JP3000741U

JP3000741U - 墓前用線香置き台

Info

Publication number: JP3000741U
Application number: JP1994001514U
Authority: JP
Inventors: 富吉丸山
Original assignee: 三宝産業株式会社
Priority date: 1994-02-03
Filing date: 1994-02-03
Publication date: 1994-08-16
Anticipated expiration: 2000-02-03

Abstract

(57)【要約】【目的】線香を横置きでも、或は立てでも使用できる墓
前用線香置き台を提供する。【構成】扁平容器部２内に、適宜間隔を有せしめ、且つ
線香Ａが遊挿できる大きさの網目の上下金属網体１１，
１２を有し、下部網体１２に適宜な脚部１３２を下設し
た網部１を内置する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、墓前において使用する線香置き台に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

墓前で線香を薫くには、点火した線香を立てておく線香立てと、点火した線香を横置きとする線香置き台とが知られている。線香立てとしては、実開昭５６−９４５７９号公報や、実開平１−１０２３５４号公報に示されているように、単に墓前に据え置きするものと、墓石に埋設するものとがある。線香置き台は、図６に例示されるように、脚０１を有する網体０２を、扁平な容器部０３に内置したもので、墓前に設置し、点火した線香Ａを網体０２上に横置きにするものである。点火した線香Ａの下方部分には空間０４が存在するので、適宜空気が流れ線香が消えることなく薫かれるものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前記の線香立て並びに線香置き台は、線香の使用状態が何れかに限定されてしまう。即ち線香立てでは線香を横置きとすると、安定せず且つ途中で消火してしまうし、また線香置き台では図６に例示する通り線香Ａを網体の網の目に差し入れても、倒伏してしまう。そこで本考案は、線香を横置きでも或は立てでも使用できる墓前用線香置き台を提案したものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案に係る墓前用線香置き台は、適宜間隔を有せしめ、且つ線香が遊挿できる大きさの網目の上下金属網体若しくは線香が遊挿できる小透孔を多数穿設した上下金属網板からなり、下部網体若しくは下部網板に適宜な脚部を下設した網部と、前記網部が内置される扁平な容器部とからなることを特徴とするものである。

【０００５】

【作用】

点火した線香は、上部網体（上部網板）上に横置きすると、従前と同様に点火状態を維持できる。また上下網体（上下網板）の網目（小透孔）を貫通するように線香を差し込むと、線香を起立状態で維持でき、線香立てとして使用できる。

【０００６】

【実施例】

次に本考案の実施例について説明する。＜第一実施例＞図１及び図２は本考案の第一実施例を示したもので、この実施例に示した墓前用線香置き台は、ステンレス鋼のような屋外に放置しても錆難いもので形成した網部１及び容器部２から構成されている。網部１は、上部網体１１と、下部網体１２と、適当数の支持部材１３からなり、上下網体１１，１２は、線香Ａが遊挿できる大きさの網目の金属製網である。支持部材１３は、細幅金属板をコの字状に折曲して水平部分である上下連結部１３１，１３２を形成し、更に下方に折曲して脚部１３３を形成したもので、この支持部材１３を網体１１，１２の適宜位置（四方）に配し、上部連結部１３１に上部網体１１を熔着し、下部連結部１３２には下部網体１２をそれぞれ熔着し、網部１を一体化するものである。容器部２は、前記網部１が収納できる扁平な容器本体２１に、脚部２２を下設すると共に、底面部及び側面部下方の適宜位置に水抜き孔２３を設けてなるもので、前記網部１を容器部２内に必要に応じて適宜離脱防止処置を施して内置するものである。而して前記線香置き台は墓前に設置されるもので、線香Ａを上部網体１１上に横置きに載置したり、或は上下網体１１，１２の網目を貫通するように線香Ａを差し込むと、線香Ａは起立状態で維持できるもので、線香立てとしても使用できるものである。また特に支持部材１３を細幅金属板を折曲して形成すると、上下網体１１，１２の間隔保持連結が容易に実施できる利点があり、また水抜き孔２３の形成で、雨水の排水ができると共に、線香点火時の空気孔とを兼ねるものである。

【０００７】＜第二実施例＞図３及び図４は本考案の第二実施例を示したもので、この実施例に示した墓前用線香置き台は、前記第一実施例の網体の代わり網板を採用したものである。第二実施例の網部３は、薄金属板３１に、線香Ａが遊挿できる小透孔３２を多数穿設し、適宜な脚板３３を下設した網板体３ａ，３ｂを上下２段に積層すると共に、上部網板体３ａの脚板３３の下端部分を下部網板体の３ｂに熔着して両者を一体化したものである。そして前記第一実施例と同様の容器部２に内置し、第一実施例と同様に使用できるものである。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は、以上のように扁平容器部内に、適宜間隔を有せしめ、且つ線香が遊挿できる大きさの網目の上下金属網体を有し、下部網体に適宜な脚部を下設した網部を内置したもので、点火線香の横置きとする線香置き台としても、又線香を起立状態で維持できる線香立てとしても使用できるようにしたものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第一実施例の各部の全体斜視図。

【図２】同使用状態を示す断面図。

【図３】本考案の第二実施例の各部の全体斜視図。

【図４】同使用状態を示す断面図。

【図５】従来例を示す断面図。

【符号の説明】

１網部１１上部網体１２下部網体１３支持部材１３１上部連結部１３２下部連結部１３３脚部２容器部２１容器本体２２脚部２３水抜き孔３網部３ａ上部網板体３ｂ下部網板体３１薄金属板３２小透孔３３脚板

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】適宜間隔を有せしめ、且つ線香が遊挿で
きる大きさの網目の上下金属網体からなり、下部網体に
適宜な脚部を下設した網部と、前記網部が内置される扁
平な容器部とからなることを特徴とする墓前用線香置き
台。
【請求項２】請求項１記載の線香置き台に於いて、コ
の字状に折曲して上下連結部を形成し、更に下方に折曲
して脚部を形成した支持部材を用い、支持部材の上下連
結部に上下各網体をそれぞれ熔着してなることを特徴と
する墓前用線香置き台。
【請求項３】適宜間隔を有せしめ、且つ線香が遊挿で
きる小透孔を多数穿設した上下金属網板からなり、下部
網板に適宜な脚部を下設した網部と、前記網部が内置さ
れる扁平な容器部とからなることを特徴とする墓前用線
香置き台。
【請求項４】請求項２記載の墓前用線香置き台に於い
て、容器部に適宜な脚部を付設すると共に、底面部及び
側面部下方の適宜位置に水抜き孔を設けてなることを特
徴とする墓前用線香置き台。
【請求項５】請求項３記載の墓前用線香置き台に於い
て、容器部に適宜な脚部を付設すると共に、底面部及び
側面部下方の適宜位置に水抜き孔を設けてなることを特
徴とする墓前用線香置き台。