JP3003078U - 靴用中敷 - Google Patents

靴用中敷

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JP3003078U
JP3003078U JP1994005150U JP515094U JP3003078U JP 3003078 U JP3003078 U JP 3003078U JP 1994005150 U JP1994005150 U JP 1994005150U JP 515094 U JP515094 U JP 515094U JP 3003078 U JP3003078 U JP 3003078U
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JP
Japan
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insole
silica
base material
shoes
silica black
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JP1994005150U
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Inventor
史郎 佐藤
孝夫 田中
Original Assignee
株式会社ベンチャー弐壱
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリカブラックが本来有する遠赤外線効果を
利用して、これを塗布した靴用中敷として、足温効果を
達成する。 【構成】 柔軟性のシート基材3の下面側にシリカブラ
ック塗料層6を塗布したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、快適歩行のため靴の中に敷かれて利用される靴用中敷に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
靴用中敷は、靴の中に敷入れて、靴の寸法、形状が足の大きさ、形状にそぐわ ない場合や、また、最近では、通気性を改良した中敷や、特別の細菌繁殖を押さ えるため、金属銅繊維を織り込んだものなどが知られている。中でも、酸化鉄に よる発熱を利用して、足温タイプのものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の靴用の中敷は、特に、足温用のものは、酸 化鉄による発熱等を利用するものはあったが、酸化鉄が消費されてしまうと、熱 の発生がなくなり、持続性の点で問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記のような従来の問題点に着目してなされたものであり、本願考 案者らは、シリカブラックと称されるある種の特徴ある黒鉛珪石は、常温におい ても、強い遠赤外線発生効果を示し、これを利用して、保温、暖熱機能を高める ことができることに着目し、この応用として、このシリカブラックを靴用の中敷 に塗布することにより、足温効果の高い靴用中敷を提供することを目的としたも のである。
【0005】 このため、この考案では、靴用中敷において、柔軟性のシート基材下面にシリ カブラック粒子を含む塗料層を形成したものである。
【0006】
【作用】 この考案における靴用中敷は、詳しい知見は必ずしも明らかではないが、恐ら くは、シ−ト基材下面に塗布されたシリカブラック層が、常温下でも効率良く遠 赤外線を発生させ、この発生される遠赤外線により生体物質の分子を共鳴振動さ せて分子活動を活性化し、足温あるいは快適温度に足を維持するものである。
【0007】
【実施例】
実施例1. 以下、この考案の一実施例を図について説明する。図1はこの実施例を示す靴 用中敷1の斜視図であり、予め靴の中に任意に挿入できる形状、寸法とされてお り、または使用者側で任意の形状、寸法に切断して靴の中に挿入できるようにな っており、これの上面には複数の突起部2が設けられている。
【0008】 図2はこの靴用中敷1の詳細を示す要部の断面図であり、同図において、3は 上記靴用中敷の主体となる比較的厚目のシート基材で、これがポリアミド系ホッ トメルトフィルム、ポリウレタンのスポンジシート、ポリアミド系ホットフィル ムなどの柔軟性シートからなる。
【0009】 また、このシート基材3の上面にはエンボス加工によって複数(多数)の突起 部2aが一体に形成されており、したがって、この突起部2aではシート基材3 の厚みが他の部分よりも大きくなっている。
【0010】 4は上記シート基材3の上面に貼着、圧着などによって一体に設けられたカバ ーシート層であり、これが例えばポリエステル繊維などの織布などからなり、上 記突起部2aに対応する部分では、図示のように突起部4aとされている。この ため、この突起部4aおよび上記突起部2aは全体として、図1に示す突起部2 を形成することになる。
【0011】 なお、この上面に設けられた複数の突起部2は、本願考案のシリカブラック層 を塗布した中敷に必要的なものではない。突起部2のないものに応用することは 自由であり、この突起部2に限定されるものではない。
【0012】 一方、5はシート基材3の下面に貼着、圧着などによって一体に設けられた不 織布シートであり、これが例えばポエステル、レーヨン、ビニールなどを含む不 織布材からなり、この不織布シート5の下面にしシリカブラック塗料層6が設け られている。
【0013】 このシリカブラック塗料層6は、接着ボンドとしての接着塗料中に200〜3 00メッシュのシリカブラックの粒体を2:1の重量比で混和したものを、刷毛 などにより、例えば0.1ミリの厚さで上記不織布シート5の下面に塗布し、天 然乾燥したものからなる。
【0014】 ところで、上記シリカブラックは先第三系黒色硬質泥岩類中の断層破砕部に産 し、酸化珪素を主体にした炭素を含有する黒色物の通称であり、黒鉛珪石とも呼 ばれる。また、このシリカブラックは黒色で、著しく脂感のある粉状、フレーク 状、角礫状を呈して産出される。
【0015】 そして、このシリカブラックは、北海道分析センターによる肥料分析法を利用 した分析結果によれば、以下の表1の成分を示すものである。
【0016】
【表1】
【0017】 すなわち、炭素Cが5.03%、シリカSiO2 が81.35%、二酸化鉄F e2 O3 が0.53%、アルミニウムAl2 O3 が6.35%、カルシウムCa Oが0.02%、マグネシウムMgOが0.45%、チタンTiO2 が1.18 %、ナトリウムNa2 Oが0.08%、カリウムK2 Oが1.66%、水分が0 .31%、200mechが全通の各成分を持つ。
【0018】 上記のシリカブラック(黒鉛珪石)は、日本でも一部の地域に産出する自然石 であり、常温で遠赤外線を放射する特異な性質を持ち、その遠赤外域の波長の中 で6〜14ミクロンの範囲にピークを持ち、媒体を介することなく熱エネルギー を人や物体に照射する。
【0019】 このシリカブラックの上記遠赤外線の波長に対する放射エネルギーおよび放射 率については、例えば徳島県立工業技術センターにおいて、縦3cm、横3cm 、厚さ2mmのシリカブラックを試料とし、測定器として日本電子(株)FT− IR6500を用いた場合に、測定温度が39.9℃の条件下で、図3および図 4に示すような分析結果が得られている。
【0020】 すなわち、図3によれば、このシリカブラックの遠赤外線の放射量は波長6. 0ミクロン付近で大きく立上がり、波長14.0ミクロン付近で大きく立上がる とともに、波長7.0〜9.0ミクロンの領域内でピークを有し、その放射量は 全体として理想黒体(ピークは8.9ミクロン付近にある)に比較して放射量が 僅か少ないものの、略同様のレベルを呈する。
【0021】 また、図4によれば、このシリカブラックの遠赤外線の放射率は、例えば波長 6.0ミクロン〜波長22.0ミクロンまでの領域で、平均して90.0を超え る付近のレベルにある。
【0022】 したがって、かかるレベルの放射率が得られる波長領域であって、特に、上記 放射量のピークが得られる波長7.0〜9.0ミクロンを中心とする波長6.0 〜14.0ミクロンの遠赤外線を利用することにより、物質を構成する分子に熱 エネルギーおよび活性エネルギーを発生させて、分子を効率的に加温および活性 化することができる。
【0023】 なお、上記のシリカブラックについては、北海道立工業試験場においても、略 同一の分析結果が得られている。
【0024】 そして、この遠赤外線の照射により物質を構成している原子や分子はそれぞれ 特有の振動と回転の周波数を持ち、この振動数と同じ振動数の波長の遠赤外線を 上記物質に照射すると、原子や分子に吸収され共鳴現象が発生する。共鳴現象が 発生すると、分子内に大きなエネルギーが発生し、その大部分は熱エネルギーに 、一部は活性エネルギーに変わり、分子は活性化されることになる。一方、人体 が温感をよく感ずる波長は、長い間人類が親しんできた、太陽光線の輻射エネル ギーに大きく関係している。したがって、人体が温感をよく感ずる5〜30ミク ロンの波長帯の遠赤外線に対しては、人体はよく温感を感じる。
【0025】 したがって、常温下で高効率に遠赤外線を発生するこのシリカブラックを靴の 中敷に都付することにより、シリカブラック塗料層6から発せられる遠赤外線に よって、足の裏面付近の深い浸透部に足温効果を有するとともに、その附近の細 胞の生理作用をが活発化し、快適な履きごこちを達成することになる。
【0026】 このため、特に、冬期には靴の中は暖かく保つことができる。
【0027】 一方、上記靴用中敷1は上面の多数の突起部2を有するため、これに載せた足 の裏をソフトに刺激することにより、その足の裏の血液循環を活発にし、上記の 遠赤外線効果による場合と同じく足の疲労やむくみをさらに効果的に回避でき、 筋力を高めて長距離の歩行を可能にする。
【0028】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば柔軟性のシート基材の下面にシリカブラック 粒子を含む層を塗布するように構成したので、シリカブラックが本来有する遠赤 外線効果を利用して、足の暖熱を得ることができるという顕著な効果がある。 また、この考案によれば柔軟性のシート基材の上面側に複数の突起部を設け、 たので、歩行の際に、この突起部2で、足の裏を程良く刺激して疲労感を緩和す ることができるものが得られる効果がある。
【0029】 なお、上記実施例ではシート基材3上にカバーシート層4を設けたものを示し たが、これは必ずしも設ける必要はなく、シート基材3上の突起部2aが直接足 の裏に当たるようにしてもよく、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0030】 また、上記実施例ではシート基材3下面に不織布シート5を設けたものを示し たが、これは必ずしも設ける必要はなく、シート基材3の下面に直接シリカブラ ック塗料層6を設けてもよく、上記実施例と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による靴用中敷を示す斜視
図である。
【図2】図1における靴用中敷の要部を拡大して示す断
面図である。
【図3】この考案におけるシリカブラックが発生する遠
赤外線の波長に対する放射量レベルを示す放射量特性図
である。
【図4】この考案におけるシリカブラックが発生する遠
赤外線の波長に対する放射率を示す放射率特性図であ
る。
【符号の説明】
1 靴用中敷 2 突起部 3 シート基材 6 シリカブラック塗料層

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟性のシート基材と、該シート基材の
    下面側設けられ、少なくともシリカブラック粒子を含む
    塗料層とを備えた靴用中敷。
  2. 【請求項2】 前記柔軟性のシ−ト基材は、上面に複数
    の突起部が上面側に形成されたものであることを特徴と
    する請求項1記載の靴用中敷。
  3. 【請求項3】 前記シリカブラック粒子を含む塗料層
    は、少なくとも炭素が5.03%、二酸化珪素(シリ
    カ)SiO2 が81.35%、二酸化鉄が0.53%、
    三酸化アルミニウムが6.35%の各成分を含む請求項
    1または2記載の靴用中敷。
JP1994005150U 1994-04-13 1994-04-13 靴用中敷 Expired - Lifetime JP3003078U (ja)

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