JP2990135B2 - プリント配線板の製造方法 - Google Patents

プリント配線板の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線板の
製造方法に関し、特に高密度の配線回路を有するプリン
ト配線板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型、軽量、多機能化
によりプリント配線板においても配線パターンのファイ
ン化、スルーホールの小径化、更には多層化等の高密度
化の要求がより一層強く求められている。その高密度化
のなかで、特に配線パターンの細線化および導通スルー
ホールランドの縮小化の要求がつよく、これに対応する
様々プリント配線板の製造方法が提案されている。
【0003】プリント配線板の製造方法としては、テン
テイング工法が広く使用されている。図4はテンテイン
グ工法によるプリント配線板の製造工程順を説明するた
めの基板要部の断面図である。この方法によれば、まず
図4(a)の如く絶縁基板2上に銅めっき層を含む導体
層1とスルーホール1aを形成した基板上に図4(b)
の如く感光性ドライフィルム6(以下ドライフィルムと
称す)を貼り付け、この上から図4(c)の如く所望の
配線パターンを有するマスクフィルム5を介して紫外線
を全面に照射し配線パターン部のみ露光する。
【0004】次に現像液で未露光部分のドライフィルム
を溶解除去し、図4(d)の如くエッチングレジスト6
a、6bを得る。更に図4(e)の如く露出した導体層
1をエッチング除去した後、図4(f)の如くエッチン
グレジスト6a,6bを剥離除去してプリント配線板を
得るものである。
【0005】上記のテンテイング工法では、スルーホー
ル上にエッチングレジストがテンテイングされ、スルー
ホール内部をエッチング液浸入から保護する働きをする
が、スルーホール上のエッチングレジストとの密着のた
めとマスクフィルムと位置合わせ精度を考慮して、スル
ーホール周囲にスルーホール径+0.30mm以上のス
ルーホールランドを設けることが不可欠である。
【0006】しかし、配線密度の高密度化が進むにつれ
てスルーホールランドを広く確保できなくなってきたこ
とと、テンテイング工法用途に実用化されているドライ
フィルムの膜厚は、スルーホールを現像液、エッチング
液の浸入から保護するために40〜50μmの膜厚が必
要であり、この膜厚では配線パターンの解像性に限界が
あるためにテンテイング工法を回路幅/回路間隙=12
0μm/150μm以下の高密度配線回路形成に適用で
きない問題が生じていた。
【0007】上記の従来のテンテイング工法の問題点を
解決する技術として孔埋め樹脂と液状感光性樹脂を用い
たプリント配線板の製造方法(以下、孔埋め法という)
が特開平6−318774号公報に開示されている。
【0008】図5は、この孔埋め法によるプリント配線
板の製造工程順を説明するための基板要部の断面図であ
る。この技術によれば、まず図5(a)の如く絶縁基板
2に孔明けした後、基板全面に銅めっきを施し銅めっき
層を含む導体層1とスルーホール1aを形成させる。
【0009】次に図5(b)の如く絶縁基板2のスルー
ホール表面の銅めっき層上に粘度0.5〜2ポイズ程度
の孔埋め樹脂3を塗布した後、銅めっき層が形成された
絶縁基板上の孔埋め樹脂3をゴム板等で除去しつつスル
ーホール内に孔埋め樹脂3を充填し、孔埋め樹脂3が紫
外線硬化型の場合は絶縁基板2の両面に1〜10J/c
2 の紫外線を照射して硬化させ、熱硬化型の場合は、
温度80〜140℃で10〜30分間乾燥し、硬化させ
る。
【0010】次に図5(c)の如く感光性液状樹脂をス
プレィコート法で塗布し、50〜150℃で乾燥し、感
光性樹脂塗膜4を形成する。更に図5(d)の如く、感
光性樹脂塗膜4の上に所望のマスクフィルム5を当接
し、紫外線で露光する。
【0011】次に図5(e)の如く、現像として未露光
部分の感光性樹脂塗膜を炭酸ソーダ等のアルカリ水溶液
で除去し、エッチングレジスト層6a,6bを形成す
る。更に図5(f)の如く、エッチングレジスト6a,
6bをエッチングマスクとして露出した導体層1をエッ
チング除去する。
【0012】最後に図5(g)の如くエッチングレジス
ト6a,6b及び孔埋め樹脂3を苛性ソーダ等の強アル
カリ水溶液で剥離除去して、プリント配線板を得るもの
である。
【0013】この方法によれは銅めっき後図 5( b
)のようにスルーホール内部に孔埋め樹脂3を充填す
るため、孔埋め樹脂3が現像液やエッチング済のスルー
ホール内への浸入を妨げることによりスルーホールラン
ドを縮小できる利点がある。
【0014】しかしながら、量産性において下記の問題
点があった。 (1)基板表面に塗布した液状感光性樹脂を乾燥硬化さ
せる際にスルーホール内部の孔埋め樹脂の熱硬化が促進
され、スルーホール内の孔埋め樹脂を剥離除去するとき
に非常に時間を要し生産性を悪化させる。 (2)液状感光性樹脂を熱乾燥させる際にスルーホール
内部の孔埋め樹脂の体積変化(膨張と収縮)によりスル
ーホールコーナー部で亀裂が入いりやすい。 (3)プリント配線板の製造板厚範囲が限定され、特に
板厚2.5mmを越える厚さのプリント配線板に対して
は、スルーホール内部へ孔埋め樹脂を均一に充填するこ
とが難しい。 (4)感光性液体レジストが全面に塗布されるため、基
板端面より硬化したレジストが剥がれ絶縁基板に付着
し、露光時の異物となって、歩留まりを悪化させる。 (5)感光層が露出しているたためハンドリングが非常
に困難で生産性を悪化させる。
【0015】特開平7−15119号公報には、アルカ
リ可溶性を有し、加熱による流動性が小さく活性エネル
ギー線硬化性を有する樹脂層を保護フィルム上に設け、
該層の上にアルカリ可溶性で加熱による流動性が大きく
活性エネルギー線で硬化性を有する感光性樹脂層を設け
てなるドライフィルム型ソルダーレジストが開示されて
いる。このドライフィルム型ソルダーレジストのプリン
ト配線板への形成方法を図6を参照して説明する。ま
ず、ポリエステルフィルム11上に第1樹脂組成物をバ
ーコーターで塗布して乾燥し、第1樹脂層13を形成す
る。引き続き第1樹脂層13の上に第2の樹脂組成物を
バーコーターで塗布して乾燥し、第2樹脂層14を形成
して、ロール状のドライフィルムが形成される(図6
(a))。
【0016】このドライフィルムをプリント配線板12
の両面にラミネートし、不要のドライフィルムを切断し
た後、ポリエステルフィルム11を剥離する(図6
(b))。
【0017】次いで、プリント配線板の表面に所望のマ
スクフィルム15を介して紫外線を照射後(図6
(c))現像し、図6(d)のごとく第1樹脂層13と
第2樹脂層14からなるソルダーレジストが形成された
プリント配線板が得られる。このドライフィルムを上記
の従来のテンテイング工法や孔埋め法の改善技術として
適用することが考えられる。
【0018】しかし、本法によれは、加熱による流動性
が異なる層の樹脂層を有するドライフィルム型ソルダー
レジストは、基板に貼り付けられる以前にすでにロール
状となっており、本ロールを使用する前の保存時に加熱
による流動性が大きい樹脂層はロール両端より流れ出だ
すなどの不具合が発生しやすく実用上安定性に問題があ
る。
【0019】また、当該ドライフィルムは、半田付け時
の半田付着防止、導体回路の保護を目的として用いられ
るもので、エッチングレジストとして用いた場合、現像
後の硬化したソルダーレジストを除去するのは非常に困
難である問題が生じる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように従
来の感光性樹脂を用いた配線パターンの製造方法には下
記に列挙する課題がある。 (1)スルーホール内を現像液、エッチング液の浸入か
ら保護するため、スルーホール上を完全に被覆する必要
があり、スルーホールランドの縮小化が困難であり、配
線パターンの高密度化の妨げとなっている。 (2)従来のドライフィルムは、ラミネート後の安定性
が必要であるため流動性に限界があり、銅張り積層板の
表面の凹部に対する追従性に劣る。 (3)テンテイング工法を用いたい場合、スルーホール
をテンテイング状態で保護するため、スルーホール径
0.4mm以上を有するスルーホール基板を製造する場
合は、膜厚40μm以上必要であり、高密度配線パター
ンの製造が困難である。
【0021】本発明の目的は、上記の従来技術の問題点
を解決した高密度のプリント配線板の製造方法を提供す
ることにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明のプリント配線板
の製造方法は、絶縁基板に貫通孔を形成した後、前記絶
縁基板全面と前記貫通孔に銅めっきし、前記絶縁基板に
導体層とスルーホールを形成する工程と、前記絶縁基板
に感光性ドライフィルムを熱圧着する前に前記感光性ド
ライフィルムの前記絶縁基板圧着面側のカバーフィルム
を剥離して前記感光性ドライフィルムの露出した感光性
樹脂表面に熱流動性を有するアルカリ可溶型液状感光性
樹脂を塗布する工程と、該アルカリ可溶型液状感光性樹
脂塗布面を前記絶縁基板に熱圧着すると同時に前記絶縁
基板のスルーホールに埋没させる工程と、前記絶縁基板
上の前記感光性ドライフィルムと前記アルカリ可溶型液
状感光性樹脂を所望の配線パターンを有するマスクフィ
ルムを介して露光する工程と、前記感光性ドライフィル
ムと前記アルカリ可溶型液状感光性樹脂の未露光部分を
現像除去した後露出した前記絶縁基板上の前記導体層を
エッチング除去し所望の配線パターンを形成する工程と
を含むことを特徴とする。
【0023】前記熱流動性を有するアルカリ可溶型液状
感光性樹脂として、温度40〜70℃で300〜700
cpsの粘度を有するアクリル酸および/またはメタク
リル酸、アクリル酸エステルおよび/またはメタクリル
酸エステル、並びにスチレンからなる重合体を主成分と
する感光性樹脂を使用することができ、この感光性樹脂
を絶縁基板の導体層の窪みやスルーホール内に埋没する
ことができ、信頼性に優れた高密度プリント配線板の製
造が可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態のプリ
ント配線板の製造方法について図面を参照して説明す
る。図1は、本発明の第1の実施の形態のプリント配線
板の製造方法におけるアルカリ可溶型液状感光性樹脂を
感光柱ドライフィルムに塗布する工程の概略断面図であ
る。図3は、本発明の第1の実施の形態のプリント配線
板の製造方法を説明するためのプリント配線板の製造工
程における基板要部の断面図である。
【0025】まず、図1の如く厚さ25〜40μmのド
ライフィルム6を絶縁基板2にラミネートする前にドラ
イフィルムの感光性樹脂層を露出させるためにドライフ
ィルムのカバーフィルム6cをカバーフィルム剥しガイ
ド6dを使用して剥離する。続いて、ドライフィルムの
感光性樹脂層が露出した面に温度40〜70℃で、粘度
300〜700cpsを有するアルカリ可溶型液状感光
性樹脂7をロールコーター9で厚さ約5〜20μm塗工
する。この時、アルカリ可溶型液状感光性樹脂7の粘度
は、スルーホール内への樹脂埋没性に影響し、300c
ps以下では、埋没時の流動性が大きくスルーホール上
のドライフィルムを保持できなくなる。一方、粘度70
0cpsでは、ドライフィルムを絶縁基板上にラミネー
トする時に充分流動性が低くなり、スルーホール内に所
定の樹脂量を埋没することが困難となる。
【0026】この時、塗布されるアルカリ可溶型液状感
光性樹脂は、絶縁基板が有する最大スルーホール径によ
って、塗布厚が調整される。例えば、最大スルーホール
径(直径)が0.1〜3mmの場合には塗布厚さは約5
μm、最大スルーホール径(直径)が3mmを越える場
合には塗布厚さは10〜20μmに調整される。
【0027】また、フルカリ可溶型液状感光性樹脂は、
スルーホール内へ埋没させるためにドライフィルムを絶
縁基板に貼りつける際のゴムロールの熱圧着時の熱によ
り加熱され、温度40〜70℃で流動する性質を有し、
且つ30℃以下の室温においてスルーホール上のテンテ
イング状態のドライフィルムを充分保持できる物理的強
度、すなわち鉛筆硬度1H以上を有する必要がある。
【0028】アルカリ可溶型液状感光性樹脂の組成とし
ては、アクリル酸または/及びメタクリル酸、アクリル
酸エステルまたは/及びメタクリル酸エステル並びにス
チレンからなる重合体を主成分とし、これにトリエチレ
ングリコールジ酢酸エステル等の熱可塑性成分を約2〜
5重量%、アントラキノン等の光重合開始剤を約1〜3
重量%の割合で配合してなるもので、ほぼベースとなる
感光性ドライフィルムと同等の組成のものを用いること
ができる。
【0029】次に図3(a)の如く厚さが0.4〜3.
0mmの絶縁基板2に孔明けを施し後、絶縁基板全面に
厚み15〜30μmの銅めっきを施し、導体層1及びス
ルーホール1aを形成せしめた後、図3(b)の如く、
絶縁基板2の表面にアルカリ可溶型液状感光性樹脂7を
有する感光性ドライフィルム6を温度100〜120℃
に加熱されたゴムロール8で圧力3〜5kg/cm2
加圧しながら、送り速度0.5〜1.0m/分で絶縁基
板2の表面にアルカリ可溶型液状感光性樹脂7面を圧着
面として熱圧着する。なお、絶縁基板2としては銅箔の
張ってないエポキシガラス基材、ポリイミド樹脂材や高
分子フッ素樹脂材が使用できるが、これらの樹脂材に予
め銅箔を接着した材料も使用できる。
【0030】絶縁基板2の表面に熱圧着される際に、ア
ルカリ可溶型液状感光性樹脂7は、ラミネーターの熱圧
着用のゴムロール8から伝わる熱で流動化し、絶縁基板
2表面の凹部や深さ5〜20μmでスルーホール1a内
に埋め込まれる。
【0031】次に図3(c)のごとく所望のマスクフィ
ルム5を介して紫外線を照射して露光後、図3(d)よ
うに、1〜2重量%炭酸ソーダ水溶液等のアルカリ水溶
液を液温20〜30℃で、約20〜60秒スプレイ噴射
し、未露光部分の感光性ドライフィルム及びアルカリ可
溶型液状感光性樹脂を溶解除去し、エッチングレジスト
6a,6bを得る。次いで、図3(e)のごとく、アル
カリ水溶液の現像工程により露出しためっき銅からなる
厚み20〜50μmの導体層1を液温40〜50℃の塩
化第二銅水溶液で約30〜90秒スプレイ噴射し、現像
により露出した導体層1をエッチング除去して、所望の
配線パターンを得た後、図3(f)の如く、配線パター
ン1b及びスルーホール内に埋没したエッチングレジス
ト6a,6bを液温40〜60℃の2〜3重量%の苛性
ソーダ水溶液等の強アルカリ水溶液で剥離除去し、高密
度の配線パターン1bを有するプリント配線板を得る。
【0032】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して説明する。図2は、本発明の第2の実施
の形態のプリント配線板の製造方法におけるアルカリ可
溶型液状感光性樹脂を感光柱ドライフィルムに塗布する
工程の概略断面図である。
【0033】本発明の第2実施の形態では、上記第1の
実施の形態におけるアルカリ可溶型液状感光性樹脂のロ
ールーコーターによる塗工の代わりに、スプレイコータ
ー10を使用して塗工する。
【0034】図2に示すように、厚み25〜40μmの
感光性ドライフィルム6を絶縁基板にラミネートする前
に該ドライフィルムの絶縁基板への圧着面側のカバーフ
ィルムを剥離し、感光性樹脂層を露出させる。
【0035】続いて、前記感光性ドライフィルムドライ
フィルムの感光性樹脂層が露出した面に温度40〜70
℃で、粘度300〜700cpsを有する上記の第1の
実施の形態で使用した同じアルカリ可溶型液状感光性樹
脂7をスプレイコーター10で厚さ約5〜20μm塗工
する。アルカリ可溶型液状感光性樹脂7のスプレイコー
ターによる塗布厚さはスプレイコーター10の塗布圧力
の調整でコントロールできる。例えば、スプレイコータ
ー10の塗布圧力が1.0kg/cm2 の場合は、アル
カリ可溶型液状感光性樹脂3の塗布厚さは約10μmと
なり、塗布圧力を2.0kg/cm2 とした場合には、
その樹脂の塗布厚さとしては約15μmが得られた。
尚、塗布厚の調整方法として、他にスプレイノズルのオ
リフェス径、アルカリ可溶型液状感光性樹脂の粘度によ
り調整可能である。
【0036】このスプレイコーターによりアルカリ可溶
型液状感光性樹脂3を塗布した感光性ドライフィルムを
使用したプリント配線板は上記第1の実施の形態と同様
に図3に示したプリント配線板の製造工程に従って製造
される。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、エッチン
グレジストに感光性ドライフィルムにアルカリ可溶型液
状感光性樹脂を塗布したレジストを使用し、該アルカリ
可溶型液状感光性樹脂をスルーホール内及び銅張積層板
表面の凹部に埋没することによって、下記の効果が得ら
れる。 (1)スルーホール内部及び銅張り積層板表面の凹部に
埋没したアルカリ可溶型液状感光性樹脂により銅張り積
層板表面の凹部やスルーホールを現像液やエッチング液
の浸入から保護できるために、信頼性に優れたプリント
配線板の製造が可能となる。 (2) スルーホール内部に埋没したアルカリ可溶型液
状感光性樹脂がスルーホール内部を保護するためスルー
ホールランドの縮小化が可能となり、配線パターンを高
密度化できる。 (3) スルーホール内部に埋没したアルカリ可溶型液
状感光性樹脂がスルーホール内部を保護するためドライ
フィルムの厚みを薄くすることができ、現像性を向上で
きる。
【0038】以上の効果より、高密度で品質に優れたプ
リント配線板の製造が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のプリント配線板の
製造方法におけるアルカリ可溶型液状感光性樹脂を感光
柱ドライフィルムに塗布する工程の概略断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態のプリント配線板の
製造方法におけるアルカリ可溶型液状感光性樹脂を感光
柱ドライフィルムに塗布する工程の概略断面図である。
【図3】本発明の第1及び第2の実施の形態のプリント
配線板の製造方法を説明するためのプリント配線板の製
造工程における基板要部の断面図である。
【図4】従来のテンテイング工法によるプリント配線板
の製造工程を説明するための基板要部の断面図である。
【図5】従来の孔埋め法によるプリント配線板の製造工
程を説明するための基板要部の断面図である。
【図6】従来のドライフィルム型ソルダーレジストのプ
リント配線板への形成工程を説明するための基板要部の
断面図である。
【符号の説明】
1 導体層 1a スルーホール 1b 配線パターン 2 絶縁基板 3 孔埋め樹脂 4 感光性樹脂塗膜 5,15 マスクフィルム 6 感光性ドライフィルム 6a,6b エッチングレジスト 6c カバーフィルム 6d カバーフィルム剥しガイド 7 アルカリ可溶型液状感光性樹脂 8 ゴムロール 9 ロールコーター 10 スプレイコーター 11 ポリエステルフィルム 12 プリント配線板 13 第1樹脂層 14 第2樹脂層

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板に貫通孔を形成した後、前記絶
    縁基板全面と前記貫通孔に銅めっきし、前記絶縁基板に
    導体層とスルーホールを形成する工程と、前記絶縁基板
    に感光性ドライフィルムを熱圧着する前に前記感光性ド
    ライフィルムの前記絶縁基板圧着面側のカバーフィルム
    を剥離して前記感光性ドライフィルムの露出した感光性
    樹脂表面に熱流動性を有するアルカリ可溶型液状感光性
    樹脂を塗布する工程と、該アルカリ可溶型液状感光性樹
    脂塗布面を前記絶縁基板に熱圧着すると同時に前記絶縁
    基板のスルーホールに埋没させる工程と、前記絶縁基板
    上の前記感光性ドライフィルムと前記アルカリ可溶型液
    状感光性樹脂を所望の配線パターンを有するマスクフィ
    ルムを介して露光する工程と、前記感光性ドライフィル
    ムおよび前記アルカリ可溶型液状感光性樹脂の未露光部
    分を現像除去した後露出した前記絶縁基板上の前記導体
    層をエッチング除去し所望の配線パターンを形成する工
    程とを含むことを特徴とするプリント配線板の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記熱流動性を有するアルカリ可溶型液
    状感光性樹脂として、温度40〜70℃で300〜70
    0cpsの粘度を有する感光性樹脂を使用した請求項1
    記載のプリント配線板の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記アルカリ可溶型液状感光性樹脂とし
    て、アクリル酸および/またはメタクリル酸、アクリル
    酸エステルおよび/またはメタクリル酸エステル、並び
    にスチレンからなる重合体を主成分とする感光性樹脂を
    使用した請求項1または2記載のプリント配線板の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 前記感光性ドライフィルムの露出した感
    光性樹脂表面に熱流動性を有するアルカリ可溶型液状感
    光性樹脂を塗布する方法としてロールコート法またはス
    プレイコート法を使用した請求項1記載のプリント配線
    板の製造方法。
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