JP2989671B2 - 半導体装置の製造装置 - Google Patents
半導体装置の製造装置Info
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Description
るものである。
のがある。集積度向上はプロセス技術の進歩に支えられ
た結果であり、特にホトリソグラフィー技術とドライエ
ッチング技術の進歩が集積度向上に対して大きな役割を
担ってきた。最近のドライエッチング技術について注目
すると、微細化の観点から低ガス圧力、高密度プラズマ
を積極的に利用する方向にある。そのような背景の中、
電子サイクロトロン共鳴プラズマ、誘導結合型プラズマ
やヘリコン波励起プラズマを用いたドライエッチング装
置が次々と開発、販売されている(例:「Semiconducto
r World」1993年10月号第68〜75ページ)。
いて、図1に示した誘導結合型プラズマを用いた装置に
基づいて説明する。
導コイル1に高周波電力を供給するためのものである。
3は下部電極、4は高周波電源で下部電極3に高周波電
圧を供給するためのものである。5は上部シリコン電極
で、6はシリコン基板で下部電極3上に配置され上部シ
リコン電極5と反応室7内において平行に配置されてい
る。8は圧力制御バルブ、9は排気ポンプで、これらに
よって反応室7内が所定の圧力に保持される。10はガス
ボンベで、マスフロー13を通して反応室7内にC2F6を供
給するためのものである。11はヒーターで、上部シリコ
ン電極5を所定の温度に保持する。12はシリコンリング
で、下部電極3上においてシリコン基板6を囲むよう配
置されている。13はマスフロー、14はマッチャーで、高
周波電源4と下部電極3等とのインピーダンス整合をと
るためのものである。
圧力に保持し、誘導コイル1に高周波電源2から高周波
電力を供給することによって、反応室7内にプラズマを
生成させる。下部電極3に高周波電極4からバイアス電
圧を印加することによってプラズマからイオンを引き込
んで、シリコン基板6のエッチングをする。
をあわせてシリコン部材という)とは、プラズマ中のフ
ッ素をシリコンとの反応で減少させることによって、シ
リコン基板6に対して酸化膜の高いエッチング速度比を
実現させるものである(図2B参照)。このシリコン部材
は平滑な表面をもち、図3Bに示したように、表面の凹凸
Hの平均粗さは、約0.1μm程度である。
したときの、その使用時間Tとシリコン基板の酸化膜エ
ッチレートの対レジスト選択比Rとの関係の一例を示し
ている。
e)できる状態にするためには一定時間を要し、このよ
うなエージングを終了した後に安定したエッチレートが
得られる。
滑なシリコン部材を使用した従来の製造装置では、酸化
膜エッチレートの対レジスト選択比Rが安定するために
は長時間を要する。すなわち、シリコン部材がハロゲン
元素をスカベンジできる状態にするためには長いエージ
ング時間が必要であるという問題があった。
凸を設けたハロゲン元素スカベンジ部材を備えることに
より、エージング時間を短縮できる半導体装置の製造装
置を提供することを目的とする。
装置は、ドライエッチング装置の反応室内に表面に微小
な凹凸を設けたハロゲン元素スカベンジ部材を有し、微
小な凹凸の平均粗さが1〜1000μmであることを特徴と
する。
凹凸を設けたハロゲン元素スカベンジ部材を備えている
ので、ハロゲン元素に対する実効的な表面積を初期の状
態から保持し、それによりエージング時間が短縮され
る。
とにより、エージング時間が短縮でき、かつエッチング
ストップなどの悪影響を防止することができる。
凹凸の平均粗さが1〜10μmであることが好ましい。
ン元素スカベンジ部材がシリコン及び炭素から選ばれた
少なくとも一つの材料を含むことが好ましい。
ン元素スカベンジ部材がエッチングすべきシリコン基材
の周囲に配置されるシリコンリングであることが好まし
い。
ン元素スカベンジ部材がエッチングすべきシリコン基材
の上方に配置される上部シリコン電極であることが好ま
しい。
ウエットエッチングで作成することが好ましい。
エッチングに用いるガスがC2F6であることが好ましい。
C2F6を用いれば、反応室内にプラズマを生成させること
ができる。
置の構成図。
従来の装置の原理を示すモデル図。
スカベンジ部材の表面拡大図、図3Bは従来例の装置にお
けるハロゲン元素スカベンジ部材の表面拡大図。
コン基板の酸化膜エッチレートの対レジスト選択比Rと
の関係を、従来例の装置による場合と対比して示した
図。
置と最も異なっているところは、ハロゲン元素スカベン
ジ部材すなわちシリコンリング12および上部シリコン電
極5として、表面が凹凸を有する粗面の部材を使用した
ことである。
説明する。この実施例の装置の基本的な構造は図1に示
した通りであり、これは従来例と同様であるため、詳細
な説明は省略する。反応室7内に導入するガスとしてC2
F6を使用し、その圧力を5×10-3Torrとした。そして、
シリコンリング12および上部シリコン電極5は、図3Aに
示すように、表面の凹凸Hの平均粗さは、1μm以上と
従来のハロゲン元素スカベンジ部材の表面粗さの10倍以
上とする。なお図3Aの表面の状態(表面モフォロジー)
はシリコンの結晶粒界が現われており、図3Bの表面の状
態とは異なるものである。
ハロゲン元素スカベンジ部材の表面を粗面とすること
で、製造装置の稼働の初期の状態からフッ素元素をスカ
ベンジすることができる。そのメカニズムを図2Aに模式
的に示す。なお、図2Bは従来の部材によるスカベンジの
メカニズムを示している。
ン元素スカベンジ部材の有効表面積が広い場合、より多
くのフッ素をスカベンジすることができると考えられ
る。ところが、有効表面積が広すぎる場合には、フッ素
をスカベンジしすぎてしまうため、エッチングストップ
など特性に悪影響を与えることになることから、その表
面粗さは1000μm以下であることが好ましい。
均粗さは、好ましくは1〜1000μmの範囲であり、特に
好ましくは1〜10μmの範囲である。
ウエットエッチングにより作成することができる。本実
施例のものは、フッ化水素(HF)が1、硝酸(HNO3)が
10の混合比の溶剤を用い、液温25℃で30分間のウエット
エッチングにより作成した。
の大きいハロゲン元素スカベンジ部材を使用した装置の
使用時間Tとシリコン基板の酸化膜エッチレートの対レ
ジスト選択比Rとの関係を、従来装置による場合と対比
して示したものである。15が従来例、16が本発明の実施
例の測定結果を示したものである。
平均粗さが3μmのものを用いた。従来装置のハロゲン
元素スカベンジ部材の凹凸の平均粗さは0.2μmのもの
を用いた。また、本実施例と従来装置のいずれについて
も、シリコンリングは内径210.4mm、外径272.9mm、厚さ
12.9mmのものを用いた。
は、15で示した従来例のものと比べて、シリコン基板の
酸化膜エッチレートの対レジスト選択比Rの安定に至る
時間が短くなっている。例えば、酸化膜エッチレートの
対レジスト選択比Rの規格値を7.5とすれば、15で示し
た従来例のものは規格値を7.5に至るのに32.5時間のエ
ージング時間を要しているのに対して、16で示した本実
施例のものは、エージング時間がゼロである。
部材としてシリコンを使用したが、それに代えてカーボ
ンを使用しても同等の効果が得られることは言うまでも
ない。
は、ハロゲン元素スカベンジ部材の表面に微小な凹凸を
設けることにより、エージング時間を短縮することがで
きる。
よれば、ドライエッチングの際のエージング時間を短縮
することができるので、半導体装置のシリコン基板のド
ライエッチング装置として利用できる。
Claims (8)
- 【請求項1】(補正後)半導体装置のドライエッチング
装置において、反応室内に表面に微小な凹凸を設けたハ
ロゲン元素スカベンジ部材を有し、微小な凹凸の平均粗
さが1〜1000μmであることを特徴とする半導体装置の
製造装置。 - 【請求項2】(削除)
- 【請求項3】微小な凹凸の平均粗さが1〜10μmである
請求項1記載の半導体装置の製造装置。 - 【請求項4】ハロゲン元素スカベンジ部材がシリコン及
び炭素から選ばれた少なくとも一つの材料を含む請求項
1記載の半導体装置の製造装置。 - 【請求項5】ハロゲン元素スカベンジ部材がエッチング
すべきシリコン基材の周囲に配置されるシリコンリング
である請求項1記載の半導体装置の製造装置。 - 【請求項6】ハロゲン元素スカベンジ部材がエッチング
すべきシリコン基材の上方に配置される上部シリコン電
極である請求項1記載の半導体装置の製造装置。 - 【請求項7】凹凸をウエットエッチングで作成する請求
項1記載の半導体装置の製造装置。 - 【請求項8】ドライエッチングに用いるガスがC2F6であ
る請求項1記載の半導体装置の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP9526736A JP2989671B2 (ja) | 1996-01-26 | 1997-01-23 | 半導体装置の製造装置 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1143496 | 1996-01-26 | ||
JP8-11434 | 1996-01-26 | ||
JP9526736A JP2989671B2 (ja) | 1996-01-26 | 1997-01-23 | 半導体装置の製造装置 |
PCT/JP1997/000151 WO1997027622A1 (fr) | 1996-01-26 | 1997-01-23 | Appareil de fabrication de semiconducteurs |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2989671B2 true JP2989671B2 (ja) | 1999-12-13 |
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ID=26346857
Family Applications (1)
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JP9526736A Expired - Fee Related JP2989671B2 (ja) | 1996-01-26 | 1997-01-23 | 半導体装置の製造装置 |
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JP (1) | JP2989671B2 (ja) |
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1997
- 1997-01-23 JP JP9526736A patent/JP2989671B2/ja not_active Expired - Fee Related
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