JP2996874B2 - 発熱部のキャビネット構造 - Google Patents

発熱部のキャビネット構造

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JP2996874B2 JP6170314A JP17031494A JP2996874B2 JP 2996874 B2 JP2996874 B2 JP 2996874B2 JP 6170314 A JP6170314 A JP 6170314A JP 17031494 A JP17031494 A JP 17031494A JP 2996874 B2 JP2996874 B2 JP 2996874B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発熱体が内蔵された機
器の筐体、特に筐体の温度上昇値が各種安全規格で定め
られる限度値を超えてしまう場合に、その部分に樹脂材
等からなるカバーを取り付けて、温度上昇の許容限度値
を引き上げるようにした発熱部のキャビネット構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】発熱体が内蔵された機器の筐体は多かれ
少なかれ温度上昇を来すものであるが、一般的な放熱手
段としては筐体に多数の放熱穴を設けている。電気機器
等の国際安全規格、例えば、IEC、PUBL.65で
は機器の筐体等における温度上昇値の限度が定められて
おり、金属部が40°C、非金属部が60°C等と定め
られている。なお、地域によって温度の規格が異なって
いたり、上記IEC、PUBL.65の規格に適合して
いることが要求されない場合もある。
【0003】そこで、従来より、板金製の筐体の温度上
昇値が上記規格値(40°C)以上となる場合には当該
筐体部分に放熱穴を有する樹脂製のカバーを取り付けて
(樹脂製のカバーを取り付けた状態が60°C以下であ
ることが必要であることは勿論である)温度上昇の許容
限度値を引き上げることが行われている。この場合、従
来は、筐体の温度上昇値の大きい部分にカバーを嵌め込
むための穴を設けておいて、放熱穴を有するカバーをネ
ジ止めしたり、図4に示すように、筐体11に放熱穴1
2とは別にネジ穴13を設け、カバー14の放熱穴15
を筐体11の放熱穴12に合致させた状態でネジ止めし
ている。また、上記IEC、PUBL.65の規格に適
合していることが要求されない地域の場合には上記のよ
うに筐体に放熱穴を設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のように筐体部分
にカバー嵌込み用の穴を形成したり放熱穴を設けたもの
に別にネジ穴を設ける形式ではキャビネットの金型が2
種類となり、コスト高となってしまう欠点がある。
【0005】本発明の目的は、上記のような従来の欠点
を解消し、放熱穴を設けたキャビネットの形状を変更す
ることなく、樹脂製カバーを取り付ける必要がある場合
には追加的に簡単に取り付けることができる発熱部のキ
ャビネット構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達するた
め、本発明の発熱部のキャビネット構造は、機器の筐体
に多数の放熱穴が形成され、温度上昇値が大きい筐体部
分に上記放熱穴の少なくとも一部に対応する放熱穴を有
する樹脂材等からなるカバーを取り付けたキャビネット
構造であって、筐体の放熱穴とカバーの放熱穴とを重ね
合わせた状態で、筐体の放熱穴を取付穴としてカバーが
固定されると共に取付穴として選択される筐体の放熱穴
を他の位置のものに変更することによってカバーにより
覆われる筐体部分を選択自在とするように構成したもの
である。
【0007】この場合、上記筐体の放熱穴に係合する係
合爪を有する樹脂製等の固定部材をカバーの放熱穴を介
して筐体の放熱穴に挿入し、その係合爪を筐体の放熱穴
に係合させることによりカバーを固定するようにするこ
とができる。また、カバーの下面には筐体の放熱穴に対
応する係合爪を突成しておいて、該係合爪を筐体の放熱
穴に挿入して係合させることにより固定することもでき
る。
【0008】
【作用】筐体には通常のように放熱穴が形成されてお
り、特に樹脂製カバーを取り付ける必要がある場合に
は、上記筐体の放熱穴とカバーの放熱穴とを位置合わせ
し、該筐体の放熱穴を取付穴としてカバーを固定する。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図1及び図2に基づいて説
明する。図中、1は電子機器等の機器全体を示し、2は
筐体、3は筐体2に形成された多数の放熱穴である。上
記のようにして筐体2に放熱穴3を形成するだけで筐体
2の温度上昇値が各種安全規格以内となる場合にはその
ままでよいが、特に筐体の温度上昇値が安全規格で定め
られる限度値を超えてしまう場合には、その部分に上記
筐体2の多数の放熱穴3の少なくとも一部の放熱穴に対
応する放熱穴5を有する樹脂材からなるカバー4を取り
付けて、温度上昇の許容限度値を引き上げる。この場
合、上記カバー4は筐体2の放熱穴3を取付穴として利
用して固定する。
【0010】カバー4には上記筐体2の多数の放熱穴3
の少なくとも一部に対応する放熱穴5が形成されている
から、実施例では固定部材6を別に成形し、該固定部材
6を上記カバー4の上面側から放熱穴5を介して筐体2
の放熱穴3に挿入して固定するようになっている。固定
部材6は、上部の押圧片7aと該押圧片7aから下方に
突出させた挿入脚部7bとで断面略「T」字状をなす固
定クリップ7を樹脂により成形する。該挿入脚部7bに
はバネ性をもたせた係合爪7cが2個程度設けられてい
る。
【0011】カバー4の取り付けに際しては、筐体2の
放熱穴3とカバー4の放熱穴5とを位置合わせし、上記
挿入脚部7bを該カバー4の上面から上記放熱穴5を介
して筐体2の放熱穴3に挿入する。これにより挿入脚部
7bに設けられている係合爪7cが放熱穴3に係合し、
カバー4は確実に固定される。なお、カバー4の放熱穴
5、特に固定部としてのカバー4の周辺部等の放熱穴5
は筐体2の放熱穴3の長さに必ずしも対応させる必要は
なく、また、固定クリップ7の長さもカバー4の放熱穴
5や筐体2の放熱穴3の長さに必ずしも対応させる必要
はないから、多少短いものであってもよい。
【0012】カバー4を取り付ける他の形態としては、
図示しないが、上記カバー4の取付部たる周辺部等の下
面側に上記筐体2の放熱穴3に係合する係合爪を直接突
成してもよい。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る発熱部のキャビネット構造
によれば、樹脂製のカバーを取り付けるに際し、キャビ
ネットに形成された放熱穴を取付穴として使用するもの
であるから、キャビネットを変更することなく取り付け
ることが可能となり、従って特別なキャビネットを成形
するための金型は不要であり、コストダウンが可能とな
る。また、カバーの取付場所に制約をうけないから、特
に温度が高くなる箇所だけを効果的にカバーすることが
でき、内部構造や仕様の変更などにより温度が高くなる
箇所が変わってもカバーの取付箇所を移動するだけで対
応することが可能となり、更に、放熱穴の大きさやピッ
チが同じであれば他の機種に対しても使用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【第1図】本発明に係る発熱部のキャビネット構造の実
施例を示す分解斜視図。
【第2図】キャビネットにカバーが取り付けられた状態
の断面図。
【第3図】カバーが取り付けられたキャビネットの平面
図。
【図4】カバーが取り付けられた従来のキャビネット構
造の平面図。
【符合の説明】
1 機器全体 2 筐体 3 筐体の放熱穴 4 樹脂製のカバー 5 カバーの放熱穴 6 固定部材 7 固定クリップ 7a 押圧片 7b 挿入脚部 7c 係合爪

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器の筐体に多数の放熱穴が形成され、
    温度上昇値が大きい筐体部分を覆うように上記放熱穴の
    少なくとも一部に対応する放熱穴を有する樹脂材等から
    なるカバーを取り付けたキャビネット構造であって、
    体の放熱穴とカバーの放熱穴とを重ね合わせた状態で、
    筐体の放熱穴を取付穴としてカバーが固定されると共に
    取付穴として選択される筐体の放熱穴を他の位置のもの
    に変更することによってカバーにより覆われる筐体部分
    を選択自在としたことを特徴とする発熱部のキャビネッ
    ト構造。
  2. 【請求項2】 カバーの放熱穴を介して筐体の放熱穴に
    固定部材が挿入され、該固定部材に設けた係合爪を筐体
    の放熱穴に係合させることによりカバーが固定されるよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1記載の発
    熱部のキャビネット構造。
  3. 【請求項3】 カバーの下面には筐体の放熱穴に対応す
    る係合爪が突成されており、該係合爪を筐体の放熱穴に
    挿入して係合させることにより固定されることを特徴と
    する請求項1記載の発熱部のキャビネット構造。
JP6170314A 1994-06-30 1994-06-30 発熱部のキャビネット構造 Expired - Fee Related JP2996874B2 (ja)

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