JP3002568U - 水溶性切削液の清浄機構 - Google Patents

水溶性切削液の清浄機構

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JP3002568U
JP3002568U JP1994003046U JP304694U JP3002568U JP 3002568 U JP3002568 U JP 3002568U JP 1994003046 U JP1994003046 U JP 1994003046U JP 304694 U JP304694 U JP 304694U JP 3002568 U JP3002568 U JP 3002568U
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JP
Japan
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tank
water
cutting fluid
soluble cutting
vacuum ejector
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JP1994003046U
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Inventor
宏三 岩倉
真一 阪田
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工作機械の水溶性切削液の交換周期を延長
し、同時に腐敗を防止する清浄機構を実現する。 【構成】 水溶性切削液15を貯蔵するタンク10に真
空エジェクター6を配設し、該真空エジェクター6の吐
出部を、工作機械より排出された切粉16を切粉タンク
11へ搬送するチップコンベア9の搬送中途部に挿入
し、該真空エジェクター6の吸入部を、フロート4とバ
ランスウエイト5によりタンク10内の該水溶性切削液
15の液面上に所定高さで浮かせると共に、チップコン
ベア9の搬送下流側の底部の一部を開放してタンク10
への戻り経路を構成し、該戻り経路中途部にフィルター
12を介在させ、なお、真空エジェクター6を空圧作動
型とし、また、エアー源に接続した供給管7を2つに分
岐し、その一方を該真空エジェクター6に接続し、他方
を前記タンク10内に導入してその先端7cを前記タン
ク10内の水溶性切削液15内に延設した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、工作機械の水溶性切削液の清浄機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から旋盤やフライス盤やボール盤、マシニングセンタ等の工作機械により ワークを加工する場合、切削によって発生する熱を冷却によって切削温度を下げ て、摩耗を減少し、加工精度の向上と工具の寿命を伸ばすように切削液を加工部 分に吹き付ける。この切削液は水溶性切削油と不水溶性の切削油があるが、水溶 性の切削油の場合に、ワークの搬送時や加工時にマシン油等の油分が混じり、タ ンクに戻した時に液面上に浮遊汚濁液が発生していた。この浮遊汚濁液を再び吸 い込んで切削部分に当てると効果が減少するので、タンクに戻った時に除去する 必要があり、従来では手作業で取り除いていた。また、該水溶性切削液の腐敗を 防止するため、頻繁に新液と交換していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のようにタンクに溜まった浮遊汚濁液取り除き作業は、加工精度や機械の 寿命にも影響を及ぼすので一定期間毎に行わなければならず、そのため、作業コ ストがかさみ、また、頻繁に水溶性切削液を交換しなければならなかったので、 原液購入費及び廃液処理費共に、高額になるという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上のような課題を解決するために、次のような手段を用いる。即 ち、水溶性切削液を貯蔵するタンクに真空エジェクターを配設し、該真空エジェ クターの吐出部を、工作機械より排出された切粉を切粉タンクへ搬送するチップ コンベアの搬送中途部に挿入し、該真空エジェクターの吸入部を、フロートとバ ランスウエイトによりタンク内の該水溶性切削液の液面上に所定高さで浮かせ、 切削液の浮遊汚濁物を切粉と一緒に切粉タンクへ排出すべく構成した。また、前 記チップコンベアの搬送下流側の底部の一部を開放してタンクへの戻り経路を構 成し、該戻り経路中途部にフィルターを介在させ、浮遊汚濁物の混じった切削液 を、該フィルターにて濾過し、浮遊汚濁物を除去した状態で前記タンクへ戻すべ く構成した。また、前記真空エジェクターを空圧作動型とし、また、エアー源に 接続した供給管を2つに分岐し、その一方を該真空エジェクターに接続し、他方 を前記タンク内に導入してその先端を前記タンク内の水溶性切削液中に延設し、 エアーを液中に放出すべく構成した。
【0005】
【作用】
請求項1の如き構成により、前記真空エジェクターの吸入部は液面上の所定高 さに保持されているので、液面に浮遊する汚濁物を吸入して、チップコンベアへ 排出され、切粉と共に切粉タンクへ搬送される。また、請求項2の如き構成によ り、該汚濁物とともに吸い込まれた水溶性切削液がフィルターにて濾過されて、 清浄された切削液のみが、戻り経路を介してタンクへ戻される。また、請求項3 の如き構成により、真空エジェクターに供給されるエアーが該タンク内にも供給 されるため、水溶性切削液中に混入している汚濁液が浮上し、該水溶性切削液も 攪拌されて腐敗防止にもなる。
【0006】
【実施例】
次に、本考案の実施例を説明する。図1において、マシニングセンター等の工 作機械に設けられる水溶性切削液の清浄機構の全体構造について説明する。タン ク10内には水溶性切削液15が所定量(H高さ位置)満たされており、水溶性 切削液15が加工部分に送られてタンク10へ戻された時には、油性汚濁物と混 じり合った状態となっている為に、この油性汚濁物3が水溶性切削液15上に浮 遊する。この液面に浮遊する油性汚濁物3を除去するために、本考案はタンク1 0に真空エジェクター6を設けるのである。該エジェクター6の吸入部2の両側 には支持杆4a・4aを介してフロート4・4を固定し、該吸入部2の下部には バランスウエイト5を垂設して、吸入管1の端部にある吸入口1aが油性汚濁物 3を吸い込める高さ(本実施例ではH位置上2〜3mmの位置)に保持されるよ うに、フロート4・4の浮力とバランスウエイト5の自重とが釣り合い、吸入部 2が垂直方向に浮くように設定している。但し、フロートの個数やフロート4と バランスウエイト5の位置は限定するものではない。
【0007】 また、前記吸入管1の他端は、真空エジェクター6のサクション部6a側に接 続されている。該真空エジェクター6は空圧作動型のものを使用してエアー供給 管7と吐出管8が接続され、該吐出管8の他端はチップコンベア9内に挿入され ている。そして、エアー供給管7端部の供給口7aには高圧エアーを供給するエ アー源としてポンプが接続され、吐出管8より高圧エアーを吐出することにより 、サクション部6aに負圧が発生し、吸入口1aより液面上に浮遊する油性汚濁 物3を吸入し、該油性汚濁物3はエアーとともに、吐出管8内を上昇し、チップ コンベア9内に挿設された吐出管8端の吐出部の吐出口8aより、該チップコン ベア9内に吐出されるよう構成している。
【0008】 前記チップコンベア9の一端は工作機械の切削部下方まで延設されて、他端は 切粉タンク11上へ延設されて、切削によって発生した切粉がチップコンベア9 上に落とされて、チップコンベア9によって切粉を切粉タンク11へ搬送するよ うにしており、該チップコンベア9に挿設された吐出口8aの底部位置に、金網 等より構成したフィルター12を配設し、このフィルター12下部に漏斗状の受 け部13を配設し、該受け部13下部には、戻り管14を連通し、該戻り管14 の他端の戻り口14aが、タンク10上に延設されている。なお、前記フィルタ ー12は本実施例では金網としているが、紙や化学繊維等のものを使用してもよ く、材質は限定するものではなく、またチップコンベア9はスクリュー等により 搬送しても、また、網状のベルトコンベア等で搬送するように構成することも可 能である。なお、本実施例では、フィルター12の配設位置を吐出口8aの真下 としているが、切粉搬送の下流側なら構わず、この配設位置は特に限定するもの ではない。
【0009】 ここで、前記真空エジェクター6により汲み上げられた油性汚濁物3は吐出口 8aより、搬送される切粉16上に落ち、油性汚濁物3は切粉16とともに、切 粉タンク11に排出され、水溶性切削液15はこの切粉16と前記フィルター1 2により濾過され、前記受け皿13上に滴下され、戻り管14を介して、戻り口 14aよりタンク10に戻るよう構成している。
【0010】 また、前記エアー供給管7の中途部は二又状に分岐されて、エアー圧入管7b が分岐して連通されており、該エアー圧入管7bの他端は、タンク10内の水溶 性切削液15中に挿入され、該エアー圧入管7b端部の吐出口7cには圧入管ガ イド7dが付設されて、水溶性切削液15中に位置する状態に支持されている。 なお、該圧入管ガイド7dはタンク10の底部と、ワイヤ等で係止されている。 そして、該エアー圧入管7b端部の吐出口7cより、エアーを前記水溶性切削液 15内に吐出し、該水溶性切削液15内部に混入している混入油性汚濁物を対流 により浮上させ、そして攪拌することによって腐敗を防止すべく構成している。
【0011】
【考案の効果】
本考案は、以上のように構成したので、次のような効果を奏する。即ち、請求 項1の如く構成したことにより、水溶性切削液の液面に浮遊する油性汚濁物が吸 入されて切粉とともに切粉タンクへ排出されるので、人手によらず、真空エジェ クターによって油性汚濁物を除去でき、しかも、もともとから存在するチップコ ンベアを利用して、切粉と一緒に切粉タンクへ排出するので搬送作業を必要とせ ず、水溶性切削液を常に清浄に保つことができ、ワークや工具を汚すこともなく なったのである。
【0012】 また、請求項2の如く構成したので、液面に浮遊する油性汚濁物をチップコン ベアに排出したときに、汚濁物が取り除かれた清浄な水溶性切削液は、戻り経路 を介して前記タンクへ戻るので、該水溶性切削液の減少を防ぎ無駄な消費がなく 、水溶性切削液を有効に利用することができる。
【0013】 更に、請求項3の如く構成したので、真空エジェクターを駆動するエアーの一 部を利用して水溶性切削液内に混入している混入油性汚濁物を浮上させると同時 に、該水溶性切削液を攪拌するので腐敗を防止することができ、長期に渡って水 溶性切削液を使用することができるようになり、ランニングコストの低減化も図 れるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】工作機械の水溶性切削液の清浄機構を示す略図
である。
【符号の説明】
H 液面位置 1 吸入管 1a 吸入口 2 吸入部 3 油性汚濁物 4 フロート 5 バランスウエイト 6 真空エジェクター 6a サクション部 7 エアー供給管 7a 供給口 7b エアー圧入管 7c 圧入口 8 吐出管 8a 吐出口 9 チップコンベア 10 タンク 12 フィルター 13 受け皿 14 戻り管 14a 戻り口 15 水溶性切削液

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶性切削液を貯蔵するタンクに真空エ
    ジェクターを配設し、該真空エジェクターの吸入部を、
    タンク内の該水溶性切削液の液面上より所定高さに浮上
    するように位置させ、該真空エジェクターの吐出部を、
    工作機械より排出された切粉を切粉タンクへ搬送するチ
    ップコンベアの搬送途中に位置させ、切削液の浮遊汚濁
    物を切粉と一緒に切粉タンクへ排出すべく構成したこと
    を特徴とする水溶性切削液の清浄機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のチップコンベアの搬送下
    流側の底部の一部を開放してタンクへの戻り経路を構成
    し、該戻り経路途中にフィルターを介在させ、浮遊汚濁
    物の混じった切削液を、該フィルターにて浮遊汚濁物を
    除去した状態で前記タンクへ戻すべく構成したことを特
    徴とする水溶性切削液の清浄機構。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の真空エジェクターを空圧
    作動型とし、また、エアー源に接続した供給管を2又状
    に分岐し、その一方を該真空エジェクターに接続し、他
    方を前記タンク内に導入してその先端を前記タンク内の
    水溶性切削液中に延設し、エアーを液中に放出すべく構
    成したことを特徴とする水溶性切削液の清浄機構。
JP1994003046U 1994-03-30 1994-03-30 水溶性切削液の清浄機構 Expired - Lifetime JP3002568U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04112471U (ja) * 1991-03-18 1992-09-30 株式会社エルコ・インターナシヨナル 電気接続子
JP2013240782A (ja) * 2012-04-27 2013-12-05 Shinichi Watabe オイルエクセプター

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