JP2999163B2 - 6位が置換されたピリミジン−3−オキシド誘導体からなるチロシナーゼ刺激剤とこれを含有する組成物 - Google Patents
6位が置換されたピリミジン−3−オキシド誘導体からなるチロシナーゼ刺激剤とこれを含有する組成物Info
- Publication number
- JP2999163B2 JP2999163B2 JP9251165A JP25116597A JP2999163B2 JP 2999163 B2 JP2999163 B2 JP 2999163B2 JP 9251165 A JP9251165 A JP 9251165A JP 25116597 A JP25116597 A JP 25116597A JP 2999163 B2 JP2999163 B2 JP 2999163B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oxide
- amino
- dimethylaminopyrimidine
- pyrimidine
- bis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q19/00—Preparations for care of the skin
- A61Q19/04—Preparations for care of the skin for chemically tanning the skin
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/33—Heterocyclic compounds
- A61K31/395—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
- A61K31/495—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with two or more nitrogen atoms as the only ring heteroatoms, e.g. piperazine or tetrazines
- A61K31/505—Pyrimidines; Hydrogenated pyrimidines, e.g. trimethoprim
- A61K31/506—Pyrimidines; Hydrogenated pyrimidines, e.g. trimethoprim not condensed and containing further heterocyclic rings
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/33—Heterocyclic compounds
- A61K31/395—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
- A61K31/495—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with two or more nitrogen atoms as the only ring heteroatoms, e.g. piperazine or tetrazines
- A61K31/505—Pyrimidines; Hydrogenated pyrimidines, e.g. trimethoprim
- A61K31/513—Pyrimidines; Hydrogenated pyrimidines, e.g. trimethoprim having oxo groups directly attached to the heterocyclic ring, e.g. cytosine
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/49—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing heterocyclic compounds
- A61K8/494—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing heterocyclic compounds with more than one nitrogen as the only hetero atom
- A61K8/4953—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing heterocyclic compounds with more than one nitrogen as the only hetero atom containing pyrimidine ring derivatives, e.g. minoxidil
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q5/00—Preparations for care of the hair
- A61Q5/06—Preparations for styling the hair, e.g. by temporary shaping or colouring
- A61Q5/065—Preparations for temporary colouring the hair, e.g. direct dyes
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Dermatology (AREA)
- Birds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも1つ
の、6位が置換されたピリミジン=3−オキシド誘導体
からなる、皮膚および/または髪の色素沈着を促進させ
る薬剤、並びに、少なくとも1つのこれらの誘導体を含
有する組成物、およびその使用に関する。
の、6位が置換されたピリミジン=3−オキシド誘導体
からなる、皮膚および/または髪の色素沈着を促進させ
る薬剤、並びに、少なくとも1つのこれらの誘導体を含
有する組成物、およびその使用に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ヒト
の髪および皮膚の色は、異なる要因、特に、季節、人
種、性別および年齢に依存している。主としてメラニン
細胞によって生産されるメラニンの濃度により決定され
る。メラニン細胞は、特定のオルガネラであるメラノソ
ームによりメラニンを合成する、特殊な細胞である。
の髪および皮膚の色は、異なる要因、特に、季節、人
種、性別および年齢に依存している。主としてメラニン
細胞によって生産されるメラニンの濃度により決定され
る。メラニン細胞は、特定のオルガネラであるメラノソ
ームによりメラニンを合成する、特殊な細胞である。
【0003】メラニン合成、すなわちメラニン産生は、
特に複雑であり、おおよそ、次の主工程を含む。 チロシン→ドーパ→ドーパキノン→ドーパクロム(Dopa
chrome)→メラニン
特に複雑であり、おおよそ、次の主工程を含む。 チロシン→ドーパ→ドーパキノン→ドーパクロム(Dopa
chrome)→メラニン
【0004】チロシナーゼ(モノフェノール−ジヒドロ
キシル−フェニルアラニン:酸素酸化還元酵素・EC.
1.14.18.1)は、この連鎖反応に関与する必須
の酵素である。特に、チロシンをドーパ(ジヒドロキシ
フェニルアラニン)に転換させる反応、およびドーパを
ドーパキノンに転換させる反応を触媒する。
キシル−フェニルアラニン:酸素酸化還元酵素・EC.
1.14.18.1)は、この連鎖反応に関与する必須
の酵素である。特に、チロシンをドーパ(ジヒドロキシ
フェニルアラニン)に転換させる反応、およびドーパを
ドーパキノンに転換させる反応を触媒する。
【0005】ある個体群から、他の個体群まで、メラニ
ンレベルは様々であるが、チロシナーゼの量に有意の差
はなく、チロシナーゼのメッセンジャーRNAのレベル
も、白色または黒色の皮膚において同一である。よっ
て、メラニン形成における多様さは、チロシナーゼの活
性の多様さによるものである。
ンレベルは様々であるが、チロシナーゼの量に有意の差
はなく、チロシナーゼのメッセンジャーRNAのレベル
も、白色または黒色の皮膚において同一である。よっ
て、メラニン形成における多様さは、チロシナーゼの活
性の多様さによるものである。
【0006】髪の色を一定に保持し、皮膚を褐色にする
ことを、多くの個体群が望んでいることは知られてい
る。
ことを、多くの個体群が望んでいることは知られてい
る。
【0007】さらに、色素沈着疾患、例えば白斑は、色
素沈着欠如に関連し、皮膚上に白色のパッチが出現する
ことを特徴とする、自己免疫性疾患である。
素沈着欠如に関連し、皮膚上に白色のパッチが出現する
ことを特徴とする、自己免疫性疾患である。
【0008】よって、髪および/または皮膚の色素沈着
を改良する、および/または容易にするための生成物
が、まさに必要とされている。
を改良する、および/または容易にするための生成物
が、まさに必要とされている。
【0009】この点に関し、人工染色の分野において
は、皮膚および/または髪の本来の色に可能な限り最も
近い色を付与すると思われる外部色素を供給する、また
は天然染色の分野においては、本来の色素沈着経路を刺
激するといった、多くの解決法が提案されている。
は、皮膚および/または髪の本来の色に可能な限り最も
近い色を付与すると思われる外部色素を供給する、また
は天然染色の分野においては、本来の色素沈着経路を刺
激するといった、多くの解決法が提案されている。
【0010】従来より提案されている解決法により、確
かに優れた結果が得られるが、それにもかかわらず、本
来の経路を介して、髪および/または皮膚の色素沈着を
刺激することが、色素沈着の理想的な経路であるとされ
ている。
かに優れた結果が得られるが、それにもかかわらず、本
来の経路を介して、髪および/または皮膚の色素沈着を
刺激することが、色素沈着の理想的な経路であるとされ
ている。
【0011】この点に関し、国際特許公開第95/17
161号、国際特許公開第95/11003号、国際特
許公開第95/01773号、国際特許公開第94/0
4674号、国際特許公開第94/04122号、欧州
特許公開第585018号、国際特許公開第93/10
804号、国際特許公開第92/20322号、または
国際特許公開第91/07945号公報において、非常
に多様な解決方法、例えばホスホジエステラーゼ阻害剤
を含有する組成物、チロシン誘導体、植物エキス、DN
Aフラグメント、またはプロスタグランジンの使用が提
案されている。
161号、国際特許公開第95/11003号、国際特
許公開第95/01773号、国際特許公開第94/0
4674号、国際特許公開第94/04122号、欧州
特許公開第585018号、国際特許公開第93/10
804号、国際特許公開第92/20322号、または
国際特許公開第91/07945号公報において、非常
に多様な解決方法、例えばホスホジエステラーゼ阻害剤
を含有する組成物、チロシン誘導体、植物エキス、DN
Aフラグメント、またはプロスタグランジンの使用が提
案されている。
【0012】多くの場合、使用される化合物は、かなり
の副作用を有するか、または何の特異性もない複合混合
物(complex mixtures)である。
の副作用を有するか、または何の特異性もない複合混合
物(complex mixtures)である。
【0013】さらに、ルシュトン(Rushton)および共
同研究者[Rushton・D・H、et coll、Clin. Exp. Der
matol.、1989、14(1)、40-46]は、ミノキシジル、すな
わち2,4−ジアミノ−6−ピペリジノピリミジン=3
−オキシドが、この化合物でテストされた禿頭の男性に
おいて、髪の色素沈着を刺激する効果を有することを示
唆している。
同研究者[Rushton・D・H、et coll、Clin. Exp. Der
matol.、1989、14(1)、40-46]は、ミノキシジル、すな
わち2,4−ジアミノ−6−ピペリジノピリミジン=3
−オキシドが、この化合物でテストされた禿頭の男性に
おいて、髪の色素沈着を刺激する効果を有することを示
唆している。
【0014】「ミノキシジル」が、抗高血圧効果、およ
び髪の成長を促進させる能力を有することは知られてお
り、これらの特性は米国特許第4596812号に記載
されている。
び髪の成長を促進させる能力を有することは知られてお
り、これらの特性は米国特許第4596812号に記載
されている。
【0015】ミノキシジルは、髪の成長の分野における
基準化合物(reference compound)であるが、かなりの
副作用があり、その使用は複雑である。
基準化合物(reference compound)であるが、かなりの
副作用があり、その使用は複雑である。
【0016】不都合な副作用のない、髪および/または
皮膚に色素沈着させる効果を有する物質の発見が、多く
の研究の目標となっている。
皮膚に色素沈着させる効果を有する物質の発見が、多く
の研究の目標となっている。
【0017】よって、本発明の目的の一つは、皮膚およ
び/または髪の色素沈着を促進させると同時に、有害な
副作用を制限する、新規の化合物を提案することにあ
る。
び/または髪の色素沈着を促進させると同時に、有害な
副作用を制限する、新規の化合物を提案することにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段および発明の実施の形態】
本出願人は、6位が置換された、ある種のピリミジン=
3−オキシド−誘導体が、ミノキシジルと同様か、それ
より優れた、チロシナーゼ活性効果を有することを見い
だした。
本出願人は、6位が置換された、ある種のピリミジン=
3−オキシド−誘導体が、ミノキシジルと同様か、それ
より優れた、チロシナーゼ活性効果を有することを見い
だした。
【0019】本発明で使用可能な誘導体は、次の一般式
(I):
(I):
【化5】 [上式(I)中、R1およびR2は、同一でも異なってい
てもよく、水素原子、またはC1−C12のアルキル基を
表し;R3およびR4は、同一でも異なっていてもよく、
C1−C12のアルキル基を表すか、または共同して、そ
れらに結合している窒素原子と共に、複素環を形成し;
R3およびR4が、共同してピペリジノ環を形成する場
合、基R1およびR2の少なくとも1つは、水素原子以外
である]で表されるものに相当する。
てもよく、水素原子、またはC1−C12のアルキル基を
表し;R3およびR4は、同一でも異なっていてもよく、
C1−C12のアルキル基を表すか、または共同して、そ
れらに結合している窒素原子と共に、複素環を形成し;
R3およびR4が、共同してピペリジノ環を形成する場
合、基R1およびR2の少なくとも1つは、水素原子以外
である]で表されるものに相当する。
【0020】よって、本発明の主題は、活性成分とし
て、一般式(I)に相当する、少なくとも1つの、6位
が置換されたピリミジン=3−オキシド誘導体を十分な
量使用した、化粧品用組成物、または製薬用組成物の調
製にあり、この誘導体または組成物は、皮膚および/ま
たは髪の色素沈着を促進させることを意図したものであ
る。
て、一般式(I)に相当する、少なくとも1つの、6位
が置換されたピリミジン=3−オキシド誘導体を十分な
量使用した、化粧品用組成物、または製薬用組成物の調
製にあり、この誘導体または組成物は、皮膚および/ま
たは髪の色素沈着を促進させることを意図したものであ
る。
【0021】また、本発明の主題は、活性成分として、
一般式(I)に相当する、少なくとも1つの、6位が置
換されたピリミジン=3−オキシド誘導体を十分な量使
用した、化粧品用組成物、または製薬用組成物の調製に
あり、この誘導体または組成物は、チロシナーゼの活性
を刺激させることを意図したものである。
一般式(I)に相当する、少なくとも1つの、6位が置
換されたピリミジン=3−オキシド誘導体を十分な量使
用した、化粧品用組成物、または製薬用組成物の調製に
あり、この誘導体または組成物は、チロシナーゼの活性
を刺激させることを意図したものである。
【0022】さらに本発明は、単独物、またはあらゆる
割合での混合物としての、これらの誘導体の光学異性
体、アシルの形態、または製薬的に許容可能な塩類の形
態に関する。
割合での混合物としての、これらの誘導体の光学異性
体、アシルの形態、または製薬的に許容可能な塩類の形
態に関する。
【0023】本発明において、C1−C12のアルキル基
という表現は、好ましくは、少なくとも1つのヒドロキ
シル基またはベンジル基で置換されていてもよい、直鎖
状または分枝状のC1−C12のアルキル基、特に、置換
されていてもよい、直鎖状または分枝状の形態のメチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、
またはベンジル基を称するものであると解される。
という表現は、好ましくは、少なくとも1つのヒドロキ
シル基またはベンジル基で置換されていてもよい、直鎖
状または分枝状のC1−C12のアルキル基、特に、置換
されていてもよい、直鎖状または分枝状の形態のメチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、
またはベンジル基を称するものであると解される。
【0024】複素環という用語は、特に、アジリジノ
(aziridino)、アゼチジノ(azetidino)、ピロリジ
ノ、ピペリジノ、ヘキサメチレンイミノ、ヘプタメチレ
ンイミノ、オクタメチレンイミノ、テトラヒドロピリジ
ノ、ジヒドロピリジノ、ピロール、ピラゾール、イミダ
ゾール、トリアゾール、4−アルキルピペラジノ、モル
ホリノ、またはチオモルホリノ環からなるグループのも
のを含む、少なくとも1つの窒素原子を含有する、任意
の飽和または不飽和の環を称するものであると解され
る。
(aziridino)、アゼチジノ(azetidino)、ピロリジ
ノ、ピペリジノ、ヘキサメチレンイミノ、ヘプタメチレ
ンイミノ、オクタメチレンイミノ、テトラヒドロピリジ
ノ、ジヒドロピリジノ、ピロール、ピラゾール、イミダ
ゾール、トリアゾール、4−アルキルピペラジノ、モル
ホリノ、またはチオモルホリノ環からなるグループのも
のを含む、少なくとも1つの窒素原子を含有する、任意
の飽和または不飽和の環を称するものであると解され
る。
【0025】本発明において、複素環は、好ましくはピ
ペリジノ環である。
ペリジノ環である。
【0026】本発明において、式(I)の誘導体を、単
独で、または任意の割合の混合物として使用可能である
ことは明らかである。
独で、または任意の割合の混合物として使用可能である
ことは明らかである。
【0027】本発明において、チロシナーゼという用語
は、チロシナーゼ活性を有する任意の酵素を称するもの
であると解されるべきであり、この酵素は、他の酵素活
性を有するものであってもよい。
は、チロシナーゼ活性を有する任意の酵素を称するもの
であると解されるべきであり、この酵素は、他の酵素活
性を有するものであってもよい。
【0028】チロシナーゼ活性とは、メラニン先駆物
質:ドーパキノンを形成する、チロシンの酸化を触媒す
る酵素活性と定義される。
質:ドーパキノンを形成する、チロシンの酸化を触媒す
る酵素活性と定義される。
【0029】6位が置換された多くのピリミジン誘導体
が知られている。このようなものとしては、特に、欧州
特許公開第353123号、欧州特許公開第35627
1号、欧州特許公開第408422号、欧州特許公開第
420707号、欧州特許公開第427625号、欧州
特許公開第459890号、欧州特許公開第51981
9号、欧州特許公開第522964号、欧州特許公開第
525964号、および欧州特許公開第540629号
に記載されているものを挙げることができる。
が知られている。このようなものとしては、特に、欧州
特許公開第353123号、欧州特許公開第35627
1号、欧州特許公開第408422号、欧州特許公開第
420707号、欧州特許公開第427625号、欧州
特許公開第459890号、欧州特許公開第51981
9号、欧州特許公開第522964号、欧州特許公開第
525964号、および欧州特許公開第540629号
に記載されているものを挙げることができる。
【0030】本発明で使用可能な6位が置換されたピリ
ミジン=3−オキシド誘導体としては、特に:2,4−
ビス−メチルアミノ−6−ジメチルアミノピリミジン=
3−オキシド、2,4−ビス−エチルアミノ−6−ジメ
チルアミノピリミジン=3−オキシド、2,4−ビス−
プロピルアミノ−6−ジメチルアミノピリミジン=3−
オキシド、2,4−ビス−プロピルアミノ−6−ピペリ
ジノピリミジン=3−オキシド、2−アミノ−4−メチ
ルアミノ−6−ピペリジノピリミジン=3−オキシド、
2−アミノ−4−プロピルアミノ−6−ピペリジノピリ
ミジン=3−オキシド、2−アミノ−4−ヘキシルアミ
ノ−6−ピペリジノピリミジン=3−オキシド、2−ア
ミノ−4−ベンジルアミノ−6−ピペリジノピリミジン
=3−オキシド、2−アミノ−4−(2−ヒドロキシエ
チルアミノ)−6−ピペリジノピリミジン=3−オキシ
ド、2−アミノ−4−プロピルアミノ−6−ジメチルア
ミノピリミジン=3−オキシド、2−アミノ−4−ブチ
ルアミノ−6−ジメチルアミノピリミジン=3−オキシ
ド、2−アミノ−4−イソプロピルアミノ−6−ジメチ
ルアミノピリミジン=3−オキシド、を挙げることがで
きる。
ミジン=3−オキシド誘導体としては、特に:2,4−
ビス−メチルアミノ−6−ジメチルアミノピリミジン=
3−オキシド、2,4−ビス−エチルアミノ−6−ジメ
チルアミノピリミジン=3−オキシド、2,4−ビス−
プロピルアミノ−6−ジメチルアミノピリミジン=3−
オキシド、2,4−ビス−プロピルアミノ−6−ピペリ
ジノピリミジン=3−オキシド、2−アミノ−4−メチ
ルアミノ−6−ピペリジノピリミジン=3−オキシド、
2−アミノ−4−プロピルアミノ−6−ピペリジノピリ
ミジン=3−オキシド、2−アミノ−4−ヘキシルアミ
ノ−6−ピペリジノピリミジン=3−オキシド、2−ア
ミノ−4−ベンジルアミノ−6−ピペリジノピリミジン
=3−オキシド、2−アミノ−4−(2−ヒドロキシエ
チルアミノ)−6−ピペリジノピリミジン=3−オキシ
ド、2−アミノ−4−プロピルアミノ−6−ジメチルア
ミノピリミジン=3−オキシド、2−アミノ−4−ブチ
ルアミノ−6−ジメチルアミノピリミジン=3−オキシ
ド、2−アミノ−4−イソプロピルアミノ−6−ジメチ
ルアミノピリミジン=3−オキシド、を挙げることがで
きる。
【0031】さらに好ましくは、次のもの:2−アミノ
−4−プロピルアミノ−6−ジメチルアミノピリミジン
=3−オキシド、2−アミノ−4−メチルアミノ−6−
ピペリジノピリミジン=3−オキシド、2,4−ビス−
プロピルアミノ−6−ジメチルアミノピリミジン=3−
オキシド、2,4−ビス−プロピルアミノ−6−ピペリ
ジノピリミジン=3−オキシド、2,4−ビス−メチル
アミノ−6−ジメチルアミノピリミジン=3−オキシ
ド、2,4−ビス−エチルアミノ−6−ジメチルアミノ
ピリミジン=3−オキシド、が、本発明で使用される。
−4−プロピルアミノ−6−ジメチルアミノピリミジン
=3−オキシド、2−アミノ−4−メチルアミノ−6−
ピペリジノピリミジン=3−オキシド、2,4−ビス−
プロピルアミノ−6−ジメチルアミノピリミジン=3−
オキシド、2,4−ビス−プロピルアミノ−6−ピペリ
ジノピリミジン=3−オキシド、2,4−ビス−メチル
アミノ−6−ジメチルアミノピリミジン=3−オキシ
ド、2,4−ビス−エチルアミノ−6−ジメチルアミノ
ピリミジン=3−オキシド、が、本発明で使用される。
【0032】皮膚および/または髪の色素沈着を促進さ
せるために必要とされる誘導体の量は、チロシナーゼ活
性を刺激するのに必要とされる量である。もちろんこの
量は、該誘導体の性質、および該チロシナーゼの性質に
依存し、広範囲内で変化し得る。
せるために必要とされる誘導体の量は、チロシナーゼ活
性を刺激するのに必要とされる量である。もちろんこの
量は、該誘導体の性質、および該チロシナーゼの性質に
依存し、広範囲内で変化し得る。
【0033】使用量の目安をあげると、本発明の誘導体
を化粧品用組成物に使用するならば、使用可能な誘導体
の量は、組成物の全重量に対して、0.01%〜20
%、好ましくは0.1%〜10%とすることができる。
を化粧品用組成物に使用するならば、使用可能な誘導体
の量は、組成物の全重量に対して、0.01%〜20
%、好ましくは0.1%〜10%とすることができる。
【0034】使用量の目安をあげると、本発明の誘導体
を製薬用組成物に使用するならば、使用可能な誘導体の
量は、組成物の全重量に対して、1%〜30%、好まし
くは2%〜15%とすることができる。
を製薬用組成物に使用するならば、使用可能な誘導体の
量は、組成物の全重量に対して、1%〜30%、好まし
くは2%〜15%とすることができる。
【0035】本発明の組成物は、本質的に、皮膚および
/または髪の色素沈着を促進させ、かつ皮膚および/ま
たは髪の内在性チロシナーゼ活性を刺激することを意図
したものである。
/または髪の色素沈着を促進させ、かつ皮膚および/ま
たは髪の内在性チロシナーゼ活性を刺激することを意図
したものである。
【0036】よって、本発明の他の主題は、一般式
(I)に相当する少なくとも1つの誘導体、およびチロ
シナーゼ活性を有する少なくとも1つの酵素の少なくと
も1つの基質を含有する、化粧品用または製薬用組成物
にある。
(I)に相当する少なくとも1つの誘導体、およびチロ
シナーゼ活性を有する少なくとも1つの酵素の少なくと
も1つの基質を含有する、化粧品用または製薬用組成物
にある。
【0037】本発明で使用可能な基質としては、例え
ば、チロシンまたはその誘導体、または3,4−ジヒド
ロキシ−α−フェニルアラニン(ドーパ)を挙げること
ができる。
ば、チロシンまたはその誘導体、または3,4−ジヒド
ロキシ−α−フェニルアラニン(ドーパ)を挙げること
ができる。
【0038】単一の組成物中において、誘導体と基質と
を一体化させることもできる。しかしながら、特定の実
施態様においては、特に、誘導体と基質とを、同時に、
別個に、または時間をおいて、投与することもできる。
を一体化させることもできる。しかしながら、特定の実
施態様においては、特に、誘導体と基質とを、同時に、
別個に、または時間をおいて、投与することもできる。
【0039】よって、本発明の主題は、皮膚および/ま
たは髪の色素沈着を促進させるために、同時にまたは別
個に使用されるか、もしくは時間をおいて使用される、
組合せ製品として、チロシナーゼ活性を有する少なくと
も1つの酵素の少なくとも1つの基質と、一般式(I)
に相当する少なくとも1つの誘導体とを含有する製品に
ある。
たは髪の色素沈着を促進させるために、同時にまたは別
個に使用されるか、もしくは時間をおいて使用される、
組合せ製品として、チロシナーゼ活性を有する少なくと
も1つの酵素の少なくとも1つの基質と、一般式(I)
に相当する少なくとも1つの誘導体とを含有する製品に
ある。
【0040】特定の実施態様において、誘導体および基
質は、その成分が使用時に混合されるキットの形態で、
別々に包装されていてもよい。
質は、その成分が使用時に混合されるキットの形態で、
別々に包装されていてもよい。
【0041】よって、本発明の主題は、皮膚および/ま
たは髪の色素沈着を促進させるために、同時にまたは別
個に使用されるか、もしくは時間をおいて使用される、
チロシナーゼ活性を有する少なくとも1つの酵素の少な
くとも1つの基質と、一般式(I)に相当する少なくと
も1つの誘導体とを含有するキットにある。
たは髪の色素沈着を促進させるために、同時にまたは別
個に使用されるか、もしくは時間をおいて使用される、
チロシナーゼ活性を有する少なくとも1つの酵素の少な
くとも1つの基質と、一般式(I)に相当する少なくと
も1つの誘導体とを含有するキットにある。
【0042】本発明の組成物は、皮膚(体皮の任意の部
分)または髪に、摂取、注入、または塗布することがで
きる。本発明の組成物の適用方法は、任意の製薬的形態
において、通常使用される方法とすることができる。
分)または髪に、摂取、注入、または塗布することがで
きる。本発明の組成物の適用方法は、任意の製薬的形態
において、通常使用される方法とすることができる。
【0043】皮膚への局所適用には、組成物は、特に、
水性または油性の溶液、または漿液型またはローション
の分散液、水相に脂肪相を分散(O/W)して、または
その逆(W/O)によって得られる、液状、または半液
状のコンシステンシーのミルク型のエマルション、また
は軟性のコンシステンシーのクリームまたは水性または
無水のゲル型のエマルションまたは懸濁液、またはマイ
クロカプセルまたは微小粒子、またはイオン性および/
または非イオン性の小胞分散液の形態としてよい。これ
らの組成物は通常の方法で調製される。
水性または油性の溶液、または漿液型またはローション
の分散液、水相に脂肪相を分散(O/W)して、または
その逆(W/O)によって得られる、液状、または半液
状のコンシステンシーのミルク型のエマルション、また
は軟性のコンシステンシーのクリームまたは水性または
無水のゲル型のエマルションまたは懸濁液、またはマイ
クロカプセルまたは微小粒子、またはイオン性および/
または非イオン性の小胞分散液の形態としてよい。これ
らの組成物は通常の方法で調製される。
【0044】また、水性、アルコール、または水性アル
コールの溶液の形態、またはクリーム、ゲル、エマルシ
ョン、ムースの形態、または加圧下にて噴霧剤を含有す
るエアゾール用の組成物の形態で、髪に使用してもよ
い。
コールの溶液の形態、またはクリーム、ゲル、エマルシ
ョン、ムースの形態、または加圧下にて噴霧剤を含有す
るエアゾール用の組成物の形態で、髪に使用してもよ
い。
【0045】さらに本発明の組成物は、ヘアケア用組成
物、特にシャンプー、ヘアセット用ローション、トリー
トメントローション、スタイリングクリームまたはゲ
ル、染料シャンプー(dye shampoos)の形態であってよ
い染色用組成物(特に酸化染色用)、髪用の再構成ロー
ション、パーマネントウエーブ用ローション(特にパー
メネントウエーヴ施行の第1段階用の組成物)、抜毛防
止用のローションまたはゲル、抗寄生虫用シャンプー等
としてもよい。
物、特にシャンプー、ヘアセット用ローション、トリー
トメントローション、スタイリングクリームまたはゲ
ル、染料シャンプー(dye shampoos)の形態であってよ
い染色用組成物(特に酸化染色用)、髪用の再構成ロー
ション、パーマネントウエーブ用ローション(特にパー
メネントウエーヴ施行の第1段階用の組成物)、抜毛防
止用のローションまたはゲル、抗寄生虫用シャンプー等
としてもよい。
【0046】組成物は、注射用には、水性または油性の
ローションの形態、または漿液の形態と、摂取用には、
カプセル、顆粒、シロップ、または錠剤の形態としてよ
い。
ローションの形態、または漿液の形態と、摂取用には、
カプセル、顆粒、シロップ、または錠剤の形態としてよ
い。
【0047】本発明の組成物の種々の成分の量は、考慮
される分野で、従来より使用されている量である。
される分野で、従来より使用されている量である。
【0048】また、本発明の組成物は、クレンジングソ
ープまたはバーを構成する固体状の調製物とすることも
できる。
ープまたはバーを構成する固体状の調製物とすることも
できる。
【0049】さらに、組成物は、加圧下にて噴霧剤をさ
らに含有するエアゾール用の組成物の形態に包装するこ
ともできる。
らに含有するエアゾール用の組成物の形態に包装するこ
ともできる。
【0050】組成物がエマルションである場合、脂肪相
の割合は、組成物の全重量に対して5重量%〜80重量
%、好ましくは5重量%〜50重量%の範囲内とするこ
とができる。エマルションの形態の組成物に使用される
油、ロウ、乳化剤および共乳化剤(co-emulsifiers)
は、従来より化粧品の分野で使用されているものから選
択される。本発明において、乳化剤および共乳化剤は、
組成物の全重量に対して0.3重量%〜30重量%、好
ましくは0.5重量%〜20重量%の割合で存在する。
エマルションは、脂質小胞体類を、さらに含有してもよ
い。
の割合は、組成物の全重量に対して5重量%〜80重量
%、好ましくは5重量%〜50重量%の範囲内とするこ
とができる。エマルションの形態の組成物に使用される
油、ロウ、乳化剤および共乳化剤(co-emulsifiers)
は、従来より化粧品の分野で使用されているものから選
択される。本発明において、乳化剤および共乳化剤は、
組成物の全重量に対して0.3重量%〜30重量%、好
ましくは0.5重量%〜20重量%の割合で存在する。
エマルションは、脂質小胞体類を、さらに含有してもよ
い。
【0051】組成物が油性のゲルまたは溶液である場
合、脂肪相は、組成物の全重量に対して、90%より多
くすることができる。
合、脂肪相は、組成物の全重量に対して、90%より多
くすることができる。
【0052】また、公知の方法において、化粧品用組成
物は、化粧品の分野で通常使用されるアジュバント、例
えば、親水性または親油性のゲル化剤、親水性または親
油性の添加剤、防腐剤、酸化防止剤、溶媒、香料、フィ
ラー、遮蔽剤、臭気吸収剤および染料を含有してもよ
い。これら種々のアジュバントの量は、化粧品の分野に
おいて従来より使用されている量、例えば、組成物の全
重量に対して0.01〜10%である。これらのアジュ
バントは、その性質により、油相、水相および/または
脂質小球体に取り込まれ得る。
物は、化粧品の分野で通常使用されるアジュバント、例
えば、親水性または親油性のゲル化剤、親水性または親
油性の添加剤、防腐剤、酸化防止剤、溶媒、香料、フィ
ラー、遮蔽剤、臭気吸収剤および染料を含有してもよ
い。これら種々のアジュバントの量は、化粧品の分野に
おいて従来より使用されている量、例えば、組成物の全
重量に対して0.01〜10%である。これらのアジュ
バントは、その性質により、油相、水相および/または
脂質小球体に取り込まれ得る。
【0053】本発明で使用可能な油またはロウとして
は、鉱物性油(流動ワセリン)、植物性油(カリテバタ
ーの液状留分、ヒマワリ油)、動物性油(ペルヒドロス
クワレン)、合成油(プルセリン油:Purcellin oi
l)、シリコーン油またはロウ(シクロメチコーン)お
よびフッ化油(ペルフルオロポリエーテル)、ミツロ
ウ、カルナウバまたはパラフィンロウを挙げることがで
きる。脂肪アルコールおよび脂肪酸(ステアリン酸)を
これらの油に添加してもよい。本発明で使用可能な乳化
剤としては、例えば、ステアリン酸グリセリル、ポリソ
ルベイト(polysorbate)・60、およびガッテフォセ
(Gattefosse)社からテフォース(Tefose)63(登録
商標)の名称で販売されているPEG−6/PEG−3
2/ステアリン酸グリコールの混合物を挙げることがで
きる。
は、鉱物性油(流動ワセリン)、植物性油(カリテバタ
ーの液状留分、ヒマワリ油)、動物性油(ペルヒドロス
クワレン)、合成油(プルセリン油:Purcellin oi
l)、シリコーン油またはロウ(シクロメチコーン)お
よびフッ化油(ペルフルオロポリエーテル)、ミツロ
ウ、カルナウバまたはパラフィンロウを挙げることがで
きる。脂肪アルコールおよび脂肪酸(ステアリン酸)を
これらの油に添加してもよい。本発明で使用可能な乳化
剤としては、例えば、ステアリン酸グリセリル、ポリソ
ルベイト(polysorbate)・60、およびガッテフォセ
(Gattefosse)社からテフォース(Tefose)63(登録
商標)の名称で販売されているPEG−6/PEG−3
2/ステアリン酸グリコールの混合物を挙げることがで
きる。
【0054】本発明で使用可能な溶媒としては、低級ア
ルコール、特に、エタノールおよびイソプロパノール、
およびプロピレングリコールを挙げることができる。
ルコール、特に、エタノールおよびイソプロパノール、
およびプロピレングリコールを挙げることができる。
【0055】本発明で使用可能な親水性のゲル化剤とし
ては、カルボキシビニルポリマー類(カーボマー:carb
omer)、アクリルコポリマー類、例えば、アクリラート
/アルキルアクリラートのコポリマー類、ポリアクリル
アミド類、多糖類、例えば、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、天然ゴム類およびクレー類を挙げることができ、
また、親油性のゲル化剤としては、変性クレー類、例え
ば、ベントーン類、脂肪酸の金属塩、例えば、ステアリ
ン酸アルミニウム、疎水性シリカ、エチルセルロースお
よびポリエチレンを挙げることができる。
ては、カルボキシビニルポリマー類(カーボマー:carb
omer)、アクリルコポリマー類、例えば、アクリラート
/アルキルアクリラートのコポリマー類、ポリアクリル
アミド類、多糖類、例えば、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、天然ゴム類およびクレー類を挙げることができ、
また、親油性のゲル化剤としては、変性クレー類、例え
ば、ベントーン類、脂肪酸の金属塩、例えば、ステアリ
ン酸アルミニウム、疎水性シリカ、エチルセルロースお
よびポリエチレンを挙げることができる。
【0056】組成物は、他の親水性の活性剤、例えば、
タンパク質またはタンパク質の加水分解物、アミノ酸、
多価アルコール類、尿素、アラントイン、糖類および糖
類誘導体類、水溶性ビタミン類、植物エキス、およびヒ
ドロキシ酸を含有してもよい。
タンパク質またはタンパク質の加水分解物、アミノ酸、
多価アルコール類、尿素、アラントイン、糖類および糖
類誘導体類、水溶性ビタミン類、植物エキス、およびヒ
ドロキシ酸を含有してもよい。
【0057】親油性の活性剤としては、レチノール(ビ
タミンA)およびその誘導体、トコフェロール(ビタミ
ンE)およびその誘導体、必須脂肪酸、セラミド類、精
油、サリチル酸およびその誘導体を使用することができ
る。
タミンA)およびその誘導体、トコフェロール(ビタミ
ンE)およびその誘導体、必須脂肪酸、セラミド類、精
油、サリチル酸およびその誘導体を使用することができ
る。
【0058】本発明の組成物においては、少なくとも1
つの式(I)の化合物と、他の活性剤とを組み合わせて
もよい。このような活性剤としては、例えば: −抜毛の防止および/または再生のための活性を改善
し、この活性が既に記載されている薬剤、例えば、特
に、ニコチン酸トコフェリル(tocopheryl)、ニコチン
酸ベンジル、およびC1−C6のニコチン酸アルキル、例
えばニコチン酸メチルまたはニコチン酸ヘキシルを含む
ニコチン酸エステル類、髪の再生を促進させる薬剤、例
えば、本出願人により、欧州特許公開第0648488
号に記載されているもの; −分化および/または増殖を減少させる薬剤、例えば、
レチノイン酸およびそれらの異性体、レチノールおよび
それらのエステル類、ビタミンDおよびそれらの誘導
体、エストロゲン類、例えば、エストラジオール; −抗菌剤、例えば、リン酸クリンダマイシン、エリスロ
マイシン、またはテトラサイクリン類の抗生物質; −駆虫剤、特に、メトロニダゾール、クロタミトン、ま
たはピレスロイド類; −抗真菌剤、特に、イミダゾール類に属する化合物、例
えば、エコナゾール、ケトコナゾール、またはミコナゾ
ール、またはそれらの塩類、ポリエン化合物、例えば、
アンホテリシンB、アリルアミン類の化合物、例えば、
テルビナフィン(terbinafine)、またはオクトピロッ
クス(octopirox); −抗ウィルス剤、例えば、アシクロビア(acyclovi
r); −ステロイド系の抗炎症剤、例えば、ヒドロコルチゾ
ン、吉草酸ベタメタゾン、またはプロピオン酸クロベタ
ゾール、または非ステロイド系の抗炎症剤、例えば、イ
ブプロフェンおよびそれらの塩類、ジクロフェナック
(diclofenac)およびそれらの塩類、アセチルサリチル
酸、アセトアミノフェン、またはグルシルリジン酸(gl
ycyrrhizic acid); −麻酔剤、例えば、塩酸リドカインおよびそれらの誘導
体; −止痒剤、例えば、テナルジン、トリメプラジンまたは
シプロヘプタジン; −角質溶解剤、例えば、α−およびβ−ヒドロキシカル
ボン酸、またはβ−ケトカルボン酸、およびそれらの塩
類、アミド類またはエステル類、特に、ヒドロキシ酸、
例えば、グリコール酸、乳酸、サリチル酸、クエン酸、
および一般的な果実の酸類、および5−n−オクタノイ
ルサリチル酸; −抗フリーラジカル剤、例えば、α−トコフェロールま
たはそれらのエステル類、スーパーオキシド−ジスムタ
ーゼ、ある種の金属キレート剤、またはアスコルビン酸
およびそれらのエステル類; −抗脂漏剤、例えば、プロゲステロン; −抗フケ剤、例えば、オクトピロックスまたはピリチオ
ン(pyrithione)亜鉛; −抗ざ瘡剤、例えば、レチノイン酸または過酸化ベンゾ
イル; −植物または細菌由来のエキス を挙げることができる。
つの式(I)の化合物と、他の活性剤とを組み合わせて
もよい。このような活性剤としては、例えば: −抜毛の防止および/または再生のための活性を改善
し、この活性が既に記載されている薬剤、例えば、特
に、ニコチン酸トコフェリル(tocopheryl)、ニコチン
酸ベンジル、およびC1−C6のニコチン酸アルキル、例
えばニコチン酸メチルまたはニコチン酸ヘキシルを含む
ニコチン酸エステル類、髪の再生を促進させる薬剤、例
えば、本出願人により、欧州特許公開第0648488
号に記載されているもの; −分化および/または増殖を減少させる薬剤、例えば、
レチノイン酸およびそれらの異性体、レチノールおよび
それらのエステル類、ビタミンDおよびそれらの誘導
体、エストロゲン類、例えば、エストラジオール; −抗菌剤、例えば、リン酸クリンダマイシン、エリスロ
マイシン、またはテトラサイクリン類の抗生物質; −駆虫剤、特に、メトロニダゾール、クロタミトン、ま
たはピレスロイド類; −抗真菌剤、特に、イミダゾール類に属する化合物、例
えば、エコナゾール、ケトコナゾール、またはミコナゾ
ール、またはそれらの塩類、ポリエン化合物、例えば、
アンホテリシンB、アリルアミン類の化合物、例えば、
テルビナフィン(terbinafine)、またはオクトピロッ
クス(octopirox); −抗ウィルス剤、例えば、アシクロビア(acyclovi
r); −ステロイド系の抗炎症剤、例えば、ヒドロコルチゾ
ン、吉草酸ベタメタゾン、またはプロピオン酸クロベタ
ゾール、または非ステロイド系の抗炎症剤、例えば、イ
ブプロフェンおよびそれらの塩類、ジクロフェナック
(diclofenac)およびそれらの塩類、アセチルサリチル
酸、アセトアミノフェン、またはグルシルリジン酸(gl
ycyrrhizic acid); −麻酔剤、例えば、塩酸リドカインおよびそれらの誘導
体; −止痒剤、例えば、テナルジン、トリメプラジンまたは
シプロヘプタジン; −角質溶解剤、例えば、α−およびβ−ヒドロキシカル
ボン酸、またはβ−ケトカルボン酸、およびそれらの塩
類、アミド類またはエステル類、特に、ヒドロキシ酸、
例えば、グリコール酸、乳酸、サリチル酸、クエン酸、
および一般的な果実の酸類、および5−n−オクタノイ
ルサリチル酸; −抗フリーラジカル剤、例えば、α−トコフェロールま
たはそれらのエステル類、スーパーオキシド−ジスムタ
ーゼ、ある種の金属キレート剤、またはアスコルビン酸
およびそれらのエステル類; −抗脂漏剤、例えば、プロゲステロン; −抗フケ剤、例えば、オクトピロックスまたはピリチオ
ン(pyrithione)亜鉛; −抗ざ瘡剤、例えば、レチノイン酸または過酸化ベンゾ
イル; −植物または細菌由来のエキス を挙げることができる。
【0059】また、上述したリストに、他の化合物、例
えば、ジアゾキシド(Diazoxide)、スピロキサゾン(S
piroxazone)、リン脂質、例えばレシチン、リノール
酸、リノレン酸、サリチル酸および仏国特許第2581
542号に記載されている誘導体、例えばベンゼン環の
5位に、2〜12の炭素原子を有するアルカノイル基を
担持するサリチル酸誘導体、ヒドロキシカルボン酸、ま
たはケトカルボン酸、およびそれらのエステル類、ラク
トン、およびそれらの塩類、アントラリン(anthrali
n)、カロテノイド、エイコサテトラエン酸(eicosatet
raynoic acid)およびエイコサトリエン酸(eicosatriy
noic acid)またはそれらのエステル類およびアミド
類、ビタミンDおよびそれらの誘導体、および植物また
は細菌由来のエキスを添加してもよい。
えば、ジアゾキシド(Diazoxide)、スピロキサゾン(S
piroxazone)、リン脂質、例えばレシチン、リノール
酸、リノレン酸、サリチル酸および仏国特許第2581
542号に記載されている誘導体、例えばベンゼン環の
5位に、2〜12の炭素原子を有するアルカノイル基を
担持するサリチル酸誘導体、ヒドロキシカルボン酸、ま
たはケトカルボン酸、およびそれらのエステル類、ラク
トン、およびそれらの塩類、アントラリン(anthrali
n)、カロテノイド、エイコサテトラエン酸(eicosatet
raynoic acid)およびエイコサトリエン酸(eicosatriy
noic acid)またはそれらのエステル類およびアミド
類、ビタミンDおよびそれらの誘導体、および植物また
は細菌由来のエキスを添加してもよい。
【0060】よって、特定の方法において、本発明の組
成物は、抗菌剤、駆虫剤、抗真菌剤、抗ウィルス剤、抗
炎症剤、止痒剤、麻酔剤、角質溶解剤、抗フリーラジカ
ル剤、抗脂漏剤、抗フケ剤、抗ざ瘡剤、および/または
皮膚の分化および/または増殖を低減させる薬剤、およ
び植物または細菌由来のエキスから選択される少なくと
も1つの薬剤をさらに含有する。
成物は、抗菌剤、駆虫剤、抗真菌剤、抗ウィルス剤、抗
炎症剤、止痒剤、麻酔剤、角質溶解剤、抗フリーラジカ
ル剤、抗脂漏剤、抗フケ剤、抗ざ瘡剤、および/または
皮膚の分化および/または増殖を低減させる薬剤、およ
び植物または細菌由来のエキスから選択される少なくと
も1つの薬剤をさらに含有する。
【0061】また、上述したような少なくとも1つの誘
導体を含有する組成物は、特にアンチ・キャンサー社
(Anti Cancer Inc.)により、1994年、10月13日に出願
されている、国際特許出願第94/22468号に記載
されているようなリポソーム形態中にあると考えること
ができる。よって、リポソームに包含された化合物は、
髪の濾胞に選択的に移送される。
導体を含有する組成物は、特にアンチ・キャンサー社
(Anti Cancer Inc.)により、1994年、10月13日に出願
されている、国際特許出願第94/22468号に記載
されているようなリポソーム形態中にあると考えること
ができる。よって、リポソームに包含された化合物は、
髪の濾胞に選択的に移送される。
【0062】本発明の製薬用組成物は、非経口的に、経
腸的に、または局所的に投与することができる。製薬用
組成物は、好ましくは、局所的に投与される。
腸的に、または局所的に投与することができる。製薬用
組成物は、好ましくは、局所的に投与される。
【0063】6位が置換されたピリミジン誘導体の活性
を決定するために、本出願人は、任意に精製したチロシ
ナーゼと一つの基質とを、テストする化合物が存在する
適切な培地でインキュベートし、その結果得られた測定
値と、任意に精製したチロシナーゼと一つの基質とを、
テストする化合物が存在しないインキュベート中に得ら
れた測定値とを比較するといった、簡単で迅速な測定方
法を使用した。
を決定するために、本出願人は、任意に精製したチロシ
ナーゼと一つの基質とを、テストする化合物が存在する
適切な培地でインキュベートし、その結果得られた測定
値と、任意に精製したチロシナーゼと一つの基質とを、
テストする化合物が存在しないインキュベート中に得ら
れた測定値とを比較するといった、簡単で迅速な測定方
法を使用した。
【0064】
【実施例】次に実施例を例証するが、これは本発明の範
囲を制限するものではない。
囲を制限するものではない。
【0065】実施例1:6位が置換されたピリミジン=
3−オキシド誘導体によるチロシナーゼ活性の調節測定の一般的原理 :精製したチロシナーゼを、6位が置
換されたピリミジン=3−オキシド誘導体が存在する、
または存在しない場合において、適切な培地中で、一つ
の基質の存在下でインキュベートした。酵素活性は、反
応中に形成された、基質が転化された生成物の量を測定
することにより評価した。誘導体の存在下で得られた結
果を、誘導体が存在しない場合に得られた結果と比較し
た。
3−オキシド誘導体によるチロシナーゼ活性の調節測定の一般的原理 :精製したチロシナーゼを、6位が置
換されたピリミジン=3−オキシド誘導体が存在する、
または存在しない場合において、適切な培地中で、一つ
の基質の存在下でインキュベートした。酵素活性は、反
応中に形成された、基質が転化された生成物の量を測定
することにより評価した。誘導体の存在下で得られた結
果を、誘導体が存在しない場合に得られた結果と比較し
た。
【0066】この比較により、酵素活性における、誘導
体の影響力を評価することができる。
体の影響力を評価することができる。
【0067】測定の準備:使用した基質はL−チロシン
[シグマ(Sigma)社から販売されているもの]で、そ
の保存溶液を0.5mM濃度の、リン酸バッファー塩水
(PBS)に調製した。
[シグマ(Sigma)社から販売されているもの]で、そ
の保存溶液を0.5mM濃度の、リン酸バッファー塩水
(PBS)に調製した。
【0068】使用した酵素は、シグマ社から販売されて
いる、精製した真菌のチロシナーゼ(EC.1.14.
18.1)である。この酵素の保存溶液は、国際単位で
1ミリリットル毎のチロシナーゼが、約19500の濃
度であると表される、5mg/ml濃度でPBSに調製
された。
いる、精製した真菌のチロシナーゼ(EC.1.14.
18.1)である。この酵素の保存溶液は、国際単位で
1ミリリットル毎のチロシナーゼが、約19500の濃
度であると表される、5mg/ml濃度でPBSに調製
された。
【0069】チロシナーゼによるチロシンの転化生成物
である、形成したドーパクロムは、パーキン・エルマー
(Perkin Elmer)型機を使用し、475nmの波長で、
分光測定法により測定した。
である、形成したドーパクロムは、パーキン・エルマー
(Perkin Elmer)型機を使用し、475nmの波長で、
分光測定法により測定した。
【0070】テストされた誘導体は、1mMの濃度で、
1%エタノールを含有する、PBS溶液に調製された。
1%エタノールを含有する、PBS溶液に調製された。
【0071】測定:次のものを、分光光度計のセル中で
混合した: 500μlのチロシン溶液 390μlのリン酸バッファー 10μlの真菌のチロシナーゼ溶液 100μlのテストする誘導体の溶液、またはPBS/
1%エタノール(対照体)
混合した: 500μlのチロシン溶液 390μlのリン酸バッファー 10μlの真菌のチロシナーゼ溶液 100μlのテストする誘導体の溶液、またはPBS/
1%エタノール(対照体)
【0072】ついで、混合物を37℃でインキュベート
し、形成したドーパクロムを、少なくとも30分間、継
続的に測定した。
し、形成したドーパクロムを、少なくとも30分間、継
続的に測定した。
【0073】結果:これらの結果は、対照体(誘導体が
存在しない場合)で得られた値に対する、チロシナーゼ
活性の活性化の%として示している。
存在しない場合)で得られた値に対する、チロシナーゼ
活性の活性化の%として示している。
【表1】
【0074】この結果には、テストされた6位が置換さ
れたピリミジン誘導体は、チロシナーゼの刺激特性にお
いて、ミノキシジルよりも優れていることが示されてい
る。
れたピリミジン誘導体は、チロシナーゼの刺激特性にお
いて、ミノキシジルよりも優れていることが示されてい
る。
【0075】実施例2:アリール−2,4−ジオキソオ
キサゾリジンを含有する組成物の実施例 これらの組成物は、化粧品または薬剤において、現在使
用されている通常の技術で得られる。
キサゾリジンを含有する組成物の実施例 これらの組成物は、化粧品または薬剤において、現在使
用されている通常の技術で得られる。
【0076】真皮用クリーム : 2,4−ビス−プロピルアミノ−6− ピペリジノピリミジン=3−オキシド 1.000g セテアレス(Ceteareth)・30 7.000g ステアリン酸グリセリル 2.000g セチルアルコール 1.500g ポリジメチルシロキサン 1.500g 流動ワセリン 15.000g 純粋なグリセロールコーデックス 20.000g 防腐剤 適量 脱塩水 全体を100.000gとする量
【0077】スプレー状の真皮用ローション : 2,4−ビス−メチルアミノ−6−ジ メチルアミノピリミジン=3−オキシ ド 5.000g エタノール 30.000g 脱塩水 100.000g
【0078】髪用ローション : 2,4−ビス−エチルアミノ−6−ジ メチルアミノピリミジン=3−オキシ ド 3.000g プロピレングリコール 30.000g エチレンアルコール 40.500g 水 全体を100.000gとする量
【0079】このローションは、頭皮に、1日1回また
は2回、適用毎に1mlの割合で適用される。
は2回、適用毎に1mlの割合で適用される。
【0080】増粘したローション : 2,4−ビス−プロピルアミノ−6− ピペリジノピリミジン=3−オキシド 5.000g カワイン(Kawaine) 2.000g ヒドロキシプロピルセルロース[ハー キュルズ(Hercules)社のクリューセ ル(Klucel)・G] 3.500g エチルアルコール 全体を100.000gとする量
【0081】この増粘したローションは、頭皮に、1日
1回または2回、適用毎に1mlの割合で適用される。
1回または2回、適用毎に1mlの割合で適用される。
【0082】ニオソーム状のローション : キメキサン(Chimexane)・NL(登 録商標) 0.475g コレステロ−ル 0.475g ステアロイルグルタミン酸一ナトリウ ム 0.050g 2,4−ビス−プロピルアミノ−6− ピペリジノピリミジン=3−オキシド 0.100g 防腐剤 適量 染料 適量 香料 適量 脱塩水 全体を100.000gとする量
【0083】このローションは、頭皮に、1日1回また
は2回、適用毎に1mlの割合で適用される。
は2回、適用毎に1mlの割合で適用される。
【0084】ローション : 2,4−ビス−プロピルアミノ−6− ジメチルアミノピリミジン=3−オキ シド 5.000g プロピレングリコールモノメチルエー テル[ダウ・ケミカル(Dow Chemical )社のドワノール(Dowanol)・PM] 20.000g ヒドロキシプロピルセルロース(ハー キュルズ社のクリューセル・G) 3.000g エチルアルコール 40.000g ミノキシジル 2.000g 水 全体を100.000gとする量
【0085】この増粘したローションは、頭皮に、1日
1回または2回、適用毎に1mlの割合で適用される。
1回または2回、適用毎に1mlの割合で適用される。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 A61K 7/13 A61K 7/42 A61K 31/00 C07D 239/50 CA(STN) REGISTRY(STN) WPIDS(STN)
Claims (11)
- 【請求項1】 次の式(I): 【化1】 [上式(I)中、R1およびR2は、同一でも異なってい
てもよく、水素原子、またはC1−C12のアルキル基を
表し; R3およびR4は、同一でも異なっていてもよく、C1−
C12のアルキル基を表すか、または共同して、それらに
結合している窒素原子と共に、ピペリジノ環を形成し;
R3およびR4が、共同してピペリジノ環を形成する場
合、基R1およびR2の少なくとも1つは、水素原子以外
である]で表されるものに相当する、少なくとも1つ
の、6位が置換されたピリミジン=3−オキシド誘導体
からなる、皮膚および/または髪の色素沈着を促進する
ことを企図した化粧品組成物。 - 【請求項2】 次の式(I): 【化2】 [上式(I)中、R1およびR2は、同一でも異なってい
てもよく、水素原子、またはC1−C12のアルキル基を
表し; R3およびR4は、同一でも異なっていてもよく、C1−
C12のアルキル基を表すか、または共同して、それらに
結合している窒素原子と共に、ピペリジノ環を形成し;
R3およびR4が、共同してピペリジノ環を形成する場
合、基R1およびR2の少なくとも1つは、水素原子以外
である]で表されるものに相当する、少なくとも1つ
の、6位が置換されたピリミジン=3−オキシド誘導体
からなる、チロシナーゼ活性を刺激する化粧品組成物。 - 【請求項3】 6位が置換されたピリミジン=3−オキ
シド誘導体が: 2,4−ビス−メチルアミノ−6−ジメチルアミノピリ
ミジン=3−オキシド、 2,4−ビス−エチルアミノ−6−ジメチルアミノピリ
ミジン=3−オキシド、 2,4−ビス−プロピルアミノ−6−ジメチルアミノピ
リミジン=3−オキシド、 2,4−ビス−プロピルアミノ−6−ピペリジノピリミ
ジン=3−オキシド、 2−アミノ−4−メチルアミノ−6−ピペリジノピリミ
ジン=3−オキシド、 2−アミノ−4−プロピルアミノ−6−ピペリジノピリ
ミジン=3−オキシド、 2−アミノ−4−ヘキシルアミノ−6−ピペリジノピリ
ミジン=3−オキシド、 2−アミノ−4−ベンジルアミノ−6−ピペリジノピリ
ミジン=3−オキシド、 2−アミノ−4−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−6
−ピペリジノピリミジン=3−オキシド、 2−アミノ−4−プロピルアミノ−6−ジメチルアミノ
ピリミジン=3−オキシド、 2−アミノ−4−ブチルアミノ−6−ジメチルアミノピ
リミジン=3−オキシド、 2−アミノ−4−イソプロピルアミノ−6−ジメチルア
ミノピリミジン=3−オキシド、 から選択されることを特徴とする請求項1または2に記
載の組成物。 - 【請求項4】 6位が置換されたピリミジン=3−オキ
シド誘導体が: 2−アミノ−4−プロピルアミノ−6−ジメチルアミノ
ピリミジン=3−オキシド、 2−アミノ−4−メチルアミノ−6−ピペリジノピリミ
ジン=3−オキシド、 2,4−ビス−プロピルアミノ−6−ジメチルアミノピ
リミジン=3−オキシド、 2,4−ビス−プロピルアミノ−6−ピペリジノピリミ
ジン=3−オキシド、 2,4−ビス−メチルアミノ−6−ジメチルアミノピリ
ミジン=3−オキシド、 2,4−ビス−エチルアミノ−6−ジメチルアミノピリ
ミジン=3−オキシド、 から選択されることを特徴とする請求項1ないし3のい
ずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載
の組成物を、組成物の全重量に対して、0.01%〜2
0%の量で含有することを特徴とする化粧品用組成物。 - 【請求項6】 前記組成物を、組成物の全重量に対し
て、0.1%〜10%の量で含有することを特徴とする
請求項5に記載の化粧品用組成物。 - 【請求項7】 チロシンまたはその誘導体、または3,
4−ジヒドロキシ−α−フェニルアラニン(ドーパ)
と、次の一般式(I): 【化3】 [上式(I)中、R1およびR2は、同一でも異なってい
てもよく、水素原子、またはC1−C12のアルキル基を
表し; R3およびR4は、同一でも異なっていてもよく、C1−
C12のアルキル基を表すか、または共同して、それらに
結合している窒素原子と共に、ピペリジノ環を形成し;
R3およびR4が、共同してピペリジノ環を形成する場
合、基R1およびR2の少なくとも1つは、水素原子以外
である]で表されるものに相当する、少なくとも1つの
6位が置換されたピリミジン=3−オキシド誘導体とを
含有する化粧品組成物。 - 【請求項8】 一般式(I)に相当する誘導体、および
酵素の基質が、別々に包装されていることを特徴とする
請求項7に記載の組成物。 - 【請求項9】 皮膚および/または髪の色素沈着を促進
させることを特徴とする請求項7または8のいずれか1
項に記載の組成物。 - 【請求項10】 皮膚および/または髪の内在性チロシ
ナーゼ活性を刺激することを特徴とする請求項7ないし
9のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項11】 皮膚および/または髪の色素沈着を促
進させるために、同時にまたは別個に使用されるか、も
しくは時間をおいて使用される、組合せ製品として、チ
ロシンまたはその誘導体、または3,4−ジヒドロキシ
−α−フェニルアラニン(ドーパ)と、次の一般式
(I): 【化4】 [上式(I)中、R1およびR2は、同一でも異なってい
てもよく、水素原子、またはC1−C12のアルキル基を
表し;R3およびR4は、同一でも異なっていてもよく、
C1−C12のアルキル基を表すか、または共同して、そ
れらに結合している窒素原子と共に、ピペリジノ環を形
成し; R3およびR4が、共同してピペリジノ環を形成
する場合、基R1およびR2の少なくとも1つは、水素原
子以外である]で表されるものに相当する、少なくとも
1つの6位が置換されたピリミジン=3−オキシド誘導
体とを含有する製品。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9611316 | 1996-09-17 | ||
FR9611316A FR2753378B1 (fr) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | Utilisation dans une composition en tant que stimulateur de tyrosinase d'au moins un derive de pyrimidine 3-oxyde, substitue en 6 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10101519A JPH10101519A (ja) | 1998-04-21 |
JP2999163B2 true JP2999163B2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=9495805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9251165A Expired - Fee Related JP2999163B2 (ja) | 1996-09-17 | 1997-09-16 | 6位が置換されたピリミジン−3−オキシド誘導体からなるチロシナーゼ刺激剤とこれを含有する組成物 |
Country Status (12)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US6380263B1 (ja) |
EP (1) | EP0829260B1 (ja) |
JP (1) | JP2999163B2 (ja) |
AR (1) | AR009763A1 (ja) |
AT (1) | ATE217518T1 (ja) |
AU (1) | AU700465B2 (ja) |
BR (1) | BR9702882A (ja) |
CA (1) | CA2214426A1 (ja) |
DE (1) | DE69712578T2 (ja) |
ES (1) | ES2176639T3 (ja) |
FR (1) | FR2753378B1 (ja) |
ZA (1) | ZA977426B (ja) |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4610040B2 (ja) | 2000-04-04 | 2011-01-12 | 東レ・ダウコーニング株式会社 | 育毛剤用添加剤及び育毛剤組成物 |
DE10150412A1 (de) * | 2001-10-11 | 2003-04-17 | Beiersdorf Ag | Verwendung einer oder mehreren Substanzen, gewählt aus der Gruppe der Pyrimidine und Purine in kosmetischen Zubereitungen zur Bräunung der Haut |
DE10150445A1 (de) * | 2001-10-12 | 2003-04-17 | Beiersdorf Ag | Verwendung einer oder mehreren Substanzen, gewählt aus der Gruppe der Pyrimidine und Purine in kosmetischen Zubereitungen zur Haarfärbung |
SE0104421D0 (sv) * | 2001-12-21 | 2001-12-21 | Ponsus Pharma Ab | New composition |
US7585514B2 (en) * | 2002-06-11 | 2009-09-08 | L'oreal | Administration of agents mimicking DOPAchrome tautomerase (TRP-2) activity for protecting hair follicle melanocytes |
HN2005000795A (es) * | 2004-10-15 | 2010-08-19 | Aventis Pharma Inc | Pirimidinas como antagonistas del receptor de prostaglandina d2 |
FR2883170A1 (fr) * | 2005-03-15 | 2006-09-22 | Oreal | Utilisation d'agents tels que des donneurs ou liberateurs non polymeriques de monoxyde d'azote pour colorer naturellement la peau |
WO2006097348A1 (en) * | 2005-03-15 | 2006-09-21 | L'oreal | Use of agents such as nonpolymeric nitric oxide donors for making the lips full again and/or colouring the lips |
FR2883171B1 (fr) * | 2005-03-15 | 2007-05-11 | Oreal | Utilisation d'agents tels que des donneurs ou liberateurs non polymeriques de monoxyde d'azote pour diminuer les poches et/ou les cernes perioculaires |
FR2883177B1 (fr) * | 2005-03-15 | 2008-01-25 | Oreal | Utilisation d'agrnets tels que des donneurs ou liberateurs non polymeriques de monoxyde d'azote pour repulper et/ou colorer naturellement les levres |
US20060156481A1 (en) * | 2005-03-22 | 2006-07-20 | The Procter & Gamble Company | Keratin dyeing compounds, keratin dyeing compositions containing them, and use thereof |
FR2951938B1 (fr) | 2009-10-30 | 2012-01-06 | Oreal | Utilisation d'un extrait de punica granatum pour lutter contre la canitie |
US20180000706A1 (en) | 2016-06-30 | 2018-01-04 | The Procter & Gamble Company | Conditioner Composition Comprising a Chelant |
US11786447B2 (en) | 2016-06-30 | 2023-10-17 | The Procter & Gamble Company | Conditioner composition comprising a chelant |
US20180000715A1 (en) | 2016-06-30 | 2018-01-04 | The Procter & Gamble Company | Hair Care Compositions For Calcium Chelation |
US11246816B2 (en) | 2016-06-30 | 2022-02-15 | The Procter And Gamble Company | Shampoo compositions comprising a chelant |
US20180000705A1 (en) | 2016-06-30 | 2018-01-04 | The Procter & Gamble Company | Shampoo Compositions Comprising a Chelant |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3382247A (en) * | 1965-11-01 | 1968-05-07 | Upjohn Co | 6-amino-1, 2-dihydro-1-hydroxy-2-imino-4-phenoxypyrimidines |
US3644364A (en) * | 1970-03-31 | 1972-02-22 | Upjohn Co | Compounds and process |
JPS61227518A (ja) * | 1985-04-01 | 1986-10-09 | Takeo Kinji | 白髪防止化粧料 |
FR2677884B1 (fr) * | 1991-06-20 | 1993-07-09 | Oreal | Composition pour freiner la chute des cheveux a base de pyrimidines n-oxyde trisubstitues ou leurs derives sulfoconjugues, nouveaux composes pyrimidines n-oxyde ou leurs derives sulfoconjugues. |
FR2732597B1 (fr) * | 1995-04-05 | 1997-05-16 | Oreal | Utilisation dans une composition en tant qu'activateur et/ou stabilisateur de cyclooxygenase d'au moins un derive de pyrimidine substitue en 6 |
-
1996
- 1996-09-17 FR FR9611316A patent/FR2753378B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-08-14 AU AU34156/97A patent/AU700465B2/en not_active Ceased
- 1997-08-19 ZA ZA9707426A patent/ZA977426B/xx unknown
- 1997-08-21 DE DE69712578T patent/DE69712578T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1997-08-21 EP EP97401967A patent/EP0829260B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1997-08-21 ES ES97401967T patent/ES2176639T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1997-08-21 AT AT97401967T patent/ATE217518T1/de not_active IP Right Cessation
- 1997-09-12 AR ARP970104181A patent/AR009763A1/es unknown
- 1997-09-16 CA CA002214426A patent/CA2214426A1/fr not_active Abandoned
- 1997-09-16 BR BR9702882A patent/BR9702882A/pt active Search and Examination
- 1997-09-16 JP JP9251165A patent/JP2999163B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1997-09-17 US US08/931,890 patent/US6380263B1/en not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-01-31 US US10/059,376 patent/US20020103216A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE69712578T2 (de) | 2003-03-13 |
AU3415697A (en) | 1998-03-19 |
EP0829260B1 (fr) | 2002-05-15 |
AU700465B2 (en) | 1999-01-07 |
FR2753378A1 (fr) | 1998-03-20 |
ATE217518T1 (de) | 2002-06-15 |
ES2176639T3 (es) | 2002-12-01 |
FR2753378B1 (fr) | 1998-11-20 |
CA2214426A1 (fr) | 1998-03-17 |
BR9702882A (pt) | 1998-12-22 |
US20020103216A1 (en) | 2002-08-01 |
JPH10101519A (ja) | 1998-04-21 |
US6380263B1 (en) | 2002-04-30 |
ZA977426B (en) | 1998-03-02 |
AR009763A1 (es) | 2000-05-03 |
DE69712578D1 (de) | 2002-06-20 |
EP0829260A1 (fr) | 1998-03-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5942531A (en) | Phenolic/naphtholic retinoids for promoting skin/exoskeleton pigmentation | |
JP2999163B2 (ja) | 6位が置換されたピリミジン−3−オキシド誘導体からなるチロシナーゼ刺激剤とこれを含有する組成物 | |
US9107847B2 (en) | Administration of pyridinedicarboxylic acid compounds for stimulating or inducing the growth of human keratinous fibers and/or arresting their loss | |
US8895037B2 (en) | Administation of ellagic acid for the treatment of canities | |
JP4072433B2 (ja) | 2−オキソチアゾリジン−4−カルボン酸誘導体の剥離促進剤としての使用 | |
EP1352629B1 (fr) | Utilisation d'un dérivé d'acide pyridine-dicarboxylique ou de l'un de ses sels pour stimuler ou induire la pousse des fibres kératiniques et/ou stopper leur chute | |
US6653317B2 (en) | Pyrimidine 3-oxide compounds for inducing/stimulating hair growth and/or retarding hair loss | |
JP2001516710A (ja) | 皮膚及び/又は毛髪の色素形成を刺激するための少なくとも1つのシュンギク属の抽出物の使用 | |
US8344021B2 (en) | Administration of coumarin, butylated hydroxyanisole and ethoxyquine for the treatment of canities | |
JP3335641B2 (ja) | 3―アリール―2,4―ジオキソオキサゾリジンファミリーの化合物と化粧品及び医薬品におけるその用途 | |
KR100667647B1 (ko) | 1-알킬-4,5-디페닐이미다졸계의 신규의 화합물 및진정제로서의 이의 용도 | |
US20040162328A1 (en) | Compounds of the family of 3-alkyl-(4,5-diphenyl-imidazol-1-yl) and their use as soothing agents | |
WO2002080866A2 (fr) | Utilisation de l'alverine pour stimuler la pousse des cheveux |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |