JP3002185B1 - 配線内蔵ボックス - Google Patents

配線内蔵ボックス

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JP3002185B1
JP3002185B1 JP10272296A JP27229698A JP3002185B1 JP 3002185 B1 JP3002185 B1 JP 3002185B1 JP 10272296 A JP10272296 A JP 10272296A JP 27229698 A JP27229698 A JP 27229698A JP 3002185 B1 JP3002185 B1 JP 3002185B1
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博 渡部
秀隆 中村
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株式会社ヒロ・エンジニアリング
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Abstract

【要約】 【課題】 配線を容易かつ整然と行うことのできる配線
内蔵ボックスを提供することを課題とする。 【解決手段】 机に隣接して配置される配線内蔵ボック
ス1に、電源用配線L1、通信用配線L2等を内蔵し、
さらに、電源瞬断対応用バックアップ電源11、AC/
DCコンバータ12、通信用モデム15等の各種装置類
を内蔵可能とする構成とした。そして、電源用配線L
1,通信用配線L2の一端側は、机の天板上に位置する
ターミナル部5に設けた機器側コネクター9に接続し、
他端側は設備側コネクター8に接続する構成とした。さ
らに配線内蔵ボックス1上には、目隠しボード20を取
付可能とする構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば、コンピュー
タ等を載せる机に隣接または係止させて設置するのに好
適な配線内蔵ボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、オフィス等において室内
で用いるコンピューター、プリンター、電話等、各種機
器類の配線は、壁面まで導かれたコンセントやアウトレ
ット等の接続口から、各機器まで床上を這わせているの
が通常である。しかし、これでは各機器の配線が多数床
上を這うことになり、室内の見栄えが良くないばかり
か、配線につまずいて配線の断線やコネクターの脱落等
のトラブルを招く原因にもなっている。
【0003】このため近年では、床を二重床として、床
下の空間に各種配線を通し、各机の付近から床上に配線
を出す構成のものが用いられつつある。また、この他に
もオフィス用の机等には予め床下から机上までの電源用
配線などを内蔵したものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の技術には以下のような問題が存在する。
まず、前述したような、二重床構造で床下に配線をする
方法では、新築時にはまだしも、その後、机のレイアウ
ト変更などを行う際には床下配線をやり直さなければな
らず、非常に面倒であるという問題がある。また、特に
電話等、一部の配線は専門業者による工事が必要であ
り、いつでもレイアウト変更が気軽にできるとは言え
ず、また、費用が掛かるという問題もある。
【0005】さらに、建物の新築時においても、建物建
設およびコンセントやアウトレット等の接続口の設置は
建設業者によって行われ、室内に設置するパーティショ
ンや机等の設置は家具メーカーによって行われ、さらに
机上等に設置するパーソナルコンピューターや電話機、
その他各電気機器類の設置は、電気機器メーカーや電話
局等によって行われるため、複数の業者が作業を別々に
行わなければならず、これもまた配線作業の煩雑化を招
いている。
【0006】一方、予め床下から机上までの電源用配線
を内蔵した机は、既に使用中の机がある場合には机の買
い換えが必要となり、コストが非常に高くなってしま
う。
【0007】また、例えばノートパソコン等、ポータブ
ル型の電気機器においては、交流直流変換器(AC電
源)が必要であり、机の付近には多数の変換器が散乱し
て室内が一層乱雑になるという問題もある。
【0008】本発明は以上のような点を考慮してなされ
たもので、配線を容易かつ整然と行うことのできる配線
内蔵ボックスを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
机等に隣接または係止させて配置される配線内蔵ボック
スであって、該ボックスは、前記机等の側に面して床面
近傍から前記机等の天板の上面までの高さを有した前部
パネルと、該前部パネルに対して所定間隔離れ て対向配
置され、前記床面近傍から前記天板よりも所定寸法上方
までの高さを有した後部パネルとを有し、前記前部パネ
ルの上部には、前記後部パネル側に向けて傾斜する傾斜
面を有した傾斜パネル部が設けられるとともに、該傾斜
パネル部の下端部近傍には、前記前部パネルに対して前
方に突出する段部が形成されて、該段部を前記机の天板
上に載置または係止させることにより、前記傾斜パネル
部が、その下端部を前記天板の端部近傍に位置させて前
記天板の上方に突出して臨み、かつ前記後部パネル側に
傾斜して配置される構成とされ、前記前部パネルと後部
パネルとの間には、少なくとも、電源用配線と、通信用
配線と、前記電源用配線の途中に介在するよう設置され
る電源瞬断対応用バックアップ電源と、前記電源用配線
および通信用配線の他端側を電源設備および通信設備側
に接続するための設備側コネクターとが内蔵されるとと
もに、前記傾斜パネル部には、前記机で用いる機器類を
接続するため、前記ボックスに内蔵された前記電源用配
線および前記通信用配線の一端側が接続された機器側コ
ネクターが、前記傾斜パネル部の外面に露出し、かつ該
傾斜パネル部の傾斜面の一部を構成するよう設けられて
いることを特徴としている。
【0010】このような配線内蔵ボックスを机等に隣接
または係止させて配置することによって、設備側コネク
ターに、コンセントやアウトレット等の接続口側からの
コードを接続し、機器側コネクターに、机上に設置する
機器類のコードを接続することによって、机の裏側等に
散乱していた配線をなくすことができる。また、机の天
板の上方に臨むパネル部に機器側コネクターが設けられ
ているので、机上に設置する機器類の接続が容易に行
え、配線の長さも最小限で済む。
【0011】請求項2に係る発明は、請求項1記載の配
線内蔵ボックスであって、前記ボックスには、他の前記
ボックスの前記設備側コネクターに接続することによっ
て、双方の前記ボックス間で前記電源用配線どうしを結
線するための接続用コネクターが備えられていることを
特徴としている。
【0012】互いに隣接するボックスどうしにおいて、
一方のボックスの設備側コネクターと、他方のボックス
の接続用コネクターとを接続することによって、電源用
配線を結線することができる。
【0013】請求項3に係る発明は、請求項1または2
記載の配線内蔵ボックスであって、前記ボックスの側板
の一部が着脱または開閉自在とされて、その内部に前記
設備側コネクターが設けられていることを特徴としてい
る。
【0014】これにより、設備側コネクターにコード等
を接続するときのみ側板を取り外したり開いたりするこ
とによって、通常時においては、設備側の接続部が露出
しない。
【0015】 請求項4に係る発明 は、請求項1から3
いずれかに記載の配線内蔵ボックスであって、前記ボッ
クスの上部には、前記机の天板よりも上方に突出する目
隠しボードが取付可能とされていることを特徴としてい
る。
【0016】 これにより、ボックスにパーティションと
しての機能を備えることができる。
【0017】 請求項5に係る発明 は、請求項4記載の配
線内蔵ボックスであって、前記目隠しボードには、電磁
波の透過を抑制する電磁波低減材が備えられていること
を特徴としている。
【0018】 これにより、向かい側に配置した机に設置
されるモニター等からの電磁波を遮断することができ
る。
【0019】 請求項6に係る発明 は、請求項4または5
記載の配線内蔵ボックスであって、前記目隠しボードに
は、机上を照らす照明が備えられていることを特徴とし
ている。
【0020】 これにより、天井照明の位置に拘わらず最
適な照明環境が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る配線内蔵ボッ
クスの第一ないし第三の実施の形態について、図1ない
し図11を参照して説明する。
【0022】 [第一の実施の形態] 図1ないし図3,および図5,図7において、符号Dは
例えばオフィス用の机、1は配線内蔵ボックスをそれぞ
れ示している。
【0023】 図1に示すように、配線内蔵ボックス1
は、例えば厚さ5センチ程度で自立可能であり、図示し
ないフレームの外側に、前部パネル(側板)2、後部パ
ネル(図示なし)、およびサイドパネル4が取り付けら
れた中空箱状となっている。
【0024】 配線内蔵ボックス1の上部には、鉛直面に
対して後部パネル(図示なし)側に傾斜したターミナル
部(傾斜パネル部)5が設けられている。このターミナ
ル部5の両側において、サイドパネル4は、前部パネル
2に対して所定寸法前方に張り出しており、これによっ
て前部パネル2との間には段部6が形成されている。ま
た、配線内蔵ボックス1の下部には、巾木7が設けられ
ており、この巾木7は、前記前部パネル2,後部パネル
3,サイドパネル4の下端部に開閉・着脱自在に装着さ
れている。
【0025】 図2に示すように、配線内蔵ボックス1に
は、電源用配線L1、ISDN回線、アナログ回線等の
通信用配線L2等をはじめとして、他にLAN用配線等
が予め内蔵されている。そして、これら電源用配線L
1,通信用配線L2等の一端側には、それぞれ、コンセ
ントやアウトレット等の電源・通信設備側に接続するた
めの設備側コネクター8が設けられている。設備側コネ
クター8は、巾木7を開いたその内部空間に、図示しな
いブラケット等に固定されて設けられている。電源用配
線L1,通信用配線L2等の他端側には、それぞれ機器
側コネクター9が設けられている。図3に示すように、
機器側コネクター9は、前記ターミナル部5に固定され
て設けられており、配線内蔵ボックス1の上部において
外部に露出し、ターミナル部5の傾斜面の一部を構成す
るようになっている。
【0026】 また、電源用配線L1には、電源接続用配
線J1が設けられており、これも電源用配線L1と同様
に配線内蔵ボックス1に内蔵されている。そして、電源
接続用配線J1の端部には、接続用コネクター10が巾
木7を開いたその内部空間に、図示しないブラケット等
に固定されて設けられている。なお、この接続用コネク
ター10と前記設備側コネクター8とは、配線内蔵ボッ
クス1の両端部に位置するよう設けられている。
【0027】 さらに、電源用配線L1の途中には、停電
時に前記機器側に電源を供給する電源瞬断対応用バック
アップ電源11や、AC/DCコンバータ12が設けら
れ、これらは配線内蔵ボックス1に内蔵されている。電
源瞬断対応用バックアップ電源11としては、例えば株
式会社エヌ・ティ・ティファシリティーズ製、日本電気
精器株式会社製等の無停電電源装置等が用いられる。ま
た、AC/DCコンバータ12は、交流側12aが電源
用配線L1に接続され、直流側12bがターミナル部5
に設けられた直流用コネクター13に接続されている。
さらに、電源用配線L1には、例えば、ノイズフィルタ
ーや、株式会社エヌ・ティ・ティファシリティーズ製の
雷サージプロテクタ(商品名)等を介在させることも可
能であり、もちろんこれも配線内蔵ボックス1に内蔵可
能である。加えて、電源用配線L1には、機器側コネク
ター9への通電を遮断可能な主電源スイッチ14が、タ
ーミナル部5に設けられている。
【0028】 また、通信用配線L2には、通信用モデム
(ISDN用DSU/AT・光通信用モデム等を含む)
15等が、途中に介在させて設けられ、配線内蔵ボック
ス1に内蔵されている。
【0029】 図3に示すように、このような配線内蔵ボ
ックス1には、その上面に孔16が複数形成されてお
り、これらの孔16に差し込むことによって、机Dの天
板d1よりも上方に突出する目隠しボード20が装着可
能となっている。目隠しボード20は、孔16に挿入さ
れるフレーム21に、目隠し布22が取り付けられた構
成となっている。図4に示すように、目隠し布22に
は、芯材23と、電磁波遮断材料からなる電磁波遮断布
(電磁波低減材)24とが備えられている。なお、電磁
波遮断布24としては、電磁波遮断能力を有しているの
であればいかなるものであってもよく、さらには布製で
はなく、例えば金属製等、他の材料のものを採用するこ
とも可能である。
【0030】 上記したような構成の配線内蔵ボックス1
は、図1に示したように、机Dの背面側等に隣接または
係止させて設置されるものであり、段部6が机Dの天板
d1の上方に位置することによって、図3に示したよう
に、ターミナル部5が、その下端部を天板d1の端部近
傍に位置させて、天板d1の上方に突出して臨み、かつ
後部パネル(図示なし)側に傾斜して位置するようにな
っている。そして、室内の壁面等に設けられたコンセン
トやアウトレットと、設備側コネクター8とを延長コー
ド等で接続し、さらにターミナル部5の機器側コネクタ
ー9に、机D上等で用いるコンピューター等の電気製品
の電源用コード、電話・FAXやコンピューター等の通
信回線を接続するようになっている。
【0031】 また、配線内蔵ボックス1は、図示しない
接続用金具等を用いることによって、複数の配線内蔵ボ
ックス1を、横方向、あるいは平面視L字状に連結でき
るようになっている。図2に示したように、複数の配線
内蔵ボックス1を連結するときには、互いに隣接する配
線内蔵ボックス1のうち、一方の配線内蔵ボックス1の
電源用の設備側コネクター8と、他方の配線内蔵ボック
ス1の接続用コネクター10とを、接続コード17で接
続することによって、電源用配線L1どうしを結線でき
るようになっている。
【0032】 上述したような構成の配線内蔵ボックス1
によれば、電源用配線L1、通信用配線L2等をはじめ
として、その他LAN用配線等が内蔵される構成となっ
ているので、床上から机D上までの配線を省略すること
ができ、周囲の見栄えを向上させることができる。した
がって、配線につまずいて配線の断線やコネクターの脱
落等のトラブルが発生するのを防止することができる。
また、机Dで用いる電話やコンピューターなどの各種機
器は、配線内蔵ボックス1の上部に設けられたターミナ
ル部5の機器側コネクター9に接続すればよいので、各
配線が最小限の長さで済む。
【0033】 さらに、配線内蔵ボックス1に、電源瞬断
対応用バックアップ電源11、AC/DCコンバータ1
2、通信用モデム15等の各種装置類が内蔵可能となっ
ているので、従来机Dの周囲に散乱していたこれらの装
置類を整然と配置することが可能となり、また、配線の
手間も最小限ですむ。
【0034】 そして、このような配線内蔵ボックス1で
は、レイアウト変更などを行う際にも、しかも専門業者
を呼んで行わなければならなかった配線の引き回しの変
更等を最小限として、配線を容易に行うことができるの
で、レイアウト変更を容易かつ柔軟に行うことが可能と
なる。
【0035】 また、上記配線内蔵ボックス1は単独使用
することはもちろん可能であるが、この配線内蔵ボック
ス1には接続用コネクター10が備えられているので、
複数の配線内蔵ボックス1を並べて使用するときには、
互いに隣接する配線内蔵ボックス1,1どうしにおい
て、電源用配線L1を結線することができる。したがっ
て、各配線内蔵ボックス1毎にそれぞれを電源用のコン
セントに繋ぐ必要が無く、配線の簡略化に貢献できる。
【0036】 加えて、配線内蔵ボックス1には段部6が
形成されて、ターミナル部5が机Dの天板d1上に位置
する構成となっているので、机Dと配線内蔵ボックス1
との一体感を醸し出すことができる。
【0037】 さらに、配線内蔵ボックス1の上部には、
机Dの天板d1よりも上方に突出する目隠しボード20
が取付可能となっており、目隠しボード20を装着する
ことによって、配線内蔵ボックス1にパーティションと
しての機能を備えることができる。
【0038】 しかも、目隠しボード20には、電磁波遮
断布24が備えられているので、向かい側に配置した机
D上のモニター等からの電磁波を遮断することができ
る。
【0039】 加えて、配線内蔵ボックス1には、主電源
スイッチ14が備えられているので、机上で用いる各種
機器の電源系を一括管理することが可能となる。
【0040】 なお、上記第一の実施の形態では、目隠し
ボード20を備える構成としたが、この目隠しボード2
0を備えずに、配線内蔵ボックス1のみで使用すること
ももちろん可能である。
【0041】 また、目隠しボード20については、例え
ば図5に示すようなものを用いることも可能である。こ
の図に示す目隠しボード25は、ロ字型のフレーム26
に目隠し布27が備えられたもので、フレーム26は、
配線内蔵ボックス1の孔16に挿入されたシャフト28
にボールジョイントされて、角度変更可能な構成となっ
ている。そして、図6に示すように、目隠し布27は、
その上下端部に面ファスナー29が備えられており、図
5に示したフレーム26に着脱自在となっている。この
ような構成の目隠しボード25では、目隠し布27を容
易に交換することができる。
【0042】 この他にも、図7に示すように、目隠しボ
ード30に、コンピューター用の液晶モニター31等を
装着したり、照明32を装着するような構成とすること
も可能である。液晶モニター31を目隠しボード30に
装着すれば机D上の省スペース化を図ることが可能であ
り、また照明32を装着すれば、天井照明の位置等にか
かわらず机Dのレイアウトを自由に行うことが可能とな
る。
【0043】 これ以外にも、図8に示すように配線内蔵
ボックス1に、時計33や、写真入れ34、小物置き3
5等をはじめとして、その他、テレビモニター、アロマ
テラピー(香り)等を組み込むことも可能である。さら
には、配線内蔵ボックス1の内部にコンピューターの本
体を内蔵することも可能であり、これによって机Dの周
囲のさらなるスペースの有効利用を図ることもできる。
【0044】 また、配線内蔵ボックス1を、互いに向か
い合った二つの机の間に配置する場合には、配線内蔵ボ
ックス1の両面側に、それぞれターミナル部5および段
部6を備えた構成の両面タイプのものを用いることもで
きる。
【0045】 [第二の実施の形態] 次に、本発明に係る配線内蔵ボックスの第二の実施の形
態について説明する。以下の説明において、前記第一の
実施の形態と共通する構成については同符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0046】 図9に示すように、配線内蔵ボックス40
は、前部パネル(側板)41の両側に開口部42が設け
られ、この開口部42には開閉自在な蓋43が備えられ
た構成となっている。そして、開口部42の内部の中間
部に、設備側コネクター8や接続用コネクター10が備
えられた構成となっている。
【0047】 このような構成の配線内蔵ボックス40に
よれば、設備側コネクター8や接続用コネクター10が
配線内蔵ボックス40に内蔵され、蓋43によって隠す
ことのできる構成となっているので、配線をより一層整
然と行うことが可能となり、見栄えを向上させることが
できるとともに、接続用コード17等の設備側コネクタ
ー8や接続用コネクター10からの脱落を、より確実に
防止できる。しかも、設備側コネクター8や接続用コネ
クター10が配線内蔵ボックス40の中間部に設けられ
ており、下端部ではないため、結線作業等を行いやす
い。
【0048】 [第三の実施の形態] 次に、本発明に係る配線内蔵ボックスの第三の実施の形
態について説明する。以下の説明において、前記第一お
よび第二の実施の形態と共通する構成については同符号
を付し、その説明を省略する。
【0049】 図10(a)に示すように、配線内蔵ボッ
クス50は、例えば机2個分の幅を有しており、その前
部パネル(側板)51の両側には開口部52が設けられ
て、この開口部52には開閉自在な蓋53が備えられた
構成となっている。そして、開口部52の内部には、通
信用の設備側コネクター8Dが内蔵されている。
【0050】 また、図10(b)に示すように、配線内
蔵ボックス50の後面側には、巾木(側板)7に開閉自
在な後部蓋54が設けられ、その両端部の内部には、電
源用の設備側コネクター8E,接続用コネクター10が
設けられている。そして、図11に示すように、サイド
パネル4の下端部には、開閉自在なシャッター55を備
えた開口部56が形成されており、この開口部56に接
続用コード17等を通すようになっている。
【0051】 このような構成の配線内蔵ボックス50に
よっても、上記第一および第二の実施の形態で示したよ
うな効果を奏することが可能である。
【0052】 [さらに他の実施の形態] 図12に示す配線内蔵ボックス60は、その上部のター
ミナル部(傾斜パネル部)61が、所定幅、例えば20
0mm幅のパネル62,62,…によって構成されたも
のである。これらのパネル62としては、スイッチ付コ
ンセントブロック、スイッチ無しコンセントブロック、
電話線関係ジャック付ブロック、ケーブル引き出し口付
化粧カバー、寸法調整用化粧カバー、小物入れ付ブロッ
ク、送風機付ブロック、液晶表示パネル付ブロック等、
様々な種類のものが用意される。そして、要求される機
能や、配線内蔵ボックス60の幅等に応じて、これらの
パネル62を適宜組み合わせることによってターミナル
部61を構成するようになっている。このような配線内
蔵ボックス60では、所定幅のパネル62を組み合わせ
ることによって、ターミナル部61をいわばユニット化
した構成となっている。これにより、例えば1000m
m,1200mm,1400mm,1600mmといっ
た机の規格幅に対応させて、配線内蔵ボックス60を容
易にかつ効率良く製造することが可能となる。
【0053】 さらに、この配線内蔵ボックス60では、
巾木7の外周面側に、電源用差込コンセント64と、着
脱自在な蓋65aを備えた配線穴65とが設けられてい
る。そして、前記パネル62の一つとして、配線引き出
し口66を備えたものが用いられている。このような配
線内蔵ボックス60では、コンピューター本体(図示な
し)を床置きする場合等に、コンピューター本体(図示
なし)の電源を電源用差込コンセント64から取り、モ
ニター・キーボード等用のケーブルを配線穴65から配
線内蔵ボックス60の内部に通し、配線引き出し口66
から机上に引き出すことが可能となる。
【0054】 なお、上記各実施の形態において、配線内
蔵ボックス1,40,50,60を構成する材料につい
ては何ら問うものではなく、樹脂、金属、木材等の各種
材料を使用することができる。さらに、上記各実施の形
態では、配線内蔵ボックス1,40,50,60があた
かも机Dの天板d1に対応した幅を有した構成となって
いるが、机Dに隣接または係止させて配置するのであれ
ば、机Dよりも幅の小さなものや、柱状の形状を有した
構成とすることも可能である。
【0055】 また、内蔵する配線や、設備側コネクター
8,機器側コネクター9,接続用コネクター10等に装
備するコネクターの種類についても、いかなる種類のも
のを採用しても良く、また今後新たな配線やコネクター
が出現すれば、それに対応したものを備えればよい。も
ちろん、内蔵する配線の種類も、上記にあげたものの中
から適宜選択することも可能である。
【0056】 加えて、配線内蔵ボックス1,40,5
0,60に内蔵する電源・通信用装置類については限定
する意図はなく、上記にあげた以外のものを内蔵するこ
とも可能である。
【0057】 また、上記各実施の形態では、配線内蔵ボ
ックス1,40,50の上部に目隠しボード20,2
5,30を備える構成としたが、上記にあげた以外の構
成のものを備えても良い。例えば目隠しボード20には
電磁波遮断布24を備える構成としたが、目隠しボード
25,30については電磁波低減材を備えても良いし、
また不要であれば省略しても良い。さらに、目隠しボー
ド20,25,30自体については、不要であれば省略
した構成としても良い。配線内蔵ボックス1のみとすれ
ば、その高さは机Dよりも若干高いだけであるので、室
内の見通しが良くなり開放感を得ることが可能であり、
この場合でも、配線を簡略化することができ、レイアウ
トを容易に行うことができる、といった効果を得ること
が可能である。
【0058】 さらに、配線内蔵ボックス1,40,5
0,60を複数並べるときには、その接続および整列を
容易かつ確実に行うために、図13(a)に示すよう
に、双方の配線内蔵ボックス1,40,50,60の端
部にそれぞれ凹部70を形成し、これら凹部70にジョ
イント用ブロック71をはめ込む構成としても良いし、
また図13(b)に示すように、一方に凹部72を形成
し、他方にこれに対応する凸部73を形成してこれらを
互いにはめ合う構成としても良い。
【0059】 これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない
範囲内であれば、いかなる構成を採用しても良く、ま
た、上記に示した各部の構成を適宜選択的に組み合わせ
たものとしても良いのは言うまでもない。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る配
線内蔵ボックスによれば、電源・通信用の配線が内蔵さ
れているので、設備側コネクターにコンセントやアウト
レット等の接続口側からのコードを接続し、機器側コネ
クターに机上に設置する機器類のコードを接続すること
によって、机の裏側等に散乱していた配線をなくすこと
ができる。したがって、室内を整然とすることができ、
また配線につまづくことによるトラブルを防止すること
が可能となる。また、机の天板の上方に臨む傾斜パネル
部に機器側コネクターが設けられているので、机上に設
置する機器類の接続が容易に行え、配線の長さも最小限
で済む。さらに、配線内蔵ボックスに電源・通信用等の
装置類が内蔵可能となっている。より具体的な例として
は、電源・通信用等の装置類として、少なくとも無停電
電源装置が内蔵され、この他にも、交流直流変換器、通
信用モデムを内蔵することができるようになっている。
これにより、従来のように机上やその周囲にそれらの装
置類を置く必要が無くなり、スペースの有効利用が図れ
るとともに周囲を整然とすることができる。そして、こ
のような配線内蔵ボックスでは、レイアウト変更などを
行う際にも、いちいち専門業者を呼んで行う配線の引き
回しの変更等を最小限とすることができ、レイアウト変
更を容易かつ柔軟に行うことが可能となる。そして、ボ
ックスの上部には、机の天板側に突出する段部が形成さ
れ、傾斜パネル部が机の天板上に位置して載置または係
止される構成となっている。これにより、机とボックス
との一体感を醸し出すことができる。
【0061】 請求項2に係る配線内蔵ボックスによれ
ば、接続用コネクターが備えられているので、互いに隣
接するボックスどうしにおいて、一方のボックスの設備
側コネクターと、他方のボックスの接続用コネクターと
を接続することによって、電源用配線どうしを結線する
ことができる。したがって、各配線内蔵ボックスを電源
用のコンセントに繋ぐ必要が無く、配線の簡略化に貢献
できる。
【0062】 請求項3に係る配線内蔵ボックスによれ
ば、ボックスの側板の一部が着脱または開閉自在とされ
て、その内部に設備側コネクターが設けられた構成とな
っている。これにより、設備側コネクターにコード等を
接続するときのみ側板を取り外したり開いたりすること
によって、通常時においては設備側の接続部が露出せ
ず、見栄えを向上させることができるとともに、コード
の脱落をより確実に防止できる。
【0063】 請求項に係る配線内蔵ボックスによれ
ば、ボックスの上部には、机の天板よりも上方に突出す
る目隠しボードが取付可能とされている。これにより、
ボックスにパーティションとしての機能を備えることが
できる。
【0064】 請求項に係る配線内蔵ボックスによれ
ば、目隠しボードには、電磁波の透過を抑制する電磁波
低減材が備えられた構成となっている。これにより、向
かい側に配置した机に設置されるモニター等からの電磁
波を低減することができ、室内環境を向上させることが
できる。
【0065】 請求項に係る配線内蔵ボックスによれ
ば、目隠しボードには、机上を照らす照明が備えられた
構成となっている。これにより、天井照明の位置に拘わ
らず最適な照明環境を得ることができるので、机のレイ
アウトの自由度を大幅に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る配線内蔵ボックスの第一の実施
の形態を示す斜視図である。
【図2】 前記配線内蔵ボックスの内部を示す斜視図で
ある。
【図3】 同配線内蔵ボックスに備えた目隠しボードを
示す斜視図である。
【図4】 前記目隠しボードの構造を示す図である。
【図5】 前記目隠しボードの他の一例を示す斜視図で
ある。
【図6】 同目隠しボードを構成する目隠し布の一部を
示す斜視図である。
【図7】 前記目隠しボードのさらに他の一例を示す斜
視図である。
【図8】 前記配線内蔵ボックスの他の例を示す斜視図
である。
【図9】 本発明に係る配線内蔵ボックスの第二の実施
の形態を示す正面図である。
【図10】 本発明に係る配線内蔵ボックスの第三の実
施の形態を示す斜視図である。
【図11】 前記配線内蔵ボックスの一部を示す斜視図
である。
【図12】 本発明に係る配線内蔵ボックスの他の実施
の形態を示す斜視図である。
【図13】 本発明に係る配線内蔵ボックスのさらに他
の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,40,50,60 配線内蔵ボックス 2,41,51 前部パネル(側板) 5,61 ターミナル部(傾斜パネル部) 6 段部 7 巾木(側板) 8 設備側コネクター 9 機器側コネクター 10 接続用コネクター11 電源瞬断対応用バックアップ電源 20,25,30 目隠しボード 24 電磁波遮断布(電磁波低減材) 32 照明 D 机 d1 天板 L1 電源用配線 L2 通信用配線
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−182258(JP,A) 特開 昭63−245209(JP,A) 特開 平2−159913(JP,A) 特開 平9−308531(JP,A) 実開 平5−39340(JP,U) 実開 平3−11319(JP,U) 実開 平6−75230(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/28 H02G 3/16

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 机等に隣接または係止させて配置される
    配線内蔵ボックスであって、 該ボックスは、前記机等の側に面して床面近傍から前記
    机等の天板の上面までの高さを有した前部パネルと、該
    前部パネルに対して所定間隔離れて対向配置され、前記
    床面近傍から前記天板よりも所定寸法上方までの高さを
    有した後部パネルとを有し、 前記前部パネルの上部には、前記後部パネル側に向けて
    傾斜する傾斜面を有した傾斜パネル部が設けられるとと
    もに、該傾斜パネル部の下端部近傍には、前記前部パネ
    ルに対して前方に突出する段部が形成されて、該段部を
    前記机の天板上に載置または係止させることにより、前
    記傾斜パネル部が、その下端部を前記天板の端部近傍に
    位置させて前記天板の上方に突出して臨み、かつ前記後
    部パネル側に傾斜して配置される構成とされ、 前記前部パネルと後部パネルとの間には、少なくとも、
    電源用配線と、通信用配線と、前記電源用配線の途中に
    介在するよう設置される電源瞬断対応用バックアップ電
    源と、前記電源用配線および通信用配線の他端側を電源
    設備および通信設備側に接続するための設備側コネクタ
    ーとが内蔵されるとともに、 前記傾斜パネル部には、前記机で用いる機器類を接続す
    るため、前記ボックスに内蔵された前記電源用配線およ
    び前記通信用配線の一端側が接続された機器側コネクタ
    ーが、前記傾斜パネル部の外面に露出し、かつ該傾斜パ
    ネル部の傾斜面の一部を構成するよう設けられているこ
    を特徴とする配線内蔵ボックス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の配線内蔵ボックスであっ
    て、前記ボックスには、他の前記ボックスの前記設備側
    コネクターに接続することによって、双方の前記ボック
    ス間で前記電源用配線どうしを結線するための接続用コ
    ネクターが備えられていることを特徴とする配線内蔵ボ
    ックス。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の配線内蔵ボック
    スであって、前記ボックスの側板の一部が着脱または開
    閉自在とされて、その内部に前記設備側コネクターが設
    けられていることを特徴とする配線内蔵ボックス。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の配線
    内蔵ボックスであって、前記ボックスの上部には、前記
    机の天板よりも上方に突出する目隠しボードが取付可能
    とされていることを特徴とする配線内蔵ボックス。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の配線内蔵ボックスであっ
    て、前記目隠しボードには、電磁波の透過を抑制する電
    磁波低減材が備えられていることを特徴とする配線内蔵
    ボックス。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載の配線内蔵ボック
    スであって、前記目隠しボードには、机上を照らす照明
    が備えられていることを特徴とする配線内蔵ボックス。
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