JP2996041B2 - 固体撮像素子の自動欠陥補正回路 - Google Patents

固体撮像素子の自動欠陥補正回路

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JP2996041B2
JP2996041B2 JP5035471A JP3547193A JP2996041B2 JP 2996041 B2 JP2996041 B2 JP 2996041B2 JP 5035471 A JP5035471 A JP 5035471A JP 3547193 A JP3547193 A JP 3547193A JP 2996041 B2 JP2996041 B2 JP 2996041B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばフィールド読み
出しモードとフレーム読み出しモードの選択的切り換え
が可能なビデオカメラ等に適用して好適な固体撮像素子
の自動欠陥補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】CCD(Charge coupld
device)等の固体撮像素子を用いたビデオカメラ
においては、CCDの各画素の内、光が入射していない
状態においても特異なレベルの信号を出力するいわゆる
欠陥画素により、撮像して得た画像の画質が劣化すると
いう問題があった。
【0003】そこで、従来では、ビデオカメラに欠陥画
素が出力する信号を補正する補正回路を搭載し、ユーザ
に対してビデオカメラを出荷する前に、CCDのどの画
素が欠陥画素かを検査し、その検査の結果得られた欠陥
画素を示す情報をビデオカメラの補正回路の記憶エリア
に記憶したりする等して、実際にユーザの手に渡った後
は、この補正回路によって欠陥画素が出力する信号が補
正回路によって補正されるようにしていた。
【0004】この補正の方法としては、0次補間や1次
補間といった補間によるものが考えられている。
【0005】このうち、0次補間は、欠陥画素から出力
された信号をサンプリング回路においてホールドし、欠
陥画素から出力された信号を1つ前の画素の信号に置き
換える方法である。
【0006】また1次補間は、欠陥画素の1つ前の画素
から出力される信号とこの欠陥画素の次の画素から出力
される信号の平均値を得、欠陥画素から出力される信号
を平均信号に置き換える方法である。
【0007】本明細書において、上述した0次補間や1
次補間等の補間による補正方法を第1の補正方法と呼ぶ
こととする。また、補間をしない方法として、ビデオカ
メラ内部で欠陥画素から出力される信号に相当する信号
を発生させ、欠陥画素から出力される信号からこの発生
した信号を減算して欠陥画素から出力される信号を相殺
する方法も知られている。この補正方法を本明細書にお
いては第2の補正方法とする。
【0008】ところで、CCDの構成画素は製造の段階
で欠陥となる場合のみならず、実際にユーザの手に渡っ
た後においても突発的に欠陥となる場合があり、更に経
年変化によって新たに光が入射していない状態で特異な
レベルの信号を発生する場合がある。
【0009】従って、ビデオカメラに使用しているCC
Dの欠陥画素を検査して欠陥画素のアドレスデータ等の
情報を得、この情報をビデオカメラのメモリ等に記憶し
た後にユーザの手に渡るようにした場合には、上述した
突発的な欠陥画素の発生や経年変化による欠陥画素の発
生に対応できない。
【0010】そこで、最近では、更に、ビデオカメラ内
部に欠陥画素を検出する回路を搭載し、その欠陥画素を
検出する回路によって欠陥画素を検出し、その検出によ
って得た欠陥画素の情報をビデオカメラのメモリに記憶
させ、この情報に基いて新たに発生した欠陥画素の補正
を行う方法が提案されている。
【0011】欠陥画素の検出は例えば次のようにして行
われる。即ち、CCDに光が入射していない状態で、C
CDの各画素から出力された信号のレベルとこの画素の
1つ前の画素から出力された信号のレベルを比較、また
はCCDの各画素から出力された信号のレベルと所定の
スレッシュホールドレベルを比較し、1つ前の画素が出
力した信号のレベル、またはスレッシュホールドレベル
より現在の画素が出力した信号のレベルが大きい場合
に、特異なレベルの信号を出力する画素(欠陥画素)と
して検出し、この画素のアドレスデータ及びその画素が
出力する信号レベルに基いた傷(欠陥画素)データを
得、これらをメモリ等に記憶することにより行う。
【0012】一方、上述のようにして欠陥画素を検出し
た後には、メモリに記憶した欠陥画素のアドレスデータ
に基いて、CCDから供給される映像信号の欠陥画素に
対応する信号に対して上述の第1の補正方法や第2の補
正方法により、欠陥画素による特異なレベルの信号を補
正する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CCDから
の信号の読み出し方式には、従来からフィールド読み出
しモードと、フレーム読み出しモードがあり、最近のビ
デオカメラではこのフィールド読み出しとフレーム読み
出しの両モードを使用できるようになっているものが多
いので、このようなビデオカメラにおいても欠陥画素の
検出を正確に行えるようにしなければならない。これに
ついて図25及び図26を参照してこの2つの読み出し
モードについて説明する。
【0014】フィールド読み出しモードでは、図25に
示すように互いに隣接した2つのカラムの画素から転送
部(垂直転送レジスタ)に電荷を読み出す。そして、垂
直転送レジスタでは互いに隣接した2つのカラムの画素
からの電荷を加算した後、順次加算した電荷を水平転送
レジスタに転送するようにしている。
【0015】即ち、図25Aに示すように、奇数フィー
ルドにおいては、感光部I41(またはI42)から読
み出した電荷と感光部I31(またはI32)から読み
出した電荷とを転送部で加算し、感光部I21(または
I22)から読み出した電荷と感光部I11(またはI
12)から読み出した電荷とを転送部で加算し、この後
図示しない水平転送レジスタに転送する。そして図25
Bに示すように、偶数フィールドにおいては、感光部I
41(またはI42)から読み出した電荷を転送部に転
送し、感光部I31(またはI32)から読み出した電
荷と感光部I21(またはI22)から読み出した電荷
とを転送部で加算し、感光部I11(またはI12)か
ら読み出した電荷を転送部に転送し、この後図示しない
水平転送レジスタに転送する。このフィールド読み出し
モードでは、欠く画素での電荷の読み出しが1フィール
ド周期で行われるので、動解像度は悪いが、上下に隣接
したカラムの画素の電荷を加算しているため垂直解像度
が悪い。
【0016】一方、フレーム読み出しモードでは、図2
6に示すように、上下方向に隣接するカラムの内、一方
のカラムの画素の電荷を奇数フィールドに読み出し、他
方のカラムの電荷を偶数フィールドに読み出す方式であ
る。即ち、図26Aに示すように、奇数フィールドにお
いては、感光部I31、I11、I32及びI12から
読み出した電荷を転送部に転送する。そして図26Bに
示すように、偶数フィールドにおいては、感光部I4
1、I21、I42及びI22から読み出した電荷を転
送部に転送する。
【0017】以上の説明から明かなように、フィールド
読み出しモードでは、各画素での電荷の読み出しが1フ
ィールド周期で行われるので、動解像度は良いが、上下
に隣接したカラムの画素の電荷を加算しているため垂直
解像度が悪い。一方、フレーム読み出しモードでは、上
下に隣接したカラムの画素の電荷を加算しないので、垂
直解像度は良いが、各画素における電荷の読み出しが1
フレーム周期となるので動解像度が悪い。従って、一般
に使用する場合には、撮影条件によって2つのモードの
内の一方を切り換えスイッチ等によって切り換えて使用
するようにしている。
【0018】そこで本発明はこのような点を考慮してな
されたもので、フィールド読み出しモードとフレーム読
み出しモードとを選択的に切り換え可能なビデオカメラ
において、欠陥画素の検出を正確に行うことのできる固
体撮像素子の自動欠陥補正回路を提案しようとするもの
である。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は固体撮像素子2
からの撮像信号をフィールド及びフレーム読み出しモー
ドで読み出すための読み出し制御手段23、4、5と、
固体撮像素子2の各画素の内特異なレベルの信号を出力
する欠陥画素を検出する欠陥検出手段4、20、21、
22と、欠陥検出手段4、20、21、22による固体
撮像素子2の各画素の内特異なレベルの信号を出力する
欠陥画素の検出を行う検出モード或いは通常の撮像モー
ドを選択する選択手段24と、選択手段24によって検
出モードが選択されたときには読み出し制御手段23、
4、5に制御信号を供給し、固体撮像素子2からの読み
出しモードを強制的にフレーム読み出しモードにするよ
う制御すると共に、欠陥検出手段4、20、21、22
に欠陥画素の情報の検出を行わせる欠陥検出制御手段
4、5と、欠陥検出手段4、20、21、22によって
検出された欠陥画素の情報を記憶する記憶手段12、1
3と、固体撮像素子2からの出力信号を所定サンプル前
の画素の信号に置き換える前置補間をして欠陥を補正す
る第1の補正手段4、5と、記憶手段12、13に記憶
された欠陥画素の情報に基づいて欠陥画素からの信号を
相殺する補正信号を用いて欠陥画素による特異なレベル
の信号を補正する第2の補正手段15、16とを備え、
検出モードにおいては第1の補正手段4、5により欠陥
画素の補正を行うようにしたものである。
【0020】
【作用】上述せる本発明によれば、固体撮像素子2の各
画素の内特異なレベルの信号を出力する欠陥画素の情報
を検出する欠陥検出手段4、20、21、22による固
体撮像素子2の各画素の内特異なレベルの信号を出力す
る欠陥画素の情報の検出を行う検出モード或いは通常の
撮像モードを選択する選択手段24によって検出モード
が選択されたときには、欠陥検出制御手段4、5が読み
出し制御手段23、4、5に制御信号を供給し、固体撮
像素子2からの読み出しモードを強制的に第2の読み出
しモードにするよう制御すると共に、欠陥検出手段4、
20、21、22に欠陥画素の情報の検出を行わせる。
【0021】
【実施例】以下に、図1〜図24を参照して本発明固体
撮像素子の自動欠陥補正回路の一実施例について詳細に
説明する。
【0022】この図1は本例固体撮像素子の自動欠陥補
正回路をビデオカメラに適用した例を示す構成図で、以
下、この図1を参照して本例固体撮像素子をビデオカメ
ラに適用した場合について説明する。
【0023】この図1において、1はレンズやアイリス
等の光学系で、この光学系1を介して被写体からの光が
CCD2に供給される。本例においては例えばこのCC
D2を緑、赤、青成分用の3つのCCDで構成するもの
とする。この場合は、上述の光学系1にはプリズムが含
まれ、このプリズムによって被写体からの光の内、緑の
成分の光がこのCCD2(緑成分光用)に供給され、赤
の成分の光がこのCCD2(赤成分光用)に供給され、
青の成分の光がこのCCD2(青成分光用)に供給され
る。尚、このCCD2は例えば単板式でも2板式でも良
い。
【0024】このCCD2に供給された緑、赤、青成分
の光は、このCCD2(3つのCCD)において夫々光
電変換され、タイミングジェネレータ5からの電荷蓄積
制御信号によって電荷蓄積時間が制御されると共に、こ
のタイミングジェネレータ5からの読み出し信号によっ
て蓄積された電荷が夫々読みだされるようにされてい
る。
【0025】ここで、上述したように、CCD2の読み
出しモードには、フィールド読み出しモードとフレーム
読み出しモードがあり、読み出しモード切り換えスイッ
チ23を操作することにより、システムコントローラ4
がこれを判断し、タイミングジェネレータ5に信号を送
ることでCCD2の読み出しモードが切り換えられるよ
うにしている。
【0026】また、検出モードスイッチ24が設けられ
ており、この検出モードスイッチ24を操作することに
よって、欠陥画素を検出する欠陥検出モードと欠陥検出
モードで検出したデータや出荷前に予め検出されたRO
M等に記憶されたデータに基いて欠陥補正を行いつつ映
像信号を得る動作モードとに切り換えるようにしてい
る。
【0027】CCDの読み出しモードには、フィールド
読み出しモードとフレーム読み出しモードとがあるが、
フィールド読み出しモードでは、上下に隣接した画素に
蓄積された電荷を加算して出力し、加算する組み合わせ
をフィールド毎に切り換えているので、欠陥画素からの
出力がオッド(ODD)、イーブン(EVEN)の両フ
ィールドで出力されてしまう。また、上下の画素を加算
しているので、上下に隣接した画素の一方のみが欠陥の
場合に、欠陥でない画素からの出力と加算されてから欠
陥検出が行われるので、検出精度が悪くなる。
【0028】これに対し、フレーム読み出しモードでは
上下に隣接した画素の出力が加算されることがないの
で、フィールド読み出しモードのような問題は生じな
い。
【0029】そこで、本例においては、検出モードとさ
れたときには、読み出しモードを強制的にフレーム読み
出しモードに切り換える。即ち、検出モードスイッチ2
4が操作され、動作モードから欠陥検出モードとされた
ときに、システムコントローラ4において読み出しモー
ドがどちらのモードになっているかを判断する。
【0030】そして、読み出しモードがフィールド読み
出しモードとされているときには、タイミングジェネレ
ータ5に制御信号を送ることによって、CCD2の読み
出しモードを強制的にフレーム読み出しモードに切り換
える。
【0031】そして、フレーム読み出しモードにおい
て、CCD2から読み出された出力はサンプリング回路
3に供給され、このサンプリング回路3においては、図
2に示すように、タイミングジェネレータ5及びパルス
ジェネレータ8からの信号に基いてCCD2からの出力
信号に対して図中SHPで示すプリチャージレベル及び
SHDで示すデータレベルでサンプリングを行ってリセ
ットノイズ等を除去し、このサンプリングした信号、即
ち、緑、赤及び青に対応した信号を加算回路9、10及
び11に夫々供給する。
【0032】これら加算回路9、10及び11はサンプ
リング回路3からの緑、赤及び青に対応した信号に夫々
後述する補正回路16からの緑、赤及び青に対応した補
正信号を加算し、この緑、赤及び青に対応した加算信号
を夫々出力端子17、18及び19を介して図示を省略
したビデオカメラの他の映像信号処理回路等に供給する
と共に、スイッチ20の固定接点20a、20b及び2
0cに夫々供給する。
【0033】さて、このスイッチ20は各加算回路9、
10及び11からの緑、赤及び青に対応した信号が供給
される固定接点20a、20b、20cの他にCCD2
のパッケージに取り付けられ、このCCD2の温度を検
出する温度センサ7からの温度情報が供給される固定接
点20dを有し、このスイッチは、可動接点20eをこ
れら各固定接点20a、20b、20c及び20dに接
続することによって、緑、赤及び青に対応した信号や温
度情報を検出前処理回路21に供給する。
【0034】この検出前処理回路21はスイッチ20か
ら供給される緑、赤及び青に対応した信号または温度情
報の内、緑、赤及び青に対応した信号のキャリア成分の
不連続な微小レベルを除去した後、このキャリア成分の
不連続な微小レベルを除去した緑、赤及び青に対応した
信号、並びに温度情報をディジタル信号に変換し、緑、
赤及び青に対応したディジタル信号を検出回路22に供
給すると共にディジタル温度データをシステムコントロ
ーラ4に供給する。
【0035】この検出回路22は、検出前処理回路21
から供給された緑、赤及び青に対応したディジタル信号
に対して低域濾波処理及びいわゆる画面上で白く映出さ
れる白傷用及び画面上で黒く映出される黒傷用スレッシ
ュホールドレベルによる比較を行いその結果をシステム
コントローラ4に供給する。
【0036】このシステムコントローラ4は、検出回路
22からの結果をディジタル温度データに基いたスレッ
シュホールドレベルと比較し、その比較結果により検出
回路22からの結果に対応した映像信号が欠陥画素によ
る出力信号と判断した場合に、水平/垂直カウンタ6か
らのアドレス信号と共にこの欠陥画素に関連した種々の
情報をレジスタ14に格納する。
【0037】そして欠陥検出が終了した後に、レジスタ
14に格納されている欠陥画素のアドレスデータや種々
の情報を、読み出し/書き込み回路12を介してメモリ
(例えばEEPROMやバッテリバックアップ付きRA
M等)13に記憶する。また、ユーザに対する出荷時に
は、例えばこのメモリ13には欠陥画素のデータが記憶
される。この出荷時における欠陥画素のメモリ13への
書き込みは、例えばCCD2の製造段階で欠陥画素を検
出した結果得られた欠陥画素データを一旦フロッピーデ
ィスク等の記録媒体に記録し、例えば製品として出荷す
る際にデータ書き込み装置を用い、例えばLANC通信
等によりフロッピーディスクに記録されている欠陥画素
のデータをコピーするようにしても良い。欠陥検出モー
ドで検出された欠陥画素及び製造段階で検出された欠陥
画素に対し補正を行いながら撮影を行う。そして、欠陥
検出モードで検出した欠陥画素に対しては上述の第1の
補正方法にて補正を行う。また、メモリ13を例えば2
つのエリアに分け、一方のエリアを不揮発性メモリ、他
方のエリアをRAM等にしても良い。
【0038】一方、通常の撮影を行う動作モードにおい
ては、メモリ13に記憶した欠陥画素のアドレス信号を
読み出し、このアドレス信号と、水平/垂直カウンタ6
からのアドレス信号を比較し、一致した場合にはパルス
ジェネレータ8やタイミングジェネレータ5を制御し
て、欠陥画素に対応する信号部分をサンプリング回路3
においてホールドさせる。また、製造段階で検出された
欠陥画素に対しては、上述の第2の補正方法にて補正を
行う。
【0039】また、このシステムコントローラ4は、ス
イッチsw1からの設定情報に基いて検出イネーブル信
号でシャッタイネーブル信号を供給するスイッチsw2
のオン/オフを制御すると共に、検出イネーブル信号を
検出回路22に供給し、この検出回路22による欠陥画
素の検出の制御を行う。従って、例えばスイッチsw1
を使用者が操作すると、検出イネーブル信号が検出回路
22に供給されて、欠陥検出モードになると共に、この
検出イネーブル信号によりスイッチsw2がオフにさ
れ、これによってタイミングジェネレータ5にシャッタ
イネーブル信号が供給されない。従って、CCD2にお
ける電荷蓄積時間を通常の蓄積時間より短くする、いわ
ゆるシャッタ動作が行われなくなり、欠陥画素の検出の
S/Nの劣化を低減し、欠陥画素の検出を良好に行うこ
とができる。
【0040】ここで、上述の欠陥画素について説明する
と、欠陥画素は図3に示すように、光量に依存しないが
温度に依存する白点(白傷)W1、光量にも温度にも依
存する白点(白傷)W2及び黒点(黒傷)B1、光量に
依存しないが温度に依存する黒点(黒傷)B2が存在す
る。従って本例においては、これらの条件を満たすこと
ができるように、温度センサ7からの温度情報に基いて
欠陥画素の検出や補正を行うようにしている。
【0041】このような微小な白点(white fl
aw defect)や黒点(black flaw
defect)共、欠陥画素の信号出力に一定のバイア
ス電圧が加算または減算された形となっている。映像信
号成分は正常に入射光量に反応する。従って欠陥画素の
位置とある温度での欠陥成分の振幅を予め測定して記憶
しておき、欠陥画素の信号出力と同じタイミングで欠陥
成分と同振幅、逆極性の補正信号を発生させ、欠陥画素
の信号出力に加算すれば、映像信号の欠陥成分を相殺す
ることができる。これが上述の第2の補正方法に対応す
る。この様子を図4に示す。
【0042】この図4は、縦軸を映像信号の振幅レベル
(V)、横軸を時間(T)とした各波形を示し、図4A
は大光量時出力信号out1及び小光量時出力信号ou
t2を示したものである。尚、破線で示す範囲が1画素
分の出力パルスに対応する。
【0043】この図4Aに示すように、大光量時出力信
号out1及び小光量時出力信号out2の何れの信号
においても欠陥画素が出力する微小白点パルスW及び微
小黒点パルスBが発生している。
【0044】この図4Aに示す大光量時出力信号out
1の微小白点パルスW及び微小黒点パルスBは、図4B
に示す微小白点補正パルスWp及び微小黒点パルスBp
からなる補正信号(図1において補正回路16が出力す
る)を加算することによって、図4Cに大光量時出力信
号out1として示すように、微小白点対応パルスW及
び微小黒点対応パルスBが補正されている。
【0045】また、この図4Aに示す小光量時出力信号
out2の微小白点パルスW及び微小黒点パルスBは、
図4Bに示す微小白点補正パルスWp及び微小黒点パル
スBpからなる補正信号(図1において補正回路16が
出力する)を加算することによって、図4Cに小光量時
出力信号out2として示すように、微小白点対応パル
スW及び微小黒点対応パルスBが補正されている。
【0046】さて、次に図1に示した本実施例の回路の
各部について以下図5〜図24を介して更に詳しく説明
する。
【0047】先ず、図5〜図8を順次参照して、図1に
示したサンプリング回路3について説明する。
【0048】この図5において30は相関2重サンプリ
ング回路で、この相関2重サンプリング回路30は、図
1に示したCCD(緑用CCD)2からの緑に対応した
信号(映像信号)が供給される入力端子31を増幅回路
32の入力端子に接続し、この増幅回路32の出力端子
をスイッチ33を介して演算増幅回路38の非反転入力
端子(+)に接続し、この演算増幅回路38の非反転入
力端子(+)をコンデンサ37を介して接地し、この演
算増幅回路38の出力端子を出力端子45に接続し、ま
た増幅回路32の出力端子をスイッチ40を介して増幅
回路42の入力端子に接続すると共に、この増幅回路4
2の入力端子をコンデンサ41を介して接地し、この増
幅回路42の出力端子をスイッチ43を介して演算増幅
回路38の反転入力端子(−)に接続すると共に、この
演算増幅回路38の反転入力端子(−)をコンデンサ4
4を介して接地することによって構成される。
【0049】そして、この相関2重サンプリング回路3
0のスイッチ40に入力端子39をを介してタイミング
ジェネレータ5からのサンプルホールド信号SHPを供
給し、この相関2重サンプリング回路30のスイッチ3
3及び43にアンド回路36からのサンプルホールド信
号SHDを供給する。
【0050】このスイッチ33及び43に供給されるサ
ンプルホールド信号SHDはサンプリング回路3の入力
端子34に供給される信号と緑に対応した信号用のタイ
ミングジェネレータ5からのフレーム信号とがアンド回
路36において論理積がとられて得られる信号である。
【0051】49は赤に対応した信号のための相関2重
サンプリング回路で、この相関2重サンプリング回路4
9の構成は相関2重サンプリング回路30と同様であ
る。この相関2重サンプリング回路49に入力端子46
を介して図1に示したCCD(赤用CCD)2からの赤
に対応した信号を供給し、この相関2重サンプリング回
路49の出力を出力端子50に供給する。また、図示は
省略するも、この相関2重サンプリング回路49のスイ
ッチ40に入力端子39を介してタイミングジェネレー
タ5からのサンプルホールド信号SHPを供給し、この
相関2重サンプリング回路49のスイッチ33及び43
にアンド回路48からのサンプルホールド信号SHDを
供給する。
【0052】この図示を省略したスイッチ33及び43
に供給されるサンプルホールド信号SHDは、サンプリ
ング回路3の入力端子34に供給される信号と赤に対応
した信号用のタイミングジェネレータ5からのフレーム
信号とがアンド回路48において論理積がとられて得ら
れる信号である。
【0053】54は青に対応した信号のための相関2重
サンプリング回路で、この相関2重サンプリング回路5
4の構成は相関2重サンプリング回路30と同様であ
る。この相関2重サンプリング回路54に入力端子51
を介して図1に示したCCD(青用CCD)2からの青
に対応した信号を供給し、この相関2重サンプリング回
路54の出力を出力端子55に供給する。また、図示は
省略するも、この相関2重サンプリング回路54のスイ
ッチ40に入力端子39をを介してタイミングジェネレ
ータ5からのサンプルホールド信号SHPを供給し、こ
の相関2重サンプリング回路54のスイッチ33及び4
3にアンド回路53からのサンプルホールド信号SHD
を供給する。
【0054】この図示を省略したスイッチ33及び43
に供給されるサンプルホールド信号SHDは、サンプリ
ング回路3の入力端子34に供給される信号と青に対応
した信号用のタイミングジェネレータ5からのフレーム
信号とがアンド回路53において論理積がとられて得ら
れる信号である。
【0055】各アンド回路36、48及び53には夫々
図6Aに示す信号が供給され、アンド回路36にはこの
信号の他に図6Bに示すような緑に対応した信号用(G
ch)である3フレームにつき1フレームアクティブと
なるタイミングジェネレータ5からのフレーム信号が供
給され、これら2つの信号の論理積がとられ、図6Eに
示す如きサンプルホールド信号SHDが生成される。
【0056】同様に、アンド回路48には図6Aに示し
た信号の他に図6Cに示すような赤に対応した信号用
(Rch)である3フレームにつき1フレームアクティ
ブとなるタイミングジェネレータ5からのフレーム信号
が供給され、これら2つの信号の論理積がとられ、図6
Fに示す如きサンプルホールド信号SHDが生成され
る。
【0057】そして同様に、アンド回路53には図6A
に示した信号の他に図6Dに示すような青に対応した信
号用(Bch)である3フレームにつき1フレームアク
ティブとなるタイミングジェネレータ5からのフレーム
信号が供給され、これら2つの信号の論理積がとられ、
図6Gに示す如きサンプルホールド信号SHDが生成さ
れる。
【0058】次に、図5に示したサンプリング回路3の
動作について図7を参照して説明する。
【0059】この図7Aに示すように、CCD2から図
5に示したサンプリング回路3に供給された信号(G、
R、Bchの信号)は、そのプリチャージレベルが図7
Bに示すサンプルホールド信号SHP(図5において入
力端子39に供給されるタイミングジェネレータ5から
の信号)によってサンプルホールドされ、更に図7Aに
示す信号のデータレベルが図7Cに示すサンプルホール
ド信号SHD(図5においてアンド回路36、48及び
53の出力に対応する信号で、図6においては図6E、
F及びGに夫々対応する)によってサンプルホールドさ
れる。
【0060】もし、この図7Aに示すように、データレ
ベルが異常なレベルpaとなっている場合は、通常動作
においては図7Dに示すように異常なレベルpaも出力
されることとなる。そこで図7Eに示すように、異常な
レベルpaの位置を示す信号を使用して図7Cに示すサ
ンプリング信号SHDの内、この異常なレベルpaに対
応した信号を出力しないようにする(図7F)。かくす
ると、図7Gに示すように、出力信号の異常なレベルp
aに対応する信号が1つ前の画素の出力信号のまま、即
ち、ホールドされた状態となる。従って図5に示した演
算増幅回路38に接続された相関2重サンプリング回路
30、49及び54の各出力端子45、50及び55か
らの出力は図7Gに示すように、異常レベルpaが除去
された出力となる。
【0061】また、図5に示すように、演算増幅回路3
8の非反転入力端子(+)に各画素毎のデータレベルを
サンプリングした信号を供給し、演算増幅回路38の反
転入力端子(−)に各画素毎のデータレベルをサンプリ
ングした信号を供給するようにしているので、各画素毎
のデータ電位と各画素毎のリセット電位を夫々サンプル
ホールドし、演算増幅回路38においてこれらの差を
得、これを出力とするようにしていることとなる。
【0062】従って、リセット電位及びデータ電位間の
同相成分であるリセットノイズ等を除去することができ
る。
【0063】このように、このサンプリング回路3にお
いては、図6に示したように、CCD2からの緑に対応
した信号、赤に対応した信号及び青に対応した信号、即
ち、Gch(チャンネル)、Rch(チャンネル)及び
Bch(チャンネル)の出力に対して夫々サンプリング
する際に、Gchのサンプリング中にはRch及びBc
hのサンプリングを停止し、Rchのサンプリング中に
はGch及びBchのサンプリングを停止し、Bchの
サンプリング中にはGch及びRchのサンプリングを
停止するようにしているので、サンプリングしているチ
ャンネル以外のチャンネルからのいわゆるデータの飛び
込みによる欠陥画素検出精度の劣化を防止することがで
きる。
【0064】図8は上述のサンプリングしているチャン
ネル以外のチャンネルからのデータの飛び込みを防止す
るための他の例を示す構成図である。この図8に示すよ
うに、この例においては、CCD(R)2R、CCD
(G)2G及びCCD(B)2Bからの出力を夫々スイ
ッチ130、131及び132を介してサンプリング回
路133に供給し、その出力を出力端子135から出力
するようにすると共に、別に設けた制御回路134から
の制御信号によりスイッチ130、131及び132を
例えば1フレーム期間毎に順次オンとするようにする。
【0065】この制御回路134が出力する制御信号
を、例えば図6B、C及びDに示すような信号とした場
合は、図6Bに示す3フレーム期間で1フレーム期間ア
クティブとなるフレーム信号がスイッチ131に供給さ
れ、スイッチ131がこのフレーム信号がアクティブと
なっている期間オンとなり、これによってCCD2Gか
らの出力がスイッチ131を介してサンプリング回路1
33に供給され、サンプリングされる。次に、図6Cに
示す3フレーム期間で1フレーム期間アクティブとなる
フレーム信号がスイッチ130に供給され、スイッチ1
30がこのフレーム信号がアクティブとなっている期間
オンとなり、これによってCCD2Rからの出力がスイ
ッチ130を介してサンプリング回路133に供給さ
れ、サンプリングされる。次に、図6Dに示す3フレー
ム期間で1フレーム期間アクティブとなるフレーム信号
がスイッチ132に供給され、スイッチ132がこのフ
レーム信号がアクティブとなっている期間オンとなり、
これによってCCD2Bからの出力がスイッチ132を
介してサンプリング回路133に供給され、サンプリン
グされる。
【0066】従って、この場合においても、図5におい
て説明したサンプリング回路3と同様、CCD2Gから
の緑に対応した信号、CCD2Rからの赤に対応した信
号及びCCD2Bからの青に対応した信号、即ち、Gc
h(チャンネル)、Rch(チャンネル)及びBch
(チャンネル)の出力に対して夫々サンプリングする際
に、Gchのサンプリング中にはRch及びBchの信
号はサンプリング回路133に供給されないのでサンプ
リングはなされず、Rchのサンプリング中にはGch
及びBchの信号はサンプリング回路133に供給され
ないのでサンプリングはなされず、Bchのサンプリン
グ中にはGch及びRchの信号はサンプリング回路1
33に供給されないのでサンプリングはなされず、これ
によって、サンプリングしているチャンネル以外のチャ
ンネルからのいわゆるデータの飛び込みによる画質の劣
化を防止することができる。
【0067】次に、図9を参照して図1に示したシステ
ムコントローラ4について説明する。
【0068】この図9に示すように、図1に示したシス
テムコントローラ4内部には、システムコントローラ4
本来の回路(図示を省略する)以外に比較回路60を配
している。即ち、図1に示した検出回路22からの出力
信号(比較結果信号)を入力端子61を介してコンパレ
ータ62に供給し、同様に図1に示した検出前処理回路
21からのディジタル温度データを入力端子63を介し
て乗算回路65に供給し、スレッシュホールド回路64
からのスレッシュホールドデータを乗算回路65に供給
する。そしてこの乗算回路65において、スレッシュホ
ールド回路64からのスレッシュホールドデータに対し
て、CCD2と熱結合された温度センサ(図1参照)7
が検出し、これを検出前処理回路21がディジタルに変
換したディジタル温度データによって変調する。そして
更に、この変調されたスレッシュホールドデータと検出
回路22から供給された信号をコンパレータ62に夫々
供給し、このコンパレータ62により比較し、その比較
結果を出力端子66を介して図示を省略したシステムコ
ントローラ4の他の回路に供給する。
【0069】このようにすれば、正の温度特性を持つ欠
陥画素による出力に対して、この出力を欠陥画素による
出力であると判断するためのスレッシュホールドデータ
をも正の温度特性を有するようにでき、欠陥画素が出力
する信号に対する検出の性能を一定に保つことができ
る。従って、自動欠陥画素検出系の検出性能の温度に対
する依存性を大幅に低減し、例えばその応用において不
必要であるような微小な欠陥画素の出力までも誤検出し
てしまうことを防止し、良好な欠陥画素の検出をするこ
とができる。
【0070】次に、図10〜図18を参照して図1に示
したレジスタ14の内部構成及びその動作について説明
する。
【0071】この図10において、70r、70r+
1、・・・・70r+nは夫々主レジスタで、これら主
レジスタ70r、70r+1、・・・・70r+nは水
平アドレスの格納されるエリア、垂直アドレスが格納さ
れるエリア、第何フィールドかを示すフィールドフラグ
が格納されるエリア、チャンネル情報(Rch、Gch
及びBch情報)が格納されるエリア、及び時歴データ
が格納されるエリアで構成される。これらの各エリアに
格納される情報は欠陥画素に対応した情報である。
【0072】ここでいう時歴は、或画素が欠陥として検
出されなかった回数で、本例においては或画素が例えば
10回欠陥として検出されなかった場合にこの画素を欠
陥画素としないようにする。このようにするのは、或画
素が、フィールド毎、或はフレーム毎、或は不定期に特
異なレベル(欠陥としてのレベル)の信号を出力した
り、出力しなかったりすることがあるためである。
【0073】即ち、上述したように、不定期に特異なレ
ベルの信号を出力する画素が欠陥検出時において、正常
なレベルの信号を出力していた場合に、その画素が正常
な画素だとして判断されてしまう。また、欠陥画素の検
出を1回しか行わないと雑音等によって正常なレベルの
信号を出力する画素が欠陥画素であると誤検出した場合
にそのデータがいつまでも残ってしまう。
【0074】本例においては、この不定期に特異なレベ
ルの信号を出力する画素をも欠陥画素として補正できる
ようにする。また、このようにすれば、映像信号中に突
発的に混入したノイズを欠陥画素として誤検出してしま
うことはない。
【0075】また主レジスタ70r、70r+1、・・
・・70r+nに格納されている情報は、今回欠陥画素
の検出を開始する前、即ち、現在の時点で欠陥と判断さ
れている画素の情報である。
【0076】72r、72r+1、・・・・72r+n
は夫々補助レジスタで、これら補助レジスタ72r、7
2r+1、・・・・72r+nは、水平アドレスの格納
されるエリア、垂直アドレスが格納されるエリア、第何
フィールドかを示すフィールドフラグが格納されるエリ
ア、チャンネル情報(Rch、Gch及びBch情報)
が格納されるエリア、及び時歴データが格納されるエリ
ア等で構成される。これらの各エリアに格納される情報
は欠陥画素に対応した情報で、欠陥画素の検出開始前
に、上述の主レジスタ70r、70r+1、・・・・7
0r+nに格納された現在の時点で欠陥と判断されてい
る欠陥画素の情報が補助レジスタ72r、72r+1、
72r+2、・・・・72r+nに夫々転送される。
【0077】71c、71c+1、・・・・71c+n
は夫々コンパレータで、データセレクタ73から順次読
みだされた補助レジスタ72r、72r+1、・・・・
72r+nからの欠陥画素情報と主レジスタ70r、7
0r+1、・・・・70r+nからの位置情報の一致を
検出し、例えばこの検出結果をシステムコントローラ4
に転送する。
【0078】次に図11〜図18を参照してこの図10
に示すレジスタ14の動作について説明する。
【0079】図11には現時点で欠陥と判断されている
画素情報が主レジスタ70r、70r+1、70r+
2、・・・・70r+nに格納されている。主レジスタ
70rのアドレスエリアにはアドレス(x、x)なる欠
陥画素のアドレスデータが格納され、時歴エリアには時
歴データ“8”が格納されている。また、主レジスタ7
0r+1のアドレスエリアにはアドレス(y、y)なる
欠陥画素のアドレスデータが格納され、時歴エリアには
時歴データ“3”が格納されている。また、主レジスタ
70r+2のアドレスエリアにはアドレス(z、z)な
る欠陥画素のアドレスデータが格納され、時歴エリアに
は時歴データ“0”が格納されている。
【0080】尚、説明の都合上、図10に示した他の情
報についての説明を省略する。
【0081】先ず検出を行う前に、システムコントロー
ラ4からの制御信号により、主レジスタ70r、70r
+1、70r+2、70r+3、・・・・70r+nの
内容を夫々図12に示すように補助レジスタ72r、7
2r+1、72r+2、72r+3、・・・・72r+
nに転送し、この後主レジスタ70r、70r+1、7
0r+2、70r+3、・・・・70r+nの各内容を
夫々クリアする。
【0082】また、図11〜図18の各図中においてア
ドレスの欄が空白とされているところは画素の情報が格
納されていないクリアされた状態を示す。
【0083】さて、主レジスタ70r、70r+1、7
0r+2、70r+3、・・・・70r+nの内容をク
リアした後、システムコントローラ4の制御により、欠
陥画素の検出が行われ、欠陥と判断された画素の情報が
主レジスタ70r、70r+1、70r+2、70r+
3、・・・・70r+nに夫々格納される。この場合の
例を図13に示す。この図13に示すように、主レジス
タ70rのアドレスエリアにはアドレス(x、x)なる
欠陥画素のアドレスデータが格納され、時歴エリアに
は、例えば時歴データ“10”が格納される。また、主
レジスタ70r+1のアドレスエリアにはアドレス
(v、v)なる欠陥画素のアドレスデータが格納され、
時歴エリアには、例えば時歴データ“10”が格納され
る。尚、図示は省略するも、これら欠陥画素のアドレス
データや時歴データ以外の他の情報も同様に格納され
る。
【0084】次に、図14に斜線の信号ラインで示すよ
うに、補助レジスタ72rの内容がデータセレクタ73
によって読みだされ、この読みだされた欠陥画素の情報
がコンパレータ71c、71c+1、71c+2、71
c+3、・・・・71c+nに夫々供給され、これらコ
ンパレータ71c、71c+1、71c+2、71+
3、・・・・71c+nにおいて、主レジスタ70r、
70r+1、70r+2、70r+3、・・・・70r
+nから読みだされた欠陥画素の情報と順次比較され
る。
【0085】そして、補助レジスタ72r、72r+
1、72r+2、72r+3、・・・・72r+nに読
み出された欠陥画素のアドレスと主レジスタ70r、7
0r+1、70r+2、70r+3、・・・・70r+
nに格納されている欠陥画素のアドレスとの一致、不一
致を判断する。尚、この際に水平アドレス、垂直アドレ
スの両方が一致していることが必要である。また、チャ
ンネルデータについても一致している必要があることは
言うまでもない。
【0086】この図14の例では、補助レジスタ72r
に格納されている欠陥画素の情報のアドレスデータが主
レジスタ70rに格納されている欠陥画素の情報のアド
レスデータ(図示せずともチャンネルデータも同様であ
る)と一致しているので、コンパレータ71cが検出結
果に対応した信号を例えばシステムコントローラ4に供
給する。
【0087】次に、図15に斜線の信号ラインで示すよ
うに、補助レジスタ72r+1の内容がデータセレクタ
73によって読みだされ、この読みだされた欠陥画素の
情報がコンパレータ71c、71c+1、71c+2、
71c+3、・・・・71c+nに供給され、これらコ
ンパレータ71c、71c+1、71c+2、71+
3、・・・・71c+nにおいて、主レジスタ70r、
70r+1、70r+2、70r+3、・・・・70r
+nから読みだされた欠陥画素の情報と順次比較され
る。
【0088】この図15の例では、補助レジスタ72r
+1に格納されている欠陥画素の情報のアドレスデータ
が主レジスタ70r、70r+1、70r+2、70r
+3、・・・・70r+nに夫々格納されている欠陥画
素の情報のアドレスデータと何れも一致していないの
で、コンパレータ71c、71c+1、71c+2、7
1c+3、・・・・71c+nが何れも反応しない。ま
たこのとき、補助レジスタ72r+1の時歴エリアに格
納されている時歴データは“3”であるが、この補助レ
ジスタ72r+1に格納されている時歴データ“3”か
ら“1”を減算してこの時歴データを“2”にし、この
補助レジスタ72r+1に格納されている欠陥画素の情
報(時歴データのみ“2”にしてある)を未使用の主レ
ジスタ70r+2、70r+3、・・・・70r+nの
何れかに格納する。この場合は図16に斜線の信号ライ
ンで示すように、未使用の主レジスタ70r+2に格納
する。
【0089】次に、図17に斜線の信号ラインで示すよ
うに、補助レジスタ72r+2の内容がデータセレクタ
73によって読みだされ、この読みだされた欠陥画素の
情報がコンパレータ71c、71c+1、71c+2、
71c+3、・・・・71c+nに供給され、これらコ
ンパレータ71c、71c+1、71c+2、71+
3、・・・・71c+nにおいて、主レジスタ70r、
70r+1、70r+2、70r+3、・・・・70r
+nから読みだされた欠陥画素の情報と順次比較され
る。
【0090】この図17の例では、補助レジスタ72r
+2に格納されている欠陥画素の情報のアドレスデータ
が主レジスタ70r、70r+1、70r+2、70r
+3、・・・・70r+nに夫々格納されている欠陥画
素の情報のアドレスデータと何れも一致していないの
で、コンパレータ71c、71c+1、71c+2、7
1c+3、・・・・71c+nが何れも反応しない。ま
たこのとき、補助レジスタ72r+2の時歴エリアに格
納されている時歴データは“0”となっている。
【0091】これは、欠陥画素としてレジスタに記憶さ
れていた画素が、10回連続して欠陥画素として検出さ
れなかったことを表す。この場合は、この欠陥画素のデ
ータを主レジスタ70r、70r+1、70r+2、7
0r+3、・・・・70r+nに転送しない。
【0092】そして、次の欠陥検出時に主レジスタ70
r、70r+1、70r+2、70r+3、・・・・7
0r+nのデータが補助レジスタ72r、72r+1、
72r+2、72r+3、・・・・72r+nに転送さ
れ、補助レジスタ72r、72r+1、72r+2、7
2r+3、・・・・72r+nの内容が書き換えられる
ため、10回連続して欠陥画素として検出されなかった
画素はレジスタから消去される。即ち、この場合アドレ
スデータ(z、z)で表される欠陥画素のデータが消去
されることになる。
【0093】このように、例えば或検出時に一旦欠陥と
判断された画素について検出期間内や検出毎に例えば連
続で10回欠陥と判断されなかった場合に、その対応画
素を欠陥画素として判断してしまうことがなく、また、
ノイズの混入によって欠陥画素と誤まって判断してしま
うことがない。
【0094】尚、上述の例においては一旦欠陥画素と判
断した画素について時歴データを“10”から順次減ら
し、“0”となった場合にその画素を欠陥画素としない
ようにした場合について説明したが、例えば最初に設定
する時歴データを“0”とし、欠陥と判断されない毎に
“1”を加算し、時歴データが“10”となったときに
その時歴データを有する画素を欠陥画素ではないと判断
するようにしても良い。
【0095】次に、図11〜図18を参照して説明した
図1のレジスタ14の内容を温度に応じて処理する場合
について説明する。
【0096】図1に示したレジスタ14には欠陥画素の
検出処理の結果得られた欠陥画素の各種情報が格納され
る。本例においては、検出を行うにあたり、今回の検出
の前の検出によって得た欠陥画素の各種情報の取扱につ
いて2通りの方法を選択的に採用できるようにする。
【0097】一つは前回の欠陥画素の情報を全て抹消
し、改めて検出する方法で、もう一つは前回の欠陥画素
の情報で欠陥画素の補正を行うと共に、欠陥画素の検出
を行い、新たに欠陥画素として検出された画素の各種情
報を前回に検出された欠陥画素の情報に加える方法であ
る。
【0098】ところで、欠陥画素には正の温度特性があ
り、温度が高い程欠陥画素の出力する信号のレベルの絶
対値は増加する。従って、前者の方法は、誤検出によっ
て得られた誤ったデータは抹消されるので、誤ったデー
タが残ることがないという利点がある反面、温度が低い
ときに欠陥画素の検出を行うと、全体に欠陥画素が出力
する信号のレベルが小さいので、高温時に問題となるよ
うな欠陥画素を検出し損なう可能性がある。
【0099】一方、後者の方法は、欠陥画素のデータの
抹消を行わないので、仮に温度が低い状態で欠陥画素の
検出を行ったとしても、前回に低い温度でない状態で検
出を行っていれば、そのデータが保持されているので、
本来欠陥である画素の情報が低温で検出を行っているた
めに検出されなくとも、前回のデータが維持され問題は
ない。しかしながら、前回のデータが誤検出によるデー
タであった場合にはデータが抹消されないため、問題と
なる。
【0100】そこで本例においては、図1に示した温度
センサ7からの温度情報に基いてシステムコントローラ
4が上述の2つの方法の内何れの方法を採用するかを検
出の都度選択するようにする。即ち、温度が低いときに
は上述の前回の検出データに今回の検出によって得られ
た欠陥画素の情報を加える方法を採用し、温度が高いと
きには前回の検出データを抹消するようにする。
【0101】このようにすれば、温度が高いときには、
前回検出した欠陥画素の情報を抹消することで偶発的に
誤検出されたデータを抹消でき、温度が低いときには前
回検出した欠陥画素の情報に今回検出する欠陥画素の情
報を加えることによって低温時に欠陥画素が検出されな
いという事故を防止でき、これによって容量の限られて
いるメモリを有効に使用でき、確実、且つ、高精度の欠
陥画素検出を行い、良好な欠陥画素の補正を行うことが
できる。
【0102】尚、図10〜図18を参照して説明したレ
ジスタ14の時歴管理方法と前回検出した欠陥画素の情
報の抹消または加入を温度に応じて行う方法とを組み合
わせて用いるようにしても良い。
【0103】次に、図1に示した補正制御回路15につ
いて説明する。本例においては、図1に示した補正制御
回路15が、温度センサ7からの温度データに基いてシ
ステムコントローラ4を介してタイミングジェネレータ
5に制御信号を供給し、CCD2における電荷の蓄積時
間をN倍の範囲内で可変するようにする。
【0104】即ち、CCDの温度が所定温度以下のとき
に、CCDに供給するセンサーゲートパルスを数フィー
ルドに1回として通常よりも間引くことにより、電荷の
蓄積時間を長くする。これによって、出力される映像信
号は数フィールドに1回となるが、欠陥画素の検出モー
ドであるため、何の問題もない。
【0105】従って、本例においては、補正制御回路1
5が温度センサ7からシステムコントローラ4を介して
供給される(尚、温度センサ7または検出前処理回路2
1から直接供給されるようにしても良い)温度データを
検出し、温度が低いときには、その温度に対応して、シ
ステムコントローラ4を介してタイミングジェネレータ
5に制御信号を供給してCCD2における電荷蓄積時間
を通常より長くさせ、温度が高い場合には通常のままと
する。
【0106】また、この補正制御回路15は、温度セン
サ7からシステムコントローラ4を介して供給される温
度データを基準温度データと比較し、基準温度データよ
り供給された温度データが低いときには補正回路16に
供給する制御信号をローレベル“0”にし、基準温度デ
ータより供給された温度データが高いときには補正回路
16に供給する制御信号をハイレベル“1”にする。
【0107】後述するが、この制御信号がローレベル
“0”、即ち、CCD2の温度が低いときには、補正回
路16の増幅回路のゲインを可変する。これによって補
正回路16が各加算回路9、10及び11に供給する補
正信号のレベルを可変することができる。
【0108】またこの補正制御回路15は、後述する補
正回路16のアナログスイッチ88(図19参照)にマ
スク信号(アナログスイッチ88のイネーブル信号)を
供給し、温度上昇によって欠陥画素が出力する信号のレ
ベルが補正回路16が補正しきれないレベルとなった場
合にその欠陥画素に対する補正を行わないようにする。
【0109】次に、この補正回路16について図19を
参照して説明する。
【0110】この図19において、84は図1に示した
補正制御回路15からの制御信号が供給される入力端子
で、この入力端子84に供給された制御信号によってス
イッチ85のオン/オフを制御する。また80は温度セ
ンサ7からの温度情報が供給される入力端子で、この入
力端子80を温度特性回路81の入力端子に接続する。
この温度特性回路81は、入力端子80を介して供給さ
れた温度データを微小白点(欠陥画素の出力の内正極の
出力)特性に合致するように変換し、この変換によって
得た出力を温度変換回路82に供給する。
【0111】この温度変換回路82は、温度特性回路8
1の出力端を抵抗器R1を介して演算増幅回路83の反
転入力端子(−)に接続し、この演算増幅回路83の出
力端子をD−Aコンバータ87の入力端子に接続し、こ
の演算増幅回路83の出力端子を抵抗器R1及び温度特
性回路81の接続点に抵抗器R3、R2、スイッチ85
の直列回路を介して接続し、更に抵抗器R3及びR2の
接続点を演算増幅回路83の反転入力端子(−)に接続
し、この演算増幅回路83の非反転入力端子(+)を接
地して構成される。
【0112】この図19から分かるように、補正制御回
路15から入力端子84を介して供給される制御信号が
ローレベル“0”のときには、スイッチ85が開成さ
れ、この温度変換回路82のゲインが大きくなり、この
制御信号がハイレベル“1”のときにはこの温度変換回
路82のゲインは小さくなる。
【0113】従って温度特性回路81からの出力はその
ときの制御信号に応じたゲインで演算増幅回路83によ
って増幅され、この後D−Aコンバータ87の基準電圧
としてD−Aコンバータ87の基準電圧入力端子に供給
される。このD−Aコンバータ87はシステムコントロ
ーラ90がメモリ(例えばROM等)89から読みだし
た欠陥画素のレベルデータを温度変換回路82からの基
準電圧に基いてアナログ信号に変換し、このアナログ信
号をアナログスイッチ88に供給する。
【0114】ここでメモリ89には上述した欠陥画素の
レベルデータの他にそのレベルデータのアドレスデータ
等が記憶されており、システムコントローラ90はこの
メモリ89に記憶された欠陥画素のレベルデータをD−
Aコンバータ87に供給すると共に、その欠陥画素のレ
ベルデータに対応するアドレス信号、即ち、アナログス
イッチ88にG、R及びBチャンネルのどのチャンネル
の補正かを示すパルスをアナログスイッチ88に供給す
る。
【0115】このアナログスイッチ88はD−Aコンバ
ータ87から供給される補正信号をシステムコントロー
ラ90からのアドレス信号に応じてGチャンネル用の出
力端子91、Rチャンネル用の出力端子92またはBチ
ャンネル用の出力端子93の何れかを介して図1に示し
た加算回路9、10または11に供給すると共に、入力
端子86を介して補正制御回路15から供給されるマス
ク信号に従ってD−Aコンバータ87から供給される補
正信号の出力端子91、92または93への供給を決定
する。
【0116】ここでマスク信号について説明する。図7
を参照して説明したように、サンプリング回路3におい
ては、データレベルが異常なレベルpaとなっている場
合は、通常動作においては異常なレベルpaも出力され
ることとなるので、異常なレベルpaの位置を示す信号
を使用して、サンプリング信号SHDの内、この異常な
レベルpaに対応した信号を出力しないようにしてい
る。即ち、出力信号の異常なレベルpaに対応する信号
を1つ前の画素の出力信号のまま、即ち、ホールドした
状態としている。
【0117】ところで、このサンプリング回路3におい
て第1の補正方法による補正を行うよう構成した場合
は、上述した補正回路16においては第2の補正方法に
よる補正を行うよう構成しているので、第1の補正方法
により補正した出力に対しても第2の補正方法による補
正を行ってしまうことになる。そこで、上述したように
入力端子86を介して補正制御回路15から供給される
マスク信号に従って、D−Aコンバータ87から供給さ
れる補正信号の出力端子91、92または93への供給
を決定するわけである。
【0118】さて、この補正回路16の動作について図
20を参照して説明する。
【0119】この図20Aは図1に示したサンプリング
回路3からの出力を示し、この図20Aに示すように、
斜線で示す突出部分は温度依存性を持つ電荷のオフセッ
トであり、光電変換のための蓄積時間に比例してレベル
が大となる性質を有するものとする。即ち、これが映出
画像上において特異なレベルの出力となる欠陥画素の出
力に対応する。
【0120】この欠陥画素は製造時に検出されていたも
のとすると、この図20Aに示すCCD2の出力信号に
図20Bに示す補正信号を加算する第2の補正方法によ
る補正を行うことによって欠陥画素による出力をキャン
セルすることができる。しかしながら欠陥画素には、そ
の出力レベルが時間が経過するにつれて変化するものが
あり、図20Aに破線で示すように、時間の経過に伴っ
て欠陥画素が出力するレベルがp20のように大きくな
る場合がある。
【0121】このような場合は欠陥画素の出力に対する
第2の補正方法による補正を行っても図20Aに破線で
示すレベル増大分p20が特異なレベルの出力となって
出力に現れてしまう。ここで欠陥画素の出力の第1の補
正方法による補正を行うと、図20Cに示すように、図
20Aに示したレベル増大分p20の対応部分を1つ前
の出力で置き換えてしまう。
【0122】そしてこの図20Cに示すような状態で図
20Bに示す波形を用いて第2の補正方法による補正を
行うと、図20Dに斜線で示すように、図20に破線で
示したレベル増大分p20に対応する逆の極性の出力が
現れることとなる。
【0123】そこで本例においては、図20Eに示す如
きマスク信号(例えば2クロック分のパルス)を補正制
御回路15で発生させるようにし、このマスク信号を図
19に示した入力端子86を介してアナログスイッチ8
8に供給する。そして、このアナログスイッチ88によ
り、この図20Eに示すマスク信号がハイレベル“1”
の場合には出力を行わないようにし、これによって図2
0Fに破線で示すように、図20Bに示したレベル増大
分p20と逆の極性の部分p21が出力には現れないよ
うにする。
【0124】従って、温度によって出力レベルが変わる
欠陥画素の出力を正確に補正することができ、これによ
って欠陥画素の出力に対する補正の精度を高め、良好な
欠陥画素の補正を行うことができる。
【0125】また、上述したように、この補正回路16
においては、補正制御回路15からの制御信号(スイッ
チング信号)によって図19に示した温度変換回路82
のゲインを変えるようになされている。
【0126】これについて図21を参照して説明する。
【0127】この図21Aは図1に示したサンプリング
回路3からの出力を示し、この図21Aに示されている
斜線で示す突出部分p22は、光電変換のための蓄積時
間に比例してレベルが大となる性質を有する欠陥画素の
出力を表す。
【0128】ここでこの図21Aに示す波形に図21B
に示す波形を加算する欠陥画素補正を行うことによって
欠陥画素による出力をキャンセルすることができる。し
かしながら、図21Aに破線で示すように、突発的に特
異なレベル出力p23が現れたとき(突発的に通常の画
素が欠陥画素と判断される特異なレベルを出力する)、
もしここで欠陥画素の出力の補正を行うにあたり、例え
ば上述した電荷蓄積時間を通常より長くしているような
場合(例えば2倍として説明する)は、図21あに示し
た各欠陥画素による出力p22やp23のレベルは図2
1Cに示すように2倍のレベルとなる。
【0129】ここで図21Bに示す波形で欠陥画素の出
力の補正を行った場合は、図21Dに示すように、通常
の欠陥画素の出力に対する補正でキャンセルされていた
図21Aに示す既に存在していた欠陥画素の出力p22
まで出力に現れ、これらを欠陥画素として検出してしま
う。
【0130】そこで本例においては、補正制御回路15
からの制御信号で図19に示したスイッチ85をオフに
して温度変換回路82のゲインをアップすることによ
り、D−Aコンバータ87の基準電圧を例えば2倍に
し、これによってシステムコントローラ90からの欠陥
画素の出力レベルを図21Eに示すように2倍にする。
【0131】このようにすると、図21Fに示すよう
に、新たな欠陥画素の出力p23対応部分だけが残り、
これについて補正を行うことができるようになる。従っ
て、突発的に発生した欠陥画素の出力を適切に検出で
き、この検出した欠陥画素に対して適切な補正処理を行
うことができ、これにより良好な欠陥画素の検出及びそ
の補正を行うことができる。また、検出対象外の欠陥画
素の出力を誤検出することがない。
【0132】次に、図22を参照して図1に示した検出
前処理回路21について説明する。
【0133】この図22において、100は図1のスイ
ッチ20の可動接点20eからの信号(加算回路9、1
0または11、または温度センサ7からの温度情報)が
供給される入力端子で、この入力端子100を介して供
給される信号が抵抗器R4を介して増幅回路102及び
遅延素子101に夫々供給される。
【0134】この検出前処理回路21においては、サン
プリング周波数の成分による検出誤差の軽減を主な目的
としている。従って、上述した抵抗器R4及び遅延素子
101で誤検出の対象となる入力信号中のキャリア成分
を除去し、このキャリア成分を除去した入力信号を例え
ば数十倍のゲインを持つ増幅回路102で増幅し、この
増幅した入力信号をA−Dコンバータ103でディジタ
ル信号に変換し、この変換によって得たディジタル信号
を出力端子104を介して図1に示した検出回路22に
供給するようにする。この検出前処理回路21を用いた
場合は、例えば数mVの検出対象レベルが100mVp
−pのキャリア成分に加算されていてもその数mVの検
出対象レベルを検出回路15に供給することができる。
尚、不連続な部分を増幅して検出する方法も考えられる
が、このようにした場合、キャリア成分をも増幅してし
まうため、増幅回路の出力電圧範囲を越えてしまう。
【0135】次に、図23を参照して、この検出前処理
回路21の動作について説明する。
【0136】図22の入力端子100を介して検出前処
理回路21に、図23Aに示すような信号の一部分に斜
線で示す突出部分p30(例えば欠陥画素の出力信号に
よるものとする)がある信号が入力された場合に、も
し、図22に示した遅延素子101がインピーダンスマ
ッチングされていれば、抵抗器R4を通過した信号は、
図23Bに示すように、図23Aの波形における突出部
分p30が斜線で示す突出部分p31となる。
【0137】そしてこの図23に示す信号が図22に示
した遅延素子101で遅延されると図22に矢印dlで
示すポイントで位相が180度反転し、反射した波形は
図23Cに示すように、図23Bの波形における突出部
分p31の位相が反転(他の部分も同様である)し、更
に1周期分の時間だけ遅延されたものとなる。
【0138】従って、図22に示す増幅回路102に供
給される信号は、図23Bに示す波形と図23Cに示す
波形を加算した波形、即ち、図23Dに示す如き、図2
3Aに斜線で示した突出部分p30だけが取り出された
波形となる。そしてこの図23Dに示す波形が図22に
示した増幅回路102で図23Eに示すように検出回路
22において欠陥画素であると判断するためのスレッシ
ュホールドレベルThを越えたレベルを持つ電圧になさ
れ、これがA−Dコンバータ103でディジタル信号に
変換された後に、後述する検出回路22に供給される。
【0139】従って、欠陥画素による出力だけを正確に
取り出すことができ、これによって良好な欠陥検出を行
い、良好な欠陥画素の出力に対する補正を行うことがで
きる。尚、温度センサ7からの温度情報は別に設けたA
−Dコンバータでディジタル信号にし、直接各部に供給
するようにしても良い。
【0140】次に、図24を参照して図1に示した検出
回路22について説明する。
【0141】この図24において、110は図1に示し
た検出前処理回路21からの検出前処理したディジタル
信号が供給される入力端子で、この入力端子110から
のディジタル信号は加算回路112及び減算回路111
に夫々供給される。
【0142】加算回路112は入力端子110を介して
供給された入力信号とフィードバックされた信号を加算
し、この加算出力を時定数回路113を介してフリップ
・フロップ回路114に供給する。このフリップ・フロ
ップ回路114は後述するコンパレータ116からの出
力信号に基いて時定数回路113からの出力信号を減算
回路111に供給すると共に、先に説明したように再び
加算回路112へとフィードバックさせる。またこれら
加算回路112、時定数回路113及びフリップ・フロ
ップ回路114でローパスフィルタを構成している。従
って、フリップ・フロップ回路114から出力される信
号は元の信号のいわゆるひげやノイズ成分が除去された
直流の近傍画素の平均レベルの信号となる。
【0143】このフリップ・フロップ回路114からの
出力は減算回路111に供給され、この減算回路111
において、入力端子110を介して供給された入力信
号、即ち、欠陥画素による出力である可能性を有する信
号からこのフリップ・フロップ回路114の出力信号が
減算される。この減算によって得られた信号は絶対値回
路115に供給される。この絶対値回路115は減算回
路111からの信号の絶対値を得る。即ち、上述した欠
陥画素の出力による白点(白傷)及び欠陥画素の出力に
よる黒点(黒傷)のレベルを同一の極性にした後にコン
パレータ116に供給すると共に、減算回路111から
供給された信号が白傷による信号か黒傷による信号かを
判別し、その判別の結果に応じて制御信号(フラグ)を
発生し、この制御信号をスイッチ119に供給し、スイ
ッチ119の切り換えを制御する。
【0144】このスイッチ119の一方の固定接点11
9aを正極のスレッシュホールド信号を出力するスレッ
シュホールド回路117の出力端子に接続し、他方の固
定接点119bを負極のスレッシュホールド信号を出力
するスレッシュホールド回路118の出力端子に接続
し、可動接点119cをコンパレータ116の一方の入
力端子に接続する。
【0145】このスイッチ119は白傷に対応したスレ
ッシュホールドレベル(正極の信号)を発生するスレッ
シュホールド回路117からのスレッシュホールドレベ
ル信号と、黒傷に対応したスレッシュホールドレベル
(負極の信号)を発生するスレッシュホールド回路11
8からのスレッシュホールドレベル信号とを絶対値回路
115からの制御信号に応じて選択的にコンパレータ1
16に供給するスイッチである。尚、スレッシュホール
ド回路117、118は、メモリに記憶したスレッシュ
ホールドレベルデータを読み出し回路で読み出し、これ
をD−Aコンバータでアナログ信号に変換する構成で
も、単なるアナログ電圧を発生させる回路構成でも、シ
ステムコントローラ4内部の回路でも良い。
【0146】コンパレータ116は絶対値回路115か
らの絶対値信号とこのスイッチ119を介してスレッシ
ュホールド回路17または18から供給されるスレッシ
ュホールドレベル信号を比較し、スレッシュホールドレ
ベル信号より絶対値信号が大きい場合に対応する画素か
らの出力を欠陥画素による出力と判断し、フリップ・フ
ロップ回路114に制御信号を供給させて、対応する欠
陥画素の出力がフリップ・フロップ回路114に入力さ
れないようにする。これは欠陥画素の出力を近傍画素の
平均レベルを得るために用いると平均値に擾乱を招くこ
とになるからである。
【0147】ここで、上述の加算回路112、時定数回
路113及びフリップ・フロップ回路114で構成され
るローパスフィルタ(以下、フィルタと記述する)がど
のようにして上述した近傍画素の平均値を得るかについ
て説明する。
【0148】このフィルタが出力するのは、水平方向に
手前の画素の加重平均である。いま、水平アドレスがk
の画素に着目しているとする。kなるアドレスの画素の
レベルをPkとすると、kの時点でのフィルタの出力
(近傍画素の平均レベル)Pkmは(1/2Pk−1)
+(1/4Pk−2)+(1/8Pk−3)+(1/1
6Pk−4)+・・・・+{(1/2のn乗)Pk−n
+・・・・となる。従って実効的には手前数画素の加重
平均といえる。
【0149】さて、次に上述の検出回路22の動作につ
いて説明する。
【0150】入力端子110を介して検出前回路21か
らのディジタル信号が加算回路112及び減算回路11
1に供給される。加算回路112からの出力は時定数回
路113を介してフリップ・フロップ回路114に供給
される。
【0151】一方、減算回路111の出力が絶対値回路
115に供給されると、この絶対値回路115におい
て、その入力信号の極性を検出し、この検出結果に基い
て白傷による信号か黒傷による信号かを判断し、その判
断結果に基いた制御信号をスイッチ119に供給すると
共に、入力信号を絶対値データに変換し、その変換デー
タをコンパレータ120の他方の入力端子に供給する。
【0152】一方、スイッチ119は絶対値回路115
からの制御信号に基いて可動接点119cを一方または
他方の可動接点119aまたは119bに接続する。そ
の結果スレッシュホールド回路117または118から
の正(白傷用)または負(黒傷用)のスレッシュホール
ドレベル信号が読みだされ、この読みだされたスレッシ
ュホールドレベル信号がコンパレータ116の一方の入
力端子に供給される。
【0153】そしてこのコンパレータ116は絶対値回
路115からの絶対値データ及びスレッシュホールド回
路117または118から供給されたスレッシュホール
ドレベル信号が比較し、スレッシュホールドレベル信号
より絶対値データが大きいときには、欠陥画素と判断
し、出力端子120を介して欠陥画素を検出したことを
示す信号を図1に示したシステムコントローラ4に供給
すると共に、フリップ・フロップ回路114に制御信号
を供給し、時定数回路113からの信号を取り込まない
ようにする。これによって欠陥画素の出力による近傍画
素平均レベルの擾乱を防止することができる。
【0154】このように、検出回路22においては検出
するべき信号が欠陥画素の負の出力による黒傷によるも
のかまたは欠陥画素の正の出力による白傷によるものか
を判断し、白傷と判断した場合には白傷用のスレッシュ
ホールドレベル信号を用いて欠陥画素による出力か否か
を判断し、黒傷と判断した場合には黒傷用のスレッシュ
ホールドレベル信号を用いて欠陥画素による出力か否か
を判断するようにしたので、いわゆるひげやノイズ等に
よる誤検出を防止し、良好な検出を行うようにすること
ができる。
【0155】このように、本例においては、検出モード
スイッチ24による選択が欠陥画素の検出を示すモード
となった場合に、読み出しモード切り換えスイッチ23
の設定がフィールド読み出しモードとなっていても、強
制的にフレーム読み出しモードに切り換えるようにして
いるので、例えば読み出しモードをフィールド読み出し
とフレーム読み出しの2つを選択できるようになってい
るビデオカメラに搭載した場合には、欠陥画素の検出時
に垂直解像度の良いフレーム読み出しモードが自動的に
選択され、これによって正確な欠陥画素の検出を行うこ
とができる。
【0156】また、上述の実施例は本発明の一例であ
り、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他様々な構成
が取り得ることは勿論である。
【0157】
【発明の効果】上述せる本発明によれば、固体撮像素子
2の各画素の内特異なレベルの信号を出力する欠陥画素
の情報を検出する欠陥検出手段による固体撮像素子の各
画素の内特異なレベルの信号を出力する欠陥画素の情報
の検出を行う検出モード或いは通常の撮像モードを選択
する選択手段によって検出モードが選択されたときに
は、欠陥検出制御手段が読み出し制御手段に制御信号を
供給し、固体撮像素子からの読み出しモードを強制的に
第2の読み出しモードにするよう制御すると共に、欠陥
検出手段に欠陥画素の情報の検出を行わせるようにした
ので、例えば読み出しモードをフィールド読み出しとフ
レーム読み出しの2つを選択できるようになっているビ
デオカメラに搭載した場合には、欠陥画素の検出時に垂
直解像度の良いフレーム読み出しモードが自動的に選択
され、これによって正確な欠陥画素の検出を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明固体撮像素子の自動欠陥補正回路の一実
施例を適用したビデオカメラを示す構成図である。
【図2】本発明固体撮像素子の自動欠陥補正回路の一実
施例を適用したビデオカメラのサンプリング回路の説明
に供する波形図である。
【図3】本発明固体撮像素子の自動欠陥補正回路の一実
施例を適用したビデオカメラで検出される欠陥画素の説
明に供する波形図である。
【図4】本発明固体撮像素子の自動欠陥補正回路の一実
施例を適用したビデオカメラで行われる映像信号の欠陥
成分の相殺の説明に供する波形図である。
【図5】本発明固体撮像素子の自動欠陥補正回路の一実
施例を適用したビデオカメラのサンプリング回路を示す
構成図である。
【図6】本発明固体撮像素子の自動欠陥補正回路の一実
施例を適用したビデオカメラのサンプリング回路の説明
に供する波形図である。
【図7】本発明固体撮像素子の自動欠陥補正回路の一実
施例を適用したビデオカメラのサンプリング回路の説明
に供する波形図である。
【図8】本発明固体撮像素子の自動欠陥補正回路の一実
施例を適用したビデオカメラの他のサンプリング回路
示す構成図である。
【図9】本発明固体撮像素子の自動欠陥補正回路の一実
施例を適用したビデオカメラのシステムコントローラ
示す構成図である。
【図10】本発明固体撮像素子の自動欠陥補正回路の一
実施例を適用したビデオカメラのレジスタを示す構成図
である。
【図11】本発明固体撮像素子の自動欠陥補正回路の一
実施例を適用したビデオカメラのレジスタの動作の説明
に供する説明図である。
【図12】本発明固体撮像素子の自動欠陥補正回路の一
実施例を適用したビデオカメラのレジスタの動作の説明
に供する説明図である。
【図13】本発明固体撮像素子の自動欠陥補正回路の一
実施例を適用したビデオカメラのレジスタの動作の説明
に供する説明図である。
【図14】本発明固体撮像素子の自動欠陥補正回路の一
実施例を適用したビデオカメラのレジスタの動作の説明
に供する説明図である。
【図15】本発明固体撮像素子の自動欠陥補正回路の一
実施例を適用したビデオカメラのレジスタの動作の説明
に供する説明図である。
【図16】本発明固体撮像素子の自動欠陥補正回路の一
実施例を適用したビデオカメラのレジスタの動作の説明
に供する説明図である。
【図17】本発明固体撮像素子の自動欠陥補正回路の一
実施例を適用したビデオカメラのレジスタの動作の説明
に供する説明図である。
【図18】本発明固体撮像素子の自動欠陥補正回路の一
実施例を適用したビデオカメラのレジスタの動作の説明
に供する説明図である。
【図19】本発明固体撮像素子の自動欠陥補正回路の一
実施例を適用したビデオカメラの 補正回路を示す構成図
である。
【図20】本発明固体撮像素子の自動欠陥補正回路の一
実施例を適用したビデオカメラの補正回路の説明に供す
る波形図である。
【図21】本発明固体撮像素子の自動欠陥補正回路の一
実施例を適用したビデオカメラの補正回路の説明に供す
る波形図である。
【図22】本発明固体撮像素子の自動欠陥補正回路の一
実施例を適用したビデオカメラの検出前処理回路を示す
構成図である。
【図23】本発明固体撮像素子の自動欠陥補正回路の一
実施例を適用したビデオカメラの検出前処理回路の説明
に供する波形図である。
【図24】本発明固体撮像素子の自動欠陥補正回路の一
実施例を適用したビデオカメラの検出回路を示す構成図
である。
【図25】フィールド読み出しの原理を示す説明図であ
る。
【図26】フレーム読み出しの原理を示す説明図であ
る。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体撮像素子からの撮像信号をフィールド
    及びフレーム読み出しモードで読み出すための読み出し
    制御手段と、 上記固体撮像素子の各画素の内特異なレベルの信号を出
    力する欠陥画素を検出する欠陥検出手段と、 上記欠陥検出手段による上記固体撮像素子の各画素の内
    特異なレベルの信号を出力する欠陥画素の検出を行う検
    出モード或いは通常の撮像モードを選択する選択手段
    と、 上記選択手段によって上記検出モードが選択されたとき
    には上記読み出し制御手段に制御信号を供給し、上記固
    体撮像素子からの読み出しモードを強制的にフレーム読
    み出しモードにするよう制御すると共に、上記欠陥検出
    手段に欠陥画素の情報の検出を行わせる欠陥検出制御手
    段と、 上記欠陥検出手段によって検出された上記欠陥画素の情
    報を記憶する記憶手段と、上記固体撮像素子からの出力信号を所定サンプル前の画
    素の信号に置き換える前置補間をして欠陥を補正する第
    1の補正手段と、 上記記憶手段に記憶された上記欠陥画素の情報に基づい
    欠陥画素からの信号を相殺する補正信号を用いて欠陥
    画素による特異なレベルの信号を補正する第2の補正手
    段と、 を備え、上記検出モードにおいては上記第1の補正手段
    により欠陥画素の補正を行うようにしたことを特徴とす
    る固体撮像素子の自動欠陥補正回路。
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