JP2996941B2 - C/n測定方法および測定回路 - Google Patents

C/n測定方法および測定回路

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JP2996941B2 JP10029071A JP2907198A JP2996941B2 JP 2996941 B2 JP2996941 B2 JP 2996941B2 JP 10029071 A JP10029071 A JP 10029071A JP 2907198 A JP2907198 A JP 2907198A JP 2996941 B2 JP2996941 B2 JP 2996941B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PSK変調波を受
信するディジタル放送受信機などに用いられるC/N
(搬送波電力対雑音電力比)測定方法および測定回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】PSK変調波を受信するディジタル放送
受信機などに用いられて、受信ベースバンド信号から受
信C/N値を実質的に測定し、測定C/N値に基づいて
キャリア再生のための自動周波数ステップ幅を制御する
ことが行われる。
【0003】かかる従来のC/N測定回路は、図3に示
すように、復調されたベースバンド信号DI、DQを信
号点配置変換テーブルを備えた信号点配置変換回路11
に供給して、信号点配置変換回路11によって、受信ベ
ースバンド信号DI、DQをある一つの位相エリアに、
例えばQPSK変調の場合は第1象限に、第2象限、第
3象限、第4象限の位相エリアに位置する信号点を、そ
れぞれ各別に90°、180°、270°(−90°)
時計方向に位相回転させることによって第1象限に集め
て信号点ZI、ZQに変換し、信号点ZI、ZQに基づ
くベースバンド信号を平均回路12に供給して区間パル
ス発生器13から出力される区間パルス幅の期間にわた
って平均し、平均されたベースバンド信号ADI、AD
Qを得る。
【0004】信号点ZI、ZQに基づくベースバンド信
号をディレイ回路14に供給して区間パルスの幅の期間
遅延させる。ディレイ回路14によって遅延させられた
ベースバンド信号BDI、BDQと、平均回路12によ
って平均されたベースバンド信号ADI、ADQとを分
散値計算回路15に供給して分散値データCDを求め
る。分散値データCDは計算によるほか、平均されたベ
ースバンド信号ADI、ADQと遅延させられたベース
バンド信号BDI、BDQとに対応させた分散値データ
テーブルにを用いて、平均されたベースバンド信号AD
I、ADQと遅延させられたベースバンド信号BDI、
BDQとを参照して分散値テーブルから検索によって求
めてもよい。
【0005】分散値データCDは比較器16に供給して
基準値Aと比較し、基準値A以上の分散値データCDの
ときに比較器16から出力される高電位出力をカウンタ
17に供給して、基準値A以上の分散値データCDが出
力されている期間カウンタ17をイネーブルにして、区
間パルス発生器13から出力されるパルス幅の期間にわ
たってクロックパルスを計数して、該期間における基準
値A以上の分散値データCDの総数を得る。
【0006】この分散値データCDの総数はキャリア再
生の如何にかかわらず、受信C/Nと比例関係にあるた
め、分散値データCDに基づきC/N変換テーブル18
を参照して受信C/N値を求めている。このようにして
求めた受信C/N値に基づいて、例えばキャリア再生の
ためのスキャンニングステップ周波数を設定してAFC
を行うなどの処理が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
C/N測定回路は細かいステップでC/N値を測定でき
ないという問題点があった。さらに、クロック再生、キ
ャリア再生が行われるまで得られたC/N値は必ずしも
正確なものではないという問題点があった。
【0008】さらに、回路規模においても変換テーブル
のために記憶容量の大きいメモリを必要とし、回路が大
規模になるという問題点があった。
【0009】本発明は、C/Nが細かいステップで測定
ができ、かつ回路規模も小さくてすむC/N測定方法お
よび測定回路を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるC/N測
定方法は、位相変調された信号を復調した復調ベースバ
ンド信号からクロックが再生された状態において原点か
ら復調ベースバンド信号に基づく受信点までのベクトル
長を求め、該ベクトル長が予め定めた長さ以下のものを
予め定めた所定期間計数し、該計数値に応じて、計数値
に対応したC/N値を記憶したデータテーブルからC/
N値を求めることを特徴とする。
【0011】本発明にかかるC/N測定回路は、位相変
調された信号を復調した復調ベースバンド信号からクロ
ックが再生された状態において原点から復調ベースバン
ド信号に基づく受信点までのベクトル長を算出するベク
トル長算出手段と、算出されたベクトル長が予め定めた
基準値以下のときを検出する検出手段と、検出手段によ
る検出出力を予め定めた所定期間計数するカウンタと、
該カウンタの計数値に応じて、予め計数値に対応したC
/N値を記憶したデータテーブルを参照してC/N値を
求める検索手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】本発明にかかるC/N測定方法および測定
回路によれば、復調ベースバンド信号から該復調ベース
バンド信号に基づくベクトル長が求められ、該ベクトル
長が予め定めた長さ以下のもの数が予め定めた所定期間
計数され、該計数値に応じて、計数値に対応したC/N
値を記憶したデータテーブルからC/N値が求められ
る。これは、ベースバンド信号の復調においてクロック
信号の再生ができておればキャリアの再生の有無にかか
わらず、復調ベースバンド信号のベクトル長が求めら
れ、かかるベクトル長の分布はC/N値に対してのみ決
定されるためである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるC/N測定
方法が適用されるC/N測定回路を実施の形態によって
説明する。
【0014】図1は本発明の実施の一形態にかかるC/
N測定回路の構成を示すブロック図である。
【0015】本発明の実施の一形態にかかるC/N測定
回路は、位相変調された信号を復調した復調ベースバン
ド信号I、Qから該復調ベースバンド信号に基づくベク
トル長をベクトル長算出器1によって算出する。この算
出はI軸上の長さ、Q軸上の長さのそれぞれを2乗して
加算し、加算結果の平方根を求めることによって容易に
得られる。このベクトル長は原点から復調ベースバンド
信号に基づく受信点までのベクトル長である。ベクトル
長算出器1によって算出されたベクトル長と予め定めた
基準値とがベクトル長比較器2において比較され、算出
されたベクトル長が基準値以下のときベクトル長比較器
2から出力が送出される。ベクトル長比較器2からの出
力はカウンタ3によって計数され、計数値に対応したC
/N値を記憶したC/N変換テーブルを備えた検索手段
4において、カウンタ3の計数値に応じて、C/N変換
テーブルを参照してC/N値が求められる。
【0016】なお、上記において、ベクトル長の演算に
おいてI、Q軸上の長さのそれぞれを2乗して加算し、
加算結果の平方根を求める場合を例示したが、加算結果
を実質的にベクトル長とし、C/N変換テーブルを加算
結果の2乗に対応させることによって対応できる。この
ようにしたときは平方根を求める処理を省略することが
できる。
【0017】実際の復調ベースバンド信号I、Qによる
ベクトルの振舞を示す波形、すなわち復調ベースバンド
信号I、Qのコンスタレーション波形は図2に示すごと
くである。図2においてl(エル)はベクトル長を示し
ており、コンスタレーションが広がればベクトル長の短
い点が現れる。ベクトル長が短い点が多いほどC/Nが
悪い。
【0018】図2のコンスタレーション波形はベースバ
ンド信号I、Qの復調においてクロック信号の再生のみ
ができているときのコンスタレーション波形であって、
キャリア再生がなされていない状態のときの波形を示し
ている。キャリア再生の場合に比較して、クロック信号
の再生の場合はキャプチャレンジやロックレンジが広い
ために、容易にロックができ、かつクロック信号の再生
ができればなかなかロックがはずれにくいという特徴を
有し、クロック信号の再生ができれば、キャリア再生の
有無にかかわらず、復調ベースバンド信号I、Qに基づ
くベクトル長の分布はC/N値に対してのみ決定され
る。
【0019】そこで、本発明にかかる実施の一形態にか
かるC/N測定装置では、復調ベースバンド信号I、Q
に基づくベクトル長を求め、スレショルドレベルと比較
し、C/Nが悪化すると出現するベクトル長の小さい点
の数をカウンタによって、予め定めた期間、例えば約8
0msec(クロックパルスの周波数が26.928M
Hzのとき)の期間計数し、カウンタの計数値をC/N
値に変換しているのである。このようにすることによっ
てC/N値が得られる。
【0020】また、ベクトル比較器2における基準値の
設定によって、C/N測定が正確に行え、かつ基準値の
設定を変更することによってどのようなC/N値でも測
定できて、非常に細かいステップで正確にC/Nを正確
に測定できることになる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかるC/
N測定方法および測定回路によれば、キャリア再生の有
無に関係なく、クロック信号の再生が行われるだけでC
/N測定が正確に行える。この結果、初期状態において
キャリア再生ができていない場合や、悪いC/Nのもと
キャリア再生がはずれたような場合においても、C/N
測定ができるという効果が得られる。
【0022】また、本発明にかかるC/N測定方法およ
び測定回路によれば、細かいステップでC/N測定がで
きるために、キャリアロックのための周波数スキャンニ
ング幅の最適化や、キャリアロックの破綻点の予測にも
利用できる。
【0023】さらに、本発明にかかるC/N測定方法お
よび測定回路によれば、ベクトル長算出のための乗算器
および加算器、ベクトル長比較器、カウンタの他にC/
N変換テーブルによって構成できて、回路規模が小さく
てすむという効果も得られ、集積化に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態にかかるC/N測定回路
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の一形態にかかるC/N測定回路
の作用の説明に供するコンステレーションを示す模式図
である。
【図3】従来のC/N測定回路の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 ベクトル長算出器 2 ベクトル長比較器 3 カウンタ 4 検索手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−336262(JP,A) 特開 平7−38615(JP,A) 特開 平2−205144(JP,A) 特開 昭64−843(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/00 - 27/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】位相変調された信号を復調した復調ベース
    バンド信号からクロックが再生された状態において原点
    から復調ベースバンド信号に基づく受信点までのベクト
    ル長を求め、該ベクトル長が予め定めた長さ以下のもの
    を予め定めた所定期間計数し、該計数値に応じて、計数
    値に対応したC/N値を記憶したデータテーブルからC
    /N値を求めることを特徴とするC/N測定方法。
  2. 【請求項2】位相変調された信号を復調した復調ベース
    バンド信号からクロックが再生された状態において原点
    から復調ベースバンド信号に基づく受信点までのベクト
    ル長を算出するベクトル長算出手段と、算出されたベク
    トル長が予め定めた基準値以下のときを検出する検出手
    段と、検出手段による検出出力を予め定めた所定期間計
    数するカウンタと、該カウンタの計数値に応じて、予め
    計数値に対応したC/N値を記憶したデータテーブルを
    参照してC/N値を求める検索手段とを備えたことを特
    徴とするC/N測定回路。
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