JP3001508U - 炬燵櫓 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の炬燵櫓における天板の枠は殆ど木製で
あった。このような炬燵櫓は、材料費が高く、枠に脚等
の取付部を後加工する面倒があり、更に重くて取扱が不
便である等の問題があった。本考案は、このような問題
を解決できる炬燵櫓の提供を目的とする。 【構成】 天板１における枠２がブロー成形品であるこ
とを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は炬燵櫓に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の炬燵櫓の天板の枠は殆ど木製であり、材料費が高く、又、脚の取付部や ヒータを支える桟の取付部などの後加工が面倒であり、更に、重いので扱いにく い等の問題があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで本考案は、後加工の面倒がなく、軽くて扱いやすく、更に安価で提供で きる炬燵櫓の提供を目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案の炬燵櫓は、天板１における枠２がブロー 成形品であることを特徴とする構成としたものである。

【０００５】

【実施例】

以下、図示した実施例について説明する。まず符号１が天板であり、この天板 １は四角い枠２と、枠２によって支持される縦横の桟３と、桟３に固定されたヒ ータ４とから構成されており、その枠２はプラスチック製、すなわちブロー成形 品で、桟３は木製となっている。

【０００６】 枠２は、図３に示すように、上面の四辺の所要箇所に桟３の端部を嵌入させる 溝５を設けると共に、四隅にボルト６の頭部を没入させる窪み７を設け、又、下 面の四隅には、図２に示すように、角錐形の凹部８を設けている。この凹部８は 脚９の取付部となる。そして、上面の窪み７と下面の凹部８は縦孔１０で開通し ている。この縦孔１０にはボルト６が挿通される。尚、枠２の上面における溝５ の底には、桟３の端部の下面に設けた小穴１６に嵌め込むダボ１１を突設してい る。又、枠２の上面における周縁部には、天板１に載せる上板１２（図２参照） のずれを防ぐ段部１３を設けている。又、図中符号１７は桟３の端部を覆って溝 ５の上端部に嵌合する小片であり、この小片１７の下面には桟３の端部の上面に 設けた小穴１８に嵌め込むダボ１９を突設している。

【０００７】 枠２の下面の四隅に取付ける脚９は、上記の枠２と同じくブロー成形されたプ ラスチック製で、その上端面中央部に角錐形の凸部１４を突設し、その凸部１４ にナット１５を埋設している。脚９は、その凸部１４を枠２の凹部８に嵌合させ て、枠２の上面側から窪み７の縦孔１０にボルト６を挿通して、ボルト６とナッ ト１５を螺着させることにより固定される。尚、凹部８に凸部１４が嵌合したと きに、凸部１４の上方に少し隙間（図２参照）が生ずるようになっており、又、 凸部１４を除く脚９の上端面で枠２の下面に接触する部位も、外縁部に比べてそ の内側の凸部１４の周囲が僅かに凹んで隙間が生ずるようになっている。凹部８ と凸部１４はテーパ状に嵌合しているので、ボルト６とナット１５の締め付けを 強めれば上記の隙間の存在によって凸部１４が凹部８の奥の方へ移動して、それ だけ凹部８と凸部１４の嵌合が緊密となって脚９の固定が堅牢となる。

【０００８】 尚、上記の実施例では、枠２の凹部８と脚９の凸部１４が角錐形になっている が、円錐形でもよい。要するに錐形であればよい。又、脚９は上記のように枠２ と同様にブロー成形品であることが望ましいが、木製であっても構わない。

【０００９】

【考案の作用及び効果】

本考案の炬燵櫓は上記のように、天板１における枠２がブロー成形品であるこ とを特徴とするので、枠２に対し上記実施例で設けた溝５、窪み７、凹部８など を後加工する面倒が解消すると共に、枠２の内部が中空となって軽くなり取り扱 いが容易化し、更に材料費や製造コストが下がるので安価で提供できる等の作用 効果がある。尚、上記実施例のように脚９も枠２と同様にブロー成形品とすれば 上記の効果が一層顕著となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】斜視図である。

【図２】図１のＡ−Ａ線における断面図である。

【図３】分解斜視図である。

【符号の説明】

１ 天板 ２ 枠 ３ 桟 ４ ヒータ ５ 溝 ６ ボルト ７ 窪み ８ 凹部 ９ 脚 １０ 縦孔 １１ ダボ １２ 上板 １３ 段部 １４ 凸部 １５ ナット １６ 小穴 １７ 小片 １８ 小穴 １９ ダボ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 天板１における枠２がブロー成形品であ
   ることを特徴とする炬燵櫓。