JP2989372B2 - 管芯出し装置 - Google Patents

管芯出し装置

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JP2989372B2
JP2989372B2 JP4101093A JP10109392A JP2989372B2 JP 2989372 B2 JP2989372 B2 JP 2989372B2 JP 4101093 A JP4101093 A JP 4101093A JP 10109392 A JP10109392 A JP 10109392A JP 2989372 B2 JP2989372 B2 JP 2989372B2
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昇 福原
誠一 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、端部どうしが互いに当
接もしくは近接するように配置された複数の管の、端部
どうしの位置を調整する管芯出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば水道管、ガス管等のパイプライン
を施工するにあたり、複数の管をその端部どうしが当接
もしくは近接するように配置してその端部どうしを円周
方向に溶接する工程が必要となるが、その端部どうしを
当接もしくは近接するように配置した後、溶接を行う前
に、管相互の位置を調整する必要がある。
【0003】図3は、従来の調整方法の説明のために管
壁の一部を断面して示した模式図である。2つの管1
4,16を、それらの端部が互いに近接するように配置
し、断面コの字形の金属部材12を、2つの管14,1
6の端部の境界10を挾むようにこれら2つの管14,
16の管壁14a,16aに溶接する。その後、2つの
管14,16のうち管壁が外側にずれている方の管壁
側、例えば図に一点鎖線で示すように管14が外側にず
れていた場合は管壁14a側に楔18を打ち込む。管の
端部の円周方向の複数箇所についてこのような管壁の位
置調整を行うことにより、管どうしの芯出しが行われ
る。
【0004】図4は、芯出しを行った後の、2つの管の
端部どうしの隙間および角度を測定する方法を示した模
式図である。図4(a)に示すように、2つの管の端部
の間に、スペーサーゲージ51が挿入されて端部間の間
隔dが測定され、その間隔dが一例として3.0mm以
上4.5mm以下であることが確認される。また図4
(b)に示すように、限界ゲージ52を用いてそれら2
つの管の端面間の角度θが60度以上70度以下である
ことが確認される。このような確認作業は電気事業法等
に定められており、特定のパイプラインの施工を行う場
合には必須の作業である。
【0005】このような確認作業を行った後、2つの管
14,16の端部が手作業により溶接されるが、この手
作業による溶接の場合、図3に示すような金属部材12
があってもその金属部材12の隙間にも溶接棒が届き、
したがって管の全周に亘って溶接が行われる。ここで溶
接作業の自動化、効率化のため、自動溶接機を用いる場
合について検討する。この自動溶接機は、その溶接用ト
ーチが管14,16の外壁側をその境界10に添って移
動するものであるため、管14,16の外壁側に上記金
属部材12のような障害物があると自動溶接機を用いる
ことができない。そこでこの自動溶接機を用いることが
できるようにするため、管の外部に障害物を配置するこ
となく管の内側から管の端部を揃える管芯出し装置が提
案されている。
【0006】図5は、従来の提案に係る管芯出し装置の
一例を表わした模式図である(特公昭52−22905
号公報参照)。この管芯出し装置20は、放射状に延び
るアーム22を有し、そのアーム22の先端に拡張部材
24を備え、その拡張部材24に拡張ローラ26が備え
られている。この管芯出し装置20は、管14,16の
内部に入り込み、ローラ22が伸び、管14,16の境
界10を挾んだ、境界10の両側の内壁が拡張ローラ2
6により放射状に押圧され、これにより2つの管14,
16の端部どうしが位置調整される。また拡張部材24
には、裏当て部材28が備えられている。この裏当て部
材28は、拡張ローラ26が管14,16の内壁を押圧
した際に、それらの管14,16の境界10にその内壁
側から押し当てられる。この裏当て板28は例えば銅板
から形成されており、溶接時に溶けた金属が管14,1
6の内側に入り込んでしまうことを防止するとともにそ
の溶けた金属を冷却固化する役割を担っている。
【0007】このような管芯出し装置20を用いると管
14,16の外壁側には何も配置せずに管どうしの芯出
しを行うことができ、したがって自動溶接機を採用する
ことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うに、所定の用途においては、管の芯出しを行った状態
において、図4に示すようなスペーサゲージ51,限界
ケージ52を用いて間隔d,角度θを測定する必要があ
るが、図5に示すような管芯出し装置を用いて芯出しを
行うと、裏当て部材28が邪魔となってスペーサゲージ
51,限界ゲージ52をその管14,16どうしの隙間
に挿入することができず、したがって電気事業法等で定
められた特定の重要な用途にはこの管芯出し装置20を
用いることができないという問題がある。ここで、自動
溶接機を用いる限りにおいては、裏当て部材28は溶接
金属が管14,16の内部に入り込んでしまわないよう
にするために必須の部材である。
【0009】本発明は、上記事情に鑑み、自動溶接機に
適合し、かつ上記の特定の用途にも用いることができる
管芯出し装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の管芯出し装置は、端部どうしが互いに当接あ
るいは近接するように配置された複数の管の内部に入り
込みこれら複数の管の内壁を放射状に押圧することによ
りこれら複数の管の互いに当接あるいは近接して配置さ
れた端部どうしの位置を調節する管芯出し装置におい
て、上記複数の管の互いに当接あるいは近接して配置さ
れた端部どうしの境界を挾んだ該境界の両側の内壁を放
射状に押圧する、円周方向に配列された複数の拡張部材
と、該複数の拡張部材それぞれ1つずつ取り付けられ
該拡張部材に対し相対移動することにより、該拡張部材
を上記複数の管の内壁に押圧させた状態で上記複数の管
の内壁側から上記境界に接離する複数の裏当て部材とを
備えたことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明の管芯出し装置は、拡張部材に対し相対
移動する裏当て部材を備えたものであるため、拡張部材
により芯出しを行い、かつ裏当て部材が管どうしの境界
から離れるように裏当て部材を引っ込めた状態でスペー
サゲージ,限界ゲージ等により測定を行うことができ
る。この測定を行った後に裏当て部材が端部どうしの境
界にその内壁側から接するように裏当て部材を移動さ
せ、これにより溶接金属が管内に入り込むことが防止さ
れ、したがって自動溶接機を用いた溶接を行うことがで
きる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例について説明する。図1
は本発明の一実施例の管芯出し装置の、管の長手方向の
模式的な断面図、図2は図1に示す管芯出し装置の、図
1の矢印A−A’に沿う方向の断面の一部を示した図で
ある。
【0013】図1に示すように、管14,16の端部ど
うしが互いに近接して配置されており、これらの管1
4,16の中に管芯出し装置30が入り込む。この管芯
出し装置30は、時計の文字盤で角度を表現すると、図
1の右方からみた場合に、約11時,1時,5時,7時
の位置に、管14,16の内壁14b,16bと接する
ようにローラ32が備えられており、これによりこの管
芯出し装置30が管14,16の内部を自由に移動する
ことができる。またローラ32の間にはストッパ31が
備えられており、この管芯出し装置30が管14,16
内の適切な位置まで入り込むとこのストッパ31が突出
して管の内壁に当接し、これにより管芯出し装置30の
位置が固定される。
【0014】このようにして管芯出し装置30が管1
4,16の内部に入り込みその位置が固定された後、エ
アシリンダ37が作動し、これによりピストンロッド3
3が矢印X方向に移動する。このピストンロッド33に
はクランクアーム35を介して拡張部材案内軸34が取
り付けられている。この拡張部材案内軸34は、図2に
示すように放射状に多数本(本実施例では12本)備え
られており、エアシリンダ32が矢印X方向に移動する
と各拡張部材案内軸34が放射状に矢印B方向に移動
し、その拡張部材案内軸34の先端に備えられた断面U
字状の拡張部材36により、管14,16どうしの境界
10を避けた、その境界10の両側の内壁14b,16
bが押圧される。これにより管14,16の端部どうし
の位置が揃えられる。
【0015】各拡張部材36の断面U字状の内部には各
裏当銅板38が備えられている。各拡張部材36には、
図2に示すように各エアシリンダ40が備えられてお
り、エアシリンダ40のピストン42から延びるピスト
ンロッド44の先端に各裏当銅板38が取り付けられて
いる。裏当銅板38は、エアシリンダ40の作動により
ピストンロッド44が矢印C方向に移動すると、管1
4,16の境界10にその内壁側から当接し、ピストン
ロッド44が矢印D方向に移動すると、その境界10か
ら離れる。ここで各裏当銅板38は、境界10をその内
壁側から隙間なく覆うことができるよう、隣接する裏当
銅板どうしが放射方向(矢印C,Dの方向)に対し斜め
に重なるように形成されており、したがって裏当銅板3
8を矢印C方向へ移動させて管14,16の境界10に
当接させる際は、先ず1つおきの裏当銅板38bを矢印
C方向に移動させ、その後1つおきの他の裏当銅板38
aを矢印C方向に移動させるようにシリンダ40の作動
タイミングが制御される。またこれと同様に、裏当銅板
38を管14,16から離す際は、先ず1つおきの裏当
銅板38aを矢印D方向に移動させ、その後1つおきの
他の裏当銅板38bを矢印D方向に移動させるようにシ
リンダ40の作動タイミングが制御される。
【0016】本実施例に係る管芯出し装置30は、上記
のように構成されているため、断面U字状の拡張部材3
6を管14,16の内壁に押し当てて芯出しを行い、か
つ裏当銅板38がその境界10から離れた状態で、図4
に示すようにスペーサーゲージ51や限界ゲージ52に
よりその間隔dや角度θを測定することができる。その
後裏当銅板38をその境界10に押し当てることによ
り、溶接の際に溶融金属が管14,16の内部に洩れて
しまうことが防止され、したがって自動溶接機を用いる
ことができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の管芯出し
装置は、拡張部材に対し相対移動することにより管の内
壁側から管どうしの境界に接離する裏当て部材を備えた
ものであるため、その境界にスペーサゲージ,限界ゲー
ジ等を挿入して必要な寸法や角度等を測定することがで
き、しかも溶接時には裏当て部材でその境界を内壁側か
ら覆うことができ、したがって電気事業法等により定め
られた用途についても自動溶接機を用いることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の管芯出し装置の、管の長手
方向の模式的な断面図である。
【図2】図1に示す管芯出し装置の、図1の矢印A−
A’に沿う方向の断面の一部を示した図である。
【図3】従来の調整方法の説明のために管壁の一部を断
面して示した模式図である。
【図4】芯出しを行った後の、2つの管の端部どうしの
隙間および角度を測定する方法を示した図である。
【図5】従来の提案に係る管芯出し装置の一例を表わし
た模式図である。
【符号の説明】
10 境界 14,16 管 14b,16b 管の内壁 30 管芯出し
装置 33 ピストンロッド 34 拡張部材
案内棒 35 クランク部材 36 拡張部材 37 エアシリンダ 38 裏当銅板 40 エアシリンダ 44 ピストン
ロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 37/00 - 37/06 B23K 9/028

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部どうしが互いに当接あるいは近接す
    るように配置された複数の管の内部に入り込みこれら複
    数の管の内壁を放射状に押圧することによりこれら複数
    の管の互いに当接あるいは近接して配置された端部どう
    しの位置を調節する管芯出し装置において、 前記複数の管の互いに当接あるいは近接して配置された
    端部どうしの境界を挾んだ該境界の両側の内壁を放射状
    に押圧する、円周方向に配列された複数の拡張部材と、 該複数の拡張部材それぞれ1つずつ取り付けられ該拡
    張部材に対し相対移動することにより、該拡張部材を前
    記複数の管の内壁に押圧させた状態で前記複数の管の内
    壁側から前記境界に接離する複数の裏当て部材とを備え
    たことを特徴とする管芯出し装置。
JP4101093A 1992-04-21 1992-04-21 管芯出し装置 Expired - Lifetime JP2989372B2 (ja)

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