JP2943508B2 - 空燃比センサのヒータ制御装置 - Google Patents

空燃比センサのヒータ制御装置

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JP2943508B2
JP2943508B2 JP4183459A JP18345992A JP2943508B2 JP 2943508 B2 JP2943508 B2 JP 2943508B2 JP 4183459 A JP4183459 A JP 4183459A JP 18345992 A JP18345992 A JP 18345992A JP 2943508 B2 JP2943508 B2 JP 2943508B2
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fuel ratio
heater
temperature
sensor
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    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの空燃比制御
に用いられる空燃比センサに付設されるヒータ制御装
置、特に、始動時における空燃比センサの活性化を促進
できる空燃比センサのヒータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エンジンの燃料供給装置は吸気
系に供給される燃料量が理論空燃比(ストイキオ)に保
持されるように、その目標空燃比が空燃比制御装置によ
って制御されている。これは適正な空燃比での燃料供給
によって燃費の低下を防止すると共に排ガスの浄化効率
を向上させるためでもある。即ち、図10に示すように
通常の三元触媒の浄化効率はストイキオ近傍の狭いウイ
ンド域Waに排ガスの空燃比が保持されているときにの
みCO,HC,NOXの浄化効率を高レベルに保持出
来、このウインド域Waを外れた運転を継続すると排ガ
スの悪化が生じ、問題と成る。
【0003】このように空燃比制御装置はエンジンの実
空燃比を目標値に制御する際に実空燃比を検出する必要
が有り、その実空燃比情報を空燃比センサ(O2セン
サ)によって検出している。この空燃比センサは、酸素
濃淡電池作用というジルコニア特性を利用しており、図
11に示すように空燃比(A/F)がストイキオよりも
リッチ側、もしくはストイキオよりもリーン側に有るか
否かをセンサ出力Vstcのハイ、ローレベルに応じて検
出出来るように成っており、ストイキオ運転時には実空
燃比がハイとローに所定幅で交互に切り換わる状態が確
認されるように、空燃比制御が成されている。
【0004】処で、このように用いられる空燃比センサ
は素子温度が所定温度以上に成らないと活性化せず、し
かも、素子温度が高温化しすぎると素子自体の熱劣化を
招き、耐久性に問題を生じることも知られている。この
ため、従来は空燃比センサの活性化促進のために、空燃
比センサを早期に高温化し易い排気マニホウルドに設け
る場合もあったが、近年のようにエンジンの比較的冷態
時から空燃比フィードバックが必要とされる場合には、
レイアウト面のみの改良では必ずしも十分とは言えなく
なってきた。又近年は排気浄化信頼性を更に向上させる
ため、触媒の上流と下流とに一対の空燃比センサを設
け、両者の空燃比に基づき検出空燃比を適宜算出し、こ
の検出空燃比に基づき空燃比制御を行うデュアル空燃比
センサタイプの空燃比制御装置が提案され(例えば特開
昭64−53043号公報)ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
デュアル空燃比センサタイプでは、触媒が排気ポートよ
りも大幅に下流に位置しており、エンジン始動後の一対
のセンサの活性化は遅れ易く、特に下流側のセンサの活
性化が遅くなる傾向に有る。そこで、これらセンサにヒ
ータを設け、始動時の活性化の促進を図ることも提案さ
れている。しかし、このような従来のヒータ制御では、
単に暖機完了時までヒータを駆動するものが多く、ヒー
タの電力消費量が比較的大きく問題と成っている。しか
もヒータ制御回路のセンサ故障時等には消費電力の過大
化や、逆に、活性化の遅れをも招き、この点でも問題と
成っている。本発明の目的は、ヒータの消費電力低減及
びセンサフェール回避が可能な空燃比センサのヒータ制
御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、エンジンの排気路に設けられ
ると共にセンサ加熱用のヒータを備えた空燃比センサ
と、上記ヒータを制御するヒータ制御手段と、上記排気
路の温度が空燃比フィードバック開始温度以上であると
上記空燃比センサの空燃比情報に基づき目標空燃比を制
御する空燃比制御手段とを有し、上記ヒータ制御手段は
エンジン回転数又は吸気量が第1の設定値以下であり且
つエンジン温度が空燃比フィードバック開始温度又はそ
れ以下の温度で設定された設定温度を超えた際に上記ヒ
ータを作動させるとともに、ヒータ作動から所定期間経
過後は、エンジン回転数又は吸気量が上記第1の設定値
よりも低い第2の設定値を上回るとヒータをオフするこ
とを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、エンジンの排気路に設
けられると共にセンサ加熱用のヒータを備えた空燃比セ
ンサと、上記ヒータを制御するヒータ制御手段と、上記
排気路の温度が空燃比フィードバック開始温度以上てあ
ると上記空燃比センサの空燃比情報に基づき目標空燃比
を制御する空燃比制御手段とを有し、上記ヒータ制御手
段はエンジン温度が空燃比フィードバック開始温度又は
それ以下の温度で設定された設定温度と該設定温度より
も高い第2設定温度の間にある時はエンジン回転数又は
吸気量が第1の設定値以下であることが検出された際に
上記ヒータを作動させるとともに、エンジン温度が上記
第2設定温度を上回った時はエンジン回転数又は吸気量
が上記第1の設定値よりも低い第2の設定値を上回ると
ヒータをオフすることを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、エンジンの排気路に設
けられた触媒の上流側に設けられると共にセンサ加熱用
のフロントヒータを備えた前部空燃比センサと、前記触
媒の下流側に設けられると共にセンサ加熱用のりアヒー
タを備えた後部空燃比センサと、上記両ヒータを制御す
るヒータ制御手段と、上記排気路の温度が空燃比フィー
ドバック開始温度以上てあると上記空燃比センサの空燃
比情報に基づき目標空燃比を制御する空燃比制御手段と
を有し、上記ヒータ制御手段はエンジン回転数又は吸気
量がフロントヒータ用設定値以下であり且つエンジン温
度が空燃比フィードバック開始温度又はそれ以下の温度
で設定された設定温度を超えた際に上記フロントヒータ
を作動させるとともに、エンジン回転数又は吸気量が前
記フロントヒータ用設定値よりも大きいリアヒータ用設
定値以下であり且つエンジン温度が空燃比フィードバッ
ク開始温度又はそれ以下の温度で設定された設定温度を
超えた際に上記リアヒータを作動させることを特徴とす
る。
【0009】請求項4の発明は、エンジンの排気路に設
けられた触媒の上流側に設けられると共にセンサ加熱用
のフロントヒータを備えた前部空燃比センサと、上記触
媒の下流側に設けられると共にセンサ加熱用のリアヒー
タを備えた後部空燃比センサと、上記両ヒータを制御す
るヒータ制御手段と、上記排気路の温度が空燃比フィー
ドバック開始温度以上であると上記両空燃比センサの各
空燃比情報に基づき目標空燃比を制御する空燃比制御手
段とを有し、上記ヒータ制御手段はエンジン回転数又は
吸気量が第lの設定値以下であり且つエンジン温度が空
燃比フィードバック開始温度又はそれ以下の温度で設定
された設定温度を超えた際に上記両ヒータを作動させる
とともに、ヒータ作動から所定期間経過後は、エンジン
回転数又は吸気量が上記第1の設定値よりも低いリアヒ
ータ用設定値を上回るとリヤヒータをオフし、上記リア
ヒータ設定値よりも低いフロントヒータ用設定値を上回
るとフロントヒータをオフすることを特徴とする。
【0010】
【作用】第1の発明では、ヒータ制御手段が、エンジン
回転数又は吸気量が第1の設定値以下であり且つエンジ
ン温度が空燃比フィードバック開始温度又はそれ以下の
温度で設定された設定温度を超えたと判断すると、その
時点でヒータを作動させ、ヒータ作動から所定時間経過
後は、エンジン回転数又は吸気量が上記第1の設定値よ
りも低い第2の設定値を上回るとヒータをオフするの
で、空燃比センサの活性化のためのヒータを容易に切り
換えできる。
【0011】第2の発明では、ヒータ制御手段が、エン
ジン温度が空燃比フィードバック開始温度又はそれ以下
の温度で設定された設定温度と該設定温度よりも高い第
2設定温度の間にある時であって、エンジン回転数又は
吸気量が比較的高い第1の設定値以下であるとヒータを
オンし、ヒータの作動後は、エンジン温度が第2設定温
度を上回った時であって、エンジン回転数又は吸気量が
第1の設定値よりも低い第2の設定値を上回るとヒータ
をオフするので、空燃比センサの活性化のためのヒータ
を容易に切り換えできる。
【0012】第3の発明では、ヒータ制御手段が、エン
ジン回転数又は吸気量がフロントヒータ用設定値以下で
あり且つエンジン温度が空燃比フィードバック開始温度
又はそれ以下の温度で設定された設定温度を超えたと判
断すると、フロントヒータを作動させ、更に、エンジン
回転数又は吸気量がフロントヒータ用設定値よりも大き
いリアヒータ用設定値以下であり且つエンジン温度が空
燃比フィードバック開始温度又はそれ以下の温度で設定
された設定温度を超えたと判断すると、リアヒータを作
動させるので、前部、後部空燃比センサの活性化のため
のフロント、リアヒータを個々にオン、オフ切り換えで
きる。
【0013】第4の発明では、ヒータ制御手段が、エン
ジン回転数又は吸気量が第lの設定値以下であり且つエ
ンジン温度が空燃比フィードバック開始温度又はそれ以
下の温度で設定された設定温度を超えた際に上記両ヒー
タを作動させるとともに、ヒータ作動から所定期間経過
後は、エンジン回転数又は吸気量が上記第1の設定値よ
りも低いリアヒータ用設定値を上回るとリヤヒータをオ
フし、上記リアヒータ設定値よりも低いフロントヒータ
用設定値を上回るとフロントヒータをオフするので、前
部、後部空燃比センサの活性化のためのフロント、リア
ヒータを同時にオンし、個々にオフできる。
【0014】
【実施例】図1には本発明によるエンジンの空燃比制御
装置を装着したエンジン1が示されている。同エンジン
1は各気筒の吸気ポート(図1には1つのみ示した)2
毎に燃料噴射弁(以後インジェクタ3と記す)を備え
る。このエンジン1の吸気系はエアクリーナ4、延長管
5、同延長管5に続く吸気管9、同吸気管9と一体のサ
ージタンク6、サージタンク6とシリンダヘッド7を結
ぶインテークマニホールド(以後単にインマニと記す)
8及び吸気ポート2で構成される。他方、排気系は排気
ポート13、エクゾーストマニホールド10、及び、三
元触媒11を備えた排気管12とで構成されている。吸
気管9はその内部に図示しないアクセルペダルの踏み込
み量に応じて開閉作動されるスロットル弁14を枢支
し、このスロットル弁14の軸141は吸気路15の外
部でスロットルレバー16に連結されている。
【0015】スロットルレバー16はスロットル弁14
を第1図中反時計回りの方向へ回動させるようにアクセ
ルペダル(図示せず)と図示しないリンク系を介し連結
され、スロットル弁14には同弁の開度情報を出力する
スロットル開度センサ17が装着されている。他方、ス
ロットル弁14を迂回する吸気バイパス路18にはアイ
ドル制御用のアイドル回転数制御(ISC)バルブ19
が装着され、同バルブ19はステッパモータ20によっ
て駆動される。なお、符号21はアイドル時の暖機補正
を冷却水温に応じて自動的に行うファーストアイドルエ
アバルブを示す。
【0016】更に、サージタンク6には吸気温度Ta情
報を出力する吸気温センサ22が設けられ、更にサージ
タンク6には吸気管圧情報を出力する負圧センサ23が
装着されている。インマニ8にはエンジン1のウオータ
ジャケットに連通するヒートライザが形成され、同部に
はエンジン1の暖機温度情報としての冷却水温Wtを検
出する水温センサ24が設けられる。そして、エンジン
1にはエンジン回転数Neを点火パルスで検出するエン
ジン回転センサ25が設けられ、これら各情報は後述の
エンジンコントロールユニット(以後単にECUと記
す)26に出力される。更に、インマニ8の端部には燃
料を吸気ポート2に向けて噴霧するインジェクタ3が装
着される。
【0017】各インジェクタ3は図示しない燃料ポンプ
からの燃料を定圧化して供給する燃料供給系27に連通
され、所定時の開弁出力を受けると燃料を吸気ポート2
に噴射駆動できる。排気路28には排気路温度Ext信
号を出力する排気温センサ40が装着され、同信号はE
CU26に出力されている。この排気路28上の三元触
媒11は図11に示すような周知の浄化特性を示す。三
元触媒11のケーシングの上流側に設けられるフロント
空燃比センサ29と三元触媒11の下流に設けられるリ
ア空燃比センサ30とは周知のジルコニア特性を利用し
たもので、図2に示すように排気管12に螺子止めされ
る本体金具292の先端に素子部291及びヒータ部3
1を取付、これらがキャップ状のプロテクタ36で覆わ
れるという構成を採っている。
【0018】これらフロント空燃比センサ29とリア空
燃比センサ30の各空燃比情報の出力用リード線37は
後述のECU26の入力端にそれぞれ接続され、各ヒー
タ用リード線38,39はフロント及びリアヒータ3
1,32をヒータ駆動回路33,34を介して電源35
にそれぞれ接続している。なお、ヒータ駆動回路33,
34は共にスイッチ回路を備え、同部がECU26の出
力信号に応じてヒータ駆動電流を断続操作するように構
成されている。ECU26はマイクロコンピュータでそ
の要部が構成され、各検出信号を受けて適時にその情報
を取り込み、或いは適時に制御信号をヒータ駆動回路3
3,34等に出力する入出力回路と、図8乃至図10の
各制御プログラムや特性値等を書き込まれた記憶回路
と、各制御プログラムに沿って制御信号を発する制御回
路等で構成されている。ここで、請求項1乃至請求項4
の各発明の構成を図3乃至図4のブロック図と共に説明
する。
【0019】まず、図3に示すように、第1の発明は、
エンジンの排気路に設けられると共にセンサ加熱用のヒ
ータA2(例えば、後述の31,32)を備えた空燃比
センサA1と、ヒータA2を制御するヒータ制御手段A
3と、排気路の温度Extが空燃比フィードバック開始
温度FBt以上であると空燃比センサA1の空燃比情報
に基づき目標空燃比(A/F)OBJを制御する空燃比制
御手段A4とを有し、ヒータ制御手段A3はエンジン回
転数Ne又は吸気量A/Nが第1の設定値(例えば、後
述のNs3)以下であり且つエンジン温度Et(例え
ば、後述のWt)が空燃比フィードバック開始温度FB
t又はそれ以下の温度で設定された設定温度Hst(例
えば、後述のWts1)を超えた際にヒータA2を作動
させるとともに、ヒータ作動から所定期間経過後は、エ
ンジン回転数Ne又は吸気量A/Nが第1の設定値Ns
3よりも低い第2の設定値(例えば、後述のNs1,N
s2)を上回るとヒータA2をオフする。
【0020】この構成によれば、エンジン温度が設定温
度Hstに達しない間、即ち、暖気完了前のような低温
運転時、及び、センサ活性が安定化したと見做せる運転
域ではヒータA2を切る。このため暖気完了前の無駄な
電力消費を押えられ、しかも、暖気完了域や空燃比フィ
ードバック制御域に近づくとヒータを駆動し、センサの
活性化を図れ、しかも、センサ活性が安定化したと見做
せる運転域での無駄な電力消費を排除出来る。
【0021】ここで、請求項1の発明をより具体的にし
た請求項2の発明は、同じく図3に示すように、エンジ
ンの排気路に設けられると共にセンサ加熱用のヒータA
2を備えた空燃比センサA1と、ヒータA2(例えば、
後述の31,32)を制御するヒータ制御手段A3と、
排気路の温度Extが空燃比フィードバック開始温度F
Bt以上であると空燃比センサA1の空燃比情報に基づ
き目標空燃比(A/F)OBJを制御する空燃比制御手段
A4とを有し、ヒータ制御手段A3はエンジン温度Et
(例えば、後述のWt)が空燃比フィードバック開始温
度FBt又はそれ以下の温度で設定された設定温度Hs
t(例えば、後述のWts1)と該設定温度よりも高い
第2設定温度Hst(例えば、後述のWts2)の間に
ある時はエンジン回転数Ne又は吸気量A/Nが第1の
設定値(例えば、後述のNs3)以下であることが検出
された際にヒータA2を作動させるとともに、エンジン
温度が第2設定温度(例えば、後述のWts2)を上回
った時はエンジン回転数又は吸気量が第1の設定値より
も低い第2の設定値(例えば、後述のNs1,Ns2)
を上回るとヒータA2をオフする。
【0022】この構成によれば、エンジン温度が設定温
度Hstとしての第2設定温度(例えば、後述のWts
2)に達しない間、即ち、暖気完了前のような低温運転
時、及び、センサ活性が安定化したと見做せる運転域で
はヒータA2を切る。このため暖気完了前の無駄な電力
消費を確実に押えられ、しかも、暖気完了域や空燃比フ
ィードバック制御域に近づくとヒータを駆動し、センサ
の活性化を図れ、しかも、センサの活性が安定化したと
見做せる運転域での無駄な電力消費を確実に排除出来
る。
【0023】次に、図4に示すように、請求項3の発明
は、エンジンの排気路に設けられた触媒11の上流側に
設けられると共にセンサ加熱用のフロントヒータA2
(例えば、後述の31)を備えた前部空燃比センサA1
と、触媒11の下流側に設けられると共にセンサ加熱用
のりアヒータA5(例えば、後述の32)を備えた後部
空燃比センサA6と、両ヒータA2,A5を制御するヒ
ータ制御手段A3と、排気路の温度Extが空燃比フィ
ードバック開始温度FBt以上てあると空燃比センサA
1,A6の空燃比情報に基づき目標空燃比(A/F)
OBJを制御する空燃比制御手段A4とを有し、ヒータ制
御手段A3はエンジン回転数Ne又は吸気量A/Nがフ
ロントヒータ用設定値(例えば、後述のNs1)以下で
あり且つエンジン温度Et(例えば、後述のWt)が空
燃比フィードバック開始温度FBt又はそれ以下の温度
で設定された設定温度Hst(例えば、後述のWts
1)を超えた際にフロントヒータA2を作動させるとと
もに、エンジン回転数又は吸気量がフロントヒータ用設
定値(例えば、後述のNs1)よりも大きいリアヒータ
用設定値(例えば、後述のNs2)以下であり且つエン
ジン温度が空燃比フィードバック開始温度FBt又はそ
れ以下の温度で設定された設定温度Hst(例えば、後
述のWts1)を超えた際に上記リアヒータA5を作動
させる。
【0024】この構成によれば、エンジン温度が設定温
度Hstに達しない間、即ち、暖気完了前のような低温
運転時、及び、フロント及びリアセンサの活性が安定化
したと見做せる運転域ではフロント及びリアヒータA
2,A5を切る。このため、暖気完了前の無駄な電力消
費を押えられ、暖気完了域や空燃比フィードバック制御
域に近づくと両ヒータを駆動し、フロント及びリアセン
サの活性化を確実に図れ、両センサの活性が安定化した
と見做せる運転域での無駄な電力消費を押えられる。特
に、フロントヒータより広い運転域でリアヒータを駆動
して低温化し易い後部空燃比センサの加熱域を拡大し、
後部空燃比センサの信頼性を向上させることができる。
【0025】ここで、請求項3の発明をより具体的にし
た請求項4の発明は、同じく図4に示すように、エンジ
ンの排気路に設けられた触媒11の上流側に設けられる
と共にセンサ加熱用のフロントヒータA2(例えば、後
述の31)を備えた前部空燃比センサA1と、触媒11
の下流側に設けられると共にセンサ加熱用のリアヒータ
A5(例えば、後述の32)を備えた後部空燃比センサ
A6と、両ヒータA2,A5を制御するヒータ制御手段
A3と、排気路の温度Extが空燃比フィードバック開
始温度FBt以上であると両空燃比センサA1,A6の
空燃比情報に基づき目標空燃比(A/F)OBJを制御す
る空燃比制御手段A4とを有し、ヒータ制御手段A3は
エンジン回転数Ne又は吸気量A/Nが第lの設定値
(例えば、後述のNs3)以下であり且つエンジン温度
Et(例えば、後述のWt)が空燃比フィードバック開
始温度FBt又はそれ以下の温度で設定された設定温度
Hst(例えば、後述のWts1)を超えた際に両ヒー
タA2,A5を作動させるとともに、ヒータ作動から所
定期間経過後は、エンジン回転数又は吸気量が第1の設
定値(例えば、後述のNs3)よりも低いリアヒータ用
設定値(例えば、後述のNs2)を上回るとリヤヒータ
A5をオフし、リアヒータ設定値よりも低いフロントヒ
ータ用設定値(例えば、後述のNs1)を上回るとフロ
ントヒータA2をオフする。
【0026】この構成によれば、エンジン温度が設定温
度Hst(例えば、後述のWts1)に達しない間、即
ち、暖気完了前のような低温運転時、及び、リアヒータ
用設定値(例えば、後述のNs2)にリアセンサA5
が、フロントヒータ用設定値(例えば、後述のNs1)
にフロントセンサA2がそれぞれ達っして各センサA
1,A6の活性が安定化したと見做せる運転域ではフロ
ント及びリアヒータA2,A5を切る。このため、暖気
完了前の無駄な電力消費を押えられ、暖気完了域や空燃
比フィードバック制御域に近づくと両ヒータを駆動し、
暖気促進を図れる。しかも、フロント及びリアセンサの
活性化を確実に図れ、両センサA2,A5の活性が安定
化したと見做せる運転域での無駄な電力消費を押えられ
る。特に、フロントヒータより広い運転域でリアヒータ
を駆動して低温化し易い後部空燃比センサの加熱域を拡
大し、後部空燃比センサの信頼性を向上させることがで
きる。
【0027】以下、図1の空燃比センサのヒータ制御装
置の作動を図7のECUメインルーチンや、図8の空燃
比センサ用ヒータ駆動制御ルーチンや図9のインジェク
タ駆動ルーチンに沿って説明する。
【0028】メインルーチンでエンジン回転数Ne、ス
ロットル開度θs、エンジン温度Etとしての冷却水温
Wt、フロント及びリアの各空燃比センサからの空燃比
(A/F)f,(A/F)r情報、吸気温センサ22か
らの吸気温Ta情報、負圧センサ23からの吸気管圧P
b情報、排気温センサ40からの排気温度Ext情報,
その他等の運転情報を取り込む。そして、ステップa2
では下記の(1)式で表される吸入空気の状態方程式 Pb×V=N×R×Ta・・・・・・・(1) に基づき吸入空気量A/Nを算出し、所定の記憶エリア
にストアする。なお、Pbは下死点でのシリンダ内の圧
力、Vはシリンダ容積、Nは空気のモル数、Rはガス定
数、Taは吸入空気温度を示す。この後ステップa3に
達すると、運転域を算出する図示しない運転域マップよ
り燃料カットゾーンを判定し、燃料カット域ではステッ
プa4に進み、空燃比フィードバックFLGをクリア
し、燃料カットFLGを1としてステップa12に進
む。
【0029】他方、ステップa3で燃料カット域でない
としてステップa6に達すると燃料カットFLGをクリ
アし、続いてステップa7では空燃比フィードバック条
件を満たしているか否かを排気温度Extがフィードバ
ック開始温度FBtを上回っているか否か判定する。満
たしていない、例えば、排気温度Extが低い場合や、
パワー運転域のような過渡運転域の時点や暖機完了前の
時点ではステップa8に進み、そこで現運転情報(A/
N,N)に応じた空燃比補正係数KMAPの値をアドレ
スKAFにストアし、ステップa11に進む。
【0030】ステップa7より空燃比フィードバック条
件を満たしているとしてステップa9,a10に達する
と、ここではフロント空燃比センサ29とリア空燃比セ
ンサ30とに基づいて燃料量補正係数KFBを算出する。
なお、この算出については前述の特開昭64−5304
3号公報等に詳細に開示されている。この後、ステップ
a9ではアドレスKAFに燃料量補正係数KFBをストア
し、ステップa11に進む。ここでは、その他の燃料噴
射パルス幅補正係数KDTや、燃料噴射弁のデッドタイ
ムの補正値TDを運転条件に応じて設定し、ステップa
12に進む。ステップa12では空燃比センサ用ヒータ
駆動制御を行い、ステップa1に戻る。
【0031】空燃比センサ用ヒータ駆動制御ルーチンは
図8に示すように実行される。ここでは同ルーチンの説
明に先立ち、フロント空燃比センサ29及びリア空燃比
センサ30の運転時の温度特性を図5及び図6に沿って
説明する。ここでフロント空燃比センサ29及びリア空
燃比センサ30は共にヒータがオフ時にはc線で示すよ
うに2000rpmあるいは2500rpm以上に達し
ないと活性化温度に達していない。他方、ヒータがオン
時にはフロント空燃比センサ29及びリア空燃比センサ
30は共にb線で示すように1300rpm以上で活性
化温度に達している。なお、黒丸の連続するa線は排気
温度Extを示している。
【0032】ここではこのような特性に基づき、始動判
定回転数Nstatを500rpm、第1判定回転数(第2
の設定値でフロントヒータ用設定値)Ns1を2000
rpm、第2判定回転数(第2の設定値でリアヒータ用
設定値)Ns2を2500rpm、第3判定回転数(第
1の設定値)Ns3を4500rpmと設定した。空燃
比センサ用ヒータ駆動制御ルーチンでは、まずステップ
b1において実際のエンジン回転数Neが始動判定回転
数Nstatを上回ったか否か判断し、始動前はステップb
3、b4に進み、フロントヒータ31及びリアヒータ3
2をオフに保持する。始動完了後はステップb2に達
し、ここでは、エンジン温度としての冷却水温Wtが第
1判定水温Wts1(設定温度Hstに相当する)を上
回ったか否か判断する。ここでの第1判定水温Wts1
はフィードバック開始温度FBtより若干低い温度に設
定されている。この第1判定水温Wts1を上回らない
間はステップb3,b4に進み、上回るとステップb5
に進む。なお、フィードバック開始温度FBtは15℃
〜30℃の間のいずれかの温度で設定される。
【0033】ここでの処理によれば、エンジン温度が第
1判定水温Wts1(設定温度Hst)に達しないとフ
ロントヒータA2とリアヒータA5を切るので無駄な電
力消費を押さえられる。ステップb5では冷却水温Wt
が第2判定水温Wts2を上回ったか否か判断する。こ
こでの第2判定水温Wts2は第1判定水温Wts1よ
り高く設定される。冷却水温Wtを上回らない間はステ
ップb6に進み、更に第3判定回転数Ns3をエンジン
回転数Neが上回るか否かの判断を行う。この第3判定
回転数Ns3はエンジン温度がフィードバック開始温度
FBtを上回った後において、ヒータが熱劣化ゾーンに
達していると見做せる値(図5,図6参照)であり、こ
の値を上回るとステップb3に進み、両ヒータ31,3
2を切る。ステップb6で第3判定回転数Ns3をエン
ジン回転数Neが下回る場合は、ステップb8,b9で
両ヒータをオン処理し、メインルーチンにリターンす
る。
【0034】ここでの処理によれば、特に第1判定水温
Wts1(設定温度Hst)と第2判定水温Wts2
(第2設定温度Hst)との間にある時は設定値Ns3
(第1設定値)を越えるまではヒータをオンするので、
センサが積極的に温められて活性化が促進される。他
方、冷却水温Wtが第2判定水温Wts2を上回ったと
してステップb5よりステップb7に達すると、ここで
はエンジン回転数Neが第1判定回転数(フロントヒー
タ用設定値及び第2設定値)Ns1(2000rpm)
を上回ったか否か判断し、下回っている内は活性化が不
十分としてステップb8,b9で両ヒータをオン処理
し、上回るとステップb10に進む。ここでは更に、エ
ンジン回転数Neが第2判定回転数(リアヒータ用設定
値及び第2設定値)Ns2(2500rpm)を上回っ
たか否か判断し、上回った場合は十分な活性化が成され
ていると見做されてステップb3,b4に進み、フロン
トヒータ31及びリアヒータ32をオフする。
【0035】他方、ステップb10でエンジン回転数N
eが第2判定回転数Ns2(3000rpm)を下回っ
ている間は、ステップb11,b12に進み、フロント
空燃比センサ29の温度が適正な範囲にあるものとし、
リア空燃比センサ30はそのまま加熱を継続しメインル
ーチンにリターンする。ここでの処理によれば、フロン
トヒータ31とリアヒータ32とがそれぞれ必要最小限
の運転域でヒータの加熱を受けることになり、ヒータ電
力の節約が図られる。メインルーチンの途中でクランク
パルスの入力に応じ、インジェクタ駆動ルーチンが周知
の如くに行われる。即ち、図9に示すように、ステップ
c1でクランクパルス周期からエンジン回転数Neを算
出し、(1)式で求めた一吸気行程当たりの位置急機行
程吸入空気量A/Nを取り込み、ステップcでは燃料カ
ットフラグFCFLGがオンではリターンし、オフでは
ステップc4に進む。ここで、基本燃料パルス幅Tfを
設定し、メインパルス幅Tinj(=Tf×KAF×KD
T+TD)を算出し、ステップc6に進む。
【0036】ここで、Tinjを各インジェクタ駆動用ド
ライバーにセットし、各ドライバーをトリガする。この
結果、各インジェクタ3が所定噴射タイミングで燃料噴
射を行なうことと成る。このように図1の装置は吸入空
気量A/Nを吸気管圧Pbと、吸気温度Taに応じて
(1)式より算出していた。このようなエアフローセン
サを持たない所謂Dジェトロ方式のエンジンにおいて、
ヒータの作動範囲を設定する運転パラメータとして直接
検出することの出来ない吸入空気量を用いずに、エンジ
ン回転数Neを選択し、このエンジン回転数検出に基づ
いて始動(始動判定回転数Nstatによって検出)、及び
ヒータ不要(またはフェイル発生)領域(第3判定回転
数Ns3等によって検出)におけるヒータの作動を禁止
するようにしたので、ヒータ制御に使用するセンサ及び
ロジックの省力化を図れる利点が有る。
【0037】このように図1の装置はDジェトロ方式の
エンジン1として説明したが、これに代えて吸入空気量
A/Nをエアーフローセンサの吸入空気量とエンジン回
転数によって直接算出する方式を採っても良い。この場
合、負圧センサ23を排除し、図示しない周知のエアフ
ローセンサを採用し、メインルーチンのステップa2の
処理に代えて、吸入空気量A/Nをエアーフローセンサ
の吸入空気量とエンジン回転数より算出することと成
る。この場合も、上述とほぼ同様の作用効果が得られ
る。又、上記実施例において、ヒータを積極的に作動さ
せる運転状態を設定する際に、ステップb5で冷却水温
が第2判定水温を上回ったか否かを検出したが、これは
冷却水温が第1判定水温を上回った時に作動を開始する
タイマを備え、ステップb5の判定の代わりに該タイマ
のカウント値が設定値に達したか否かを検出するステッ
プを設け、達した場合にステップb7に至り未達の場合
にステップb6に至ように構成しても良い。
【0038】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、暖気完了に近い温度のような設定温度を超えたとき
は比較的高い第1の設定値以下でヒータをオンし、設定
温度を超えた後は比較的低い第2の設定値でヒータをオ
フに保持できる。このため、センサ非作動時の無駄なヒ
ータによる電力消費を押えられ、空燃比フィードバック
制御域に近づくとヒータを駆動し、空燃比センサの活性
化を図れ、しかも、センサ活性が安定化したと見做せる
運転域ではヒータの無駄な電力消費を排除出来る。
【0039】請求項2の発明によれば、暖気完了に近い
温度のような設定温度を超えたときは比較的高い第1の
設定値以下でヒータをオンし、設定温度より高い第2設
定温度を超えた後は比較的低い第2の設定値でヒータを
オフに保持できる。このため、センサ非作動時の無駄な
ヒータによる電力消費をより確実に押えられ、暖気完了
後のような空燃比フィードバック制御域でヒータを駆動
し、空燃比センサの活性化を確実に図れ、しかも、セン
サの活性が安定化したと見做せる運転域ではヒータの無
駄な電力消費を押えられる。
【0040】請求項3の発明によれば、暖気前のような
設定温度を超えないときはフロントヒータ用設定値以下
の運転域でフロントヒータをオンし、更に、フロントヒ
ータ用設定値よりも大きいリアヒータ用設定値以下の運
転域でリアヒータをオンさせることができる。このた
め、センサ非作動時の無駄なフロント及びリアヒータの
電力消費を押えられ、空燃比フィードバック制御域に近
づくと両ヒータを個々にオンし、フロント及びリアセン
サの活性化を個々に確実に図れる。
【0041】請求項4の発明によれば、暖気前のような
設定温度を超えないときは比較的高い第lの設定値以下
でフロント及びリアヒータを共に駆動し、その後は、第
1の設定値よりも低いリアヒータ用設定値を上回るとリ
ヤヒータをオフし、リアヒータ設定値よりも低いフロン
トヒータ用設定値を上回るとフロントヒータをオフにそ
れぞれ保持できる。このため、センサ非作動時のフロン
ト及びリアヒータの無駄な電力消費を個々に押えられ、
空燃比フィードバック制御域に近づくと両ヒータをフロ
ント及びリアヒータ用設定値に応じて駆動し、フロント
及びリアセンサの活性化を確実に図れ、両センサの活性
が安定化したと見做せる運転域での無駄な電力消費を押
えられる。特に、低温化し易い後部空燃比センサのリア
ヒータによる加熱域を拡大し、後部空燃比センサの出力
の安定化を図り、信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空燃比センサのヒータ制御装置の概略
全体構成図である。
【図2】図1の装置で用いる空燃比センサの拡大要部断
面図である。
【図3】第1発明の構成ブロック図である。
【図4】第2発明の構成ブロック図である。
【図5】図1の装置で用いるフロント空燃比センサの温
度特性線図図である。
【図6】図1の装置で用いるリア空燃比センサの温度特
性線図である。
【図7】図1の装置で用いるECUメインルーチンのフ
ローチャートである。
【図8】図1の装置で用いる空燃比センサ用ヒータ駆動
ルーチンのフローチャートである。
【図9】図1の装置で用いるインジェクタ駆動ルーチン
のフローチャートである。
【図10】通常の三元触媒の浄化効率特性線図である。
【図11】空燃比制御装置で用いる空燃比センサの出力
特性線図である。
【符号の説明】
1 エンジン 12 排気路 15 吸気路 22 吸気温センサ 23 負圧センサ 25 エンジン回転数センサ 26 ECU 29 フロント空燃比センサ 30 リア空燃比センサ 40 排気温センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02D 41/00 - 41/40 F02D 43/00 - 45/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの排気路に設けられると共にセン
    サ加熱用のヒータを備えた空燃比センサと、 上記ヒータを制御するヒータ制御手段と、 上記排気路の温度が空燃比フィードバック開始温度以上
    であると上記空燃比センサの空燃比情報に基づき目標空
    燃比を制御する空燃比制御手段とを有し、 上記ヒータ制御手段はエンジン回転数又は吸気量が第1
    の設定値以下であり且つエンジン温度が空燃比フィード
    バック開始温度又はそれ以下の温度で設定された設定温
    度を超えた際に上記ヒータを作動させるとともに、ヒー
    タ作動から所定期間経過後は、エンジン回転数又は吸気
    量が上記第1の設定値よりも低い第2の設定値を上回る
    とヒータをオフすることを特徴とする空燃比センサのヒ
    ータ制御装置。
  2. 【請求項2】エンジンの排気路に設けられると共にセン
    サ加熱用のヒータを備えた空燃比センサと、 上記ヒータを制御するヒータ制御手段と、 上記排気路の温度が空燃比フィードバック開始温度以上
    てあると上記空燃比センサの空燃比情報に基づき目標空
    燃比を制御する空燃比制御手段とを有し、 上記ヒータ制御手段はエンジン温度が空燃比フィードバ
    ック開始温度又はそれ以下の温度で設定された設定温度
    と該設定温度よりも高い第2設定温度の間にある時はエ
    ンジン回転数又は吸気量が第1の設定値以下であること
    が検出された際に上記ヒータを作動させるとともに、エ
    ンジン温度が上記第2設定温度を上回った時はエンジン
    回転数又は吸気量が上記第1の設定値よりも低い第2の
    設定値を上回るとヒータをオフすることを特徴とする空
    燃比センサのヒータ制御装置。
  3. 【請求項3】エンジンの排気路に設けられた触媒の上流
    側に設けられると共にセンサ加熱用のフロントヒータを
    備えた前部空燃比センサと、 前記触媒の下流側に設けられると共にセンサ加熱用のり
    アヒータを備えた後部空燃比センサと、 上記両ヒータを制御するヒータ制御手段と、 上記排気路の温度が空燃比フィードバック開始温度以上
    てあると上記空燃比センサの空燃比情報に基づき目標空
    燃比を制御する空燃比制御手段とを有し、 上記ヒータ制御手段はエンジン回転数又は吸気量がフロ
    ントヒータ用設定値以下であり且つエンジン温度が空燃
    比フィードバック開始温度又はそれ以下の温度で設定さ
    れた設定温度を超えた際に上記フロントヒータを作動さ
    せるとともに、エンジン回転数又は吸気量が前記フロン
    トヒータ用設定値よりも大きいリアヒータ用設定値以下
    であり且つエンジン温度が空燃比フィードバック開始温
    度又はそれ以下の温度で設定された設定温度を超えた際
    に上記リアヒータを作動させることを特徴とする空燃比
    センサのヒータ制御装置。
  4. 【請求項4】エンジンの排気路に設けられた触媒の上流
    側に設けられると共にセンサ加熱用のフロントヒータを
    備えた前部空燃比センサと、 上記触媒の下流側に設けられると共にセンサ加熱用のリ
    アヒータを備えた後部空燃比センサと、 上記両ヒータを制御するヒータ制御手段と、 上記排気路の温度が空燃比フィードバック開始温度以上
    であると上記両空燃比センサの各空燃比情報に基づき目
    標空燃比を制御する空燃比制御手段とを有し、 上記ヒータ制御手段はエンジン回転数又は吸気量が第l
    の設定値以下であり且つエンジン温度が空燃比フィード
    バック開始温度又はそれ以下の温度で設定された設定温
    度を超えた際に上記両ヒータを作動させるとともに、ヒ
    ータ作動から所定期間経過後は、エンジン回転数又は吸
    気量が上記第1の設定値よりも低いリアヒータ用設定値
    を上回るとリヤヒータをオフし、上記リアヒータ設定値
    よりも低いフロントヒータ用設定値を上回るとフロント
    ヒータをオフすることを特徴とする空燃比センサのヒー
    タ制御装置。
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