JP3002852U - 自転車用荷台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】補助バー１の基端部を自転車の荷台ステー２に
回転自在に枢着し、また補助ステー３の基端部を補助バ
ー１に取り付けると共に、補助ステー３の先端部にはこ
の先端部を荷台足５に結束するバンド４を設けた自転車
用荷台。 【効果】確実に高さ調整可能な把持部1aを有する補助バ
ー１を荷台２に取り付けてあるため、補助車輪を外した
時の幼児等の自転車練習に極めて最適であり、また補助
バー１を簡単に取り付けることができ、したがって廉価
に、且つ大量生産が可能である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、補助車輪を外した時の練習用補助具として便利な補助バーを具備 した自転車用荷台に関する。

【０００２】

【従来の技術】

幼児等が自転車を練習するための補助具としては、従来から幼児用自転車の後 車輪の両サイドに取り付けられる補助車輪が知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする問題点】

幼児等は補助車輪付きの自転車で十分に練習を積んだ後、補助車輪を外すので あるが、補助車輪を外すことによって自転車が横転する危険性もあり、このため 補助車輪を外した後も例えば親等が併走者となって自転車を押したり、止めたり しながら練習を重ねる必要がある。

【０００４】 しかし、このような場合従来の幼児用自転車においては併走者が押したり、止 めたりするに適した補助バーがなく、したがって補助車輪を外した後の練習用と しては極めて不向きであった。

【０００５】 したがって、この考案は補助車輪を外した後の練習用として適した例えば幼児 用自転車における補助バー付きの荷台を提案することを目的とするものである。

【０００６】

【問題点を解決するための手段】

以上の問題点を解決するため、この考案では補助バーの基端部を自転車の荷台 ステーに回転自在に枢着し、また補助ステーの基端部を上記補助バーに取り付け ると共に、該補助ステーの先端部と荷台足との間には補助ステーの先端部を荷台 足の任意の箇所で固定する手段を設けた自転車用荷台を提案するものである。

【０００７】 ここで、補助ステーの先端部を荷台足の任意の箇所で固定する手段は結束バン ドで構成してもよい。

【０００８】 また、補助ステーの先端部を荷台足の任意の箇所で固定する手段を荷台足にそ の長さ方向に沿って設けられた長孔と補助ステーの先端部に設けられたネジ穴及 び該ネジ穴に螺合するナットで構成してもよい。

【０００９】

【作用】

即ち、この考案では補助バーをその基端部を支点として回転させて適当な高さ に持ち上げ、更に補助ステーの先端部を荷台足の任意の高さに固定する。

【００１０】 このような状態で固定された補助バーの先端部を併走者が握り、自転車を押し たり、止めたりしながら補助車輪を外した後の自転車練習を行うのである。

【００１１】

【実施例】

以下、この考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明すると、図１〜図５はこ の考案の一実施例を示すものであり、１はその先端部にコーティングされた把持 部1aを有するコ字状の補助バーで、補助バー１の基端部1b,1b は荷台ステー２の 前端部に回転自在に枢着される。

【００１２】 ３は補助バー１を支える補助ステーで、補助ステー３の基端部は補助バー１の 適当な箇所に回動可能に取り付けられ、更にその先端部には緊締レバー4aを有す るバンド４を取り付け、バンド４で荷台ステー２の後端部にある荷台足５に結束 させるようにしてある。

【００１３】 以上の構成において、補助バー１を基端部1b,1b を支点として回動させると、 補助ステー３はバンド４で荷台足５に結束された先端部が荷台足５に沿って上下 方向に摺動するので、把持部1aが幼児等の自転車練習時に自転車を押したり、止 めたりする適した高さに達した時、レバー4aでバンド４を緊締して補助ステー３ の先端部を荷台足５に固定する。

【００１４】 これにより、把持部1aはこの高さで固定されるので、これを持って幼児等の自 転車の練習を行うことができる。

【００１５】 図６は、補助ステー３の先端部を荷台足５の任意の箇所で固定する他の実施例 を示すものであり、この実施例では荷台足５の長さ方向に沿って長孔６を設け、 一方補助ステー３の先端部にはネジ穴７を設け、更にネジ穴７に螺合するナット ８を設ける。

【００１６】 なお、この実施例では補助バー１を回動させて、把持部1aが適当な高さに達し た時、長孔６を通して補助ステー３の先端部に設けられたネジ穴７にナット８を 螺着して補助ステー３の先端部を荷台足５に固定する。

【００１７】

【考案の効果】

以上要するに、この考案によれば確実に高さ調整可能な把持部を有する補助バ ーを荷台に取り付けてあるため、補助車輪を外した時の幼児等の自転車練習に極 めて最適である。

【００１８】 また、この考案によれば補助バーを簡単に取り付けることができ、したがって 廉価に、且つ大量生産が可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この考案の一実施例において補助バーを立て
た場合の側面図

【図２】 同上の平面図

【図３】 同上の補助バーを倒した場合の側面図

【図４】 同上の平面図

【図５】 同上の荷台を有する自転車の側面図

【図６】 補助ステーの先端部を荷台足の任意の箇所で
固定する他の実施例を示す図

【符号の説明】

１は補助バー 1aは把持部 1bは補助バーの基端部 ２は荷台ステー ３は補助ステー ４は結束バンド 4aは緊締レバー ５は荷台足 ６は長孔 ７はネジ穴 ８はナット

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 補助バーの基端部を自転車の荷台ステー
   に回転自在に枢着し、また補助ステーの基端部を上記補
   助バーに取り付けると共に、該補助ステーの先端部と荷
   台足との間には補助ステーの先端部を荷台足の任意の箇
   所で固定する手段を設けたことを特徴とする自転車用荷
   台。
2. 【請求項２】 補助ステーの先端部を荷台足の任意の箇
   所で固定する手段が結束バンドで構成される実用新案登
   録請求の範囲第１項記載の自転車用荷台。
3. 【請求項３】 補助ステーの先端部を荷台足の任意の箇
   所で固定する手段が荷台足にその長さ方向に沿って設け
   られた長孔と補助ステーの先端部に設けられたネジ穴及
   び該ネジ穴に螺合するナットで構成される実用新案登録
   請求の範囲第１項記載の自転車用荷台。