JP2989629B2 - 空調用脱臭装置 - Google Patents

空調用脱臭装置

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JP2989629B2 JP2068720A JP6872090A JP2989629B2 JP 2989629 B2 JP2989629 B2 JP 2989629B2 JP 2068720 A JP2068720 A JP 2068720A JP 6872090 A JP6872090 A JP 6872090A JP 2989629 B2 JP2989629 B2 JP 2989629B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、空調装置の脱臭を行なうための空調用脱臭
装置に係わり、特に、殺菌灯を用いた空調用脱臭装置に
関する。
〔従来の技術〕
一般に、自動車等の空調装置では、エバポレータの表
面の温度および湿度が、29℃,90%前後になると、エバ
ポレータのフィンおよびチューブの表面に、アルタナリ
ア,グリオクラジウム,黒黴等の十数種類の黴,バクテ
リアが発生し、これ等が発生する有機物により悪臭が生
じることが知られている。
そこで、従来、フィン,チューブ等の表面に、チャベ
ンダゾール(TBZ),パラクロロメタキシレノール(PCM
X)等の抗菌剤を塗布し、細菌類の増殖を抑制すること
が行なわれている。
しかしながら、このように抗菌剤を塗布する場合に
は、フィン等への抗菌剤の塗布時に、熱乾燥を行なう必
要があり、多大な工数および時間を要するという問題が
ある。
また、エバポレータの細部まで抗菌剤を塗布すること
が困難であるという問題がある。
さらに、抗菌剤が耐用年数を越えると、効果が低減
し、また、抗菌剤の劣化に伴い、抗菌剤にひび割れ、剥
離等が生じ、水滴が溜り易くなり、細菌が増殖し易くな
るとともに、凍結時に風量低下等が発生するという問題
がある。
このような問題を解決した空調用脱臭装置としては、
例えば、実開昭62−60809号公報に開示されるようなも
のが知られている。
第8図は、この公報に開示される空調用脱臭装置を示
すもので、この空調用脱臭装置では、熱交換器11と送風
器13を収納するプレナムチャンバ15の内部に殺菌灯17が
配置されており、殺菌灯17を点灯することにより熱交換
器11等に発生した細菌類を殺し、細菌類の増殖が抑制さ
れる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の空調用脱臭装置で
は、熱交換器11の近傍に単に殺菌灯17を配置しているた
め、熱交換器11の細部にまで細菌灯17からの光を及ぼす
ことが非常に困難であり、細菌類の増殖を充分に抑制す
ることが困難であるという問題があった。
また、殺菌灯17を常時点灯しておく場合には、殺菌灯
17の寿命が短くなり、さらに、樹脂材料からなるプレナ
ムチャンバ15等が劣化するため、真に必要な時にのみ殺
菌灯17を点灯することのできる空調用脱臭装置が要望さ
れていた。
本発明は、かかる従来の問題を解決するためになされ
たもので、殺菌灯からの光をエバポレータの細部にまで
確実に及ぼすことができる空調用脱臭装置を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1の空調用脱臭装置は、所定間隔を置いて冷媒
を流通させるチューブを配置するとともに、これらのチ
ューブの間にコルゲートフィンを配置してなるエバポレ
ータに取り付けられる空調用脱臭装置において、殺菌能
力を有する光を放出する殺菌灯と、前記エバポレータの
前面に配置される枠形状の導光部材とを備え、前記導光
部材には、エバポレータに取り付けるブラケットが形成
されるとともに、前記エバポレータのコルゲートフィン
の前方に位置する部分に、窓が形成され、かつ、前記窓
に対向する部分には、前記導光部材内を導光される光を
前記エバポレータに向けて射出する光漏れ用のカットが
形成されていることを特徴とする。
〔作 用〕 請求項1の空調用脱臭装置では、枠形状の導光部材が
ブラケットを介してエバポレータの前面に取り付けられ
る。そして、殺菌灯から放出される殺菌能力のある光
が、導光部材内を導光される。この際、導光部材内を導
光される光は、エバポレータのコルゲートフィンの前方
に位置する部分に形成した窓に対向する部分に位置する
光漏れ用のカットから、エバポレータに向けて射出され
る。これにより、エバポレータの細部にまで殺菌灯の光
が導かれ、細菌類の増殖を充分に抑制することができ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の詳細を図面に示す実施例について説明
する。
第1図は、本発明の空調用脱臭装置の一実施例を示す
もので、図において符号21は、エバポレータを示してい
る。
このエバポレータ21は、所定間隔を置いて、冷媒を流
通させるためのチューブ23を配置し、これ等のチューブ
23の間にコルゲートフィン25を配置して構成されてい
る。
エバポレータ21の前面には、導光部材27が配置されて
おり、この導光部材27の上方には、紫外線等の殺菌能力
を有する光を放出する殺菌灯29が配置されている。
導光部材27は、例えば、紫外線等の光を導光可能な透
明なプラスチックの板からなり、コルゲートフィン25の
前方に位置する部分に、窓部31が形成され、さらに、両
側にはエバポレータ21への取り付け用のブラケット33が
形成されている。
なお、このような導光部材27には、例えば、エスカ
(三菱レーヨンの商品名)と呼ばれているプラスチック
光ファイバーと同材質のものが利用できる。
そして、導光部材27の窓部31に対向する部分には、第
3図に示すように、導光部材27内を導光されてきた光を
エバポレータ21に向けて射出する光漏れ用のカット部35
が形成されている。
このカット部35は、導光部材27に所定の角度で楔状の
切り込みを入れることにより形成されている。
また、この実施例では、導光部材27には、プラスチッ
ク製の光ファイバからなる導光部材37の一端が接続され
ており、この導光部材37の他端は、樹脂製のダクト39の
吹き出し口41近傍まで延在されている。
そして、この導光部材37には、第4図に示すように、
導光部材37内を導光されてきた光をダクト39内に射出す
る光漏れ用のカット部43が形成されている。
一方、エバポレータ21のコルゲートフィン25には、エ
バポレータ21の表面温度を測定し温度信号を出力する温
度センサ45が配置されている。
図において符号47は、殺菌灯29の点灯を制御するため
の制御手段を示している。
この制御手段47は、第5図に示すように、タイマー49
を有する制御回路51、および、高電圧発生回路53を有し
ている。
制御回路51は、温度センサ45からの温度信号、およ
び、空調装置のオン,オフ信号を入力する。
そして、この制御回路51は、第6図に示すように、空
調装置がオン状態にある時、または、温度信号の値が予
め定められた値、例えば、25℃より大である時に、タイ
マー49により予め設定される時間、殺菌灯29を点灯す
る。
しかして、以上のように構成された空調用脱臭装置で
は、装置を、殺菌能力を有する光を放出する殺菌灯29
と、この殺菌灯29からの光をエバポレータ21の細部に導
く導光部材27とから構成したので、殺菌灯29からの光
が、導光部材27により、エバポレータ21の細部にまで導
かれることになり、殺菌灯29からの光をエバポレータ21
の細部にまで確実に及ぼすことができる。
この結果、細菌類の増殖を充分に抑制することが可能
となる。
また、以上のように構成された空調用脱臭装置では、
装置を、殺菌能力を有する光をエバポレータ21に導光部
材27を介して放出する殺菌灯29と、エバポレータ21の表
面温度を測定し温度信号を出力する温度センサ45と、温
度信号を入力しこの温度信号の値が予め定められた値よ
り大である時に殺菌灯29を点灯する制御手段47とから構
成したので、温度センサ45からの温度信号の値が、予め
定められた値、すなわち、エバポレータ21の表面温度が
細菌類の増殖に都合の良い所定の値になると、制御手段
47により殺菌灯29が点灯されることになり、真に必要な
時にのみ殺菌灯29を点灯することができる。
この結果、殺菌灯29の寿命が長くなり、また樹脂材料
からなるエバポレータ収納ケース等の劣化を低減するこ
とが可能となる。
第7図は、本発明の空調用脱臭装置の他の実施例を示
すもので、図において符号61は、図示しないブロアーユ
ニットと、ヒーターユニットとの間に配置され、樹脂か
らなるクーラーケースを示している。
このクーラーケース61内には、エバポレータ63が配置
され、エバポレータ63の前方上方となるクーラーケース
61には、殺菌灯29が配置されている。
そして、殺菌灯29のエバポレータ63側には、殺菌灯29
からの光を散光するための散光レンズ65が配置されてい
る。
なお、この実施例においても、上述した実施例と同様
に図示しない温度センサおよび制御手段が配置されてい
る。
以上のように構成された空調用脱臭装置においても第
1図に示した実施例とほぼ同様の効果を得ることができ
る。
なお、以上述べた実施例では、空調装置がオン状態に
ある時、または、温度信号の値が予め定められた値、例
えば、25℃より大である時に、タイマー49により予め設
定される時間、殺菌灯29を点灯するようにした例につい
て述べたが、本発明は、かかる実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、空調装置がオン状態にあり、かつ、
温度信号の値が予め定められた値を越えている時にのみ
殺菌灯を点灯するようにしても良いことは勿論である。
〔発明の効果〕
以上述べたように、請求項1の空調用脱臭装置では、
装置を、殺菌能力を有する光を放出する殺菌灯と、前記
エバポレータの前面に配置される枠形状の導光部材とを
備え、前記導光部材には、エバポレータに取り付けるブ
ラケットが形成されるとともに、前記エバポレータのコ
ルゲートフィンの前方に位置する部分に、窓が形成さ
れ、かつ、前記窓に対向する部分には、前記導光部材内
を導光される光を前記エバポレータに向けて射出する光
漏れ用のカットが形成されているので、殺菌灯から放出
される殺菌能力のある光が、導光部材内を導光され、光
漏れ用のカットからエバポレータの細部まで導かれ、細
菌類の増殖を充分に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の空調用脱臭装置の一実施例を示す斜視
図である。 第2図は第1図の分解斜視図である。 第3図は第1図および第2図のIII部のカット部の詳細
を示す斜視図である。 第4図は第1図および第2図のIV部のカット部の詳細を
示す斜視図である。 第5図は第1図の制御手段の詳細を示すブロック図であ
る。 第6図は第1図の制御手段のフローチャートである。 第7図は本発明の他の実施例を示す縦断面図である。 第8図は従来の空調用脱臭装置を示す説明図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 21……エバポレータ 27……導光部材 29……殺菌灯 45……温度センサ 47……制御手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定間隔を置いて冷媒を流通させるチュー
    ブを配置するとともに、これらのチューブの間にコルゲ
    ートフィンを配置してなるエバポレータに取り付けられ
    る空調用脱臭装置において、 殺菌能力を有する光を放出する殺菌灯と、 前記エバポレータの前面に配置される枠形状の導光部材
    とを備え、 前記導光部材には、エバポレータに取り付けるブラケッ
    トが形成されるとともに、前記エバポレータのコルゲー
    トフィンの前方に位置する部分に、窓が形成され、か
    つ、前記窓に対向する部分には、前記導光部材内を導光
    される光を前記エバポレータに向けて射出する光漏れ用
    のカットが形成されている ことを特徴とする空調用脱臭装置。
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