JP3002171U - 簡易トイレ - Google Patents

簡易トイレ

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JP3002171U
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修一 安立
浩 茂田
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三基ルーバ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】左右両側壁部材、背面壁部材及び屋根部材を、
ともに所定間隔を置いて固定した複数個の断面く字状の
羽根部材B1〜Bnで構成し、この各羽根部材B1〜B
nが、その断面く字状の折曲部位の背側にはその先端に
折返部を有する突片部を備え、またその両端縁には屈曲
部等を備えてなる簡易トイレ。 【効果】台風等の強風雨時においても、風雨の浸入を防
止し、しかも別途照明設備を必要とすることがない。ま
た断面く字状の折曲部位の背側にその先端に折返部等を
有する突片部を設け、その外縁部及び内縁部に折曲部を
設ける等により、屋内への風雨の浸入を完全に防ぐこと
ができ、さらには隣接する各羽根部材間のオ−バ−ラッ
プの程度等を調整することにより、採光量の程度等を適
宜調節することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、簡易トイレに関し、さらに具体的には、建設現場、発電所、運動場 等に適宜設置可能な簡易トイレに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、建設現場、発電所等に設置されている簡易トイレとしては、例えば、木 材、竹、あるいはトタン等の材料を用い、これらを組み立てることにより構成さ れているが、このようなトイレは、その目的上、一つの独立した閉空間をなし、 また雨滴を凌ぐためには、屋根部を設けておくことも必要である。
【0003】 しかし、従来におけるそのようなトイレは、その用途上、外部からの視界を遮 断しておく必要がある等のため、その内部には別途照明設備を必要とするばかり でなく、清潔感に乏しく、臭気との関係もあって暗いイメ−ジが付きまとい、ま た、それら材料自体も朽ち易く、さらにその組立についても、それが簡易に行わ れるものであるため、安っぽい感じを与えるのが通常である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、従来の屋外トイレにおける以上の諸欠点を払拭し、また別途照明設 備を必要とすることがなく、内部及び外観ともに明るく、清潔感を与え、また組 立の仕方についても、簡易に行うことができる、等の諸利点を有する簡易トイレ を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本考案は、左右両側壁部材、背面壁部材及び屋根部材を備え、これ ら各部材が下記(1)〜(5)の構造を備える部材で構成されてなることを特徴 とする簡易トイレを提供するものである。 (1)枠体内に所定間隔を置いて固定された複数個の羽根部材を備え、この各 羽根部材が断面く字状で、長手方向に連続した所定幅を有する帯状の本体部分か らなっていること。 (2)該断面く字状の折曲部位の背側に、両側壁部材、背面壁部材又は屋根部 材の壁面又は屋根面とほぼ平行に延びた突片部を備え、またこの突片部の先端に は屋外側又は屋上側に向けて設けられた折返部を備えること。 (3)該断面く字状の折曲部の屋外側又は屋上側縁部に、内方又は下方に向け た屈曲部を設けるとともに、これに相対するその断面く字状の屋内側縁部には、 外方又は上方に向けた屈曲部を備えていること。 (4)上記屈曲部に相対する側には、上記突片部と同一方向に向けた後方張出 部を備えること。 (5)以上の各部片を備え、それぞれ隣接する各羽根部材が、相互にオ−バ− ラップして配置されており、またその各羽根部材相互間に所定の空間を有するこ と。
【0006】 これら(1)〜(5)の諸構成は、本考案に係る両側壁部材、背面壁部材及び 屋根部材に共通する基本的事項であるが、例えば、その突片部の先端部に設けら れた折返部の角度如何、各羽根部材のく字状屈曲の程度、隣接する各羽根部材間 のオ−バ−ラップの程度等の諸構成については、両側壁部材、背面壁部材又は屋 根部材を構成するに際し、その目的等に応じ、適宜変更することができる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の簡易トイレの一実施例を図面に従って説明するが、本考案がこ の実施例に限定されないことは勿論である。 図1(a)〜(d)は、本考案に係るトイレの概略を示す図であり、(a)は その上面図、(b)は正面図、(c)は側面図であり、また(d)は、後方斜め 方向から見た図を示す。
【0008】 図1(a)〜(d)中、1は蝶番2により開閉自在に取付けられた扉であり、 3はトイレの側面壁部材、4は背面壁部材、5は、上面部すなわち屋根部材であ り、このうち側面壁部材3及び背面壁部材4は、その下端部で、台座6に固定さ れ取付られている。なお、図中7は、扉1に取付けられた扉1開閉用の把持部( ノブ)である。
【0009】 また、これら両側面壁部材3、背面壁部材4及び屋根部材5は、各々独立した 部材として構成、製作し、これらを個々に設置現場に移送して組立て、例えば台 座6上に固定するが、各部材の製作現場で組立てて一体とし、これを設置場所に 移送して設置してもよい。
【0010】 図2(a)〜(c)は、図1(a)〜(d)における背面壁部材4を形成する 構成部材の具体的構造を示し、このうち、(a)は、その横断面図、(b)は正 面図、(c)は側面図であり、図(b)及び(c)は、図(a)に比べてさらに 縮小して図示している。この図2(a)〜(c)及び以下の説明では、主として 背面壁部材4の構成部材として述べるが、この内容は、両側面壁部材3の構成部 材についても同様である。
【0011】 図2中、8は左側に設けられた枠体、9は、右側に設けられた枠体であり、そ の間に複数の羽根板A1〜Anが等間隔に配置されている。この場合、相隣接する 各羽根板間には空間S1〜Snを形成している。また10は、これら羽根板A1 〜 An の上端縁及び下端縁に設けられた枠体であり、これが上記左右両側の枠体8 及び枠体9と相まち、羽根板A1〜Anを固定するようになっている。
【0012】 また、各羽根板は、帯状の板体からなり、図2(a)に示すとおり、その幅方 向のほぼ中心部で断面く字状に構成され、後述の突片部11、折返部及び屈曲部 15を含めて、相互にオ−バ−ラップするように置かれている。これによって屋 外からの風雨の進路を屈曲させ、それらが屋内にストレ−トには入り込むのを防 止することができる。
【0013】 また、前記相隣接する各羽根板間に形成された空間S1〜Snを通じて、空気を 屋内と屋外との間で相互に流通させるとともに、その空間S1〜Snにより、屋外 からの光を屋内へ向けて採光することができる。この場合、その羽根板用の材料 として、光反射率の高い、例えばアルミ合金製等の材料を用いることにより、そ の採光効果を高めることができる。
【0014】 また、前記断面く字状への折曲げの程度、各羽根板相互間で上記オ−バ−ラッ プの程度は、上述風雨浸入の防止、空気の流通、採光等の諸目的ないし作用・効 果、また以降で述べる各部片、部材の形状、寸法等如何をも考慮し、その目的を 達成し作用効果を奏し得る限度で適宜設定、変更することができる。
【0015】 これら羽根板A1〜Anの上下は、枠体10に当接され、両者は、適当箇所で( 図示せず)、例えばボルト、接着剤等を介して固定される。また、羽根板Aの数 nは、それ自体の寸法、背面壁部材4の所要幅、その他の諸条件如何により適宜 選択することができる。この点両側面壁部材3の場合についても同様である。
【0016】 また、羽根板A1〜Anには、その屈曲部11の背側に突片部12が設けられ、 その方向は、図2(a)に示すとおり、背面壁部材4の面にほぼ平行となるよう になっている。さらにその先端部には、外側すなわち屋外側に向けて設けられた 折返部13を備えている。
【0017】 これらによって、屋外から屋内への風雨の浸入(浸入)を防ぎ、またここで雨 滴を受止め、これを集めて流下させることができる。この場合、その屈曲部11 の背面、突片部12の腹部及び折返部13により、溝が形成されており、これに よってここで集められた水を流下させ得るようにしているものである。
【0018】 一方、その断面く字状帯の外方端縁部すなわち屋外側縁部には、内方に向けた 屈曲部14が設けられており、これによって屋外から屋内へ向かう風雨の圧力を 緩和し、また強風時における異常音を和らげることができる。本実施例では、さ らにその屈曲部14の内側に湾曲部材15をも設けているが、その作用上は屈曲 部14の場合とほぼ同等のものである。
【0019】 さらに、その断面く字状の内方端縁部すなわち屋内側縁部には、内方に向けた 屈曲部16が設けられており、その先端部は、図示のとおり、断面横レ字状に構 成されている。これによって残余の雨滴の屋内への侵入を防ぎ、またここで雨滴 を受止め、これを集めて流下させることができる。
【0020】 屋外から屋内への雨滴の浸入は、通常の風雨程度であれば、本考案に係る前述 屈曲部11の背面、突片部12の腹部及び折返部13により、ほぼ完全に防ぐこ とができるが、本考案では、さらに、上記屈曲部16を設けることにより、台風 等の強風雨時においても、その雨滴の浸入をほぼ完全に防止し、また屋内へ向か う風向きを最終的に変え、その風圧を和らげるこてとができる。
【0021】 また、上記屈曲部16に相対する側には、上記突片部12と同一方向に後方張 出部17が設けられており、これによって雨滴の侵入を最終的に防止し、また屋 内へ向かう風向きをさらに最終的に変更させて、その影響を緩和させ、台風等の 強風時においても、トイレとして使用可能としたものである。なお、図2(a) 中、18は、羽根板A1〜Anの長手方向に設けられた係止用部材である。
【0022】 次に、枠体8及び9のうち、枠体8については、基本的には、本体部8a、断 面直角に設けられた屋外側突片部8b、同じく断面直角に設けられた屋内側突片 部8cからなり、羽根板側に向いた両突片部8b及び部8cは、それぞれ、図示 のとおり、羽根板A1〜Anの屈曲部14及び屈曲部16とほぼ同じ形状に構成し てある。これによって、羽根板A1 の背部の作用と相まち、隣接する羽根板間で 得られる風雨防止効果、採光効果等と同様の効果を得ることができる。
【0023】 一方、両突片部8b及び8cの羽根板側と相対する側(反対側)は、この壁部 材を設置するときの系止部となるが、図中8d、8eとして示すとおり、断面横 L字状(8eは逆L字状)に構成してある。この点、9d、9eとして示すとお り、枠体9についても同じである。
【0024】 枠体9の羽根板側は、本体部9a、断面直角に設けられた屋外側突片部9b、 同じく断面直角に設けられた屋内側突片部9cからなり、両突片部9b及び部9 cの羽根板側は、それぞれ、羽根板Anの屈曲部14及び屈曲部16の背面に当 接されている。
【0025】 次に、図3は、本考案に係る簡易トイレの屋根部材すなわち天井部材の構造及 びこの屋根部材の左右側壁部材に対するその取付部の構成を示す図であり、図4 は、その屋根部材の上面図である。なお、図4は、図3に比べて相対的に縮小し て示している。
【0026】 まず、この屋根部材の構造は、複数個の断面く字状の羽根板で構成する点、そ の他、基本的には、前述背側壁部材及び左右側壁部材とほぼ同様であるが、屋根 部材の場合、背側壁部材及び左右側壁部材に比べて、上方からの風雨に対する配 慮がさらに必要であることから、後述のオ−バ−ラップ部分を左右側壁部材及び 背側壁部材におけるそれより幾分大きくすること等、この種の微細構造の点では 異なっている。
【0027】 図3中、19及び20は、左右両側に設けられた枠体であり、その間に複数の 羽根板B1〜Bnが等間隔に配置されている。これら複数個の羽根板B1〜Bnの固 定、取付けは、左右の枠体19、20及び前後の枠体21、22(図4)に対し て行う。
【0028】 また隣接する各羽根板は、図示のとおり、相互にオ−バ−ラップするように置 かれており、これによって屋上からの風雨の進路を屈曲させ、それらが屋内にス トレ−トには入り込むのを防止することができる。この場合、各羽根板における 断面く字状の屈曲の程度、またそのオ−バ−ラップの程度は、以降で述べる各部 片、部材の形状、寸法等如何をも考慮し、その目的を達成し得る限度で適宜設定 することができる。
【0029】 これら羽根板B1〜Bnの左右は、枠体19及び20に当接され、例えばビス、 ボルト、接着剤等を介して、これら枠体19及び20に対して固定されている。 また羽根板Bの数nは、各羽根板それ自体の寸法、その相互間のオ−バ−ラップ の程度、左右側面壁部材3、背面壁部材4の所要幅等如何により適宜選択するこ とができる。
【0030】 また、前記相隣接する各羽根板間に形成された空間S1〜Snを通じて、空気を 屋内と屋外との間で相互に流通させるとともに、その空間S1〜Snにより、屋上 からの光を屋内へ向けて採光することができる。この場合、その羽根板用の材料 として、光反射率の高い、例えばアルミ合金製等の材料を用いることにより、そ の採光効果を高めることができる。
【0031】 羽根板B1〜Bnは、図示のとおり、断面く字状に構成されており、またその屈 曲部23にはその背側に向けて突片部24が設けられ、さらにその先端部には、 屋上側へほぼ垂直に設けられた折曲部25及び同じく下方へ向けて垂直に設けら れた折曲部26を備えている。このうち折曲部25は、屋内への風雨の侵入を防 ぐとともに、突片部24とも相まち、ここで雨滴を受止め、これを集めて流出さ せる樋の役目をも果たすようになっている。
【0032】 一方、その断面く字状の外方すなわち屋上側縁部には、内方に向けた屈曲部2 7が設けられ、これによって屋上からの風雨に対する抵抗を緩和し、また台風等 の強風時における異常音を和らげることができる。また、その屈曲部27の内側 に湾曲部材28をも設けているが、その作用上は屈曲部27の場合とほぼ同等の ものである。
【0033】 さらに、その断面く字状の下方端縁部すなわち天井側縁部には、ほぼ垂直に上 方に向けた屈曲部29が設けられている。これによって前記折曲部26とも相ま ち、屋内への残余の風雨の浸入を防ぎ、またここで雨滴を受止め、これを集めて 流出させることができ、この点、前記突片部24及び折曲部25の場合と同様で ある。
【0034】 また、上記屈曲部29に相対する側には、上記折曲部24と同一方向に後方張 出部30が設けられており、これによって屋上から屋内へ流入する風の方向をさ らに変更させ、折曲部26、屈曲部29等による作用とも協同して、その影響を 和らげるとともに、その奥部に設けた溝31により残余の雨滴を最終的にここで 受止め、集めて流出させる。
【0035】 本考案では、屋根部材係る以上の構造により、上方からの風雨の浸入を完全に 防止するとともに、屋上からの光を採光することができ、また台風等の強風雨時 においても、その雨滴の浸入をほぼ完全に防止し、屋内への風圧を和らげること ができるようにしたものである。
【0036】 次に、枠体19については、基本的には、本体部19a、これに対し断面直角 に設けられた屋外側突片部19b、同じく断面直角に設けられた屋内側突片部1 9cからなり、両突片部19b及び19cの羽根板側は、図3に示すとおり、断 面L字状に構成してあり、さらに突片部19cの上面側には断面凹状の樋32を 備え、羽根板B1 の背部の作用とも相まち、各羽根板及び隣接する羽根板間での 効果と同様の効果を得ることができる。
【0037】 一方、枠体19のうち、羽根板側と相対する側は、外装部材33用の系止部と なるが、図中19d、19eとして示すとおり、断面横L字状又は逆L字状に構 成してあり、この点、20d、20eとして示すとおり、枠体20の場合につい ても同様である。
【0038】 枠体20の羽根板側は、本体部20a、断面直角に設けられた屋上側突片部2 0b、同じく断面直角に設けられた下方側突片部20cからなり、両突片部20 b及び部20cの羽根板側は、それぞれ、羽根板Bnの上端縁屈曲部27及び下 方端縁屈曲部29の背面に当接されている。
【0039】 以上の構造を備えた屋根部材と左右側壁部材又は背壁部材との取付けは、常法 により行うことができるが、以下、この屋根部材と左側壁部材との固定、取付け の仕方の一例について説明する。この手法は、屋根部材と右側壁部材又は背壁部 材との取付けにも同様に適用することができる。
【0040】 図3に示すとおり、この取付例の場合、両者間に別途断面L字状の補助部材3 4を用いるが、この補助部材34は、その下面が左側壁部材自体に固定された枠 体10の上面にその間にパッキン35を介在させて当接され、例えばボルト及び ナットにより取付け固定される。 他方、補助部材34の垂直部分は屋根部材の枠体21、22(図3中、最手前 と最奥にある)の下面に当接されている。なお、補助部材34の垂直部分は、一 部トイレ空間の形成用としての役目も持たせてある。
【0041】 また、屋根部材においては、その折曲部24、29等に樋の役目をもたせ、こ れで雨滴を受止め、集めて流出させることになるが、その流出水の流れを容易に し、また雨水がトイレ前方の扉すなわち出入口への流れ来るのを防止するため、 屋根部材を後方へ傾斜させて設置するのが望ましい。この場合この傾斜及びその 調整は、補助部材34の垂直部分の幅を適宜調整することにより容易に行うこと ができる。なお、図3中31は、羽根板固定用ビスホ−ル(ビス穴)である。
【0042】 図5は、前述図2(a)〜(c)で述べたトイレの背側壁部材4をトイレの左 側壁部材3に対して固定、取付ける場合における、その仕方の一例を示すもので ある。この固定、取付けは、この背側壁部材4を右側壁部材3に対して取付け、 固定する場合にも同様に行うことができる。
【0043】 図5中、35及び36は、それぞれ、内装用及び外装用の化粧部材であり、と もに一枚の板材を用いて断面L字状に構成され、その長さは、背側壁部材4及び 左側壁部材3の縦方向長さとほぼ同じ寸法に構成してある。 このうち内部固定部材35は、図示のとおり、背側壁部材4用枠体8の突片部 8cの背面及び左側壁部材3の枠体9の突片部9cの背面に当接し、それぞれ適 当数のビス等により固定される。
【0044】 外装用化粧部材36については、この例の場合、背側壁部材4には中間部材3 7を介して、また左側壁部材3に対しては中間部材38を介して固定するが、図 示のとおり、中間部材37及び38(これら37、38は、アンカ−金具でもあ る)は、ともにその幅方向の両端部に断面U字状の溝39を備え、中間部材37 の溝39は、背側壁部材4の枠体8の断面横L字状系止部8d、8eと嵌合、固 定され、また中間部材38の溝39は、左側壁部材3の枠体9の断面横L字状系 止部9d、9eと嵌合、固定される。
【0045】 一方、中間部材37の背部では、図示のとおり、外装用化粧部材36を断面L 字状のアンカ−金具40を介してビスにより取付け、固定するが、このアンカ− 金具40の中間部材37の背部への固定は、ビスその他適宜の手法(仕方)によ り行うことができ、またこのアンカ−金具40は、その固定箇所に対応した数だ けスポット的に設けてもよく、断面L字状の一枚の板材を上下全長にわたって設 けても差支えない。
【0046】 また、中間部材(アンカ−金具でもある)38の背部では、図示のとおり、外 装用化粧部材36を断面L字状のアンカ−金具41を介してビスにより取付け、 固定するが、このアンカ−金具41の中間部材38の背部への固定は、適当な接 着剤等により行うことができる。またこのアンカ−金具41は、その固定箇所に 対応した数だけスポット的に設けてもよく、断面L字状の一枚の板材を上下全長 にわたって設けても差支えない。
【0047】
【考案の効果】 以上のとおり、本考案に係る簡易トイレは、これを構成する基本的部材である 両側壁部材、背面壁部材及び屋根部材のすべてを、所定間隔を置いて配置した複 数個の断面く字状の羽根部材で構成することができる。また、これを屋外に設置 するに場合、風雨の浸入をほぼ完全に防止するとともに、内部及び外観ともに明 るく、しかも別途照明設備を必要とすることがない。
【0048】 また、上記羽根部材において、断面く字状の折曲部位の背側にその先端に折返 部等を有する突片部を、またその外縁部及び内縁部に折曲部を設けること等によ り、屋内への風雨の浸入を完全に防ぐことができ、また隣接する各羽根部材間の オ−バ−ラップの程度等を調整することにより、採光量の程度等を適宜調節する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る簡易トイレの概略図。
【図2】本考案に係る簡易トイレの各構成部材の具体的
構造を示す図。
【図3】本考案に係る簡易トイレの屋根部材の構造及び
この屋根部材の左右側壁部材に対するその取付部の構成
を示す図。
【図4】図3における屋根部材の上面図。
【図5】本考案に係る簡易トイレの背側壁部材と左側壁
部材との固定、取付け方の一例を示す図。
【符号の説明】
1 トイレの扉 3 側面壁部材 4 背面壁部材 5 屋根部材 8、9 背面壁部材の左右枠体 10 背面壁部材の上端縁及び下端縁の枠体 A1〜An 背面壁部材の羽根板 S1〜Sn 相隣接する各羽根板A1〜An間に形成された
空間 11 背面壁部材の羽根板のく字状屈曲部 12 屈曲部11の背側突片部 13 背側突片部12の折返部 14 羽根板A1〜Anの内方への屈曲部 16 羽根板A1〜Anの外方への屈曲部 17 後方張出部 19、20 屋根部材の左右枠体 21、22 屋根部材の前縁及び後縁の枠体 31 固定用ビスホ−ル(ビス穴) 32 屋根部材の最左端部の樋 33 外装部材 34 屋根部材取付用補助部材 35 左側壁部材3と背側壁部材4との取付用内部固定
部材 36 左側壁部材3と背側壁部材4との取付用外部固定
部材 37、38 左側壁部材3と背側壁部材4との取付用中
間部材 40、41 アンカ−金具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右両側壁部材、背面壁部材及び屋根部材
    を備え、これら各部材が下記(1)〜(5)の構造を備
    える部材で構成されてなることを特徴とする簡易トイ
    レ。 (1)枠体内に所定間隔を置いて固定された複数個の羽
    根部材を備え、この各羽根部材が断面く字状で、長手方
    向に連続した所定幅を有する帯状の本体部分からなって
    いること。 (2)該断面く字状の折曲部位の背側に、両側壁部材、
    背面壁部材又は屋根部材の壁面又は屋根面とほぼ平行に
    延びた突片部を備え、またこの突片部の先端には屋外側
    又は屋上側に向けて設けられた折返部を備えること。 (3)該断面く字状の折曲部の屋外側又は屋上側縁部
    に、内方又は下方に向けた屈曲部を設けるとともに、こ
    れに相対するその断面く字状の屋内側縁部には、外方又
    は上方に向けた屈曲部を備えていること。 (4)上記屈曲部に相対する側には、上記突片部と同一
    方向に向けた後方張出部を備えること。 (5)以上の各部片を備え、それぞれ隣接する各羽根部
    材が、相互にオ−バ−ラップして配置されており、また
    その各羽根部材相互間に所定の空間を有すること。
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