JP2996110B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents
磁気記録再生装置Info
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- JP2996110B2 JP2996110B2 JP6269552A JP26955294A JP2996110B2 JP 2996110 B2 JP2996110 B2 JP 2996110B2 JP 6269552 A JP6269552 A JP 6269552A JP 26955294 A JP26955294 A JP 26955294A JP 2996110 B2 JP2996110 B2 JP 2996110B2
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- Japan
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- gear
- idler gear
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- reel
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、カセット内に収納され
た磁気テープを早送りモードもしくは再生モードに切換
えて走行させ、記録もしくは再生する磁気記録再生装置
に関するものである。
た磁気テープを早送りモードもしくは再生モードに切換
えて走行させ、記録もしくは再生する磁気記録再生装置
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のカセット式の磁気記録再生装置
は、早送り（ＦＦ）モードまたは早戻し（ＲＥＷ）モー
ドを解除し、再生モードに移行させると、リールの回転
によるイナーシャ（慣性）によりリールが即時に停止す
ることがなく、リールが余分に回転するために、カセッ
ト内のテープにたるみが発生し、テープ走行機構にテー
プが巻き込まれる場合があり、このテープたるみを除去
するために、従来リール台を制動するためのブレーキ機
構を設け、ＦＦモード、ＲＥＷモード解除時にブレーキ
機構によりリール台に制動をかけていた。
は、早送り（ＦＦ）モードまたは早戻し（ＲＥＷ）モー
ドを解除し、再生モードに移行させると、リールの回転
によるイナーシャ（慣性）によりリールが即時に停止す
ることがなく、リールが余分に回転するために、カセッ
ト内のテープにたるみが発生し、テープ走行機構にテー
プが巻き込まれる場合があり、このテープたるみを除去
するために、従来リール台を制動するためのブレーキ機
構を設け、ＦＦモード、ＲＥＷモード解除時にブレーキ
機構によりリール台に制動をかけていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のようにテープのたるみを防止するためにブレーキ
機構を設けると、機構が複雑、高価になるという問題が
あった。
来例のようにテープのたるみを防止するためにブレーキ
機構を設けると、機構が複雑、高価になるという問題が
あった。
【０００４】本発明は上記従来の問題点を解消するもの
であり、ブレーキ機構を設けることなく、テープのたる
みを防止できる磁気記録再生装置を提供することを目的
とするものである。
であり、ブレーキ機構を設けることなく、テープのたる
みを防止できる磁気記録再生装置を提供することを目的
とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、基板に対し回動可能に支持された第１の
アイドラギア板と、この第１のアイドラギア板に回転自
在に支持された第１のアイドラギアと、この第１のアイ
ドラギアが第１のリール歯車に噛合するように上記第１
のアイドラギア板を付勢する第１の付勢手段と、基板に
対し回動可能に支持された第２のアイドラギア板と、こ
の第２のアイドラギア板に回転自在に支持された第２の
アイドラギアと、この第１のアイドラギアが第２のリー
ル歯車に噛合するように上記第１のアイドラギア板を付
勢する第２の付勢手段と、モータの回転駆動力を上記第
１、第２のアイドラギアに伝達する回転駆動力伝達手段
と、一方の角部を上記第１のアイドラギア板に当接させ
て回動させることにより、若しくは他方の角部を上記第
２のアイドラギア板に当接させて回動させることによ
り、上記第１、第２のアイドラギアと上記第１、第２の
リール歯車との噛合及び噛合の解除を行う切換板と、こ
の切換板を摺動自在に支持しており、早送り動作又は早
戻し動作から再生動作に移行する途中で、上記切換板を
摺動させて上記一方の角部及び他方の角部が上記第１、
第２のアイドラギア板のいずれにも当接しない位置に移
動させることにより、上記第１のアイドラギアを上記第
１のリール歯車に噛合させると同時に上記第２のアイド
ラギアを上記第２のリール歯車に噛合させて、上記第１
のリール歯車と上記第２のリール歯車とを同時に相互に
逆方向に回転させ、テープのたるみを除去するヘッドシ
ャーシとを備えることを特徴とするものである。
成するために、基板に対し回動可能に支持された第１の
アイドラギア板と、この第１のアイドラギア板に回転自
在に支持された第１のアイドラギアと、この第１のアイ
ドラギアが第１のリール歯車に噛合するように上記第１
のアイドラギア板を付勢する第１の付勢手段と、基板に
対し回動可能に支持された第２のアイドラギア板と、こ
の第２のアイドラギア板に回転自在に支持された第２の
アイドラギアと、この第１のアイドラギアが第２のリー
ル歯車に噛合するように上記第１のアイドラギア板を付
勢する第２の付勢手段と、モータの回転駆動力を上記第
１、第２のアイドラギアに伝達する回転駆動力伝達手段
と、一方の角部を上記第１のアイドラギア板に当接させ
て回動させることにより、若しくは他方の角部を上記第
２のアイドラギア板に当接させて回動させることによ
り、上記第１、第２のアイドラギアと上記第１、第２の
リール歯車との噛合及び噛合の解除を行う切換板と、こ
の切換板を摺動自在に支持しており、早送り動作又は早
戻し動作から再生動作に移行する途中で、上記切換板を
摺動させて上記一方の角部及び他方の角部が上記第１、
第２のアイドラギア板のいずれにも当接しない位置に移
動させることにより、上記第１のアイドラギアを上記第
１のリール歯車に噛合させると同時に上記第２のアイド
ラギアを上記第２のリール歯車に噛合させて、上記第１
のリール歯車と上記第２のリール歯車とを同時に相互に
逆方向に回転させ、テープのたるみを除去するヘッドシ
ャーシとを備えることを特徴とするものである。
【０００６】
【作用】本発明は上記のような構成であり、モータの回
転駆動力を回転駆動力伝達手段を介して上記第１または
第２のアイドラギアに伝達し、上記第１または第２のリ
ール歯車を回転駆動させる早送り動作、早戻し動作から
再生動作に移行する途中で、上記第１、第２のリール歯
車の両方を駆動するため、テープが両リールに巻き取ら
れ、テープたるみが除去されるものである。
転駆動力を回転駆動力伝達手段を介して上記第１または
第２のアイドラギアに伝達し、上記第１または第２のリ
ール歯車を回転駆動させる早送り動作、早戻し動作から
再生動作に移行する途中で、上記第１、第２のリール歯
車の両方を駆動するため、テープが両リールに巻き取ら
れ、テープたるみが除去されるものである。
【０００７】
【実施例】以下に本発明の一実施例について図面ととも
に説明する。図１はテープ駆動系の概要を示している。
図１において、１はモータの回転軸に固定されたプー
リ、２，３は基板に回転自在に支持されたフライホイー
ルであり、このフライホイール２，３には歯車４，５が
一体に形成されている。６は上記プーリ１，フライホイ
ール２，３に掛けられたベルトであり、モータの回転駆
動力は上記ベルト６を介して上記フライホイール２，３
に伝達されるものである。７，８はアイドラギア板（図
３の１９，２０）に回転自在に支持されたアイドラギ
ア、９，１０はリール台に形成されたリール歯車であ
り、上記アイドラギア７が上記フライホイール２の歯車
４とリール歯車９とに噛合した場合には、フライホイー
ル２の回転駆動力がリール歯車９に伝達され、また上記
アイドラギア８が上記フライホイール３の歯車５とリー
ル歯車１０とに噛合した場合には、フライホイール３の
回転駆動力がリール歯車１０に伝達されるものである。
に説明する。図１はテープ駆動系の概要を示している。
図１において、１はモータの回転軸に固定されたプー
リ、２，３は基板に回転自在に支持されたフライホイー
ルであり、このフライホイール２，３には歯車４，５が
一体に形成されている。６は上記プーリ１，フライホイ
ール２，３に掛けられたベルトであり、モータの回転駆
動力は上記ベルト６を介して上記フライホイール２，３
に伝達されるものである。７，８はアイドラギア板（図
３の１９，２０）に回転自在に支持されたアイドラギ
ア、９，１０はリール台に形成されたリール歯車であ
り、上記アイドラギア７が上記フライホイール２の歯車
４とリール歯車９とに噛合した場合には、フライホイー
ル２の回転駆動力がリール歯車９に伝達され、また上記
アイドラギア８が上記フライホイール３の歯車５とリー
ル歯車１０とに噛合した場合には、フライホイール３の
回転駆動力がリール歯車１０に伝達されるものである。
【０００８】図２は本実施例のヘッドシャーシブロック
を示している。図２において、１１は基板に摺動自在に
支持されたヘッドシャーシであり、このヘッドシャーシ
１１に磁気ヘッド（図示せず）が取付けられる。矢印Ａ
は上記ヘッドシャーシ１１が摺動する方向を示してい
る。なおヘッドシャーシ１１は他のモータ（図示せず）
の駆動力で駆動されて矢印Ａ方向に摺動するものであ
る。１２はヘッドシャーシ１１にピン１３で回動可能に
支持されたＬ字状の中継ギア板であり、この中継ギア板
１２の一端に中継ギア１４が回転自在に支持されてい
る。上記中継ギア１４はヘッドシャーシ１１が摺動した
際にフライホイール３の歯車５に噛合可能である。１５
はヘッドシャーシ１１に回転自在に支持され走行方向を
切換えるための切換ギアであり、この切換ギア１５の外
周の歯車面には切欠部が２個所形成されている。１６は
切換ギア１５に形成されたカム溝である。１７はヘッド
シャーシ１１に摺動自在に支持された切換板であり、こ
の切換板１７はヘッドシャーシ１１の摺動方向（矢印Ａ
方向）に対して直交する方向（矢印Ｂ）に摺動する。切
換板１７に形成されたピン１８は上記切換ギア１５のカ
ム溝１６に挿入されている。中継ギア１４がフライホイ
ール３の歯車５に噛合すると、フライホイール３の回転
駆動力が、歯車５→中継ギア１４→切換ギア１５に伝達
され、切換ギア１５が回転する。切換ギア１５が回転す
ると、カム溝１６に挿入されたピン１８が駆動され切換
板１７は矢印Ｂ方向に摺動する。
を示している。図２において、１１は基板に摺動自在に
支持されたヘッドシャーシであり、このヘッドシャーシ
１１に磁気ヘッド（図示せず）が取付けられる。矢印Ａ
は上記ヘッドシャーシ１１が摺動する方向を示してい
る。なおヘッドシャーシ１１は他のモータ（図示せず）
の駆動力で駆動されて矢印Ａ方向に摺動するものであ
る。１２はヘッドシャーシ１１にピン１３で回動可能に
支持されたＬ字状の中継ギア板であり、この中継ギア板
１２の一端に中継ギア１４が回転自在に支持されてい
る。上記中継ギア１４はヘッドシャーシ１１が摺動した
際にフライホイール３の歯車５に噛合可能である。１５
はヘッドシャーシ１１に回転自在に支持され走行方向を
切換えるための切換ギアであり、この切換ギア１５の外
周の歯車面には切欠部が２個所形成されている。１６は
切換ギア１５に形成されたカム溝である。１７はヘッド
シャーシ１１に摺動自在に支持された切換板であり、こ
の切換板１７はヘッドシャーシ１１の摺動方向（矢印Ａ
方向）に対して直交する方向（矢印Ｂ）に摺動する。切
換板１７に形成されたピン１８は上記切換ギア１５のカ
ム溝１６に挿入されている。中継ギア１４がフライホイ
ール３の歯車５に噛合すると、フライホイール３の回転
駆動力が、歯車５→中継ギア１４→切換ギア１５に伝達
され、切換ギア１５が回転する。切換ギア１５が回転す
ると、カム溝１６に挿入されたピン１８が駆動され切換
板１７は矢印Ｂ方向に摺動する。
【０００９】図３において、１９，２０は基板に軸２
１，２２で回動可能に支持されたアイドラギア板であ
り、このアイドラギア板１９，２０に前記アイドラギア
７，８が回転自在に支持されているものである。アイド
ラギア板１９，２０はスプリング（図示せず）によって
互いに接近する方向に付勢されている。図３はプレイ時
の状態を示しており、切換板１７が右方向に移動した位
置にあるため、切換板１７の右側角部によってアイドラ
ギア板２０が反時計方向に回動した状態にあり、またア
イドラギア板１９は切換板１７の左側角部によって駆動
されていない状態にあるため、アイドラギア７がフライ
ホイール２の歯車４とリール歯車９とに噛合し、リール
歯車９のリール台が回転駆動される（Ａ面再生）。
１，２２で回動可能に支持されたアイドラギア板であ
り、このアイドラギア板１９，２０に前記アイドラギア
７，８が回転自在に支持されているものである。アイド
ラギア板１９，２０はスプリング（図示せず）によって
互いに接近する方向に付勢されている。図３はプレイ時
の状態を示しており、切換板１７が右方向に移動した位
置にあるため、切換板１７の右側角部によってアイドラ
ギア板２０が反時計方向に回動した状態にあり、またア
イドラギア板１９は切換板１７の左側角部によって駆動
されていない状態にあるため、アイドラギア７がフライ
ホイール２の歯車４とリール歯車９とに噛合し、リール
歯車９のリール台が回転駆動される（Ａ面再生）。
【００１０】次に上記実施例の動作について説明する。
図３に示すプレイ状態において、走行方向を切換える場
合、図４に示すようにヘッドシャーシ１１が矢印ａ方向
に摺動する。ヘッドシャーシ１１が矢印ａ方向に摺動す
ると、中継ギア１４がフライホイール３の歯車５に噛合
する。このため、フライホイール３の回転駆動力が歯車
５→中継ギア１４→切換ギア１５に伝達され、図５に示
すように切換ギア１５が時計方向に回動する。このた
め、切換板１７が左方向に摺動する。切換板１７が左方
向に摺動すると、切換板１７の左側角部によってアイド
ラギア板１９が駆動されアイドラギア板１９は時計方向
に回動する。このため、アイドラギア７のリール歯車
９，歯車４との噛合が解除される。また、切換板１７が
左方向に移動すると、切換板１７の右側角部で駆動され
ていたアイドラギア板２０の駆動が解除され、アイドラ
ギア板２０はスプリングの付勢力によって時計方向に回
動し、アイドラギア８がフライホイール３の歯車５及び
リール歯車１０に噛合する。このため、フライホイール
３の回転駆動力が歯車５→アイドラギア８→リール歯車
１０と伝達され、リール歯車１０のリール台が回転駆動
される（Ｂ面再生）。なお図３〜図６はＡ面再生からＢ
面再生に切換える場合の説明であるが、早送り（Ｆ
Ｆ）、早戻し（ＲＥＷ）動作も再生動作と同じ機構で行
われるものである。ただし、ＦＦ，ＲＥＷ時は再生時に
比較してモータの回転数が高くなるものである。
図３に示すプレイ状態において、走行方向を切換える場
合、図４に示すようにヘッドシャーシ１１が矢印ａ方向
に摺動する。ヘッドシャーシ１１が矢印ａ方向に摺動す
ると、中継ギア１４がフライホイール３の歯車５に噛合
する。このため、フライホイール３の回転駆動力が歯車
５→中継ギア１４→切換ギア１５に伝達され、図５に示
すように切換ギア１５が時計方向に回動する。このた
め、切換板１７が左方向に摺動する。切換板１７が左方
向に摺動すると、切換板１７の左側角部によってアイド
ラギア板１９が駆動されアイドラギア板１９は時計方向
に回動する。このため、アイドラギア７のリール歯車
９，歯車４との噛合が解除される。また、切換板１７が
左方向に移動すると、切換板１７の右側角部で駆動され
ていたアイドラギア板２０の駆動が解除され、アイドラ
ギア板２０はスプリングの付勢力によって時計方向に回
動し、アイドラギア８がフライホイール３の歯車５及び
リール歯車１０に噛合する。このため、フライホイール
３の回転駆動力が歯車５→アイドラギア８→リール歯車
１０と伝達され、リール歯車１０のリール台が回転駆動
される（Ｂ面再生）。なお図３〜図６はＡ面再生からＢ
面再生に切換える場合の説明であるが、早送り（Ｆ
Ｆ）、早戻し（ＲＥＷ）動作も再生動作と同じ機構で行
われるものである。ただし、ＦＦ，ＲＥＷ時は再生時に
比較してモータの回転数が高くなるものである。
【００１１】次に、テープたるみ除去の動作について図
７，図８とともに説明する。図７はＦＦ動作状態を示し
ている。図７に示す状態ではアイドラギア７が歯車４、
リール歯車９に噛合している。このＦＦ動作からプレイ
動作に切換える場合、ヘッドシャーシ１１が矢印ａ方向
に移動する。図８はヘッドシャーシ１１が矢印ａ方向に
移動する途中の状態を示しており、ヘッドシャーシ１１
とともに切換板１７も矢印ａ方向に移動するため、切換
板１７の移動に伴ってアイドラギア板２０が時計方向に
回動し、アイドラギア８が歯車５、リール歯車１０に噛
合する。すなわち、ヘッドシャーシ１１の矢印ａ方向の
移動途中において、図８に示すようにアイドラギア７が
歯車４、リール歯車９と噛合するとともに、アイドラギ
ア８が歯車５、リール歯車１０と噛合する。図８に示す
状態では、フライホイール２の回転駆動力によりリール
歯車９は反時計方向に回転駆動され、またフライホイー
ル３の回転駆動力によりリール歯車１０は時計方向に回
転駆動され、図９に示すように両リール２１，２２が互
いに逆方向に回転駆動されることになるため、磁気テー
プ２３が両リール２１，２２に巻き取られることにな
り、磁気テープ２３のたるみが除去されるものである。
図１０はヘッドシャーシ１１とともに移動する磁気ヘッ
ド２４の位置と動作モードとの関係を示している。Ｆ
Ｆ，ＲＥＷ動作時の磁気ヘッドの位置はプレイ（ＰＬＡ
Ｙ）時の位置よりわずかに矢印ａ方向に移動した位置で
あり、ＦＦ，ＲＥＷ動作からプレイ（ＰＬＡＹ）動作に
移行する場合、図１０におけるＦＦ，ＲＥＷ位置からモ
ード切換位置まで移動し、モード切換位置でモード切換
えを行なった後にプレイ（ＰＬＡＹ）位置まで進むもの
であり、ＦＦ，ＲＥＷ位置からモード切換位置に移行す
る途中で図８に示すテープたるみ除去状態となるもので
ある。
７，図８とともに説明する。図７はＦＦ動作状態を示し
ている。図７に示す状態ではアイドラギア７が歯車４、
リール歯車９に噛合している。このＦＦ動作からプレイ
動作に切換える場合、ヘッドシャーシ１１が矢印ａ方向
に移動する。図８はヘッドシャーシ１１が矢印ａ方向に
移動する途中の状態を示しており、ヘッドシャーシ１１
とともに切換板１７も矢印ａ方向に移動するため、切換
板１７の移動に伴ってアイドラギア板２０が時計方向に
回動し、アイドラギア８が歯車５、リール歯車１０に噛
合する。すなわち、ヘッドシャーシ１１の矢印ａ方向の
移動途中において、図８に示すようにアイドラギア７が
歯車４、リール歯車９と噛合するとともに、アイドラギ
ア８が歯車５、リール歯車１０と噛合する。図８に示す
状態では、フライホイール２の回転駆動力によりリール
歯車９は反時計方向に回転駆動され、またフライホイー
ル３の回転駆動力によりリール歯車１０は時計方向に回
転駆動され、図９に示すように両リール２１，２２が互
いに逆方向に回転駆動されることになるため、磁気テー
プ２３が両リール２１，２２に巻き取られることにな
り、磁気テープ２３のたるみが除去されるものである。
図１０はヘッドシャーシ１１とともに移動する磁気ヘッ
ド２４の位置と動作モードとの関係を示している。Ｆ
Ｆ，ＲＥＷ動作時の磁気ヘッドの位置はプレイ（ＰＬＡ
Ｙ）時の位置よりわずかに矢印ａ方向に移動した位置で
あり、ＦＦ，ＲＥＷ動作からプレイ（ＰＬＡＹ）動作に
移行する場合、図１０におけるＦＦ，ＲＥＷ位置からモ
ード切換位置まで移動し、モード切換位置でモード切換
えを行なった後にプレイ（ＰＬＡＹ）位置まで進むもの
であり、ＦＦ，ＲＥＷ位置からモード切換位置に移行す
る途中で図８に示すテープたるみ除去状態となるもので
ある。
【００１２】以上のように、上記実施例では、ＦＦ，Ｒ
ＥＷ動作からプレイ動作に移行する途中において、両リ
ール台を互いに逆方向に回転駆動するため、ＦＦ，ＲＥ
Ｗ動作からプレイ動作に移行する際に生じるリールの慣
性によるテープたるみが除去されるものである。
ＥＷ動作からプレイ動作に移行する途中において、両リ
ール台を互いに逆方向に回転駆動するため、ＦＦ，ＲＥ
Ｗ動作からプレイ動作に移行する際に生じるリールの慣
性によるテープたるみが除去されるものである。
【００１３】
【発明の効果】本発明は、上記実施例より明らかなよう
に、ブレーキ機構を付加することなく、テープ駆動機構
を利用してテープたるみを除去できる利点を有するもの
である。
に、ブレーキ機構を付加することなく、テープ駆動機構
を利用してテープたるみを除去できる利点を有するもの
である。
【図１】本発明の一実施例における磁気記録再生装置の
テープ駆動系を示す上面図
テープ駆動系を示す上面図
【図２】同実施例のヘッドシャーシブロックの上面図
【図３】同実施例の走行方向切換え部を示す上面図
【図４】同実施例の走行方向切換え動作を示す上面図
【図５】同実施例の走行方向切換え動作を示す上面図
【図６】同実施例の走行方向切換え動作を示す上面図
【図７】同実施例のテープたるみ除去部を示す上面図
【図８】同実施例のテープたるみ除去動作を示す上面図
【図９】同実施例のテープの走行状態を示す上面図
【図１０】同実施例の磁気ヘッドの位置と動作モードと
の関係を示す上面図
の関係を示す上面図
１ プーリ ２、３ フライホイール ４，５ 歯車 ６ ベルト ７，８ アイドラギア ９，１０ リール歯車 １１ ヘッドシャーシ １２ 中継ギア板 １３ ピン １４ 中継ギア １５ 切換ギア １６ カム溝 １７ 切換板 １８ ピン １９，２０ アイドラギア板 ２１，２２ リール ２３ 磁気テープ ２４ 磁気ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平６−290507（ＪＰ，Ａ) 実公 平４−33558（ＪＰ，Ｙ２) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G11B 15/00 G11B 15/43
Claims (1)
- 【請求項１】 基板に対し回動可能に支持された第１の
アイドラギア板と、この第１のアイドラギア板に回転自
在に支持された第１のアイドラギアと、この第１のアイ
ドラギアが第１のリール歯車に噛合するように上記第１
のアイドラギア板を付勢する第１の付勢手段と、基板に
対し回動可能に支持された第２のアイドラギア板と、こ
の第２のアイドラギア板に回転自在に支持された第２の
アイドラギアと、この第１のアイドラギアが第２のリー
ル歯車に噛合するように上記第１のアイドラギア板を付
勢する第２の付勢手段と、モータの回転駆動力を上記第
１、第２のアイドラギアに伝達する回転駆動力伝達手段
と、一方の角部を上記第１のアイドラギア板に当接させ
て回動させることにより、若しくは他方の角部を上記第
２のアイドラギア板に当接させて回動させることによ
り、上記第１、第２のアイドラギアと上記第１、第２の
リール歯車との噛合及び噛合の解除を行う切換板と、こ
の切換板を摺動自在に支持しており、早送り動作又は早
戻し動作から再生動作に移行する途中で、上記切換板を
摺動させて上記一方の角部及び他方の角部が上記第１、
第２のアイドラギア板のいずれにも当接しない位置に移
動させることにより、上記第１のアイドラギアを上記第
１のリール歯車に噛合させると同時に上記第２のアイド
ラギアを上記第２のリール歯車に噛合させて、上記第１
のリール歯車と上記第２のリール歯車とを同時に相互に
逆方向に回転させ、テープのたるみを除去するヘッドシ
ャーシとを備えることを特徴とする磁気記録再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6269552A JP2996110B2 (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | 磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6269552A JP2996110B2 (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | 磁気記録再生装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08129790A JPH08129790A (ja) | 1996-05-21 |
| JP2996110B2 true JP2996110B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=17473973
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6269552A Expired - Fee Related JP2996110B2 (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | 磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2996110B2 (ja) |
-
1994
- 1994-11-02 JP JP6269552A patent/JP2996110B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08129790A (ja) | 1996-05-21 |
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