JP2986721B2 - 開口枠の調節・固定金具 - Google Patents
開口枠の調節・固定金具Info
- Publication number
- JP2986721B2 JP2986721B2 JP7299002A JP29900295A JP2986721B2 JP 2986721 B2 JP2986721 B2 JP 2986721B2 JP 7299002 A JP7299002 A JP 7299002A JP 29900295 A JP29900295 A JP 29900295A JP 2986721 B2 JP2986721 B2 JP 2986721B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening frame
- washer
- fixing
- adjusting
- adjustment
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- Expired - Lifetime
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- Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
- Furniture Connections (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、開口枠、パネル等の
建築材料を固定する開口枠の調節・固定金具に関するも
のである。
建築材料を固定する開口枠の調節・固定金具に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来、開口枠を柱に固定する場合、図６
に示す如く、開口枠（４５）を両側の柱（４６）の間に
置き、柱（４６）と開口枠（４５）の間に複数の隙間調
整材（４９）を挟み込み、開口枠（４５）が真っ直ぐに
立っているのを確認した上で、開口枠（４５）の上から
隙間調整材（４９）を通して木ねじ（４３）を打ち込ん
で固定する方法が一般的であった。
に示す如く、開口枠（４５）を両側の柱（４６）の間に
置き、柱（４６）と開口枠（４５）の間に複数の隙間調
整材（４９）を挟み込み、開口枠（４５）が真っ直ぐに
立っているのを確認した上で、開口枠（４５）の上から
隙間調整材（４９）を通して木ねじ（４３）を打ち込ん
で固定する方法が一般的であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の固定方法においては、隙間調整材を適切な厚みに揃
えるのに大変手間がかかる欠点があった。すなわち、一
旦、隙間調整材を仮付けし、目測や、さげ振り、レーザ
ー光を使った測定等で開口枠の垂直度を確認し、隙間調
整材を適切な厚みに調整して固定する作業を繰り返し行
うので、この調整の手間にかかる作業時間は、開口枠を
セットする全体の時間の７〜８割を要していた。
来の固定方法においては、隙間調整材を適切な厚みに揃
えるのに大変手間がかかる欠点があった。すなわち、一
旦、隙間調整材を仮付けし、目測や、さげ振り、レーザ
ー光を使った測定等で開口枠の垂直度を確認し、隙間調
整材を適切な厚みに調整して固定する作業を繰り返し行
うので、この調整の手間にかかる作業時間は、開口枠を
セットする全体の時間の７〜８割を要していた。
【０００４】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
のであり、開口枠の固定の際に、隙間調整材の必要を無
くし、固定後に六角レンチで柱と開口枠の間隔を調整で
き、座金で安定した固定ができ、作業時間を従来技術の
３分の１にでき、リフォームが容易にできる開口枠の調
節・固定金具を提供することを目的とする。
のであり、開口枠の固定の際に、隙間調整材の必要を無
くし、固定後に六角レンチで柱と開口枠の間隔を調整で
き、座金で安定した固定ができ、作業時間を従来技術の
３分の１にでき、リフォームが容易にできる開口枠の調
節・固定金具を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明の開口枠の調節
・固定金具は、固定用ねじ部材と；中心に固定用ねじ部
材が挿通する穴を有する平らな座金と；該座金と一体に
なった該座金より小径の筒状体であって、外面に雄ねじ
を設け、該筒状体の一端は閉塞され、中心に上記固定用
ねじ部材が挿通する穴を有し、他端に六角穴を形成した
調整筒よりなり、開口枠に調整筒を螺着し、つぎに、調
整筒の先端に座金を介して固定用ねじ部材を、調整筒内
より柱に締め付け固定する開口枠の調節・固定金具であ
る。
・固定金具は、固定用ねじ部材と；中心に固定用ねじ部
材が挿通する穴を有する平らな座金と；該座金と一体に
なった該座金より小径の筒状体であって、外面に雄ねじ
を設け、該筒状体の一端は閉塞され、中心に上記固定用
ねじ部材が挿通する穴を有し、他端に六角穴を形成した
調整筒よりなり、開口枠に調整筒を螺着し、つぎに、調
整筒の先端に座金を介して固定用ねじ部材を、調整筒内
より柱に締め付け固定する開口枠の調節・固定金具であ
る。
【０００６】また、上記開口枠の調節・固定金具におい
て、開口枠に、調整筒を螺着する内面に雌ねじを切った
調整筒受金具が予め埋め込まれている開口枠の調節・固
定金具である。
て、開口枠に、調整筒を螺着する内面に雌ねじを切った
調整筒受金具が予め埋め込まれている開口枠の調節・固
定金具である。
【０００７】また、上記開口枠の調節・固定金具におい
て、座金の固定面側に緩衝性を有する材料が貼着されて
いる開口枠の調節・固定金具である。
て、座金の固定面側に緩衝性を有する材料が貼着されて
いる開口枠の調節・固定金具である。
【０００８】
【作用】上記構成の開口枠の調節・固定金具において
は、調整筒の雄ねじを開口枠に設けた雌ねじに螺着し、
次に、調整筒の先端に座金を介して固定用ねじ部材をド
ライバーで調整筒内より柱に締め付け固定することによ
って、開口枠を柱に固定する。この時、座金により調整
筒がしっかりと支えられ傾きを防止し開口枠の垂直度が
保たれる。座金の固定面側に緩衝性を有する材料が貼着
されている場合、わずかな傾斜やわずかな凹凸の影響は
その緩衝性を有する材料により吸収解消される。さら
に、六角レンチを調整筒の六角穴に差し込み、調整筒を
回転させることにより、開口枠と柱との間隔を調整し
て、開口枠を真っ直ぐに建てることができる。このと
き、座金が大きすぎたり、緩衝性を有する材料が軟質で
あると、回転時の抵抗が大きくなるため、柱へ固定する
場合、座金に対して調整筒が空回り可能な状態で、固定
用ねじ部材で固定されている。
は、調整筒の雄ねじを開口枠に設けた雌ねじに螺着し、
次に、調整筒の先端に座金を介して固定用ねじ部材をド
ライバーで調整筒内より柱に締め付け固定することによ
って、開口枠を柱に固定する。この時、座金により調整
筒がしっかりと支えられ傾きを防止し開口枠の垂直度が
保たれる。座金の固定面側に緩衝性を有する材料が貼着
されている場合、わずかな傾斜やわずかな凹凸の影響は
その緩衝性を有する材料により吸収解消される。さら
に、六角レンチを調整筒の六角穴に差し込み、調整筒を
回転させることにより、開口枠と柱との間隔を調整し
て、開口枠を真っ直ぐに建てることができる。このと
き、座金が大きすぎたり、緩衝性を有する材料が軟質で
あると、回転時の抵抗が大きくなるため、柱へ固定する
場合、座金に対して調整筒が空回り可能な状態で、固定
用ねじ部材で固定されている。
【０００９】
【実施例】この発明の実施例を、図面を参照して説明す
る。図１は、この発明の最初の実施例を示す正面図であ
り、図２は同じく右側面図である。固定用ねじ部材
（１）と座金（２）と調整筒（３）からなる開口枠の調
節・固定金具（４）である。
る。図１は、この発明の最初の実施例を示す正面図であ
り、図２は同じく右側面図である。固定用ねじ部材
（１）と座金（２）と調整筒（３）からなる開口枠の調
節・固定金具（４）である。
【００１０】座金（２）は、中心に固定用ねじ部材
（１）が挿通する穴（２ａ）を有する平らな円板であ
る。また、調整筒（３）は、座金（２）とは別個のもの
であり、座金（２）から垂直に当接してセットするもの
であり、座金（２）に対し空回り可能である。調整筒
（３）は、その直径が座金（２）の直径より小さく、外
面に雄ねじ（３ａ）を設け、座金（２）側の端部は閉塞
され、中心に固定用ねじ部材（１）が挿通する穴（３
ｂ）を形成し、他端に六角レンチを嵌めるための六角穴
（３ｃ）を設けている。穴（３ｂ）と穴（２ａ）は連通
している。
（１）が挿通する穴（２ａ）を有する平らな円板であ
る。また、調整筒（３）は、座金（２）とは別個のもの
であり、座金（２）から垂直に当接してセットするもの
であり、座金（２）に対し空回り可能である。調整筒
（３）は、その直径が座金（２）の直径より小さく、外
面に雄ねじ（３ａ）を設け、座金（２）側の端部は閉塞
され、中心に固定用ねじ部材（１）が挿通する穴（３
ｂ）を形成し、他端に六角レンチを嵌めるための六角穴
（３ｃ）を設けている。穴（３ｂ）と穴（２ａ）は連通
している。
【００１１】固定用ねじ部材（１）は、無垢の木材等に
ねじ込むことのできるねじであり、調整筒（３）の内部
へ挿入し、図１に示す如く、穴（３ｂ）と穴（２ａ）に
挿通して、座金（２）を介して柱に締め付け固定するも
のである。
ねじ込むことのできるねじであり、調整筒（３）の内部
へ挿入し、図１に示す如く、穴（３ｂ）と穴（２ａ）に
挿通して、座金（２）を介して柱に締め付け固定するも
のである。
【００１２】上記実施例の開口枠の調節・固定金具
（４）の使用方法を以下に説明する。図３は、開口枠
（５）を柱（６）に固定するよう配置した状態を示す正
面図であり、図４は、図３のＡ−Ａ線拡大断面図であ
る。
（４）の使用方法を以下に説明する。図３は、開口枠
（５）を柱（６）に固定するよう配置した状態を示す正
面図であり、図４は、図３のＡ−Ａ線拡大断面図であ
る。
【００１３】まず、戸当たり（７）を開口枠（５）から
外した状態で、調節・固定金具（４）の調整筒（３）を
開口枠（５）に設けられた雌ねじ（５ａ）に螺着する。
雌ねじ（５ａ）は開口枠（５）を貫通している。雌ねじ
（５ａ）は、開口枠に直接彫り込んだねじでも良く、内
面に雌ねじを切った調整筒受金具〔図示せず〕を開口枠
に埋め込んでも良い。
外した状態で、調節・固定金具（４）の調整筒（３）を
開口枠（５）に設けられた雌ねじ（５ａ）に螺着する。
雌ねじ（５ａ）は開口枠（５）を貫通している。雌ねじ
（５ａ）は、開口枠に直接彫り込んだねじでも良く、内
面に雌ねじを切った調整筒受金具〔図示せず〕を開口枠
に埋め込んでも良い。
【００１４】次に、固定用ねじ部材（１）を調整筒
（３）の六角穴（３ｃ）から挿入し、座金（２）を介し
て、柱（６）にドライバーを使って締め付ける。締め付
けて固定した状態を示すのが図３、図４である。この
時、座金（２）がぴったりと柱（６）に密着し、調整筒
（３）を柱（６）に対し垂直に安定して支えるので、開
口枠（５）が安定して真っ直ぐに保たれる。
（３）の六角穴（３ｃ）から挿入し、座金（２）を介し
て、柱（６）にドライバーを使って締め付ける。締め付
けて固定した状態を示すのが図３、図４である。この
時、座金（２）がぴったりと柱（６）に密着し、調整筒
（３）を柱（６）に対し垂直に安定して支えるので、開
口枠（５）が安定して真っ直ぐに保たれる。
【００１５】さらに、図５に示す六角レンチ（８）を開
口枠（５）の内側から六角穴（３ｃ）へ挿入し、調整筒
（３）を座金（２）から回転させ、雄ねじ（３ａ）と雌
ねじ（５ａ）の関係により開口枠（５）と柱（６）との
間隔を調節して正確に、開口枠（５）が垂直に立つよう
セットする。調整筒受金具を開口枠に埋め込んでいる場
合、雄ねじ（３ａ）と雌ねじ（５ａ）の間の調整はより
スムーズになり、開口枠（５）と柱（６）の間隔の調節
はスムーズにできる。
口枠（５）の内側から六角穴（３ｃ）へ挿入し、調整筒
（３）を座金（２）から回転させ、雄ねじ（３ａ）と雌
ねじ（５ａ）の関係により開口枠（５）と柱（６）との
間隔を調節して正確に、開口枠（５）が垂直に立つよう
セットする。調整筒受金具を開口枠に埋め込んでいる場
合、雄ねじ（３ａ）と雌ねじ（５ａ）の間の調整はより
スムーズになり、開口枠（５）と柱（６）の間隔の調節
はスムーズにできる。
【００１６】最後に、図４に示す如く、戸当たり（７）
を内側から開口枠（５）に嵌めて固定し、開口枠（５）
のセットを終了する。
を内側から開口枠（５）に嵌めて固定し、開口枠（５）
のセットを終了する。
【００１７】上記の実施例の他に、座金の形状が角形や
楕円形のもの等があっても良い。すなわち、座金の形状
は限定されるものではない。また、座金の柱材等への接
地面には、緩衝性のある材料を貼着して良い。この場
合、わずかな傾斜やわずかな凹凸の影響を緩衝性のある
材料により吸収解消することができる。
楕円形のもの等があっても良い。すなわち、座金の形状
は限定されるものではない。また、座金の柱材等への接
地面には、緩衝性のある材料を貼着して良い。この場
合、わずかな傾斜やわずかな凹凸の影響を緩衝性のある
材料により吸収解消することができる。
【００１８】
【発明の効果】この発明によると、開口枠を固定するの
に、隙間調整材を使用せずに済み、調整筒を六角レンチ
で回転させられるので柱と開口枠の間隔を調整でき、座
金で安定した固定ができ、傾きを防止できる。従って、
開口枠を速やかに垂直に立てることができるため、セッ
トの作業時間を従来の３分の１にできる。また、再調整
やリフォームが容易にできる等極めて有益なる効果を奏
する。
に、隙間調整材を使用せずに済み、調整筒を六角レンチ
で回転させられるので柱と開口枠の間隔を調整でき、座
金で安定した固定ができ、傾きを防止できる。従って、
開口枠を速やかに垂直に立てることができるため、セッ
トの作業時間を従来の３分の１にできる。また、再調整
やリフォームが容易にできる等極めて有益なる効果を奏
する。
【図１】この発明の一実施例を示す正面図である。
【図２】同じく、右側面図である。
【図３】この発明の一実施例を使用して開口枠を固定し
た状態を示す一部欠截正面図である。
た状態を示す一部欠截正面図である。
【図４】図３のＡ−Ａ線拡大断面図である。
【図５】六角レンチを示す斜視図である。
【図６】従来の開口枠の固定方法による固定状態を示す
一部欠截正面図である。
一部欠截正面図である。
１ 固定用ねじ部材 ２ 座金 ２ａ 穴 ３ 調整筒 ３ａ 雄ねじ ３ｂ 穴 ３ｃ 六角穴 ４ 開口枠の調節・固定金具 ５ 開口枠 ５ａ 雌ねじ ６ 柱 ７ 戸当たり ８ 六角レンチ １１ 固定用ねじ部材 １１ａ ねじ部 １１ｂ 頭部 １２ 座金 １２ａ 穴 １３ 調整筒 １３ｂ 穴 １４ 開口枠の調節・固定金具 ４３ 木ねじ ４５ 開口枠 ４６ 柱 ４９ 隙間調整材
Claims (1)
- 【請求項１】 固定用ねじ部材と；中心に固定用ねじ部
材が挿通する穴を有する平らな座金と；該座金と独立し
た筒状体であって、該筒状体の外周には雄ネジを設け、
該筒状体の一端の閉塞された部分に固定用ねじ部材が挿
通し、かつ回転可能な穴を有し、開口部に六角穴を形成
した調整筒とからなり；開口枠に該調整筒を螺着し、つ
ぎに、調整筒の先端に座金を介して固定用ねじ部材を、
調整筒内より柱に締め付け固定することを特徴とする開
口枠の調節・固定金具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7299002A JP2986721B2 (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | 開口枠の調節・固定金具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7299002A JP2986721B2 (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | 開口枠の調節・固定金具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09112135A JPH09112135A (ja) | 1997-04-28 |
| JP2986721B2 true JP2986721B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=17866971
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7299002A Expired - Lifetime JP2986721B2 (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | 開口枠の調節・固定金具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2986721B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7246411B2 (en) * | 2003-12-19 | 2007-07-24 | Jeld-Wen, Inc. | Methods and systems for sliding windows and doors |
| JP4750384B2 (ja) * | 2004-07-12 | 2011-08-17 | 株式会社ウッドワン | ホットメルト付き調整枠材 |
-
1995
- 1995-10-23 JP JP7299002A patent/JP2986721B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09112135A (ja) | 1997-04-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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