JP3002408B2 - 物品の保持装置 - Google Patents

物品の保持装置

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JP3002408B2
JP3002408B2 JP7207521A JP20752195A JP3002408B2 JP 3002408 B2 JP3002408 B2 JP 3002408B2 JP 7207521 A JP7207521 A JP 7207521A JP 20752195 A JP20752195 A JP 20752195A JP 3002408 B2 JP3002408 B2 JP 3002408B2
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JP
Japan
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holding device
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arm
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JP7207521A
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JPH0932808A (ja
Inventor
晃 赤木
俊夫 杉山
Original Assignee
株式会社橘高工学研究所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品の保持装置、
特に隙間を利用して迅速に、かつ簡易に各種機器、その
他の機材を取り付けるようにした物品の保持装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、各種機器を加工機その他に取り付
ける場合、一般には固定側にねじ穴を穿孔しこれにボル
トを螺合するか、又は固定側に取付穴を穿孔しこれにボ
ルトを挿通しナットにて締結している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の物品の保持
装置には、固定側にねじ穴を穿孔するか、又は取付穴を
穿孔しているので取付位置が限定され、取付位置を容易
に変更することができない。また、物品の保持装置の固
定にスパナ等の工具を要し、かつ取り付け取り外しに手
数を要するという問題点があった。本発明は、上記従来
の物品の保持装置の有する問題点を解決し、一切工具類
を用いることなく、隙間があればワンタッチで任意位置
に簡易に取り付けることができる物品の保持装置を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の物品の保持装置は、長アームと短アームと
を重ねたその中点にて物品取付兼用の支軸を介してX字
形に揺動可能に係着すると共に、この長アームと短アー
ムの両端に固定脚を取り付け、かつこの支軸を挟んで対
向する長アーム、短アームの互いに異なるアームの固定
脚間にばねを平行に張架し、このばね圧にて両アームを
常に拡開したX字形になるように作用させたことを特徴
とする。
【0005】上記の構成からなる本発明の物品の保持装
置は、常にばねの引張力にて拡開するようにX字形に組
み合わせた長短両アームにより、固定側の隙間を利用し
て挟持して取り付けるため、一切の工具を必要とするこ
となく迅速に、かつ任意位置に取り付けることができる
と共に、隙間のギャップ幅が変動しても本発明の保持装
置に取り付ける物品の質量が保持摩擦力を超えない限り
保持できる。
【0006】この場合において、短アーム内の端部に設
けた固定脚を嵌合する切欠をこの固定脚と対向する位置
の長アームの側縁に形成することができる。
【0007】上記の構成からなる本発明の物品の保持装
置は、ばねの引張力にて拡開するようにX字形に組み合
わせ、各種物品を固定した長短両アームのうち、長アー
ムの側縁に形成した切欠にて短アーム側の固定脚を嵌合
できるので、X字形に組み合わせた長短両アームをより
偏平なX字形とすることができ、固定側において狭い隙
間でも取付が可能となる。
【0008】また、長短両アームの両端に突設した固定
脚を固定側の隙間に挿入して長短両アームより成る保持
装置を挟持固定することができる。
【0009】上記の構成からなる本発明の物品の保持装
置は、長短両アームの両端に突設し、かつこれにばねを
引張状態で張架した固定脚を固定側の隙間に挿入して挟
持固定するようにしているので、固定側の狭い隙間を利
用して長短両アームより成る保持装置を挟持する際、固
定が確実に行える。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の物品の保持装置の
実施の形態を図面に基づいて説明する。図において1は
長アーム、2は短アームで、この長短両アーム1,2は
いずれも細幅の板状部材を予め定めた長さに切断したも
のを使用する。
【0011】そしてこの2つの長アーム1、短アーム2
を互いにその中央部分で重ねて支軸3にて係着してX字
形とし、かつ各アーム1,2はX字形の角度を容易に可
変できるように揺動可能とする。支軸3はボルト31と
ナット32にて形成する場合長短両アームよりなる保持
装置をこのボルト31にて取りつける各種物品の取付用
として使用可能である。
【0012】又、長短両アーム1,2の両端には固定脚
4,5を取り付ける。この固定脚4,5は長短両アーム
1,2の両端に螺合する皿ビス41,51と、この皿ビ
ス41,51に螺合したナット42,52とより構成さ
れる。
【0013】そして、このアーム1,2の両端に螺合し
た皿ビス41,51が、長短両アーム1,2を偏平なX
字形に、即ち長短両アーム1,2を折り畳んだ時、長ア
ームの側縁部に形成した切欠11、11に皿ビス41,
51が嵌合して長短両アーム1,2が偏平なX字形にな
るようにする。
【0014】そしてアーム1、2の端部に突設した固定
脚4、5間にはばね6、7を張架する。このばね6、7
はアーム1、2の互いに異なるアーム1、2の端部間を
連結するようにして支軸3を挟んで張架する。従ってば
ね6、7は平行していると共に、このばねの張力にて長
短両アーム1、2は常に拡開するようすなわちアーム
1、2の端部は互いに離間するようばね張力を作用させ
て張架する。
【0015】このように構成した物品の保持装置の支軸
3に物品を取り付ける。例えば図5に示すようにコーナ
ーキューブプリズム8を取り付ける。このコーナーキュ
ーブプリズム8は、ケーシング81内に2つのコーナキ
ューブプリズム82,83を、そのプリズム尖角点を互
いに対向するようにして挿入固定すると共に、この対向
する2つのコーナキューブプリズム尖角点部を嵌入保持
するためのコーナキューブプリズム保持用のスぺーサ8
4をケーシング内に嵌挿支持し、かつ2つのコーナキュ
ープリズムの尖角点をケーシングの回転中心となるよう
にし、かつ各プリズムの視準点となる尖角点(プリズム
ガラス最奥角部)同士を可能な限り近づけ、すなわち互
いに接触する寸前まで近づけて同一軸線上に配置する。
【0016】上述の如くコーナーキューブプリズム8を
取り付けた保持装置を、推進工法におけるヒューム管の
継目に取り付ける場合、まず長さの異なる2本のアーム
1,2をばね6,7を引き伸ばす方向にアーム1,2を
偏平なX字形とし、この状態でヒューム管の継合部の隙
間Gにアーム1,2を挿入、すなわち固定脚4,5を挿
入する。次にこのアーム1,2に対する外力を解除する
と、ばね6,7の作用にてアーム1,2のX字形が偏平
から拡開方向へ変形する。このX字形のアームの拡開作
用にて固定脚4,5が図4に示すように、ヒューム管継
合部の側端面に押圧されて固定されるものとなる。
【0017】このようにして保持装置をばねの力を利用
してヒューム管継合部だけでなく、隙間を利用して簡易
に隙間内であれば任意の位置に取り付けることができ、
また固定側の隙間のギャップ幅が変動しても本発明の保
持装置に取り付ける物品の質量が保持摩擦力を超えない
限り保持できる。さらに本保持装置を固定側から取り外
す場合はアーム1,2のX字形を、アーム1,2の外側
縁から夫々内方向へ外力を加える、すなわちアーム間を
押しすぼめるようにして外力を加えることにより偏平状
態とし、これにより隙間の内側面への固定脚の押圧力が
解除されるので容易に、しかも工具を一切用いることな
くして迅速・簡易に取付・取外が行えるものとなる。
【0018】
【発明の効果】本発明の物品の保持装置によれば、常に
ばねの引張力にて拡開するようにX字形に組み合わせた
長短両アームにより、固定側の隙間を利用して挟持して
取り付けるため、一切の工具を必要とすることなく迅速
に、かつ任意位置に取り付けることができると共に、固
定側の隙間のギャップ幅が変動しても本発明の保持装置
に取り付ける物品の質量が保持摩擦力を超えない限り保
持できる利点がある。
【0019】また、本発明の請求項2に記載した物品の
保持装置によれば、各種物品を固定した長短両アームの
うち、長アームの側縁に形成した切欠にて短アーム側の
突出した固定脚を嵌合でき、長短両アームをより偏平な
X字形とすることができるため、固定側において狭い隙
間でも取付が可能となる利点がある。
【0020】また、本発明の請求項3に記載した物品の
保持装置によれば、長短両アームの両端に突設し、かつ
これにばねを引張状態で張架した固定脚を固定側の隙間
に挿入して挟持固定するようにしているので、固定側の
狭い隙間を利用して長短両アームより成る保持装置を挟
持する際、固定が確実に行える利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の物品の保持装置の第1実施例を示す平
面図である。
【図2】本発明の物品の保持装置の正面図である。
【図3】本発明の物品の保持装置の底面図である。
【図4】本発明の物品の保持装置の取付状態を示す側面
図である。
【図5】本発明の物品の保持装置にコーナーキューブプ
リズムを取り付けた状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 長アーム 11 切欠 2 短アーム 21 切欠 3 支軸 31 ボルト 32 ナット 4 固定脚 41 皿ビス 42 ナット 5 固定脚 51 皿ビス 52 ナット 6 ばね 7 ばね 8 取付器具

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長アーム(1)と短アーム(2)とを重
    ねたその中点にて物品取付兼用の支軸(3)を介してX
    字形に揺動可能に係着すると共に、この長アーム(1)
    と短アーム(2)の両端に固定脚(4)、(5)を取り
    付け、かつこの支軸(3)を挟んで対向する長アーム
    (1)、短アーム(2)の互いに異なるアームの固定脚
    (4)、(5)間にばね(6)、(7)を張架し、この
    ばね圧にて両アームを常に拡開したX字形になるように
    作用させたことを特徴とする物品の保持装置。
  2. 【請求項2】 短アーム(2)内の端部に設けた固定脚
    (5)、(5)を嵌合する切欠(11)、(11)を、
    この固定脚と対向する位置の長アーム(1)の側縁に形
    成したことを特徴とする請求項1記載の物品の保持装
    置。
  3. 【請求項3】 固定脚(4)、(5)を固定側の隙間に
    挿入して長短両アームより成る保持装置を挟持固定する
    ようになすことを特徴とする請求項1又は2記載の物品
    の保持装置。
JP7207521A 1995-07-21 1995-07-21 物品の保持装置 Expired - Lifetime JP3002408B2 (ja)

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JPH0932808A JPH0932808A (ja) 1997-02-04
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6515059B1 (en) 1997-11-18 2003-02-04 Bfs Diversified Products, Llc Utilization of devulcanized EPDM membrane in the manufacture of EPDM membrane, flashing and roof accessories

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JPH0932808A (ja) 1997-02-04

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