JP2992705B2 - 超音波走査装置 - Google Patents

超音波走査装置

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JP2992705B2
JP2992705B2 JP3012746A JP1274691A JP2992705B2 JP 2992705 B2 JP2992705 B2 JP 2992705B2 JP 3012746 A JP3012746 A JP 3012746A JP 1274691 A JP1274691 A JP 1274691A JP 2992705 B2 JP2992705 B2 JP 2992705B2
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正憲 長内
洋三 松田
富三郎 手川
靖博 浜詰
義男 細田
俊明 渋谷
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Oki Electric Industry Co Ltd
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
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Tokyo Electric Power Co Inc
Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中においてファンビ
ーム走査を行う超音波走査装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来の超音波走査装置のファンビーム走査
による測定範囲を図4に示す。図4において、101は
送受波器、102は水面、103は海底、104は送受
波器101の走査範囲である。
【0003】送受波器101は、図示しない超音波走査
装置本体からのファンビーム角毎の走査指示に基づいて
水中への超音波送受信を行い、受信した受信エコー信号
を装置本体へと送出する。送受波器101の測定範囲
(R)は予め装置本体において設定されており、装置本
体側では、受信エコー信号のうち測定範囲(R)内の信
号だけを検出し、その後のデータ処理を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の超音波走査
装置では、測定範囲が固定であったため、水面102或
いは海底103がファンビーム走査範囲内にある場合に
は、水面102或いは海底103からの超音波反射エコ
ーが入力されてしまうこととなり、精度の高いデータが
得られないという欠点があった。
【0005】即ち、図4に示すように送受波器101の
測定範囲が(R)の場合、超音波受信エコーの入力範囲
(R)が固定であるため、ファンビーム走査上限角
(m)から水面102の付近(m’)までは水面反射の
影響を受け、ファンビーム走査下限(n)から海底10
3の付近(n’)までは海底反射の影響を受けることと
なる。
【0006】従って、実質的には(m’)から(n’)
までの狭い範囲しかファンビーム走査ができず、更に水
面反射或いは海底反射の影響を受けることによって、精
度の低いデータとなってしまう。この水面反射或いは海
底反射の影響は、水面102と海底103の距離が狭
く、送受波器101の測定範囲(R)が長いほど大きく
なるものである。
【0007】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、実質的なファンビーム走査範囲を
狭めることなく、且つ水面反射や海底反射の影響を受け
ることなく測定可能な超音波走査装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は超音波走査装置を、ファンビーム角毎の走査指
示信号に基づいて水中への超音波の送受信を行う送受
波器と、水中における送受波器の水面迄の距離と海底迄
の距離、該送受波器の測定範囲、水面及び海底からの反
射波の影響を受けない距離に基づいてデータ受信範囲を
設定する手段と、送受波器からの受信データがデータ受
信範囲内であるかどうかを検出する手段と、送受波器か
らの受信データがデータ受信範囲内にあるとき受信デ
ータに所定の処理を行う手段とを具備する構成とし
た。
【0009】
【作用】本発明によれば、水中における送受波器の水面
迄の距離と海底迄の距離、該送受波器の測定範囲、水面
及び海底からの反射波の影響を受けない距離に基づいて
データ受信範囲を設定する手段により、送受波器の位置
に従った受信範囲が設定される。更に、受信データがそ
の範囲内であるかどうかを検出し、範囲内であるときに
所定の処理を行う手段により、受信範囲外の水面反射や
海底反射データは除去されることになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例を示す超音波走査装置の
構成を示すブロック図である。
【0011】図1において、1は送受波器であり、送受
波器1はCPU5の指示に従って超音波を送信すると共
に、受信したデータをディジタル(シリアルデータ)で
出力する。6は前記送受波器1から出力された受信デー
タを受信エコー信号とサンプリングコードに分離する分
離回路、7は前記分離回路6からの出力に基づき、シリ
アルな受信データをパラレル信号に変換するシリアル/
パラレル変換器、8は前記シリアル/パラレル変換器7
の出力データからサンプリングデータを検出する毎に1
パルスを出力するコード検出器、9は前記コード検出器
8からのパルスをカウントアップし、比較器10に出力
する距離カウンタ、11はフリップフロップ回路であ
る。
【0012】12−1〜12−5はレジスタであり、1
2−1は前記送受波器1から水面2(図2を参照)まで
の距離の値を保持する水面距離レジスタ、12−2は前
記送受波器1から海底3までの距離の値を保持する海底
距離レジスタ、12−3は送受波器1の測定範囲の値を
保持する測定範囲レジスタ、12−4は水面2及び海底
3のからの反射の影響を受けない距離(分離幅)の値を
保持する分離幅レジスタ、12−5は前記CPU5によ
って設定された送受波器1の受信範囲の値を保持する受
信範囲レジスタである。13は受信データを記憶すると
共にこの超音波走査装置のデータ処理部(図示せず)に
出力する受信データメモリ、14は前記受信データメモ
リ13のアドレスを設定するアドレスカウンタである。
【0013】送受波器1は、CPU5からの走査ファン
ビーム角毎に超音波の送信を開始する。送受波器1より
出力された受信データは(受信エコー信号とサンプリン
グコードのペアで構成される連続データ)は、分離回路
6で分離され、シリアル/パラレル変換器7によりパラ
レル信号となる。コード検出器8は、このシリアル/パ
ラレル変換器7から出力されるサンプリングコードを検
出して、パルスを出力する。距離カウンタ9は、コード
検出器8からの出力パルスをカウントアップして、比較
器10に出力する。
【0014】なお、超音波の受信距離(L)は、1サン
プリング当りの距離を(l)とすると次式で求められ
る。 l=v/2f L=l・T (ただし、vは音速、fはサンプリング周波数、Tはサ
ンプリングコード総数)CPU5は、送受波器1への作
動指示と共に、走査ファンビーム角及び水面距離レジス
タ12−1,海底距離レジスタ12−2,測定範囲レジ
スタ12−3,分離幅レジスタ12−4に記憶されたデ
ータに基づいて受信範囲を決定する。
【0015】図2は送受波器1の走査範囲を示す図であ
る。同図に示すように走査ファンビーム角(θ)が
(+)の場合、水面距離レジスタ12−1の値(H
1)、測定範囲レジスタ12−3の値(R)及び分離幅
レジスタ12−4の値(Δh)に基づき、次の式に従っ
て受信範囲(r)を決定して、受信範囲レジスタ12−
5に送出する。なお、図中、2は水面、3は海底、4は
送受波器1の走査範囲である。
【0016】走査ファンビーム角(θ)におけるビーム
高(h)は、 h=R・tan(θ) によって求められる。一方、走査すべき高さは、水面距
離(H1)から分離幅(Δh)を引いた値(H1−Δ
h)であるから、この値とビーム高さ(h)とを比較し
て、水面(水面より分離幅分低い位置)よりもビーム高
さが低い場合(h<H1−Δh)には、 r=R 水面(水面2より分離幅Δh分低い位置)よりもビーム
高さが高い場合(h≧H1−Δh)には、
【0017】 により求められる。また、走査ファンビーム角(θ)が
(−)の場合にも、海底距離レジスタ12−2の値(H
2)、測定範囲レジスタ12−3の値(R)及び分離幅
レジスタ12−4の値(Δh)に基づいて同様に受信範
囲(r)を決定する。
【0018】CPU5は、更に受信範囲(r)を次式に
従って求められたサンプリングコード数(t)に変換し
て受信範囲レジスタ12−5にセットする。 t=r/l(lは1サンプリング当りの距離)
【0019】比較器10は、距離カウンタ9の値と受信
範囲レジスタ12−5の値とを比較し、等しい場合に、
フリップフロップ回路11に出力する。フリップフロッ
プ回路11の出力によって距離カウンタ9とアドレスカ
ウンタ14とがリセットされ、受信データメモリ13へ
の書き込みは禁止される。
【0020】図3は、本発明の超音波走査装置によって
実質的に走査される範囲を示す図であり、ファンビーム
走査範囲を狭めることなく、また水面2、海底3の付近
においてもそれぞれ分離幅分離れた距離までが走査され
ることになる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
受波器の水面迄の距離と海底迄の距離、該送受波器の測
定範囲、水面及び海底からの反射波の影響を受けない距
に基づいてデータ受信範囲を設定するため、送受波器
の走査範囲を狭くすることなく、更に水面、海底の反射
エコーを受けることなく超音波エコーの受信が可能とな
り、鮮明な精度の高いデータを得ることができるという
優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超音波走査装置の構成を示すブロック
図である。
【図2】送受波器の走査範囲を示す図である。
【図3】本発明の超音波走査装置による走査範囲を示す
図である。
【図4】従来の超音波走査装置による走査範囲を示す図
である。
【符号の説明】
1 送受波器 5 CPU 6 分離回路 7 シリアル/パラレル変換器 8 コード検出器 9 距離カウンタ 10 比較器 11 フリップフロップ回路 12 レジスタ 13 受信データメモリ 14 アドレスカウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 手川 富三郎 神奈川県川崎市川崎区東扇島3番地 東 京電力株式会社東扇島火力発電所内 (72)発明者 浜詰 靖博 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東京電力株式会社内 (72)発明者 細田 義男 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東京電力株式会社内 (72)発明者 渋谷 俊明 神奈川県川崎市川崎区東扇島3番地 東 京電力株式会社東扇島火力発電所内 (56)参考文献 特開 昭62−237374(JP,A) 特開 昭61−44382(JP,A) 特開 平4−104079(JP,A) 特開 昭58−88679(JP,A) 実開 昭61−170082(JP,U) 実開 昭63−181882(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01S 7/52 - 7/64 G01S 15/00 - 15/96

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファンビーム角毎の走査指示信号に基づい
    て水中への超音波の送受信を行う送受波器と、 水中における前記送受波器の水面迄の距離と海底迄の距
    離、該送受波器の測定範囲、水面及び海底からの反射波
    の影響を受けない距離に基づいてデータ受信範囲を設定
    する手段と、 前記送受波器からの受信データが前記データ受信範囲内
    であるかどうかを検出する手段と、前記送受波器からの受信データが 前記データ受信範囲内
    にあるとき受信データに所定の処理を行う手段とを
    具備することを特徴とする超音波走査装置。
JP3012746A 1991-01-09 1991-01-09 超音波走査装置 Expired - Fee Related JP2992705B2 (ja)

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