JP2986584B2 - 計量装置 - Google Patents

計量装置

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JP2986584B2
JP2986584B2 JP3188051A JP18805191A JP2986584B2 JP 2986584 B2 JP2986584 B2 JP 2986584B2 JP 3188051 A JP3188051 A JP 3188051A JP 18805191 A JP18805191 A JP 18805191A JP 2986584 B2 JP2986584 B2 JP 2986584B2
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光一 沖田
孝橋  徹
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YAMATO SEIKO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レベルが変動する計
量信号から異常なレベルの重量データを除去して正常な
レベルの重量データに基づいて物品の重量を算出して得
る計量装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記計量装置には、特公昭57−
25043号公報に記載されているはかり等のデータ処
理制御装置がある。この装置は、計量部が発生する物品
のアナログ計量信号についてA/D変換処理と平均値算
出処理とを行い、その処理結果を数値表示器に表示す
る。即ち、計量部の計量皿に被測定物が載せられた後、
時間T1 が経過すると、時間T2 ごとにサンプリングが
繰り返され、サンプリングされたアナログ重量データは
逐次A/D変換され、10個の正常なデジタル重量デー
タがサンプリングされたとき、その平均値算出処理が行
われる。また、サンプリング実行指令回路にゲート回路
を設けると共に、このゲートを開閉制御するリセット指
令信号線Rとスタート指令信号線Sを設け、リセット指
令信号Rが入力されるとサンプリングが中断され、スタ
ート指令信号Sが入力されるとサンプリングが再開され
るように構成されている。なお、計量信号のうち交流信
号成分の一部分は、分岐回路を通って交流データ成分の
検定回路(交流増幅器、レベルコンパレータ、制御部
等)に入力するように構成されている。レベルコンパレ
ータは変動幅検出手段であって、例えば入力信号が1ボ
ルト以下のときは出力がL(低)レベル、1ボルトを越
えたときは出力がH(高)レベルになるように予め閾値
が設定されている。
【0003】制御部は、レベルコンパレータの出力を入
力信号とし、その出力信号によりゲート手段を開閉制御
するものである。即ち、入力信号がLレベルからHレベ
ルに変化したときは時間t1 後にリセット指令信号Rを
発し、入力信号がHレベルからLレベルに変化したとき
は時間t2 後にリセット指令信号Rを解除すると共に時
間t3 後にスタート指令信号Sを発するように構成され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記はかり等のデータ
処理制御装置は、レベルが変動する計量信号から異常な
レベルの重量データを除去して、正常レベルの重量デー
タを10個サンプリングする。そして、この10個の重
量データをサンプリングした時点でこれらの重量データ
の平均値を算出し、この平均値を物品の重量として表示
器に表示する。これにより、物品の重量を略正確に計量
することができる。しかし、異常レベルの重量データが
多数回発生すると、サンプリングを中断する時間が長く
なり、これにより重量データを10個サンプリングし終
えるまでの時間が長くかかることがある。そのために、
或る限られた計量時間内で物品の重量を計量する重量選
別機等にこのデータ処理制御装置を適用した場合、この
計量時間内に重量データを10個サンプリングすること
ができないことがあり、この場合その物品の重量を計量
できないという問題が発生する。
【0005】そして、上記データ処理制御装置には、計
量信号が異常であるか否かを判断して、重量データをサ
ンプリングするか否かをサンプリング実行指令回路に指
令する検定回路(交流増幅器、レベルコンパレータ、制
御部等)が設けられているが、この検定回路の分のコス
トが高くなるという問題がある。また、制御部は、レベ
ルコンパレータの出力を入力信号とし、その出力信号に
よりゲート手段を開閉制御するものである。そして、入
力信号がLレベルからHレベルに変化したときは時間t
1 後にリセット指令信号Rを発してサンプリングを中断
させて、異常レベルの重量データをサンプリングしない
ようにしているが、サンプリングのタイミングが、入力
信号がLレベルからHレベルに変化したときから時間t
1 までの間にあると(このとき計量信号のレベルが異常
レベルとなっている。)、異常レベルの計量信号を重量
データに取り込んでしまい、正確な重量を計量すること
ができないという問題がある。本発明は、上記問題点を
解決する計量装置を提供することを目的とする。
【0006】
【発明の概要】第1の発明は、計量手段に被計量物品が
供給されると、その物品の重量を表す計量信号を発生す
る。そして、サンプリング手段は、計量手段が各物品を
計量するために与えられた計量時間内でサンプリングす
ることができる複数個の重量データを各物品ごとの計量
信号からサンプリングする。例えば、計量するために与
えられた計量時間がT1 時間であり、サンプリングの時
間間隔がΔtとすると、サンプリング回数は(T1 /Δ
t+1)回となる。そして、サンプリングした複数個の
重量データのうち正常重量データを判別手段が判別し、
この判別手段が判別した正常重量データに基づいて物品
の重量を算出手段が算出する。
【0007】第2の発明は、計量手段に被計量物品が供
給されると、その物品の重量を表す計量信号を発生す
る。そして、サンプリング手段は、計量手段が各物品を
計量するために与えられた計量時間内でサンプリングす
ることができる個数であって、3個以上のA個の重量デ
ータを各物品ごとの計量信号からサンプリングする。サ
ンプリング回数は、第1の発明と同様に(T1 /Δt+
1)回となる。そして、サンプリングしたA個の重量デ
ータのうち最も重い重量データから軽い側に向かう重量
順にA/2個未満の個数の重量データを重い側の異常デ
ータとみなし、最も軽い重量データから重い側に向かう
重量順にA/2個未満の個数の重量データを軽い側の異
常データとみなし、これらの異常重量データをA個の重
量データから除去して、残った正常重量データの平均重
量値を第1の平均値算出手段が算出する。そして、この
平均重量値を物品の重量として出力手段が出力する。
【0008】第3の発明の計量手段とサンプリング手段
は、第2の発明のものと構成及び作用が同等である。第
3の発明の計量装置は、サンプリング手段が各物品の計
量信号からA個の重量データをサンプリングするごと
に、このA個の重量データの平均重量値を第2の平均値
算出手段が算出する。そして、第2の平均値算出手段が
算出した平均重量値を基準にして、予め定めた上限側の
許容重量幅と下限側の許容重量幅との間にある重量デー
タを上記A個の重量データから選出し、これら選出した
重量データを正常な重量データとみなして、この正常重
量データの平均重量値を第3の平均値算出手段が算出す
る。そして、この平均重量値を物品の重量として出力手
段が出力する。
【0009】第4の発明の計量手段とサンプリング手段
は、第2の発明のものと構成及び作用が同等である。第
4の発明の計量装置は、サンプリング手段が各物品の計
量信号からA個の重量データをサンプリングするごと
に、このA個の重量データの平均重量値を第4の平均値
算出手段が算出する。そして、第4の平均値算出手段が
算出した平均重量値に等しいか接近する重量データから
重量が遠ざかる方向への順番に従って予め定めたA個よ
りも少ない個数の重量データを選出し、これら選出した
重量データを正常な重量データとみなして、この正常重
量データの平均値を第5の平均値算出手段が算出する。
そして、この平均重量値を物品の重量として出力手段が
出力する。
【0010】第5の発明の計量手段とサンプリング手段
は、第2の発明のものと構成及び作用が同等である。第
5の発明の計量装置は、サンプリング手段が各物品の計
量信号からA個の重量データをサンプリングするごと
に、このA個の重量データのうち最も重い重量データか
ら軽い側に向かう重量順にA/2個未満の個数の重量デ
ータを重い側の異常データとみなし、最も軽い重量デー
タから重い側に向かう重量順にA/2個未満の個数の重
量データを軽い側の異常データとみなし、これらの異常
重量データをA個の重量データから除去し、残った正常
重量データの個数が奇数個であれば残った正常重量デー
タのうち重量の順位が中央の重量データを選出し又は残
った正常重量データの個数が偶数個であれば残った正常
重量データのうち重量の順位が略中央の2個の重量デー
タのいずれか一方の重量データを選出手段が選出する。
そして、この選出手段が選出した重量データを物品の重
量として出力手段が出力する。
【0011】第6の発明の計量手段とサンプリング手段
は、第2の発明のものと構成及び作用が同等である。第
6の発明の計量装置は、サンプリング手段が各物品の計
量信号からA個の重量データをサンプリングするごと
に、このA個の重量データの平均重量値と標準偏差とを
演算手段が算出し、この算出した標準偏差に基づきこの
標準偏差に比例する上限側許容重量幅及び下限側許容重
量幅を許容重量幅算出手段が算出する。次に、演算手段
が算出した平均重量値を基準にして上限側許容重量幅と
下限側許容重量幅との間にある重量データをサンプリン
グしたA個の重量データのうちから選出し、この選出し
た重量データを正常な重量データとみなして、この選出
した正常重量データの平均重量値を第6の平均値算出手
段が算出する。そして、第6の平均値算出手段が算出し
た平均重量値を物品の重量として出力手段が出力する。
【0012】
【実施例】本発明の計量装置を自動重量選別機に適用し
た第1実施例を以下説明する。この自動重量選別機の計
量装置の外観図を図2に示す。図2に示すように供給コ
ンベア1により供給されてくる被計量物品2は計重コン
ベア3に乗り移り、計重コンベア3により搬送される間
に計量され、計量された物品2は排出コンベア4により
排出される。そして、この計量済み物品2は、図には示
さないが予め定めた複数の重量ランクのうち対応する重
量ランクの位置に振り分け装置により振り分けられて選
別される。なお、振り分け装置は従来と同等のものであ
るので、詳細な説明を省略する。
【0013】図3は、自動重量選別機の計量装置のブロ
ック図である。ロードセル5は、計重コンベア3に取り
付けられており、計重コンベア3により搬送される物品
2の重量に対応するアナログ計量信号を生成する。この
アナログ計量信号は、増幅器6により増幅されて、A/
D変換器7によりデジタル計量信号に変換されてI/O
回路(入出力回路)8に入力する。このI/O回路8に
は、CPU(中央演算回路)9、表示部10、キースイ
ッチ11、フォトセンサ12が接続されている。CPU
9には、ROM、RAM、E2 ROMを備える記憶部1
3が接続されている。なお、14はA/D変換動作をス
タートさせる信号ラインである。
【0014】フォトセンサ12は、物品2がこのフォト
センサ12を遮光したときに信号を発生し、この信号が
I/O回路8を介してCPU9に入力する。CPU9
は、フォトセンサ12から信号が入力すると、信号が入
力した時から予め設定された時間T2 秒が経過した時
に、アナログ計量信号をデジタル計量信号に変換するよ
うにA/D変換器7に対して信号ライン14を介して変
換スタート信号を送る。この様子を表したものが図4で
ある。図4に示すように、物品2が計重コンベア3を通
過する際に物品2の重量を表す計量信号(計量波形)が
ロードセル5より生成される。そして、物品2がフォト
センサ12を遮光すると、A/D変換器7が、T2 秒経
過後に一定時間間隔Δtごとに6回のA/D変換を行
い、ロードセル5が生成する計量信号から6個の重量デ
ータのサンプリングを行う(サンプリング手段)。な
お、時間T2 は、計量信号が或る程度安定した状態にな
るまでの時間である。そして、時間5Δt=T1 は、計
重コンベア3に物品2が順次供給されてくる時間間隔よ
りも短い時間であり、計量信号が或る程度安定している
時間である。そして、このT1 時間は、計重コンベア3
に供給される各物品2の供給間隔の時間が予め定めた時
間間隔のうち最も短い時間間隔となっても、計量時間と
して取ることができる時間である。これにより、各物品
2の計量信号が或る程度安定した状態において、6個の
重量データをサンプリングすることができる。
【0015】記憶部13には、上記サンプリング手段と
第1の平均値算出手段の内容をCPU9が実行するため
のプログラムが記憶されている。第1の平均値算出手段
は、サンプリング手段がサンプリングした6個の重量デ
ータW1 〜W6 のうち最も重い重量データから順に予め
設定した所定個数の重量データ、例えば2個の重量デー
タと最も軽い重量データから順に予め設定した所定個数
の重量データ、例えば2個の重量データとを除去する。
これにより、異常重量データを除去することができ、し
かる後に、残りの2個の正常重量データの平均重量値を
算出する。
【0016】表示部10は、第1の平均値算出手段が算
出した平均重量値を物品2の重量として表示する。キー
スイッチ11は、例えば異常重量データとして除去する
重量データの個数を設定することができる。
【0017】次に、この自動重量選別機の計量装置の動
作を図1に示すフローチャートを参照して説明する。ま
ず、物品2がフォトセンサ12を遮光する前は動作せ
ず、物品2がフォトセンサ12を遮光した時からT2
経過した後に(ステップ100)、一定時間間隔Δtご
とに6回のA/D変換をA/D変換器7に行わせる(ス
テップ102)。そして、ロードセル5が生成する計量
信号から6個の重量データW1 〜W6 のサンプリングを
行い、この6個の重量データW1 〜W6 を重量の順に序
列を付ける(W4 <W2 <W5 <W1 <W6 <W3
(ステップ104)。次に、重量の小さいものから順に
2個の重量データ(W4 、W2 )と重量の大きいものか
ら順に2個の重量データ(W3 、W6 )を6個の重量デ
ータW1 〜W6 から除去し(ステップ106)、残りの
重量データW5 、W1 の平均重量値Wを算出する(ステ
ップ108)。そして、この算出した平均重量値Wを物
品2の重量として表示部10に表示させる。この重量の
計量された各物品2は、重量に対応する所定の振り分け
位置に振り分けられる。
【0018】即ち、図4に示すように重量データをサン
プリング中に外乱が発生した場合、第4番目にサンプリ
ングした重量データW4 は一旦記憶部13に記憶される
が、物品2の重量Wを算出する際に、軽量側の異常重量
データとして除去されるので物品2の重量を正確に算出
することができる。
【0019】第2実施例の計量装置は、第1実施例と同
等の自動重量選別機に設けられている。その外観図が図
2と同等であり、ブロック図も図3に示すものと同等で
ある。ただし、記憶部13には第1の平均値算出手段の
内容をCPU9に実行させるためのプログラムが記憶さ
れてはおらず、サンプリング手段、第2の平均値算出手
段及び第3の平均値算出手段の各プログラムが記憶され
ている。サンプリング手段は、第1実施例のものと同等
であるので、詳細な説明を省略する。
【0020】第2の平均値算出手段は、サンプリング手
段がサンプリングした6個の重量データW1 〜W6 の平
均重量値WS を算出する。第3の平均値算出手段は、第
2の平均値算出手段が算出した平均重量値WS を基準に
して、予め定めた上限側の許容重量幅WA と下限側の許
容重量幅WA との間にある重量データを6個の重量デー
タW1 〜W6 のうちから選出し、これらの選出した重量
データの平均重量値Wを算出する。ただし、上限側の許
容重量幅WA と下限側の許容重量幅WA とを同一の重量
幅WA としたが、物品の種類等に応じて差を付けること
もできる。
【0021】次に、この計量装置の動作を図5に示すフ
ローチャートを参照して説明する。まず、第1実施例と
同様にしてロードセル5が生成する計量信号から6個の
重量データW1 〜W6 のサンプリングを行う(ステップ
200、202)。次に、この6個の重量データW1
6の平均重量値WS を算出する(ステップ204)。
そして、重量データW1 〜W6 のうちからWS −WA
k ≦WS +WA を満足する重量データWk を選出する
(ステップ206)。例えば、重量データW5 、W1
選出されると、重量データW5 、W1 の平均重量値Wを
算出する(ステップ208)。そして、この算出した平
均重量値Wを物品2の重量として表示部10に表示させ
る。
【0022】第3実施例の計量装置は、第1実施例と同
等の自動重量選別機に設けられており、その外観図及び
ブロック図も図2及び図3に示すものと同等である。た
だし、記憶部13には第1の平均値算出手段の内容をC
PU9に実行させるためのプログラムが記憶されてはお
らず、サンプリング手段、演算手段、許容重量幅算出手
段、第6の平均値算出手段の各プログラムが記憶されて
いる。サンプリング手段は、第1実施例のものと同等で
あるので、説明を省略する。演算手段は、サンプリング
手段がサンプリングした6個の重量データW1 〜W6
平均重量値WS と標準偏差σとを算出する。許容重量幅
算出手段は、標準偏差σに基づき、この標準偏差σに比
例する上限側許容重量幅kσ、下限側許容重量幅kσを
算出する。ただし、上限側許容重量幅kσと下限側の許
容重量幅kσとを同一の重量幅kσとしたが、物品の種
類等に応じてkの数値を代えて差を付けることもでき
る。
【0023】第6の平均値算出手段は、演算手段が算出
した平均重量値WSを基準にして、許容重量幅算出手段
が算出した上限側の許容重量幅kσと下限側の許容重量
幅kσとの間にある重量データを6個の重量データW1
〜W6 のうちから選出し、これらの選出した重量データ
の平均重量値Wを算出する。
【0024】次に、この計量装置の動作を図6に示すフ
ローチャートを参照して説明する。まず、第1実施例と
同様にしてロードセル5が生成する計量信号から6個の
重量データW1 〜W6 のサンプリングを行う(ステップ
300、302)。次に、この6個の重量データW1
6の平均重量値WS と標準偏差σを算出する(ステッ
プ304)。そして、重量データW1 〜W6 のうちから
S −kσ≦Wk ≦WS +kσを満足する重量データW
kを選出する(ステップ306)。例えば、重量データ
5 、W1 が選出されると、重量データW5 、W1 の平
均重量値Wを算出し(ステップ308)、この算出した
平均重量値Wを物品2の重量として表示部10に表示さ
せる。
【0025】第4実施例の計量装置は、第1実施例と同
等の自動重量選別機に設けられており、その外観図及び
ブロック図も図2及び図3に示すものと同等である。た
だし、記憶部13には第1の平均値算出手段の内容をC
PU9に実行させるためのプログラムが記憶されてはお
らず、サンプリング手段、第4の平均値算出手段及び第
5の平均値算出手段の各プログラムが記憶されている。
サンプリング手段は、第1実施例のものと同等であるの
で、説明を省略する。
【0026】第4の平均値算出手段は、サンプリング手
段がサンプリングした6個の重量データW1 〜W6 の平
均重量値WS を算出する。第5の平均値算出手段は、第
4の平均値算出手段が算出した平均重量値WS に等しい
か接近する重量データから重量が遠ざかる方向への順番
に従って、6個よりも少ない個数、例えば2個の重量デ
ータを選出し、この選出した重量データの平均値Wを算
出する。勿論、物品の種類等に応じて選出する重量デー
タの個数を3個又は4個等に設定することができる。
【0027】この計量装置は、第1実施例と同様にして
ロードセル5が生成する計量信号から6個の重量データ
1 〜W6 のサンプリングを行い、この6個の重量デー
タW1 〜W6 の平均重量値WS を算出する。そして、平
均重量値WS に等しいか接近する重量データから重量が
遠ざかる方向への順番に従って、2個の重量データ、例
えば重量データW5 、W1 を選出し、この選出した重量
データW5 、W1 の平均値Wを算出する。そして、この
算出した平均重量値Wを物品2の重量として表示部10
に表示させる。
【0028】第5実施例の計量装置は、第1実施例と同
等の自動重量選別機に設けられており、その外観図及び
ブロック図も図2及び図3に示すものと同等である。た
だし、記憶部13には第1の平均値算出手段の内容をC
PU9に実行させるためのプログラムが記憶されてはお
らず、サンプリング手段、選出手段の各プログラムが記
憶されている。サンプリング手段は、第1実施例のもの
と同等であるので、説明を省略する。
【0029】選出手段は、サンプリング手段がサンプリ
ングした6個の重量データW1 〜W6 のうち最も重い重
量データから軽い側に向かって順に予め定めた所定個数
の重量データ、例えば2個の重量データと、最も軽い重
量データから重い側に向かって順に予め定めた所定個数
の重量データ、例えば2個の重量データとを除去し、残
った重量データの個数が奇数であれば残った重量データ
のうち重量の順位が中央の重量データを選出し、残った
重量データの個数が偶数であれば残った重量データのう
ち重量の順位が略中央の2個の重量データのうち一方の
重量データを選出する。この場合、6個の重量データか
ら4個の重量データを除去するので残った重量データは
2個であり、この2個の重量データのうち例えば重い方
の重量データを選出する。ただし、除去する重量データ
の合計個数を3個に設定してあり、残った重量データの
個数が6個−3個=3個であれば、この3個の重量デー
タのうち中央の重量データを選出する。
【0030】この計量装置は、第1実施例と同様にして
ロードセル5が生成する計量信号から6個の重量データ
1 〜W6 のサンプリングを行い、この6個の重量デー
タW1 〜W6 の重量の大小関係がW4 <W2 <W5 <W
1 <W6 <W3 とすると、最も重い重量データから軽い
側に向かって順に2個の重量データW3 、W6 と、最も
軽い重量データから重い側に向かって順に2個の重量デ
ータW4 、W2 とを除去し、残りの重量データW1 、W
5 のうち重い方の重量データW1 を選出する。そして、
この選出した重量データW1 を物品2の重量として表示
部10に表示させる。
【0031】ただし、上記第1乃至第5実施例におい
て、重量データのサンプリング数を6個としたが、6個
以外の例えば3個、4個、5個、7個、・・・・のサン
プリング数とすることができる。なお、計量時間T1
或る一定時間に決まっている場合は、サンプリングの時
間間隔Δtを短くすることにより、サンプリング個数を
増加させることができる。
【0032】
【発明の効果】本発明の計量装置によると、物品の重量
を計量するごとに、各計量時間内でサンプリング可能な
複数個(A個)の重量データをサンプリングし、サンプ
リングした複数個の重量データのうち予め規定した演算
により振動外乱を含む誤差のある異常な重量データを判
定して除去し、残りの正常な重量データから物品重量値
を算出する。つまり、1個の物品を計量するための計量
時間が設定されている場合、計量の際に計量信号に外乱
が混入しても、予め設定された計量時間内で物品の重量
を正確に計量することができるという効果がある。これ
は、従来例では正常な重量データのサンプル数が或る一
定の数(10個)になった時に物品の重量を算出するも
のであるのに対して、本発明は、計量時間内でサンプリ
ング可能な数の重量データをサンプリングして、この重
量データのうちの正常な重量データに基づいて物品の重
量を算出するものであるから、予め設定された計量時間
内で物品の重量を正確に計量することができる。
【0033】また、従来例のようにサンプリングを中断
させたり、再開させたりするための検定回路(交流増幅
器、レベルコンパレータ、制御部等)を必要としないの
で、コストを下げることができるという効果がある。更
に、従来例では、入力信号がLレベルからHレベルに変
化したとき、時間t1 後にリセット指令信号Rを発して
サンプリングを中断させるが、この時間遅れにより異常
重量データを取り込んで物品の重量を算出する恐れがあ
り、本発明ではこのような時間遅れにより異常重量デー
タを取り込むことがなく、従って、正確な重量を算出す
ることができるという効果がある。
【0034】そして、大きな時定数、次数のフィルタを
入れたり、多重平均法、多数データの平均法を採用する
必要がないので、それらを採用する計量装置と比較して
計量時間を短縮することができるという効果がある。ま
た、重量データを一旦取り込んだ後に物品重量値を算出
するので、物品が計量機(計量手段)に荷重を印加する
時間が短くて済み、これによって、物品を計量機に載せ
ておく時間を短縮することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係る計量装置の動作処
理を示すフローチャートである。
【図2】同実施例の計量装置の外観図である。
【図3】同実施例の計量装置のブロック図である。
【図4】同実施例の計量装置が重量データをサンプリン
グするタイムチャートである。
【図5】この発明の第2実施例に係る計量装置の動作処
理を示すフローチャートである。
【図6】この発明の第3実施例に係る計量装置の動作処
理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
5 ロードセル 7 A/D変換器 9 CPU 10 表示部 11 キースイッチ 12 フォトセンサ 13 記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−72014(JP,A) 特開 昭63−263416(JP,A) 特開 平1−227920(JP,A) 特開 昭58−171620(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01G 23/37 G01D 1/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順次供給される各物品の重量を表す計量
    信号を発生する計量手段と、この計量手段が各物品を計
    量する計量時間内でサンプリング可能な個数であって3
    個以上のA個の重量データを上記各物品ごとの計量信号
    からサンプリングするサンプリング手段と、このサンプ
    リング手段がサンプリングしたしたA個の重量データの
    平均重量値を算出する第4の平均値算出手段と、この第
    4の平均値算出手段が算出した平均重量値に等しいか接
    近する重量データから重量が遠ざかる方向への順番に従
    って予め定めたA個よりも少ない個数の重量データを選
    出しこの選出した重量データの平均重量値を算出する第
    5の平均値算出手段と、この第5の平均値算出手段が算
    出した平均重量値を物品の重量として出力する出力手段
    と、を具備する計量装置。
  2. 【請求項2】 順次供給される各物品の重量を表す計量
    信号を発生する計量手段と、この計量手段が各物品を計
    量する計量時間内でサンプリング可能な個数であって3
    個以上のA個の重量データを上記各物品ごとの計量信号
    からサンプリングするサンプリング手段と、このサンプ
    リング手段がサンプリングしたA個の重量データのうち
    最も重い重量データから軽い側に向かって順に予め定め
    たA/2個未満の個数の重量データと最も軽い重量デー
    タから重い側に向かって順に予め定めたA/2個未満の
    個数の重量データとを除去し残った重量データの個数が
    奇数であれば残った重量データのうち重量の順位が中央
    の重量データを選出し、残った重量データの個数が偶数
    であれば残った重量データのうち重量の順位が略中央の
    2個の重量データの一方の重量データを選出する選出手
    段と、この選出手段が選出した重量データを物品の重量
    として出力する出力手段と、を具備する計量装置。
  3. 【請求項3】 順次供給される各物品の重量を表す計量
    信号を発生する計量手段と、この計量手段が各物品を計
    量する計量時間内でサンプリング可能な個数であって3
    個以上のA個の重量データを上記各物品ごとの計量信号
    からサンプリングするサンプリング手段と、このサンプ
    リング手段がサンプリングしたA個の重量データの平均
    重量値と標準偏差とを算出する演算手段と、この算出し
    た標準偏差に基づきこの標準偏差に比例する上限側許容
    重量幅及び下限側許容重量幅を算出する許容重量幅算出
    手段と、上記演算手段が算出した平均重量値を基準にし
    て上記上限側許容重量幅と下限側許容重量幅との間にあ
    る重量データを上記A個の重量データのうちから選出し
    この選出した重量データの平均重量値を算出する第6の
    平均値算出手段と、第6の平均値算出手段が算出した平
    均重量値を物品の重量として出力する出力手段と、を具
    備する計量装置。
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