JP3002980B1 - 核磁気共鳴を用いた検査装置 - Google Patents

核磁気共鳴を用いた検査装置

Info

Publication number
JP3002980B1
JP3002980B1 JP10246615A JP24661598A JP3002980B1 JP 3002980 B1 JP3002980 B1 JP 3002980B1 JP 10246615 A JP10246615 A JP 10246615A JP 24661598 A JP24661598 A JP 24661598A JP 3002980 B1 JP3002980 B1 JP 3002980B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic field
magnetic resonance
echo
nuclear magnetic
inspection apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10246615A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000070236A (ja
Inventor
由香里 小野寺
啓二 塚田
博道 清水
Original Assignee
技術研究組合医療福祉機器研究所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 技術研究組合医療福祉機器研究所 filed Critical 技術研究組合医療福祉機器研究所
Priority to JP10246615A priority Critical patent/JP3002980B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3002980B1 publication Critical patent/JP3002980B1/ja
Publication of JP2000070236A publication Critical patent/JP2000070236A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 核磁気共鳴を用いた検査装置おいて、渦電流
によって発生する偽像を除去する。 【解決手段】 位相空間データにおいて、補正しようと
するエコーピーク101の直前のエコーピーク102と
直後のエコーピーク103の平均値104を求め、平均
値104と補正しようとするエコーピーク101の平均
値105を新たなエコーピークとする。このような操作
をエコーピーク毎に行うことにより、奇数番目エコーと
偶数番目エコーのピーク強度の食い違いを補正し、渦電
流に起因する超高速画像の偽像を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は核磁気共鳴を用いた
検査装置に係り、特に、超高速撮影時に渦電流によって
発生する偽像を除去することが可能な核磁気共鳴を用い
た検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超高速撮影法やスペクトロスコピックイ
メージング等では、通常の撮影では問題にならないよう
な数ppm程度以下の静磁場強度の不均一により、S/
Nやスペクトル分解能が著しく劣化する。静磁場コイル
内の静磁場強度分布は磁石自身の特性、周辺の磁性体の
影響の他、検査対象自身の透磁率分布等によって歪めら
れるため、このような撮影では静磁場中に検査対象が入
った状態で静磁場強度の均一性を向上させることが望ま
しい。
【0003】静磁場強度の均一性を向上させる技術をシ
ミングと呼ぶ。このシミングを行うために、静磁場発生
用磁石内には、通常、シムコイルと呼ばれる複数チャン
ネルの磁場発生機構が内蔵されている。そして、これら
の発生する様々な特性のシム磁場を静磁場コイルの発生
する静磁場に重畳させることにより、撮影領域の静磁場
強度を均一にしている。その際、静磁場強度分布を計測
する必要があるが、核磁気共鳴画像の有する位相が静磁
場強度分布の情報を含むことを利用して、位相画像から
静磁場強度分布を求める方法が最も一般的である。2枚
の核磁気共鳴画像から位相画像を求め、その位相画像か
ら静磁場強度分布を得る手法については、例えばジャー
ナル オブ マグネチック リゾナンス、77、1988
年(Journal of Magnetic Resonance,77,1988)の第4
0頁から第52頁に記述されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、超高速撮影
法では、短時間に信号計測を行うために高強度の傾斜磁
場を高速にスイッチングする。このような傾斜磁場のス
イッチングにより、傾斜磁場コイルの導体表面などに渦
電流が生じ、該渦電流の発生する二次的な磁場が静磁場
E(x,y) に重畳する。このため、渦電流が大量に発生
する撮影法を行う装置では、アクティブシード付きの傾
斜磁場コイルを用いることが多い。これは、傾斜磁場コ
イルの主コイルに流れる電流に対して、逆向きで大きさ
の等しい電流が流れる付加的なコイルを主コイルの外側
に配置し、主コイルの発生する渦電流の影響を打ち消す
ものである。しかし、MRI装置のボア径などの制約に
より、アクティブシールドの無い傾斜磁場コイルで超高
速撮影を行う場合もあり、またアクティブシールド付き
の傾斜磁場コイルでも、渦電流の発生を完全には抑制し
きれない。
【0005】上記渦電流はパルスシーケンスや計測条件
に応じた時定数で減衰する。減衰の時定数がパルスシー
ケンスの実行時間に対して相対的に十分長く、渦電流に
より生じる二次的な磁場が静的な磁場とみなせる場合に
は、上記二次的な磁場は従来技術の項で述べたシミング
により補正が可能である。
【0006】しかしながら、減衰の時定数がパルスシー
ケンスの実行時間に対して相対的に短く、渦電流が動的
な磁場変動を生じる場合には、二次的な磁場はシミング
では補正しきれないため、画像上に偽像が発生するとい
う問題がある。
【0007】本発明の目的は、渦電流によって発生する
偽像を除去することが可能な核磁気共鳴を用いた検査装
置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、静磁場を発生する静磁場
発生手段と、傾斜磁場を発生する傾斜磁場発生手段と、
高周波磁場を発生し静磁場内に置かれた検査対象に高周
波磁場を印加する高周波磁場発生手段と、前記検査対象
からの核磁気共鳴信号を検出する信号検出手段とを備
え、前記傾斜磁場を高速にスイッチングしたときに前記
検査対象から生じるエコー信号を検出し、該エコー信号
をフーリエ変換することにより核磁気共鳴画像を得る核
磁気共鳴を用いた検査装置において、フーリエ変換前の
位相空間データを演算処理して、前記エコー信号のピー
ク強度が変動しながら減衰する場合はエコー番号に従い
階段状に減衰するように、変動しながら増大する場合は
エコー番号に従い階段状に増大するようにそれぞれ補正
する補正手段を備えたことを特徴としている。
【0009】上述したように、高強度の傾斜磁場を高速
にスイッチングすると渦電流が発生する。そして、渦電
流が二次的な磁場を生じるパルスシーケンスを実行する
場合、渦電流の減衰の時定数がパルスシーケンスの実行
時間に対して相対的に短く、二次的な磁場が静磁場とみ
なせないときには、二次的な磁場はシミング等による補
正は不可能である。補正されずに残った渦電流成分はリ
ードアウト傾斜磁場の極性の違いにより異なっており、
その結果、奇数番目のエコーと偶数番目のエコーとでピ
ーク強度が食い違って、ピーク強度が変動しながら減衰
または増大する。
【0010】上記構成によれば、奇数番目のエコーと偶
数番目のエコーとでのピーク強度の食い違いが補正さ
れ、エコー信号のピーク強度はエコー番号に従い階段状
減衰または増大する。その結果、補正されずに残った
渦電流成分の影響が取り除かれ、渦電流成分に起因する
偽像を除去することができる。
【0011】具体的には前記補正手段は、請求項2のよ
うに、隣り合う複数のエコー信号のピーク強度を用いて
前記補正を行う。
【0012】より具体的には前記補正手段は、請求項3
のように、リードアウト方向をX、位相エンコード方向
をYとし、位相エンコード方向のデータ点数をpyとす
ると、フーリエ変換前の位相空間データに対し、位相空
間(Kx,Ky)上の Kx=i,Ky=jにおけるデータS(i,
j)をS'(i,j)とする第1の演算処理と、S'(i,j)/
2+{S'(i,j-1)+S'(i,j+1)}/4 を新たにS
(i,j)とする第2の演算処理と、S'(i,0)−S'(i,
2)/2+{S'(i,1)+S'(i,3)}/4を新たにS(i,
0)とする第3の演算処理と、S'(i,py)+S'(i,py
-2)/2−{S'(i,py-1)+S'(i,py-3)}/4を新た
にS(i,py)とする第4の演算処理とを行う。
【0013】また、請求項4のように、前記S(i,j)
は複素データであり、前記補正手段は、前記第1乃至第
4の演算処理を行う際に前記S(i,j) の実部データと
虚部データを別個に計算するものである。
【0014】さらに、請求項5のように、前記補正手段
は、前記第1乃至第4の演算処理を、位相補正後の位相
空間データに対して行うものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0016】図2は本発明に係る核磁気共鳴を用いた検
査装置の一例を示す構成図である。図2において、20
1は静磁場を発生する静磁場発生コイル、202は傾斜
磁場を発生する傾斜磁場発生コイル、203は検査対象
であり、この検査対象203は静磁場発生コイル201
および傾斜磁場発生コイル202内に配置される。シー
ケンサ204は傾斜磁場電源205、高周波発信器20
6に命令を送り、傾斜磁場および高周波パルスを検査対
象203に印加する。高周波パルスは、高周波変調器2
07、高周波増幅器208を経て高周波送信器209に
より、検査対象203に印加される。検査対象203か
ら発生したMR信号は受信器210によって受波され、
増幅器211、位相検波器212、AD変換器213を
通ってCPU214に送られ、ここで信号処理が行われ
る。信号処理した結果は画像として表示装置(例えばC
RT)219に表示される。なお、必要に応じて、記憶
媒体215に信号や測定条件を記憶させることもでき
る。また、CPU214には、表示装置219上で実像
領域の指定を行うための入力装置(例えばマウス)22
0が接続されている。
【0017】また、216はシムコイルと呼ばれ、異な
る特性の磁場を発生する複数チャンネルのコイルで構成
されている。シム電源217は、シーケンサ204の命
令に従い、シムコイル216に電流を流す。
【0018】図3に超高速撮影法の一例として、エコー
プラナー法のパルスシーケンスを示す。図3において、
301は励起高周波パルス、302はスライス傾斜磁
場、303は位相エンコード傾斜磁場、304はリード
アウト傾斜磁場、305はエコー信号である。励起高周
波パルス301とスライス傾斜磁場302を同時に印加
して、特定のスライス内の磁化のみを励起する。一定の
時間の後に、極性を反転させながら周期的に強度が変化
するリードアウト傾斜磁場304をスライス傾斜磁場3
02と垂直方向に印加し、リードアウト傾斜磁場方向の
位置情報を有するエコー信号を読み出す。
【0019】この時、スライス傾斜磁場302とリード
アウト傾斜磁場304のいずれにも垂直な方向にパルス
状の位相エンコード傾斜磁場303を印加することによ
り、エコー信号に位相エンコード傾斜磁場方向の位置情
報を与える。リードアウト傾斜磁場304の波形には、
矩形あるいは正弦波などの周期的な波形が用いられ、特
にワンショット撮影の場合、最大強度は少なくとも1T
/m程度、周期は1ms程度の高強度かつ高速のスイッ
チングが必要である。このような傾斜磁場のスイッチン
グにより、傾斜磁場コイルの導体表面などに渦電流が生
じ、該渦電流の発生する二次的な磁場が静磁場E(x,
y)に重畳する。
【0020】上記渦電流の発生する二次的な磁場を除去
するために、装置によってはアクティブシールド付きの
傾斜磁場コイルを搭載しているものもあるが、このよう
なアクティブシールドの効果は十分ではなく、渦電流に
起因する偽像の発生を完全に抑えるまでには至っていな
い。
【0021】さて、超高速撮影法のパルスシーケンスを
実行する際に、発生する渦電流の減衰の時定数は、パル
スシーケンスの種類やパラメータの違い、装置構成など
によって異なると思われる。渦電流の時定数が十分長
く、パルスシーケンスにおいてエコー信号取得が完了す
るまでの間、ほとんど減衰しない場合には、渦電流の発
生する二次的な磁場は、ほぼ静磁場とみなすことができ
る。この場合には、渦電流の発生する二次的な磁場は、
傾斜磁場のオフセットやシムの1次項の発生する磁場に
より、打ち消すことが可能である。一方、渦電流の時定
数が十分短く、エコー信号取得の開始直後でほぼ減衰す
る場合、渦電流の影響を被るエコーが数エコーであれ
ば、渦電流の影響を被るエコー信号を用いずに画像再構
成を行う、という方法も考えられる。
【0022】しかし、渦電流がエコー信号取得の途中で
減衰する場合には、どちらの方法も適用できない。渦電
流の発生する二次的な磁場が静磁場とみなせない場合に
は、二次的な磁場を傾斜磁場のオフセットやシムの1次
項で打ち消すことは不可能である。また、渦電流の影響
を被るエコーを画像再構成時に用いない方法も、渦電流
の影響を被るエコーが数エコーでない場合には現実的で
はない。
【0023】このような場合、補正しきれなかった渦電
流により、画像の位相エンコード方向に偽像が出現す
る。このような偽像は、脳機能計測など定量的な計測を
行う場合に、計測精度劣化の要因となるため、除去する
ことが望ましい。
【0024】本実施の形態による核磁気共鳴を用いた検
査装置では、渦電流の影響を軽減し、偽像を除去するこ
とが可能である。以下、その手順について図1を用いて
説明する。
【0025】図1は、位相空間データの一部を表してい
る。図1において、101は補正しようとするエコーピ
ークSj、102はSj の直前のエコーピークSj-1、1
03はSjの直後のエコーピークSj+1である。ここで、
j は位相空間における位相エンコード方向のエコー番号
である。本手順では、102と103の平均値104を
求め、その平均値104と101の平均値105を新た
なエコーピークSj とする。
【0026】上記位相空間における位相エンコード方向
の両端のエコーには、上記手順が適用できない。そこ
で、位相空間における位相エンコード方向の1番目のエ
コーについては、2番目、3番目及び4番目のエコーを
用いて補正値を外挿する。図4に上記補正の模式図を示
す。図4において、401は補正しようとするエコーピ
ークS1、402,403,404はそれぞれ、2番目
のエコーピークS2、3番目のエコーピークS3、4番目
のエコーピークS4である。本手順では、402と40
4の平均値405を求め、その平均値405と403の
平均値406と403とのピーク強度の差を407とす
る。401から407と同量の値408を差し引くか、
あるいは加えることにより得られる409を新たなS1
とする。
【0027】上記位相空間における位相エンコード方向
の最後尾のエコーについても、同様にn−1番目、n−
2番目及びn−3番目のエコーを用いて補正値を外挿す
る。ただし、nは位相エンコード方向のエコー数であ
る。図5に上記補正の模式図を示す。図5において、5
01は補正しようとするエコーピークSn、502,5
03,504はそれぞれ、n−1番目のエコーピークS
n-1、n−2番目のエコーピークSn-2、n−3番目のエ
コーピークSn-3である。本手順では、502と504
の平均値505を求め、上記平均値505と503の平
均値506と503とのピーク強度の差を507とす
る。501から507と同量の値508を差し引くか、
あるいは加えることにより得られる509を新たなSn
とする。
【0028】図6は補正前のエコーピークの模式図であ
り、奇数番目のエコーと偶数番目のエコーとでピーク強
度に食い違いが生じている。補正前のエコーピークに対
して上記の手順を順に行うと、上記食い違いがほぼ補正
され、図7に示すようにピーク強度はエコー番号に従い
階段状に減衰していく。ただし、図6および図7には、
補正効果を表すために、エコー番号が増えるに従ってピ
ーク強度が減衰していく場合の模式図を示したが、エコ
ー番号が増えるに従ってピーク強度が増大していく場合
もある。実際のエコーには位相エンコード傾斜磁場が印
加されているため、ピーク強度が最大となるエコーは位
相エンコード傾斜磁場の印加量により決定される。
【0029】以上の説明において、位相空間データは複
素データであるため、上記の補正を行う際には実部デー
タと虚部データは別個に計算される。
【0030】ところで、本実施の形態で示したエコーピ
ークに対する補正は、位相空間における位相エンコード
方向のエコー信号のピーク強度の変動を補正するもので
あるが、2次元MRI画像を得るためには2次元の位相
空間データが必要なため、実際の補正は2次元の位相空
間データに対して行われる。この手順を以下の〜に
示す。
【0031】以下の〜では、リードアウト方向を
X、位相エンコード方向をYとし、位相エンコード方向
のデータ点数をpyとする。
【0032】 位相空間(Kx,Ky) 上のKx=i、 Ky
=jにおけるデータS(i,j) をS'(i,j)として一時
保存する。
【0033】 S'(i,j)/2+{S'(i,j-1)+S'
(i,j+1)}/4 を新たにS(i,j)とする。
【0034】 S'(i,0)−S'(i,2)/2+{S'(i,
1)+S'(i,3)}/4 を新たにS(i,0)とする。
【0035】 S'(i,py)+S'(i,py-2)/2−{S'
(i,py-1)+S'(i,py-3)}/4を新たにS(i,py)と
する。
【0036】超高速撮影により得られた位相空間データ
をフーリエ変換して実空間画像を得る際には、画質向上
を目的として、一般的に位相補正が行われている。この
場合、上記補正は位相補正後の位相空間データに対して
行う方が効果的である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
奇数番目のエコーと偶数番目のエコーとでのピーク強度
の食い違いが補正され、シミングでは補正されずに残っ
た渦電流成分の影響が取り除かれる。その結果、渦電流
成分に起因する偽像を除去することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エコーピークの変動を除去する原理を説明した
説明図である。
【図2】本発明に係る核磁気共鳴を用いた検査装置の構
成図である。
【図3】超高速撮影法のパルスシーケンスを示した図で
ある。
【図4】1番目のエコーピークの変動を除去する原理を
説明した説明図である。
【図5】最後尾のエコーピークの変動を除去する原理を
説明した説明図である。
【図6】変動除去前のエコーピークの模式図である。
【図7】変動除去後のエコーピークの模式図である。
【符号の説明】
201 静磁場発生コイル 202 傾斜磁場発生コイル 203 検査対象 204 シーケンサ 205 傾斜磁場電源 206 高周波発信器 207 高周波変調器 208 高周波増幅器 209 高周波送信器 210 受信器 211 増幅器 212 位相検波器 213 AD変換器 214 CPU 215 記憶媒体 216 シムコイル 217 シム電源 219 表示装置 220 入力装置 301 励起高周波パルス 302 スライス傾斜磁場 303 位相エンコード傾斜磁場 304 リードアウト傾斜磁場 305 エコー信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−215440(JP,A) 特開 平10−277000(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/055 JICSTファイル(JOIS)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静磁場を発生する静磁場発生手段と、傾
    斜磁場を発生する傾斜磁場発生手段と、高周波磁場を発
    生し静磁場内に置かれた検査対象に高周波磁場を印加す
    る高周波磁場発生手段と、前記検査対象からの核磁気共
    鳴信号を検出する信号検出手段とを備え、前記傾斜磁場
    を高速にスイッチングしたときに前記検査対象から生じ
    るエコー信号を検出し、該エコー信号をフーリエ変換す
    ることにより核磁気共鳴画像を得る核磁気共鳴を用いた
    検査装置において、 フーリエ変換前の位相空間データを演算処理して、前記
    エコー信号のピーク強度が変動しながら減衰する場合は
    エコー番号に従い階段状に減衰するように、変動しなが
    ら増大する場合はエコー番号に従い階段状に増大するよ
    うにそれぞれ補正する補正手段を備えたことを特徴とす
    る核磁気共鳴を用いた検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の核磁気共鳴を用いた検
    査装置において、 前記補正手段は、隣り合う複数のエコー信号のピーク強
    度を用いて前記補正を行うことを特徴とする核磁気共鳴
    を用いた検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の核磁気共鳴を用
    いた検査装置において、 前記補正手段は、 リードアウト方向をX、位相エンコード方向をYとし、
    位相エンコード方向のデータ点数をpyとすると、フー
    リエ変換前の位相空間データに対し、 位相空間(Kx,Ky)上の Kx=i,Ky=jにおけるデータ
    S(i,j)をS'(i,j)とする第1の演算処理と、 S'(i,j)/2+{S'(i,j-1)+S'(i,j+1)}/4
    を新たにS(i,j)とする第2の演算処理と、 S'(i,0)−S'(i,2)/2+{S'(i,1)+S'(i,3)}
    /4を新たにS(i,0)とする第3の演算処理と、 S'(i,py)+S'(i,py-2)/2−{S'(i,py-1)+
    S'(i,py-3)}/4を新たにS(i,py)とする第4の演
    算処理と、 を行うことを特徴とする核磁気共鳴を用いた検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の核磁気共鳴を用いた検
    査装置において、 前記S(i,j)は複素データであり、前記補正手段は、
    前記第1乃至第4の演算処理を行う際に前記S(i,j)
    の実部データと虚部データを別個に計算することを特徴
    とする核磁気共鳴を用いた検査装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の核磁気共鳴を用いた検
    査装置において、 前記補正手段は、前記第1乃至第4の演算処理を、位相
    補正後の位相空間データに対して行うことを特徴とする
    核磁気共鳴を用いた検査装置。
JP10246615A 1998-09-01 1998-09-01 核磁気共鳴を用いた検査装置 Expired - Fee Related JP3002980B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10246615A JP3002980B1 (ja) 1998-09-01 1998-09-01 核磁気共鳴を用いた検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10246615A JP3002980B1 (ja) 1998-09-01 1998-09-01 核磁気共鳴を用いた検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3002980B1 true JP3002980B1 (ja) 2000-01-24
JP2000070236A JP2000070236A (ja) 2000-03-07

Family

ID=17151048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10246615A Expired - Fee Related JP3002980B1 (ja) 1998-09-01 1998-09-01 核磁気共鳴を用いた検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3002980B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9476959B2 (en) * 2013-09-04 2016-10-25 Toshiba Medical Systems Corporation MRI ghosting correction using unequal magnitudes ratio

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000070236A (ja) 2000-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4229487B2 (ja) マクスウェル項誤差を補正する方法
JP4619674B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
US4535290A (en) Method for measuring the nuclear magnetic resonance for NMR tomography
JP4579381B2 (ja) 磁気共鳴画像内のアーティファクトの補正方法
US8854037B2 (en) Method for compensating for eddy current fields in magnetic resonance images
JP2000037367A (ja) 磁場のシミング
JPS6264351A (ja) 磁界の過渡的な非均質性を少なくする方法
JPWO2004004563A1 (ja) 磁気共鳴イメージング装置及び渦電流補償導出方法
US6906515B2 (en) Magnetic resonance imaging device and method
EP1102082B1 (en) Method and apparatus for reducing image artifacts caused by magnet vibration in an MR imaging system
US6329821B1 (en) Method and apparatus to compensate for image artifacts caused by magnet vibration in an MR imaging system
EP0204320A2 (en) Magnetic resonance imaging method
US6424152B1 (en) Method to reduce artefacts in the magnetic resonance image due to spurious magnetic signals
JP3731135B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JPH03264046A (ja) 核磁気共鳴映像法及び装置
US6229309B1 (en) MR method
JP3002980B1 (ja) 核磁気共鳴を用いた検査装置
JP2580747B2 (ja) Mri装置の傾斜磁場印加方法
EP2699921B1 (en) Determining positions of a magnetic field probe in a magnetic resonance measurement
JP3887082B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP3367693B2 (ja) 磁気共鳴装置および磁気共鳴装置における静磁場均一性の調整方法
EP1102081B1 (en) Method and apparatus to compensate for image artifacts caused by magnet vibration in an MR imaging system
JP3576641B2 (ja) Mri装置
JPH11290289A (ja) 核磁気共鳴を用いた検査装置
JP2001037737A (ja) 周辺領域からのmr信号を抑制するmr方法

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081119

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081119

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081119

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081119

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091119

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091119

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101119

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101119

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111119

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111119

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121119

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees