JP2998532B2 - 二次元符号化テーブルのアドレス生成回路 - Google Patents

二次元符号化テーブルのアドレス生成回路

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JP2998532B2
JP2998532B2 JP31861693A JP31861693A JP2998532B2 JP 2998532 B2 JP2998532 B2 JP 2998532B2 JP 31861693 A JP31861693 A JP 31861693A JP 31861693 A JP31861693 A JP 31861693A JP 2998532 B2 JP2998532 B2 JP 2998532B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二次元符号化テーブル
のアドレス生成回路に関し、特に符号語が2つの事象の
所定の範囲の値に偏って分布する場合の二次元符号化テ
ーブルのアドレス生成回路に関する。
【0002】
【従来の技術】発生頻度に偏りのある時系列信号を符号
化する場合、発生頻度の高い信号に短い符号を与え、発
生頻度の低い信号に長い符号を与えるという不等長符号
を用いることで圧縮符号化ができることが知られてい
る。このような符号化をエントロピー符号化と呼ぶ(ハ
フマン符号は、エントロピー符号の一種である)。エン
トロピー符号化は、音声信号や画像信号の符号化など多
岐に渡って応用されている。
【0003】可変長符号化復号化においては、各符号の
出現頻度の逆数の対数(2を底とする)に相当するビッ
ト長に符号化することで、平均符号長を最小にすること
ができる。
【0004】特に、大量のデータ伝送や蓄積を行なう場
合、データの生起確率に著しい偏りがある場合は、エン
トロピー符号化によるデータ圧縮が有効である。例え
ば、過去100年間の毎日の風向を記録する場合、1:
北、01:北東、001:南、0001:西、等として
おけば、北風の多い地方ではデータ圧縮上有利である。
西の風の多い地方では、別な符号割り当てのほうが有利
になることは自明である。同様に、過去100年間の毎
日の風速の記録をする場合にも、データの生起確率の高
い順番に、1:10m、01:30m、001:5m、
0001:20m、等と符号化することが出来る。
【0005】上記の符号割当てでは、風向もしくは風速
という一次元的なパラメータによる符号化を行なったも
のであるが、これとは別にパラメータを2つ持つ符号化
(二次元符号化)を考えることが出来る。これは、風向
の状態と風速の強度の両方の組合せで生起確率の高いも
のから順番に短い符号を割り付けるものであり、例え
ば、1:北の風10m、01:南の風30m、10:北
東の風10m、001:西の風10m、等という符号化
を行なう事が出来る。
【0006】一般に、エントロピー符号化において、符
号の集合が大きいほどエントロピー符号の割り当てが複
雑になる(特に、二次元符号では、符号の集合が2つの
符号集合の直積になる)。このような場合に対応するた
め十分発生確率の低い符号については「エスケープ符
号」を用いることがある。このエスケープ符号は、エン
トロピー符号としてのエスケープ識別部に引続いて、2
つの符号の値(2進固定長符号)を連結した形をとるも
のである。このエスケープ符号の定義により、発生確率
の高い組合せについてはエントロピー符号を、そうでな
いものにはエスケープ符号を割り当てることにより符号
化テーブルの大きさを小さくすることが出来る。エスケ
ープ符号の例として、風向のコードを北:0000、南
0001、東:0010、西:0011、北東:010
0、北西:0101、と4ビットを用いて16風向を符
号化し、風速は6ビットを用いて10m毎に、0m:0
00000、10m:000001、20m:0000
10、30m:000011、と符号化する。上位4ビ
ットを風向、下位6ビットを風速の2つのコードを連結
して低い状態も符号化することができる。
【0007】また、エスケープ符号の他に特別な意味を
持つ符号語としてEOB符号語がある。EOB符号と
は、符号化単位となるNxN個の画素を1つの処理単位
(ブロック)として、そのブロック内において符号化の
終わりを示すものである。特に、ブロックの終わりまで
連続して零なるデータが続く場合には、符号化を行わな
いで、その代わりEOB符号語をおく。これにより、符
号化データをさらに減らすことができる。
【0008】図7は、一般的な2つの事象、風向Aと風
速Bに対する二次元符号における符号語の分布状況で、
Aの値が小さくかつBの値が小さい領域に発生確率の高
い符号語が偏っている。エントロピー符号の領域は、図
7の斜線で示す範囲となり、それ以外の領域はエスケー
プ符号と見なしている。
【0009】符号化テーブルは、一般にメモリ上の各ア
ドレスにそれぞれの符号語を割り当てる。対応する符号
語を参照するには、割り当てられたアドレスを求めなく
てはならない。特に、二次元符号化テーブルにおいて
は、2つの事象の値からその符号化テーブルのアドレス
を算出することになる。従来、このような二次元符号化
テーブルのアドレス生成回路としては次のような例が考
えられている。
【0010】1つは、プログラムにより2つの事象の値
に対応する符号語を符号化テーブルより読み出す回路で
ある。この例の構成として、プログラムを処理するCP
Uが必要であり、また、プログラムを記憶しておく命令
メモリが必要となる。全符号語に対して、メモリ上に適
当なアドレスを割り当てておく。プログラムは、事象A
と事象Bの値とを検出し、この2つのパラメータに対応
するアドレスを出力する。例えば、北の風10mの符号
語のアドレスを読み出す場合、A=0001でB=00
0001であり、符号語の記憶されているアドレスを0
010番地の場合で考えると、(A=0001)かつ
(B=000001)の条件判定でアドレス0010番
地を読み出すようにプログラム化する。全符号語に対し
て、事象A,Bの値から条件判断して符号化テーブルの
アドレスを生成する。
【0011】また、2つの事象A,Bの値を比較器もし
くは検出器などのハードウェア手段に入力し、これによ
って符号化テーブルのアドレスを出力させることも考え
られる。すなわち、専用のデコーダを用いてハードウェ
ア的に符号語のアドレスを生成させる方法である。
【0012】更に、最も単純な回路は、2つの事象A,
Bの値をアドレスとして見なす方法である。事象Aの値
をアドレスの上位、事象Bの値をアドレスの下位とし
て、これらA,Bの値を連結することにより符号化テー
ブルのアドレスを生成することが出来る。構成は専用ハ
ードウェアを追加する必要は無く、簡単にアドレス生成
が可能であるが、反対に符号化テーブルのメモリ容量が
大きくなる。例えば、前述の例では10ビットのアドレ
スに対応して1Kワードのメモリが必要になる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の二次元
符号化テーブルのアドレス生成回路において、第1の例
のプログラムによる回路では、2つの事象A,Bの値を
プログラム上で順次比較してアドレスを出力するため、
比較演算処理時間を必要とし、リアルタイムの画像処理
等の高速処理に用いることは出来ず、また、CPUを含
み、プログラムを記憶する命令メモリなどのアドレス生
成用のシステムが必要となるなどの問題点を有する。
【0014】また、第2の例の検出手段をハードウェア
的に行なう場合では、2つの事象A,Bの値に対応する
符号化テーブルのアドレスを検出する専用のハードウェ
アが必要となり、また、100語以上に及ぶ符号語に対
し検出回路を必要とするため回路規模が大きくなるとい
う問題点がある。
【0015】更に、第3の例の2つのパラメータA,B
の値を実アドレスと見なし、これら2つの値の結合から
アドレスを生成する最も単純な回路では、メモリ容量が
大きくなると言う問題点がある。仮に、A,Bの値をそ
れぞれ5ビットとした場合には、計10ビットで1Kワ
ードのメモリ容量を必要とする。しかし、エントロピー
符号では図のようにコード分布が偏っているため、1K
ワードのメモリのうち実際に有効な符号語が存在してい
るのは112語程度の約一割と少なく、無駄が多い。
【0016】本発明の目的は、動作速度が速く、メモリ
容量及び回路規模を小さくすることができる二次元符号
化テーブルのアドレス生成回路を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】 本発明の二次元符号化テ
ーブルのアドレス生成回路は、事象Aの値をx、事象B
の値をy(x,yは正の整数)とし、前記xの1からS
(SはS+log2 S<Pを満足する最大の整数、Pは
正の整数)までの各整数に対しx+1og2 y≦P、前
記yの1から前記Sまでの各整数に対しy+1og2
≦Pをそれぞれ満足する有効範囲の前記x及びyの各組
とそれぞれ対応する符号語をそれぞれ対応するアドレス
に記憶する二次元符号化テーブルのアドレス生成回路に
おいて、事象Aの前記xが1から前記Sのそれぞれに対
し、最上位ビットが0でかつ少なくとも2ビットで前記
xを識別する第1の識別用符号ビットを出力する識別ア
ドレス発生手段と、前記第1の識別用符号ビットを、x
+log 2 y<Pを満足する前記yの下位(P−S)ビ
ットの上位ビットに結合して前記x、前記yに対応する
符号語の格納アドレスとして割り当てるためのアドレス
を生成する第1のアドレス結合手段と、事象Bの前記y
が1から前記Sのそれぞれに対し、最上位ビットが1で
かつ少なくとも2ビットで前記yを識別する第2の識別
用符号ビットを、y+log 2 x<Pを満足する前記x
の下位(P−S)ビットの上位ビットに結合して前記
x、前記yに対応する符号語の格納アドレスとして割り
当てるためのアドレスを生成する第2のアドレス結合手
段とを備え、前記第1および前記第2のアドレス結合手
段により、2つの事象前記xと前記yの入力から、(P
+1)ビット幅の読み出しアドレスを生成するアドレス
発生手段を有ことを特徴とする。
【0018】本発明の他の特徴は、事象Aの値をx、事
象Bの値をy(x,yは正の整数)とし、前記xの1か
らS(Sは2 (P-S) −1≧Q−log 2 Sを満足する最
大の整数、P、Qは正の整数)までの各整数に対しx+
log 2 y≦P、及び前記yの1からR(Rは2 (Q-R)
−1≧P−log 2 Rを満足する最大の整数)までの各
整数に対し、y+log 2 x≦Qをそれぞれ満足する有
効範囲の前記x及びyの各組とそれぞれ対応する符号語
をそれぞれ対応するアドレスに記憶する二次元符号化テ
ーブルのアドレス生成回路において、事象Aの前記xが
1から前記Sのそれぞれに対し、最上位ビットが0でか
つ少なくとも2ビットで前記xを識別する第1の識別用
符号ビットを、x+log 2 y<Pを満足する前記yの
下位(P−S)ビットの上位ビットに結合して前記x、
前記yに対応する符号語の格納アドレスとして割り当て
るためのアドレスを生成する第1のアドレス結合手段
と、事象Bの前記yが1から前記Rのそれぞれに対し、
最上位ビットが1でかつ少なくとも2ビットで前記yを
識別する第2の識別用符号ビットを、y+log 2 x<
Qを満足する前記xの下位(Q−R)ビットの上位ビッ
トに結合して前記x、前記yに対応する符号語の格納ア
ドレスとして割り当てるためのアドレスを生成する第2
のアドレス結合手段とを備え、前記第1および前記第2
のアドレス結合手段により、2つの事象として前記xと
前記yの入力から、ビット幅が前記P及び前記Qのうち
大きい方の値に1を加算したビット幅のアドレスを生成
するアドレス発生手段を有することを特徴とする。
【0019】本発明のさらに他の特徴は、事象Aの値を
x、事象Bの値をy(x,yは正の整数)とし、前記x
の1からS(SはS+log 2 S<Pを満足する最大の
整数、Pは正の整数)までの各整数に対しx+1og 2
y≦P、前記yの1から前記Sまでの各整数に対しy+
1og 2 x≦Pをそれぞれ満足する有効範囲の前記x及
びyの各組とそれぞれ対応する符号語をそれぞれ対応す
るアドレスに記憶する二次元符号化テ―ブルのアドレス
生成回路であって、最上位ビットが0でかつ少なくとも
2ビットで前記事象Aの値xを識別する第1のアドレス
群と、前記x+log 2 yで与えられる前記事象Aの値
xの前記有効範囲を示す前記符号語の値に対応する第2
のアドレス群と、最上位ビットが1でかつ少なくとも2
ビットで前記事象Bの値yを識別する第3のアドレス群
と、前記y+log 2 xで与えられ事象Bの値yの有効
範囲を示す前記符号語の値に対応する第4のアドレス群
とを用いて、前記第1のアドレスを上位ビットとし前記
第2のアドレスを下位ビットとする前記事象Aのアドレ
スビットがそれぞれ設定され、かつ前記第3のアドレス
を上位ビットとし前記第4のアドレスを下位ビットとす
る前記事象Bのアドレスビットがそれぞれ設定されると
ともに、これらのアドレスビットのビット幅がP+1ビ
ットに設定されることにより、前記事象A及び前記事象
Bに対して前記符号語の総ワード数が割り当てられるア
ドレス割り当て手段を有する二次元符号化テーブルのア
ドレス生成回路において、前記アドレス割り当て手段
は、前記ワード数に対応するn(nは整数)ビットの前
記xの信号のうちそれぞれ対応する信号が供給される第
1から第Sのx側一致検出器と、前記yの1から前記S
までの信号のうちそれぞれ対応する前記nビットの信号
が供給される第1から第Sのy側一致検出器と、前記n
ビットの前記xの信号のうちそれぞれの前記ワード数に
対応するビット信号が供給され前記xに対する前記yの
所定の前記ワード数との大小を比較する前記xの第1か
ら第Sの大小比較器と、nビットの前記yの信号のうち
それぞれの前記ワード数に対応するビット信号が供給さ
れ前記xの所定のワード数との大小を比較するyの第1
から第Sの大小比較器と、前記第1から前記第Sのx側
一致検出器及びxの前記第1から第Sの大小比較器の出
力がそれぞれ供給される第1から第Sのx側AND回路
と前記第1から前記第Sのy側一致検出器及びyの前記
第1から第Sの大小比較器の出力がそれぞれ供給される
第1から第Sのy側AND回路とこれらのAND回路の
出力が供給される第1のNOR回路とからなりこの第1
のNOR回路からエスケープ信号を出力するエスケープ
信号発生部と、前記第1から前記第Sのx側一致検出器
の出力信号が供給される第2のNOR回路とこのNOR
回路の出力信号が共通入力されかつ前記第1から前記第
Sのy側一致検出器の出力信号がそれぞれ個別に供給さ
れる第1から第Sの制御側AND回路とからなる優先順
位制御部と、前記識別アドレスを発生する識別アドレス
発生回路部の前記識別アドレスと前記下位ビットとを結
合するアドレス発生部と、このアドレス発生部の出力と
前記第1から前記第Sのx側一致検出器の出力信号と前
記第1から前記第Sの制御側AND回路の出力とを結合
するマルチプレクサと、前記結合された前記マルチプレ
クサの出力可否を前記エスケープ信号に応答して制御す
る出力停止回路部とを備えて構成される。
【0020】本発明のさらにまた他の特徴は、事象Aの
値をx、事象Bの値をy(x,yは正の整数)とし、前
記xの1からS(SはS+log 2 S<Pを満足する最
大の整数、Pは正の整数)までの各整数に対しx+1o
2 y≦P、前記yの1から前記Sまでの各整数に対し
y+1og 2 x≦Pをそれぞれ満足する有効範囲の前記
x及びyの各組とそれぞれ対応する符号語をそれぞれ対
応するアドレスに記憶する二次元符号化テ―ブルのアド
レス生成回路であって、最上位ビットが0でかつ少なく
とも2ビットで前記事象Aの値xを識別する第1のアド
レス群と、前記x+log 2 yで与えられる前記事象A
の値xの前記有効範囲を示す前記符号語の値に対応する
第2のアドレス群と、最上位ビットが1でかつ少なくと
も2ビットで前記事象Bの値yを識別する第3のアドレ
ス群と、前記y+log 2 xで与えられ事象Bの値yの
有効範囲を示す前記符号語の値に対応する第4のアドレ
ス群とを用いて、前記第1のアドレスを上位ビットとし
前記第2のアドレスを下位ビットとする前記事象Aのア
ドレスビットがそれぞれ設定され、かつ前記第3のアド
レスを上位ビットとし前記第4のアドレスを下位ビット
とする前記事象Bのアドレスビットがそれぞれ設定され
るとともに、これらのアドレスビットのビット幅がP+
1ビットに設定されることにより、前記事象A及び前記
事象Bに対して前記符号語の総ワード数が割り当てられ
るアドレス割り当て手段を有し、前記xの1から前記S
までの各整数に対しx+1og2 y≦Pとなりかつ前記
yの1からR(Rは正の整数)までの各整数に対しy+
1og2 x≦Q(Qは正の整数)となる前記事象A及び
前記事象Bの分布が非対称のとき、前記アドレス割り当
て手段におけるビット幅が、前記P及び前記Qのうち大
きい方の値に1を加算したビット幅で設定される二次元
符号化テーブルのアドレス生成回路において、前記アド
レス割り当て手段は、前記ワード数に対応するmビット
(mは整数)の前記xの信号のうちそれぞれ対応する信
号が供給される第1から第のx側一致検出器と、前記
yの1から前記までの信号のうちそれぞれ対応するn
(nは整数)ビットの信号が供給される第1から第
y側一致検出器と、前記mビットの前記xの信号のうち
それぞれの前記ワード数に対応するビット信号が供給さ
れ前記xに対する前記yの所定の前記ワード数との大小
を比較する前記xの第1から第の大小比較器と、nビ
ットの前記yの信号のうちそれぞれの前記ワード数に対
応するビット信号が供給され前記xの所定のワード数と
の大小を比較するyの第1から第の大小比較器と、前
記第1から前記第のx側一致検出器及びxの前記第1
から第の大小比較器の出力がそれぞれ供給される第1
から第のx側AND回路と前記第1から前記第のy
側一致検出器群及びyの前記第1から第の大小比較器
群の出力がそれぞれ供給される第1から第のy側AN
D回路とこれらのAND回路の出力が供給される第1の
NOR回路とからなりこの第1のNOR回路からエスケ
ープ信号を出力するエスケープ信号発生部と、前記第1
から前記第のy側一致検出器の出力信号が供給される
第2のNOR回路とこのNOR回路の出力信号が共通入
力されかつ前記第1から前記第のx側一致検出器の出
力信号がそれぞれ個別に供給される第1から第の制御
側AND回路とからなる優先順位制御部と、前記識別ア
ドレスを発生する前記識別アドレス発生回路部の前記識
別アドレスと前記下位ビットとを結合するアドレス発生
部と、このアドレス発生部の出力と前記第1から前記第
のy側一致検出器の出力信号と前記第1から前記第
の制御側AND回路の出力とを結合するマルチプレクサ
と、前記結合された前記マルチプレクサの出力可否を前
記エスケープ信号に応答して制御する出力停止回路部と
を備えて構成される。
【0021】符号化処理単位の最終のブロックを検出し
たときアクティブレべルの最終ブロック検出信号を出力
する最終ブロック検出部と、最終のブロックと対応する
前記符号語を二次元符号化テーブルに記憶するためのア
ドレス信号を発生する最終ブロック符号用アドレス生成
部と、前記エスケープ信号及び対応する前記符号語を二
次元符号化テーブルに記憶するためのアドレス信号を発
生するエスケープ符号用アドレス生成部と、前記最終ブ
ロック検出信号がアクティブレべルのときは前記最終ブ
ロック符号用アドレス生成部からのアドレス信号を、前
記エスケープ信号がアクテイブレべルのときは前記エス
ケープ信号用アドレス生成部からのアドレス信号を、前
記エスケープ信号及び前記最終ブロック検出信号がイン
アクテイブレべルのときはマルチプレクサからのアドレ
ス信号をそれぞれ選択して出力する選択回路とをさらに
設けてもよい。
【0022】この実施例は、「請求項1」において、P
=6、S=3としたときの例であり、「従来の技術」で
説明した図7に相当する符号語分布状態の二次元符号化
テーブルに本発明を適用したものである。
【0023】この図7の符号語の分布状態から、事象A
の値xがBの値yの有効範囲のビット数を決定し、ま
た、事象Bの値yがAの値xの有効範囲のビット数を決
定することが分かる。例えば、x=1の時はyの5ビッ
トで表せる範囲に符号語が分布している。また、x=2
の時はyの4ビットで表せる範囲に、x=3の時はyの
3ビットの範囲に分布している。一方、y=1の時はx
の5ビット、y=2の時はxの4ビット、y=3の時は
xの3ビットでその分布領域を表せる。これは、一般に
は、x=1〜3のときx+log2 y≦P,y=1〜3
のときy+log2 x≦P,P=6を満たす領域であ
る。この領域以外はエスケープ符号の領域である。この
符号語の偏った分布状況を考慮に入れて符号語と対応す
るアドレスを割り当てる。
【0024】また、x,yの上記1〜3の3という値
は、S1og2S<P,P=6を満足する最大の整数
である。
【0025】上記符号語の分布状態をまとめると次のと
おりとなる。
【0026】x=1のとき、yが1〜32の32ワード
x=2のとき、 yが1〜16の16ワード x=3のとき、yが1〜8の8ワード y=1のとき、xが1〜32の32ワード y=2のとき、xが1〜16の16ワード y=3のとき、xが1〜8の8ワード このよラな分布状態の符号語の全てと対応するアドレス
を、上記範囲のx,yの組と対応ずけて表示するには、
x=1〜3に対し(1+1og2 32)ビット,y=1
〜3に対し同様に(1+1og2 32)ビット必要であ
るので、x,yの1〜3に対しては、(2+1og2
2)ビット、すなわち、P+1=ビット必要となる。
【0027】このような分布状態の符号語を、上記x,
yの各組とそれぞれ対応するアドレスをもつメモリエン
トロピー符号として記憶する二次元符号化テーブルを対
象とするこの実施例の構成について説明する。
【0028】この実施例は、入力されたx,yそれぞれ
が1から3までの整数と一致したときアクティブレベル
となる一致検出信号をその整数と対応してそれぞれ出力
する複数の一致検出器1a〜1fと、入力されたyが、
xの1から3までの各整数に対しそれぞれx+log2
y≦6を満足するときアクティブレベルとなる比較結果
信号をxの1から3までの各整数と対応してそれぞれ出
力する大小比較器2a〜2cと、入力されたxが、yの
1から3までの各整数に対しそれぞれy+log2 x≦
6を満足するときアクティブレベルとなる比較結果信号
をyの1から3までの各整数と対応してそれぞれ出力す
る大小比較器2d〜2fと、AND型の論理ゲートG3
1〜G36及びNOR型の論理ゲートG37を備え上記
一致信号のそれぞれと対応する上記比較結果信号との組
のうちに共にアクティブレベルのものが1組も含まれな
いときアクティブレベルのエスケープ信号ESを出力す
るエスケープ信号発生部3と、x,yの1から3までの
各整数をそれぞれ識別するための識別アドレスADiを
発生する識別アドレス発生回路51を備えxの各識別ア
ドレスADi(11,101,1001)と入力された
yの下位側の所定のビット、及びyの各識別アドレスA
Di(01,001,0001)と入力されたxの下位
側の所定のビットとを7ビットに結合してそれぞれアド
レス信号として出力するアドレス発生部5と、NOR型
の論理ゲートG41及びAND型の論理ゲートG42〜
G44を備え上記一致検出信号のx側及びy側の両方に
アクティブレベルのものがあるときはy側をマスクして
x側をそのまま出力しそれ以外のとき両方をそのまま出
力する優先順位制御部4と、この優先順位制御部4から
のアクティブレベルの一致検出信号により対応する上記
識別アドレスを含むアドレス信号ADを選択し出力する
マルチプレクサ6と、アクティブレベルのエスケープ信
号ESによりマルチプレクサ6の出力信号の二次元符号
化テーブルへの供給を停止する出力停止回路7とを有す
る構成となっている。
【0029】この実施例により出力されるアドレス信号
ADのデータフォーマット図を図2に示す。
【0030】アドレス信号ADは、x,yの1〜3を識
別する識別アドレスADiと、対応するy,xの下位側
の所定のビットとで構成される.この識別アドレスAD
iは、x側(1),y側(0)を表す最上位ビットと、
これに続く1,2,3を表わす1〜3ビット(1,0
1,001)とから成る。識別アドレスADiと対応す
るy,xの下位側の所定のビットは、x,yが1のとき
は32ワード,2のときは16ワード、3のときは8ワ
ードをそれぞれ識別すればよいので、それぞれy,xの
下位側の5ビット,4ビット,3ビットとればよい.
これを実現したいハードウェアがアドレス発生部5であ
る。
【0031】このアドレス発生部5から出力されるアド
レス信号ADを、一致検出器1a〜1fのアクティブレ
ベルの一致検出信号によりマルチプレクサ6で選択し出
力する。この際、x,yとも1〜3の整数と一致するこ
とがあり、このときには、1つのアドレス信号ADを正
確に選択することができなくなるので、x側のアクティ
ブレベルの一致検出信号でy側の一致検出信号をマスク
し、x側を優先させる。これが優先順位制御部4であ
る。
【0032】一方、x=1〜3のときそれぞれx+lo
2 y≦6、及びy=1〜3のときそれぞれy+log
2 x≦6を共に満足しないx,yを含むx,yの組と対
応する符号語はエスケープ符号として処理する。これが
大小比較器2a〜2f及びエスケープ信号発生回路3で
ある。
【0033】この実施例においては、一致検出器,大小
比較器等はS+log2 S<Pを満足する整数Sの最大
数だけで済むので、回路規模を小さくすることができ、
また、二次元符号化テーブル用のメモリの容量も(P+
1)ビットによるアドレス数で済む。更にハードウェア
により直接処理するので、リアルタイムの高速処理が可
能である。
【0034】図3は本発明の第2の実施例を示す回路図
である。
【0035】第1の実施例は、符号語の分布状態がx,
yに対して対称となっているのに対し、この第2の実施
例は非対称の場合に本発明を適用したものである。図3
には、「請求項2」において、P=6,Q=5,S=
4,R=2としたときの実施例の回路が示されている。
また、この実施例の対象二次元符号化テーブルの符号語
の分布状態は図4のとおりである。
【0036】この実施例の対象二次元符号化テーブル
は、xの1から4(Aは2(6-S) −1≧5−log2
を満足する最大の整数までの各整数に対しx+log2
y≦6、及びyの1から2(2は2(5-R) −1≧6−l
og2 Rを満足する最大の整数)までの各整数に対しy
+log2 x≦5をそれぞれ満足する範囲のx及びyの
各組とそれぞれ対応する符号語をそれぞれ対応するアド
レスに記憶する。
【0037】上記二次元符号化テーブルに対する符号語
の分布状態をまとめると次のとおりとなる。
【0038】 x=1のとき、yが1〜32の32ワード x=2のとき、yが1〜16の16ワード x=3のとき、yが1〜8の8ワード x=4のとき、yが1〜4の4ワード x=1のとき、xが1〜16の16ワード y=2のとき、xが1〜8の8ワード このような分布状態の符号語の全てと対応するアドレス
を、上述の範囲のx,yの組と対応ずけて表示するに
は、P,Qの大きい方に1をプラスしたビット数、すな
わち、7ビット必要となる。
【0039】次にこの実施例の回路構成について説明す
る。
【0040】この実施例は、入力されたxが1から4ま
での整数と一致したとき、及び入力されたyが1から2
までの整数を一致したときアクティブレベルとなる一致
検出信号をそれら整数と対応してそれぞれ出力する複数
の一致検出器1a〜1c,1d,1e,1gと、入力さ
れたyがxの1から4までの各整数に対しそれぞれx+
log2 y≦6を満足するときアクティブレベルとなる
比較結果信号をxの1から4までの各整数と対応してそ
れぞれ出力する複数の第1の大小比較器2a〜2c,2
gと、入力されたxがyの1から2までの各整数に対し
それぞれy+log2 x≦5を満足するときアクティブ
レベルとなる比較結果信号をyの1から2までの各整数
と対応してそれぞれ出力する複数の第2の大小比較器2
e,2fと、AND型の論理ゲートG31〜G36及び
NOR型の論理ゲートG37を備え上記一致検出信号の
それぞれと対応する上記比較結果信号との組のうちに共
にアクティブレベルのものが1組も含まれないときアク
ティブレベルのエスケープ信号ESを出力するエスケー
プ信号発生回路3と、xの1から4まで及びyの1から
2までの各整数をそれぞれ識別するための識別アドレス
ADiを発生する識別アドレス発生回路51aを備えx
の各識別アドレスと入力されたyの下位側の所定のビッ
ト、及びyの各識別アドレスと入力されたxの下位側の
所定のビットとを7ビットに結合してアドレス信号AD
として出力するアドレス発生部5aと、NOR型の論理
ゲートG46及びAND型の論理ゲートG42〜G45
を備え上記一致検出信号のx側及びy側の両方にアクテ
ィブレベルのものがあるときは何れか一方をマスクして
他方をそのまま出力しそれ以外のときは両方をそのまま
出力する優先順位制御部4aと、この優先順位制御部4
aからのアクティブレベルの一致検出信号により対応す
る上記識別アドレスを含むアドレス信号ADを選択し出
力するマルチプレクサ6と、アクティブレベルのエスケ
ープ信号ESによりマルチプレクサ6の出力信号の上記
二次元符号化テーブルへの供給を停止する出力停止回路
7とを有する構成となっている。
【0041】この実施例により出力されるアドレス信号
ADのデータフォーマット図を図5に示す。
【0042】この実施例においては、その構成、アドレ
ス信号ADの内容等が第1の実施例と多少異なるところ
があるが、基本的な動作及び効果は第1の実施例と同様
であるので、これ以上の説明は省略する。
【0043】図6は本発明の第3の実施例を示す回路図
である。
【0044】この実施例は、エスケープ識別のための符
号語及びEOB(End Of Block)の符号語
などの特別な意味をもつ符号語を、二次元符号化テーブ
ル100の特定領域に記憶し、これらそれぞれのアドレ
ス生成部を追加することにより、二次元符号化テーブル
100から同一経路で符号化出力を得るようにしたもの
である。
【0045】第1の実施例の場合においては、図2に示
すように符号化テーブルメモリには112ワードを記録
しており、仮にアドレスが7ビットのテーブルメモリを
使用した場合、16ワード分の領域が未使用となってい
る。すなわち、アドレスの上位5ビットが(1000
1)のとき下位2ビットで表せる4ワード、上位6ビッ
トが(100001)のとき下位1ビットで表せる2ワ
ード、上位6ビットが(100000)のとき下位1ビ
ットで表せる2ワード、さらに、上位5ビットが(00
001)のとき下位2ビットで表せるワード、上位6
ビットが(000001)のとき下位1ビットで表せる
2ワード、及び上位6ビットが(000000)のとき
下位1ビットで表せる2ワードの合計16ワードであ
る。
【0046】同じく、第2の実施例の場合においては、
図5に示すように符号化テーブルメモリには84ワード
を記録しており、仮にアドレスが7ビットのテーブルメ
モリを使用した場合、44ワード分の領域が未使用とな
っている。すなわち、アドレスの上位2ビットが(1
1)のとき下位5ビットで表せる32ワード、アドレス
の上位5ビットが(10001)のとき下位2ビットで
表せる4ワード、アドレスの上位6ビットが(1000
01)のとき下位1ビットで表せる2ワード、アドレス
の上位6ビットが(100000)のとき下位1ビット
で表せる2ワード、アドレスの上位6ビットが(000
001)のとき下位1ビット表せる2ワード、及びアド
レスの上位6ビットが(000000)のとき下位1ビ
ットで表せる2ワードの合計44ワードである。
【0047】この未使用の領域にエスケープ識別の符号
語(以下、エスケープ符号語という)や符号化単位の終
わりを表すEOBの符号語など特別な意味を持つ符号語
を割り当てる。
【0048】次にこの実施例の回路構成について説明す
る。
【0049】この実施例は、図1及び図3に示された第
1及び第2の実施例に加え、符号化処理単位の最終ブロ
ックを検出したときアクティブレベルの最終ブロック検
出信号EOBを出力するEOB検出部8と、最終のブロ
ックと対応する符号語を二次元符号化テーブル100に
記憶するためのアドレス信号ADeobを発生するEO
B符号用アドレス生成部10と、エスケープ信号ESと
対応する符号語を二次元符号化テーブル100に記憶す
るためのアドレス信号ADesを発生するエスケープ符
号用アドレス生成部10と、エスケープ信号ESがアク
ティブレベルのときはエスケープ符号用アドレス生成部
10からのアドレス信号ADesを、最終ブロック検出
信号EOBがアクティブレベルのときは符号用アドレス
生成部9からのアドレス信号ADeobを、エスケープ
信号ES及び最終ブロック検出信号EOBが共にインア
クティブレベルのときはマルチプレクサ6からのアドレ
ス信号ADを選択して出力する選択回路11とを設けた
構成となっている。
【0050】例えば、第1の実施例及び第2の実施例に
おいて、二次元符号化テーブル100の未使用領域であ
る(0000010)番地にエスケープ符号語”000
001”を記憶し、同様に、未使用領域の(00000
11)番地にEOB符号語”10”を記憶する。エスケ
ープ符号用アドレス生成部10は、このエスケープ符号
語を記憶するアドレス”0000010”を出力する回
路であり、また、EOB符号用アドレス生成部9は、E
OB符号語を記憶するアドレス”0000011”を出
力する回路である。
【0051】エスケープ信号ESがアクティブレベルの
ときは、エスケープ符号用アドレス生成部10から出力
されるアドレス”0000010”のアドレス信号AD
esが選択回路11により選択され出力される。これに
より、二次元符号化テーブル100よりエスケープ符号
語”00001”を読み出すことができる。また、最終
ブロック検出信号EOBがアクティブレベルのときは、
EOB符号用アドレス生成部9から出力されるアドレ
ス”0000011”のアドレス信号ADeobが選択
回路11により選択され出力される。これより、二次元
符号化テーブル100よりEOB符号語”10”を読み
出すことができる。さらにエスケープ信号ES及び最終
ブロック検出信号EOBがインアクティブレベルの場合
は、第1の実施例または第2の実施例で説明したマルチ
プレクサ6からのアドレス信号ADが選択回路11から
出力される。
【0052】この第3の実施例において、第1または第
2の実施例におけるアドレス空間の未使用領域のアドレ
スに特別な意味をもつ符号語を割り振ることで、更に二
次元符号化テーブル100のメモリ領域を有効に使用で
き、特別な意味の符号語に対するハードウェア量を最小
限に抑えることができる利点がある。また、第1または
第2の実施例と同じ経路でこれら符号化のアドレスが生
成できるので、これら符号化のタイミングを同じにする
ことができる利点がある。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、符号の分
布状態から導き出された必要,十分な個数の一致検出器
及び比較器と、同様に導き出された必要,十分なアドレ
ス数のアドレス信号を発生する手段とを備え、上記一致
検出器の出力信号によりアドレス信号を選択し、上記一
致検出器及び比較器の出力信号によりエスケープ信号を
発生する構成としたので、回路規模及び二次元符号化テ
ーブルのメモリ容量を小さくすることができ、かつハー
ドウェアにより直接処理できるので、リアルタイムの高
速処理ができる効果がある。
【0054】また、エスケープ符号語やEOB符号語等
の特定の符号語を二次元符号化テーブルの空き領域に記
憶するためのアドレス信号を成生して選択出力すること
により、二次元符号化テーブルのメモリ領域を更に有効
利用することができ、かつ特定の符号語も同一の経路で
出力することができるので、これら符号語に対するハー
ドウェア量を最小限に抑えることができるという効果も
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路図である。
【図2】図1の実施例の出力アドレス信号のデータフォ
ーマット図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す回路図である。
【図4】図3に示された実施例の対象となる二次元符号
化テーブルの符号語の分布状態図である。
【図5】図3に示された実施例の出力アドレス信号のデ
ータフォーマット図である。
【図6】本発明の第3の実施例を示すブロック図であ
る。
【図7】従来の二次元符号化テーブルのアドレス生成回
路を説明するための対象符号語の分布状態図である。
【符号の説明】
1a〜1g 一致検出器 2a〜2g 大小比較器 3 エスケープ信号発生回路 4,4a 優先順位制御回路 5,5a アドレス発生部 6 マルチプレクサ 7 出力停止回路 8 EOB検出部 9 EOB符号用アドレス生成部 10 エスケープ符号用アドレス生成部 11 選択回路 100 二次元符号化テーブル 51,51a 識別アドレス発生回路 G31〜G37,G41〜G46 論理ゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 7/40 - 7/42

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 事象Aの値をx、事象Bの値をy(x,
    yは正の整数)とし、前記xの1からS(SはS+lo
    2 S<Pを満足する最大の整数、Pは正の整数)まで
    の各整数に対しx+1og2 y≦P、前記yの1から前
    記Sまでの各整数に対しy+1og2 x≦Pをそれぞれ
    満足する有効範囲の前記x及びyの各組とそれぞれ対応
    する符号語をそれぞれ対応するアドレスに記憶する二次
    元符号化テーブルのアドレス生成回路において、事象Aの前記xが1から前記Sのそれぞれに対し、最上
    位ビットが0でかつ少なくとも2ビットで前記xを識別
    する第1の識別用符号ビットを出力する識別アドレス発
    生手段と、前記第1の識別用符号ビットを、x+log
    2 y<Pを満足する前記yの下位(P−S)ビットの上
    位ビットに結合して前記x、前記yに対応する符号語の
    格納アドレスとして割り当てるためのアドレスを生成す
    る第1のアドレス結合手段と、事象Bの前記yが1から
    前記Sのそれぞれに対し、最上位ビットが1でかつ少な
    くとも2ビットで前記yを識別する第2の識別用符号ビ
    ットを、y+log 2 x<Pを満足する前記xの下位
    (P−S)ビットの上位ビットに結合して前記x、前記
    yに対応する符号語の格納アドレスとして割り当てるた
    めのアドレスを生成する第2のアドレス結合手段とを備
    え、前記第1および前記第2のアドレス結合手段によ
    り、2つの事象前記xと前記yの入力から、(P+1)
    ビット幅の読み出しアドレスを生成するアドレス発生
    段を有ことを特徴とする二次元符号化テーブルアドレス
    回路。
  2. 【請求項2】 事象Aの値をx、事象Bの値をy(x,
    yは正の整数)とし、前記xの1からS(Sは2 (P-S)
    −1≧Q−log 2 Sを満足する最大の整数、P、Qは
    正の整数)までの各整数に対しx+log 2 y≦P、及
    び前記yの1からR(Rは2 (Q-R) −1≧P−log 2
    Rを満足する最大の整数)までの各整数に対し、y+l
    og 2 x≦Qをそれぞれ満足する有効範囲の前記x及び
    yの各組とそれぞれ対応する符号語をそれぞれ対応する
    アドレスに記憶する二次元符号化テーブルのアドレス生
    成回路において、 事象Aの前記xが1から前記Sのそれぞれに対し、最上
    位ビットが0でかつ少なくとも2ビットで前記xを識別
    する第1の識別用符号ビットを、x+log 2 y<Pを
    満足する前記yの下位(P−S)ビットの上位ビットに
    結合して前記x、前記yに対応する符号語の格納アドレ
    スとして割り当てるためのアドレスを生成する第1のア
    ドレス結合手段と、事象Bの前記yが1から前記Rのそ
    れぞれに対し、最上位ビットが1でかつ少なくとも2ビ
    ットで前記yを識別する第2の識別用符号ビットを、y
    +log 2 x<Qを満足する前記xの下位(Q−R)ビ
    ットの上位ビットに結合して前記x、前記yに対応する
    符号語の格納アドレスとして割り当てるためのアドレス
    を生成する第2のアドレス結合手段とを備え、前記第1
    および前記第2のアドレス結合手段により、2つの事象
    として前記xと前記yの入力から、ビット幅が前記P及
    び前記Qのうち大きい方の値に1を加算したビット幅の
    アドレスを生成するアドレス発生手段を有す ることを特
    徴とする二次元符号化テーブルアドレス回路。
  3. 【請求項3】 事象Aの値をx、事象Bの値をy(x,
    yは正の整数)とし、前記xの1からS(SはS+lo
    2 S<Pを満足する最大の整数、Pは正の整数)まで
    の各整数に対しx+1og 2 y≦P、前記yの1から前
    記Sまでの各整数に対しy+1og 2 x≦Pをそれぞれ
    満足する有効範囲の前記x及びyの各組とそれぞれ対応
    する符号語をそれぞれ対応するアドレスに記憶する二次
    元符号化テ―ブルのアドレス生成回路であって、最上位
    ビットが0でかつ少なくとも2ビットで前記事象Aの値
    xを識別する第1のアドレス群と、前記x+log 2
    で与えられる前記事象Aの値xの前記有効範囲を示す前
    記符号語の値に対応する第2のアドレス群と、最上位ビ
    ットが1でかつ少なくとも2ビットで前記事象Bの値y
    を識別する第3のアドレス群と、前記y+log 2 xで
    与えられ事象Bの値yの有効範囲を示す前記符号語の値
    に対応する第4のアドレス群とを用いて、前記第1のア
    ドレスを上位ビットとし前記第2のアドレスを下位ビッ
    トとする前記事象Aのアドレスビットがそれぞれ設定さ
    れ、かつ前記第3のアドレスを上位ビットとし前記第4
    のアドレスを下位ビットとする前記事象Bのアドレスビ
    ットがそれぞれ設定されるとともに、これらのアドレス
    ビットのビット幅がP+1ビットに設定されることによ
    り、前記事象A及び前記事象Bに対して前記符号語の総
    ワード数が割り当てられるアドレス割り当て手段を有す
    る二次元符号化テーブルのアドレス生成回路において、 前記アドレス割り当て手段は、前記ワード数に対応する
    n(nは整数)ビットの前記xの信号のうちそれぞれ対
    応する信号が供給される第1から第Sのx側一致検出器
    と、前記yの1から前記Sまでの信号のうちそれぞれ対
    応する前記nビットの信号が供給される第1から第Sの
    y側一致検出器と、前記nビットの前記xの信号のうち
    それぞれの前記ワード数に対応するビット信号が供給さ
    れ前記xに対する前記yの所定の前記ワード数との大小
    を比較する前記xの第1から第Sの大小比較器と、nビ
    ットの前記yの信号のうちそれぞれの前記ワード数に対
    応するビット信号が供給され前記xの所定のワード数と
    の大小を比較するyの第1から第Sの大小比較器と、前
    記第1から前記第Sのx側一致検出器及びxの前記第1
    から第Sの大小比較器の出力がそれぞれ供給される第1
    から第Sのx側AND回路と前記第1から前記第Sのy
    側一致検出器及びyの前記第1から第Sの大小比較器の
    出力がそれぞれ供給される第1から第Sのy側AND回
    路とこれらのAND回路の出力が供給される第1のNO
    R回路とからなりこの第1のNOR回路からエスケープ
    信号を出力するエスケープ信号発生部と、前記第1から
    前記第Sのx側一致検出器の出力信号が供給される第2
    のNOR回路とこのNOR回路の出力信号が共通入力さ
    れかつ前記第1から前記第Sのy側一致検出器の出力信
    号がそれぞれ個別に供給される第1から第Sの制御側A
    ND回路とからなる優先順位制御部と、前記識別アドレ
    スを発生する識別アドレス発生回路部の前記識別アドレ
    スと前記下位ビットとを結合するアドレス発生部と、こ
    のアドレス発生部の出力と前記第1から前記第Sのx側
    一致検出器の出力信号と前記第1から前記第Sの制御側
    AND回路の出力とを結合するマルチプレクサと、前記
    結合された前記マルチプレクサの出力可否を前記エスケ
    ープ信号に応答して制御する出力停止回路部とを備えて
    構成されることを特徴とする二次元符号化テーブルのア
    ドレス生成回路。
  4. 【請求項4】 事象Aの値をx、事象Bの値をy(x,
    yは正の整数)とし、前記xの1からS(SはS+lo
    2 S<Pを満足する最大の整数、Pは正の整数)まで
    の各整数に対しx+1og 2 y≦P、前記yの1から前
    記Sまでの各整数に対しy+1og 2 x≦Pをそれぞれ
    満足する有効範囲の前記x及びyの各組とそれぞれ対応
    する符号語をそれぞれ対応するアドレスに記憶する二次
    元符号化テ―ブルのアドレス生成回路であって、最上位
    ビットが0でかつ少なくとも2ビットで前記事象Aの値
    xを識別する第1のアドレス群と、前記x+log 2
    で与えられる前記事象Aの値xの前記有効範囲を示す前
    記符号語の値に対応する第2のアドレス群と、最上位ビ
    ットが1でかつ少なくとも2ビットで前記事象Bの値y
    を識別する第3のアドレス群と、前記y+log 2 xで
    与えられ事象Bの値yの有効範囲を示す前記符号語の値
    に対応する第4のアドレス群とを用いて、前記第1のア
    ドレスを上位ビットとし前記第2のアドレスを下位ビッ
    トとする前記事象Aのアドレスビットがそれぞれ設定さ
    れ、かつ前記第3のアドレスを上位ビットとし前記第4
    のアドレスを下位ビットとする前記事象Bのアドレスビ
    ットがそれぞれ設定されるとともに、これらのアドレス
    ビットのビット幅がP+1ビットに設定されることによ
    り、前記事象A及び前記事象Bに対して前記符号語の総
    ワード数が割り当てられるアドレス割り当て手段を有
    し、前記xの1から前記Sまでの各整数に対しx+1o
    g2 y≦Pとなりかつ前記yの1からR(Rは正の整
    数)までの各整数に対しy+1og2 x≦Q(Qは正の
    整数)となる前記事象A及び前記事象Bの分布が非対称
    のとき、前記アドレス割り当て手段におけるビット幅
    が、前記P及び前記Qのうち大きい方の値に1を加算し
    たビット幅で設定される二次元符号化テーブルのアドレ
    ス生成回路において、 前記アドレス割り当て手段は、前記ワード数に対応する
    mビット(mは整数)の前記xの信号のうちそれぞれ対
    応する信号が供給される第1から第のx側一致検出器
    と、前記yの1から前記までの信号のうちそれぞれ対
    応するn(nは整数)ビットの信号が供給される第1か
    ら第のy側一致検出器と、前記mビットの前記xの信
    号のうちそれぞれの前記ワード数に対応するビット信号
    が供給され前記xに対する前記yの所定の前記ワード数
    との大小を比較する前記xの第1から第の大小比較器
    と、nビットの前記yの信号のうちそれぞれの前記ワー
    ド数に対応するビット信号が供給され前記xの所定のワ
    ード数との大小を比較するyの第1から第の大小比較
    器と、前記第1から前記第のx側一致検出器及びxの
    前記第1から第の大小比較器の出力がそれぞれ供給さ
    れる第1から第のx側AND回路と前記第1から前記
    のy側一致検出器群及びyの前記第1から第の大
    小比較器群の出力がそれぞれ供給される第1から第
    y側AND回路とこれらのAND回路の出力が供給され
    る第1のNOR回路とからなりこの第1のNOR回路か
    らエスケープ信号を出力するエスケープ信号発生部と、
    前記第1から前記第のy側一致検出器の出力信号が供
    給される第2のNOR回路とこのNOR回路の出力信号
    が共通入力されかつ前記第1から前記第のx側一致検
    出器の出力信号がそれぞれ個別に供給される第1から第
    の制御側AND回路とからなる優先順位制御部と、前
    記識別アドレスを発生する前記識別アドレス発生回路部
    の前記識別アドレスと前記下位ビットとを結合するアド
    レス発生部と、このアドレス発生部の出力と前記第1か
    ら前記第のy側一致検出器の出力信号と前記第1から
    前記第の制御側AND回路の出力とを結合するマルチ
    プレクサと、前記結合された前記マルチプレクサの出力
    可否を前記エスケープ信号に応答して制御する出力停止
    回路部とを備えて構成されることを特徴とする二次元符
    号化テーブルのアドレス生成回路。
  5. 【請求項5】 符号化処理単位の最終のブロックを検出
    したときアクティブレべルの最終ブロック検出信号を出
    力する最終ブロック検出部と、最終のブロックと対応す
    る前記符号語を二次元符号化テーブルに記憶するための
    アドレス信号を発生する最終ブロック符号用アドレス生
    成部と、前記エスケープ信号及び対応する前記符号語を
    二次元符号化テーブルに記憶するためのアドレス信号を
    発生するエスケープ符号用アドレス生成部と、前記最終
    ブロック検出信号がアクティブレべルのときは前記最終
    ブロック符号用アドレス生成部からのアドレス信号を、
    前記エスケープ信号がアクテイブレべルのときは前記エ
    スケープ信号用アドレス生成部からのアドレス信号を、
    前記エスケープ信号及び前記最終ブロック検出信号が
    ンアクテイブレべルのときはマルチプレクサからのアド
    レス信号をそれぞれ選択して出力する選択回路とをさら
    設けた請求項1または2記載の二次元符号化テーブル
    のアドレス生成回路。
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安田浩編著「マルチメディア符号化の国際標準」 初版 (平3−6−30)丸善 p.84−102

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