JP2998891B2 - ガスバッグの敏速な膨らまし装置 - Google Patents

ガスバッグの敏速な膨らまし装置

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JP2998891B2
JP2998891B2 JP8355010A JP35501096A JP2998891B2 JP 2998891 B2 JP2998891 B2 JP 2998891B2 JP 8355010 A JP8355010 A JP 8355010A JP 35501096 A JP35501096 A JP 35501096A JP 2998891 B2 JP2998891 B2 JP 2998891B2
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gas bag
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ライムント・フリッツ
マルクス・メッガー
エルケ・バッハ
ローラント・フーバー
クラウス・シュッターリン
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/26Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
    • B60R21/268Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous release of stored pressurised gas
    • B60R21/272Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous release of stored pressurised gas with means for increasing the pressure of the gas just before or during liberation, e.g. hybrid inflators

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  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮ガスタンク
と、点火により作用ガスを発生する作用物質用のタンク
と、上記作用物質への点火により破壊されて、上記圧縮
ガスタンクおよび上記作用物質用タンクとガスバッグ間
の流路を完全に開放する可損ディスクとを備えたガスバ
ッグの敏速な膨らまし装置に関する。なお、上記圧縮ガ
スタンクが主として圧縮空気を発生する場合には、上記
ガスバッグは、通常、エアバッグと呼ばれる。
【0002】
【従来の技術】このような装置はEP0464189B
1およびEP0554919B1で公知である。ここで
可損ディスクは1個または複数個の破断誘発域を有し、
この破断誘発域の強度は、上記可損ディスクがガスバッ
グに流入するガスの流路の全断面積が開放されてガスバ
ッグが全面的に膨張可能となる以前に、所定の最低圧が
必ず形成されるように制限されている。車両乗員の防護
のためハンドルまたは計器盤内に配されるガスバッグは
その設置位置と車両乗員との間の距離が比較的大きいた
め、車両乗員がガスバッグに受け止められる以前に完全
に膨れ上がるので、ガスバッグにとって上記装置はその
実効性が確証されている。換言すれば、起爆信号の発生
から車両乗員・ガスバッグ間の接触に至る時間は、上記
作用物質が点火されて上記作用ガスを発生させ、この作
用ガスがガスバッグに流入するに充分な程度に大きい。
一般にこの過程には30〜40msの時間が見積もられ
ている。しかしながら、例えばサイドガスバッグの場合
には、ガスバッグは明らかにより迅速に膨れ上がる必要
があり、この程度の時間は長すぎる。この場合には、全
過程に僅か8〜12msしか時間的余裕がない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
に述べた可損ディスクを備えたガスバッグの敏速な膨ら
まし装置を更に発展させ、非常に短時間内にガスバッグ
を膨らますことを可能にすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧縮ガスが収
容された圧縮ガスタンクと、点火により作用ガスを発生
する作用物質用のタンクと、上記作用物質への点火によ
り破壊されて、上記圧縮ガスタンクおよび上記作用物質
用タンクからガスバッグの流路を完全に開放する可損
ディスクとを備えたガスバッグの敏速な膨らまし装置に
おいて、上記可損ディスクは上記点火直後から上記可損
ディスクの上記破壊迄の間に上記作用ガスの一部を上記
ガスバッグに流入させる開口を備えるようにガスバック
の敏速な膨らまし装置を構成した。
【0005】上記可損ディスクの開口は勿論、上記圧縮
ガスタンクが上記可損ディスクの上記破断に至るまで気
密に閉塞されると共に上記作用物質タンクと上記ガスバ
ッグとの間のガス流路のみが連通しているように配置さ
れている。これにより上記点火後に発生する上記作用ガ
スは既に上記可損ディスクの上記破断以前に上記ガスバ
ッグ内に到達して膨らましを開始することができる。ま
た上記可損ディスクの開口の断面積を調節することによ
り上記開始期の膨らまし効果を制御することができ、上
記ガスバッグの膨らまし所要時間を設定することができ
る。かくして上記膨らまし所要時間を短縮する利点のほ
か、上記膨らまし装置を上記膨らまし所要時間に関する
多様な要求に対応させる非常に手軽な可能性が開けたこ
とになる。
【0006】また上記作用ガスの初期圧が上記可損ディ
スクの上記破断後に流出する上記圧縮ガスの圧力に全力
で対抗しないように、上記可損ディスクの開口の断面積
を調節することができる。上記開口を持たない従来型の
膨らまし装置では調節手段がないため、上記ガスバッグ
の膨れ上がりが著しく遅延する場合があった。
【0007】また、本発明の一実施態様によれば、上記
作用物質用タンクと上記可損ディスクとの間に介在し、
上記可損ディスクに向って移動可能でありかつこの可損
ディスクを機械的に破壊できる絞り手段を備えるように
構成されていてよい。
【0008】また、本発明の別の実施態様によれば、上
記絞り手段は帽子形状の縦断面を有し、上記可損ディス
ク方向への移動は上記絞り手段の縁部に働くストッパー
部で制限されるように構成されていてよい。
【0009】また、本発明のさらに別の実施態様によれ
ば、上記作用物質用タンク、点火手段、上記可損ディス
クおよび上記絞り手段はその一部に上記ストッパー部を
備えた共通のケーシング内に設置され、上記圧縮ガスタ
ンクは上記ケーシングに固定されると共に、上記可損デ
ィスクで耐圧密封された少なくとも1個の通路を経て上
記ケーシングのガス室に連通可能であるように構成され
ていてよい。
【0010】また、本発明のさらに別の実施態様によれ
ば、上記可損ディスクは平坦な蓋部と管形部とから成る
一体成形物であると共に、上記蓋部の周縁側および上記
管形部の端側を介して上記ケーシングに結合されるよう
に構成されていてよい。
【0011】また、本発明のさらに別の実施態様によれ
ば、上記可損ディスクは上記蓋部および上記管形部にそ
れぞれ環状の破断誘発域を有するように構成されていて
よい。
【0012】また、本発明のさらに別の実施態様によれ
ば、上記ケーシングは上記可損ディスクのストッパーと
しても働くガス排出部を備えるように構成されていてよ
い。
【0013】また、本発明のさらに別の実施態様によれ
ば、上記開口は上記可損ディスクの中心部に設けられ、
上記作用ガスの上記ガスバッグへの初期流入量はこの開
口の大きさにより調節されるように構成されていてよ
い。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明のガスバッグの敏速
な膨らまし装置の部分縦断面図である。本発明の装置
は、可損ディスク4がその中央部に開口5を備えている
点で前述の従来型装置と本質的に異なっている。さて本
発明の装置は、圧縮ガスタンク1及び作用物質用タンク
2を包含し、この作用物質用タンク2内の作用物質3が
点火の際に作用ガスを発生する。そしてこの作用ガスは
その圧力分布が適当であれば、上記可損ディスク4をそ
の破断誘発域14、15に沿って破断し、これにより上
記圧縮ガスタンク1とガスバッグ(図示せず)との間の
単数又は複数個の通路10が開通する。
【0015】上記圧縮ガスタンク1、上記作用物質用タ
ンク2および点火手段8は従来同様、共通のケーシング
9内に(またはこれに接して)配されている。中心軸に
沿って移動可能な絞り手段6が上記作用ガスの影響下で
加速されて上記可損ディスク4の機械的衝撃による破断
を惹起または支援するときに上記絞り手段6の運動を制
限するため、このケーシング9にはストッパー部7が設
けられている。
【0016】上記可損ディスク4は帽子形の絞り手段6
の管形部13と、上記作用ガスで充満される小室の頂壁
を形成しかつ上記開口5を有するディスク形の蓋部12
とを備えている。上記可損ディスク4はまた上記管形部
13を一周する破断誘発域15と、上記ディスク形の蓋
部12に設けられた環形の破断誘発域14とを有する。
上記通路10は上記圧縮ガスタンク1と、上記ケーシン
グ9内の上記ガス室11との間の連通路を形成し、ここ
で上記可損ディスク4は上記圧縮ガスタンク1の気密障
壁として機能する。他方、上記作用物質タンク2上の小
室は当初から上記開口を通して上記ガスバッグと連通し
ている。なお、上記作用物質3はなんらの耐圧気密手段
を必要としないので、前述の従来型装置は本発明の装置
に転換可能である。
【0017】上記ケーシング9には上記可損ディスク4
の上方に帽子形のガス排出部(偏向手段)16が固定さ
れている。そしてこのガス排出部16は、一方で上記ガ
スバッグを膨らますガス流を均一に分布流出させる役割
と、他方で上記可損ディスク4の破断後の破片を捕捉す
る役割とを担う。
【0018】
【発明の効果】本発明は上述にような構成であるから、
冒頭に述べたガスバッグの迅速な膨らまし装置におい
て、非常に短時間内にガスバッグを膨らますことができ
る。そのほか、ガスバッグの膨らまし所要時間に関する
多様な要求に対応することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスバッグの敏速な膨らまし装置の部分縦断面
図である。
【符号の説明】
1 圧縮ガスタンク 2 作用物質用タンク 3 作用物質 4 可損ディスク 5 開口 6 絞り手段 7 ストッパー部 8 点火手段 9 ケーシング 10 通路 11 ガス室 12 蓋部 13 管形部 14 破断誘発域 15 破断誘発域 16 ガス排出部(偏向手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マルクス・メッガー ドイツ連邦共和国76534バーデン−バー デン・ゲロルドザウアーシュトラーセ88 (72)発明者 エルケ・バッハ ドイツ連邦共和国78727オーベンドル フ・アム・ネッカー・レーヘンホーフベ ーク68 (72)発明者 ローラント・フーバー ドイツ連邦共和国78713シュラムベル ク・フィヒテンベーク17 (72)発明者 クラウス・シュッターリン ドイツ連邦共和国79331テニンゲン/ケ ンドリンゲン・ハウプトシュトラーセ24 (56)参考文献 特開 平5−147490(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/26

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮ガスが収容された圧縮ガスタンク1
    と、点火により作用ガスを発生する作用物質3用のタン
    ク2と、上記作用物質3への点火により破壊されて、上
    記圧縮ガスタンク1および上記作用物質用タンク2から
    ガスバッグの流路を完全に開放する可損ディスク4と
    を備えたガスバッグの敏速な膨らまし装置において、 上記可損ディスク4は上記点火直後から上記可損ディス
    ク4の上記破壊迄の間に上記作用ガスの一部を上記ガス
    バッグに流入させる開口5を備えていることを特徴とす
    るガスバックの敏速な膨らまし装置。
  2. 【請求項2】上記作用物質用タンク2と上記可損ディス
    ク4との間に介在し、上記可損ディスク4に向って移動
    可能でありかつこの可損ディスク4を機械的に破壊でき
    る絞り手段6を備えていることを特徴とする請求項1の
    膨らまし装置。
  3. 【請求項3】上記絞り手段6は帽子形状の縦断面を有
    し、上記可損ディスク4方向への移動は上記絞り手段6
    の縁部に働くストッパー部7で制限されることを特徴と
    する請求項2の膨らまし装置。
  4. 【請求項4】上記作用物質用タンク2、点火手段8、上
    記可損ディスク4および上記絞り手段6はその一部に上
    記ストッパー部7を備えた共通のケーシング9内に設置
    され、 上記圧縮ガスタンク1は上記ケーシング9に固定される
    と共に、上記可損ディスク4で耐圧密封された少なくと
    も1個の通路10を経て上記ケーシング9のガス室11
    に連通可能であることを特徴とする請求項1〜3のうち
    いずれか1つの膨らまし装置。
  5. 【請求項5】上記可損ディスク4は平坦な蓋部12と管
    形部13とから成る一体成形物であると共に、上記蓋部
    12の周縁側および上記管形部13の端側を介して上記
    ケーシング9に結合されていることを特徴とする請求項
    1〜4のうちいずれか1つの膨らまし装置。
  6. 【請求項6】上記可損ディスク4は上記蓋部12および
    上記管形部13にそれぞれ環状の破断誘発域を有するこ
    とを特徴とする請求項5の膨らまし装置。
  7. 【請求項7】上記ケーシング9は上記可損ディスク4の
    ストッパーとしても働くガス排出部16を備えているこ
    とを特徴とする請求項4〜6のうちいずれか1つの膨ら
    まし装置。
  8. 【請求項8】上記開口5は上記可損ディスク4の中心部
    に設けられ、上記作用ガスの上記ガスバッグへの初期流
    入量はこの開口5の大きさにより調節されることを特徴
    とする請求項1〜7のうちいずれか1つの膨らまし装
    置。
JP8355010A 1995-12-23 1996-12-20 ガスバッグの敏速な膨らまし装置 Expired - Lifetime JP2998891B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19548571.8 1995-12-23
DE19548571A DE19548571C1 (de) 1995-12-23 1995-12-23 Vorrichtung zum schnellen Aufblasen eines Luftkissens

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09295550A JPH09295550A (ja) 1997-11-18
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ID=7781308

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Country Status (8)

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US (1) US5941561A (ja)
EP (1) EP0780269B1 (ja)
JP (1) JP2998891B2 (ja)
KR (1) KR970039691A (ja)
BR (1) BR9606129A (ja)
CA (1) CA2193711C (ja)
DE (2) DE19548571C1 (ja)
ES (1) ES2139302T3 (ja)

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KR970039691A (ko) 1997-07-24
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JPH09295550A (ja) 1997-11-18
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CA2193711A1 (en) 1997-06-24
DE59603146D1 (de) 1999-10-28
MX9606539A (es) 1997-09-30
EP0780269B1 (de) 1999-09-22
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