JP3003907U - 履物に締結する滑り止めバンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 履物に締結して取付け、降雪時や凍結路に使
用して安全に歩行することができるようにする。 【構成】 履物の外周に巻き付けて両端部を締結するバ
ンド本体１を帯状に形成し、履物の本底に背設するバン
ド本体１の接地面部３を複数の突起４を並べて形成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、降雪時に履物に締結して使用する滑り止めバンドに関するもので ある。

【０００２】

【従来の技術】

現在、降雪時の履物としてはスノーブーツなどが使用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、通勤にはスノーブーツは不適当であり、一方、本底が平らな一般の短 靴は降雪が凍結した朝など極めて滑り易く危険である。この考案は、こうした課 題を解決することを目的とするもので、履物に締結して装着し、降雪時や凍結路 に使用して安全に歩行することができる滑り止めバンドを提供することを目的と するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この目的を達成するため、この考案の履物に締結する滑り止めバンドは、履物 の外周に巻き付けて両端部を締結するバンド本体を帯状に形成し、履物の本底に 背設するバンド本体の接地面部を複数の突起を並べて形成するものである。 以下に、この考案の構成を図面の実施例を用いて具体的に説明する。

【０００５】

【実施例】

図面はこの考案の実施例で、バンド本体（１）が帯状に形成され、ゴム製又は 樹脂製の面材をバンド本体（１）のほぼ中央部に接合して接地面部（３）が形成 されている。接地面部（３）は、表面を所定のパターンの波形又は溝列を刻設し た段面に形成し、複数の突起（４）を所定の位置に並べて形成されている。この 突起（４）は、接地面部（３）と一体に成形した小突起（４ａ）と、接地面部（ ３）に植設した金属製又は樹脂製のスパイク（４ｂ）の二種類形成されている。 そして、バンド本体（１）の両端部に面ファスナ（７）が接合され、図３に示す ように、履物（１０）の本底（１１）に接地面部（３）を背設し、履物（１０） にバンド本体（１）を巻き付けて面ファスナ（７）で締結して装着する。なお、 面ファスナ（７）の代わりに金具、紐その他の手段でバンド本体（１）を締結す るように構成してもよい。

【０００６】

【考案の効果】

以上のように、この考案の履物に締結する滑り止めバンドは、履物（１０）の 本底（１１）に背設するバンド本体（１）の接地面部（３）を複数の突起（４） を並べて形成したので、突起（４）がスパイクの機能を果たし、履物（１０）に バンド本体（１）を装着し、降雪時や凍結路に使用して滑ることなく安全に歩行 することができ、特に、雪に不慣れな地方で用いて有益なものである。

【０００７】 また、この考案の滑り止めバンドは、履物（１０）への着脱が自在でその取扱 が便利であり、軽量であるから装着して負担がなく、一般の短靴に用いて通勤、 通学に適するものである。さらに、簡単な構成であるから低廉に製作されなどの 経済的な価値を有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施例の平面図。

【図２】Ａ−Ａ線拡大断面図。

【図３】使用状態を示す説明図。

【符号の説明】

１ バンド本体 ３ 接地面部 ４ 突起 １０ 履物 １１ 本底

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 履物（１０）の外周に巻き付けて両端部
   を締結するバンド本体（１）を帯状に形成し、履物（１
   ０）の本底（１１）に背設するバンド本体（１）の接地
   面部（３）を複数の突起（４）を並べて形成した履物に
   締結する滑り止めバンド。