JP2992192B2 - 3次元情報再生装置 - Google Patents

3次元情報再生装置

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JP2992192B2 JP6037338A JP3733894A JP2992192B2 JP 2992192 B2 JP2992192 B2 JP 2992192B2 JP 6037338 A JP6037338 A JP 6037338A JP 3733894 A JP3733894 A JP 3733894A JP 2992192 B2 JP2992192 B2 JP 2992192B2
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敏男 野村
眞行 片桐
宣捷 賀好
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、立体画像を特殊な眼鏡
を必要とせずに再生し得る3次元情報再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、3次元空間を行き交う光線の状態
すなわち進行方向を入力し、光線の進行方向を再現する
インテグラルフォトグラフィ方式の3次元情報再生装置
が知られている。インテグラルフォトグラフィ方式の3
次元情報再生装置は、ピンホールアレイと写真技術とが
組み合わされて、立体写真として応用されている。
【0003】写真技術における感光フィルムの代わりに
液晶パネル等の動画を表示可能な画像表示装置を用いた
従来の3次元情報再生装置が知られている。この3次元
情報再生装置は、図21に示すように、画像を表示する
液晶パネル1と、液晶パネル1の表面側に配置されたピ
ンホールアレイパネル2と、液晶パネル1の裏面側に配
置された光を拡散する拡散板3と、拡散板3に光を照射
する光源4とから構成されている。
【0004】以下、図21に示した従来の3次元情報再
生装置における立体像再生の原理を図22を参照しなが
ら説明する。パネル2には、図22に示すように、ピン
ホール5が縦横方向にピッチpの間隔で多数穿設されて
いる。液晶パネル1には、パネル2のそれぞれのピンホ
ール5に対応して複数の画素6が2次元的に配列されて
いる。ピンホールアレイパネル2上のそれぞれのピンホ
ール5a,5b,…に対して液晶パネル1上の4×4の
16の画素6が割り当てられている。液晶パネル1上の
ある画素6から放射状に放射された光の一部は、その画
素6に対応するピンホール5の空間的な位置で決定され
る方向に進む。すなわち、画素6とピンホール5の位置
の組み合わせにより、種々の方向の光が再生される。こ
の結果、複数のピンホール5から出射される光線群によ
って観察空間に空間像が形成される。図22の例では、
物体Sから発する複数方向の光が再生されている。
【0005】本来、物体Sからは全方向に光が散乱して
おり、ピンホール5は物体Sから全方向に散乱している
光を空間的にサンプリングするという役目を担ってい
る。従って、ピンホール5の数は多いほうが光線の再現
性が高くなる。ピンホール5を多数並べて配置すること
により連続した被写体が再生できる。
【0006】観察者100がピンホール5から出射され
る光線を目で感知すれば、物体Sの3次元情報が認識さ
れる。すなわち、物体Sは立体として認識される。この
ような光線状態を再現する方式の3次元情報再生装置で
は、特殊なメガネが不要であると共に、いわゆるレンチ
キュラ方式のように観察位置が極端に限定されることが
なく、複数の人が同時に再生画像を観察できる。視点を
移動すると、視点の移動に応じて観察される像も変化す
るという利点がある。再生画像が立体として認識される
要因は、両眼視差のみならず、目の焦点調節機能により
再生画像の遠近感すなわち立体感が認識される点であ
る。従って、観察時の疲労感が少なく、より自然な立体
像の観察ができ、片方の目だけで見ても3次元情報を認
識できる。
【0007】図21及び図22に示される3次元情報再
生装置に表示される3次元情報の入力方法を図23を参
照しながら説明する。
【0008】撮影は表示する一画面分の画像を一度に撮
影するのではなく、小部分の画像を順番に撮影する方法
をとる。ビデオカメラレンズ7は、図22に示されたピ
ンホールアレイパネル2のピンホールピッチpと同じ間
隔で、上下左右に平行移動して各ピンホール5に対応す
る位置で撮影する。図23における直線群の交点の位置
が図22におけるピンホール5の位置に相当し、ビデオ
カメラレンズ7の中心が上記直線群の交点と一致する位
置で画像を撮影することにより、ピンホールの数だけ画
像が撮影される。
【0009】図22では、パネル2上の一つのピンホー
ル5に対して、液晶パネル1上の4×4の16の画素6
が割り当てられているので、図23に示した方法を用い
てそれぞれのピンホール位置にカメラを置いて得られる
画像については、図24に示すように、その中心部分の
4×4で16の画素分のみが必要となる。なお、破線で
示す円は前記レンズ7で撮影される画像の範囲を示す。
【0010】撮影して抽出された16の画素分に、図2
4に示すように、1から16までの番号を付けるとする
と、これを液晶パネル1に表示する際には、図25に示
すように、画素を並べ変える必要がある。これは、図2
4のような画素のままで表示すると、奥行き方向におい
て奥側と手前側とが逆転した像が再生されてしまうため
である。各画素を図25に示すように並べ変えることに
より正しい像を再現することができる。この並べ変え処
理はビデオカメラの撮影位置、すなわちピンホールの対
応する位置毎に行わなければならない。液晶パネル1の
画素6は、図26に示すように、水平方向に並ぶRGB
の3つのサブピクセル8によって構成されている。上述
した3次元情報再生装置では、ピンホール5と、ピンホ
ール5に対応する画素6の相対位置によって再生光の射
出方向が規定されているので、画素の位置が異なると再
生光の射出方向も異なる。それぞれの画素6から射出さ
れた再生光は、図27に示すように、ピンホール5を通
って異なる方向に進む。
【0011】特開平5−191838号公報には、ピン
ホールアレイパネルを液晶パネルのような光シャッタに
よって構成する例が示されている。プラスチック材料等
によりピンホールアレイパネルを構成した場合にはピン
ホールの位置は固定となるが、液晶パネルのような光シ
ャッタによってピンホールアレイパネルを構成した場合
にはピンホールの位置は自由に変えられる。従って、ピ
ンホールの位置とそれに対応する表示画像を、同期させ
ながら高速に変化させることにより立体像の時分割表示
を行い、画素6のサブピクセル8をそれぞれ一つの画素
として利用できるので、解像度が3倍になり、実質的な
解像度が向上する。この場合、光シャッタは非常に高速
な応答速度を必要とする。また、パネル2の代わりに蠅
の目状の多眼レンズを用いてもよい。
【0012】図21の装置において、パネル2の代わり
に移動スリットを用いた例が特開平1−254092号
公報に開示されている。この公報に開示されている従来
の3次元情報再生装置は、図28に示すように、水平方
向に凸状かつ大型のシリンドリカルレンズ9がCRT1
0の前面にレンズ9の焦点距離fの位置に配置されてい
る。レンズ9のCRT10に対向する面側には、液晶等
により構成されたスリットパネル11が密着して配設さ
れており、スリットパネル11のスリット12は時間的
に移動し得るように構成されている。そして、上述の再
生装置とほぼ同様な構成の撮像系で、スリットを移動さ
せて得られた映像をCRT10に表示し、かつ図28b
に示すようにスリット12を前記映像と同期させて水平
方向に移動することにより3次元情報が再生される。こ
の場合、垂直方向には視差を持たず、垂直方向に視線を
移動しても観察される立体像は変化しない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の3次元情報再生
装置は、以上のように構成されているので、RGBの画
素6が平面上の異なる位置に配列された液晶パネル1、
ピンホールアレイパネル2等から構成される3次元情報
再生装置の場合、ピンホールとそれに対応する液晶パネ
ルの画素の相対位置によって再生光の射出方向を規定し
ているため、カラーフィルタの配置位置の違いにより、
色の違いによって再生光の射出方向が異なり再生像に色
ずれが生じる。図27に示すように、各画素6から射出
された再生光は、ピンホール5を通って異なる方向に進
むため、これらの光線を観察する観察者は正しい色の立
体像を見ることができない。
【0014】ピンホールアレイパネル及びスリットアレ
イパネルは、液晶パネル1から射出された光の一部だけ
を透過し、残りのほどんどの光を遮断するため、光の利
用効率が非常に低く、再生される画像は暗くなる。特
に、ピンホールアレイパネルを使用した場合、再生され
る画像の暗さが顕著であり、室内照明光の下では再生画
像の観察は困難である。
【0015】再生画像の解像度はピンホールの数と、一
つのピンホールに対応する液晶パネルの画素数とに依存
する。液晶パネルの総画素数には限度があることから、
ピンホールの数と、一つのピンホールに対応する液晶パ
ネルの画素数の内の一方を増やせば他方が減少するとい
う関係にあるため、解像度の高い再生像を得ることが困
難である。ピンホールアレイパネルが、プラスチック材
料等ではなく液晶パネルのような光シャッタによって構
成された従来装置において、光シャッタの位置を時分割
で移動させることにより解像度の高い再生像を得ること
ができるが、光シャッタとそれに対応する液晶パネルの
画素の相対位置によって再生光の射出方向を規定してい
るため、カラーフィルタの配置位置の違いにより、色の
違いによって再生光の射出方向が異なり再生像に色ずれ
が生じる。更に、光シャッタは液晶パネルから射出され
た光の一部だけを透過し、残りのほどんどの光を遮断す
るため、光の利用効率が非常に低く、暗い画像しか再生
できない。これらの課題は観察上の大きな障害となり、
程度が甚だしい場合には、立体視そのものが不可能とな
る。
【0016】以上をまとめたものが、図29に示す表で
ある。なお、3次元情報再生装置の種類ついては、光線
状態を再現する方式のものに限定する。
【0017】本発明は、再生像に色ずれが起こらず、明
るい画像を再現でき、かつ2次元表示と比べて解像度劣
化を抑制できる3次元情報再生装置を提供することを目
的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、前述の
目的は、色成分に分解された離散的フーリエ変換像を時
分割にて表示する画像表示手段と、前記画像表示手段の
表面側に配置され、少なくとも水平方向に離散的フーリ
エ変換作用を有する光学手段と、前記画像表示手段の裏
面側に配置され、色が時分割にて変化する射出光を前記
画像表示手段に照射する照明手段と、前記画像表示手段
及び前記照明手段に接続されており、前記照明手段から
照射される照明光の色を切り換えると共に、前記画像表
示手段によって表示される前記色成分に分解された離散
的フーリエ変換像を前記照明光の色と同期させて切り換
える同期制御手段とを備える3次元情報再生装置によっ
て達成される。
【0019】
【作用】本発明の3次元情報再生装置によれば、画像表
示手段により色成分に分解された離散的フーリエ変換像
が時分割にて表示され、照明手段により色が時分割にて
変化する射出光が前記画像表示手段に照射され、同期制
御手段により画像表示手段に表示される色成分に分解さ
れた表示画像と照明手段から照射される照明光の色とが
同期して切り換えられる。光学手段により離散的フーリ
エ変換像が再生されることにより空間像が形成される。
離散的フーリエ変換像が色成分に分解されて表示される
ので、再生像に色ずれが起こらない。色成分に分解され
た表示画像と照明光の色とが同期して切り換えられるの
で、再生像の解像度が向上すると共に明るい画像を得る
ことができる。
【0020】本発明の3次元情報再生装置では、光学手
段が2次元ピンホールアレイから構成されるのがよい。
これにより、光学手段の作成及び設置が容易となる。
【0021】本発明の3次元情報再生装置では、光学手
段が2次元レンズアレイから構成されるのがよい。これ
により、画像表示手段からの光が遮られず、非常に明る
い再生像を得ることができる。
【0022】本発明の3次元情報再生装置では、光学手
段がスリットの1次元アレイから構成されるのがよい。
これにより、水平方向のみに3次元情報を有する簡便な
3次元情報の再生ができると共に、光学手段の作成及び
設置が容易となる。
【0023】本発明の3次元情報再生装置では、光学手
段がシリンドリカルレンズの1次元アレイから構成され
るのがよい。これにより、水平方向のみに3次元情報を
有する簡便な3次元情報の再生ができると共に、画像表
示手段からの光が遮られず、非常に明るい再生像を得る
ことができ、かつ光学手段の作成及び設置が容易とな
る。
【0024】本発明の3次元情報再生装置では、照明手
段が回転カラーフィルタと白色光源から構成されるのが
よい。これにより、簡単にカラー画像が再生できると共
に、照明手段の作成及び設置が容易となる。
【0025】本発明の3次元情報再生装置では、照明手
段が3色の光源から構成されるのがよい。これにより、
簡単にカラー画像が再生できると共に、照明手段の作成
及び設置が容易となる。
【0026】本発明の3次元情報再生装置では、照明手
段が液晶パネルと偏光板及び白色光源から構成されるの
がよい。これにより、簡単にカラー画像が再生できると
共に、照明手段を薄くすることができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の3次元情報再生装置の第1の
実施例を図1を参照しながら説明する。
【0028】本実施例は、色成分に分解された離散的フ
ーリエ変換像を時分割にて表示する画像表示手段として
の液晶パネル13と、液晶パネル13の表面側に配置さ
れ、少なくとも水平方向に離散的フーリエ変換作用を有
する光学手段としてのピンホールアレイパネル2と、液
晶パネル1の裏面側に配置され、光を拡散する拡散板3
と、液晶パネル1の裏面側に配置され、色が時分割にて
変化する射出光を液晶パネル1に照射する照明手段14
と、液晶パネル1に表示される色成分に分解された表示
画像と照明手段14から照射される照明光の色とを同期
して切り換える同期制御手段15とから構成されてい
る。照明手段14は、光を照射する白色光源4と、円盤
状の回転カラーフィルタ16と、カラーフィルタ16を
回転駆動するモータ17とから構成されている。
【0029】カラーフィルタ16は、図2に詳示するよ
うに、円周方向に三分割されており、それぞれの扇型の
領域には、赤の透明フィルタ16a、緑の透明フィルタ
16b、青の透明フィルタ16cが取り付けられてい
る。カラーフィルタ16は、回転軸18を中心として回
転するように構成されている。なお、光源4から出た光
の広がりが、カラーフィルタ16の位置で透明フィルタ
16a、16b、16cよりも小さくなるように、光源
4とカラーフィルタ16の位置が決定される。
【0030】ピンホールアレイパネル2には、図3に示
すように、ピンホール5が縦横方向にピッチpの間隔で
多数穿設されている。液晶パネル13には、パネル2の
それぞれのピンホール5に対応して複数の画素が2次元
的に配列されている。
【0031】以下、本実施例の動作について説明する。
【0032】まず、フーリエ変換像の記録方法を図4を
参照しながら説明する。焦点距離がfのレンズ19から
所定距離d1 だけ前方に離間した位置に物体101を置
いた時、レンズ19の後方の焦点距離fの位置にできる
像はフーリエ変換像となる。焦点距離fの位置に配置さ
れる3次元情報入力装置の感光フィルム、CCD等の撮
像素子は、光の強度のみが記録され、その位相が棄却さ
れるため、前記撮像素子には位相が棄却されたフーリエ
変換像が記録される。ここに、位相が棄却されたフーリ
エ変換像とは、レンズ19に対する光線の入射角度が、
レンズ19の後方の焦点距離fに置かれた撮像素子の撮
像面上において、光軸からの距離に変換されたものであ
る。焦点距離がfのレンズ19から所定距離d1 だけ前
方に離間した位置に物体101の実像は、レンズ19の
後方の所定距離d2 の位置にでき、光線状態を再生しな
い通常のカメラ等の2次元情報入力装置においては、撮
像面はレンズ19の後方の所定距離d2 の位置に配置さ
れる。焦点距離f、所定距離d1 、d2 は次式の関係に
ある。
【0033】1/d1 +1/d2 =1/f 上述した3次元情報入力装置のフーリエ変換の作用は一
つのレンズについて説明されているが、実際に離散的フ
ーリエ変換像を入力するためには、図5に示すように、
複数のレンズ19を2次元状に配置した蠅の目状の2次
元レンズアレイ20を用い、各レンズ19毎にフーリエ
変換を行う必要がある。3次元情報入力装置の撮像素子
21の撮像面上には前記レンズアレイ20によってサン
プリングされた離散的なフーリエ変換像が記録される。
【0034】前述の入力装置の2次元レンズアレイ20
は、図6に示すように、ピンホールアレイパネル22に
置き代えられる。ピンホール23には、焦点という概念
はないが、図7に示すように、ピンホール23に対する
光線の入射角度を撮像素子21の撮像面上における光軸
すなわちピンホール23を通り、かつピンホールアレイ
パネル22に垂直な軸102からの距離dに変化させる
作用、すなわちフーリエ変換作用を有するため、撮像素
子21の撮像面上のフーリエ変換像と実像とは同一とな
る。従って、図6に示すように、撮像素子21の前面に
パネル22が配設されることにより撮像素子21の撮像
面上に離散的なフーリエ変換像が記録される。撮像素子
21とパネル22との間隔は、それぞれのピンホール2
3によるフーリエ変換像が撮像素子21の撮像面上で重
ならないように位置決めされ、光線の記録範囲すなわち
入射角度の範囲に応じて自由に位置決めできる。
【0035】次に、実際に離散的フーリエ変換像を入力
する方法を図8を参照しながら説明する。表示する一画
面分の画像の撮影は、一度に撮影されるのではなく、小
部分の画像が順番に撮影される。図6に示されたピンホ
ールアレイパネル22のピンホールピッチpと同じ間隔
で、ビデオカメラレンズ7が上下左右に平行移動されて
各ピンホール23に対応する位置で撮影が行われる。図
8における直線群の交点の位置が図6におけるピンホー
ル23の位置に相当し、ビデオカメラレンズ7の中心が
上記直線群の交点と一致する位置で撮影することによ
り、ピンホール23の数だけ画像が撮影される。これら
の部分画像は実像であるが、これらの部分画像から一画
面分の表示画像が合成される。この際、レンズの中心軸
近傍の領域しか用いられないため、この領域では実像と
フーリエ変換像はほとんど変わらず、合成画像はビデオ
カメラレンズ7の位置によってサンプリングされた離散
的フーリエ変換像となる。
【0036】以下、本実施例の表示動作を図を参照しな
がら説明する。図1に示した3次元情報再生装置におい
ては、色を時分割表示するため、表示用液晶パネル13
は図9に示すようなカラーフィルタを備えない液晶パネ
ルを用いる。これにより、従来装置の液晶パネルで画素
のサブピクセルとして使用する部分を、一つの独立した
表示画素24とすることができる。この結果、液晶パネ
ル13上に表示される画像は、従来装置と比較して解像
度が水平方向に3倍になる。例えば、従来装置で一つの
ピンホールに対して4×4で16の画素を割り当ててい
たとすると、図9に示すような液晶パネル13を用いる
場合、ピンホールアレイパネルを変更することなしに一
つのピンホールに対して12×4で48の画素を割り当
てることができる。この際、色を時分割表示するため、
水平方向の12個の画素からの光線は、図10に示すよ
うに、ピンホールを通過してそれぞれの方向に進み、再
生される光線の角度分解能は従来装置に比較して3倍に
高くなる。
【0037】一つのピンホールに対して液晶パネル上の
12×4で48の画素を割り当てた場合、前述の3次元
情報入力装置により図8に示すピンホール位置にカメラ
を置いて得られる部分画像については、図11に示すよ
うに、その中心部分の12×4で48の画素分のみが必
要となる。撮影された48画素に、図12に示すよう
に、1から48までの番号を付すと、撮影された画像を
図1の3次元情報再生装置の表示パネル13に表示する
際には、図13に示すように、ピンホールの位置に対し
て点対称となるように画素を並べ変える必要がある。そ
の理由は、図12に示すような画素配置のままで表示す
ると奥行き方向に奥と手前が逆転した像が再現されるた
めである。この並べ変えにより正しい像を観察できる。
この並べ変え処理は、カメラの撮影位置すなわちピンホ
ール位置毎に行われる。並べ変えられた部分画像をピン
ホールに対応した位置に配列することにより、前記再生
装置の液晶パネル13に表示する一画面分の合成画像が
できあがる。
【0038】以下、本実施例におけるフーリエ変換像の
再生について図14を参照しながら説明する。図14に
おいては、ピンホールアレイパネル2上のそれぞれのピ
ンホール5a,5b,…に対して液晶パネル13上の1
2×4の48の画素24が割り当てられている。液晶パ
ネル13上のある画素24から放射状に出射された光の
一部は、その画素24に対応するピンホール5の空間的
な位置で決定される方向に進み、画素24とピンホール
5の位置の組み合わせにより、種々の方向の光が再生さ
れる。この結果、複数のピンホール5から出射される光
線群によって観察空間に空間像が形成される。図14の
例では、物体Sから発する複数方向の光が再生されてい
る。本来、物体Sからは全方向に光が散乱しているが、
ピンホール5は物体Sから全方向に散乱している光を空
間的にサンプリングするという役目を担っている。従っ
て、ピンホール5の数は多いほうが光線の再現性が高く
なる。ピンホール5を多数並べて配置することにより連
続した被写体が再生できる。
【0039】観察者がピンホール5から出射される光線
を目で感知すれば、物体Sの3次元情報が認識され、物
体Sは立体として認識される。このような、光線状態を
再現する方式の3次元情報再生装置では、特殊なメガネ
が不要であり、いわゆるレンチキュラ方式のように観察
位置が極端に限定されることがなく、複数の人が同時に
再生画像を観察できる。視点を移動すると、視点の移動
に応じて観察される像も変化する。再生画像が立体とし
て認識される要因は、両眼視差のみならず、目の焦点調
節機能により再生画像の遠近感すなわち立体感が認識さ
れる点である。従って、観察時の疲労感が少なく、より
自然な立体像観察ができ、片方の目だけで見ても3次元
情報を認識できる。
【0040】以上のように、本実施例の3次元情報再生
装置によれば、画像表示手段により色成分に分解された
離散的フーリエ変換像が時分割にて表示され、照明手段
により色が時分割にて変化する射出光が前記画像表示手
段に照射され、同期制御手段により画像表示手段に表示
される色成分に分解された表示画像と照明手段から照射
される照明光の色とが同期して切り換えられる。光学手
段により離散的フーリエ変換像が再生されることにより
空間像が形成される。離散的フーリエ変換像が色成分に
分解されて表示されるので、再生像に色ずれが起こらな
い。色成分に分解された表示画像と照明光の色とが同期
して切り換えられるので、再生像の解像度が向上すると
共に明るい画像を得ることができる。また、光学手段が
2次元ピンホールアレイから構成されることにより、光
学手段の作成及び設置が容易となる。
【0041】以下、本実施例におけるカラー再生につい
て図15を参照しながら説明する。本実施例で用いる液
晶パネル13は、図9に詳示したように、カラーフィル
タを備えていないモノクロパネルであるため、色の付い
ていないモノクロ画像しか表示できず、このままではカ
ラー再生ができない。そこで、RGBの各画像を時分割
で表示することによりカラー表示を行う。図15に示す
ように、従来装置の1フレームに相当する期間を三つに
分割し、モノクロの液晶パネル13には、分割された期
間毎にR用モノクロ画像、G用モノクロ画像、B用モノ
クロ画像を順次表示する。液晶パネル13に表示される
R用モノクロ画像、G用モノクロ画像、B用モノクロ画
像に同期して、同期制御手段15にてモータ17が回転
制御されて、回転カラーフィルタ16が白色光源4から
液晶パネル13の背面に照射する光の色を赤、緑、青と
変化させる。例えば、フレーム周期を1/30秒とする
と、1/30秒で回転カラーフィルタ16が1回転する
ように同期制御手段15によりモータ17が回転制御さ
れる。同期制御手段15は、液晶パネル13に表示する
各モノクロ画像を1/90秒毎に切り換える。各モノク
ロ画像の切り換えはフィールド単位で行ってもよく、こ
の場合は、1/180秒毎に各モノクロ画像を切り換
え、かつ回転カラーフィルタ16の回転周期は1/60
秒にする。
【0042】このように、本実施例では、照明手段が回
転カラーフィルタと白色光源から構成されていることに
より、簡単にカラー画像が再生できると共に、照明手段
の作成及び設置が容易となる。
【0043】以下、本発明の3次元情報再生装置の第2
の実施例を図16を参照しながら説明する。ここに、液
晶パネル13、ピンホールアレイパネル2、及び拡散板
3は図1に示した3次元情報再生装置の同一の番号を付
したものと同一である。
【0044】本実施例の照明手段14は、赤色光源2
5、緑色光源26、青色光源27を備え、これらの光源
25、26、27は同期制御手段15により点灯制御さ
れる。表示用液晶パネルとしては図9に示すようなカラ
ーフィルタの付いていない液晶パネル13を用い、RG
Bの各画像を時分割で表示することによりカラー表示を
行う。図16において、モノクロ液晶パネル13に順次
に表示されるR用モノクロ画像、G用モノクロ画像、B
用モノクロ画像と同期させて、同期制御手段15により
光源25、26、27を点灯制御することにより液晶パ
ネル13を背面から照射する光の色を赤、緑、青に変化
させる。例えば、フレーム周期を1/30秒とすると、
1/30秒毎に同期制御手段15により光源を切り換え
る。同期制御手段15により液晶パネル13に表示する
各モノクロ画像が1/90秒毎に切り換えられる。
【0045】このように、本実施例では、照明手段が3
色の光源から構成されていることにより、簡単にカラー
画像が再生できると共に、照明手段の作成及び設置が容
易となる。
【0046】以下、本発明の3次元情報再生装置の第3
の実施例を図17の(a)及び(b)を参照しながら説
明する。本実施例の3次元情報再生装置の基本構成は図
16に示した第2の実施例と同一であり、液晶パネル1
3、ピンホールアレイパネル2、及び拡散板3を備える
が、照明手段14の構成が異なる。
【0047】本実施例の照明手段14は、白色光源4、
三枚の偏光板28、30、32及び二枚の液晶パネル2
9、31により構成される。偏光板28、30、32は
多色偏光板と呼ばれ、偏光角に応じて透過光の色を変化
させることができる。図17の(a)中の偏光板28、
30、32に示したR、G、Bの記号は、各偏光角、す
なわち水平又は垂直な光が偏光板28、30、32を通
過して出てくる時の色を示している。液晶パネル29、
31に入射した光は、オン状態のときはそのまま通過
し、オフ状態のときは偏光角が90度ひねられるので、
液晶パネル29、31を二枚使い、各液晶パネルのオン
/オフ状態の組み合わせにより透過光の色を三原色に切
り替えることができる。
【0048】例えば、液晶パネル29がオンかつ液晶パ
ネル31がオフ状態の場合、白色光源4から照射される
白色光には、赤色光R、緑色光G、青色光Bが含まれて
おり、偏光板28を通過する際に水平に偏光される。偏
光板28を通過した水平な光は、液晶パネル29がオン
状態であるので、液晶パネル29をそのままの状態で通
過する。液晶パネル29を通過した水平な光は、偏光板
30に入力し、偏光板30により青色光Bのみが通過す
る。偏光板30を通過した水平な青色光Bは、液晶パネ
ル31がオン状態であるので、液晶パネル31により偏
光角が90度ひねられてほぼ垂直となり、偏光板32を
通過する。同様に、液晶パネル29がオフかつ液晶パネ
ル31がオン状態の場合、緑色光Gのみが偏光板32を
通過する。液晶パネル29、31が両方ともオフ状態の
場合、赤色光Rのみが偏光板32を通過する。従って、
同期制御手段15により、液晶パネル29、31のオ
ン、オフを切り替えることにより透過光の色を切り替え
ると共に、表示パネル13のモノクロ表示画面を同期さ
せることにより、カラー表示が行われる。
【0049】このように、本実施例では、照明手段が液
晶パネルと偏光板及び白色光源から構成されることによ
り、簡単にカラー画像が再生できると共に、照明手段を
薄くすることができる。
【0050】上述した第1から第3の3つの実施例にお
いては、3次元情報再生装置の液晶パネル13の前面に
は、フーリエ変換作用を有する多数のピンホールが2次
元的に穿設されたピンホールアレイパネル2が配設され
ているが、該パネル2の代わりに蠅の目状の2次元レン
ズアレイをを用いてもよい。図4において、前述した3
次元情報入力装置では、光が左から右へ進むとしたが、
本実施例では、光が右から左に進むとする。これによ
り、レンズはフーリエ変換像の光軸からのずれに応じた
角度で光を射出する。従って、図18に示すように、液
晶パネル13の前面に2次元レンズアレイ33を配置す
ることにより、離散的フーリエ変換像を再生できる。液
晶パネル13と前記レンズアレイ33との間隔は、レン
ズアレイ33の焦点距離fの距離にする必要がある。ピ
ンホールアレイパネル2は液晶パネル13から射出され
る光の大半を遮蔽するため、得られる再生像が暗くなる
が、本実施例の2次元レンズアレイ33では光の有効利
用により明るい再生像が得られる。カラー表示を行う場
合は、モノクロ液晶パネル13に順次に表示されるR用
モノクロ画像、G用モノクロ画像、B用モノクロ画像と
同期して、同期制御手段15により照明手段を制御する
ことにより液晶パネル13を背面から照射する光の色を
赤、緑、青に変化させる。
【0051】以下、本発明の他の実施例を図19を参照
しながら説明する。
【0052】上述した実施例においては、離散的フーリ
エ像は水平方向・垂直方向にサンプリングされたもので
あり、像再生に用いる光学手段はピンホールアレイパネ
ル2又は2次元レンズアレイ33であったので、再生さ
れた立体像は水平・垂直両方向に視差を持っていた。し
かし、撮影をピンホール位置またはレンズ位置毎にしな
ければならず、その手間が煩雑であるので、簡便な方法
として光学手段にスリットを用いる方法がある。記録す
る離散的フーリエ変換像は水平方向にのみサンプリング
されたものとし、垂直方向には連続的に記録する。水平
方向のみの1次元のサンプリングは、図19に示すよう
なスリットアレイパネル34を用いることにより行うこ
とができる。パネル34は、ピッチpの間隔で垂直方向
に細長いスリット35が穿設されている。
【0053】以下、前記スリットアレイパネル34を有
する3次元情報再生装置で再生される、1次元の離散的
フーリエ変換像を記録する3次元情報入力装置の記録原
理を図20の(a)及び(b)を参照しながら説明す
る。3次元情報入力装置には、撮像素子21の前面にス
リットアレイパネル34が配置されており、更にその前
面に垂直方向に曲率を有するシリンドリカルレンズ37
が配設されている。本実施例の上画図である図20の
(a)によれば、物体101からの光はパネル34のス
リット38によって水平方向に離散的なフーリエ変換像
として撮像素子21上に記録される。レンズ37は水平
方向にはなにも作用しない。レンズ37は、図20の
(b)に示すように、垂直方向に像を結像する。レンズ
37と撮像素子21との間隔は、レンズ37の結像条件
を満たすように決定される。
【0054】このようにして入力された立体像を再生す
る際には、例えば図1に示した3次元情報再生装置にお
いてピンホールアレイパネル2の代わりに図19に示し
たスリットアレイパネル34に置き換えられる。再生さ
れる立体像は水平方向にのみ視差をもち、垂直方向に視
点を移動しても観察される像は変化しない。しかし、垂
直解像度が高くなるため、視覚的に鮮明な画像が得られ
る。
【0055】また、スリットアレイパネル34の代わり
にシリンドリカルレンズの1次元アレイすなわちレンチ
キュラレンズを用いてもよい。レンチキュラレンズを用
いた場合、スリットアレイパネル34を用いた場合の効
果に加えて、再生像が明るくなるという利点がある。更
に、レンチキュラレンズは2次元レンズアレイ33に比
べて作成及び設置が容易である。
【0056】
【発明の効果】請求項1の3次元情報再生装置によれ
ば、画像表示手段により色成分に分解された離散的フー
リエ変換像が時分割にて表示され、照明手段により色が
時分割にて変化する射出光が前記画像表示手段に照射さ
れ、同期制御手段により画像表示手段に表示される色成
分に分解された表示画像と照明手段から照射される照明
光の色とが同期して切り換えられ、光学手段により離散
的フーリエ変換像が再生されることにより空間像が形成
され、離散的フーリエ変換像が色成分に分解して表示さ
れ、色成分に分解された表示画像と照明光の色とが同期
して切り換えるように構成したので、再生像に色ずれが
起こることがなく、再生像の解像度が向上すると共に明
るい画像を得ることができる。
【0057】請求項2の3次元情報再生装置によれば、
光学手段が2次元ピンホールアレイから構成されること
により、光学手段の作成及び設置が容易となる。
【0058】請求項3の3次元情報再生装置によれば、
光学手段が2次元レンズアレイから構成されることによ
り、画像表示手段からの光が遮られず、非常に明るい再
生像を得ることができる。
【0059】請求項4の3次元情報再生装置によれば、
光学手段がスリットの1次元アレイから構成されること
により、水平方向のみに3次元情報を有する簡便な3次
元情報の再生ができると共に、光学手段の作成及び設置
が容易となる。
【0060】請求項5の3次元情報再生装置によれば、
光学手段がシリンドリカルレンズの1次元アレイから構
成されることにより、水平方向のみに3次元情報を有す
る簡便な3次元情報の再生ができると共に、画像表示手
段からの光が遮られず、非常に明るい再生像を得ること
ができ、かつ光学手段の作成及び設置が容易となる効果
がある。
【0061】請求項6の3次元情報再生装置によれば、
照明手段が回転カラーフィルタと白色光源から構成され
ることにより、簡単にカラー画像が再生できると共に、
照明手段の作成及び設置が容易となる。
【0062】請求項7の3次元情報再生装置によれば、
照明手段が3色の光源から構成されることにより、簡単
にカラー画像が再生できると共に、照明手段の作成及び
設置が容易となる。
【0063】請求項8の3次元情報再生装置によれば、
照明手段が液晶パネル及び偏光板並びに白色光源から構
成されることにより、簡単にカラー画像が再生できると
共に、照明手段を薄くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の3次元情報再生装置の第1の実施例を
示す概略構成図である。
【図2】図1の装置に用いる光源用回転カラーフィルタ
を示す正面図である。
【図3】3次元情報再生装置のピンホールアレイパネル
を示す正面図である。
【図4】3次元情報入力装置のレンズの離散的フーリエ
変換作用を説明する概念図である。
【図5】3次元情報入力装置の2次元レンズアレイの離
散的フーリエ変換記録を説明するための断面図である。
【図6】3次元情報入力装置のピンホールアレイパネル
の離散的フーリエ変換記録を説明するための断面図であ
る。
【図7】3次元情報入力装置のピンホールによるフーリ
エ変換記録を説明するための図である。
【図8】3次元情報入力装置の離散的フーリエ変換記録
方法を示す概念図である。
【図9】本発明の3次元情報再生装置の液晶パネルの構
造を示す図である。
【図10】図9に示した液晶パネルを用いた際の光線再
生を示す説明図である。
【図11】3次元情報入力装置の離散的フーリエ変換記
録方法において抽出する画素範囲を示す図である。
【図12】3次元情報入力装置により記録、抽出された
画素の配列を示す図である。
【図13】図12の画素の配列を並べ変えて表示する際
の画素配列を示す図である。
【図14】本発明の3次元情報再生装置により離散的フ
ーリエ変換像を再生することにより空間像を形成する原
理を説明する図である。
【図15】図1の装置によりカラー再生を行う際の回転
カラーフィルタと液晶パネル上の表示画像の切り替えタ
イミングを示す図である。
【図16】本発明の3次元情報再生装置の第2の実施例
を示す概略構成図である。
【図17】本発明の3次元情報再生装置の第3の実施例
を示す図であり、(a)は概略構成図、(b)は動作説
明図である。
【図18】本発明の3次元情報再生装置に2次元レンズ
アレイを用いた場合のフーリエ変換像の再生原理を示す
図である。
【図19】スリットアレイパネルを示す正面図である。
【図20】スリットアレイパネルによる3次元情報の記
録方法を説明する図であり、(a)は上面図、(b)は
側面図である。
【図21】従来の3次元情報再生装置を示す概略構成図
である。
【図22】従来の3次元情報再生装置において空間像を
形成する原理を説明する図である。
【図23】従来の離散的フーリエ変換像を記録する3次
元情報入力装置の記録方法を説明する図である。
【図24】従来の3次元情報再生装置に画像を表示する
際に抽出する画素範囲及び画素配列を示した図である。
【図25】図24に示される画素を並べ変えて表示する
際の画素配列を示す図である。
【図26】従来の3次元情報再生装置の液晶パネルの構
造を示す説明図である。
【図27】図26に示した液晶パネルを用いた際の光線
再生を示す図である。
【図28】スリットをスキャンする方式の従来の3次元
情報再生装置の基本構成を示す図である。
【図29】従来の3次元情報再生装置の問題点を示す図
である。
【符号の説明】
1,13 液晶パネル 2 ピンホールアレイパネル 4 光源 5 ピンホール 14 照明手段 15 同期制御手段 16 回転カラーフィルタ 24 画素 25 赤色光源 26 緑色光源 27 青色光源 28,30,32 偏光板 29,31 液晶パネル 33 2次元レンズアレイ 34 1次元スリットアレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−160770(JP,A) 特開 平5−273675(JP,A) 米国特許5132839(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 27/22

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色成分に分解された離散的フーリエ変換
    像を時分割にて表示する画像表示手段と、前記画像表示
    手段の表面側に配置され、少なくとも水平方向に離散的
    フーリエ変換作用を有する光学手段と、前記画像表示手
    段の裏面側に配置され、色が時分割にて変化する射出光
    を前記画像表示手段に照射する照明手段と、前記画像表
    示手段及び前記照明手段に接続されており、前記照明手
    段から照射される照明光の色を切り換えると共に、前記
    画像表示手段によって表示される前記色成分に分解され
    た離散的フーリエ変換像を前記照明光の色と同期させて
    切り換える同期制御手段とを備える3次元情報再生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記光学手段が、ピンホールの2次元ア
    レイから構成される請求項1に記載の3次元情報再生装
    置。
  3. 【請求項3】 前記光学手段が、2次元レンズアレイか
    ら構成される請求項1に記載の3次元情報再生装置。
  4. 【請求項4】 前記光学手段が、スリットの1次元アレ
    イから構成される請求項1に記載の3次元情報再生装
    置。
  5. 【請求項5】 前記光学手段が、シリンドリカルレンズ
    の1次元アレイから構成される請求項1に記載の3次元
    情報再生装置。
  6. 【請求項6】 前記照明手段が、回転カラーフィルタと
    白色光源から構成される請求項1から5のいずれか一項
    に記載の3次元情報再生装置。
  7. 【請求項7】 前記照明手段が、3色の光源から構成さ
    れる請求項1から5のいずれか一項に記載の3次元情報
    再生装置。
  8. 【請求項8】 前記照明手段が、液晶パネル及び偏光板
    並びに白色光源から構成される請求項1から5のいずれ
    か一項に記載の3次元情報再生装置。
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