JP3000435U - シールゴムの磨耗量検知センサーを備えたガスホ ルダー - Google Patents

シールゴムの磨耗量検知センサーを備えたガスホ ルダー

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JP3000435U
JP3000435U JP1994000204U JP20494U JP3000435U JP 3000435 U JP3000435 U JP 3000435U JP 1994000204 U JP1994000204 U JP 1994000204U JP 20494 U JP20494 U JP 20494U JP 3000435 U JP3000435 U JP 3000435U
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JP
Japan
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seal rubber
gas holder
wear
gas
amount
Prior art date
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JP1994000204U
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悟 中道
光蔵 木村
克泰 堀内
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JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 円筒型の中、低圧力ガス用のガスホルダーで
あって、該ガスホルダーの円筒型側板2に対するシール
ゴム5の磨耗にともなう直径方向の変位量を測定してそ
の磨耗量を検知するシールゴムの磨耗量検知センサー15
を備えたガスホルダー。 【効果】 シールゴムの磨耗量をオンロード状態で常時
検知することができるので、メンテナンス費用が大幅に
低下するのみならず、シールゴムの交換時期も早めに知
ることが出来るようになる。また、シールゴムの使用限
界幅一杯まで使用することが可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、製鉄所のコークス炉、高炉、転炉等で副生する中、低圧力ガス用の ガスホルダー、あるいは一般の都市ガス用のガスホルダーに関する。 現在、中、低圧力ガス用のガスホルダーとしては、その外観が球型のガスホル ダーと円筒型のガスホルダーとが使用されているが、本考案は円筒型のガスホル ダーに関するものであり、また、ガスのシール方法はシールゴムを使用する無水 式のガスホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から使用されている中、低圧力ガス用の円筒型のガスホルダー(以下ガス ホルダーと略記する。)を、図2、3および4に従って説明する。すなわち、図 2は、ガスホルダー1の縦断側面図で、左側が内部構造を、右側が外部構造を示 すものである。図3はそのピストン部を拡大した縦断側面図で、図4はそのシー ル部Aの詳細図である。
【0003】 図2で、ピストン3は、周囲にシール部Aを備え、ガスの貯蔵量に追従して矢 印の方向に上下動できる構成となっている。同時にガスホルダー内を上部の空気 室と下部の中、低圧力ガス室に分割構成する。図2では、ピストン3の最高位置 を点線で、最低位置を実線で示してある。 図4で、2はガスホルダーの円筒型側板、3はピストン、4はシールゴム5を ガスホルダーの円筒型側板2に常時押しつけるためのカウンターウエイト(図3 )、6はスペーサ(木製)、7はシールゴム押しつけレバー、8はグリース供給 ノズル、9はグリース供給管、10はエプロン、11はシールゴム取り付け用ア ングル、12はシールゴム取り付け用ボルト、ナット、13はシールゴム固定板 である。
【0004】 ここで、シールゴム5はシールゴム押しつけレバー7に備えられたカウンター ウエイト4によって、常時ガスホルダーの円筒型側板2に押しつけられて、ピス トン3によって分割構成された上部の空気室と下部の中、低圧力ガス室をガスシ ールする構成となっている。 以上のような構成となっているので、シールゴム5はガスホルダーの円筒型側 板2と常時押圧状態で接触している。そして、ピストン3の上下動につれてシー ルゴム5は磨耗するが、その磨耗量に追従して直径方向に変位してシール状態を 維持することができる。
【0005】 なお、グリース供給ノズル8およびグリース供給管9は、シールゴム5および ガスホルダーの円筒型側板2間の潤滑をはかり、シールゴム5の磨耗量を最小限 に押さえる目的で設置するものである。 以上の説明から明らかなように、シールゴムの磨耗量を測定し、その測定結果 に基づいてシールゴムの余寿命等を予測することは、ガスホルダーのメンテナン ス上、非常に重要な作業となる。
【0006】 ところが、従来、前述のようなガスホルダーのシールゴムの磨耗量を、オンロ ード状態で測定できる装置はなかった。したがって、シールゴムの磨耗量の測定 は、オフロード状態として次のような作業手順で実施していた。 1.ガスホルダーの運転を停止してピストン3を最低位置に降下させる。(図2 の実線の位置) 2.ピストン3の下部に残存する中、低圧ガスを空気に置換する。 3.シール装置を分解して、ガスホルダーの円周部を1/3ずつに区分されてい るシールゴム5を取り出す。(40,000〜450,000m3 容量のガスホ ルダーの円周部は約50〜200mである。) 4.シールゴム5に付着したダスト等の異物を除去清掃する。 5.シールゴム5の幅を測定してその磨耗量を決定する。
【0007】 以上のように膨大な作業とガスホルダーの運転停止を必要とするので、できる だけ簡単な構成のシールゴムの磨耗量の測定装置を備えたガスホルダーの開発が 強く望まれていた。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、以上のような技術の現状にかんがみてなされたものであって、簡単 な構成のシールゴムの磨耗量検知センサーを備えたガスホルダーを提供すること を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、円筒型の中、低圧力ガス用のガスホルダーであって、該ガスホルダ ーの円筒型側板に対するシールゴムの直径方向の変位量を測定して、その磨耗量 を検知するシールゴムの磨耗量検知センサーを備えたガスホルダーである。
【0010】
【作用】
本考案では、シールゴム内に、上下方向にはピストン3と連動し、直径方向に は固定した磨耗量検知センサーを挿入し、磨耗にともなうシールゴムの直径方向 の変位は、シールゴムの変位量測定装置で測定するように構成する。測定結果は 適宜の搬送装置、たとえば無線等の手段によってガスホルダー外に伝達すること ができる。
【0011】 また、磨耗量検知センサーのガスホルダーの円筒型側板2と接触する部分は、 磨耗量検知センサー自身の先端部の磨耗を防ぐため、ボールペン式の構造、ある いは簡単なローラー式の構造等にすれば、より長期にわたってシールゴムの磨耗 量の正確な測定が可能となる。 この場合は、グリース供給ノズル8およびグリース供給管9からのグリースは 、シールゴム5およびガスホルダーの円筒型側板2間の潤滑の他に、ボール等の 先端部の円滑作動を維持する効果も得られる。
【0012】
【実施例】
図1は本考案の実施例の磨耗量検知センサーを備えたガスホルダーのシール部 Aの詳細図で、図4と異なる点はシールゴムの変位量測定装置14とシールゴム の磨耗量検知センサー15を備えている点だけで、他は図4と同じである。 実施例では、磨耗量検知センサー15を円筒状のガスホルダー1の円周に対し て、90°間隔で4点配置となるように設置した。磨耗量検知センサー15の設 置数は1点でも効果は得られるが、測定精度等の点から少なくとも3点以上の設 置が望ましい。
【0013】 磨耗量検知センサー15の先端部15′はボールペン式に構成し、グリース供 給ノズル8からのグリスによって先端部15′のボールの円滑作動を維持するこ とができた。 以上の如く構成することによって、磨耗量検知センサー15の信号をシールゴ ムの変位量測定装置14に入力し、シールゴムの磨耗量を常時、オンロード状態 で検知することができた。
【0014】
【考案の効果】
本考案にかかるシールゴムの磨耗量検知センサーを備えたガスホルダーでは、 シールゴムの磨耗量をオンロード状態で常時検知することができるので、メンテ ナンス費用が大幅に低下するのみならず、シールゴムの交換時期も早めに知るこ とが出来るようになり、そのメンテナンス上の効果は非常に大きい。
【0015】 また、磨耗量をオンロード状態で常時検知することができるので、シールゴム の使用限界幅一杯まで使用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の磨耗量検知センサーを備えた円筒型の
中、低圧力ガス用のガスホルダーのシール部の詳細図で
ある。
【図2】従来の円筒型の中、低圧力ガス用のガスホルダ
ーの縦断側面図で、左側が内部構造を、右側が外部構造
を示す。
【図3】従来の円筒型の中、低圧力ガス用のガスホルダ
ーのピストン部を拡大した縦断側面図である。
【図4】従来の円筒型の中、低圧力ガス用のガスホルダ
ーのシール部Aの詳細図である。
【符号の説明】 1 ガスホルダー 2 ガスホルダーの円筒型側板 3 ピストン 4 カウンターウエイト 5 シールゴム 6 スペーサ(木製) 7 シールゴム押しつけレバー 8 グリース供給ノズル 9 グリース供給管 10 エプロン 11 シールゴム取り付け用アングル 12 シールゴム取り付け用ボルト、ナット 13 シールゴム固定板 14 シールゴムの変位量測定装置 15 シールゴムの磨耗量検知センサー 15′ シールゴムの磨耗量検知センサーの先端部 A ピストンのシール部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒型の中、低圧力ガス用のガスホルダ
    ーであって、該ガスホルダーの円筒型側板に対するシー
    ルゴムの直径方向の変位量を測定して、その磨耗量を検
    知するシールゴムの磨耗量検知センサーを備えたガスホ
    ルダー。
JP1994000204U 1994-01-26 1994-01-26 シールゴムの磨耗量検知センサーを備えたガスホ ルダー Expired - Lifetime JP3000435U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003113366A (ja) * 2001-10-04 2003-04-18 Toyo Tire & Rubber Co Ltd ガスホルダーシール材用耐熱ニトリルゴム組成物及びそれを用いたガスホルダーシール材
JP2018080728A (ja) * 2016-11-15 2018-05-24 新日鐵住金株式会社 シール装置およびこれを備えたガスホルダ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018080728A (ja) * 2016-11-15 2018-05-24 新日鐵住金株式会社 シール装置およびこれを備えたガスホルダ
JP6996079B2 (ja) 2016-11-15 2022-01-17 日本製鉄株式会社 シール装置およびこれを備えたガスホルダ

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