の如く構成されているので、次に記載するような著大な効果を奏 する。
【0044】 請求項1記載の勾配走行乗物によれば、軌道1の勾配部4を走行する際に、挿 入ピン24の破損等によりチェーン2と一部の車両3の連結が解けたり、軌道1か ら一部の車両3が脱線しても、その車両3の自走を、車両3,3を相互に連繋す るワイヤ47にて防止でき、暴走を確実に阻止し得るので安全である。
【0045】 さらに、軌道1の上下のカーブや左右のカーブを、車両3が走行する際に、車 両3の相互間隔が変化して、ワイヤ47が弛んでも、ワイヤ47の中間部が支持部材 45で支持されるので、ワイヤ47が邪魔にならずにスムースに走行できる。しかも 、車両3の走行中に、ワイヤ47が軌道1やチェーン2等と擦れることがなく、耐 久性も良好である。
【0046】 また、チェーン2は吊持ち状とされて他の部材と非接触状態でガイドされるた め、チェーン2が擦れずに済み長期の使用にも耐えることができて長寿命となる 。しかも、チェーン2は吊持ローラ36,41にて走行するので摩擦抵抗が小さくて 済み、車両3の走行がスムースとなって、車両3が勾配を登る際に於て、チェー ン2の駆動源の負荷を軽減できる。
【0047】 請求項2記載の勾配走行乗物によれば、第1連結部材26を、リンク部材25…の 連結と連結機構Rの一部と吊持ローラ36の支持部とに兼用でき、かつ第2連結部 材26を、リンク部材25…の連結と吊持ローラ41の支持部とに兼用できて、部品点 数を削減できると共に、連結機構Rは、簡単な形状・構造の挿入ピン24と孔部34 をもって構成されるので、製作が容易で、安価なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す要部側面図である。
【図2】全体構成を示す簡略平面図である。
【図3】全体構成を示す簡略側面図である。
【図4】要部正面図である。
【図5】チェーンの要部側面図である。
【図6】ワイヤの説明図である。
【符号の説明】
1 軌道 2 チェーン 3 車両 8 ガイドレール 26 第1連結部材 27 第2連結部材 34 孔部 36 吊持ローラ 41 吊持ローラ 45 支持部材 46 貫孔 47 ワイヤ R 連結機構

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 勾配を有する軌道1と、該軌道1に沿っ
    て走行駆動されるチェーン2と、該チェーン2の一部に
    連結機構Rを介して連結されて該チェーン2の上記走行
    駆動に伴って該軌道1を走行する複数の車両3…と、を
    備え、隣り合う上記車両3,3を相互に連繋するたわみ
    状ワイヤ47を付設し、かつ、該ワイヤ47の中間部位を支
    持する貫孔46付支持部材45を上記チェーン2に立設し、
    さらに、上記軌道1に沿ってガイドレール8を配設する
    と共に、該ガイドレール8を転動する吊持ローラ36,41
    を、該ガイドレール8に上記チェーン2が吊持ち状とな
    るように、該チェーン2の一部に設けたことを特徴とす
    る勾配走行乗物。
  2. 【請求項2】 チェーン2が、多数のリンク部材25…を
    第1連結部材26と第2連結部材27にて連結してなると共
    に、該第1連結部材26の上部と該第2連結部材27の上部
    に、吊持ローラ36,41を夫々設け、さらに、上記第1連
    結部材26に孔部34を形成すると共に、該孔部34に挿入さ
    れて係止する連結用挿入ピン24を、車両3に設け、該挿
    入ピン24と孔部34をもって連結機構Rを構成した請求項
    1記載の勾配走行乗物。
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