JP2993016B2 - 液晶表示装置及びその駆動方法 - Google Patents

液晶表示装置及びその駆動方法

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JP2993016B2
JP2993016B2 JP1275985A JP27598589A JP2993016B2 JP 2993016 B2 JP2993016 B2 JP 2993016B2 JP 1275985 A JP1275985 A JP 1275985A JP 27598589 A JP27598589 A JP 27598589A JP 2993016 B2 JP2993016 B2 JP 2993016B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液晶表示装置の駆動方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、液晶表示装置の駆動方法として電圧平均化法が
知られている。
上記駆動方法を第17図〜第19図に基づいて説明する。
第17図は液晶パネルの構成と表示内容を示している。液
晶パネル1は液晶層及びそれを挟持する一対の基板2、
3よりなる。その一方の基板2には横方向に走査電極Y1
〜Y6が形成してあり、他方の基板3には信号電極X1〜X6
が形成してある。走査電極Y1〜Y6と信号電極X1〜X6との
交差部分が表示ドットとなる。第17図で斜線(ハッチン
グ)を付した表示ドットは点灯状態を表し、他の表示ド
ットは非点灯状態を表わす。以後、点灯状態の表示ドッ
トを点灯ドット、非点灯状態の表示ドットを非点灯ドッ
トと言う。なお、図示例の液晶パネルは6×6のドット
構成となっているが、これは説明を簡便にするためであ
り、現実の液晶パネルのドット数は通常はるかに多い。
各走査電極Y1〜Y6には、順に選択電圧もしくは非選択
電圧が印加されてゆき、全ての走査電極Y1〜Y6に順次選
択電圧もしくは非選択電圧が印加されるのに要する時間
を1フレームという。
また各走査電極Y1〜Y6に順次選択電圧もしくは非選択
電圧が印加される際に同時に各信号電極X1〜X6には、点
灯電圧もしくは非点灯電圧が印加される。(選択電圧の
印加されている走査電極を選択された走査電極とい
う。)即ち、ある走査電極とある信号電極との交点の表
示ドットを点灯させる場合には、その走査電極が選択さ
れているときに、その信号電極に点灯電圧が印加され、
点灯させない場合には、非点灯電圧が印加される。実際
の駆動波形(印加電圧波形)の一例を、第18図・第19図
に示した。
第18図(a)は前記第17図における信号電極X2に加わ
る信号電圧波形、同図(b)は走査電極Y4に加わる走査
電圧波形、同図(c)は信号電極X2と走査電極Y4との交
点の表示ドット(点灯状態)に印加される電圧波形であ
る。
また第19図(a)は信号電極X2に加わる信号電圧波
形、同図(b)は走査電極Y3に加わる走査電圧波形、同
図(c)は信号電極X2と走査電極Y3との交点の表示ドッ
ト(非点灯状態)に印加される電圧波形である。
上記第18図・第19図において、F1・F2はフレーム期間
である。
フレーム期間F1では 選択電圧=V0、非選択電圧=V4 点灯電圧=V5、非点灯電圧=V3 またフレーム期間F2では 選択電圧=V5、非選択電圧=V1 点灯電圧=V0、非点灯電圧=V2 である。なお V0−V1=V1−V2=V V3−V4=V4−V5=V V0−V5=n・V (nは定数) となっている。このようにフレーム期間F1・F2で走査電
圧波形と信号電圧波形の電圧の差の極性を変えることに
より交流駆動を行っている。なお、極性を反転させる時
に極性反転時という。
上記第18図と第19図との比較でわかるように、表示ド
ットが点灯状態になるか非点灯状態になるかは、その表
示ドットの存在する走査電極に選択電圧が印加されてい
るときに、信号電極に点灯電圧が加わっているか、非点
灯電圧が加わっているかによって決まる。このような駆
動法が従来行われている電圧平均化法と呼ばれる駆動法
である。
しかし、上記従来の電圧平均化法で駆動するとき、実
際には、第18図・第19図に示したようにきれいな矩形波
が表示ドットに印加されているわけではなかった。その
第1の理由は、表示ドットが、その面積、液晶層の厚
さ、液晶材料の誘電率などによって決まる電気容量を持
っているということである。第2の理由は、走査電極お
よび信号電極のいずれも、一般に数十オーム程度のシー
ト抵抗を有する透明導電膜で作られており、当然なが
ら、一定の電気抵抗を持っているということである。
このため、仮に駆動回路から第18図や第19図に示され
たようなきれいな矩形波が印加されたとしても、実際に
表示ドットに印加される波形は、多かれ少かれ歪んだ波
形になってしまう。その結果、各表示ドットに印加され
る波形の実効電圧に差異が生じ、コントラストにむらが
生じるという問題があった。
この問題は従来から知られており、その対策として例
えば、1フレームの間に複数回、液晶パネルに印加され
る電圧の極性を反転する方法(以下、ライン反転駆動法
という)が特開昭62−31825号、同昭60−19195号、同昭
60−19196号公報等で提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記の電圧平均化法及びライン反転駆動法に
よる駆動を行った場合、液晶パネルに印加される電圧の
極性を反転した直後に選択電圧の加わる走査電極上の表
示ドットの濃さが他の走査電極上の表示ドットの濃さと
異ってしまう。そのため線状のコントラストのむらが発
生し、極性反転する走査電極の位置が時間とともに変化
するようにライン反転駆動を行った場合、この線状のコ
ントラストのむらが、流れるように見えてしまう。これ
により、液晶表示装置の表示品位が著しく低下してしま
った。
そこで、本発明者は、上記従来の液晶表示装置におけ
るコントラストのむらについて鋭意研究を行った結果、
上記のコントラストのむらの発生機構を解明した。
以下、この発生機構を第17図で示す液晶パネル1で第
17図で示す表示をした場合で説明する。
ここで、説明の都合上、走査電極Y1〜Y6は1番目の走
査電極Y1から6番目の走査電極Y6に順に選択された後
に、1番目の走査電極Y1に戻るように駆動されていると
する。
又、ライン反転駆動法による極性反転は走査電極Y3と
Y4の間で行うこととする。(極性反転数及び極性反転の
位置を限定するものではなく、必要ならば任意の数、任
意の位置で極性反転を行っても良い。) さらに、液晶パネル1は表示ドットに印加する実効電
圧が大きくなると濃くなる、いわゆるポジ表示をしてい
るとする。
そして、非選択電圧と点灯・非点灯電圧との差の絶対
値をVとし、選択電圧と点灯電圧との差の絶対値をn・
Vとする。nは定数で、通常3〜50程度の値を持つ。
第20図(a)〜(c)はそれぞれ第17図の信号電極X2
に印加する信号電圧波形、走査電極Y2に印加する走査電
圧波形、及びこれら2つの電圧波形の差を示している。
同様に第21図(a)〜(c)はそれぞれ第17図の信号
電極X2に印加する信号電圧波形、走査電極Y3に印加する
走査電圧波形、及びこの2つの電圧波形の差を示してい
る。
さらに第22図に、第17図の信号電極X2と走査電極Y3が
作る表示ドット(以後D23とする)に加わる電圧波形を
この表示ドット部の信号電極X3を基準にして実線で示し
てある。なお、破線で示した電圧波形は走査電極Y2に加
わる電圧を同様に信号電極X2を基準にして示したもので
ある。
第21図(c)と第22図の実線の波形を比べると、第17
図で信号電極X2と走査電極Y3に印加する電圧の差(第21
図(c))より、実際に信号電極X2と走査電極Y3が作る
表示ドットに加わる電圧波形の実効電圧が大きくなって
いることがわかる。
これは次のように説明できる。第22図で破線で示した
電圧波形は、第17図の信号電極X2と走査電極Y2間の表示
ドット(以後D22とする)に加わる電圧波形である。従
って、選択が走査電極Y2からY3に移る時、表示ドットD2
2が作るコンデンサが放出する電荷量Q1はコンデンサの
容量をCとすると、第22図の破線の電圧波形より Q1=nVC−(−VC)=(n+1)VCとなり、表示ドッ
トD23が吸収する電荷量Q2は Q2=(n−2)VC−VC=(n−3)VCである。従って
その差△Qは △Q=4VCとなる。
ここで、第17図より表示ドットD22、D23は隣接してお
り、信号電極X3の短い部分(通常1mm以下)の低い抵抗
値の抵抗で表示ドットD22、D23の作るコンデンサは電気
接続されている。
従って、Q1−△Q=(n−3)VCの電荷は、表示ドッ
トD22からD23に速やかに流入し、その電流による電圧降
下はほとんど発生しない。
しかし、△Qの電荷は走査電極Y2、Y3もしくは信号電
極X3の端部、即ち外部から電圧波形を印加する部分に流
れることとなる。この時の走査電極、信号電極の抵抗値
は表示ドットの位置にもよるが、かなり大きな値とな
り、電荷の流れが妨げられる。そのため、電荷が放出さ
れにくくなり、その結果、走査電極Y2上の電圧が選択電
圧から非選択電圧に立ち上がる時に、信号電極X3上の電
圧も押し下げられてしまい、その結果、信号電極X3と走
査電極Y3との間の実効電圧が大きくなってしまう。
言いかえれば、選択の前後の充放電量の差が正である
と、次に選択された走査電極上の表示ドットの実効値は
大きくなり、逆に負であると実効値が小さくなる。そし
て、その程度は充放電量の絶対値に応じて変化する。そ
こで、一般的に、選択の前後の充放電量について計算を
行う。
ある選択された走査電極上の 全表示ドット数をK 点灯ドット数をNON 非点灯ドット数をNOFF とする。(K=NON+NOFFとなる) 又、次に選択された走査電極上の 点灯ドット数をMON 非点灯ドット数をMOFF とする。
又、点灯ドットのコンデンサ容量をCON 非点灯ドットのコンデンサ容量をCOFF CON>COFFである。
ここで、選択されている走査電極上の全表示ドットに
充電されている電荷量Q1は Q1=NONnVCON+NOFF(n−2)VCOFF 次の走査電極が選択されて、この走査電極上の表示ド
ットに充電されている電荷量Q2は Q2=MONnVCON+MOFF(n−2)VCOFF 従って、その差は △Q=Q1−Q2 =(NON−MON)nVCON +(NOFF−MOFF)(n−2)VCOFF ここで、NOFF=K−NON,MOFF=K−NOFFより =(NON−MON){n(CON−COFF)+2COFF}V 差(NON−MON)をIとし、B={n(CON−COFF)+2
COFF}Vとすると △Q=I・Bとなる。 ・・・(1)式 次に、選択が移る時に同時に極性が反転する場合の充
放電量は、選択されている走査電極上の表示ドットに充
電されている電荷量Q1は Q1=NONnVCON+NOFF(n−2)VCOFF 次の走査電極がされて、この走査電極上の表示ドット
に充電されている電荷量Q2は極性が反転していることを
考えて Q2=−(MONnVCON+MOFF(n−2)VCOFF) 従って、その差△Qは −△Q=Q1−Q2 =NONnVCON+NOFF(n−2)VCOFF +MONnVCON+NOFF(n−2) VCOFF =(NON+MON)nVCON+(NOFF+ MOFF)(n−2)VCOFF ここで、NOFF=K−NON,MOFF=K−MONより =(NON+MON)nVCON+(2K−NON −MON)(n−2)VCOFF =(NON+MON){n(CON−COFF)+ 2COFF}V+2K(n−2)VCOFF ここで、和(NON+MON)をFとし、D=2K(n−2)
VCOFFとすると、−△Q=F・B+Dとなる。
従って、極性が反転したことを考えて △Q=−F・B−Dとなる。 ・・・(2)式 (1)、(2)式より 極性反転しない時の選択移行時に、選択されている走
査電極上の点灯ドット数が、次に選択される走査電極上
の点灯ドット数より多い時には、差Iが正となり、次に
選択される走査電極上の表示ドットに加わる実効電圧が
大きくなり濃くなる。逆に選択の移行前の走査電極上の
点灯ドット数より後の走査電極上の点灯ドット数が多い
時は差Iが負となり、選択移行後の走査電極上の表示ド
ットに加わる実効電圧が小さくなり薄くなる。この程度
は数値Iの絶対値に応じて変化する。
次に極性反転する時の選択移行時には、ある一定の値
だけ常に次に選択される走査電極上の表示ドットに加わ
る実効電圧が小さくなると共に選択の移行前後の走査電
極上の点灯ドット数の和Fに応じた分だけ実効電圧が小
さくなる。
以上をまとめると、極性反転時以外の選択移行時に、
移行前後の点灯ドット数の差Iに応じて、コントラスト
のむらが生じる。
又、極性反転時の選択移行時に、移行前後の点灯ドッ
ト数の和Fに応じたコントラストのむらが発生すると共
にある一定のコントラストのむらが発生する。
さらに、極性反転時に、実際の駆動回路の出力する走
査電圧波形と信号電圧の極性の切替わり過程が、微妙に
異っていることも、極性反転時の選択移行時に発生する
コントラストのむらの一因となっている。これを第1の
原因と言う。
又、極性を反転させる時に反転直前に選択電圧が印加
し、該反転直後に非選択電圧の印加する走査電極上の表
示ドットを作る各信号電極の電圧は、(2)式によって
求まる電荷量に応じた大きさだけ、反転後の選択電圧側
に引き込まれた電圧となる。これを第23図と第24図と第
25図に示す。第23図は第17図と同じ液晶パネル1で異な
った表示内容を示している。第24図と第25図は、それぞ
れ第23図の表示を行なった時の表示ドットD33とD43の位
置での各電圧波形を示している。第24図(a)は、ドッ
トD33の位置での信号電圧波形、同図(b)は、ドットD
33の位置での走査電圧波形、同図(c)は、ドットD33
に印加する電圧波形である。同様に、第25図(a)は、
ドットD43の位置での信号電圧波形、同図(b)は、ド
ットD43の位置での走査電圧波形、同図(c)は、ドッ
トD43に印加する電圧波形である。第24図(a)で示さ
れるように、反転直後に、点灯電圧が加わる信号電極は
この点灯電圧が選択電圧側に引きずられ、結局同図
(c)のようにドットD33に印加する実効電圧はこの引
きずられた分だけ、小さくなる。そして、第25図(a)
で示されるように、反転直後に、非点灯電圧が加わる信
号電極はこの非点灯電圧が選択電圧側引きずられ、結局
同図(c)のようにドットD43に印加する実効電圧はこ
の引きずられた分だけ、大きくなる。この為ドットD33
(点灯状態)は他の点灯している表示ドットより薄くな
り、ドットD43(非点灯状態)は他の点灯していない表
示ドットに比べ濃くなる。この表示のむらは(2)式で
求まる電荷に応じて発生する。即ち、ある一定の表示の
むらが常に発生し、それにつけ加えて、液晶パネルの表
示内容に応じたむらが発生する。これを、第2の原因と
言う。本発明は、この2つの原因によって表示ドットに
加わる実効電圧が変化、即ち、走査電圧波形、及び信号
電圧波形の歪を補正することにより、コントラストのむ
らのない均一な外観を呈する液晶表示装置を得られるよ
うにしたものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の液晶表示装置の駆動方法は、複数の走査電極
が形成される基板と複数の信号電極が形成される基板と
の間に液晶層を挟持してなる液晶表示装置の駆動方法で
あって、前記複数の走査電極には、第1の信号極性の選
択電圧及び非選択電圧と第2の信号極性の選択電圧及び
非選択電圧とを有する走査電圧波形を印加し、前記複数
の信号電極には、第1の信号極性の点灯電圧及び非点灯
電圧と第2の信号極性の点灯電圧及び非点灯電圧とを有
する信号電圧波形を印加し、前記走査電圧波形及び前記
信号電圧波形は、各々の信号極性を周期的に反転してな
り、前記信号電圧波形が第2の信号極性から第1の信号
極性へ反転した直後に、前記走査電圧波形が第2の信号
極性における選択電圧となる場合に生じる波形のなまり
を補正するための補正電圧を、前記走査電圧波形又は前
記信号電圧波形の一方に対して加えてなることを特徴と
する。
さらに、前記補正電圧を、前記走査電圧波形に加えて
なることを特徴とする。
また、本発明の液晶表示装置の駆動方法は、複数の走
査電極が形成される基板と複数の信号電極が形成される
基板との間に液晶層を挟持してなる液晶表示装置の駆動
方法であって、前記複数の走査電極には、第1の信号極
性の選択電圧及び非選択電圧と第2の信号極性の選択電
圧及び非選択電圧とを有する走査電圧波形を印加し、前
記複数の信号電極には、第1の信号極性の点灯電圧及び
非点灯電圧と第2の信号極性の点灯電圧及び非点灯電圧
とを有する信号電圧波形を印加し、前記走査電圧波形及
び前記信号電圧波形は、各々の信号極性を周期的に反転
してなり、前記信号電圧波形が第2の信号極性から第1
の信号極性へ反転する際に、前記走査電圧波形が第1の
信号極性の選択電圧から非選択電圧となる場合に生じる
波形のなまりを補正するための補正電圧を、前記走査電
圧波形の前記非選択電圧に対して加えることを特徴とす
る。
また、本発明の液晶表示装置の駆動方法は、複数の走
査電極が形成される基板と複数の信号電極が形成される
基板との間に液晶層を挟持し、前記走査電極と前記信号
電極の交差に対応した表示ドットを有する液晶表示装置
の駆動方法であって、前記複数の走査電極に走査電圧波
形を印加し、前記複数の信号電極に信号電圧波形を印加
し、前記走査電圧波形及び前記信号電圧波形は、各々の
信号極性を周期的に反転してなり、前記複数の信号電極
に印加された前記信号電圧波形における前記信号極性の
反転直前の点灯ドット数と前記信号極性の反転直後の点
灯ドット数との和に応じて生成される補正電圧を、当該
信号極性の反転後にて、前記走査電圧波形又は前記信号
電圧波形の一方に対して加えてなることを特徴とする。
さらに、前記補正電圧を、前記信号極性の反転直後に
選択される走査電極に印加される前記走査電圧波形に加
えてなることを特徴とする。
さらに、前記補正電圧は、前記点灯ドット数の和の大
きさに応じてパルス幅を可変するように生成されてな
る。
また、本発明の液晶表示装置の駆動方法は、複数の走
査電極が形成される基板と複数の信号電極が形成される
基板との間に液晶層を挟持し、前記走査電極と前記信号
電極の交差に対応した表示ドットを有する液晶表示装置
の駆動方法であって、前記複数の走査電極に走査電圧波
形を印加し、前記複数の信号電極に信号電圧波形を印加
し、前記走査電圧波形及び前記信号電圧波形は、各々の
信号極性を周期的に反転してなり、前記複数の信号電極
に印加された前記信号電圧波形における前記信号極性の
反転直前の点灯ドット数と前記信号極性の反転直後の点
灯ドット数との和に応じて生成される補正電圧を、当該
信号極性の反転時に選択から非選択とから前記走査電圧
波形に対して加えてなることを特徴とする。
さらに、前記補正電圧は、前記点灯ドット数の和の大
きさに応じてパルス幅を可変するように生成されてな
る。
また、本発明の液晶表示装置は、複数の走査電極が形
成される基板と複数の信号電極が形成される基板との間
に液晶層を挟持し、前記走査電極と前記信号電極の交差
に対応した表示ドットを有する液晶表示装置であって、
前記複数の走査電極に走査電圧波形を印加する走査電極
駆動手段と、前記複数の信号電極に信号電圧波形を印加
する信号電極駆動手段と、前記走査電圧波形又は前記信
号電圧波形の一方に対して補正電圧を加えるための手段
とを備え、前記走査電圧波形及び前記信号電圧波形は、
各々の信号極性を周期的に反転してなり、前記補正電圧
を加えるための手段は、前記複数の信号電極に印加され
た前記信号電圧波形における前記信号極性の反転直前の
点灯ドット数と前記信号極性の反転直後の点灯ドット数
との和に応じて前記補正電圧を生成し、当該信号極性の
反転後にて、前記走査電圧波形又は前記信号電圧波形の
一方に対して加えるようにすることを特徴とする。
また、本発明の液晶表示装置は、複数の走査電極が形
成される基板と複数の信号電極が形成される基板との間
に液晶層を挟持し、前記走査電極と前記信号電極の交差
に対応した表示ドットを有する液晶表示装置であって、
前記複数の走査電極に走査電圧波形を印加する走査電極
駆動手段と、前記複数の信号電極に信号電圧波形を印加
する信号電極駆動手段と、前記走査電圧波形に対して補
正電圧を加えるための手段とを備え、前記走査電圧波形
及び前記信号電圧波形は、各々の信号極性を周期的に反
転してなり、前記補正電圧を加えるための手段は、前記
複数の信号電極に印加された前記信号電圧波形における
前記信号極性の反転直前の点灯ドット数と前記信号極性
の反転直後の点灯ドット数との和に応じて生成される補
正電圧を、当該信号極性の反転時に選択から非選択とな
る前記走査電圧波形に対して加えるようにすることを特
徴とする。
〔作 用〕
上記の構成により、液晶表示装置を駆動する際に、極
性反転時に生じる表示ドットに印加する電圧波形の変形
による実効電圧の変化を、極性反転時に走査電圧波形お
よび・または信号電圧波形のうち少なくとも一方を変化
させることによって、各表示ドットに加わる実効電圧の
差異を補正して前記のコントラストのむらを防止するこ
とが可能となった。
〔実 施 例〕
以下、本発明を実施例で具体的に説明する。
ここで、まず第1の原因にもとずく表示のむらに対す
る実施例を示す。
実施例1 極性反転時に発生するコントラストのむらは、表示パ
ターンによらず、ある一定の程度のむらが発生する。そ
して、前記したように、極性反転時の直前に選択されて
いる走査電極上の点灯ドットの数と極性反転時の直後に
選択される走査電極上の点灯ドットの数の和Fに応じた
むらが付け加えられる。
さらに極性反転時以外に選択される走査電極が次に移
る時に選択されていた走査電極上の点灯ドット数と次に
選択される点灯ドット数の差Iに応じて表示ドットに印
加する波形に歪みが生じる。
従って、液晶表示装置の動作時に、和F及び差Iを計
算しながら、和F及び差Iに対応した波形補正を行えば
良い。
このような補正を行うための具体的な液晶表示装置の
一実施例を第1図に示す。
図に於いて、101は液晶ユニットで、液晶パネルと駆
動回路とで構成されている。102は液晶表示装置の動作
を制御するための一連の制御信号で、ラッチ信号LP、フ
レーム信号FR、データイン信号DIN、Xドライバシフト
クロック信号XSCLその他からなる。103はデータ信号、1
04は波形補正信号発生回路(以下補正回路と略称す
る)、105は電源回路である。
上記補正回路104は、前記の数値F又は数値Iの計算
を行うと共に、その数値F又は数値Iの正負を伝える符
合信号108と、数値F又は数値Iの絶対値の大きさを伝
える強度信号109とを補正信号として電源回路105に伝達
する。上記の強度信号109は数値F又は数値Iの絶対値
に対応した長さの時間だけ能動状態となる。
また電源回路105は、上記の符号信号108・強度信号10
9に従って液晶ユニット101に供給する走査電極駆動用電
源(以下、Y電源という)106と、信号電極駆動用電源
(以下、X電源という)107を作ると共に、上記Y電源1
06の電圧補正を行う。
上記第1図に示した本実施例の基本的な動作は次の通
りである。
即ち、まず補正回路104は或る走査電極が選択されて
いるときに、データ信号103を取り込み、次に選択され
る走査電極上の点灯ドットの数MONを数える。次に現
在、選択されている走査電極上の点灯ドットの数NON
の和及び差、即ち数値F及び数値Iを計算する。そし
て、選択が移るときに(極性反転したい時)、その結果
の符合と絶対値をそれぞれ、符号信号108・強度信号109
として出力する。極性反転する時は、数値Fを数値Iと
おきかえて同様に出力する。それと同時に、選択されて
いる走査電極上の点灯ドットの数NONとして、MONを取り
込み記憶する。そして、電源回路105は符号信号108と強
度信号109に従ってY電源106の電圧に必要な補正を行
う。
このような操作によって、液晶パネル上に発生する第
1の原因によるコントラストのむらが防止できる。本実
施例では補正方法として、液晶パネルに印加される駆動
波形に発生する歪みに対し、それをキャンセルする方向
に一定の電圧を歪みの大きさに対応した時間だけ印加し
ようというものである。一定電圧の向きを決めるのが符
号信号108で印加時間を決めるのが強度信号109である。
以下、本実施例の各構成要素の具体的構成および動作
について述べる。第2図から第5図に第1図の構成要素
の詳細を示した。
第2図は上記液晶ユニット101の具体的構成の一例を
示す。
図に於いて、201は液晶パネルで、液晶層を挟む一対
の基板202・203の一方の基板202上に横に並んだ走査電
極Y1〜Y6が形成され、他方の基板203上に縦に並んだ信
号電極X1〜X6が形成されている。そして、走査電極Y1〜
Y6と信号電極X1〜X6が交差して表示ドット204が形成さ
れる。なお、上記液晶パネルは6×6のドット構成とな
っているが、これは説明を簡便にするためであり、これ
に限られるものではない。
205は走査電極駆動回路で、シフトレジスタ回路206と
レベルシフタ回路207とからなる。そのレベルシフタ回
路207の出力は液晶パネル201の各走査電極Y1〜Y6に導か
れる。
208は信号電極駆動回路で、シフトレジスタ回路209と
ラッチ回路210およびレベルシフタ回路211とからなる。
レベルシフタ回路211の出力は液晶パネル201の各信号電
極X1〜X6に導かれる。
第3図は前記の制御信号102の各信号DIN・LP・FR・XS
CLと、データ信号103のタイミングチャートである。
上記の信号DINとLPは第2図の走査電極駆動回路205の
シフトレジスタ回路206に対して、それぞれデータ、シ
フトクロックとして動く。信号LPの立下がりによって信
号DINはシフトレジスタ回路206内に取り込まれ、転送さ
れる。ここで、信号DINは“H"を能動とし、通常、液晶
パネル201の走査電極Y1〜Y6の数かそれ以上の信号LPの
数の間隔で1度出力されるので、シフトレジスタ回路20
6内を“H"のデータが通過し、それ以外は“L"となる。
そして、シフトレジスタ回路206の内容に応じてレベル
シフタ回路207により、能動の場合に選択電圧を走査電
極Y1〜Y6に供給し、非能動の場合に非選択電圧を走査電
極Y1〜Y6に供給する。その選択電圧と非選択電圧は前記
のY電源106より供給される。
またデータ信号103と、信号XSCL及びLPはそれぞれ、
信号電極駆動回路208のシフトレジスタ回路209のデータ
とシフトクロック、及びラッチ回路210のラッチクロッ
クとして働く。第3図において、データ信号103は“H"
を能動とし、点灯を表す。又そのデータ信号103は液晶
パネル201の或る走査電極が選択されている間に、次の
走査電極上の表示ドット204を点灯か非点灯かを決定す
る信号として働く。そして、或る走査電極が選択されて
いる期間に次に選択される走査電極上の表示ドットに対
応する信号として、信号XSCLの立下がりでシフトレジス
タ回路209に取り込まれる。その信号XSCLに従ってデー
タ信号103の取り込みが終わると信号LPの立下がりで、
シフトレジスタ回路209の内容がラッチ回路210に取り込
まれる。次いで、その取り込まれた内容に応じて、シフ
トレジスタ回路211により、能動の場合に点灯電圧を信
号電極X1〜X6に供給し、非能動の場合に非点灯電圧を信
号電極X1〜X6に供給する。その点灯電圧と非点灯電圧は
X電源107により供給される。
さらに前記の信号FR(フレーム信号)は、液晶パネル
201を交流駆動するために、駆動回路205・208に接続さ
れている。その信号FRは信号LPの立下がりに同期して切
り替わり、駆動電圧の電位の選択を切り替える。即ち、
その駆動電圧は後述する2つの選択・非選択・点灯、非
点灯電圧の組を持ちフレーム信号FRによって切り替えら
れる。
なお、上記の液晶ユニット101の構成およびその駆動
方法等は本発明を説明するための一例であって、液晶ユ
ニット101の構成を限定するものではない。
第4図は前記第1図における補正回路104の具体的な
構成の一例を示すブロック図である。
図において、401は計数回路、402は第1の計数保持回
路、403は第2の計数保持回路、404は数値演算回路、40
5はパルス幅制御回路である。
計数回路401は、第2図の液晶パネル201のn番目の走
査電極が選択されている間にn+1番目の走査電極上の
表示ドット内の点灯ドット数を数える。その計数回路40
1は、制御信号102の信号LPの立下がりから次の信号LPの
立下がりまで、信号XSCLの立下がりでデータ信号103が
能動の場合のみ加算することによってn+1番目の走査
電極上の点灯ドットの数を数える。そして、信号LPの立
下がりで計数値を第1の計数保持回路402に出力すると
共に、計数回路401の計数値を0にリセットして、再び
計数を始め、これを順次くり返す。なお、その計数は場
合によっては1ドット単位まで厳密に行う必要はなく、
例えば信号電極X1〜X6の数が640本程度であれば計数の
誤差を±16ドットとしても差し支えない。
次に、第1の計数保持回路402は、信号LPの立下がり
で上記計数回路401の計数値が0になる直前の計数値を
順次取り込み、第2の計数保持回路403は信号LPの立下
がりで、第1の計数保持回路402が計数回路401から次の
計数値を取り込む直前の計数値を第1の計数保持回路40
2から順次取り込む。従って第1の計数保持回路402がn
+1番目の走査電極上の表示ドットの点灯ドット数MON
を取り込んでいるとき、第2の計数保持回路403はn番
目の走査電極上の表示ドットの点灯ドット数NONを取り
込んだ状態にあり、その数値MON、NONをそれぞれ数値演
算回路404に出力する。
次いで、その数値演算回路404は、上記第1と第2の
計数保持回路402・403からの数値MONとNONの和と差、す
なわちF=NON+MONとI=NON−MONを計算し、信号FRが
変化しない時(極性反転時以外の時)数値Iの符号を前
記の符号信号108として出力すると共に、数値Iの絶対
値をパルス幅制御回路405に出力する。そして、信号FR
が変化する時、(極性反転時)には数値Fを同様に出力
する。但し、回路の都合で数値Fの符号を反転させたも
のを符号信号108として出力する。
又そのパルス幅制御回路405は、上記の数値演算回路4
04から入力される数値F又は数値Iの絶対値に応じた長
さの時間だけ能動な信号を前記の強度信号109として、
制御信号102の信号LPの立下がりに同期して出力する。
なお強度信号109の幅Wと数値F、数値Iの関係は、
例えば実験的に求めても良い。又、上記の幅Wは数値I
が正と負によって異っても良い。本実施例では数値Iが
正負によらず、 W=a1・I及びW=a1・F+a0とした。
以上が補正回路104の動作と機能であり、その各構成
要素401〜405の具体的な回路構成はいずれも上記説明に
基づき適宜容易に実現できるので省略した。
第5図は前記第1図における電圧電源回路105の具体
的な構成の一例を示す。
図に於いて、501〜509は抵抗器で、順に直列に接続さ
れており、両端に電圧V0Uと電圧V5Lが供給されている。
ここで抵抗器501〜509のおのおのの端部に発生する電
圧を第5図に示すように順にV0U,V0N,V0L,V1,V2,V3,V4,
V5U,V5N,V5Lとすると、 V0N−V1 =V1−V2 =V3−V4 =V4−V5N =(V2−V3)/(n−4) nは定数 また (V0U−V0N)/(V0N−V1) =(V5N−V5L)/(V4−V5N) (V0N−V0L)/(V0N−V1) =(V5U−V5N)/(V4−V5N) という関係が成り立つように各抵抗器2601〜2607の抵抗
値が設定されている。
510は各抵抗器501〜509が作る上記の分割電圧V0N,V0
L,V1,V2,V3,V4,V5U,V5Nを安定化させるための電圧安定
化回路であり、入力電圧と同じ電圧が低いインピーダン
スとなって出力される。その電圧安定化回路510は、本
実施例では演算増幅回路によるボルテージホロワ回路に
よって構成されている。
511,512はスイッチで第1図の符合信号108と強度信号
109によってきりかわる。ここで、負の数値I及び数値
Fによる符合信号108、強度信号109が出力される時、第
5図のスイッチ511、512はそれぞれ電圧V0U、V5Lに強度
信号109が能動である期間、切替わる。
又、正の数値Iによる符号信号108、強度信号109が出
力される時、強度信号109が能動である期間、それぞれ
電圧V0L、V5Uに切替わる。
いずれの場合も、強度信号109が非能動となると、そ
れぞれ、電圧V0N、V5Nに切替わる。
スイッチ511、512の出力する電圧をそれぞれV0、V5と
する。
電圧V0N、V2を一方の組の点灯、非点灯電圧とし、電
圧V5N、V3を他方の点灯、非点灯電圧として、これらを
まとめてX電源107とする。
同様に、電圧V5、V1を一方の組の選択、非選択電圧と
し、電圧V0、V4を他方の組の選択、非選択として、これ
らをまとめてY電源106とする。
X、Y電源107、106は第1図の液晶ユニット101に供
給される。
以上のように構成となっている。以下、具体例により
動作説明を行う。まず、第6図は液晶パネル201(第2
図で図示)で、斜線を引いた表示ドットは点灯を示して
いる。この図で示される表示を行う時の本発明の実施例
による駆動電圧波形を第7図(a)〜(c)で示す。こ
こで、極性反転は走査電極Y3とY4の間で行うこととす
る。(これは極性反転の数、位置を限定するものではな
く、必要に応じ任意に選べる。) 第7図(a)は信号電極X2に印加する信号電圧波形で
ある。
第7図(b)は走査電極Y4に印加する走査電圧波形で
ある。ここで、走査電極Y4で極性が反転するので、数値
Fに応じた長さの時間をある一定の長さの時間に加えた
時間(図中Wで示す)だけ選択電圧がV0Uないし、V5Lに
なっている。
第7図(c)は信号電極X2と走査電極Y4の作る表示ド
ット(以下、D24とする)に実際に加わる電圧波形であ
る(実線で図示)。ここで、破線で示した波形は極性反
転時に生じる数値Fとある一定値の和に応じて発生しよ
うとするなまりである。
第7図(a)〜(c)で示すように、極性反転時に、
第1図の補正回路104は数値Fに応じた長さにある一定
の長さを加えた時間だけ能動な強度信号109を出力す
る。又、符号信号108は負を示す。そして、この強度信
号109が能動な間、電源回路105はY電源107を構成する
選択電圧(電圧V0、V5)として、V0U、V5Lを出力し、強
度信号109が非能動となると、V0N、V5Nを出力する。
このため、第7図(c)で破線でしめした発生しよう
とするなまりは、同図(b)で時間Wだけ選択電圧が、
電圧V0U、V5Lに変化することにより、同図(c)の実線
で示したように略補正される。
これにより、実効電圧も補正されて、第1の原因によ
る極性反転時のコントラストのむらは解消される。
極性反転時以外の選択移行時は、第1図の強度信号10
9、符号信号108が数値Fのかわりに数値Iに依存する以
外は全く同じである。
即ち、強度信号109は数値Iに応じた長さの時間だけ
能動となり、能動期間中、 符号信号108が正の時 電圧V0、V5として、電圧V0L、V5U 符号信号108が負の時 電圧V0、V5として、電圧V0U、V5Lを出力する。そし
て、非能動となると、 電圧V0、V5として、電圧V0N、V5Nを出力する。
このような動作により、極性反転時と同様に、数値I
により発生する表示ドットに実際に加わる電圧波形の歪
を補正し、これにより実効電圧を補正されコントラスト
のむらを解消できる。
実施例2 実施例1に於いて、数値Iによる補正(極性反転時以
外の選択移行時の補正)をはぶいても、ほぼ同等の効果
が得られると共に回路構成を簡略化できる。
実施例3 実施例2に於いて、極性反転時の数値Fによる補正を
はぶき、常に一定時間補正を行ってもほぼ同等の効果が
得られると共に回路構成を著しく簡略化できる。
実施例4 実施例1〜3に於いて、選択電圧を変化させて補正を
行ったが、他の非選択電圧、点灯、非点灯電圧を変化さ
せてもよい。
実施例5 実施例1〜5に於いて、補正を数値I、Fに応じた長
さの時間だけ一定電圧変化させていたが、数値I、Fに
応じた電圧を一定時間あるいは数値I、Fに応じた時間
印加させても良い。さらに、補正のために付け加えられ
る電圧波形の形状を矩形でなく三角形、台形、指数関数
で表わされる形等の他の形状にしても良い。
次に、第2の原因によって生じる表示のコントラスト
のむらに対する実施例を示す。
実施例6 第2の原因による表示のむらは、極性反転時に、選択
電圧から非選択電圧に切り替わる走査電極(以後、この
走査電極を走査電極YSと言う。)と交差する信号電極上
の電圧が極性反転後の選択電圧側に引きずられることに
よって生じる。そして、このむらの程度は、ある一定の
むらと極性反転時前後で選択されている走査電極上の点
灯ドットの和に応じてむらがつけ加えられる。従って、
液晶表示装置の動作時に、和Fを計算しながら和Fに対
応した電圧を極性反転直後に、走査電極YSに印加する非
選択電圧に重畳して、信号電極上の電圧が選択電圧側に
引き込まれた分だけ、走査電極YS上の非選択電圧を選択
電圧側に変化させれば、走査電極YS上の表示ドットの実
効電圧は、走査電極YS以外の走査電極上の表示ドットと
同じになる。このような補正によって第2の原因による
表示のむらは解消出来る。
このような補正を行なうための具体的な液晶表示装置
の一実施例を第8図に示す。
図に於て、801は液晶ユニットで、液晶パネルと駆動
回路とで構成されている。102、103は第1図の一連の制
御信号、データ信号と全く同じものである。第8図で、
804は波形補正信号発生回路(以下、補正回路804と略称
する。)で、選択が移行する前後に選択されている走査
電極上の点灯ドットの和を計算し、この結果に応じた長
さの時間だけ能動状態となる強度信号809を作る。805は
電圧電源回路で、2組の点灯電圧、非点灯電圧からなる
X電源107と2組の選択電圧、非選択電圧、補正非選択
電圧からなるY電源806を作る。補正非選択電圧は強度
信号809によって変化する。810は極性反転時検出回路で
あり、フリップフロップ回路と排他的論理和回路からな
る。この回路は、信号FRが信号LPに同期して、変化した
時に、信号LPが次に立ち下がるまで“H"レベルの信号
(以後、この信号を信号DETと言う。)を出力する。即
ち、信号FRが変化したことを検出する回路である。ここ
で、本実施例の各構成要素の具体的な構成と動作につい
て述べる。第9図は、液晶ユニット801の具体的構成の
一例を示す。201は液晶パネル、208は信号電極駆動回路
でそれらの構成と動作は第2図の液晶パネル201、信号
電極駆動回路208と同じであるので、その構成要素に同
符号に付して説明を略する。第9図で、905は走査電極
駆動回路で、少なくとも走査電極Y1〜Y6の数より多いビ
ット数を持つシフトレジスタ906とマルチプレクサ回路9
07とスイッチ回路908と909から構成されている。ここ
で、第10図に走査電極駆動回路905の詳しい構成を示
す。906は、7ビットからなるシフトレジスタで信号LP
の立ち下がりで、信号DINを取り込み、その後、信号LP
の立ち下がりで順次、BIT0からBIT1へ、BIT1からBIT2へ
と“H"レベルがシフトする。907はマルチプレクサ回路
で、シフトレジスタ906のBITn(n=0〜5)の出力が
“H"の時、スイッチ回路908のスイッチSn0(n=0〜
5)をオンさせる信号を出力する。そして、BITnの出力
が“L"でかつ信号DETが“L"の時とBITnの出力が“L"で
かつ信号DETが“H"でかつBIT(n+1)の出力が“L"の
時スイッチSn1をオンさせる信号を出力する。そして、
又、BITnの出力が“L"でかつ、BIT(n+1)の出力が
“H"でかつ信号DETが“H"の時にスイッチSn2をオンさせ
る信号を出力する。この時、Sn0〜Sn2のいずれかをオン
させる信号を出力している時、他のスイッチSn0〜Sn2に
対しては、オフとなる信号を出力する。908はスイッチ
回路で、3個のスイッチSn0〜Sn2(n=0〜5)を1組
として6組のスイッチから構成されている。これらのス
イッチはマルチプレクサ回路907の出力に従って選択電
圧、非選択電圧、補正非選択電圧の内、1つの電圧を取
り、第9図の液晶パネル201の各走査電極Y1〜Y6に出力
する。第10図で、909はスイッチ回路で、スイッチS60、
S61、S62で構成されている。スイッチ回路909は、Y電
源806の2組の選択、非選択、補正非選択電圧の一方の
組を信号FRによって切り替える。
以上の構成となっている。ここで、動作を説明する。
まず、信号FRによって、2組の選択、非選択、補正非選
択電圧の一方の組が選ばれる。そしてスイッチ回路908
の各スイッチはBITnが“H"の時、即ち、選択状態ならば
スイッチSn0がオンし選択電圧を出力する。そして、BIT
nの出力が“L"でかつ信号DETが“L"の時、即ち、非選択
状態でかつ極性反転が無い時と、BITnの出力が“L"でか
つ信号DETが“H"でかつBIT(n+1)の出力が“L"の
時、即ち、非選択状態で、かつ極性反転があり、かつこ
の極性反転直前に選択状態になかった時にスイッチSn1
がオンし非選択電圧を出力する。そして、BITnの出力が
“L"でかつ信号DETが“H"でかつBIT(n+1)の出力が
“H"の時、即ち、非選択状態で、かつ極性反転があり、
かつこの極性反転直前に選択状態にあった時にスイッチ
Sn2がオンし補正選択電圧を出力する。
走査電極駆動回路905は以上のように動作する。な
お、ここで、スイッチ回路908、909及びマルチプレクサ
回路907等の構成はこれに限定するものではなく、同様
の電圧を出力できればどのような構成でも構わない。
第9図で、液晶ユニット801は以上の構成となってい
る。
第8図の補正回路804の構成を第11図に示す。図で、4
01、402、403は第4図と同じもので、同じ動作をするの
で、同符号を付け説明を省略する。804は演算回路、805
はパルス幅制御回路である。演算回路804は、第1、第
2の係数保持回路402、403からの数値NON、MONの和、即
ち、F=NON+MONを計算し、この数値をパルス幅制御回
路805に出力する。パルス幅制御回路805は、この入力し
た数値Fに応じた長さにある一定の長さを加えた時間だ
け能動な信号を強度信号809として、信号LPの立ち下が
りに同期して出力する。
補正回路804は、以上のような構成と動作を行なう。
第8図の電圧電源回路805の具体的な構成の一例を第1
2図に示す。図で、1201〜1207は抵抗器で、順に直列に
接続されており、両端に電圧V0と電圧V5が供給されてい
る。
ここで、抵抗器1201〜1207のおのおの端部に発生する
電圧を図で示すように順に、V0、V1N、V1L、V2、V3、V4
U、V4N、V5とすると、 V0−V1N =V1N−V2 =V3−V4N =V4N−V5 =(V2−V3)/(n−4) nは定数 ≡V 又、 V1N−V1L =V4U−V4N と言う関係が成り立つように各抵抗器1201〜1207の抵抗
値が設定されている。
510は電圧安定化回路で、第5図の電圧安定化回路510
と同じもので、同じ働きをする。
1209、1210はスイッチで、第8図の強度信号809が能
動である期間にそれぞれ電圧V1L、V4Uを出力する。そし
て、非能動の期間は、それぞれ電圧V1N、V4Nを出力す
る。このスイッチ1209、1210の出力電圧をここで、改め
て電圧V1′、V4′とする。
ここで、電圧電源回路805は、電圧V0、V2を一方の組
の点灯、非点灯電圧、電圧V5、V3を他方の組の点灯、非
点灯電圧とするX電源107を出力する。又、電圧V5、V1
N、V1′を一方の組の選択、非選択、補正非選択電圧、
電圧V0、V4N、V4′を他方の組の選択、非選択、補正非
選択電圧とするY電源806を出力する。
以上の構成となっている。以下、具体例により動作説
明を行なう。
第13図は液晶パネル201(第9図で図示。)で、斜線
を引いた表示ドットは点灯を示している。この図で示さ
れる表示を行なう時の本発明の実施例による駆動電圧波
形を第14図(a)〜(c)で示す。ここで、極性反転は
走査電極Y3とY4の間で行なうものとする。(これは、極
性反転の数、位置を限定するものではなく、必要に応じ
て任意に選べる。) 第14図(a)は信号電極X3のドットD33の位置での電
圧波形を示す。ここで、極性反転時に選択電圧側に電圧
波形が引きずられている。
同図(b)は走査電極Y3のドットD33の位置での電圧
波形を示す。ここで、極性反転時に走査電極Y3とY4の点
灯ドット数の和Fに応じた時間にある一定の時間を加え
た時間だけ非選択電圧から選択電圧側にずれた補正非選
択電圧が印加している。
同図(c)は同図(a)、(b)の差、即ち、ドット
D33に印加する電圧波形である。
同図(c)から解るように信号電極X3の電圧波形が点
灯電圧側に引きずられる時に、走査電極Y3上の電圧波形
も選択電圧側にずらしてあるので、その結果、その差の
実効値は略補正されて表示のコントラストのむらが解消
する。
第15図は液晶パネル201(第9図で図示。)で、他の
表示内容を示しており、第13図より極性反転時前後に選
択される走査電極上(ここでは、Y3、Y4)の点灯ドット
数の和Fが大きい。第16図(a)〜(c)は第14図
(a)〜(c)と同じ位置での各同じ電圧波形を示して
いる。第16図(a)で、極性反転時に信号電極上の電圧
は和Fが大きいので、選択電圧側に大きく引きずられて
いる。しかし、同図(b)で示すように和Fに応じてよ
り長い時間、走査電極Y3上の電圧も選択電圧側にずれ
る。これによって、同図(c)で示されるように、略補
正されて表示のコントラストのむらが解消する。
このように和Fに応じた時間にある一定の時間をつけ
加えた時間(以後、補正時間と言う。)だけ、極性反転
時に、直前に選択されていた走査電極に補正非選択電圧
を印加することによって、表示のコントラストのむらを
解消出来る。
実施例7 実施例6では、補正非選択電圧を和Fに応じて、非選
択電圧と異なる電圧が印加する時間を増減させたが、こ
の異なる電圧の電位差を和Fに応じて増減しても良い。
また、時間と電位差の両方を和Fに応じて、変化させて
も良い。この異なる電圧を三角形、台形、指数関数で表
わされる波形等に置き換えてもよい。
実施例8 実施例6では、和Fに応じて補正量を増減したが、和
Fによる増減を省略し、ある一定の時間をつけ加えた時
間だけ、極性反転時に、直前に選択されていた走査電極
に補正非選択電圧を印加することによっても表示のむら
はかなり改善できる。ここで、特に、補正時間を信号LP
の1周期とすることによって、補正回路804と電源回路8
05内のスイッチ1209、1210を省略できるので、回路を簡
単にすることができる。
実施例9 実施例1は第1の原因による表示のむらに対するもの
で、選択電圧に補正電圧を重畳しており、実施例6は第
2の原因による表示のむらに対するもので、非選択電圧
に補正電圧を重畳している為、実施例1と実施例6を同
時に行なうことが容易に可能であり、第1、第2の原因
による表示のむらを同時に解消することが出来る。
実施例10 実施例1〜9に於て、周囲の温度に応じて補正量を変
化させる手段をもたせることによって、広範囲の周辺温
度の中でも、表示のむらのない液晶表示装置を得られ
る。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、信号電圧波形が
信号極性を反転させた直後に、走査電圧波形が信号電圧
波形と反対の極性の選択電圧となる場合に生じる波形の
なまりや、信号電圧波形が信号極性を反転させる際に、
走査電圧波形が信号電圧波形と同一の極性の選択電圧か
ら非選択電圧となる場合に生じる波形のなまりを補正す
るための補正電圧を、電圧波形に重畳させて、極性反転
時に生ずる実効電圧の差異を補正することにより、コン
トラストむらを改善することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1の液晶表示装置の回路ブロッ
クを示す図。 第2図は液晶ユニット101の構成の一例を示す図。 第3図は制御信号102とデータ信号103のタイミングチャ
ートを示す図。 第4図は補正回路104の構成の一例を示す図。 第5図は電圧電源回路105の構成の一例を示す図。 第6図は液晶パネルの表示内容を示す図。 第7図は本発明の動作説明をする電圧波形を示す図。 第8図は、本発明の実施例6の液晶表示装置の回路ブロ
ックを示す図。 第9図は、液晶ユニット801の構成の一例を示す図。 第10図は、走査電極駆動回路の構成の一例を示す図。 第11図は、補正回路804の構成の一例を示す図。 第12図は、電圧電源回路805の構成の一例を示す図。 第13図、第15図、第17図、第23図は、液晶パネルの構成
と表示内容を示す図。 第14図、第16図は、本発明の動作を説明する電圧波形を
示す図。 第18図〜第22図、第24図、第25図は、従来技術と従来技
術の課題を説明する電圧波形を示す図。 101……液晶ユニット 102……制御信号 103……データ信号 104……補正回路 105……電圧電源回路 106……Y電源 107……X電源 108……符号信号 109……強度信号

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の走査電極が形成される基板と複数の
    信号電極が形成される基板との間に液晶層を挟持してな
    る液晶表示装置の駆動方法であって、 前記複数の走査電極には、第1の信号極性の選択電圧及
    び非選択電圧と第2の信号極性の選択電圧及び非選択電
    圧とを有する走査電圧波形を印加し、 前記複数の信号電極には、第1の信号極性の点灯電圧及
    び非点灯電圧と第2の信号極性の点灯電圧及び非点灯電
    圧とを有する信号電圧波形を印加し、 前記走査電圧波形及び前記信号電圧波形は、各々の信号
    極性を周期的に反転してなり、 前記信号電圧波形が第2の信号極性から第1の信号極性
    へ反転した直後に、前記走査電圧波形が第2の信号極性
    における選択電圧となる場合に生じる波形のなまりを補
    正するための補正電圧を、前記走査電圧波形又は前記信
    号電圧波形の一方に対して加えてなる ことを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
  2. 【請求項2】前記補正電圧を、前記走査電圧波形に加え
    てなることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置の
    駆動方法。
  3. 【請求項3】複数の走査電極が形成される基板と複数の
    信号電極が形成される基板との間に液晶層を挟持してな
    る液晶表示装置の駆動方法であって、 前記複数の走査電極には、第1の信号極性の選択電圧及
    び非選択電圧と第2の信号極性の選択電圧及び非選択電
    圧とを有する走査電圧波形を印加し、 前記複数の信号電極には、第1の信号極性の点灯電圧及
    び非点灯電圧と第2の信号極性の点灯電圧及び非点灯電
    圧とを有する信号電圧波形を印加し、 前記走査電圧波形及び前記信号電圧波形は、各々は信号
    極性を周期的に反転してなり、 前記信号電圧波形が第2の信号極性から第1の信号極性
    へ反転する際に、前記走査電圧波形が第1の信号極性の
    選択電圧から非選択電圧となる場合に生じる波形のなま
    りを補正するための補正電圧を、前記走査電圧波形の前
    記非選択電圧に対して加えてなる ことを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
  4. 【請求項4】複数の走査電極が形成される基板と複数の
    信号電極が形成される基板との間に液晶層を挟持し、前
    記走査電極と前記信号電極の交差に対応した表示ドット
    を有する液晶表示装置の駆動方法であって、 前記複数の走査電極に走査電圧波形を印加し、前記複数
    の信号電極に信号電圧波形を印加し、前記走査電圧波形
    及び前記信号電圧波形は、各々の信号極性を周期的に反
    転してなり、 前記複数の信号電極に印加された前記信号電圧波形にお
    ける前記信号極性の反転直前の点灯ドット数と前記信号
    極性の反転直後の点灯ドット数との和に応じて生成され
    る補正電圧を、当該信号極性の反転後にて、前記走査電
    圧波形又は前記信号電圧波形の一方に対して加えてなる ことを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
  5. 【請求項5】前記補正電圧を、前記信号極性の反転直後
    に選択される走査電極に印加される前記走査電圧波形に
    加えてなることを特徴とする請求項4記載の液晶表示装
    置の駆動方法。
  6. 【請求項6】前記補正電圧は、前記点灯ドット数の和の
    大きさに応じてパルス幅を可変するように生成されてな
    ることを特徴とする請求項4又は5記載の液晶表示装置
    の駆動方法。
  7. 【請求項7】複数の走査電極が形成される基板と複数の
    信号電極が形成される基板との間に液晶層を挟持し、前
    記走査電極と前記信号電極の交差に対応した表示ドット
    を有する液晶表示装置の駆動方法であって、 前記複数の走査電極に走査電圧波形を印加し、前記複数
    の信号電極に信号電圧波形を印加し、前記走査電圧波形
    及び前記信号電圧波形は、各々の信号極性を周期的に反
    転してなり、 前記複数の信号電極に印加された前記信号電圧波形にお
    ける前記信号極性の反転直前の点灯ドット数と前記信号
    極性の反転直後の点灯ドット数との和に応じて生成され
    る補正電圧を、当該信号極性の反転時に選択から非選択
    となる前記走査電圧波形に対して加えてなる ことを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
  8. 【請求項8】前記補正電圧は、前記点灯ドット数の和の
    大きさに応じてパルス幅を可変するように生成されてな
    ることを特徴とする請求項7記載の液晶表示装置の駆動
    方法。
  9. 【請求項9】複数の走査電極が形成される基板と複数の
    信号電極が形成される基板との間に液晶層を挟持し、前
    記走査電極と前記信号電極の交差に対応した表示ドット
    を有する液晶表示装置であって、 前記複数の走査電極に走査電圧波形を印加する走査電極
    駆動手段と、前記複数の信号電極に信号電圧波形を印加
    する信号電極駆動手段と、前記走査電圧波形又は前記信
    号電圧波形の一方に対して補正電圧を加えるための手段
    とを備え、 前記走査電圧波形及び前記信号電圧波形は、各々の信号
    極性を周期的に反転してなり、 前記補正電圧を加えるための手段は、前記複数の信号電
    極に印加された前記信号電圧波形における前記信号極性
    の反転直前の点灯ドット数と前記信号極性の反転直後の
    点灯ドット数との和に応じて前記補正電圧を生成し、当
    該信号極性の反転後にて、前記走査電圧波形又は前記信
    号電圧波形の一方に対して加えるようにする ことを特徴とする液晶表示装置。
  10. 【請求項10】複数の走査電極が形成される基板と複数
    の信号電極が形成される基板との間に液晶層を挟持し、
    前記走査電極と前記信号電極の交差に対応した表示ドッ
    トを有する液晶表示装置であって、 前記複数の走査電極に走査電圧波形を印加する走査電極
    駆動手段と、前記複数の信号電極に信号電圧波形を印加
    する信号電極駆動手段と、前記走査電圧波形に対して補
    正電圧を加えるための手段とを備え、 前記走査電圧波形及び前記信号電圧波形は、各々の信号
    極性を周期的に反転してなり、 前記補正電圧を加えるための手段は、前記複数の信号電
    極に印加された前記信号電圧波形における前記信号極性
    の反転直前の点灯ドット数と前記信号極性の反転直後の
    点灯ドット数との和に応じて生成される補正電圧を、当
    該信号極性の反転時に選択から非選択となる前記走査電
    圧波形に対して加えるようにする ことを特徴とする液晶表示装置。
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