JP2986309B2 - 異形中空形材の熱間押出方法および熱間押出用マンドレル - Google Patents

異形中空形材の熱間押出方法および熱間押出用マンドレル

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JP2986309B2
JP2986309B2 JP5180104A JP18010493A JP2986309B2 JP 2986309 B2 JP2986309 B2 JP 2986309B2 JP 5180104 A JP5180104 A JP 5180104A JP 18010493 A JP18010493 A JP 18010493A JP 2986309 B2 JP2986309 B2 JP 2986309B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱間押出加工によって
異形中空形材を製造するための方法及びマンドレルに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】熱間押出加工によって中空形材を製造す
る場合は、押出素材であるビレットにマンドレル通過用
のガイド孔をあける必要がある。従来このガイド孔は切
削穿孔によって略真円の形にあけられていた。このよう
な真円のガイド孔をあけたビレットを図5に示すような
異形断面の中空形材12に押出加工すると、中空面は円
弧面から異形への大きな変形となるため中空面にヘゲ疵
などが発生し、特に中空部13が大きい場合、中空面に
凹状欠陥14が発生するという問題があった。
【0003】この問題を解決する方法として、ビレット
のガイド孔およびマンドレルの外周面を中空面に沿う形
状にする方法があるが、この場合にはビレットをコンテ
ナーに挿入するときに、ガイド孔とマンドレルの位置合
わせが困難であるため、マンドレルをビレットのガイド
孔に挿入して押出加工をすることが困難になる。またビ
レットのガイド孔を予め中空面に沿う形状に加工するこ
とが必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、熱間押出加
工において、異形中空形材の中空面に発生する凹状欠陥
を防止するとともに、ビレットをコンテナーに挿入する
ときのガイド孔とマンドレルの位置合わせを容易にする
ことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の異形中空形材の熱間押出方法は、マンドレルの断面
形状を異形中空形材の中空部と相似形にし、該マンドレ
ルの先端に、断面形状が異形中空形材の中空部と相似で
あり且つ断面寸法が該マンドレルよりも大きくダイス孔
よりも小さいノーズを、着脱自在に且つ回転止めして取
り付け、前記ノーズをビレットのガイド孔およびダイス
孔を貫通させた後に、前記ビレットをダイス孔から押し
出すことを特徴とする。
【0006】また熱間押出加工によって異形中空形材を
製造するためのマンドレルは、該マンドレルの断面形状
が異形中空形材の中空部と相似であり、該マンドレルの
先端には断面形状が異形中空形材の中空部と相似であり
且つ断面寸法が該マンドレルよりも大きくダイス孔より
も小さいノーズが着脱自在に且つ回転止めされて取り付
けられていることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の異形中空形材の熱間押出方法および熱
間押用マンドレルによれば、マンドレルの断面形状が異
形中空形材の中空部と相似であり、該マンドレルの先端
に取り付けられているノーズは、断面形状が異形中空形
材の中空部と相似であり且つ断面寸法が該マンドレルよ
りも大きくダイス孔よりも小さいため、このノーズおよ
びマンドレルをビレットのガイド孔に通すと、ビレット
のガイド孔が押出加工に先立ってノーズの断面形状、す
なわち製造される異形中空形材の中空部の断面形状と相
似形に成形されるため、熱間押出加工時にマンドレルと
ガイド孔およびダイス孔との間で均等な間隙が形成され
る。これによって熱間押出加工時にマンドレルの周面と
ビレットのガイド孔との間で潤滑ガラス用のスペースが
均等に形成されるため、ビレットのガイド孔に供給され
た潤滑ガラスが熱間押出加工時に、マンドレルの全周に
わたって均等に且つ必要十分に供給される。このため潤
滑ガラスの不均一供給による押出製品内面のヘゲ疵発生
を防止することができる。またビレットのガイド孔が異
形中空形材の中空部と相似形状に成形されるため、均等
で且つスムーズなメタルフローが得られることで、製造
される中空形材の中空面に凹状欠陥が発生しない。
【0008】またノーズはマンドレルの先端に回転止め
されて取り付けられているため、マンドレルとガイド孔
およびダイス孔との間の間隙は変動しない。このためビ
レットをコンテナーに挿入したときのガイド孔とマンド
レルの位置合わせの不一致を解消することができる。
【0009】
【実施例】以下に本発明を図面に示す実施例によって説
明する。図1は、熱間押出加工によって異形中空形材を
製造するためのマンドレル1であって、該マンドレル1
の断面形状は製造する異形中空形材の中空部と相似であ
り、先端部には矩形のノーズ挿入穴2が設けられてい
る。
【0010】ノーズ3は先細状であり、横断面形状がマ
ンドレル1の横断面形状、すなわち製造する異形中空形
材の中空部と相似形であり、ノーズ3の横断面寸法Dは
マンドレル1の横断面寸法dよりも大きく、ダイス孔よ
りも小さい。ノーズ3には、ノーズ挿入穴2に嵌入する
ノーズ挿入部4が設けられており、ノーズ挿入部4はノ
ーズ挿入穴2に着脱自在に挿入されてマンドレル1に回
転止めされている。
【0011】次にマンドレル1を用いた異形中空形材の
熱間押出方法を説明する。図2(A)に示すように、前
方にダイス5がセットされているコンテナ6に真円のガ
イド孔7Aをもち、且つ所定温度に加熱されたビレット
8を挿入した後、ノーズ3を取り付けたマンドレル1を
ビレットのガイド孔7Aに挿入する。続いて図2(B)
に示すように、マンドレル1をビレットのガイド孔7A
およびダイス5を通過させると、ノーズ3は異形中空形
材の中空部とほぼ同形であるため、図3に示すビレット
のガイド孔7Aはノーズ3によって図4に示すように異
形中空形材の中空部とほぼ同形のガイド孔7Bに成形さ
れる。
【0012】次に図2(C)に示すように、ピアサー9
によってマンドレル1およびノーズ3を前進させるとと
もに、ステム10によってダミーブロック11を前進さ
せ、ビレット8に押出圧力を加えてビレット8をダイス
5とマンドレル1とで形成された間隙を通過させて押出
変形させ、中空部を有する異形中空形材を製造する。な
お前記熱間押出時において、ノーズ3は慣性力によって
前方へ押し出されてマンドレル1から分離されて回収さ
れる。
【0013】前記押出加工において、ノーズ3はマンド
レル1よりも横断面寸法が大きいため、マンドレル1の
周面とビレットのガイド孔7Bとの間で潤滑ガラス用の
スペースが形成され、ビレットのガイド孔7に供給され
た潤滑ガラスが押出時において、マンドレル1の全周面
にわたって均等に且つ必要十分に供給される。このため
潤滑ガラスの不均一供給による押出製品内面のヘゲ疵発
生を防止することができる。またビレットのガイド孔が
製造する異形中空形材の中空部とほぼ同形に成形される
ため、均等で且つスムーズなメタルフローが得られるの
で製造される異形中空形材の中空面に凹状欠陥が発生し
ない。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば異形中空形材の熱間押出
において、潤滑ガラスがマンドレルの全周にわたって均
等に且つ必要十分に供給されるため、潤滑ガラスの不均
一供給による押出製品内面のヘゲ疵発生を防止すること
ができる。
【0015】またビレットのガイド孔が製造する異形中
空形材の中空部とほぼ同形に成形されるため、均等で且
つスムーズなメタルフローによって押出製品内面の凹状
欠陥発生を防止することができる。さらに異形断面形状
をしたビレットのガイド孔の位置とマンドレルの位置を
一致させることができるので不一致による押出時の支障
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱間押出用マンドレルの実施例を示す
側面図である。
【図2】本発明の熱間押出方法を説明する断面図であ
る。
【図3】図2のA−A視断面図である。
【図4】図2のB−B視断面図である。
【図5】異形中空形材の中空面に発生する凹状欠陥を示
す正面図である。
【符号の説明】
1 本発明のマンドレル 2 マンドレル
のノーズ挿入孔 3 ノーズ 4 ノーズの挿
入部 5 ダイス 6 コンテナー 7 ビレットのガイド孔(7A,7B) 8 ビレット 9 ピアサー 10 ステム 11 ダミーブ
ロック 12 異形中空形材 13 異形中空
形材の中空部 14 凹状欠陥
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21C 23/08 B21C 25/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異形中空形材の熱間押出加工において、
    マンドレルの断面形状を異形中空形材の中空部と相似形
    にし、該マンドレルの先端に断面形状が異形中空形材の
    中空部と相似であり且つ断面寸法が該マンドレルよりも
    大きくダイス孔よりも小さいノーズを着脱自在に且つ回
    転止めして取り付け、前記ノーズをビレットのガイド孔
    およびダイス孔を貫通させた後に、前記ビレットをダイ
    ス孔から押し出すことを特徴とする異形中空形材の熱間
    押出方法。
  2. 【請求項2】 熱間押出加工によって異形中空形材を製
    造するためのマンドレルであって、該マンドレルの断面
    形状が異形中空形材の中空部と相似であり、該マンドレ
    ルの先端には断面形状が異形中空形材の中空部と相似で
    あり且つ断面寸法が該マンドレルよりも大きくダイス孔
    よりも小さいノーズが着脱自在に且つ回転止めされて取
    り付けられていることを特徴とする異形中空形材の熱間
    押出用マンドレル。
JP5180104A 1993-07-21 1993-07-21 異形中空形材の熱間押出方法および熱間押出用マンドレル Expired - Fee Related JP2986309B2 (ja)

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