JP3001701U - 波状ヒートパイプ式熱交換器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 より熱交換効率の優れたヒートパイプ式熱交
換器の提供。 【構成】 ヒートパイプ式熱交換器において、パイプの
径方向断面が波状円周の形状で、かつ外周径方向に多数
のフィンを付けた構造をしている熱交換器。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ガス湯沸器やクーラーに利用される熱交換器に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ガス湯沸器やクーラー等に使用されているヒートパイプ式熱交換器とし ては、管状でその外周部にフィンを付けているものが大部分である。しかも管の 形状は、円管、角管など平滑管が知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、フィンにより管外との伝熱面積が増して、吸熱あるいは放熱効 果は増すが、管内に対する伝熱面積は、平滑性から一定な内径などによって決ま り、全体としてみるとさ程熱交換効率は増さないという問題点を有していた。

【０００４】 本考案は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると ころは、より熱交換効率の優れたヒートパイプ式熱交換器を提供しょうとするも のである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案の波状ヒートパイプ式熱交換器は、パイプ の径方向断面が波状の円周の形状をし、しかもパイプ外周面に多数のフィンを付 けた構造をしている。

【０００６】

【作用】

ヒートパイプ１の径方向断面を波状にしたため、平滑管の場合に比べてヒート パイプ内部３を流れる溶媒とヒートパイプ１との伝熱面積及びヒートパイプ１と フィン２と外部流体との伝熱面積は確実に増し、またヒートパイプ１とフィン２ ではさまれた空間４に停滞する流体の時間も増し、フィン２による吸熱あるいは 放熱効果を加味して、ヒートパイプ１とフィン２ではさまれた空間４を流れる流 体と、ヒートパイプ内部３を流れる溶媒との間の熱エネルギーの移動量は大とな り、熱交換効率は増す。

【０００７】

【効果】

本考案により、熱交換効率は向上し、強いてはエネルギーの節約、つまり省資 源に寄与することが期待できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の原理図（断面図）

【符号の説明】

１ ヒートパイプ ２ フィン ３ ヒートパイプ内部 ４ ヒートパイプとフィンではさまれた空間

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 加熱（または冷却）するヒートパイプ式
   熱交換器において、そのヒートパイプ１が、径方向断面
   が波状円周の形状であり、かつ外周径方向に多数のフィ
   ン２を付けた構造をしている熱交換器。