JP2998561B2 - キャップのゆるみ止め機能を有するボトルの製造方法 - Google Patents
キャップのゆるみ止め機能を有するボトルの製造方法Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D1/00—Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
- B65D1/02—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
- B65D1/0223—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by shape
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Description
の製造方法に関し、特にボトルの首部にゆるみ止めリン
グを設けてキャップを緊密に装着し、キャップの自然弛
緩をなくして内容液の漏洩を防止可能なボトルの製造方
法に関するものである。
み止めの方法としては様々な試みがなされており、ボト
ルの螺子部のピッチを始点と終点とで異なるように設定
して形成し、一定のピッチで形成されたキャップの螺子
部を強制的に螺合するもの(例えば実開昭54−731
41号)や、ボトルの肩部に係止突起を形成し、キャッ
プに形成した爪部材がこの係止突起の間に挟まれて係止
されるもの(例えば実公昭57−60998号)や、ボ
トルの螺子部の下方に円形のフランジを形成し、キャッ
プの下端をこのフランジに圧接させるもの(実公昭58
−22932号)等が公知である。
ップのいずれかに突起状のものを形成して係止させるタ
イプのものはその係止力が極めて強いため、その脱着に
強い力が必要とされ、詰め替え容器等として使用し何回
もキャップを脱着するような容器に対しては不向きであ
る。また無理に脱着するうちに突起状のものが激しく消
耗し次第にゆるみ防止効果が低下するという問題があっ
た。更にはキャッピングマシンでボトルにキャップを螺
着する際に、突起状のものに引っ掛かり傾いた状態で螺
合が始まるとそのまま螺合が進んでしまいキャップが傾
いて装着されてしまうこともあった。
ンジを形成し、キャップの下端をこのフランジに圧接さ
せるタイプのものは比較的容易に脱着ができる反面、ボ
トルとキャップとが周方向で密着していないため、横倒
しになったときに内容液が漏洩する恐れがあった。
3に示すようにボトルの螺子部の下方に断面半円状のリ
ング30を形成したり、図4に示すようにボトルの螺子
部の下方に肉厚帯40を形成して、キャップの内壁を圧
接させてゆるみを防止するものが提案されている。
0を形成するものは、肉厚帯の外面とキャップの内壁と
が面接触するため、キャッピングトルクが強くなりすぎ
るという問題がある。
ものは、リング上に金型のパーティングラインが現れる
と美観が損なわれるため、通常はリングの上方の位置
(PL2)にパーティングラインを設定して成形してい
る。あるいはボトルの肩部から螺子部下端までの距離P
が長い場合に例外的にリングの上方の位置(PL3)に
パーティングラインを設定して成形することもあるが、
図3に示す金型のX部が薄くなると耐久性が悪く、かつ
加工が難しいのでほとんどの場合は(PL2)の位置に
パーティングラインが設定されている。
部を成形する割型とのパーティングラインがリング30
より上方(PL2)あるいは下方(PL3)の位置に設
定されていると、成形時に空気を吹き込んだ際、空気が
ボトルの外面と金型との隙間を図3に示す矢印のように
通り、リング30の外周が外側に突出した部分30aで
滞ってしまいその先へ進みにくくなり、スムーズにパー
ティングライン(PL2またはPL3)を通って外界へ
と抜けていかなくなる。そしてこのようにガス抜けが悪
くなると、リング30の先端部の寸法精度にバラつきが
生じるため、ゆるみ止めリングとしての機能を果たさな
いという問題がある。
ップの自然弛緩をなくして内容液の漏洩を防止でき、容
器を横倒しにしても内容液が漏洩せず、しかも寸法制度
良く成形できる形状にすると共にキャップの着脱を容易
にして、ゆるみ止め効果の低下を防ぐことが可能な、ゆ
るみ止め機能を有するボトルの製造方法を提供すること
を課題とする。
に、本発明は、材料を溶融状態のままパイプ状にパリソ
ンを押し出し、前方側の割型8A,9A,10Aと後方
側の割型8B,9B,10Bとではさんでパリソンの下
部をピンチオフとするとともに融着させ、ブロー成形
し、首部を成形する割型8A,8Bと、胴部を成形する
割型9A,9Bと、底部を成形する割型10A,10B
をそれぞれ横方向に離脱する成形方法を用いて、螺子部
を有し、この螺子部の下方に先端部の外径がキャップの
内径より大きいゆるみ止めリングを有するボトルを製造
するに際し、前記ゆるみ止めリングの先端部を成形する
位置に、首部を成形する割型8A,8Bと、胴部を成形
する割型9A,9Bとのパーティングラインを合わせ、
かつゆるみ止めリングの断面の外方突出形状が鋭角状と
したことを特徴とするキャップのゆるみ止め機能を有す
るボトルの製造方法を提供する。
方突出形状が鋭角状であるために、成形時の金型のパー
ティングラインをゆるみ止めリングの先端部に合わせる
ことが可能となり、ガス抜きを良好にせしめ、ゆるみ止
めリングの寸法精度が良くなるのでゆるみ止め機能が損
なわれることがない。また、キャップ内側の螺子部とボ
トルの螺子部とをかみ合わせ、ボトルにキャップを螺入
していくと、ボトルの螺子部下方に設けられたゆるみ止
めリングとキャップの内壁とが当接し、ゆるみ止めリン
グの先端部外径がキャップの内径以上の大きさを有して
いるのでキャップが緊密に螺着される。そして、このゆ
るみ止めリングの断面の外方突出形状が鋭角状であるの
で、ボトルとキャップとの接触状態が線接触でありボト
ルへのキャッピングトルクが高くないので、通常のキャ
ピングマシンによって螺着が可能である。
明を詳細に説明する。本実施例のボトル1はポリプロピ
レンを用いてダイレクトブロー成形法により得たもので
ある。なお、ボトルの材料としては他に高密度ポリエチ
レン、低密度ポリエチレン、ポリエステル、ポリ塩化ビ
ニル、等を使用することができる。キャップは、ディス
ペンサーを組み合わせた周知のディスペンサーコンテナ
ーキャップ2を使用した。キャップ本体3とディスペン
サー4とは共にポリプロピレンを用いて射出成形により
成形しキャップ本体3の孔にディスペンサー4を挿通さ
せたものである。
に至る構成である。首部5には一定のピッチを有する螺
子部5aが設けられ、これより下方に全周にわたってゆ
るみ止めリング7を形成している。ゆるみ止めリング7
の先端部外径wはキャップ本体3の内径よりも約0.5
mm大きく、ゆるみ止めリング7の断面の外方突出形状
が鋭角状に尖っている。
部外径がキャップ本体3の内径と等しい大きさのものを
も包含するものである。
いて説明する。成形用の金型は図2に示すように、首部
を成形するキャビティを有する前方側の割型8A及び後
方側の割型8Bと、胴部を成形するキャビティを有する
前方側の割型9A及び後方側の割型9Bと、底部を成形
するキャビティを有する前方側の割型10A及び後方側
の割型10Bとから構成されている。
溶融状態で収容された押し出し機から、開型した金型内
に、材料を溶融状態のままパイプ状に押し出し、前方側
の金型8A・9A・10Aと後方側の金型8B・9B・
10Bとではさんでパイプの下部をピンチオフするとと
もに融着させ、金型内にブローピンから空気を吹き込ん
で冷却後、首部を成形する割型8A・8Bと、胴部を成
形する割型9A・9Bと、底部を成形する割型10A・
10Bとをそれぞれ横方向へ離脱し、成形品を取り出し
た。
7aを成形する位置に、首部を成形する割型8A・8B
と、胴部を成形する割型9A・9Bとのパーティングラ
インPL1を合わせているため、空気を吹き込んだ際、
空気がボトル1の胴部6外面と金型との隙間を図2に示
す矢印のように上昇し、ゆるみ止めリング7の外面に沿
ってその先端部7aに至り、首部を成形する割型8A・
8Bと、胴部を成形する割型9A・9Bとのパーティン
グラインPL1を通って外界へと抜けていき、非常にガ
ス抜けが良好であった。このためゆるみ止めリング7の
先端の鋭角部分がシャープに形成され寸法精度もバラつ
きがなく良好であった。
サーコンテナーキャップ2を螺入したところ、ボトルの
ゆるみ止めリング7の外径がキャップ本体3の内径より
も大きいので、ボトルのゆるみ止めリング7に達した時
点でキャップ本体3の内壁を拡径するような力を受けな
がらキャップ本体3が緊密に螺入された。しかしゆるみ
止めリング7の断面の外方突出形状が鋭角状であるの
で、ボトル1とキャップ本体3との接触状態が線接触で
ありボトル1へのキャッピングトルクが高くないので、
通常のキャッピングマシンによって螺着することができ
た。
面の外方突出形状が鋭角状であるので、成形時のガス抜
きが良好に行え、ゆるみ止めリングの先端の寸法精度が
極めて正確になり、高いゆるみ止め機能が得られる。本
発明により製造されたボトルは、ゆるみ止めリングの先
端部外径がキャップの内径以上の大きさを有しているの
でキャップが緊密に螺着される。そして、このゆるみ止
めリングの断面の外方突出形状が鋭角状であるので、ボ
トルとキャップとの接触状態が線接触であり、ボトルへ
のキャッピングトルクが高くないので、通常のキャッピ
ングマシンによって螺着が可能である。しかも、ボトル
の周方向でキャップと密着しているので、横倒しにして
も内容液が漏れる恐れがないという実用上優れたゆるみ
止め機能を有するボトルを得ることができる。
を螺着した状態を示す要部断面図である。
る。
型 10B…底部を成形するキャビティを有する後方側の割
型
Claims (1)
- 【請求項1】材料を溶融状態のままパイプ状にパリソン
を押し出し、前方側の割型8A,9A,10Aと後方側
の割型8B,9B,10Bとではさんでパリソンの下部
をピンチオフとするとともに融着させ、ブロー成形し、
首部を成形する割型8A,8Bと、胴部を成形する割型
9A,9Bと、底部を成形する割型10A,10Bをそ
れぞれ横方向に離脱する成形方法を用いて、螺子部を有
し、この螺子部の下方に先端部の外径がキャップの内径
より大きいゆるみ止めリングを有するボトルを製造する
に際し、前記ゆるみ止めリングの先端部を成形する位置
に、首部を成形する割型8A,8Bと、胴部を成形する
割型9A,9Bとのパーティングラインを合わせ、かつ
ゆるみ止めリングの断面の外方突出形状が鋭角状とした
ことを特徴とするキャップのゆるみ止め機能を有するボ
トルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10641894A JP2998561B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | キャップのゆるみ止め機能を有するボトルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10641894A JP2998561B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | キャップのゆるみ止め機能を有するボトルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07315353A JPH07315353A (ja) | 1995-12-05 |
JP2998561B2 true JP2998561B2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=14433127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10641894A Expired - Fee Related JP2998561B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | キャップのゆるみ止め機能を有するボトルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2998561B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8756902B2 (en) * | 2009-02-06 | 2014-06-24 | Khs Gmbh | Method and apparatus for handling workpiece |
-
1994
- 1994-05-20 JP JP10641894A patent/JP2998561B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH07315353A (ja) | 1995-12-05 |
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