JP2998477B2 - 内燃機関の2次空気供給装置 - Google Patents

内燃機関の2次空気供給装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の2次空気供給
装置に関し、特に、暖機時等に内燃機関に2次空気を供
給して触媒の温度を上昇させて活性化し、排気ガスをク
リーンにできる内燃機関の2次空気供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、排気系にO2 センサのような空
燃比センサを備え、空燃比制御装置により空燃比フィー
ドバック(以下F/Bという)制御を行う内燃機関は、
排気系に三元触媒を備えており、三元触媒により燃焼室
から排出されるガスに含まれる有害成分のHC,CO,
NOxを浄化している。
【0003】一方、前述のような内燃機関には、機関始
動後の暖機時や減速時、あるいは低速低負荷時等のよう
に、機関の最高燃焼温度が高くなく、HC,COの排出
量が多い状態における触媒の浄化効率向上(触媒の暖機
性向上)を目的として2次空気を供給しているものがあ
る(例えば、特開昭50-97722号公報、特開昭52-129833
号公報 )。
【0004】このように機関に2次空気を供給する場合
の2次空気の供給量の制御は、機関の冷却水温や、機関
の吸入空気量の積算値等で判定することによって行われ
ている。即ち、機関冷却水の温度がある範囲内にある
時、あるいは吸入空気量の積算値がある範囲にある時に
2次空気の供給を行うことが行われている。そして、2
次空気の供給時には空燃比をオープンループ制御し、2
次空気供給停止後同時にO2 センサによる空燃比のF/
B制御を再開している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、0°C
以下の低温条件で車両が放置されると、2次空気通路内
に入った排気ガス中の水分により、制御バルブ、チェッ
クバルブ等が氷結している場合があり、その際にエアポ
ンプを作動させて2次空気を供給しようとするとバルブ
閉状態での駆動となるため、エアポンプ配管、ポンプ駆
動系の耐久性が悪くなる恐れがあった。
【0006】また、機関始動時に2次空気通路系が氷結
していると判定された時に、全ての運転条件において2
次空気の排気系への供給を止めては、機関の運転開始
後、触媒が活性化するまでに氷が解凍した時でも、2次
空気が供給されないので触媒の活性が遅くなり、この結
果、排気エミッションの触媒による浄化開始が遅くなっ
ていた。
【0007】そこで、本発明は、機関始動時に2次空気
通路系が氷結していると判定されたような場合でも、そ
の後の運転状態によって氷結の解凍状態を判定し、2次
空気を供給するようにして触媒の活性化を早め、排気エ
ミッションの触媒による浄化開始をエアポンプ配管、ポ
ンプ駆動系の耐久性を悪化させることなく早めることが
できる内燃機関の2次空気供給装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明の内燃機関の2次空気供給装置の構成が図1に示され
る。図1に示すように、本発明の内燃機関の2次空気供
給装置は、内燃機関EGの排気通路EX内に2次空気を
供給するエアポンプAPを備え、機関EGが暖機状態に
ある時にこのエアポンプAPを駆動して2次空気を供給
するものであって、機関温度THWを検出する機関温度
検出手段Aと、機関EFの始動後の運転状態と、始動時
の機関温度THWとから、2次空気供給装置内での氷結
が解凍するに必要な時間を設定する解凍時間設定手段B
と、その時間の間は2次空気供給装置の作動を禁止する
2次空気供給装置の作動禁止手段Cとを備えていること
を特徴としている。
【0009】
【作用】本発明の内燃機関の2次空気供給装置によれ
ば、機関の冷間始動時に2次空気供給通路の氷結を解凍
するのに必要な機関の積算吸入空気量の基準値が機関温
度に応じて演算され、始動終了後はその時点における機
関温度の時に触媒が活性状態にあるために必要な機関始
動後からの吸入空気量の基準値が演算される。そして、
機関の始動後からの積算吸入空気量が、この解凍基準値
以上、かつ、触媒活性基準値以下の時にエアポンプが駆
動されて排気通路に2次空気が供給され、触媒が活性化
される。
【0010】
【実施例】以下添付図面を用いて本発明の実施例を詳細
に説明する。図2は本発明の内燃機関の2次空気供給装
置の一実施例を備えた電子制御燃料噴射式内燃機関の概
略構成図である。この図において、機関本体1の吸気通
路2にはエアクリーナ2aの下流側にエアフローメータ
3が設けられている。
【0011】エアフローメータ3は吸入空気量QAを直
接計測するものであって、ポテンショメータを内蔵して
吸入空気量QAに比例したアナログ電圧の出力信号を発
生する。この出力信号は制御回路10のマルチプレクサ
内蔵A/D変換器101に供給されている。また、ディ
ストリビュータ4には、その軸が例えばクランク角(CA)
に換算して 360゜毎に基準位置検出用パルス信号を発生
するクランク角センサ5およびクランク角に換算して30
゜毎に角度位置検出用パルス信号を発生するクランク角
センサ6が設けられている。これらのクランク角センサ
5,6のパルス信号は制御回路10の入出力インタフェ
ース102に供給され、このうち、クランク角センサ6
の出力はCPU103の割込端子に供給される。
【0012】更に、吸気通路2には各気筒毎に燃料供給
系から加圧燃料を吸気ポートへ供給するための燃料噴射
弁7が、吸気ポートに近い吸気マニホルド2bに設けら
れている。機関の排気通路8には排気ガス中の酸素成分
濃度に応じた電気信号を発生するO2 センサ9が排気マ
ニホルド8aと三元触媒8bとの間に設けられている。
このO2 センサ9の出力は制御回路10のバッファ回路
111を介してA/D変換器101に供給される。
【0013】また、機関本体1のシリンダブロックの冷
却水通路には、機関の暖機状態を冷却水温度を介して検
出するための水温センサ11が設けられている。水温セ
ンサ11は冷却水の温度THWに応じたアナログ電圧の
電気信号を発生する。この出力もA/D変換器101に
供給されている。一方、排気通路8の排気マニホルド8
aには2次空気が供給されるようになっており、この実
施例では2次空気は電動エアポンプ12により空気導入
管13を介して供給されるようになっている。この電動
エアポンプ12の空気取入口にはサイレンサ16が取り
付けられており、電動エアポンプ12の空気流出側に取
り付けられた空気導入管13の途中には、エアポンプ1
2側からASV(空気切換弁)14と逆止弁17が設け
られている。逆止弁17は排気通路8側からエアポンプ
12側への空気の逆流を防止するものであり、リード弁
等が使用される。
【0014】電動エアポンプ12はリレー19を介して
バッテリ20に接続されており、リレー19の接点19
aがオンした時に駆動されて2次空気を空気導入管13
に送り出す。リレー19はリレーコイル19bに通電さ
れた時にオンするようになっており、リレーコイル19
bは制御回路10によって通電されるようになってい
る。また、電動エアポンプ12の作動状態は入出力イン
タフェース102に入力されるようになっている。
【0015】ASV14はそのばね室14aに負圧が導
かれた時に、常時は空気導入管13を遮断している弁体
14bが開弁するように構成されており、ばね室14a
にはVSV(電気式負圧切換弁)15を介して吸気負圧
が導入されるようになっている。VSV15はばね室1
4aをスロットル弁下流側の吸気通路2または大気に連
通するように構成されており、その切り換えを行うソレ
ノイド15aは制御回路10の入出力インタフェース1
02に駆動回路112を介して接続されている。18は
ばね室14a側の空気が吸気通路2側に流入するのを防
ぐ逆止弁であり、リード弁等が使用される。
【0016】そして、入出力インタフェース102から
の信号によりソレノイド15aが通電されると、VSV
15の“黒”−“黒”が連通してばね室14aが吸気通
路2に接続され、ソレノイド15aが非通電状態の時に
VSV15の“白”−“白”が連通してばね室14aが
大気に解放される。即ち、制御回路10からの通電信号
によりASV14が開弁して2次空気が排気マニホルド
8aに供給されるのである。
【0017】制御回路10は、例えばマイクロコンピュ
ータを用いて構成され、前述のA/D変換器101,入
出力インタフェース102,CPU103の他にROM
104,RAM105,図示しないイグニッションスイ
ッチオフ後も情報の保持を行うバックアップRAM(B
−RAM)106等が設けられており、これらはバス1
07で接続されている。この制御回路10において、ダ
ウンカウンタ108,フリップフロップ109及び駆動
回路110は燃料噴射弁7を制御するためのものであ
る。即ち、燃料噴射量TAUが演算されると、燃料噴射
量TAUがダウンカウンタ108にプリセットされると
共にフリップフロップ109もセットされる。この結
果、駆動回路110が燃料噴射弁7の付勢を開始する。
【0018】他方、ダウンカウンタ108がクロック信
号 (図示せず) を計数して最後にそのキャリアウト端子
が“1"レベルとなった時に、フリップフロップ109が
リセットされて駆動回路110は燃料噴射弁7の付勢を
停止する。つまり、前述の燃料噴射量TAUだけ燃料噴
射弁7は付勢され、従って、燃料噴射量TAUに応じた
量の燃料が機関本体1の燃焼室に送り込まれることにな
る。
【0019】なお、CPU103の割込み発生はA/D
変換器101のA/D変換終了後、入出力インタフェー
ス102がクランク角センサ6のパルス信号を受信した
時、等である。前述の回転速度Neのデータはクランク
角センサ6の30゜CA毎の割込みによって演算されてRA
M105の所定領域に格納される。
【0020】ここで、図2の制御回路10の動作につい
て説明する。第3図は機関運転中に行われるメインルー
チンであり、所定時間、例えば4ms毎に実行される。
このルーチンではステップ301にて機関の運転状態量
の検出が行われる。この運転状態量としては、例えば、
機関水温THW、吸入空気量QA、バッテリ電圧V、機
関始動後の経過時間T、センサ類の異常、および機関高
負荷時の燃料増量(FOTP増量)の有無等が検出され
る。そして、続くステップ302において、吸入空気量
QAの積算値である積算吸入空気量TQAが演算され
る。
【0021】ステップ301における機関の運転状態量
の検出では、機関水温THWや吸入空気量QAは、実際
にはA/D変換されて制御回路10に取り込まれる。即
ち、エアフローメータ3の吸入空気量QAのデータは、
A/D変換器101によってA/D変換されてRAM1
05の所定領域に格納され、水温センサ11による機関
の冷却水温THWのアナログ値は、A/D変換器101
によってA/D変換されてRAM105の所定領域に格
納される。つまり、RAM105における吸入空気量Q
Aのデータおよび冷却水温THWのデータは4ms毎に
更新されている。このような検出値のA/D変換は他の
機関の運転状態量に付いても行われているが、この変換
は本発明の趣旨ではないのでこれ以上の説明を省略す
る。
【0022】図4は機関始動時の制御を示すものであ
り、所定クランク角、例えば 360゜CA毎に実行される。
ステップ401では機関の始動フラグSFが"1" か否か
が判定される。この始動フラグSFは機関停止時に"0"
にされているものである。従って、機関始動直後にステ
ップ401に進んで来た時にはSF="0" でるのでステ
ップ402に進み、図3で説明したステップ301で求
められている機関水温THWに対応する解凍基準値KT
QAFが演算される。この解凍基準値KTQAFの演算
は、図6に破線で示すような線図をマップ化したものに
よって行われる。
【0023】解凍基準値KTQAFは、図6に示すよう
に、機関の冷却水温THWが0°C以下の時に意味を持
つものであり、0°C以下のある水温THWのときに2
次空気供給系の部品の氷結部が同じ温度状態にあるもの
とし、機関が始動して標準的な運転が行われた時に、2
次空気供給系の部品の氷結が解凍するまでの積算空気量
TQAに相当するものである。
【0024】このようにしてステップ402で機関水温
THWに対応する解凍基準値KTQAFが演算された後
はステップ503に進み、機関の始動フラグSFを"1"
にしてこのルーチンを終了する。従って、クランク角 3
60゜CA後にこのルーチンが起動された時にはステップ4
01でYES となり、ステップ404に進む。ステップ4
04では機関の始動が終了したか否かが判定される。機
関の始動が終了していない時にはそのままこのルーチン
を終了し、機関の始動が終了している時にはステップ4
05に進む。ステップ405では機関水温THWにより
触媒活性基準値KTQAAIが演算されてこのルーチン
を終了する。
【0025】この触媒活性基準値KTQAAIの演算
は、図6に実線で示すような線図をマップ化したものに
よって行われる。触媒活性基準値KTQAAIは、機関
がある水温THWの時に、触媒が活性状態にあるために
必要な機関始動後からその時点までの積算空気量TQA
に相当するものである。この触媒活性基準値KTQAA
Iは機関始動終了後にクランク角 360゜CA毎に継続的に
演算される。
【0026】図5は2次空気の供給制御を示すものであ
り、メインルーチン周回毎に行われる。ステップ501
ではまず機関始動後5秒経過したか否かが判定される。
これは機関始動直後は機関回転が不安定であり、このよ
うな時にエアポンプ12を駆動するための負荷を加える
と機関が更に不安定になるので、これを防ぐためのもの
である。従って、機関始動開始後5秒未満であればステ
ップ509に進んでエアポンプ12の駆動が止められ、
2次空気の供給が行われず、5秒以上経過した後であれ
ばステップ502に進む。
【0027】ステップ502ではバッテリ電圧Vが所定
電圧、例えば、11.5Vより高いか否かが判定され
る。これはバッテリ20の充電不足の時にエアポンプ1
2を駆動するための電気負荷を加えると機関が不安定に
なるので、これを防ぐためのものである。従って、バッ
テリ電圧≦11.5Vであればステップ509に進んで
2次空気の供給が行われず、バッテリ電圧>11.5V
であればステップ503に進む。
【0028】ステップ503ではFOPT増量中か否
か、即ち、機関高負荷時の燃料増量中か否かが判定され
る。これは機関高負荷時の燃料増量中に2次空気を供給
すると触媒8bの反応が急激になるためであり、これを
防ぐためのものである。従って、FOTP増量中であれ
ばステップ509に進んで2次空気の供給が行われず、
FOTP増量中でなければステップ504に進む。
【0029】ステップ504ではセンサ類が正常か否か
が判定される。そして、センサ類が異常である時にはス
テップ509に進んで2次空気の供給が行われず、セン
サ類が正常の時にはステップ505に進む。ステップ5
05では機関の水温条件による判定が行われ、水温TH
Wが10°C以上35°C以下の範囲の時にはステップ
506に進むが、水温THWが10°C未満、或いは3
5°Cより高い時にはステップ509に進んで2次空気
の供給が行われない。これは、機関の低温側、例えば、
10°C未満では機関冷間状態での燃料の気化性の不良
を補うために、一般的に燃料が増量されてリッチになっ
ている。この時の2次空気を供給すると触媒8bが急激
に反応することになるため、2次空気の供給を行わない
方が良いためである。また、機関の高温側、例えば、3
5°Cを越える時は、触媒活性への暖機は比較的容易で
あり、必要以上の2次空気の供給は空燃比をリーンにし
て還元によるNOx浄化率を落とすことになるので、2
次空気の供給を行わない方が良いためである。
【0030】ステップ506では2次空気供給系の氷
結、解凍の判定が行われ、機関始動後の積算吸入空気量
TQAが解凍基準値KTQAF以上か否かが判定され
る。そして、TQA≧KTQAFの時は2次空気供給系
に氷結はないとしてステップ507に進み、TQA<K
TQAFの時は2次空気供給系に氷結があるものとして
ステップ509に進み、2次空気の供給が行われない。
なお、機関始動時に機関温度が0°C以上の時は図6で
説明したようにKTQAF=0であるので、ステップ5
06からステップ509に進むことはない。このよう
に、2次空気供給系の氷結の判定を機関始動時の水温T
HWに応じて機関始動時からの積算吸入空気量TQAで
行うのは、機関の冷却水温THWに比べて2次空気供給
系の部品の温度上昇が遅く、水温THWのみで2次空気
供給系の氷結の判定が困難であるからである。
【0031】ステップ507では触媒の活性度の判定が
行われ、機関始動後の積算吸入空気量TQAが触媒活性
基準値KTQAAIか否かが判定される。そして、TQ
A≦KTQAAIの時は触媒8bが活性化していないと
してステップ508に進み、TQA>KTQAAIの時
は触媒8bの活性化が終了したものとしてステップ50
9に進み、2次空気の供給が行われない。
【0032】ステップ508では電動エアポンプ12が
駆動され、2次空気が排気通路8に供給され、触媒8b
が活性化される。以上の制御により、本発明の内燃機関
の2次空気供給装置では、2次空気供給系の部品に氷結
がない状態で、かつ、触媒が十分に活性化していない状
態でのみ、排気通路8に2次空気が供給される。
【0033】なお、前述の実施例では、2次空気供給系
の部品に氷結がない状態で、かつ、触媒が十分に活性化
していない状態の判定に積算吸入空気量TQAを使用し
たが、この判定には積算吸入空気量TQAの他に、積算
燃料噴射量、積算機関回転数等が考えられる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の内燃機関
の2次空気供給装置によれば、機関始動時に2次空気通
路系が氷結していると判定されたような場合でも、その
後の運転状態によって氷結の解凍状態を判定し、2次空
気を供給するようにして触媒の活性化を早め、排気エミ
ッションの触媒による浄化開始をエアポンプ配管、ポン
プ駆動系の耐久性を悪化させることなく早めることがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内燃機関の2次空気供給装置の構成を
示すブロック構成図である。
【図2】本発明の一実施例の内燃機関の2次空気供給装
置を備えた内燃機関の全体構成図である。
【図3】図2の制御回路の機関運転中の制御を説明する
フローチャートである。
【図4】図2の制御回路の機関始動時の制御を説明する
フローチャートである。
【図5】図2の制御回路の2次空気供給制御を説明する
フローチャートである。
【図6】本発明の制御において使用する解凍基準値と触
媒活性基準値の機関水温に対する特性を示す線図であ
る。
【符号の説明】
1…機関本体 2…吸気通路 2b…吸気マニホルド 3…エアフローメータ 4…ディストリビュータ 5,6…クランク角センサ 7…燃料噴射弁 8…排気通路 8a…排気マニホルド 8b…触媒 9…O2 センサ 10…制御回路 11…水温センサ 12…電動エアポンプ 13…空気導入間 14…ASV(空気切換弁) 15…VSV(電気式負圧切換弁) 17,18…逆止弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 3/00 - 3/38 F01N 9/00 F02D 41/00 - 41/40 F02D 43/00 - 45/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気通路内に2次空気を供給
    するエアポンプを備え、機関が暖機過程にある時にこの
    エアポンプを駆動して2次空気を供給する内燃機関の2
    次空気供給装置であって、 機関温度を検出する手段と、 機関の始動後の運転状態と、始動時の機関温度とから、
    2次空気供給装置内での氷結が解凍するに必要な時間を
    設定する手段と、 その時間の間は2次空気供給装置の作動を禁止する手段
    とを備えることを特徴とする内燃機関の2次空気供給装
    置。
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