JP3003748U - 街路灯の照明灯用グローブのガード枠の相互連結構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 照明灯用グローブのガード枠を平面状態で輸
送、保管できるようにしたグローブを提供する。 【構成】 ガード枠５は多数の水平なステンレス製横線
６内向き折り曲げ部７を有するステンレス製立骨８とか
らなる。連結金具９は外向きの垂直チャンネル１０と内
向き折り曲げ部７を差し込む穴とガード枠の立骨の端部
分を垂直チャンネル１０内に保持するために垂直チャン
ネルから延びた爪とを有する。４つのガード枠５は、そ
の立骨の内向き折り曲げ部７をチャンネルの穴に差し込
むとともに立骨の上下端部を連結金具の垂直チャンネル
１０内に位置決めし、爪を立骨８のまわりに折り曲げて
立骨８の上下部部分をチャンネル１０内に保持すること
により相互に連結され、上下の連結金具９を上部フレー
ム、下部フレームにそれぞれボルト・ナットにより連結
することにより組立てを完了する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、一般的には、街路灯に関し、特に、その照明灯を囲うグローブの改 良構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

照明灯を囲うグローブは、街路灯のポールの先から吊り下げられ、そして、上 下方向に間隔を隔てた多数の水平なステンレス製横線と、それらの両端部に溶接 されたステンレス製立骨とからなる４つのガード枠を、隣接したガード枠の立骨 をその上端、下端において上下の連結金具に溶接することによってこの連結金具 で相互に連結し、連結金具を上部フレーム及び下部フレームにそれぞれボルト・ ナットにより固着することによって構成されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記の街路灯の照明灯用グローブは、４つのガード枠の隣接したもの同志の立 骨がその上端、下端において上下の連結金具に溶接されているために、嵩のある 空間を構成し、その結果、街路灯としてポールに装着する前の持ち運び、輸送並 びに保管に大変不便であった。そのため、ガード枠の立骨と連結金具との溶接に よらないガード枠相互の連結構造が強く望まれていた。 本考案の目的はこの様な要望に応える、構造の簡便なガード枠相互の連結構造 を持つ街路灯の照明灯用グローブを提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の上記の目的は、上下方向に間隔を隔てた多数の水平なステンレス製横 線と、それらの両端部に溶接され、上端及び下端に形成された内向き折り曲げ部 を有するステンレス製立骨とからなる４つのガード枠と、両側端に前記立骨の端 部分を受け入れるための外向きの垂直チャンネル、該チャンネルに形成された、 隣接したガード枠の立骨の内向き折り曲げ部を差し込むための穴、及びガード枠 の立骨の端部分を垂直チャンネル内に保持するために、ガード枠の立骨の回りに 曲げられるようになった、前記垂直チャンネルから延びた爪を有する連結金具と 、からなる街路灯の照明灯用グローブのガード枠相互の連結構造を提供すること によって達成される。

【０００５】

【作用】

上記のように構成された４つのガード枠は、その立骨の内向き折り曲げ部をチ ャンネルの穴に差し込むとともに立骨の上下端部分を連結金具の垂直チャンネル 内に位置決めし、爪を立骨のまわりに曲げて立骨の上下部分をチャンネル内に保 持することによって相互に連結され、上下の連結金具を上部フレーム、下部フレ ームにそれぞれボルト・ナットによって連結することによって組立が完了する。

【０００６】

【実施例】

図を参照すると、本考案による街路灯の全体が示されており、街路灯はポール １の先端から吊り下げられた照明灯用グローブ２を備えている。このグローブ２ は、基本的には、上部フレーム３と、下部フレーム４と、照明灯のソケットを支 持する十字金具（図示せず）と、上部フレーム３と下部フレーム４との間に連結 された４つのガード枠５とからなる。各ガード枠５は、図３に詳細に示すように 、上下方向に間隔を隔てた多数の水平なステンレス製横線６と、それらの両端部 に溶接され、上端及び下端に形成された内向き折り曲げ部７を有するステンレス 製立骨８とからなる。４つのガード枠５をそれらの上下部で相互に連結するため の上下の連結金具９、９が設けられ、その各々は、図３及び図４に詳細に示すよ うに、両側端に隣接したガード枠５の立骨８の端部分を受け入れるための外向き の垂直チャンネル１０、１０と、該チャンネル１０、１０に形成された、前記ガ ード枠５の立骨８の内向き折り曲げ部７を差し込むための穴１１、１１と、ガー ド枠５の立骨８の端部分を垂直チャンネル１０、１０内に保持するために、ガー ド枠の立骨の回りに曲げられるようになった、穴１１、１１から隔たった箇所で 前記垂直チャンネル１０、１０から延びた爪１２とを有する。尚、連結金具９に は、その中央にボルト穴１３が設けられている。

【０００７】 以上の説明でわかるように、本考案による照明灯用グローブを構成する主要な 部品である４つのガード枠は、連結金具とは分離したばらばらの形態で提供され る。照明灯用グローブの組み立てに当たって、先ず隣接したガード枠５の立骨８ の内向き折り曲げ部７を連結金具９、９のチャンネル１０、１０の穴１１、１１ に差し込み、同時に立骨８の上下端部分を連結金具９、９の垂直チャンネル１０ 、１０内に位置決めし、爪１２を立骨８のまわりに曲げて立骨８の上下部分をチ ャンネル１０、１０内に保持する。これにより、４つのガード枠５は上下の連結 金具９、９によって相互に連結されて筒の形態になる。このような連結金具によ るガード枠の組み立ては街路灯を建てる現場で行われる。次いで、上下の連結金 具９、９をボルト１４とナット１５を使って上部フレーム３、下部フレーム４に それぞれによって連結する。これによりグローブの組み立てが完了する。

【０００８】

【考案の効果】

本考案によるグローブのガード枠は組み立て前、連結金具に対して分離されて いるため、平面状態で重ねられるから輸送、保管に当たって場所を取らない。組 み立てた状態では、ガード枠の立骨がその上下部分において連結金具のチャンネ ル内に収められしかも折り曲げた爪によってチャンネル内にしっかりと保持され るから、隣接したガード枠を所定の間隔にしっかりと保持することができ、又上 下の内向き折り曲げ部が連結金具の穴に差し込まれるから、連結金具と立骨との 間の相対的なずれは全く起こらない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による照明灯用グローブを備えた街路灯
の全体図である。

【図２】本考案による照明灯用グローブの全体を示す斜
視図である。

【図３】グローブのガード枠と連結金具との関係を示す
斜視図である。

【図４】図３に示す側と反対の側から見た連結金具の斜
視図である。

【符号の説明】

１ ポール ２ グローブ ３ 上部フレーム ４ 下部フレーム ５ ガード枠 ６ ステンレス製横線 ７ 内向き折り曲げ部 ８ ステンレス製立骨 ９ 連結金具 １０ 垂直チャンネル １１ 穴 １２ 爪

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上下方向に間隔を隔てた多数の水平なス
   テンレス製横線と、それらの両端部に溶接され、上端及
   び下端に形成された内向き折り曲げ部を有するステンレ
   ス製立骨とからなる４つのガード枠と、両側端に前記立
   骨の端部分を受け入れるための外向きの垂直チャンネ
   ル、該チャンネルに形成された、隣接したガード枠の立
   骨の内向き折り曲げ部を差し込むための穴、及びガード
   枠の立骨の端部分を垂直チャンネル内に保持するため
   に、ガード枠の立骨の回りに曲げられるようになった、
   前記垂直チャンネルから延びた爪を有する連結金具と、
   からなる街路灯の照明灯用グローブのガード枠の相互連
   結構造。
2. 【請求項２】 前記構成の４つのガード枠は、その立骨
   の内向き折り曲げ部をチャンネルの穴に差し込むととも
   に立骨の上下端部分を連結金具の垂直チャンネル内に位
   置決めし、爪を立骨のまわりに曲げて立骨の上下部分を
   チャンネル内に保持することによって相互に連結され、
   上下の連結金具を上部フレーム、下部フレームにそれぞ
   れボルト・ナットによって連結することによって組み立
   てられた街路灯の照明灯用グローブ。