JP2999410B2 - 流量制御弁 - Google Patents

流量制御弁

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弁の開閉によって
流量を制御する流量制御弁に関し、特に、必要とする流
量に正確かつ迅速にオープン制御可能な流量制御弁に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ガス供給器やファンコイルユ
ニット等の熱交換器内を流れる水等を制御するのに流量
制御弁が使用されている。図8は、従来の流量制御弁の
構造を示す断面図である。流量制御弁51の全体構成
は、弁本体52内に弁棒55に接続された弁体53が配
設され、駆動装置54が弁棒55を矢印Aに示す軸方向
に往復移動させるよう構成されている。次に、その構成
を詳細に説明する。
【0003】弁本体52の中心には、中空状の空間であ
る弁室56が形成され、弁室56に対して右側部から入
力ポート57が開口し、弁室56の中心下部に形成され
た開口通路である弁口58を介して下方に出力ポート5
9が開口している。弁口58の上端部には、弁室56側
に突設した環状の弁座60が形成されている。また、弁
室56内上部には、案内部材62が固設されている。案
内部材62の中心には、軸方向に貫通する軸穴61が形
成され、弁棒55が矢印Aの方向に摺動自在に保持され
ている。また、案内部材62の外周には、下端部に段差
を有し、その段差部に弁体53が固設された中空状の円
筒体63が軸方向に摺動可能に保持されている。図に示
すように、弁体53の段差の小径部は、弁口58に挿入
された状態となる。
【0004】弁棒55の下端部は、円筒体63の先端を
貫通して伸び、弁棒55は、円筒体63に関して相対的
に移動可能に構成されている。弁棒55の先端部には、
ストッパ部材64が取り付けられている。弁棒55のス
トッパ部材64の取り付けられている上部には、バネ受
65が取り付けられ、バネ受65と円筒体63との間に
は圧縮バネ66が配設されて、弁棒55が、バネ受け6
5、圧縮バネ66及びストッパ部材64を介して、弁体
53が弁座60に当接する方向に付勢している。一方、
弁棒55の上部は、弁本体52の上部に取付られた駆動
装置54に接続されている。本従来例の駆動装置5
は、駆動モータであるDCモータ、その回転出力を伝達
するための複数の減速ギヤを噛合させた図示しない減速
機構、及びその回転出力を弁棒55の軸方向への直線運
動に変換させるべく回転運動を直線運動に変換して伝達
する図示しないネジ等の変換機構によって構成されてい
る。
【0005】このような構成の流量制御弁51は、次の
ように作用する。弁棒55が駆動装置54により最下端
位置まで押し下げられているとき、図8に示すように、
円筒体63は圧縮バネ66によって下方へ押し下げら
れ、弁体53が弁座60に当接した閉弁状態になってい
る。従って、入力ポート57から入った流体は、出力ポ
ート59側へは流れず弁室56内に停止する。次に、駆
動装置54により弁棒55を徐々に上昇させると、すな
わち、DCモータの回転出力を減速機構によって減速
し、変換機構によって回転運動を直線運動へ変換して、
弁棒55を上方向に摺動させる。
【0006】徐々に上昇する弁棒55によって、先ずス
トッパ部材64が円筒体63下端に当接して弁体53を
弁座60から離間される。これにより、流量制御弁51
は、開弁状態となる。従って、弁口58が開通し、入力
ポート57から流入した流体は、弁室56を通って出力
ポート59から流出する。一方、DCモータを逆方向へ
回転させれば、弁棒55を下降させ、同時に圧縮バネ6
6によって円筒体63を下降させて弁座53を弁座60
へ当接させ、流量制御弁51を閉弁状態にする。ここ
で、DCモータを任意の位置で停止させることにより、
弁口58を通過する流量を制御することができる。通常
は、出力ポートから流れる流量を計測し、その値をフィ
ードバックしてDCモータの停止位置を変化させること
により、必要な流量が得られるように制御している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
成からなる従来の流量制御弁51によれば、次のような
問題があった。 (1)駆動装置54からの回転出力を弁棒53の直線運
動に変換する直線変換機構が、駆動装置54とは別に必
要となるため、装置自体が大型化したり、機構が複雑な
ため故障も生じ易く、またコスト高となる問題があっ
た。 (2)また、駆動装置54に使用したDCモータは、使
用条件の変動、例えば、周囲温度、印加電圧、使用頻度
それに負荷変動等の変化により、出力される回転数が変
動するため、安定した弁の開閉を行なうことができな
い。特に、弁体と弁座とが気密に当接しない場合には、
流体の漏れが生じてしまい大きな問題であった。
【0008】(3)また、DCモータは、電圧供給停止
直後にただちに停止せず慣性力によって回転してしまう
ので、予定された位置で弁体を位置決めすることが困難
であり、流量の調整が困難であった。 (4)通常、流量制御弁を使用する目的は、必要な流量
を正確に得るためであるが、弁体が弁座から離間してい
る距離と流量とがリニアな関係にないため、実際の流量
を計測してフィードバック制御することが行われてい
る。しかし、フィードバック制御では時間遅れが発生す
るため、素早くかつ正確な流量制御を必要とする場合に
は、問題であった。また、複雑な制御回路を必要とし、
コストアップとなる問題があった。
【0009】そこで、本発明は、上記問題点を解決すべ
く、簡易な構成からなり、かつ任意の必要流量に対して
正確に設定することの可能な流量制御弁を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の流量制御弁は、弁座を備えた弁室及びその
弁座の弁口を介して連通する入力ポートと出力ポートと
が形成された弁本体と、その弁室内に配設され弁座に対
する弁体と、その弁体を弁座に対して当接及び離間させ
る駆動手段と、その駆動手段を制御する制御手段とを有
する流量制御弁であって、前記駆動手段が、回転体に螺
設した出力軸に前記弁体を連設し、回転体の回転によっ
て出力軸を上下させて当該弁体を前記弁座に対して当接
及び離間させるステップモータで、前記制御手段が、前
記ステップモータへの通電時間と前記出力ポートから出
力する流量とをリニアに変化させるためのテーブルを記
憶し、そのテーブルに基づいて通電時間当りのパルス数
を変化させて前記ステップモータをオープン制御するも
のであることを特徴とする。
【0011】次に、上記構成を有する流量制御弁の作用
を説明する。本発明の流量制御弁は、駆動手段を構成す
るステップモータの外周に位置するコイルにパルスが供
給されると、回転体であるロータは、供給されたパルス
に対応する分だけ回転する。ロータの回転出力は、ロー
タの中心孔の内周に形成された雌ねじと、ロータを軸線
方向に貫き外周に雄ねじが形成された出力軸とにより、
直線運動に変換される。そして、その直線運動によって
出力軸が上下方向に摺動し、出力軸に連設された弁体を
弁座に対して当接または離間させる方向に移動させる。
ここで、ロータの内側に雄ねじを形成し、出力軸に雌ね
じを形成しても、機構は大きくなるが、原理は同じであ
る。
【0012】弁体と弁座とが離間している距離である弁
ストロークと流量制御弁を流れる流量とは、リニアな関
係にはないが、制御手段が、その関係データに基づいて
ステップモータへの通電時間と流量とがリニア関係とな
るように構成されているので、必要な流量を流すのに必
要な位置に、通電時間を変化させるだけで、流量を計測
してフィードバックをかけることのないオープン制御に
より、容易に弁体を停止させることができる。このと
き、ステップモータは、出力軸の停止位置を正確に制御
できるので、弁体の停止位置も正確に制御でき、流量制
御弁を流れる流量も正確に制御できる。従って、ステッ
プモータの回転出力を簡易な構成によって出力軸すなわ
ち弁体の直線運動に変換することができる。ここで、通
電時間と流量とをリニア関係とせずに、ステップモータ
へ供給するパルス数と流量とをリニア関係として、パル
ス数で流量制御弁を制御しても同様である。また、弁ス
トロークと流量の関係データを直接データベースとして
記憶して、それに基づいて換算を行い、ステップモータ
の停止位置を演算しても同様である。また、これらの関
係データは、流量制御弁本体が記憶していても良いし、
マイコン等の流量制御弁制御手段が記憶していても良
い。また、複数の流量制御弁を制御するパソコン等の中
央制御装置が記憶していても良い。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した流量制
御弁の一実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1に流量制御弁1の全体構成を断面図で示す。図1
は、弁が閉鎖状態にある時を示している。流量制御弁1
は、弁本体2等から構成される弁部3と、弁部3の上部
に固設された駆動装置4とで構成されている。弁本体2
は、中空円筒形状をなし、円筒内部に形成された弁室5
に連通して、弁本体右側部から貫通する入力ポート6が
開口されている。また、円筒形状下端開口部には出力ポ
ート7が形成されている。また、弁本体2の出力ポート
7側には、円筒内部が縮径して構成された弁口8が形成
されている。また弁口8の上端部には、図面上方に突設
した環形状の弁座9が形成されている。従って、入力ポ
ート6と出力ポート7とは、弁室5及び弁口8を介して
連通されている。
【0014】また、弁本体2の弁室5内上部には、開口
部を塞ぐように案内部材10が嵌装固設されている。案
内部材10は、弁室5内の気密性を保つべく弁本体2と
の間にはOリング30を介して嵌装されている。また、
案内部材10の中心には、弁室5内に貫通するように軸
方向に貫通孔11が形成されている。そして、案内部材
10は弁室5内に延設され、その下端には円柱形の支持
部10aが形成されている。支持部11aの外周には、
軸方向に摺動可能に中空の円筒体12が保持されてい
る。貫通孔11は、支持部10aの中心も貫いて形成さ
れている。また、円筒体12の下端部には、弁口8に嵌
合するように縮径された小径部12aが形成されてい
る。また、小径部12aの上の段差部には、弁座9に当
接する環状の弾性部材であるゴム製の弁体13が固設さ
れている。
【0015】また、案内部材10の貫通孔11内には、
上下に貫通する出力軸14と連結棒15とが摺動可能に
嵌合挿入されている。ここで、出力軸14と連結棒15
とは、出力軸14が連結棒15に対して同軸上に一体に
連結されている。連結棒15は、円筒体12の下端部を
貫通し、その円筒体12に関して相対的に移動可能に構
成されている。また、連結棒15の下端にはストッパ部
材16が取り付けられている。また、連結棒15には、
円筒体12内部側にバネ受17が取り付けられ、そのバ
ネ受17と円筒体12の端部壁との間には圧縮バネ18
が弾縮され取り付けられている。圧縮バネ18は、弁体
13が弁座9へ当接する方向へ円筒体12を付勢してい
る。
【0016】一方、このような構成からなる弁部3の弁
の開閉を制御するための駆動装置4はステップモータ3
1を駆動源として構成されている。図3に駆動装置4の
拡大断面図を示す。図3は、図1に対応する図面であ
り、流量制御弁1が閉鎖状態にある時を示している。具
体的には、中心部に保持されるロータ21の軸芯部に
は、貫通孔21bが形成されている。ロータ21は、上
下を一対のメタル軸受22,23によって回転可能に支
持されている。ここで、出力軸14は、ロータ21に伴
って回転しないように図示しない回転防止部材により回
転が規制されている。そして、ロータ21の周りにはコ
イルの巻かれたステータ24が、カバー部材25の内側
に固設されている。カバー部材25は、弁本体2に固定
されている。ところで、本実施例の流量制御弁1は、駆
動装置4の駆動源としてステップモータを使用し、その
構成部品であるロータ21に対し貫かれた出力軸14が
螺設されている。すなわち、出力軸14の外周には雄ネ
ジ14aが形成されており、一方、ロータ21の貫通孔
には雌ネジ21aが形成され、それらが一体に螺設され
ている。
【0017】次に、本発明の流量制御弁の制御回路につ
いて説明する。制御回路の構成を図5にブロック図で示
す。ステップモータ31には、駆動パルスを供給するた
めの駆動回路36が接続されている。駆動回路36に
は、駆動パルスを制御するための分配回路部35が接続
1えうされている。分配回路部35には、基準パルスを
発振するための発振回路部34が接続されている。ま
た、発振回路部34と駆動回路部36とが接続してい
る。発振回路部34には、回転調整ボリューム38が接
続している。また、ステップモータ37、駆動回路部3
6にはDC電源37及び電源回路部33が接続してい
る。また、駆動回路部36、分配回路部35、発振回路
部34には、電源回路部33が接続している。
【0018】分配回路部35には、図6に示す弁ストロ
ークと流量との関係を示す関係データに基づいて、ステ
ップモータへの通電時間と流量とを図7に示すようにリ
ニア関係とするテーブルが記憶されている。図6に示す
関係データは、弁差圧毎に異なるデータとして各々記憶
されている。図6は、差圧が0.3Kgf/cm2 の時
のデータを示している。縦軸が、流量であり、横軸が弁
ストロークを示している。本実施の形態では、ステップ
モータへの通電時間と流量制御弁の流量とがリニアな関
係となるように、分配回路部35が制御を行っている。
すなわち、通電時間当たりのパルス数を図6に示す関係
データに基づいて変化させることにより、通電時間と、
流量とがリニアとなるように制御しているのである。
【0019】次に、本実施の形態の流量制御弁1は、以
上のような構成によって以下のように作用する。先ず、
図1に示す様に出力軸14及び連結棒15が降りてスト
ッパ部材16が弁座9より下方に位置する場合には、圧
縮バネ18によって円筒体12が下方へ付勢されて、そ
の先端が弁口8へ入り込み、弁体13が弁座9へ当接し
て閉弁状態となっている。従って、入力ポート6より弁
室5内へ流入した流体は、そこで停止して出力ポート7
から流出することはない。
【0020】そこで、流量を変更する流量指令入力が制
御回路32に入力された場合は、図7に基づいて指定さ
れた流量に対応する通電時間だけステップモータ31に
通電する。すなわち、所定時間だけステータ24の所定
のコイルへ電流が通電される。すなわち、ステータ24
を構成する極歯に巻かれたコイルへの電流のONーOF
F制御され対となった各相のコイルが励磁されると、ロ
ータ21とそのステータ24の極歯との間に磁束が流
れ、両者の突極が対面し合うようにロータの位置が定ま
る。このような状態のときが磁気抵抗が最も小さく安定
点を与える。そして、ロータに外力を加えて安定点から
ずらそうとすると反抗トルクが現れ、その位置精度を確
保する。一方、その安定状態を保つコイルへの励磁を解
いて、隣のコイルへの励磁を変化させると、一定方向へ
隣合うコイル間の所定の角度だけロータ21が回転する
(ステップする)こととなる。
【0021】このようにしてロータ21が回転すると、
そのロータ21は軸受22,23によて上下方向の移
動が制限され回転するので、螺設された出力軸14は、
回転が規制されているため直線方向にネジ送りされるこ
ととなる。そこで、ロータ21の回転によって出力軸1
4が上方へ直線移動すると、出力軸14に一体に連設さ
れた連結棒15も上昇する。そして、連結棒15が上昇
すれば、その下端のストッパ部材16が円筒体12下端
に当接して持ち上げることとなる。従って、連結棒15
の上昇により円筒体12が支持部11aを上方へ摺動す
るため、弁体13が弁座9から離間することとなる。よ
って、開弁状態となり、入力ポート6から流入した流体
は、弁室5から開口した弁口8を通って出力ポート7か
ら流出することとなる。
【0022】ロータ21は、通電時間に比例するパルス
信号数によって一定のステップ角を正確に回転したとこ
ろで停止し、外力に対して強い抵抗力を発揮しその位置
を保持しようとする静止トルクがかかるため、出力軸1
4は所定距離上昇し弁体13と弁座9とが希望する距離
をもって離間して停止する。これにより、必要とする流
量が正確に流される。流量制御弁1が開状態となってい
る場合を図2に示す。また、その時の駆動装置4の拡大
図を図4に示す。一方、ステータ24のコイルに対して
逆方向のパルス信号を印加すれば、逆方向に励磁が生じ
てロータ21が逆方向に回転し、出力軸14が下方に直
線移動することとなる。従って、連結棒15が下降すれ
ば、圧縮バネ18に付勢された円筒体12も支持部11
aを摺動しながら下降し、その先端が弁口8に入り込む
とともに弁体13が弁座9に当接して再び閉弁状態とな
る。
【0023】以上詳細に説明したように、本実施の形態
の流量制御弁1によれば、駆動装置4が、ステップモー
タ31のロータ21と、ロータ21を軸線方向に貫いて
弁体13に連設される出力軸14とが螺設されれたもの
であるので、流量制御弁1をコンパクト化することがで
き、同時に部品点数を減らしてコストダウンすることが
できる。また、ステップモータ31を使用しているの
で、周囲温度の変化、使用頻度、負荷状態等により条件
変化が少ないため、常に正確に流量を制御することがで
きる。
【0024】また、本実施の形態の流量制御弁1によれ
ば、出力ポートから出力する流量がリニアに変化するよ
うに、ステップモータ31をオープン制御する制御手段
32を有しているので、フィードバック制御と異なり、
迅速に流量を制御することができる。また、制御手段3
2が、ステップモータ31への通電時間と流量とがリニ
アに変化する関係としているので、複雑な制御回路を別
に設けなくても、通電時間を変化させるだけで、容易に
必要とする流量を得ることができる。
【0025】本発明は、上記実施の形態に限定されるこ
となく、色々な応用が可能である。例えば、本実施の形
態では、通電時間と流量とをリニア関係としているが、
パルス数と流量とをリニア関係としても同様である。
【0026】
【発明の効果】本発明の流量制御弁は、駆動手段を、回
転体に螺設した出力軸に弁体を連設し、回転体の回転に
よって出力軸を上下させて当該弁体を弁座に対して当接
及び離間させるステップモータとし、制御手段を、ステ
ップモータへの通電時間と出力ポートから出力する流量
とをリニアに変化させるためのテーブルを記憶し、その
テーブルに基づいて通電時間当りのパルス数を変化させ
てステップモータをオープン制御するものとしたので、
流量制御弁をコンパクト化することができ、同時に部品
点数を減らしてコストダウンすることができる。また、
ステップモータを使用しているので、周囲温度の変化、
使用頻度、負荷状態等により条件変化が少ないため、常
に正確に流量を制御することができる。
【0027】また、本発明の流量制御弁によれば、出力
ポートから出力する流量がリニアに変化するように、ス
テップモータをオープン制御する制御手段を有している
ので、フィードバック制御と異なり、迅速に流量を制御
することができる。また、制御手段が、ステップモータ
への通電時間と流量とがリニアに変化する関係としてい
るので、複雑な制御回路を別に設けなくても、通電時間
を変化させるだけで、容易に必要とする流量を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した流量制御弁1の全体構成を
示す断面図である。
【図2】流量制御弁1の開状態を示す断面図である。
【図3】図1の駆動装置4の拡大断面図である。
【図4】図2の駆動装置4の拡大断面図である。
【図5】流量制御弁1の制御回路図である。
【図6】弁ストロークと流量との関係を示すデータ図で
ある。
【図7】通電時間と流量との関係を示すデータ図であ
る。
【図8】従来の流量制御弁の全体構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 流量制御弁 2 弁本体 5 弁室 6 入力ポート 7 出力ポート 8 弁口 9 弁座 12 円筒体 13 弁体 14 出力軸 14a 雄ネジ 18 圧縮バネ 21 ロータ 21a 雌ネジ 31 ステップモータ 32 制御回路 35 分配回路部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−14596(JP,A) 特開 平8−75024(JP,A) 特開 昭53−95316(JP,A) 特開 昭63−120973(JP,A) 特開 平8−296758(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 31/04 F16K 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁座を備えた弁室及びその弁座の弁口を
    介して連通する入力ポートと出力ポートとが形成された
    弁本体と、その弁室内に配設され弁座に対する弁体と、
    その弁体を弁座に対して当接及び離間させる駆動手段
    と、その駆動手段を制御する制御手段とを有する流量制
    御弁において、 前記駆動手段が、回転体に螺設した出力軸に前記弁体を
    連設し、回転体の回転によって出力軸を上下させて当該
    弁体を前記弁座に対して当接及び離間させるステップモ
    ータであって、 前記制御手段が、前記ステップモータへの通電時間と前
    記出力ポートから出力する流量とをリニアに変化させる
    ためのテーブルを記憶し、そのテーブルに基づいて通電
    時間当りのパルス数を変化させて前記ステップモータを
    オープン制御するものであること を特徴とする流量制御
    弁。
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