JP3002845U - シャックル錠用ブラケット - Google Patents

シャックル錠用ブラケット

Info

Publication number
JP3002845U
JP3002845U JP1994003516U JP351694U JP3002845U JP 3002845 U JP3002845 U JP 3002845U JP 1994003516 U JP1994003516 U JP 1994003516U JP 351694 U JP351694 U JP 351694U JP 3002845 U JP3002845 U JP 3002845U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shackle lock
lock
bracket
shackle
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1994003516U
Other languages
English (en)
Inventor
正 酒井
Original Assignee
株式会社エス・アイ・シー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社エス・アイ・シー filed Critical 株式会社エス・アイ・シー
Priority to JP1994003516U priority Critical patent/JP3002845U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3002845U publication Critical patent/JP3002845U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Clamps And Clips (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自転車への取付作業を簡素化すると共に、保
持されたシャックル錠がペダルを漕ぐ足と接触するおそ
れのないシャックル錠用ブラケットの提供。 【構成】 シャックル錠用ブラケット1は、取付部片
2、一対の挟持片3,4、締結部5から構成される。取
付部片2は下パイプと密着可能な凹部11、ボトルケー
ジ取付用ナットと嵌合するナット嵌合部12a,12
b、及びボルト挿通部13a,13bを備え、また、挟
持片3,4にはシャックル錠の錠本体を挟持する錠本体
挟持部15、折り畳んだ状態の係止ロッドを挟持するロ
ッド挟持部17が形成されている。両挟持片3,4は締
結部5の着脱操作用ネジ41を操作することにより互い
に接近・離間する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、シャックル錠を着脱可能に保持するシャックル錠用ブラケットに関 する。
【0002】
【従来の技術】
一般にシャックル錠は、二輪車のフレームと車輪とをU字形の係止ロッドによ り架け渡した状態で錠本体に設けた被係止部に差し込み施錠することにより、車 輪の回転を阻止させて盗難を防止するものである。かかるシャックル錠に関し、 実開平6−20818号公報には、2つのロッド部材を折り畳み可能に連結した 係止ロッドを有するものが開示されている。これによれば、収納時や持ち運ぶ際 において係止ロッドを折り畳むことにより、嵩張ることがなくしかもシャックル 錠自身の強度を低下させることもないという優れた効果が得られる。
【0003】 従来、このようなシャックル錠を自転車に保持するためのブラケットとしては 、例えば図8に示すものが知られている。即ち、ブラケット51は、ボルト52 a,52bとナット(図示せず)を備えたパイプ取付部52、このパイプ取付部 52に立設された一対の挟持片53,54、一対の挟持片53,54の自由端同 士を互いに接近・離間させる締結具55から構成されている。このブラケット5 1を自転車に取り付けるには、まず、パイプ取付部52のパイプ挿通部52cに 立パイプ74を嵌め込む。そして、ボルト52a,52bとナット(図示せず) により締め付けて取り付けを完了する。ここで立パイプ74とは、図9にフレー ム70の概略図を示すように、サドル71とペダル72の回転軸とに架設された パイプをいう。続いて、このブラケット51にシャックル錠90を保持させるに は、まず、締結具55を矢印方向に起こし一対の挟持片53,54の間隔を広げ る。シャックル錠90は、U字形の係止ロッド91の係止部91a,91bがシ ャックル錠本体93の被係止部93a,93bに係止されている。このシャック ル錠90の本体93を一対の挟持片53,54の間に挿入し、同時に係止ロッド 91をロッド受け部56に載置する。その後、締結具55を矢印と反対方向に押 下し、一対の挟持片53,54の間隔を狭める。これにより、シャックル錠90 はブラケット51に保持される。一方、締結具55を矢印方向に起こせば、一対 の挟持片53,54は互いに離間するため、シャックル錠90をブラケット51 から外すことができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のブラケット51を自転車に取り付けるにはボ ルト52a,52bとナット(図示せず)により締め付ける必要があったため、 その作業が煩雑であった。このため、より簡便に取付可能なブラケットの開発が 望まれていた。また、ブラケット51は、シャックル錠90とペダル72(図9 参照)を漕ぐ足との接触防止を考慮すれば自転車のフレーム70の下パイプ75 (図9参照)即ちハンドル取付部73とペダル72の回転軸とに架設されたパイ プに取り付けるのが好ましいが、下パイプ75に取り付けた場合、シャックル錠 90が上向きに保持されるため安定感に欠け自転車が受ける衝撃等によりシャッ クル錠90が回転してしまうという問題があった。従って、従来のブラケット5 1は立パイプ74に取り付けざるを得ず、このため走行中にペダル72を漕ぐ足 がシャックル錠90に接触するおそれがあり、運転者は違和感を感じることがあ った。
【0005】 更に、実開平6−20818号公報に開示された折り畳み可能な係止ロッドを 有するシャックル錠については、走行中、携帯用の収納袋に収納していたが、自 転車と別個に持ち運ぶ必要があるため、使用者にとっては面倒であった。このシ ャックル錠についても図8に示した従来のブラケット51により自転車に着脱可 能に保持させることはできるが、係止ロッドを折り畳んだ状態で保持させること ができないため、本来の利点即ち嵩張らない点が易化されなかった。このため、 かかる折り畳み可能な係止ロッドを有するシャックル錠に適したブラケットの開 発が望まれていた。
【0006】 本考案は、上記課題に鑑みなされたものであり、請求項1〜3記載の考案は自 転車への取付作業を簡素化すると共に、保持されたシャックル錠がペダルを漕ぐ 足と接触するおそれのないシャックル錠用ブラケットの提供を目的とする。加え て、請求項2又は3記載の考案はシャックル錠本体と折り畳んだ状態の係止ロッ ドとを保持可能なシャックル錠用ブラケットの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の考案は、フレームの下パイプにボト ルケージ等を取付可能な取付用ナットを突設した自転車に使用され、シャックル 錠を着脱可能に保持するシャックル錠用ブラケットであって、 前記下パイプに密着可能な凹部が形成され、該凹部には前記取付用ナットと嵌 合するナット嵌合部及び該ナット嵌合部に連通するボルト挿通部が設けられた取 付部片と、 前記取付部片に互いに平行に立設され、前記シャックル錠の錠本体を挟持する 一対の挟持片と、 前記一対の挟持片の両自由端に架設され、該自由端同士を互いに接近・離間さ せる締結部と、 を備えたことを特徴とする。
【0008】 請求項2記載の考案は、フレームの下パイプにボトルケージ等を取付可能な取 付用ナットを突設した自転車に使用され、2つのロッド部材を折り畳み可能に連 結した係止ロッドを有するシャックル錠を着脱可能に保持するシャックル錠用ブ ラケットであって、 前記下パイプと密着可能な凹部が形成され、該凹部には前記取付用ナットと嵌 合するナット嵌合部及び該ナット嵌合部と連通するボルト挿通部が設けられた取 付部片と、 前記取付部片に互いに平行に立設され、前記シャックル錠の錠本体及び折り畳 んだ状態の前記係止ロッドを挟持する一対の挟持片と、 前記一対の挟持片の両自由端に架設され、該自由端同士を互いに接近・離間さ せる締結部と、 を備えたことを特徴とする。
【0009】 請求項3記載の考案は、請求項2記載のシャックル錠用ブラケットであって、 前記一対の挟持片の底部に、前記シャックル錠の錠本体又は折り畳んだ状態の係 止ロッドを支持する支持部を設けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】
請求項1〜3記載のシャックル錠用ブラケットは、フレームの下パイプにボト ルケージ等を取付可能な取付用ナットを突設した自転車に使用される。取付用ナ ットは予め溶接等により下パイプに堅固に固着されている。この自転車にシャッ クル錠用ブラケットを取り付けるには、まず取付用ナットをナット嵌合部に嵌合 し、次いでボルト挿通部にボルトを挿通し、その後ボルトと取付用ナットとを緊 締し、シャックル錠用ブラケットを自転車に固定する。
【0011】 請求項1記載のシャックル錠用ブラケットにシャックル錠を保持させるには、 まず締結部を緩めて一対の挟持片の間隙を広げ、次いでこの間隙にシャックル錠 の錠本体を挿入し、その後締結部を緊締し一対の挟持片の間隙を狭め、シャック ル錠を確実に保持させる。
【0012】 一方、請求項2又は3記載のシャックル錠用ブラケットにシャックル錠を保持 させるには、まず締結部を緩めて一対の挟持片の間隙を広げ、次いでこの間隙に シャックル錠の錠本体及び折り畳んだ状態の係止ロッドを挿入し、その後締結部 を緊締し一対の挟持片を狭め、シャックル錠本体と折り畳んだ状態の係止ロッド を確実に保持させる。ここで、請求項3記載のシャックル錠用ブラケットの場合 、一対の挟持片により挟持されたシャックル錠本体又は折り畳んだ状態の係止ロ ッドは、挟持片の底部に設けた支持部により落下しないように支持される。
【0013】
【実施例】 本考案の好適な実施例を図面に基づいて以下に説明する。 図1〜図3は本実施例のシャックル錠用ブラケットの説明図であり、図1(a )は平面図、図1(b)は正面図、図1(c)は底面図、図2(a)は左側面図 、図2(b)は右側面図、図3は図1(a)のA−A断面図である。図4は着脱 操作用ネジの説明図であり、図4(a)は平面図、図4(b)は左側面図、図4 (c)は正面図、図4(d)は右側面図、図4(e)は底面図である。図9は自 転車のフレームの概略図である。
【0014】 本実施例のシャックル錠用ブラケット1は、図9に示すように、ボトルを保持 するためのボトルケージを取付可能なボトルケージ取付用ナット76a,76b がフレーム70の下パイプ75に予め溶接等により堅固に固着されたマウンテン バイク等の自転車に用いられる。
【0015】 本実施例のシャックル錠用ブラケット1は、図1〜図3に示すように、取付部 片2、一対の挟持片3,4、締結部5などから構成される。 取付部片2は、凹部11、ナット嵌合部12a,12b、ボルト挿通部13a ,13bを備えている。凹部11は、取付部片2を長手方向に略かまぼこ状に切 り取った形状に形成され、下パイプ75(図9参照)と密着可能である。ナット 嵌合部12a,12bは凹部11の上下にそれぞれ設けられている。自転車の下 パイプ75に予め溶接されたボトルケージ取付用ナット76a,76b(図9参 照)は円筒形のナットであるため、ナット嵌合部12a,12bは円筒形状の段 部として形成されている。また、ボルト挿通部13a,13bは、ナット嵌合部 12a,12bにそれぞれ連通する略小判状の孔として形成されている。このボ ルト挿通部13a,13bには図示しない固定用ボルトがそれぞれ挿通され、ボ トルケージ取付用ナット76a,76bに螺合される。
【0016】 一対の挟持片3,4は、互いに平行になるように取付部片2に立設された板状 体である。この挟持片3,4には、外側に膨出する第1膨出部3a,4a及び第 2膨出部3b,4bがそれぞれ設けられている。対向する第1膨出部3a,4a がなす空間は、取付部片2の長手方向に沿って略円筒形の空洞を形成し、後述す るシャックル錠30の錠本体31を挟持する錠本体挟持部15を形成する。一方 、対向する第2膨出部3b,4bがなす空間は、同じく取付部片2の長手方向に 沿って略円筒形の空洞を形成し、後述する折り畳んだ状態の係止ロッド32を挟 持するロッド挟持部17を形成する。
【0017】 また、挟持片3,4の自由端側の上部には、第3膨出部3c,4cがそれぞれ 設けられている。対向する第3膨出部3c,4cがなす空間は、取付部片2の長 手方向と略直交する方向に沿って略半円筒形の空洞を形成し、シャックル錠30 の錠本体31に係止した係止ロッド32を支持するロッド受け部16を形成する 。
【0018】 一対の挟持片3,4の底部には錠本体支持部21及びロッド支持部22a,2 2bが設けられている。錠本体支持部21は略半円形の板状体であり、挟持片3 ,4の第1膨出部3a,3bの底部と取付部片2とを連結して形成されている。 このため、錠本体支持部21は錠本体挟持部15の底部を略半分覆っている。ま た、ロッド支持部22a,22bは同じく略半円形の板状体であり、挟持片3, 4の第2膨出部3b,3cの底部をそれぞれ略半分覆って形成されている。
【0019】 図6は締結部5の断面図である。この締結部5は、ネジ挿通孔23、ネジ頭支 持部24、凸部片25、着脱操作用ネジ41などから構成されている。 ネジ挿通孔23は、挟持片3,4の自由端側の略中央に設けられ、一対の挟持 片3,4の相対向する位置にそれぞれ穿設された孔からなり、着脱操作用ネジ4 1のネジ足44が挿通されている。ネジ頭支持部24は、挟持片3にて略円筒形 に設けられ、着脱操作用ネジ41のネジ頭43を遊嵌する。凸部片25は、ネジ 頭支持部24の内側には凸部片25が設けられている。
【0020】 着脱操作用ネジ41は、つまみ42、ネジ頭43、ネジ足44から構成され、 ネジ頭43の下面である座面45には螺旋状の傾斜を有する段部46が形成され ている(図4参照)。段部46のうち、最下点と最上点にはそれぞれ窪み47a ,47bが設けられている。この段部46は凸部片25に対して摺動可能であり 、窪み47a,47bは凸部片25と係止可能である。着脱操作用ネジ41は、 ネジ足44がネジ挿通孔23に挿通され、ネジ頭43がネジ頭支持部24に遊嵌 されている。ネジ足44には所定の位置にナット48が取り付けられ、更にネジ 足44先端にはナット48の位置を固定するためのゴムストッパ49が嵌め込ま れている。このナット48の上面は、挟持片4と当接している。このため、着脱 操作用ネジ41が回転して凸部片25に当接する段部46の位置が変化すると、 これに伴ってナット48が挟持片4を挟持片3に接近・離間させる。
【0021】 本実施例のシャックル錠用ブラケットの使用方法について説明する。 最初に、シャックル錠用ブラケット1をボトルケージ取付用ナット76a,7 6b(図9参照)に取り付ける作業について説明する。まず、取付部片2の凹部 11に設けたナット嵌合部12a,12bに取付用ナット76a,76bを嵌合 し、次いでボルト挿通部13a,13bに図示しない固定用ボルトを挿通し、そ の後固定用ボルトを取付用ナット76a,76bに螺合して緊締し、シャックル 錠用ブラケット1を自転車に固定する。このように、予め下パイプ75(図9参 照)に突設された取付用ナット76a,76bを利用するため、固定用ボルトの 締め付けのみにより簡易に取付作業を行うことができる。
【0022】 次に、シャックル錠用ブラケット1にシャックル錠30を保持させる作業につ いて説明する。 まず、シャックル錠30について簡単に説明する。シャックル錠30は、係止 ロッド32と錠本体31とから構成される。係止ロッド32は2個のJ字形のロ ッド部材33a,33bが結合部材34にて結合されたものである。この係止ロ ッド32は収納時には結合部材34にて折り畳むことができ、使用時には結合部 材34にて折り返してU字形にすることができる(図7参照)。係止ロッド32 の両端にはそれぞれ係止部32a,32bが設けられ、U字形に開いた状態で錠 本体31に設けられた接合部31a,31bに挿入される。この係止部32a, 32bは、錠本体31の鍵穴に挿入された鍵35により図示しない係止機構を作 動させることによって錠本体31に係止又は係止解除することができる。尚、シ ャックル錠30の詳細については実開平6−20818号公報参照。
【0023】 続いて、シャックル錠用ブラケット1にシャックル錠30を保持させる作業に ついて説明する。図5は本実施例のシャックル錠用ブラケットの使用状態を表す 説明図であり、図5(a)は使用状態を表す正面図、図5(b)はその縦断面図 である。また、図6は本実施例の締結部の断面図であり、図6(a)は弛緩時、 図6(b)は緊締時を表す断面図である。
【0024】 まず着脱操作用ネジ41のつまみ42を回転させ、凸部片25と段部46の最 上点の窪み47bとを係止させる(図6(a)参照)。するとナット48が挟持 片4を挟持片3側に押圧する押圧力が緩み、両挟持片3,4は互いに離間する。 このため、錠本体挟持部15とロッド挟持部17は最も広がった状態となる。次 いで錠本体挟持部15に係止ロッド32を外した状態の錠本体31を挿入し、ロ ッド挟持部17に折り畳んだ状態の係止ロッド32を挿入する(図5参照)。こ のとき、錠本体31は錠本体挟持部15の底部に設けた錠本体支持部21に支持 され、また係止ロッド32はロッド挟持部17の底部に設けたロッド支持部22 a,22bに支持されているため(図5(b)参照)、錠本体31及び係止ロッ ド32は挟持片3,4をすり抜けて落下するおそれがない。その後、着脱操作用 ネジ41のつまみ42を回転させ、凸部片25と段部46の最下点の窪み47a とを係止させる(図6(b)参照)。するとナット48は挟持片4を挟持片3側 に押圧し、両挟持片3,4は互いに接近する。このため、錠本体挟持部15とロ ッド挟持部17は狭まり、これによってシャックル錠30の錠本体31と折り畳 んだ状態の係止ロッド32とを確実に保持しうる。
【0025】 このとき、シャックル錠30の錠本体31と折り畳んだ状態の係止ロッド32 とを保持したシャックル錠用ブラケット1は下パイプ75(図9参照)に固定さ れているため、ペダル72(図9参照)を漕ぐ足と接触するおそれがない。従っ て、運転者が違和感を感じることはない。
【0026】 また、本実施例のシャックル錠用ブラケット1は、図7に示すように、U字形 に広げた係止ロッド32の係止部32a,32bを錠本体31の接合部31a, 31bに係止させた状態でシャックル錠30を係止することもできる。即ち、ま ず着脱操作用ネジ41のつまみ42を操作して図6(a)の状態とし、次いでU 字形の係止ロッド32を係止した状態の錠本体31を錠本体挟持部15に挿入し 、U字形の係止ロッド32をロッド受け部16に載置する。その後、着脱操作用 ネジ41のつまみ42を操作して図6(b)の状態とする。これにより、錠本体 31にU字形に広げた係止ロッド32を係止させた状態のシャックル錠30を確 実に保持しうる。この場合も、下パイプ75にてシャックル錠30を保持するこ とができるため、ペダル72を漕ぐ足と接触するおそれはない。尚、図7のよう にシャックル錠30を保持した場合であっても、シャックル錠用ブラケット1を 固定しているボトルケージ取付用ナット76a,76b(図9参照)は下パイプ 75に溶接により固設されているため、安定な状態で保持可能である。
【0027】 更に、本実施例のシャックル錠用ブラケット1は、図7の場合と同様にして、 折り畳み不可能な通常のU字形の係止ロッドを有するシャックル錠を保持するこ ともできる。 尚、本考案は上記実施例に何ら拘束されることなく、本考案の技術的範囲を逸 脱しない限り、種々の態様で実施できることはいうまでもない。
【0028】
【考案の効果】
以上詳述したように、請求項1〜3記載のシャックル錠用ブラケットによれば 、自転車への取付作業を簡素化すると共に、保持されたシャックル錠がペダルを 漕ぐ足と接触するおそれがないという優れた効果が得られる。加えて、請求項2 又は3記載のシャックル錠用ブラケットによれば、シャックル錠本体と折り畳ん だ状態の係止ロッドとを保持することができる。特に、請求項3記載のシャック ル錠用ブラケットによれば、シャックル錠本体又は折り畳んだ状態の係止ロッド が一対の挟持片からすり抜けて落下するおそれを確実に防止しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例のシャックル錠用ブラケットの説明
図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は正面図、
図1(c)は底面図である。
【図2】 本実施例のシャックル錠用ブラケットの説明
図であり、図2(a)は左側面図、図2(b)は右側面
図である。
【図3】 図1のA−A断面図である。
【図4】 本実施例の締緩用ボルトの説明図であり、図
4(a)は平面図、図4(b)は左側面図、図4(c)
は正面図、図4(d)は右側面図、図4(e)は底面図
である。
【図5】 本実施例のシャックル錠用ブラケットの使用
状態を表す説明図であり、図5(a)は使用状態を表す
正面図、図5(b)はその縦断面図である。
【図6】 本実施例の締結部の断面図であり、図6
(a)は弛緩時、図6(b)は緊締時を表す断面図であ
る。
【図7】 本実施例のシャックル錠用ブラケットの使用
状態を表す説明図である。
【図8】 従来のシャックル錠用ブラケットの使用状態
を表す斜視図である。
【図9】 自転車のフレームの概略図である。
【符号の説明】
1・・・シャックル錠用ブラケット、 2・・・取付部
片、3,4・・・挟持片、 5・・・締
結部、11・・・凹部、 12a,
12b・・・ナット嵌合部、13a,13b・・・ボル
ト挿通部、 15・・・錠本体挟持部、16・・・ロッ
ド受け部、 17・・・ロッド挟持部、21
・・・錠本体支持部、 22a,22b・・
・ロッド支持部、30・・・シャックル錠、
31・・・錠本体、32・・・係止ロッド、
33a,33b・・・ロッド部材、34・・・結
合部材、 41・・・着脱操作用ネジ、
70・・・フレーム、 75・・・下パ
イプ、76a,76b・・・ボトルケージ取付用ナッ
ト、

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームの下パイプにボトルケージ等を
    取付可能な取付用ナットを突設した自転車に使用され、
    シャックル錠を着脱可能に保持するシャックル錠用ブラ
    ケットであって、 前記下パイプに密着可能な凹部が形成され、該凹部には
    前記取付用ナットと嵌合するナット嵌合部及び該ナット
    嵌合部に連通するボルト挿通部が設けられた取付部片
    と、 前記取付部片に互いに平行に立設され、前記シャックル
    錠の錠本体を挟持する一対の挟持片と、 前記一対の挟持片の両自由端に架設され、該自由端同士
    を互いに接近・離間させる締結部と、 を備えたことを特徴とするシャックル錠用ブラケット。
  2. 【請求項2】 フレームの下パイプにボトルケージ等を
    取付可能な取付用ナットを突設した自転車に使用され、
    2つのロッド部材を折り畳み可能に連結した係止ロッド
    を有するシャックル錠を着脱可能に保持するシャックル
    錠用ブラケットであって、 前記下パイプと密着可能な凹部が形成され、該凹部には
    前記取付用ナットと嵌合するナット嵌合部及び該ナット
    嵌合部と連通するボルト挿通部が設けられた取付部片
    と、 前記取付部片に互いに平行に立設され、前記シャックル
    錠の錠本体及び折り畳んだ状態の前記係止ロッドを挟持
    する一対の挟持片と、 前記一対の挟持片の両自由端に架設され、該自由端同士
    を互いに接近・離間させる締結部と、 を備えたことを特徴とするシャックル錠用ブラケット。
  3. 【請求項3】 前記一対の挟持片の底部に、前記シャッ
    クル錠の錠本体又は折り畳んだ状態の係止ロッドを支持
    する支持部を設けたことを特徴とする請求項2記載のシ
    ャックル錠用ブラケット。
JP1994003516U 1994-04-07 1994-04-07 シャックル錠用ブラケット Expired - Lifetime JP3002845U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994003516U JP3002845U (ja) 1994-04-07 1994-04-07 シャックル錠用ブラケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994003516U JP3002845U (ja) 1994-04-07 1994-04-07 シャックル錠用ブラケット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3002845U true JP3002845U (ja) 1994-10-04

Family

ID=43138808

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1994003516U Expired - Lifetime JP3002845U (ja) 1994-04-07 1994-04-07 シャックル錠用ブラケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3002845U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180000905U (ko) * 2016-09-23 2018-04-02 리짜오 꽁예 꾸펀요우시엔꽁쓰 확장형 자물쇠 거치시트

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180000905U (ko) * 2016-09-23 2018-04-02 리짜오 꽁예 꾸펀요우시엔꽁쓰 확장형 자물쇠 거치시트

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2558355B1 (en) Collapsible recumbent tricycle
US5340003A (en) Bicycle carrier rack adapter
US5881606A (en) Bicycle handlebar attachment device
US3865403A (en) Foldable bicycle and kit for making same
US4786070A (en) Folding recumbent bicycle
US20100186545A1 (en) Handlebar auxiliary adjustable hand grip extension
US20030218311A1 (en) Quick release clamp and mounting apparatus for detachably securing an object to a bicycle or other device
US11884351B2 (en) Systems and methods for bicycles and other vehicles to carry golf bags
US6149177A (en) Bicycle wheel fork with removable peg boss
JP3002845U (ja) シャックル錠用ブラケット
JP2004136713A (ja) 子供用三輪車
JP3503897B1 (ja) 折り畳み自転車用補助輪及び該補助輪付折り畳み自転車
JP2003165479A (ja) 幅狭折畳自転車
JP3046742U (ja) 自転車兼用のローラスケートスクータ
JP3067548U (ja) 一輪車積載構造を備えた二輪車の後部荷台
CN218877490U (zh) 一种折叠滑板车
KR200306845Y1 (ko) 승용물의 핸들구조체
JP2677942B2 (ja) 背負子付き折り畳み自転車
US20210269113A1 (en) Adjustable Cyclist Support System
JP2000053061A (ja) 自転車におけるハンドルバーの取り付け構造及び補助輪等の取り付け構造
JP2007039033A (ja) 車体フレーム
JPH0722387Y2 (ja) サドル用盗難防止具
JP3071713U (ja) 二輪車の取り外し可能ハンドル
WO1989004272A1 (en) Unicycle
JPS6235661Y2 (ja)