JP2990406B2 - 射出成形機の立上げ制御方法及び制御装置 - Google Patents

射出成形機の立上げ制御方法及び制御装置

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JP2990406B2 JP6088771A JP8877194A JP2990406B2 JP 2990406 B2 JP2990406 B2 JP 2990406B2 JP 6088771 A JP6088771 A JP 6088771A JP 8877194 A JP8877194 A JP 8877194A JP 2990406 B2 JP2990406 B2 JP 2990406B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は射出成形機に関し、特
に、本成形制御プログラムにより連続成形に入る前に立
上げ制御をスムーズに行うための立上げ制御方法及び制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、射出成形機の成形立上げ時は、
金型温度やホットランナ部分の温度が安定していないた
めに、連続成形中に比べて金型等に高負荷が加わる。こ
のような高負荷を緩和する対策としては、成形立上げ時
に、本成形制御プログラムとは別に、樹脂の充填工程に
おいて充填圧力の制限値、充填時間、充填回数(ショッ
ト数)を設定し、設定された充填回数の間は、充填圧
力、充填時間に制限を与えるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような立上げ制御方法では、設定された充填回数の間
中、充填圧力、充填時間共に一定であり、しかも充填回
数の設定は経験とカンによる推測で行われている。この
ような方法では、成形立上げ時の周囲条件、例えば周囲
温度、金型温度等により条件設定が大きく左右されるの
で、その都度条件設定を変更しなければならないという
問題がある。
【0004】そこで、本発明の課題は、周囲条件の影響
を受けることなく、立上げのための成形条件設定作業を
簡単にすることができるようにすることにある。
【0005】本発明はまた、成形立上げを、成形条件を
自動的に切換えながらスムーズに行うことができるよう
にすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による射出成形機
の立上げ制御方法は、射出成形機の立上げに際し、本成
形制御プログラムによる連続成形制御とは別に、樹脂の
充填圧力の制限値、充填時間、スクリュのクッション位
置、充填回数に関する成形条件をn(nは2以上の整
数)段分設定して、1段毎に前記成形条件を変えながら
立上げてゆく制御動作を実行し、前記制御動作は、前記
n段の任意の段から、該任意の段について設定された前
記充填圧力の制限値に基づいて充填工程を開始するステ
ップと、前記スクリュが前記任意の段について設定され
た前記クッション位置に達したかどうかを判定するステ
ップと、前記クッション位置に達したと判定された時に
充填を完了して1ショットの動作を終了するステップ
と、前記任意の段が前記n段のうちの最終段であるかど
うかを判定するステップと、前記最終段であると判定さ
れた時に前記連続成形制御に切換えるステップと、前記
最終段ではないと判定された時に次の段に切換えるステ
ップとを含むことを特徴とする。
【0007】本発明による射出成形機の制御装置は、設
定部から入力された成形条件で本成形制御プログラムに
もとづいて連続成形制御を行う射出/保圧速度制御系を
有する射出成形機に適用され、前記設定部は、射出成形
機の立上げ制御のために樹脂の充填圧力の制限値、充填
時間、スクリュのクッション位置、充填回数に関する成
形条件をn(nは2以上の整数)段分設定する機能を有
し、前記制御装置は、前記連続成形制御動作とは別に、
立上げ制御に際し、前記n段の任意の段から、該任意の
段について設定された前記充填圧力の制限値に基づいて
充填工程を開始して、スクリュの位置を検出する位置検
出器で検出された検出位置と前記設定部で前記任意の段
について設定されたクッション位置とを比較して前記検
出位置が前記クッション位置に達すると次段の成形条件
による制御動作に移行することにより、1段毎に成形条
件を変えながら立上げてゆく立上げ制御動作を前記射出
/保圧速度制御系に行わせる立上げ制御系を有すること
を特徴とする。
【0008】
【作用】本発明では、成形立上げ時に、連続成形のため
の成形条件とは別に、充填圧力の制限値、充填時間、充
填圧力の制限値を切換えるタイミング、すなわち段の切
換えタイミングを規定するスクリュの最小クッション
値、及び充填回数に関するn段の成形条件を与え、充填
圧力の制限値が各段毎に切換わるようにして成形条件が
順次変化するようにしている。
【0009】
【実施例】図1〜図3を参照して本発明の第1の実施例
について説明する。図2は本発明が適用される射出成形
機のうち射出装置、型締装置の一部の概略構成を示して
いる。射出装置においては、ホッパ11より投入された
樹脂を加熱シリンダ12内で溶融しながらスクリュ13
で計量、混練し、溶融樹脂をスクリュ13の前方に貯留
する。貯留された樹脂は、射出シリンダ14とピストン
15より成る油圧シリンダ機構によりスクリュ13を前
方、すなわち金型側へ移動させることにより、ノズル1
6を通して固定金型17と可動金型18とで形成された
キャビティ内に充填される。なお、射出シリンダ14に
は充填、保圧工程に応じて流出入部14−1を通して流
量あるいは圧力を制御された駆動油が出入りする。
【0010】制御系としては、スクリュ位置をクッショ
ン位置として検出する位置検出器21からの位置検出信
号をアンプ22を通して受ける制御装置20を有する。
この制御装置20は、アンプ23を通して流量制御弁2
4を制御することにより、射出シリンダ14に流出入す
る油量を制御して成形制御を行う。
【0011】図1は制御装置20の構成を示し、設定器
20−1にて設定された成形条件で本成形制御プログラ
ムにもとづいて連続成形のための制御を行う射出/保圧
速度制御系として、射出/保圧速度設定発生器20−2
と射出/保圧速度制御装置20−3とを有する。制御装
置20はまた、本形成制御プログラムにもとづく連続成
形とは別に、成形立上げ時に際し、立上げのための制御
を行う立上げ制御系として、記憶回路20−4、判定器
20−5、成形条件切換え部20−6、制御系切換え部
20−7とを含んでいる。
【0012】この制御装置20は、制御系切換え部20
−7を1−2側にすると、射出/保圧速度制御系により
流量制御弁24を制御して連続成形のための制御動作を
実行し、制御系切換え部20−7を1−3側にすると、
成形立上げのための制御動作を実行する。なお、成形立
上げのための制御動作においては射出/保圧速度制御系
も利用される。
【0013】各部の機能について説明すると、設定器2
0−1は、前述した連続成形のための成形条件の設定の
他に、立上げ制御に必要な成形条件として充填工程にお
ける充填圧力の制限値(最大値)、スクリュのクッショ
ン位置、充填回数(ショット数)をn段分設定すること
ができる。充填回数は各段毎の回数が設定される。これ
らの立上げ制御のための成形条件は、記憶回路20−4
に記憶される。
【0014】判定器20−5は、成形立上げ時に制御系
切換え部20−7を1−3側に切換え、記憶回路20−
4に記憶されている成形条件を1段分だけ読み出して成
形条件切換え部20−6、制御系切換え部20−7を通
して射出/保圧速度制御系に出力する。判定器20−5
はまた、位置検出器21からの検出信号で示される検出
クッション位置が、読み出した成形条件の中のクッショ
ン位置に達したかどうかを判定し、達した時には制御を
次段の成形条件による動作に移行させる。
【0015】成形条件切換え部20−6は、第1段〜第
n段の成形条件のうちのどれを出力するかを切換えるた
めのもので、判定器20−5によりオン、オフ制御され
る並列接続型のn個のスイッチS1〜Snを有し、これ
らのスイッチはそれぞれ第1段〜第n段のそれぞれに対
応している。例えば、スイッチS1がオンの場合、判定
器20−5からの第1段目の成形条件が射出/保圧速度
制御系に出力される。
【0016】なお、n個のスイッチに接続されている判
定器20−5側のラインは、便宜上、図1では1本で共
通接続されているが、実際には判定器20−5からはn
本の信号線が出され、これらの信号線にn個のスイッチ
が一対一の対応関係で接続される。このような成形条件
切換え部20−6を使用するのは、第1段〜第n段の成
形条件のすべてについて制御動作を行わずに、任意の段
をとばして制御動作を行う場合もあることを考慮したも
のである。このような成形条件切換え部20−6は、判
定器20−5内に含まれていても良い。
【0017】次に、図3をも参照して立上げ制御の第1
の例について説明する。なお、立ち上げ制御のための第
1段〜第n段の成形条件はあらかじめ設定器20−1で
設定され、記憶回路20−4に記憶されているものとす
る。また、ここでは各段の充填回数は1回とする。
【0018】立上げ開始の指令が判定器20−5に与え
られると、ステップSt 1において判定器20−5は制
御系切換え部20−7を1−3側に切換えると共に、成
形条件切換え部20−6におけるスイッチS1をオンと
し、第1段目の成形条件を射出/保圧速度制御系に出力
することにより、第1段目の充填圧力の制限値のもとで
の充填工程が始まる(ステップSt 2)。
【0019】充填が行われている(ステップSt 3)
間、ステップSt 4では判定器20−5により位置検出
器21からの位置検出信号で示される検出クッション位
置が第1段目の成形条件として設定された設定クッショ
ン値に達したかどうかを判定し、達していなければステ
ップSt 3に戻る。一方、設定クッション値に達したこ
とを検出すると、判定器20−5は成形条件の出力を停
止し、ステップSt 5に移行して射出/保圧速度制御系
では充填を完了する。引き続いて、判定器20−5では
ステップSt 6において実行した段がn段目、すなわち
最終段であるかどうかを判定し、最終段でなければステ
ップSt 7に移行して第2段目の成形条件による制御動
作を開始すべく、成形条件切換え部20−6のスイッチ
S1をオフとし、次段のスイッチS2をオンとしてステ
ップSt 2に戻る。
【0020】以上の制御動作を繰り返し、ステップS6
において実行した段が最終段であると判定されると、判
定器20−5はステップSt 8に移行して制御系切換え
部20−7を1−3側から1−2側へ切換える。ここで
立上げ制御動作は終了し、射出/保圧速度制御系は設定
器20−1に設定された連続成形のための成形条件によ
る制御動作に移動する。
【0021】以上のように本発明による立上げ制御動作
においては、充填圧力の制限値を複数段にわたって徐々
に変化させながら立上げてゆくことにより、立上げをス
ムーズに行いしかも立上げから連続成形への移行もスム
ーズに行うことができる。
【0022】ところで、図3のような立上げ制御では、
設定クッション値の値によってはある段におけるステッ
プSt 4で検出クッション値が設定クッション値に達し
ない場合があり、この場合には充填を完了することがで
きないので次段に移行できないことになる。このような
問題点を解消した本発明の第2の実施例を図4、図5を
参照して説明する。
【0023】図4を参照して、本発明の第2の実施例で
は、設定器20−1による立上げ制御のための成形条件
として、前述した充填圧力の制限値、クッション位置、
充填回数に加えて、充填時間をも設定するようにしてい
る。また、制御装置20′は、図1の構成要素に加え
て、位置検出器21と判定器20−5との間に最小値選
択回路20−8を接続した点が異なる。更に、判定器2
0−5は、充填時間のカウント機能を有する。
【0024】この最小値選択回路20−8は、判定器2
0−5における判定のためのデータを得るためのもの
で、位置検出器21からの1ショット内の検出クッショ
ン位置から最小値を選択して最小クッション位置として
出力する。この最小クッション位置は1ショット毎に更
新される。
【0025】このため、判定器20−5では、充填を開
始してから、設定された充填時間の経過後に最小値選択
回路20−8で得られた最小クッション位置が記憶回路
20−4から読み出した設定クッション位置に達したか
どうかを判定し、達している時に制御を次段の成形条件
による動作に移行させる。
【0026】図5を参照して第2の実施例による立上げ
制御動作について説明する。立上げ開始の指令が、判定
器20−5に与えられると、ステップSt 11において
判定器20−5は制御系切換え部20−7を1−3側に
切換えると共に、成形条件切換え部20−6におけるス
イッチS1をオンとし、第1段目の成形条件を射出/保
圧速度制御系に出力することにより、第1段目の充填圧
力の制限値のもとでの充填工程が始まる(ステップSt
12)。
【0027】充填が行なわれている(ステップSt
3)間、ステップSt 14では判定器20−5により充
填開始からの時間をカウントし、ステップSt 15にお
いて充填開始からの経過時間が第1段の成形条件として
設定された設定充填時間に達したかどうかの判定が行わ
れる。経過時間が設定充填時間に達していなければステ
ップSt 14に戻り、設定充填時間に達したと判定する
と判定器20−5は成形条件の出力を停止し、ステップ
t 16に移行して射出/保圧速度制御系では充填を完
了する。
【0028】引き続いて、判定器20−5ではステップ
t 17において最小値選択回路20−8で得られた最
小クッション位置が第1段目の成形条件として設定され
た設定クッション値に達したかどうかを判定し、達して
いるとステップSt 18に移行する。ステップSt 18
では、判定器20−5は充填回数、すなわちショット数
が第1段目の成形条件として設定された設定充填回数に
達しているかどうかの判定を行い、達していなければス
テップSt 12に戻る。以上の動作が設定充填回数に達
するまで繰り返される。
【0029】ステップSt 18において充填回数が設定
充填回数に達したと判断されると、判定器20−5はス
テップSt 19に移行して実行した段が最終段であるか
どうかの判定動作を行い、最終段でなければステップS
t 20に移行して第2段目の成形条件による制御動作を
開始すべく、成形条件切換え部20−6のスイッチS1
をオフとし、次段のスイッチS2をオンとしてステップ
t 12に戻る。
【0030】以上の制御動作を繰り返し、ステップSt
19において実行した段が最終段であると判定される
と、判定器20−5はステップSt 21に移行して制御
系切換え部20−7を1−3側から1−2側へ切換え
る。ここで立上げ制御動作は終了し、射出/保圧速度制
御系は設定器20−1に設定された連続成形のための成
形条件による制御動作に移行する。
【0031】なお、ステップSt 17において、最小値
選択回路20−8からの最小クッション位置が設定クッ
ション値に達していないと判定した場合には、ステップ
t22に移行して充填回数が設定充填回数に達してい
るかどうかの判定を行う。そして、設定充填回数に達し
ていなければステップSt 12に戻って同じ成形条件で
充填工程を繰り返す。もし、ステップSt 22において
設定充填回数に達したと判定した場合には判定器20−
5はもはや最小クッション位置と設定クッション値との
一致は得られないものとしてステップSt 23に移行し
て異常警報表示を行う。
【0032】以上の説明で明らかなように、第2の立上
げ制御動作では、充填工程の完了タイミングをクッショ
ン位置の比較ではなく充填時間の設定により行い、しか
も充填工程を所定回数繰り返しても最小クッション位置
と設定クッション値との一致が得られない場合には異常
と判定して立上げ制御を停止するので、第1の立上げ制
御動作で指摘したような問題は起こらない。したがっ
て、この第2の立上げ制御動作によれば、前述した第1
の立上げ制御動作よりも更にスムーズに立上げを行うこ
とができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ばクッション位置の監視、あるいはクッション位置、充
填時間、及び充填回数の監視によりn段の充填圧力の制
限を順次切換えながら成形立上げを進めてゆくようにし
たことにより、成形条件の設定作業が容易となるだけで
なく立下げそのものをスムーズに行わせて連続成形に移
行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による制御装置の第1の実施例のブロッ
ク構成図である。
【図2】本発明が適用される射出成形機のうち射出装
置、型締装置の一部を概略的に示した図である。
【図3】図1に示された制御装置の動作を説明するため
のフローチャート図である。
【図4】本発明による制御装置の第2の実施例のブロッ
ク構成図である。
【図5】図4に示された制御装置の動作を説明するため
のフローチャート図である。
【符号の説明】
11 ホッパ 12 加熱シリンダ 13 スクリュ 14 射出シリンダ 15 ピストン 16 ノズル 17 固定金型 18 可動金型 20 制御装置 20−6 成形条件切換え部 20−7 制御系切換え部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形機の立上げに際し、本成形制御
    プログラムによる連続成形制御とは別に、樹脂の充填圧
    力の制限値、充填時間、スクリュのクッション位置、充
    填回数に関する成形条件をn(nは2以上の整数)段分
    設定して、1段毎に前記成形条件を変えながら立上げて
    ゆく制御動作を実行し、前記制御動作は、前記n段の任
    意の段から、該任意の段について設定された前記充填圧
    力の制限値に基づいて充填工程を開始するステップと、
    前記スクリュが前記任意の段について設定された前記ク
    ッション位置に達したかどうかを判定するステップと、
    前記クッション位置に達したと判定された時に充填を完
    了して1ショットの動作を終了するステップと、前記任
    意の段が前記n段のうちの最終段であるかどうかを判定
    するステップと、前記最終段であると判定された時に前
    記連続成形制御に切換えるステップと、前記最終段では
    ないと判定された時に次の段に切換えるステップとを含
    ことを特徴とする射出成形機の立上げ制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の立上げ制御方法におい
    て、前記制御動作は、前記n段のうちの任意の段から、
    該任意の段について設定された前記充填圧力の制限値に
    基づいて充填工程を開始する第1のステップと、前記充
    填工程の経過時間をカウントして前記任意の段について
    設定された前記充填時間に達したかどうかを判定する第
    2のステップと、前記充填時間に達したと判定された時
    に充填を完了する第3のステップと、前記スクリュが前
    記任意の段について設定された前記クッション位置に達
    したかどうかを判定する第4のステップと、前記クッシ
    ョン位置に達したと判定された時にショット数が前記任
    意の段について設定された充填回数に達したかどうかを
    判定する第5のステップと、前記充填回数に達したと判
    定された時に前記任意の段が前記n段のうちの最終段で
    あるかどうかを判定する第6のステップと、前記最終段
    であると判定された時に前記連続成形制御に切換える第
    7のステップと、前記最終段ではないと判定された時に
    次の段に切換える第8のステップとを含むことを特徴と
    する射出成形機の立上げ制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の立上げ制御方法におい
    て、前記制御動作は更に、前記第4のステップにおいて
    前記クッション位置に達していないと判定された時にシ
    ョット数が前記任意の段について設定された充填回数に
    達したかどうか を判定する第9のステップと、該第9の
    ステップにおいて充填回数に達したと判定された時に異
    常表示を行う第10のステップとを含むことを特徴とす
    る射出成形機の立上げ制御方法。
  4. 【請求項4】 設定部から入力された成形条件で本成形
    制御プログラムにもとづいて連続成形制御を行う射出/
    保圧速度制御系を有する射出成形機の制御装置におい
    て、前記設定部は、射出成形機の立上げ制御のために樹
    脂の充填圧力の制限値、充填時間、スクリュのクッショ
    ン位置、充填回数に関する成形条件をn(nは2以上の
    整数)段分設定する機能を有し、前記制御装置は、前記
    連続成形制御動作とは別に、立上げ制御に際し、前記n
    段の任意の段から、該任意の段について設定された前記
    充填圧力の制限値に基づいて充填工程を開始して、スク
    リュの位置を検出する位置検出器で検出された検出位置
    と前記設定部で前記任意の段について設定されたクッシ
    ョン位置とを比較して前記検出位置が前記クッション位
    置に達すると次段の成形条件による制御動作に移行する
    ことにより、1段毎に成形条件を変えながら立上げてゆ
    く立上げ制御動作を前記射出/保圧速度制御系に行わせ
    る立上げ制御系を有することを特徴とする射出成形機の
    制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の制御装置において、前記
    立上げ制御系は、立上げ制御動作の間、該立上げ制御系
    を前記射出/保圧速度制御系に接続する切換え部と、前
    記n段分の成形条件を記憶する記憶部と、前記記憶部か
    ら1段分ずつ成形条件を読み出して前記切換部を通して
    前記射出/保圧速度制御系に出力すると共に、前記位置
    検出器で検出された検出位置に基づいてあらかじめ定め
    られた判定動作を行う判定部とを含み、該判定部は、前
    記n段の任意の段から、該任意の段について設定された
    前記充填圧力の制限値に基づいて充填工程を開始するス
    テップと、前記スクリュが前記任意の段について設定さ
    れた前記クッション位置に達したかどうかを判定するス
    テップと、前記クッション位置に達したと判定された時
    に充填を完了して1ショットの動作を終了するステップ
    と、前記任意の段が前記n段のうちの最終段であるかど
    うかを判定するステップと、前記最終段であると判定さ
    れた時に前記連続成形制御に切換えるステップと、前記
    最終段ではないと判定された時に次の段に切換えるステ
    ップとを実行するものであることを特徴とする射出成形
    機の制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の制御装置において、前記
    立上げ制御系は、立上げ制御動作の間、該立上げ制御系
    を前記射出/保圧速度制御系に接続する切換え部と、前
    記n段分の成形条件を記憶する記憶部と、前記位置検出
    器で検出された検出位置から1ショット内の最小位置を
    選択する最小値選択回路と、前記記憶部から1段分ずつ
    成形条件を読み出して前記切換部を通して前記射出/保
    圧速度制御系に出力すると共に、前記充填時間、前記充
    填回数、及び前記最小値選択回路で選択された最小位置
    に基づいてあらかじめ定められた判定動作を行う判定部
    とを含み、該判定部は、前記n段のうちの任意の段か
    ら、該任意の段について設定された前記充填圧力の制限
    値に基づいて充填工程を開始する第1のステップと、前
    記充填工程の経過時間をカウントして前記任意の段につ
    いて設定された前記充填時間に達したかどうかを判定す
    る第2のステップと、前記充填時間に達したと判定され
    た時に充填を完了する第3のステップと、前記選択され
    た最小位置が前記任意の段について設定された前記クッ
    ション位置に達したかどうかを判定する第4のステップ
    と、前記クッション位置に達したと判定された時にショ
    ット数が前記任意の段について設定された充填回数に達
    したかどうかを判定する第5のステップと、前記充填回
    数に達したと判定された時に前記任意の段が前記n段の
    うちの最終段であるかどうかを判定する第6のステップ
    と、前記最終段であると判定された時に前記連続成形制
    御に切換える第7のステップと、前記最終段ではないと
    判定された時に次の段に切換える第8のステップとを実
    行するものであることを特徴とする射出成形機の制御装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の制御装置において、前記
    判定部は更に、前記第4のステップにおいて前記クッシ
    ョン位置に達していないと判定された時にショット数が
    前記任意の段について設定された充填回数に達したかど
    うかを判定する第9のステップと、該第9のステップに
    おいて充填回数に達したと判定された時に異常表示を行
    う第10のステップとを実行することを特徴とする射出
    成形機の制御装置。
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