JP2988904B2 - 広告装置 - Google Patents

広告装置

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JP2988904B2
JP2988904B2 JP10120327A JP12032798A JP2988904B2 JP 2988904 B2 JP2988904 B2 JP 2988904B2 JP 10120327 A JP10120327 A JP 10120327A JP 12032798 A JP12032798 A JP 12032798A JP 2988904 B2 JP2988904 B2 JP 2988904B2
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隆二 北島
二郎 加藤
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DENTSU TETSUKU KK
TOPII KOGYO KK
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DENTSU TETSUKU KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、従来屋内用ディス
プレイにのみ使用されてきた偏光フィルムを用いたテク
ナメーション技法(画像の少なくとも一部が動くように
見せる技法)を、屋外でも使用可能とした装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来偏光フィルム3を用いたテクナメー
ション技法は、展示会等での移動方向の誘導や、システ
ムにおける情報や流体の流れの説明など、屋内において
使用されてきた。偏光フィルム3を用いたテクナメーシ
ョン技法の構成の分解斜視図を図5に、この技法を用い
たライトボックスと呼ばれる装置の略図(断面図)を図
6に、それぞれ、示す。図5において、絵柄2が描かれ
ているカラーコルトン21は後方から偏光フィルム3、
偏光スピナー11を経由した光源13の照射光を受けて
いる。絵柄2の前方から見ると偏光スピナー11の回転
に伴い、偏光フィルム3の貼着された部分が、たとえば
情報や流体の動きとして表される構成ではあるが、その
動きは色の濃淡のみで表され、リアルさに欠けている。
図6においては、絵柄2の前面および絵柄2とカラーコ
ルトン21の後方にアクリル板20が設けられ、これら
を塵埃や衝撃等から保護している。偏光スピナー11
は、モータ22の軸に結合し回転する構造であり、装置
全体がアルミ製のフレームに納められている。この技術
は、画面に動きがあるため、人々の注目や興味を引きや
すく、広告・宣伝の効果が大きい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この装置を屋
外の広告に適用しようとすると以下の問題がある。 ア、絵柄が描かれている材料がカラーコルトンであるた
め、水に弱い。 イ、カラーコルトンの保護にアクリル樹脂やガラスが用
いられているため、大きさに限界がある。本発明の課題
は、雨水に強く、大きさに制限のない広告装置を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成する本発
明はつぎの通りである。広告対象の絵柄が前面にまたは
前面と後面に印刷された、塩化ビニルまたは酢酸ビニル
の樹脂とガーゼ状の繊維とを合わせた半透明または透明
の樹脂性シートと、前記樹脂性シートの後面に貼着した
偏光フィルムと、前記偏光フィルムの後面を被覆する、
シリコーンシーラントまたはフッ素樹脂フィルムから構
成されている保護皮膜と、前記保護皮膜の後方で保護皮
膜と間隔を持って、前記樹脂性シートと平行な面で回転
可能な少なくとも1枚の偏光スピナーと、前記偏光スピ
ナーに連結された、前記偏光スピナーを回転させるため
の少なくとも1基の駆動装置と、前記偏光スピナーの後
方にあって、前記偏光スピナーに向かって光を照射する
少なくとも1個の光源と、前記樹脂性シートと、前記駆
動装置と、前記光源とを支持する支持具と、からなり、
前記偏光フィルムが、貼着に際し切断され絵柄に合わせ
偏光角度を調整して順番に並べられておりかつ絵柄に合
わせ角度を変えて貼着されており、 かつ、前記偏光フィ
ルムが、10センチメートル四方以内の面積に裁断され
貼着されている広告装置。
【0005】上記発明によれば、絵柄を保護するため
のアクリル板が不必要であるので、大きさに制限がな
く、樹脂製シートが対候性に優れていることおよび偏光
フィルムの後面を保護皮膜で被覆したことにより雨水等
に強い広告装置を提供できる。また、大きさに制限がな
く、雨水等に強く、絵柄の動きがスムーズで、かつ偏光
フィルムが剥がれにくい広告装置を提供できる。
【0006】
【発明の実施の形態】まず、本発明の実施例を図1〜図
4を参照して説明する。なお、従来技術と共通する部分
には、両者に同じ符号を付している。本発明の広告装置
5は、たとえば横10数メートル、縦数メートルの大き
さを有し、半透明または透明の樹脂性シート1、絵柄2
aおよび2b、偏光フィルム3、保護皮膜4、偏光スピ
ナー11、駆動装置12、光源13、支持具14とから
なる。樹脂性シート1は、塩化ビニルや酢酸ビニル等の
樹脂とガーゼ状の繊維とを合わせた透明または半透明の
可撓性シートであり、耐候性に優れ屋外広告の材料とし
て広く使用されている。屋外広告の使用に必要な大きな
面積も容易に確保できる。絵柄2a、2bは、実施例で
は原画をコンピュータを使用して画像処理によりサイ
ズ、色を調整し、インクジェットプリンタにより印刷し
たが、これに限られない。なお、絵柄は人の目に触れる
樹脂性シート1の前面のみでもよいが、樹脂性シート1
の裏面にも印刷することによって、画面後方から照明さ
れない昼間はとくにハレーションを防止できて絵柄が鮮
明になり、また褪色に対応できる。この場合裏面の絵柄
は前面の絵柄を裏側から見た像とする。防汚のため最前
面にアクリルやフッ素を塗布してもよい。
【0007】偏光フィルム3は、絵柄2a、2bにマッ
チした偏光パターンを選択し、絵柄2a、2b中の動き
を出そうとする部分の裏面に貼着する。ただし、絵柄が
樹脂性シート11の前面のみの場合は、偏光フィルム3
は、樹脂性シート11の後面に直接貼着する。貼着に際
して偏光フィルム3を切断し、偏光角度を調整して順番
に並べることにより、動きをよりリアルにすることがで
きる(図3参照)。偏光フィルム3の切断サイズは10
センチメートル四方程度以下のサイズとすることが装置
の保守ならびに装置組立前の運搬上好ましい。貼着した
偏光フィルム3を保護するために、偏光フィルム3の後
面をシリコーンシーラントやフッ素樹脂フィルム等の保
護皮膜4で被覆すると、装置の設置環境に対応でき保守
上望ましい。これによって偏光フィルム3が雨水、風、
日光、温度変化等の自然現象あるいは衝撃から保護さ
れ、剥離を防止できる(図4参照)。偏光スピナー11
は、偏光フィルム3を透明なポリカーボネート等の樹脂
板に貼着してなり、駆動装置12により駆動される。実
施例においては、円形とし円心にシャフトを設けて、こ
れを駆動装置である減速機付モータの軸に接続し回転運
動をさせる仕組みとした。偏光スピナー11は回転すれ
ばよく、その形や駆動の態様について、とくに制約はな
い。
【0008】偏光スピナー11に使用する偏光フィルム
3のパターンは、絵柄2a、2bに適したものを選択す
る。駆動装置12は、実施例では回転数を変更できるモ
ータを使用し、絵柄2a、2bに釣り合い、できるだけ
現実に近い像が得られる回転数を選択可能としている。
このような理由から駆動装置12には、偏光スピナー1
1を長時間回転させても支障を生じず、かつ回転数を変
更できる機能を有するメインテナンスフリーな装置を使
用することが望ましい。光源13は、偏光スピナー11
の後方にあって、偏光スピナー11と偏光フィルム3の
双方あるいは偏光スピナー11のみを経て、あるいは直
接に、絵柄2a、2bを後方から照射する。この目的が
効率よく達成されるために、光源13は光を遮られない
位置を選んで設置することが求められる。光源13とし
て実施例では蛍光灯を用いた。光源13は、蛍光灯に限
定されないが(たとえば、ネオン管などでもよい)、絵
柄を照明するのに十分な光量を一様に発生し、発熱量が
少なく、低コストで、長寿命のものを採用することが好
ましい。
【0009】かくて偏光スピナー11を経由した光が、
絵柄2a、2bに偏光フィルム3を貼着した部分を照射
すると、絵柄2a、2bがあたかも動いているように見
える。この場合、偏光フィルム3を10センチメートル
四方以下のサイズとして、偏光方向を適宜互いに(平行
でないように)ずらして貼着したので、絵柄2a、2b
の動きにリアルさが出てきて、広告効果が上がる。支持
具14は、樹脂性シート1、駆動装置12、光源13等
を支持し、雨風、太陽光、塵埃、衝撃等による装置の損
耗、破損を防止する。本発明装置5と建造物や装置の支
持架台との固着にも有用である。なお、本発明装置は、
屋外のみならず屋内でも使用できることは言うまでもな
い。
【0010】
【発明の効果】請求項1の広告装置によれば、絵柄を半
透明または透明の樹脂性シートに印刷するので、絵柄の
前面にあって絵柄を保護するアクリル板が不要となるた
めに、大きさに制限がなく、樹脂性シートが対候性に優
れていることおよび偏光フィルムの後面を保護皮膜で被
覆したことにより雨水を始めとする自然現象に対して強
靱な広告装置を製作できる。また、絵柄に合わせて偏光
フィルムを偏光角度を変えて順序よく貼着するので、絵
柄の動きがスムーズな広告装置を製作できる。また、
光フィルムを大きくても10センチメートル四方に裁断
して貼着するので、偏光フィルムが剥がれにくい広告装
置を製作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の広告装置の1実施例を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の絵柄部分の構成を示す断面図である。
【図3】本発明の偏光フィルム貼着の様子を示す正面図
である。
【図4】図3に保護皮膜の被覆を施した正面図である。
【図5】従来技術の構成を示す分解斜視図である。
【図6】従来技術の装置(ライトボックス)を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 樹脂性シート 2、2a、2b 絵柄 3 偏光フィルム 4 保護皮膜 11 偏光スピナー 12 駆動装置 13 光源 14 支持具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−224612(JP,A) 特開 平7−207626(JP,A) 特開 昭55−70801(JP,A) 特開 昭60−129708(JP,A) 実開 平3−86383(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09F 13/04 G09F 19/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広告対象の絵柄が前面にまたは前面と後
    面に印刷された、塩化ビニルまたは酢酸ビニルの樹脂と
    ガーゼ状の繊維とを合わせた半透明または透明の樹脂性
    シートと、 前記樹脂性シートの後面に貼着した偏光フィルムと、 前記偏光フィルムの後面を被覆する、シリコーンシーラ
    ントまたはフッ素樹脂フィルムから構成されている保護
    皮膜と、 前記保護皮膜の後方で保護皮膜と間隔を持って、前記樹
    脂性シートと平行な面で回転可能な少なくとも1枚の偏
    光スピナーと、 前記偏光スピナーに連結された、前記偏光スピナーを回
    転させるための少なくとも1基の駆動装置と、 前記偏光スピナーの後方にあって、前記偏光スピナーに
    向かって光を照射する少なくとも1個の光源と、 前記樹脂性シートと、前記駆動装置と、前記光源とを支
    持する支持具と、 からなり、 前記偏光フィルムが、貼着に際し切断され絵柄に合わせ
    偏光角度を調整して順番に並べられておりかつ絵柄に合
    わせ角度を変えて貼着されており、 かつ、前記偏光フィルムが、10センチメートル四方以
    内の面積に裁断され貼着されている 広告装置。
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