JP3003609B2 - 筒状放射素子アンテナ - Google Patents

筒状放射素子アンテナ

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JP3003609B2
JP3003609B2 JP9021357A JP2135797A JP3003609B2 JP 3003609 B2 JP3003609 B2 JP 3003609B2 JP 9021357 A JP9021357 A JP 9021357A JP 2135797 A JP2135797 A JP 2135797A JP 3003609 B2 JP3003609 B2 JP 3003609B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高周波数信号を面状
の放射素子から放射する面放射素子アンテナの一つであ
る筒状放射素子アンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の面放射素子アンテナの一つにパッ
チアンテナがある。円形パッチアンテナについて、図1
2の構造図を参照して説明する。(a)は斜視図、
(b)は断面図を示している。図12の円形パッチアン
テナは、後藤尚久著,「図説・アンテナ」(pp.20
8,図3.45,電子情報通信学会,平成7年3月20
日発行)に示されたものである。
【0003】この円形パッチアンテナは、接地導体6か
ら距離fだけ離して直径2eの円形導体板(円形パッ
チ)である放射素子1Pを配置している。放射素子1P
の中心点O1から少し離れた位置が放射素子1Pの給電
点32Aである。給電点32Aには同軸線路2Aの同軸
中心導体21Aを延長した給電線31Aから給電する。
同軸線路2Aの同軸外導体22Aは接地導体6に接続さ
れる。中心点O1の電界は零,つまり接地電位になり、
中心点O1と接地導体6とが放射素子1Pの支持のため
に導体線7で接続可能である。
【0004】この円形パッチアンテナの共振波長λr
は、放射素子1Pと接地導体6との間の等価誘電率をε
とすると、2e≒1.841λr/{π(ε)1/2 }か
ら、λr≒2e・π(ε)1/2 /1.841になる。こ
の共振波長λrがこの円形パッチアンテナの適正使用波
長となる。なお円形パッチアンテナの放射パターンは、
給電点32Aと中心点O1とを結ぶ線をx軸,放射素子
1Pの面においてx軸に直交する軸をy軸,放射素子1
Pに垂直な軸をz軸とするとき、(x−z面)に関して
はz方向に大きいほぼ一様放射パターン,yz面に関し
てはダイポール型パターンであり、いずれも放射素子1
Pから+z軸方向のみに指向している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した円形パッチア
ンテナ等,従来の面放射素子アンテナは、放射素子が平
面状に広い面積を必要とするので、アンテナ用に狭い面
積しか割けない装置には使用が困難であった。
【0006】従って本発明は、従来技術による面放射素
子アンテナの欠点を解消し、狭い低面積しか割けない装
置にも有効に設置できる筒状放射素子アンテナを提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による筒状放射素
子アンテナは、一方の端部を天板で閉じた筒状導電体で
ある筒状放射素子と、前記筒状放射素子の中心軸上に配
置された同軸線路と、高周波数信号を前記同軸線路の中
心導体と前記筒状放射素子の給電点との間に通電する給
電部とを備える。
【0008】前記筒状放射素子アンテナの第1は、前記
筒状導電体が、円筒状の導電体である構成をとることが
できる。
【0009】該筒状放射素子アンテナの一つは、前記筒
状放射素子の筒体の他方の端部形状を種々に変更するこ
とにより、直線偏波用,円偏波用および広帯域用など種
々の用途に合うようにすることができる。
【0010】該筒状放射素子アンテナの別の一つは、一
方の端部が閉じられた円筒状導電体である無給電放射素
子を前記筒状放射素子の外面側に有間隔でしかも前記閉
じた部分を重ねてさらに配置した構成をとることができ
る。この筒状放射素子アンテナは、前記筒状放射素子の
外面側と前記無給電放射素子の内面側との間に誘電体を
満たしている構成をとることができ、また、前記無給電
放射素子の筒体長さの2倍と円筒直径とを加えた長さ
と,前記筒状放射素子の筒体長さの2倍と天板直径とを
加えた長さとが、互いに異なる構成をとることもでき
る。
【0011】また、前記筒状放射素子アンテナ第2で
は、前記筒状放射素子の内面と前記同軸線路の外導体と
の間に誘電体を配設する構成をとることができる。さら
に、前記筒状放射素子の筒体の最少長さが、前記天板の
直径より大きい構成をとることができる。
【0012】さらに、前記筒状放射素子アンテナの第3
では、前記給電点が、前記筒状放射素子の筒体に配置さ
れている構成をとることができる。
【0013】該筒状放射素子アンテナは、前記給電部
が、前記筒状放射素子の給電点と前記同軸線路の中心導
体とを接続する給電線と、前記筒状放射素子の内面に対
向し,この内面との電気的距離が前記筒状放射素子の内
面と前記同軸線路の外導体との電気的距離にほぼ等しい
接地部とを備える構成をとることができる。前記給電部
は、また前記給電点と前記同軸線路との間にインピーダ
ンス整合素子を接続する構成をとることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明による筒状放射素子アンテ
ナの実施の形態の一つを示す図である。(a)は斜視
図、(b)は縦断面図、(c)は放射素子1Aの展開
図、(d)は放射素子1Aの筒体拡張図、(e)は整合
特性、(f)は放射パターン図を示している。
【0015】図1(a)および図1(b)を参照する
と、この筒状放射素子アンテナは、一方の端部を天板1
1で閉じた薄い筒状導電体である放射素子1Aを備えて
いる。天板11は直径bの導体円板であり、つまりこの
放射素子1Aは円筒状の導電体である。上記筒状導電体
の他の部分である筒体12Aは、放射素子1Aの円筒軸
の全ての方向に亘って長さaである。即ち、筒体12A
の一方の端部に位置する天板11から他方の端部13A
までの最短長さが一様長さaである。高周波数信号を放
射素子1Aに給電する給電点32は、天板11の外周か
ら距離dの位置の筒体12Aに配置されている。ここ
で、放射素子1Aの円筒軸方向をz軸,給電点32から
z軸に垂直におろした線をx軸,x軸およびz軸に互い
に直交する軸をy軸としておく。
【0016】放射素子1Aの中心軸(z軸)上には同軸
線路2を配置している。同軸線路2は、同軸中心導体2
1と、外直径cの同軸外導体22と、中心導体21と外
導体22との間に満たされた誘電体23とからなる。同
軸線路2のうちの中心導体21のみを延長させ、この中
心導体21をほぼ直角に曲げて放射素子1Aの給電点3
2とを接続する給電線31とする。図1の筒状放射素子
アンテナにおいて、給電線31は高周波数信号を同軸線
路2の中心導体21と放射素子1Aの給電点32との間
に通電する給電部をなす。
【0017】同軸線路2には、同軸中心導体21が銅単
線であり,同軸外導体22が銅管であるいわゆるSJケ
ーブルを用いると、同軸外導体22と放射素子1A(特
に素子1Aの内面)との相互位置を精度よく保つのに好
都合である。放射素子1Aと同軸線路2との相互位置を
固定するには、誘電体ピンや誘電体スペーサを用いて公
知の手法で両者を固定すればよい。ここで、放射素子1
Aの内面と同軸外導体22との間を誘電体で満たすと、
両者の相互位置固定が容易であるだけでなく、誘電体の
波長短縮効果により放射素子1Aを小型化でき,つまり
この筒状放射素子アンテナを小型化できるという効果が
ある。
【0018】図1(c)は、放射素子1Aを天板11と
二つに分けた筒体12Aとに展開した図である。給電点
32から放射素子1Aに給電された高周波数信号は、矢
印のように流れる電流を生じる。天板11と端部13A
との間を流れる電流は、給電点32を通る電流が最も大
きく、給電点32から最も離れた場所(図の切離した部
分)では零になる。この電流分布は、図1の筒状放射素
子アンテナが直線偏波アンテナとして動作する電流分布
である。なお、天板11の中心点Oでは、電界が零電位
になる。
【0019】放射素子1Aの筒体拡張図として示された
図1(d)は、筒体12Aの任意の位置を、天板11の
中心点Oを中心とし,中心点Oからの表面距離(b/2
+天板11の最外側から上記任意の位置までの距離)を
半径として示している。つまり、端部13Aの軌跡は直
径(b+2a)の円である。この筒体拡張図は、本実施
の形態による筒状放射素子アンテナの動作を円形パッチ
アンテナとの類推で説明するために用意したものであ
る。
【0020】図1(a)〜(d)に示した実施の形態に
よる筒状放射素子アンテナは、面放射素子アンテナであ
る。面放射素子アンテナの共振波長λrは面放射素子の
両端間距離に依存する。図1の筒状放射素子アンテナの
共振波長λrは、放射素子1Aにおいて,給電点32お
よび天板11の中心点Oを通る(x−z面)上の距離
(b+2a)に主として依存する関数である。図1の筒
状放射素子アンテナにおいては、a≒0.21λr,b
≒0.05λr,c≒0.02λrで適切動作すること
が実験的に確かめられている。つまり、(2a+b)≒
0.47λrであった。上述した円形パッチアンテナで
は2e=1.841λr/π=0.586λr(等価誘
電率ε=1とする)であり、(2a+b)=2eと考え
ると,本実施の形態による筒状放射素子アンテナの寸法
は、面放射素子の端面間距離だけを比較すると,円形パ
ッチアンテナより幾分小型になっていることになる。な
お、共振波長λrは放射素子1Aにおける電流密度が高
い部分の影響が大きいことは勿論である。また、この筒
状放射素子アンテナは、上記寸法のとき、天板11と給
電点32との距離dを約0.07λrにすると、給電点
32と同軸線路2とが特性インピーダンス50Ωでほぼ
整合した。
【0021】図1の実施の形態による筒状放射素子アン
テナは、放射素子1Aの天板11の直径bが0.03λ
r〜0.06λr,筒体12Aの長さaが0.18λr
〜0.25λr,同軸外導体22の外直径cが0.00
5λr〜0.04λrのときに所期の動作をする。天板
11と給電点32との距離dの条件は整合させるべき同
軸線路2の特性インピーダンスによって変化し、特性イ
ンピーダンスが50Ωの場合にはd≒a/3程度がよ
い。特性インピーダンスが高くなると、一般にdも大き
くする必要がある。同軸線路2の特性インピーダンスと
給電点32のインピーダンスとを整合させるため、後述
例の如く、給電線31にインピーダンス整合回路を接続
してよい。なお、放射素子1Aの寸法については上記寸
法よりもbを大きく,aをbより小さくし、また給電点
32を天板11上に配置しても、筒状放射素子アンテナ
の動作をさせることが可能であるが、狭い面積の場所に
面放射素子アンテナを設置するという本発明の目的から
は幾分外れることになる。
【0022】図1(e)は図1(a)および(b)の形
状による筒状放射素子アンテナの1例の整合特性であ
る。放射素子1Aの天板11の直径bが9mm,筒体1
2Aの長さaが39mm,天板11と給電点32との距
離dが14mm,同軸外導体22の外直径cが3.6m
mのとき、この筒状放射素子アンテナは、周波数fr=
1.6GHz(λr=187.4mm)付近で動作し、
最大リターンロスは20dB以上である。
【0023】図1(f)は図1(e)の寸法における筒
状放射素子アンテナの放射パターン図である。(x−z
面)および(y−z面)ともほぼ同じ放射パターンを示
している。このアンテナは、円形パッチアンテナと異な
ってz軸から垂直方向にも放射面があるため、放射パタ
ーンの主指向方向は、(x−y)平面から正方向のz軸
方向に加え、(x−y)平面から直下のz軸を除く負方
向にもある。
【0024】なお、図1の実施の形態による筒状放射素
子アンテナは放射素子1Aが円筒状放射素子であるが、
放射素子1Aの天板11を正方形等の矩形形状にしても
よく,同様に筒体12Aも天板11に合わせて矩形断面
にする。この場合には、同軸線路2の断面形状も矩形形
状にするのがよい。正方形断面の筒状放射素子アンテナ
は、正方形パッチアンテナと類推比較されることにな
る。
【0025】図2ないし図9の各各は、図1の筒状放射
素子アンテナに用いる放射素子の第2の例ないし第9の
例をそれぞれ説明する図である。各図において、(a)
は図1(a)に対応する斜視図、(b)は図1(c)に
対応する放射素子の展開図、(c)は図1(d)に対応
する放射素子の筒体拡張図である。なお、(c)に示す
破線は円形パッチアンテナの放射素子形状を示してい
る。これらの筒状放射素子アンテナは基本構成が図1の
筒状放射素子アンテナと同じであるので、以下の図2な
いし図9の説明においては、特徴となる点を中心に説明
する。
【0026】図2を参照すると、この筒状放射素子アン
テナの筒状放射素子1Bは、筒状放射素子1Aと同じ基
本構成をとる。筒状放射素子1Bの筒体12Bの他方の
端部13Bが、給電点32から筒状放射素子1Bの中心
軸zに垂直におろした線と,中心軸zとがなす平面(x
−z面)に関して直交する方向に長短をなす直線となっ
ている。つまり、給電点32から90°の位置にある筒
体12Bの長さは、a±Δaになっている。Δaはaの
20%以下に設定するのがよい。(c)に示す放射素子
1Bの形状はy軸方向に尖った凹凸をなす円形パッチに
類似している。放射素子1Bを用いた筒状放射素子アン
テナは、(c)を用いて円形パッチアンテナと類推する
と、円偏波アンテナとして動作することが理解される。
なお、本発明による筒状放射素子アンテナは、円形パッ
チアンテナとは構造および放射パターンにおいて明らか
に異なっているとともに、正確な特性解析も勿論可能で
あることを強調しておきたい。
【0027】図3を参照すると、この筒状放射素子アン
テナの筒状放射素子1Cは、筒状放射素子1Bと同様
に、筒体12Cの他方の端部13Cが、給電点32から
筒状放射素子1Cの中心軸zに垂直におろした線と,中
心軸zとがなす平面(x−z面)に関して直交する方向
に長短をなしているが、その軌跡は曲線(ウエーブ)で
ある。給電点32から90°の位置にある筒体12Cの
長さもa±Δaになっている。この筒状放射素子1Cで
もΔaはaの20%以下に設定するのがよい。(c)に
示す放射素子1Cの形状は、y軸方向に緩い凹凸をなす
円形パッチに類似している。図3の放射素子1Cを用い
ても、この筒状放射素子アンテナは円形パッチアンテナ
との類推により、円偏波アンテナとして動作することが
わかる。
【0028】図4を参照すると、この筒状放射素子アン
テナの筒状放射素子1Dは、筒体12Dの他方の端部1
3Dが、給電点32から筒状放射素子1Dの中心軸zに
垂直におろした線と,中心軸zとがなす平面(x−z
面)に関して直交する方向において直線的に短かくされ
ている。つまり、給電点32を通る筒体12Dの長さは
a±Δaになっている。Δaはaの20%以下に設定す
るのがよい。(c)に示す放射素子1Dの形状はx軸方
向に尖った凹をなす円形パッチに類似しており、放射素
子1Dを用いる筒状放射素子アンテナは、円形パッチア
ンテナと類推すると,エッジ(端部13Dのy軸方向周
辺)で電流が多く流れることから、ブロードビームの直
線偏波アンテナとして動作することがわかる。
【0029】図5を参照すると、この筒状放射素子アン
テナの筒状放射素子1Eは、筒体12Eの他方の端部1
3Eが、給電点32から筒状放射素子1Eの中心軸zに
垂直におろした線と,中心軸zとがなす平面(x−z
面)方向に長短をなす曲線(ウエーブ)になっている。
つまり、給電点32を通る筒体12Eの長さはa±Δa
になっている。Δaはaの20%以下に設定するのがよ
い。(c)に示す放射素子1Eの形状はx軸方向に緩い
凹をなす円形パッチに類似しており、放射素子1Eを用
いた筒状放射素子アンテナは、円形パッチアンテナとの
類推により,x軸方向にシャープビームになる直線偏波
アンテナとして動作することがわかる。
【0030】図6を参照すると、この筒状放射素子アン
テナの筒状放射素子1Fは、筒体12Fの他方の端部1
3Fが、給電点32から筒状放射素子1Fの中心軸zに
垂直におろした線と,中心軸zとがなす平面(x−z
面)方向において切欠部13Faおよび13Fbによっ
て天板11方向に短くされている。(c)に示す放射素
子1Fの形状はy軸方向に緩い凹をなす円形パッチに類
似している。図6の放射素子1Fを用いても、この筒状
放射素子アンテナは円形パッチアンテナとの類推によ
り、図5の放射素子1Eを用いたと同様に、x軸方向に
シャープビームになる直線偏波アンテナとして動作する
ことがわかる。切欠部13Fa,13Fbの切欠き深さ
は上記Δaとする。切欠部13Fa,13Fbの各各の
面積は、放射素子1Fの面積の20%以下に設定するの
がよい。切欠部13Fa,13Fbの形状は矩形または
三角形でよい。
【0031】図7を参照すると、この筒状放射素子アン
テナの筒状放射素子1Gは、筒体12Gの他方の端部1
3Gが、給電点32から筒状放射素子1Gの中心軸zに
垂直におろした線と,中心軸zとがなす平面(x−z
面)に関し,45°方向において切欠部13Gaおよび
13Gbによって短かくされている。切欠部13Gaお
よび13Gbは、筒体12Gを天板11方向に矩形状に
深く切り欠いている。切欠部13Ga,13Gbの各各
の面積は、放射素子1Gの面積の20%以下に設定する
のがよい。(c)に示す放射素子1Gの形状はx軸に対
して45°の位置で矩形の凹部を形成した円形パッチに
類似しており、放射素子1Gを用いた筒状放射素子アン
テナは、円形パッチアンテナとの類推により,右旋の円
偏波アンテナとして動作することがわかる。
【0032】図8を参照すると、この筒状放射素子アン
テナの筒状放射素子1Hは、給電点32から筒状放射素
子1Hの中心軸zに垂直におろした線と,中心軸zとが
なす平面(x−z面)に関して45°方向において、筒
体12Hの他方の端部13Hを突出部13Haおよび1
3Hbによって突出させている。突出部13Haおよび
13Hbは、筒体12Hを−z方向に矩形状に突出させ
たものである。突出部13Ha,13Hbの各各の面積
は、放射素子1Hの面積の20%以下に設定するのがよ
い。(c)に示す放射素子1Hの形状はx軸に対して4
5°の位置で矩形の突出部を形成した円形パッチに類似
しており、放射素子1Hを用いた筒状放射素子アンテナ
は、円形パッチアンテナとの類推により,左旋の円偏波
アンテナとして動作することがわかる。
【0033】図9を参照すると、この筒状放射素子アン
テナの筒状放射素子1Iは、筒体12Iの他方の端部1
3Iから天板11の方に向って少くとも4つのスリット
13Iaを形成している。スリット13Iaの長さは、
筒体12Aの長さの1/2程度が適当である。(c)に
示す放射素子1Iの形状は周辺から中心の方向に多数の
スリットを形成した円形パッチに類似しており、放射素
子1Iを用いた筒状放射素子アンテナは、円形パッチア
ンテナとの類推により,広帯域の直線偏波アンテナとし
て動作することがわかる。
【0034】図1ないし図9を参照して説明した放射素
子1Aないし1Iにおいて、共通していることの一つ
は、筒体12Aないし12Iの最小長さは、天板11の
直径より大きくしていることである。このため、本実施
の形態による筒状放射素子アンテナの特徴の一つは、設
置面積がごく少くてすむポール状アンテナにできること
である。
【0035】図10は図1の筒状放射素子アンテナに用
いる給電部の別の例の縦断面図であり、(a)は第2の
例、(b)は第3の例を示している。
【0036】図10(a)を参照すると、この筒状放射
素子アンテナの給電部は、給電線32と接地部33Aと
を備えている。給電線31は放射素子1Aの筒体12A
に配設した給電点32と同軸線路2の同軸中心導体21
とを接続する。この例での給電線32は同軸中心導体2
1を延長して使用している。接地部33Aは同軸線路2
の同軸外導体22に接続されるとともに,天板11に対
向する円板である。接地部33Aの円板部と天板11の
内面との電気的距離は、筒体12の内面と同軸外導体2
2との電気的距離とほぼ等しくしておく。この結果、放
射素子1Aと接地面との電気的距離の均一性がよくな
り、放射パターン等のアンテナ特性が向上する。また接
地部33Aは、誘導性インピーダンスを呈し勝ちな給電
線31の線路インピーダンスに容量を付加する効果があ
り、給電点31と同軸線路2との間のインピーダンス整
合に役立つ。
【0037】図10(b)を参照すると、この筒状放射
素子アンテナの給電部は、給電線32と接地部33Bと
を備えている。給電線31は放射素子1Aの筒体12J
に配設した給電点32と同軸線路2の同軸中心導体21
とを接続する。この例での給電線31も同軸中心導体2
1を延長して使用している。
【0038】接地部33Bは、同軸線路2の同軸外導体
22を天板11方向に延長し,この延長部分に導体円板
を接続している。この導体円板は放射素子11の内面に
対向し,この内面との電気的距離が筒体12Jの内面と
同軸外導体22との電気的距離にほぼ等しくされてい
る。なお、接地部33Bの筒体12Jと対向する部分に
穴を明けており、同軸中心導体23と給電点32とはこ
の穴を通る給電線31で接続されている。接地部33B
の内面側には先端を開放にした導体を容量性のスタブ3
4として接続する。このスタブ34は給電点32と同軸
線路2との間のインピーダンス整合用に用意したもので
ある。
【0039】図10(b)の筒状放射素子アンテナは、
放射素子1Jの内面と同軸外導体22および同軸外導体
22に接続の接地部33との間を誘電体4で満たしてい
る。誘電体4は、放射素子1Jと同軸外導体22との間
の相互位置固定を容易にするとともに、その波長短縮効
果により小型化した放射素子1Jを用いることを可能に
している。
【0040】図11は本発明による筒状放射素子アンテ
ナの実施の形態の別の一つを示す縦断面図であり、
(a)は第1の例、(b)は第2の例を示している。
【0041】図11(a)を参照すると、この筒状放射
素子アンテナは、放射素子1A,同軸線路2および給電
部(3とする)を含む,図1の筒状放射素子アンテナに
無給電放射素子5Aを付加した構造である。無給電放射
素子5Aは筒体52Aの一方の端部を円板状の天板51
Aで閉じた円筒状導電体である。無給電放射素子5Aは
放射素子1Aの外面側に天板11と天板51Aとを有間
隔で重ねて配置している。つまり、放射素子1Aは無給
電放射素子5Aの入れ子になっている。筒体12Aと5
2Aとの間隔は天板11と天板51Aとの間隔とほぼ同
じにする。
【0042】この筒状放射素子アンテナは、図1のアン
テナの広帯域化を目的として構成したものである。無給
電放射素子5Aも放射素子1Aとほぼ同様の共振姿態を
もち、天板51Aの直径をb1,筒体12Aの長さをa
1とするとき、無給電放射素子の共振波長λnは、(2
a1+b1)≒0.47λnで計算される。従って、無
給電放射素子5Aの筒体52Aの長さの2倍と天板51
Aの直径とを加えた長さ(2a1+b1)と,放射素子
1Aの筒体12A長さの2倍と天板11の直径とを加え
た長さ(2a+b)とを互いに異ならしめると、放射素
子1Aの共振周波数frと無給電放射素子fnとが異な
り、この筒状放射素子アンテナは互いに異なる2つの周
波数frおよびfnで良好なアンテナ特性を得ることが
でき,広帯域化を図ることができる。図11(a)のア
ンテナは、(2a1+b1)〈(2a+b)であり、波
長λrより低周波数側にも広帯域化される。
【0043】図11(a)を参照すると、この筒状放射
素子アンテナは、図1の筒状放射素子アンテナに無給電
放射素子5Aと同様構成の無給電放射素子5Bを付加し
た構造である。但し、無給電素子5Bの筒体52Bの長
さがa2,天板51Bの直径がb2である。この筒状放
射素子アンテナでは、(2a2+b2)〉(2a+b)
にしているので、波長λrより高周波数側にも広帯域化
される。
【0044】図11の筒状放射素子アンテナでも、
(a)の場合には放射素子1Aの外面側と無給電放射素
子5Aの内面側との間に、(b)の場合には放射素子1
Aの外面側と無給電放射素子5Bの内面側との間に誘電
体を満たすことにより、放射素子1Aと無休電放射素子
との間の相互位置固定を容易にするとともに、誘電体の
波長短縮効果により小型化することができる。
【0045】また、図11の筒状放射素子アンテナは、
放射素子1Aの筒体12A,無給電放射素子52A,5
2Bの他方の端部の形状を、図2ないし図9の例のよう
にそれぞれ加工することによって、種々の特性を有する
アンテナを形成できるのは勿論である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明による筒状放
射素子アンテナは、一方の端部を天板で閉じた筒状導電
体である筒状放射素子と、前記筒状放射素子の中心軸上
に配置された同軸線路と、高周波数信号を前記同軸線路
の中心導体と前記筒状放射素子の給電点との間に通電す
る給電部とを備えるので、新たな構成による面放射素子
を用いてアンテナ外形をポール状にすることができ、ア
ンテナ設置用に狭い面積しか割けない装置にも容易に適
用できるという効果がある。
【0047】また、この筒状放射素子アンテナは、前記
筒状放射素子の筒体の他方の端部形状を種々に加工した
り,無給電放射素子を付加することにより、種々のアン
テナ特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による筒状放射素子アンテナの実施の形
態の一つを示す図である。
【図2】図1の筒状放射素子アンテナに用いる放射素子
の第2の例の説明図である。
【図3】図1の筒状放射素子アンテナに用いる放射素子
の第3の例の説明図である。
【図4】図1の筒状放射素子アンテナに用いる放射素子
の第4の例の説明図である。
【図5】図1の筒状放射素子アンテナに用いる放射素子
の第5の例の説明図である。
【図6】図1の筒状放射素子アンテナに用いる放射素子
の第6の例の説明図である。
【図7】図1の筒状放射素子アンテナに用いる放射素子
の第7の例の説明図である。
【図8】図1の筒状放射素子アンテナに用いる放射素子
の第8の例の説明図である。
【図9】図1の筒状放射素子アンテナに用いる放射素子
の第9の例の説明図である。
【図10】図1の筒状放射素子アンテナに用いる給電部
の別の例の縦断面図であり、(a)は第2の例、(b)
は第3の例を示している。
【図11】本発明による筒状放射素子アンテナの実施の
形態の別の一つを示す縦断面図であり、(a)は第1の
例、(b)は第2の例を示している。
【図12】従来のパッチアンテナの構造図である。
【符号の説明】
1A〜1J 放射素子 11 天板 12A〜12J 筒体 13A〜13I 端部 2 同軸線路 21 同軸中心導体 22 同軸外導体 23 誘電体 3 給電部 31 給電線 32 給電点 33A,33B 接地部 34 スタブ 4 誘電体 5A,5B 無給電放射素子 51A,51B 天板 52A,52B 筒体

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の端部を天板で閉じた筒状導電体で
    ある筒状放射素子と、前記筒状放射素子の中心軸上に配
    置された同軸線路と、高周波数信号を前記同軸線路の中
    心導体と前記筒状放射素子の給電点との間に通電する給
    電部とを備えることを特徴とする筒状放射素子アンテ
    ナ。
  2. 【請求項2】 前記筒状導電体が、円筒状の導電体であ
    ることを特徴とする請求項1記載の筒状放射素子アンテ
    ナ。
  3. 【請求項3】 前記筒状放射素子の内面側と前記同軸線
    路の外導体との間には、誘電体が配設されていることを
    特徴とする請求項2記載の筒状放射素子アンテナ。
  4. 【請求項4】 前記筒状放射素子の筒体の最少長さが、
    前記天板の直径より大きいことを特徴とする請求項2記
    載の筒状放射素子アンテナ。
  5. 【請求項5】 前記給電点が、前記筒状放射素子の筒体
    に配設されていることを特徴とする請求項2記載の筒状
    放射素子アンテナ。
  6. 【請求項6】 前記筒状放射素子の筒体の他方の端部
    が、前記給電点から前記筒状放射素子の中心軸に垂直に
    おろした線と前記中心軸とがなす平面に関して直交する
    方向に長短をなす直線または曲線になっていることを特
    徴とする請求項2記載の筒状放射素子アンテナ。
  7. 【請求項7】 前記筒状放射素子の筒体の他方の端部
    が、前記給電点から前記筒状放射素子の中心軸に垂直に
    おろした線と前記中心軸とがなす平面に関して直交する
    方向において短かくされていることを特徴とする請求項
    2記載の筒状放射素子アンテナ。
  8. 【請求項8】 前記筒状放射素子の筒体の他方の端部
    が、前記給電点から前記筒状放射素子の中心軸に垂直に
    おろした線と前記中心軸とがなす平面に関して45°方
    向において短かくされていることを特徴とする請求項2
    記載の筒状放射素子アンテナ。
  9. 【請求項9】 前記筒状放射素子の筒体の他方の端部
    が、前記給電点から前記筒状放射素子の中心軸に垂直に
    おろした線と前記中心軸とがなす平面に関して45°方
    向において突出していることを特徴とする請求項2記載
    の筒状放射素子アンテナ。
  10. 【請求項10】 前記筒状放射素子の筒体には、他方の
    端部から前記天板の方に向って少くとも4つのスリット
    が形成されていることを特徴とする請求項2記載の筒状
    放射素子アンテナ。
  11. 【請求項11】 前記給電部が、前記筒状放射素子の給
    電点と前記同軸線路の中心導体とを接続する給電線と、
    前記同軸線路の外導体に接続されるとともに前記天板に
    対向する接地部とを備えることを特徴とする請求項5記
    載の筒状放射素子アンテナ。
  12. 【請求項12】 前記給電部が、前記筒状放射素子の給
    電点と前記同軸線路の中心導体とを接続する給電線と、
    前記筒状放射素子の内面に対向し,この内面との電気的
    距離が前記筒状放射素子の内面と前記同軸線路の外導体
    との電気的距離にほぼ等しい接地部とを備えることを特
    徴とする請求項5記載の筒状放射素子アンテナ。
  13. 【請求項13】 前記給電部が、前記給電点と前記同軸
    線路の中心導体との間に容量性スタブを接続することを
    特徴とする請求項5記載の筒状放射素子アンテナ。
  14. 【請求項14】 一方の端部が閉じられた円筒状導電体
    である無給電放射素子を前記筒状放射素子の外面側に有
    間隔でしかも前記閉じた部分を重ねてさらに配置したこ
    とを特徴とする請求項2記載の筒状放射素子アンテナ。
  15. 【請求項15】 前記筒状放射素子の外面側と前記無給
    電放射素子の内面側との間に誘電体を満たしていること
    を特徴とする請求項14記載の筒状放射素子アンテナ。
  16. 【請求項16】 前記無給電放射素子の筒体長さの2倍
    と円筒直径とを加えた長さと,前記筒状放射素子の筒体
    長さの2倍と天板直径とを加えた長さとが、互いに異な
    ることを特徴とする請求項14記載の筒状放射素子アン
    テナ。
  17. 【請求項17】 一方の端部を天板で閉じた円筒状導電
    体である円筒状放射素子と、前記円筒状放射素子の中心
    軸上に配置された同軸線路と、高周波数信号を前記同軸
    線路の中心導体と前記円筒状放射素子の筒体に配設され
    た給電点との間に通電する給電部とを備えることを特徴
    とする筒状放射素子アンテナ。
  18. 【請求項18】 前記給電部が、前記円筒状放射素子の
    給電点と前記同軸線路の中心導体とを接続する給電線
    と、前記給電線に接続したインピーダンス整合素子と、
    前記円筒状放射素子の内面に対向するとともに,この内
    面との電気的距離を前記円筒状放射素子の内面と前記同
    軸線路の外導体との電気的距離にほぼ等しく設定した接
    地部とを備えることを特徴とする請求項17記載の筒状
    放射素子アンテナ。
  19. 【請求項19】 一方の端部が閉じられた円筒状導電体
    である無給電放射素子を前記円筒状放射素子の外面側に
    有間隔でしかも前記閉じた部分を重ねるように配置した
    ことを特徴とする請求項17記載の筒状放射素子アンテ
    ナ。
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