JP3001061U - 本体内に彫刻像を収納した印鑑 - Google Patents

本体内に彫刻像を収納した印鑑

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JP3001061U
JP3001061U JP1994000645U JP64594U JP3001061U JP 3001061 U JP3001061 U JP 3001061U JP 1994000645 U JP1994000645 U JP 1994000645U JP 64594 U JP64594 U JP 64594U JP 3001061 U JP3001061 U JP 3001061U
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昌鉉 白
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昌鉉 白
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本体内に彫刻像を収納した印鑑に関する。従
来にも、透明樹脂製の印鑑の本体内にいろいろの模様を
一体的に施し、外部から透視できるものがあったが、内
部の模様がいつも外部から見えるので、軽薄に見える等
の欠点があった。 【構成】 本体と押印部とを分離構成する。本体内に空
間部を形成し、押印部の背面には宗教的象徴物、護身
像、その他芸術的な彫刻像を形成する。本体と押印部と
を分離可能に結合することによって、使用者が必要な時
には彫刻像を取出して見ることもできるし、また多くの
彫刻像を交替して使用できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は印鑑に関し、特に、本体内に形成した空間部に宗教的象徴物、護身 像、または本人が希望するその他の彫刻像が収納できるようにした印鑑に関する ものである。
【0002】
【従来の技術と考案が解決しようとする課題】
従来にも、透明樹脂よりなる印鑑の本体内に様々の彫刻模様を一体的に成形収 納して、外部から透視できるようにしたものがあった。
【0003】 しかし、このような印鑑は内部の彫刻像を交替したり、取出して直接見ること ことができず、また、内部がいつも外部に透視されるので軽薄に見えるなどの欠 点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の本体内に彫刻像を収納した印鑑は、印鑑(A)を本体(1)と押印 部(2)とに分離構成し、本体(1)内に空間部(3)を形成し、彫刻像(7) を本体(1)内に収納したものである。
【0005】 請求項2の印鑑は、印鑑(A)を本体(1)と押印部(2)とに分離構成し、 本体(1)内に空間部(3)を形成し、押印部(2)の背面に形成した彫刻像 (7)を本体(1)内に収納できるようにしたものである。
【0006】 請求項3の印鑑は、本体(1)と押印部(2)とを螺合したものである。
【0007】 請求項4の印鑑は、本体(1)と押印部(2)とを合成樹脂製の輪縁(12) を介して螺合したものである。
【0008】 請求項5の印鑑は、本体(1)と押印部(2)とを、その一方の外周面と他方 の内周面とに設けた相対応する傾斜面を介して結合したものである。
【0009】 請求項6の印鑑は、彫刻像(7)を押印部(2)に着脱自在となしたものであ る。
【0010】 請求項7の印鑑は、押印部(2)の背面と彫刻像(7)の底部との一方に穴 (6)を形成し、他方に突出峰(8)を突出させて、突出峰(8)を穴(6)に 強制挿入して彫刻像(7)を押印部(2)に結合することにより、必要時に押印 部(2)と彫刻像(7)を分離可能となしたものである。
【0011】
【作 用】
請求項1と請求項2に記載の印鑑は、押印部(2)の文字を捺印して、普通の 印鑑として使用することができる。また、押印部(2)を本体(1)から分離し て、護身像等の彫刻像(7)を露出させ、これを見ながら祈祷と宗教的信仰を確 なものとすることができる。さらに、押印部(2)を分離せず、印鑑(A)の中 に護身佛等の宗教的象徴物が収納されている状態で携帯すれば、心理的安定を得 ることができる。
【0012】 請求項3の印鑑は、本体(1)と押印部(2)とを螺合することにより、両者 を容易かつ確実に一体とすることができ、また、押印部(2)を簡単に本体(1 )から分離して、捺印したり内部の彫刻像を観賞することができる。
【0013】 請求項4の印鑑によれば、例えば、押印部(2)は木製であっても、輪縁(1 2)を合成樹脂により所望の螺合部を形成しておくことができるので、押印部 (2)と本体(1)とを螺合が可能である。
【0014】 請求項5の印鑑によれば、本体(1)と押印部(2)とにそれぞれ設けた傾斜 面を介して両者を迅速かつ確実に結合することが可能であり、また両者を容易に 分離することもできる。
【0015】 請求項6に記載の印鑑は、使用者が希望する場合には、彫刻像(7)を押印部 (2)から分離して、他の彫刻像と交換することができる。
【0016】 請求項7に記載の印鑑は、使用者が希望する場合には、突出峰(8)を穴(6 )から抜いて、彫刻像(7)を他の物と交替することもできる。
【0017】
【実施例】
この考案の実施例を添付図面にしたがって詳細に説明する。
【0018】 図1と図2は、この考案の一つの実施例を示す。
【0019】 印鑑(A)は、本体(1)と、前面に文字(2)が彫られた押印部(2)とに 区分構成されている。本体(1)の内部には一定の大きさの空間部(3)が形成 されている。空間部(3)の入口には結合用螺旋部(4)が形成してあり、押印 部(2)の後部には空間部(3)の螺旋部(4)と結合する螺旋部(5)が形成 されている。螺旋部(5)の上端部中央には穴(6)が設けらてれいる。(7) は護身佛、その他の宗教的象徴物からなる彫刻像であり、その底部には突出峰 (8)が突出している。突出峰(8)を穴(6)に強制挿入して、押印部(2) と彫刻像(7)とを結合したり、または接着剤により接着して結合する。そして 、彫刻像(7)が結合した押印部(2)を、螺旋部(4)(5)を利用して、本 体(1)と結合する。これにより、彫刻像(7)が本体(1)内の空間部(3) に収納される。押印部(2)には蓋(9)をかぶせている。
【0020】 図3に示す第2の実施例においては、印鑑(A)は合成樹脂ではなく、一般的 に人が好む木材により形成されている。この場合は、図3に示すように、押印部 (2)の背面の突部(10)には、押印部(2)よりも直径が小さく且つ螺旋部 (11)が外周に形成された合成樹脂製の輪縁(12)を嵌合固定している。そ して、合成樹脂輪縁(12)の螺旋部(11)と本体(1)の螺旋部(4)とを 螺合している。この場合は、螺旋部(11)の形成が容易で、たやすく摩耗しな い効果を得ることができる。
【0021】 図4に示す実施例においは、押印部(2)の周囲には止め輪縁(13)が設け られており、その上方には、上方ほど径小な傾斜突部(14)が形成されている 。これに対応して、本体(1)の空間部(3)の入口内周面も上方ほど径小の傾 斜面(15)に形成されている。傾斜突部(14)を傾斜面(15)に強制挿入 することにより、押印部(2)と本体(1)とを結合することができる。
【0022】 前記の印鑑は、蓋(9)を開けて、押印部(2)の文字(2′)を捺印して、 普通の印鑑として使用することができる。また、押印部(2)を本体(1)と分 離することにより、護身像等の彫刻像(7)を露出させ、この彫刻像(7)を見 ながら祈祷と宗教的信仰を確かなものとすることができる。また、押印部(2) を分離せずに、印鑑(A)の中に護身佛等の宗教的象徴物が収納されている状態 で携帯すれば、心理的安定を得ることができる。
【0023】 また、使用者が希望する場合には、彫刻像(7)の突出峰(8)を穴(6)か らを抜いて他の物と交替することもできる。
【0024】 彫刻像(7)を押印部(2)に接続形成することに代えて、両者を別体に構成 し、彫刻像(7)を本体(1)の内部に収納するようにしてもよい。
【0025】 前記実施例の場合とは異なり、押印部(2)の螺旋部(5)に突出峰(8)を 、彫刻像(7)に穴(6)を設けてもよい。
【0026】 その他、実用新案登録請求の範囲内において想到される種々の実施態様はすべ て本考案の範囲内に属する。
【0027】
【考案の効果】
請求項1と請求項2の考案においては、本体(1)と押印部(2)とを分離構 成し、本体(1)内に空間部(3)を形成し、押印部(2)の背面に宗教的象徴 物、護身像、その他芸術的彫刻像(7)を形成し、本体(1)と押印部(2)を 分離可能に結合することにより、使用者が希望するときに彫刻像(7)を取り出 して見ることが可能である。
【0028】 請求項3の印鑑では、本体(1)と押印部(2)との結合が簡単かつ確実であ り、分離も容易に行うことができる。
【0029】 請求項4の印鑑においては、押印部(2)を木材等の材料により形成しても、 本体(1)との結合を螺合により容易に行うことができる。
【0030】 請求項5の印鑑においては、本体(1)と押印部(2)との着脱をワンタッチ で極めて簡単に行うことができ、しかも両者の結合状態は確実である。
【0031】 請求項6と請求項7に記載の印鑑においては、使用者が希望するときには、彫 刻像(7)を押印部(2)から取り外して、他のさまざまな彫刻像を交換して使 用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す分解斜視図。
【図2】前図の拡大断面図。
【図3】この考案の他の実施例の拡大断面図。
【図4】この考案のさらに他の実施例の拡大断面図。
【符号の説明】
A……印 1……本体 2……押印部 3……空間部 4……本体の螺旋部 5……押印部の螺旋部 6……穴 7……彫刻像 8……突出峰 9……蓋 10……突部 11……合成樹脂製輪縁の螺旋部 12……合成樹脂製輪縁 13……止め輪縁 14……傾斜突部 15……傾斜面

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印鑑(A)を本体(1)と押印部(2)
    とに分離構成し、本体(1)内に空間部(3)を形成
    し、彫刻像(7)を本体(1)内に収納したことを特徴
    とする本体内に彫刻像を収納した印鑑。
  2. 【請求項2】 印鑑(A)を本体(1)と押印部(2)
    とに分離構成し、本体(1)内に空間部(3)を形成
    し、押印部(2)の背面に形成した彫刻像(7)を本体
    (1)内に収納できるようにしたことを特徴とする本体
    内に彫刻像を収納した印鑑。
  3. 【請求項3】 本体(1)と押印部(2)とを螺合した
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の本体内に彫
    刻像を収納した印鑑。
  4. 【請求項4】 本体(1)と押印部(2)とを合成樹脂
    製の輪縁(12)を介して螺合したことを特徴とする請
    求項1または2に記載の本体内に彫刻像を収納した印
    鑑。
  5. 【請求項5】 本体(1)と押印部(2)とを、その一
    方の外周面と他方の内周面とに設けた相対応する傾斜面
    を介して結合したことを特徴とする請求項1または2に
    記載の本体内に彫刻像を収納した印鑑。
  6. 【請求項6】 彫刻像(7)を押印部(2)に着脱自在
    となしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項
    に記載の本体内に彫刻像を収納した印鑑。
  7. 【請求項7】 押印部(2)の背面と彫刻像(7)の底
    部との一方に穴(6)を形成し、他方に突出峰(8)を
    突出させて、突出峰(8)を穴(6)に強制挿入して彫
    刻像(7)を押印部(2)に結合することにより、必要
    時に押印部(2)と彫刻像(7)を分離可能となしたこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の本
    体内に彫刻像を収納した印鑑。
JP1994000645U 1993-02-27 1994-02-15 本体内に彫刻像を収納した印鑑 Expired - Lifetime JP3001061U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012533462A (ja) * 2009-07-23 2012-12-27 セヴァン ビカシ 石内部への三次元画像形成方法
JP2014094551A (ja) * 2012-11-08 2014-05-22 Hisaya Hoshino 分割及び組合せ可能な印章体、分割及び組合せ可能な印璽体

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