JP3003852B1 - 射撃評価装置 - Google Patents
射撃評価装置Info
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- JP3003852B1 JP3003852B1 JP22743398A JP22743398A JP3003852B1 JP 3003852 B1 JP3003852 B1 JP 3003852B1 JP 22743398 A JP22743398 A JP 22743398A JP 22743398 A JP22743398 A JP 22743398A JP 3003852 B1 JP3003852 B1 JP 3003852B1
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Abstract
【要約】
【課題】 射撃した弾が標的に命中したか否かを瞬時に
自動で判断する射撃評価装置を提供する。 【解決手段】 標的10の前方に設けられて標的10全
体に電波を照射する送波器11と、送波器11と同じ位
置に設けられる受波器12と、送波器11とは重ならな
い位置に設けられる送波器13と、送波器13と同じ位
置に設けられる送波器14と、解析部15と、により構
成される。受波器12は、送波器11からの電波を弾5
a,5b,5cが反射することによって生成する反射波
を受波し、受波器14は、送波器11からの電波を弾5
a,5b,5cが反射することによって生成する反射波
を受波する。ここで、解析部15は、受波器12,14
が同時に、弾5a,5b,5cが標的10の陰に隠れる
ことによって前記反射波を受信しなくなったときに、弾
5a,5b,5cは標的10に命中したと判断する。
自動で判断する射撃評価装置を提供する。 【解決手段】 標的10の前方に設けられて標的10全
体に電波を照射する送波器11と、送波器11と同じ位
置に設けられる受波器12と、送波器11とは重ならな
い位置に設けられる送波器13と、送波器13と同じ位
置に設けられる送波器14と、解析部15と、により構
成される。受波器12は、送波器11からの電波を弾5
a,5b,5cが反射することによって生成する反射波
を受波し、受波器14は、送波器11からの電波を弾5
a,5b,5cが反射することによって生成する反射波
を受波する。ここで、解析部15は、受波器12,14
が同時に、弾5a,5b,5cが標的10の陰に隠れる
ことによって前記反射波を受信しなくなったときに、弾
5a,5b,5cは標的10に命中したと判断する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばヘリコプタ
ー機関砲の射撃訓練などにおいて、射撃した弾が標的に
命中したか否かを瞬時に自動で判断するとともに、命中
率および命中した位置を瞬時に自動で算出する射撃評価
装置に関する。
ー機関砲の射撃訓練などにおいて、射撃した弾が標的に
命中したか否かを瞬時に自動で判断するとともに、命中
率および命中した位置を瞬時に自動で算出する射撃評価
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】射撃訓練において、射撃した弾が標的に
命中したか否かを判断することと、その命中率および命
中位置を把握することは必要不可欠である。
命中したか否かを判断することと、その命中率および命
中位置を把握することは必要不可欠である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ヘリコプター
機関砲の射撃訓練においては、従来は射撃後に標的に開
いた穴の数を人手にて数えることによって、標的に命中
した弾の数を数えていた。また、この人手による命中数
と射撃した弾数とを併用することにより、命中率を算出
していた。さらに、射撃後に標的に開いた穴の数を人手
にて数えるためには、必然的に射撃地域に入場しなけれ
ばならない。しかし、射撃直後に射撃地域に入場すると
誤射される危険がある。従って、標的に命中した弾の数
が判明するまでに、入場制限が解除されるまで、すなわ
ち射撃を終了してから半日以上待つ必要があった。その
ため、射撃の結果は半日以上たたないと判らず、その場
で射撃手に適切な助言を与えることはできなかった。さ
らに、複数の射撃手が同一の標的を射撃した場合は、個
人毎の射撃結果を得られなかった。従って、半日以内に
複数の射撃手が射撃を行うと、個人毎の射撃結果を得る
ことはできなかった。
機関砲の射撃訓練においては、従来は射撃後に標的に開
いた穴の数を人手にて数えることによって、標的に命中
した弾の数を数えていた。また、この人手による命中数
と射撃した弾数とを併用することにより、命中率を算出
していた。さらに、射撃後に標的に開いた穴の数を人手
にて数えるためには、必然的に射撃地域に入場しなけれ
ばならない。しかし、射撃直後に射撃地域に入場すると
誤射される危険がある。従って、標的に命中した弾の数
が判明するまでに、入場制限が解除されるまで、すなわ
ち射撃を終了してから半日以上待つ必要があった。その
ため、射撃の結果は半日以上たたないと判らず、その場
で射撃手に適切な助言を与えることはできなかった。さ
らに、複数の射撃手が同一の標的を射撃した場合は、個
人毎の射撃結果を得られなかった。従って、半日以内に
複数の射撃手が射撃を行うと、個人毎の射撃結果を得る
ことはできなかった。
【0004】上記事情に鑑み、本発明は、射撃した弾が
標的に命中したか否かを瞬時に判断するとともに、その
命中率および命中位置も瞬時に把握し、さらには連続し
て複数の射撃手が射撃を行っても個人毎の射撃結果を得
ることができる、射撃評価装置を提供することを目的と
する。
標的に命中したか否かを瞬時に判断するとともに、その
命中率および命中位置も瞬時に把握し、さらには連続し
て複数の射撃手が射撃を行っても個人毎の射撃結果を得
ることができる、射撃評価装置を提供することを目的と
する。
【0005】上記問題点を解決するため、請求項1記載
の発明は、射撃した弾が標的に命中したか否かを自動で
判断する射撃評価装置であって、前記標的の前方に設け
られ該標的の全域に所定の電波を照射する少なくとも一
つの送波手段と、前記標的の前方に複数設けられ、前記
送波手段からの電波を当該標的の周辺を飛来する弾が反
射することによって生成される反射波を受波する受波手
段と、射撃を行う前に前記標的の位置と大きさを把握し
ておき、前記複数の受波手段が、前記反射波を同時に受
波していた後に、同時に受波しなくなったときに当該弾
が前記標的命中したと判断する解析部と、を備えること
を特徴とする。また、請求項2記載の発明は、射撃した
弾が標的に命中したか否かを自動で判断する射撃評価装
置であって、前記標的の前方に設けられ該標的の全域に
所定の電波を照射する送波手段と、前記標的の前方の左
右対称な位置に複数設けられ、前記送波手段からの電波
を弾が反射することによって生成される反射波を受波す
る受波手段と、前記複数の受波手段が前記反射波を受け
始めた時間差が、当該弾が標的の端部を通過したとき
の、前記複数の受波手段が前記反射波を受け始めた時間
差より小さいときに前記弾が前記標的に命中したと判断
する解析部と、を備えることを特徴とする。
の発明は、射撃した弾が標的に命中したか否かを自動で
判断する射撃評価装置であって、前記標的の前方に設け
られ該標的の全域に所定の電波を照射する少なくとも一
つの送波手段と、前記標的の前方に複数設けられ、前記
送波手段からの電波を当該標的の周辺を飛来する弾が反
射することによって生成される反射波を受波する受波手
段と、射撃を行う前に前記標的の位置と大きさを把握し
ておき、前記複数の受波手段が、前記反射波を同時に受
波していた後に、同時に受波しなくなったときに当該弾
が前記標的命中したと判断する解析部と、を備えること
を特徴とする。また、請求項2記載の発明は、射撃した
弾が標的に命中したか否かを自動で判断する射撃評価装
置であって、前記標的の前方に設けられ該標的の全域に
所定の電波を照射する送波手段と、前記標的の前方の左
右対称な位置に複数設けられ、前記送波手段からの電波
を弾が反射することによって生成される反射波を受波す
る受波手段と、前記複数の受波手段が前記反射波を受け
始めた時間差が、当該弾が標的の端部を通過したとき
の、前記複数の受波手段が前記反射波を受け始めた時間
差より小さいときに前記弾が前記標的に命中したと判断
する解析部と、を備えることを特徴とする。
【0006】ここで、前記送波手段および前記複数の受
波手段としては、例えば通常のレーダーシステムに用い
られる送波器および受波器を用いる。また、前記送波手
段の数は1つであってもよく、複数別個に設けてもよ
い。さらに、前記受波手段の数は2つあれば所定の機能
を発揮することは可能であるが、さらに増やしてもよ
い。また、前記解析部は、例えば、CPU(Central Pr
ocessing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、R
AM(Random Access Memory)と、記憶媒体を有する記
憶装置と、キーボードなどの入力部と、CRT(Cathod
e-Ray tube)やLCD(Liquid Crystal Display)など
の表示装置と、により概略構成される。
波手段としては、例えば通常のレーダーシステムに用い
られる送波器および受波器を用いる。また、前記送波手
段の数は1つであってもよく、複数別個に設けてもよ
い。さらに、前記受波手段の数は2つあれば所定の機能
を発揮することは可能であるが、さらに増やしてもよ
い。また、前記解析部は、例えば、CPU(Central Pr
ocessing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、R
AM(Random Access Memory)と、記憶媒体を有する記
憶装置と、キーボードなどの入力部と、CRT(Cathod
e-Ray tube)やLCD(Liquid Crystal Display)など
の表示装置と、により概略構成される。
【0007】この請求項1記載の発明によれば、前記解
析部が、予め前記標的の位置と大きさを把握しておき、
前記複数の受波手段が、前記反射波を同時に受波してい
た後に、同時に受波しなくなったときに当該弾が前記標
的に命中したと判断するので、射撃結果を瞬時に知るこ
とができる。従って、その命中率及び命中位置も瞬時に
把握できる。また、前記解析部を用いることによって、
任意の時間毎に命中率及び命中位置などの射撃結果を集
計できるので、複数の射撃手が短期間に射撃を行って
も、射撃手毎の射撃結果を得られる。また、射撃地域に
入場することなく射撃結果を知ることができるので、人
を誤射する危険性も無くなる。さらに、前記解析部に記
憶装置および記憶媒体を設けた場合は、射撃結果は前記
解析部によって自動で算出されるとともに前記記憶媒体
に保存されることができるので、射撃結果の算出および
管理は容易になる。また、射撃手は、自身の付近に前記
解析部を配置することにより、瞬時に射撃結果を知るこ
とができるので、助言をもとに射撃諸元を再調整するこ
とにより命中率の向上を図ることができる。また、請求
項2記載の発明によっても、前記解析部が、前記複数の
受波手段が前記反射波を受け始めた時間差が、当該弾が
標的の端部を通過したときの、前記複数の受波手段が前
記反射波を受け始めた時間差より小さいときに前記弾が
前記標的に命中したと判断するので、請求項1記載の発
明と同様の効果を得られる。
析部が、予め前記標的の位置と大きさを把握しておき、
前記複数の受波手段が、前記反射波を同時に受波してい
た後に、同時に受波しなくなったときに当該弾が前記標
的に命中したと判断するので、射撃結果を瞬時に知るこ
とができる。従って、その命中率及び命中位置も瞬時に
把握できる。また、前記解析部を用いることによって、
任意の時間毎に命中率及び命中位置などの射撃結果を集
計できるので、複数の射撃手が短期間に射撃を行って
も、射撃手毎の射撃結果を得られる。また、射撃地域に
入場することなく射撃結果を知ることができるので、人
を誤射する危険性も無くなる。さらに、前記解析部に記
憶装置および記憶媒体を設けた場合は、射撃結果は前記
解析部によって自動で算出されるとともに前記記憶媒体
に保存されることができるので、射撃結果の算出および
管理は容易になる。また、射撃手は、自身の付近に前記
解析部を配置することにより、瞬時に射撃結果を知るこ
とができるので、助言をもとに射撃諸元を再調整するこ
とにより命中率の向上を図ることができる。また、請求
項2記載の発明によっても、前記解析部が、前記複数の
受波手段が前記反射波を受け始めた時間差が、当該弾が
標的の端部を通過したときの、前記複数の受波手段が前
記反射波を受け始めた時間差より小さいときに前記弾が
前記標的に命中したと判断するので、請求項1記載の発
明と同様の効果を得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】<第一の実施の形態例>以下、図
1〜図4を用いて、本発明の第一の実施の形態例である
射撃評価装置1について詳細に説明する。図1は射撃評
価装置1の構成および動作を示す概略図であり、図2は
射撃評価装置1の一構成要素である標的10の構成を詳
細に示す図である。また、図3は、射撃評価装置1の使
用方法を示す模式図である。また、図4は詳細を後述す
る射撃評価装置1の解析部15の表示装置における表示
状況を示す図である。
1〜図4を用いて、本発明の第一の実施の形態例である
射撃評価装置1について詳細に説明する。図1は射撃評
価装置1の構成および動作を示す概略図であり、図2は
射撃評価装置1の一構成要素である標的10の構成を詳
細に示す図である。また、図3は、射撃評価装置1の使
用方法を示す模式図である。また、図4は詳細を後述す
る射撃評価装置1の解析部15の表示装置における表示
状況を示す図である。
【0009】まず、図1および図2を用いて、射撃評価
装置1の構成について詳細に説明する。図1に示すよう
に、射撃評価装置1は、標的10と、標的10に対して
右斜め前方に設けられていて電波を発する送波器11
(送波手段)と、送波器11と同じ位置に設けられる受
波器12(受波手段)と、標的10に対して左斜め前方
に設けられていて電波を発する送波器13(送波手段)
と、送波器13と同じ位置に設けられる受波器14(受
波手段)と、受波器12および受波器14の受波結果を
認識して解析する解析部15(図示省略)と、により概
略構成される。ここで、送波器11・受波器12と、送
波器13・受波器14とは、標的10に対して左右対称
の位置に設けることが望ましい。
装置1の構成について詳細に説明する。図1に示すよう
に、射撃評価装置1は、標的10と、標的10に対して
右斜め前方に設けられていて電波を発する送波器11
(送波手段)と、送波器11と同じ位置に設けられる受
波器12(受波手段)と、標的10に対して左斜め前方
に設けられていて電波を発する送波器13(送波手段)
と、送波器13と同じ位置に設けられる受波器14(受
波手段)と、受波器12および受波器14の受波結果を
認識して解析する解析部15(図示省略)と、により概
略構成される。ここで、送波器11・受波器12と、送
波器13・受波器14とは、標的10に対して左右対称
の位置に設けることが望ましい。
【0010】標的10は、図2の詳細図に示すように、
標的10の本体を形成する金網10aと、金網10aの
上辺と下辺をそれぞれ固定する2つの枠10b,10b
と、枠10b,10bの両端にそれぞれ一端が結ばれる
4本のロープ10c,10c,10c,10cと、上下
に位置する2本のロープ10c,10cの他端がそれぞ
れ結ばれる2本のポール10d,10dと、により構成
される。すなわち、標的10の金網10aは、4本のロ
ープ10c,10c,10c,10cを介して二本のポ
ール10d,10dにより、地面に対して垂直に支持さ
れる。ここで、金網10aは、例えば高さは4mで幅は
5mである長方形とし、その編み目の大きさは、後述す
る送波器11が発振した電波を金網10a全面で反射す
るように選択し、さらに好ましくは射撃に用いる弾の径
よりも大きいものとする。また、枠10b、ロープ10
cは、金網10aが風を受けたり弾丸を受けたりして
も、壊れず、もしくは切断しない程度の強度を有し、さ
らには後述する送波器11が発振した電波を透過する材
質を用いることが好ましい。また、ポール10dは、風
を受けたり弾丸を受けたりしても標的10が倒れないよ
うに、地盤に固定する。
標的10の本体を形成する金網10aと、金網10aの
上辺と下辺をそれぞれ固定する2つの枠10b,10b
と、枠10b,10bの両端にそれぞれ一端が結ばれる
4本のロープ10c,10c,10c,10cと、上下
に位置する2本のロープ10c,10cの他端がそれぞ
れ結ばれる2本のポール10d,10dと、により構成
される。すなわち、標的10の金網10aは、4本のロ
ープ10c,10c,10c,10cを介して二本のポ
ール10d,10dにより、地面に対して垂直に支持さ
れる。ここで、金網10aは、例えば高さは4mで幅は
5mである長方形とし、その編み目の大きさは、後述す
る送波器11が発振した電波を金網10a全面で反射す
るように選択し、さらに好ましくは射撃に用いる弾の径
よりも大きいものとする。また、枠10b、ロープ10
cは、金網10aが風を受けたり弾丸を受けたりして
も、壊れず、もしくは切断しない程度の強度を有し、さ
らには後述する送波器11が発振した電波を透過する材
質を用いることが好ましい。また、ポール10dは、風
を受けたり弾丸を受けたりしても標的10が倒れないよ
うに、地盤に固定する。
【0011】送波器11は、例えばマイクロ波領域の周
波数の電気信号を励振する励振部と、この励振部により
励振された電気信号を増幅する増幅回路と、この増幅回
路により増幅された電気信号を特定の方向に電波として
連続して送波する指向性の良い送波用アンテナと、によ
り概略構成される。すなわち、送波器11の構成は、通
常の移動体測定用のレーダーシステムに用いられる送波
器とほぼ同じ構成である。ここで、前記増幅回路の出力
は、標的10と送波器11の距離に応じて適宜調節す
る。また、前記送波用アンテナの電波送波角度θは、標
的10の視野角φよりやや大きい程度とする。
波数の電気信号を励振する励振部と、この励振部により
励振された電気信号を増幅する増幅回路と、この増幅回
路により増幅された電気信号を特定の方向に電波として
連続して送波する指向性の良い送波用アンテナと、によ
り概略構成される。すなわち、送波器11の構成は、通
常の移動体測定用のレーダーシステムに用いられる送波
器とほぼ同じ構成である。ここで、前記増幅回路の出力
は、標的10と送波器11の距離に応じて適宜調節す
る。また、前記送波用アンテナの電波送波角度θは、標
的10の視野角φよりやや大きい程度とする。
【0012】受波器12は、送波器11から送波された
電波と同一周波数の電波に対して利得の高い受波用アン
テナと、この受波用アンテナの受波結果を解析部15に
送信する送信手段と、により概略構成される。ここで、
前記送信手段は無線・有線の双方を含む。
電波と同一周波数の電波に対して利得の高い受波用アン
テナと、この受波用アンテナの受波結果を解析部15に
送信する送信手段と、により概略構成される。ここで、
前記送信手段は無線・有線の双方を含む。
【0013】送波器13は送波器11と同じ構成を有す
るので、説明を省略する。また、受波器14も受波器1
2と同じ構成を有するので、説明を省略する。
るので、説明を省略する。また、受波器14も受波器1
2と同じ構成を有するので、説明を省略する。
【0014】この結果、図1および図2に示すように、
領域αにある物体は、送波器11からの電波を反射して
反射波を生成し、領域βにある物体は、送波器13から
の電波を反射して反射波を生成し、領域γにある物体
は、送波器11からの電波および送波器13からの電波
の双方を反射して2つの反射波を生成する。しかし、領
域δにある物体は、送波器11からの電波および送波器
13からの電波を照射されないので、どちらの電波によ
る反射波も生成しない。
領域αにある物体は、送波器11からの電波を反射して
反射波を生成し、領域βにある物体は、送波器13から
の電波を反射して反射波を生成し、領域γにある物体
は、送波器11からの電波および送波器13からの電波
の双方を反射して2つの反射波を生成する。しかし、領
域δにある物体は、送波器11からの電波および送波器
13からの電波を照射されないので、どちらの電波によ
る反射波も生成しない。
【0015】解析部15は、CPUと、ROMと、RA
Mと、記憶媒体を有する記憶装置と、キーボードなどの
入力部と、CRTやLCDなどの表示装置と、により概
略構成される。ここで、前記記憶媒体は、磁気的、光学
的記録媒体、もしくは半導体メモリで構成されており、
前記記憶装置に固定的に設けたもの、若しくは脱着自在
に装着するものである。
Mと、記憶媒体を有する記憶装置と、キーボードなどの
入力部と、CRTやLCDなどの表示装置と、により概
略構成される。ここで、前記記憶媒体は、磁気的、光学
的記録媒体、もしくは半導体メモリで構成されており、
前記記憶装置に固定的に設けたもの、若しくは脱着自在
に装着するものである。
【0016】このような構成を有する解析部15は、受
波器12,14の受波結果から標的10の周辺を飛来す
る弾の位置を把握し、この弾が標的10に命中したか否
かを、命中した位置を含めて記憶する。
波器12,14の受波結果から標的10の周辺を飛来す
る弾の位置を把握し、この弾が標的10に命中したか否
かを、命中した位置を含めて記憶する。
【0017】すなわち、前記CPUは、前記ROMに予
め記憶されている演算プログラムに従って、受波器12
の前記受波用アンテナの受波結果、すなわち送波器11
から送波された電波が領域α,γにある物体によって反
射された反射波を、通常のレーダーシステムに用いられ
る手法と同等の手法によって解析することによって、領
域α,γにある弾の、受波器12の位置から見た位置を
把握して、図4に示すように前記表示装置の表示部Rに
2次元的に表示する。また、前記CPUは、同様に、受
波器14の前記受波用アンテナの受波結果、すなわち送
波器13から送波された電波が領域β,γにある物体に
よって反射された反射波を解析することによって、領域
β,γにある弾の、受波器14の位置から見た位置を把
握して、図4に示すように前記表示装置の表示部Lに2
次元的に表示する。また、前記CPUは、弾が領域γか
ら領域δに入って、受波器12と受波器14とが同時に
該弾による反射波を受信しなくなったときに、この弾は
標的10に命中したと判断するとともに、弾が標的10
に命中したか否かを、命中した位置を含めて、前記記憶
装置を介して前記記憶媒体に記憶する。
め記憶されている演算プログラムに従って、受波器12
の前記受波用アンテナの受波結果、すなわち送波器11
から送波された電波が領域α,γにある物体によって反
射された反射波を、通常のレーダーシステムに用いられ
る手法と同等の手法によって解析することによって、領
域α,γにある弾の、受波器12の位置から見た位置を
把握して、図4に示すように前記表示装置の表示部Rに
2次元的に表示する。また、前記CPUは、同様に、受
波器14の前記受波用アンテナの受波結果、すなわち送
波器13から送波された電波が領域β,γにある物体に
よって反射された反射波を解析することによって、領域
β,γにある弾の、受波器14の位置から見た位置を把
握して、図4に示すように前記表示装置の表示部Lに2
次元的に表示する。また、前記CPUは、弾が領域γか
ら領域δに入って、受波器12と受波器14とが同時に
該弾による反射波を受信しなくなったときに、この弾は
標的10に命中したと判断するとともに、弾が標的10
に命中したか否かを、命中した位置を含めて、前記記憶
装置を介して前記記憶媒体に記憶する。
【0018】さらに、前記ROMには、MTI(Moving
-Target Indicator:移動目標指示装置)仕様とするた
めのプログラムも記憶されている。すなわち、前記MT
I仕様のプログラムによると、前記CPUは、標的10
などの静止物体からの反射波を予め前記RAMに記憶さ
せることにより、動作中における受波器12,14の前
記受波用アンテナの受波結果から前記静止物体からの反
射波を相殺させるので、前記表示装置には標的10など
の静止物体は表示されない。
-Target Indicator:移動目標指示装置)仕様とするた
めのプログラムも記憶されている。すなわち、前記MT
I仕様のプログラムによると、前記CPUは、標的10
などの静止物体からの反射波を予め前記RAMに記憶さ
せることにより、動作中における受波器12,14の前
記受波用アンテナの受波結果から前記静止物体からの反
射波を相殺させるので、前記表示装置には標的10など
の静止物体は表示されない。
【0019】次に、射撃評価装置1の動作について、図
1、図3及び図4を用いて説明する。射撃評価装置1
は、図3に示すように、ヘリコプター100に搭載され
た機関砲101を用いて、例えば1500〜2000m
離れた標的を射撃する射撃訓練に好適に用いられる。な
お、図3においては、射撃評価装置1の構成要素は、金
網10aを除いて図示を省略する。まず、射撃を行う前
に、射撃評価装置1は標的10に電波を照射して反射波
を受波することにより、標的10の位置および大きさを
把握する。ここで、前記MTI仕様のプログラムを作動
させると、標的10は前記表示装置には表示されない。
次に、機関砲101から弾5a、弾5b、弾5cが、こ
の順で連続して発射された場合を考える。
1、図3及び図4を用いて説明する。射撃評価装置1
は、図3に示すように、ヘリコプター100に搭載され
た機関砲101を用いて、例えば1500〜2000m
離れた標的を射撃する射撃訓練に好適に用いられる。な
お、図3においては、射撃評価装置1の構成要素は、金
網10aを除いて図示を省略する。まず、射撃を行う前
に、射撃評価装置1は標的10に電波を照射して反射波
を受波することにより、標的10の位置および大きさを
把握する。ここで、前記MTI仕様のプログラムを作動
させると、標的10は前記表示装置には表示されない。
次に、機関砲101から弾5a、弾5b、弾5cが、こ
の順で連続して発射された場合を考える。
【0020】図1に示すように、時刻t1において、弾
5aは領域αに存在し、弾5bおよび弾5cは領域α,
β,γ,δのいずれにも該当しない領域に存在する。従
って、受波器12は弾5aからの反射波のみを捕捉し、
受波器14は弾5a,5b,5cからの反射波のいずれ
も捕捉しないので、解析部15は、弾5aが領域αに存
在することのみを認識して、図4(A)に示すように、
弾5aを表示部Rのみに表示する。
5aは領域αに存在し、弾5bおよび弾5cは領域α,
β,γ,δのいずれにも該当しない領域に存在する。従
って、受波器12は弾5aからの反射波のみを捕捉し、
受波器14は弾5a,5b,5cからの反射波のいずれ
も捕捉しないので、解析部15は、弾5aが領域αに存
在することのみを認識して、図4(A)に示すように、
弾5aを表示部Rのみに表示する。
【0021】さらに時間が過ぎて、時刻t2になると、
弾5aは領域αから領域γまで進み、また、弾5bは領
域γまで進んで、弾5cは領域βまで進む。その結果、
受波器12は弾5a,5bからの反射波のみを捕捉し、
受波器14は弾5a,5b,5cからの反射波すべてを
捕捉する。従って、解析部15は、弾5a,5bが領域
γに存在することを認識するとともに、弾5cは領域β
に存在することを認識するので、図4(B)に示すよう
に、弾5a,5bを表示部Rおよび表示部Lに表示する
とともに、弾5cを表示部Lのみに表示する。
弾5aは領域αから領域γまで進み、また、弾5bは領
域γまで進んで、弾5cは領域βまで進む。その結果、
受波器12は弾5a,5bからの反射波のみを捕捉し、
受波器14は弾5a,5b,5cからの反射波すべてを
捕捉する。従って、解析部15は、弾5a,5bが領域
γに存在することを認識するとともに、弾5cは領域β
に存在することを認識するので、図4(B)に示すよう
に、弾5a,5bを表示部Rおよび表示部Lに表示する
とともに、弾5cを表示部Lのみに表示する。
【0022】さらに時間が過ぎて、時刻t3になると、
弾5aは領域γの外まで進み、弾5bは標的10まで進
む。その結果、受波器12は弾5bからの反射波のみを
捕捉し、受波器14は弾55b,5cからの反射波のみ
を捕捉する。従って、解析部15は、弾5bは領域γに
存在して弾5cは領域βに存在することを認識するとと
もに、弾5aは標的10に命中しなかったと判断するの
で、図4(C)に示すように、弾5bを表示部Rおよび
表示部Lに表示して、弾5cを表示部Lのみに表示す
る。
弾5aは領域γの外まで進み、弾5bは標的10まで進
む。その結果、受波器12は弾5bからの反射波のみを
捕捉し、受波器14は弾55b,5cからの反射波のみ
を捕捉する。従って、解析部15は、弾5bは領域γに
存在して弾5cは領域βに存在することを認識するとと
もに、弾5aは標的10に命中しなかったと判断するの
で、図4(C)に示すように、弾5bを表示部Rおよび
表示部Lに表示して、弾5cを表示部Lのみに表示す
る。
【0023】また、この直後に弾5bは標的10を貫通
して領域δに入るので、受波器12,14はほぼ同時に
弾5bからの反射波を捕捉しなくなる。従って、解析部
15は、弾5bは標的10に命中したと判断するととも
に、弾5bの命中した位置を認識する。
して領域δに入るので、受波器12,14はほぼ同時に
弾5bからの反射波を捕捉しなくなる。従って、解析部
15は、弾5bは標的10に命中したと判断するととも
に、弾5bの命中した位置を認識する。
【0024】さらに時間が過ぎて、時刻t4になると、
弾5cは領域δに入って標的10まで進む。その結果、
受波器12は弾5cからの反射波のみを捕捉し、受波器
14は弾5cからの反射波のみを捕捉する。従って、解
析部15は、弾5cは領域γに存在することのみを認識
するので、図4(D)に示すように、弾5cを表示部R
および表示部Lに表示する。
弾5cは領域δに入って標的10まで進む。その結果、
受波器12は弾5cからの反射波のみを捕捉し、受波器
14は弾5cからの反射波のみを捕捉する。従って、解
析部15は、弾5cは領域γに存在することのみを認識
するので、図4(D)に示すように、弾5cを表示部R
および表示部Lに表示する。
【0025】また、この直後に弾5cは標的10を貫通
して領域δに入るので、受波器12,14は同時に同じ
位置にて弾5cからの反射波を捕捉しなくなる。従っ
て、解析部15は、弾5cは標的10に命中したと判断
するとともに、命中した位置を判断する。
して領域δに入るので、受波器12,14は同時に同じ
位置にて弾5cからの反射波を捕捉しなくなる。従っ
て、解析部15は、弾5cは標的10に命中したと判断
するとともに、命中した位置を判断する。
【0026】この結果、解析部15は、弾5aは標的1
0から外れ、弾5b,5cは標的10に命中したので、
今回の射撃における標的10への命中率を2/3であ
る、と判断する。その後、解析部15は弾5a,5b,
5cが標的10に命中したか否かを前記記憶媒体に記憶
すると共に、標的10に命中した弾5b,5cの命中位
置と、今回の射撃における標的10への命中率とを前記
記憶媒体に記憶する。
0から外れ、弾5b,5cは標的10に命中したので、
今回の射撃における標的10への命中率を2/3であ
る、と判断する。その後、解析部15は弾5a,5b,
5cが標的10に命中したか否かを前記記憶媒体に記憶
すると共に、標的10に命中した弾5b,5cの命中位
置と、今回の射撃における標的10への命中率とを前記
記憶媒体に記憶する。
【0027】以上より、本発明の実施例である射撃評価
装置1によれば、標的10付近を飛来する弾が、送波器
11,13から発信された電波を反射することによって
生成する反射波を受波器12,14を用いて捕捉して、
この受波結果を解析部15にて解析することにより、射
撃した弾が標的10に命中したか否かを判断するので、
射撃結果を瞬時に知ることができるとともに、その命中
率及び命中位置も瞬時に把握できる。また、任意の時間
毎に命中率及び命中位置などの射撃結果をまとめられる
ので、複数の射撃手が短期間に射撃を行っても、射撃手
毎の射撃結果を得られる。また、射撃地域に入場するこ
となく射撃結果を知ることができるので、人を誤射する
可能性も無くなる。
装置1によれば、標的10付近を飛来する弾が、送波器
11,13から発信された電波を反射することによって
生成する反射波を受波器12,14を用いて捕捉して、
この受波結果を解析部15にて解析することにより、射
撃した弾が標的10に命中したか否かを判断するので、
射撃結果を瞬時に知ることができるとともに、その命中
率及び命中位置も瞬時に把握できる。また、任意の時間
毎に命中率及び命中位置などの射撃結果をまとめられる
ので、複数の射撃手が短期間に射撃を行っても、射撃手
毎の射撃結果を得られる。また、射撃地域に入場するこ
となく射撃結果を知ることができるので、人を誤射する
可能性も無くなる。
【0028】さらに射撃結果は解析部15によって自動
で算出されるとともに前記記憶媒体に保存されるので、
射撃結果の算出および管理は容易になる。また、射撃手
は、自身の付近に解析部15を配置することにより、瞬
時に射撃結果を知ることができるので、助言をもとに射
撃諸元を再調整することにより命中率の向上を図ること
ができる。
で算出されるとともに前記記憶媒体に保存されるので、
射撃結果の算出および管理は容易になる。また、射撃手
は、自身の付近に解析部15を配置することにより、瞬
時に射撃結果を知ることができるので、助言をもとに射
撃諸元を再調整することにより命中率の向上を図ること
ができる。
【0029】なお、当然、射撃評価装置1はヘリコプタ
ーに搭載される機関砲以外の射撃装置にも適用可能であ
る。さらに、受波手段としては、受波器12,14の二
つを設けたが、さらに増やしてもよい。また、標的10
が送波器11,13からの電波を反射しなくてもよい。
この場合は、予め解析部15に標的10の位置及び大き
さを記憶させ、さらに、解析部15が、受波器12,1
4の受波結果の解析結果の双方が同時に標的10内を弾
が通過したと判断した時に、該弾は標的10に命中した
と判定する。
ーに搭載される機関砲以外の射撃装置にも適用可能であ
る。さらに、受波手段としては、受波器12,14の二
つを設けたが、さらに増やしてもよい。また、標的10
が送波器11,13からの電波を反射しなくてもよい。
この場合は、予め解析部15に標的10の位置及び大き
さを記憶させ、さらに、解析部15が、受波器12,1
4の受波結果の解析結果の双方が同時に標的10内を弾
が通過したと判断した時に、該弾は標的10に命中した
と判定する。
【0030】<第一の実施の形態例の変形例>図5は射
撃評価装置1の変形例としての射撃評価装置2の構成お
よび動作を示す概略図である。射撃評価装置2は、標的
20と、標的20のほぼ正面下方に配置される送波器2
1と、送波器21の右および左にそれぞれ配置される受
波器22および受波器23と、解析部15(図示省略)
と、により構成される。
撃評価装置1の変形例としての射撃評価装置2の構成お
よび動作を示す概略図である。射撃評価装置2は、標的
20と、標的20のほぼ正面下方に配置される送波器2
1と、送波器21の右および左にそれぞれ配置される受
波器22および受波器23と、解析部15(図示省略)
と、により構成される。
【0031】標的20は電波を吸収するように作製す
る。送波器21の構成は送波器11,13と同じであ
り、また、受波器22,23の構成は受波器12,14
と同じである。すなわち、射撃評価装置2は、射撃評価
装置1の送波器11,13の機能を送波器22にまとめ
たものといえる。従って、射撃の評価方法も射撃評価装
置1と同様であるため、射撃評価装置2は、領域δを通
過する弾6a,弾6b,弾6cは標的20に命中したと
判断して、領域δを通過しない弾6d,弾6eは標的2
0から外れたと判断する。
る。送波器21の構成は送波器11,13と同じであ
り、また、受波器22,23の構成は受波器12,14
と同じである。すなわち、射撃評価装置2は、射撃評価
装置1の送波器11,13の機能を送波器22にまとめ
たものといえる。従って、射撃の評価方法も射撃評価装
置1と同様であるため、射撃評価装置2は、領域δを通
過する弾6a,弾6b,弾6cは標的20に命中したと
判断して、領域δを通過しない弾6d,弾6eは標的2
0から外れたと判断する。
【0032】このように、射撃評価装置2によれば、射
撃評価装置1と同等の効果を得るほか、用いる送波器は
1つのみであるため、作製コストは低くなる。なお、受
波手段としては、受波器22,23を設けたが、さらに
その数を増やしても良い。
撃評価装置1と同等の効果を得るほか、用いる送波器は
1つのみであるため、作製コストは低くなる。なお、受
波手段としては、受波器22,23を設けたが、さらに
その数を増やしても良い。
【0033】<第二の実施の形態例>図6は、本発明の
第二の実施の形態例である射撃評価装置3の構成および
動作を示す概略図である。
第二の実施の形態例である射撃評価装置3の構成および
動作を示す概略図である。
【0034】射撃評価装置3は、標的10と、標的10
に対して右斜め前方に設けられていて電波を発する送波
器11と、送波器11と同じ位置に設けられる受波器1
2と、標的10に対して左斜め前方に設けられていて電
波を発する送波器13と、送波器13と同じ位置に設け
られる受波器14と、受波器12および受波器14の受
波結果を認識して解析する解析部35(図示省略)と、
により概略構成される。すなわち、射撃評価装置3は、
射撃評価装置1の解析部15を解析部35に置き換えた
構造である。ここで、送波器11・受波器12と、送波
器13・受波器14とは、標的10に対して左右対称の
位置に設ける。
に対して右斜め前方に設けられていて電波を発する送波
器11と、送波器11と同じ位置に設けられる受波器1
2と、標的10に対して左斜め前方に設けられていて電
波を発する送波器13と、送波器13と同じ位置に設け
られる受波器14と、受波器12および受波器14の受
波結果を認識して解析する解析部35(図示省略)と、
により概略構成される。すなわち、射撃評価装置3は、
射撃評価装置1の解析部15を解析部35に置き換えた
構造である。ここで、送波器11・受波器12と、送波
器13・受波器14とは、標的10に対して左右対称の
位置に設ける。
【0035】解析部35は、解析部15と同様に、CP
Uと、ROMと、RAMと、記憶媒体を有する記憶装置
と、キーボードなどの入力部と、CRTやLCDなどの
表示装置と、により概略構成される。ここで、前記記憶
媒体は、磁気的、光学的記録媒体、もしくは半導体メモ
リで構成されており、前記記憶装置に固定的に設けたも
の、若しくは脱着自在に装着するものである。
Uと、ROMと、RAMと、記憶媒体を有する記憶装置
と、キーボードなどの入力部と、CRTやLCDなどの
表示装置と、により概略構成される。ここで、前記記憶
媒体は、磁気的、光学的記録媒体、もしくは半導体メモ
リで構成されており、前記記憶装置に固定的に設けたも
の、若しくは脱着自在に装着するものである。
【0036】解析部35は、受波器12が標的10の周
辺を飛来する弾による反射波を受け始めた時刻と、受波
器14が該弾による反射波を受け始めた時刻と、の時間
差TB3から、該弾が標的10に命中したか否かを、命
中した位置を含めて判断・記憶する。
辺を飛来する弾による反射波を受け始めた時刻と、受波
器14が該弾による反射波を受け始めた時刻と、の時間
差TB3から、該弾が標的10に命中したか否かを、命
中した位置を含めて判断・記憶する。
【0037】すなわち、前記CPUは、前記ROMに予
め記憶されている演算プログラムに従って、受波器12
の受波結果と受波器14の受波結果からTB3を算出し
た後、TB3と、標的10の端部を通過する弾からの反
射波を受波する場合の時間差であるT0と、を比較す
る。前記CPUは、TB3>T0の時は弾が標的10か
ら外れたと判断し、また、TB3<T0の時は弾が標的
10に命中したと判断する。
め記憶されている演算プログラムに従って、受波器12
の受波結果と受波器14の受波結果からTB3を算出し
た後、TB3と、標的10の端部を通過する弾からの反
射波を受波する場合の時間差であるT0と、を比較す
る。前記CPUは、TB3>T0の時は弾が標的10か
ら外れたと判断し、また、TB3<T0の時は弾が標的
10に命中したと判断する。
【0038】このため、射撃評価装置3は、TB3>T
0となる弾7a,弾7dは標的10から外れたと判断
し、TB3<T0となる弾7b,弾7cは標的10に命
中したと判断する。
0となる弾7a,弾7dは標的10から外れたと判断
し、TB3<T0となる弾7b,弾7cは標的10に命
中したと判断する。
【0039】以上より、射撃評価装置3によれば、射撃
評価装置1と同様の効果を得る。なお、標的10は、送
波器11,13からの電波を反射しなくてもよい。
評価装置1と同様の効果を得る。なお、標的10は、送
波器11,13からの電波を反射しなくてもよい。
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】請求項1,2記載の発明によれば、射撃結
果を瞬時に知ることができる。従って、その命中率及び
命中位置も瞬時に把握できる。また、任意の時間毎に命
中率及び命中位置などの射撃結果をまとめられるので、
複数の射撃手が短期間に射撃を行っても、射撃手毎の射
撃結果を得られる。また、射撃地域に入場することなく
射撃結果を知ることができるので、人を誤射する可能性
も無くなる。さらに、前記解析部に記憶装置および記憶
媒体を設けた場合は、射撃結果は前記解析部によって自
動で算出されるとともに前記記憶媒体に保存されること
ができるので、射撃結果の算出および管理は容易にな
る。また、射撃手は、自身の付近に前記解析部を配置す
ることにより、瞬時に射撃結果を知ることができるの
で、助言をもとに射撃諸元を再調整することにより命中
率の向上を図ることができる。
果を瞬時に知ることができる。従って、その命中率及び
命中位置も瞬時に把握できる。また、任意の時間毎に命
中率及び命中位置などの射撃結果をまとめられるので、
複数の射撃手が短期間に射撃を行っても、射撃手毎の射
撃結果を得られる。また、射撃地域に入場することなく
射撃結果を知ることができるので、人を誤射する可能性
も無くなる。さらに、前記解析部に記憶装置および記憶
媒体を設けた場合は、射撃結果は前記解析部によって自
動で算出されるとともに前記記憶媒体に保存されること
ができるので、射撃結果の算出および管理は容易にな
る。また、射撃手は、自身の付近に前記解析部を配置す
ることにより、瞬時に射撃結果を知ることができるの
で、助言をもとに射撃諸元を再調整することにより命中
率の向上を図ることができる。
【図1】本発明の第一の実施の形態例である射撃評価装
置1の構成および動作を示す概略図である。
置1の構成および動作を示す概略図である。
【図2】射撃評価装置1の一構成要素である標的10の
構成を詳細に示す図である。
構成を詳細に示す図である。
【図3】射撃評価装置1使用される状況を示す模式図で
ある。
ある。
【図4】射撃評価装置1の解析部15の表示装置におけ
る表示状況を示す図である。
る表示状況を示す図である。
【図5】射撃評価装置1の変形例としての射撃評価装置
2の構成および動作を示す概略図である。
2の構成および動作を示す概略図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態例である射撃評価装
置3の構成および動作を示す概略図である。
置3の構成および動作を示す概略図である。
1,2,3 射撃評価
装置 5a,5b,5c, 弾 6a,6b,6c,6d,6e 弾 10,20 標的 11,13,21 送波器
(送波手段) 12,22 受波器
(受波手段) 14,23 受波器
(受波手段) 15,35 解析部
装置 5a,5b,5c, 弾 6a,6b,6c,6d,6e 弾 10,20 標的 11,13,21 送波器
(送波手段) 12,22 受波器
(受波手段) 14,23 受波器
(受波手段) 15,35 解析部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F41J 5/00 - 5/08
Claims (2)
- 【請求項1】射撃した弾が標的に命中したか否かを自動
で判断する射撃評価装置であって、 前記標的の前方に設けられ該標的の全域に所定の電波を
照射する少なくとも一つの送波手段と、 前記標的の前方に複数設けられ、前記送波手段からの電
波を当該標的の周辺を飛来する弾が反射することによっ
て生成される反射波を受波する受波手段と、射撃を行う前に前記標的の位置と大きさを把握してお
き、前記複数の受波手段が、前記反射波を同時に受波し
ていた後に、同時に受波しなくなったときに当該弾が前
記標的命中したと判断する 解析部と、 を備えることを特徴とする射撃評価装置。 - 【請求項2】射撃した弾が標的に命中したか否かを自動
で判断する射撃評価装置であって、 前記標的の前方に設けられ該標的の全域に所定の電波を
照射する少なくとも一つの送波手段と、 前記標的の前方の当該標的より外側かつ左右対称な位置
に複数設けられ、前記送波手段からの電波を弾が反射す
ることによって生成される反射波を受波する受波手段
と、前記複数の受波手段が前記反射波を受け始めた時間差
が、当該弾が標的の端部を通過したときの、前記複数の
受波手段が前記反射波を受け始めた時間差より小さいと
きに前記弾が前記標的に命中したと判断する解析部と、 を備えることを特徴とする射撃評価装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22743398A JP3003852B1 (ja) | 1998-08-11 | 1998-08-11 | 射撃評価装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22743398A JP3003852B1 (ja) | 1998-08-11 | 1998-08-11 | 射撃評価装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3003852B1 true JP3003852B1 (ja) | 2000-01-31 |
JP2000055593A JP2000055593A (ja) | 2000-02-25 |
Family
ID=16860792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22743398A Expired - Fee Related JP3003852B1 (ja) | 1998-08-11 | 1998-08-11 | 射撃評価装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3003852B1 (ja) |
-
1998
- 1998-08-11 JP JP22743398A patent/JP3003852B1/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000055593A (ja) | 2000-02-25 |
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