JP3000244U - 自動車用ブラインド - Google Patents
自動車用ブラインドInfo
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車の運転に差し障りのないように視界を
確保しつつ直射日光の眩光から運転者の目を保護し、か
つ、事故時に自動車の乗員を保護すること。 【構成】 弾性材料により形成された複数枚の帯状部材
2,2…と、前記複数枚の帯状部材2をそれぞれが異な
る水平面内に位置するようにして上下方向においてほぼ
一定間隔を有するように連結させる連結部材3と、これ
らの帯状部材2を自動車の窓ガラス4の内側の少なくと
も上半部に対向させて着脱可能に装着する固定部材5と
からなるもの。
確保しつつ直射日光の眩光から運転者の目を保護し、か
つ、事故時に自動車の乗員を保護すること。 【構成】 弾性材料により形成された複数枚の帯状部材
2,2…と、前記複数枚の帯状部材2をそれぞれが異な
る水平面内に位置するようにして上下方向においてほぼ
一定間隔を有するように連結させる連結部材3と、これ
らの帯状部材2を自動車の窓ガラス4の内側の少なくと
も上半部に対向させて着脱可能に装着する固定部材5と
からなるもの。
Description
【0001】
本考案は、自動車運転時の直射日光による眩光に対応するためのブラインドに 係り、特に、自動車の側面等の窓に容易に着脱可能となるように構成された自動 車用ブラインドに関する。
【0002】
自家用車を始めとした各種自動車に居住性が求められるようになってから久し く、自動車産業においては車の居住性、デザイン性と併せて、より一層の安全性 を追及して新しい車が研究・開発されている昨今である。そして、自動車の需要 者側においては、オート用品の普及にともない、車を趣味とする人も増加し、車 の安全性、居住性等を高めるべく独自の工夫を施す場合も多い。
【0003】 ところで、自動車を運転する場合、運転席の前方および側方から差込む直射日 光の眩光は、時として運転者の目をくらまし、安全運転を脅かす原因となってい る。その眩光に対応するために、需要者が手軽に行なえる安全性の確保の手段の 一つに市販のブラインドを取り付けるという方法がある。
【0004】 従来のブラインドには、樹脂等を自動車の窓ガラス全面を覆いうる大きさの板 状に成形したシートまたはフィルムの周縁部分に保持枠や係止具等を設けたもの を自動車の窓に装着して用いるもの等がある。
【0005】
しかしながら、従来のブラインドは眩光を遮断することができる反面、窓を覆 うことによって目隠し的に視界を遮り、かえって視界を不良にするといった問題 があった。
【0006】 本考案は、前述したものの問題点を克服し、自動車の運転に差し障りのないよ うに視界を確保しつつ直射日光の眩光から運転者の目を保護し、かつ、事故時に 自動車の乗員を保護することのできる自動車用ブラインドを提供することを目的 とする。
【0007】
前記目的を達成するために、本考案の自動車用ブラインドは、弾性材料により 形成された複数枚の帯状部材と、前記複数枚の帯状部材をそれぞれが異なる水平 面内に位置するようにして上下方向においてほぼ一定間隔を有するように連結さ せる連結部材と、これらの帯状部材を自動車の窓ガラスの内側の少なくとも上半 部に対向させて着脱可能に装着する固定部材とからなることを特徴としている。
【0008】
本考案の自動車用ブラインドによれば、固定部材を自動車の側面の窓ガラスの 内側の上端に装着することにより複数枚の帯状部材がそれぞれ異なる水平面内に 位置するようにして相互に上下方向に間隔を隔てて窓ガラスの内側に配設される ことになるので、窓ガラスを斜め上方から透過した直射日光は各帯状部材に当た ることになり、運転者の視界内に眩光が直接入り込むことが防止されるし、また 、前記帯状部材に弾性材料を用いることで、万が一の事故時のショックアブソー バとしての機能を持たせることができるし、さらには、飛散した窓ガラスの破片 が帯状部材に衝突して落下するので、乗員への破片の衝突する割合を減少させる こともできる。
【0009】
以下、本考案の実施例を図1から図3について説明する。
【0010】 図1は本考案の自動車用ブラインドの一実施例を示す斜視図、図2はその使用 時の概略図、図3は本実施例の自動車用ブラインドの断面図を示す。
【0011】 本実施例の自動車用ブラインド1は、図1および図2に示すように、複数枚の 帯状部材2と、前記帯状部材2をそれぞれが異なる水平面内に位置するようにし て相互に上下方向においてほぼ一定間隔を有するように連結させる連結部材3と 、連結された帯状部材2を自動車の窓ガラス4の内側の少なくとも上半部に対向 させて着脱可能に配設するための固定部材5とによって構成されている。
【0012】 前記帯状部材2は弾性材料であるところのゴムにより偏平な平面ほぼ長方形状 に形成されており、したがって、長手方向において自重により撓みやすくなって いる。そこで、本実施例においては、図3に示すように、前記帯状部材2の長手 方向における撓みを防止するべく、補強用に金属線材の一例であるピアノ線6が 2本、それぞれ各帯状部材2の幅方向に間隔を有するように帯状部材2の幅方向 端部と適当な間隔をもって各帯状部材2の長手方向に沿って平行に挿入されてい る。なお、本実施例においては、このピアノ線6は2mm程度の太さのものを用 いている。
【0013】 また、本実施例において前記帯状部材2は、長さを本実施例のブラインド1を 装着する窓ガラス4の幅より多少短めの長さに形成されており、その幅(ブライ ンド設置時の奥行)は約50mmに形成されている。そして、帯状部材2のゴム のみによって形成されている部分の厚さは1〜2mmの寸法とされており、前記 ピアノ線6が挿入されている部分は、図1および図3に示すように、ゴムのみに よって構成されているその他の部分の上下表面にほぼ半円柱状に突出させて全体 として約5mmの厚さに形成されている。また、本実施例においてブラインド1 の上下方向長さは、前記窓ガラス4の上端部から約2/3を覆う寸法に形成され ている。
【0014】 前記連結部材3は、本実施例においては4本のワイヤ3aを用いており、一定 間隔(図1に示す本実施例においては25mm)を保持されるように前記帯状部 材2,2…の四隅近傍部分には前記ワイヤ3aを1本づつ挿通され、かつ、各帯 状部材2はワイヤ3aの長手方向に対し、移動し得ないように図示しない保持部 材により支持されている。なお、前記連結部材3はワイヤ3aに限らず、紐や板 等でもよい。
【0015】 前記連結部材3によって複数枚の帯状部材2,2…が平行に連結され、一体的 に形成されたブラインド本体1aの上部の長手方向両端には、自動車の窓ガラス 4に前記ブラインド本体1aを対向させて着脱可能に装着するための固定部材5 が各2本のワイヤ3aの両端に取り付けられている。この固定部材5は、帯状部 材2の幅寸法とほぼ同長の軸5aの先端に吸盤5b、5bが固着されて形成され ており、前記軸5aには前記帯状部材2を挿通しているワイヤ3aの上端が固着 されている。なお、固定部材5は吸盤5bを使用するものに限らないし、また、 ブラインド本体1aの下方にも固定部材5を設けて、窓ガラス4に対する固定を より強固なものとしてもよい。
【0016】 次に、本実施例のブラインド1を運転者の側方の窓に使用した場合の作用につ いて説明する。
【0017】 ブラインド本体1aの上部に設けられた吸盤5aを自動車の運転席の側面の窓 ガラス4に固定させ、ブラインド本体1aを前記窓ガラス4に対向させて吊着さ せる。
【0018】 この時、各帯状部材2はそれぞれが窓ガラス4と直角をなすように位置するこ ととなる。そして、運転者が運転姿勢をとった時に、約25mmに形成されてい る前記帯状部材2の間隙から視界が確保できるようにブラインド1の上下方向位 置を調整することが望ましい。なお、この調整を怠っても、本実施例においては 各帯状部材2は一番厚い部分(ピアノ線6の配設部)であっても約5mmであり 、自動車の運転者の側方の視界は、運転の安全確認に支障をきたすほどブライン ド1によって妨げられることはない。
【0019】 また、本実施例においてその幅を約50mmに形成された前記各帯状部材2は 、ブラインド1の配設側からの入射光に対して庇としての機能を果たすこととな る。つまり、帯状部材2の約25mmの間隙に斜め上方から差込む入射光は、そ の入射角があるため先ずは間隙幅の約2倍の寸法の50mm幅に形成された帯状 部材2に当たるので、眩光が直接運転者の目に入って視界を奪うような事態を防 ぐことができる。さらに、帯状部材2はゴムによって形成されているので、帯状 部材2に当たった光が乱反射して運転者の目に入ることもない。
【0020】 そして、帯状部材2はゴムのような弾性材料によって形成されているので、万 が一の事故時にもは前記ブラインド1が運転者と窓ガラス4との間で緩衝材とな り、運転者をガラスへの直接の衝突から保護することができる。また、破損した ガラス片が運転者や同乗者の体に直接降り懸かることも、かなりの確率で防ぐこ とができ、安全性を向上させることができる。
【0021】 なお、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、必要に応じて変更する ことができる。例えば、ブラインドの長さは必要に応じて任意の寸法に設計する ことができる。また、前記帯状部材の幅寸法や形状あるいはそれらの間隔も、日 除けとしての機能を果たす限りにおいて自由に設計することができる。すなわち 、帯状部材は完全な平板状に限定されるものではなく、弯曲あるいは屈曲させた り、あるいは表面をキャンパス地などの補強布により被覆したりして剛性を高め 、実施例で示したピアノ線を省略してもよい。さらに、実施例では運転席の側面 の窓にブラインドを用いた場合を説明したが、使用箇所は前記窓に拘らず、例え ば、自動車の後方の窓に用いてもよい。さらにまた、自動車の種類も自家用車に 限るものではなく、バス等にも適用できることはもちろんである。
【0022】
このように本考案は構成され作用するものであるから、自動車の運転者の視点 に合せて任意な高さ位置にブラインドを簡単に配設することができ、ブラインド の帯状部材の幅をもって入射光を遮って眩光が運転者の視覚内に直接入込むこと を防ぐことができ、帯状部材の間隙から運転に必要な視界を確保することができ 、さらに、帯状部材にゴムのような弾性材を用いることで、万が一の事故時に緩 衝材としての機能も有し、運転者や同乗者が直接ガラスに突っ込むことを防ぐと ともに破損したガラスの破片から保護することができる等の効果を有する。
【図1】本考案の自動車用ブラインドの一実施例を示す
斜視図
斜視図
【図2】図1の実施例の自動車用ブラインドの使用状態
を示す概略図
を示す概略図
【図3】図1の実施例の自動車用ブラインドの拡大縦断
面図
面図
1 ブラインド 1a ブラインド本体 2 帯状部材 3 連結部材 3a ワイヤ 4 窓ガラス 5 固定部材 5a 軸 5b 吸盤 6 ピアノ線
Claims (1)
- 【請求項1】弾性材料により形成された複数枚の帯状部
材と、前記複数枚の帯状部材をそれぞれが異なる水平面
内に位置するようにして上下方向においてほぼ一定間隔
を有するように連結させる連結部材と、これらの帯状部
材を自動車の窓ガラスの内側の少なくとも上半部に対向
させて着脱可能に装着する固定部材とからなることを特
徴とする自動車用ブラインド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11594U JP3000244U (ja) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | 自動車用ブラインド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11594U JP3000244U (ja) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | 自動車用ブラインド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3000244U true JP3000244U (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=43136260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11594U Expired - Lifetime JP3000244U (ja) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | 自動車用ブラインド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3000244U (ja) |
-
1994
- 1994-01-18 JP JP11594U patent/JP3000244U/ja not_active Expired - Lifetime
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