JP2985778B2 - 専用線用isdn端末収容装置 - Google Patents
専用線用isdn端末収容装置Info
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- JP2985778B2 JP2985778B2 JP8170457A JP17045796A JP2985778B2 JP 2985778 B2 JP2985778 B2 JP 2985778B2 JP 8170457 A JP8170457 A JP 8170457A JP 17045796 A JP17045796 A JP 17045796A JP 2985778 B2 JP2985778 B2 JP 2985778B2
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- Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
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- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ISDN(サービ
ス総合ディジタル網)端末を専用線に接続するための専
用線用ISDN端末収容装置に関するものである。
ス総合ディジタル網)端末を専用線に接続するための専
用線用ISDN端末収容装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】音声に加え、ファクシミリ,静止画,動
画などの各種メディアを高速に伝送するためのディジタ
ル式ネットワークとして、従来より、ISDNと呼ぶネ
ットワークが知られている。このISDNは、回線交換
により、多数の加入者間で多対多の回線接続を実現する
もので、各加入者は通信が必要な場合にだけ回線接続し
て通信を行うようになっている。ここで、ISDNにお
ける通信インターフェイスの一つに、B1,B2,Dチ
ャネルと呼ぶ3つのチャネルを用いて、加入者端末間の
通信を実現した方式がある。ちなみに、この通信インタ
ーフェイスは2B+Dと呼ばれている。
画などの各種メディアを高速に伝送するためのディジタ
ル式ネットワークとして、従来より、ISDNと呼ぶネ
ットワークが知られている。このISDNは、回線交換
により、多数の加入者間で多対多の回線接続を実現する
もので、各加入者は通信が必要な場合にだけ回線接続し
て通信を行うようになっている。ここで、ISDNにお
ける通信インターフェイスの一つに、B1,B2,Dチ
ャネルと呼ぶ3つのチャネルを用いて、加入者端末間の
通信を実現した方式がある。ちなみに、この通信インタ
ーフェイスは2B+Dと呼ばれている。
【0003】これらのチャネルのうち、B1チャネルと
B2チャネルは何れも音声や各種データを伝送するため
の情報チャネルであって、チャネル速度はともに64k
bps(キロビット毎秒)になっている。これに対し、
DチャネルはB1,B2チャネルで為される通信のため
の発着信時の回線制御などに利用される信号チャネルで
あって、チャネル速度は16kbpsに設定されてい
る。そして、こうしたインターフェイスに適合した端末
をISDN端末と呼んでいる。
B2チャネルは何れも音声や各種データを伝送するため
の情報チャネルであって、チャネル速度はともに64k
bps(キロビット毎秒)になっている。これに対し、
DチャネルはB1,B2チャネルで為される通信のため
の発着信時の回線制御などに利用される信号チャネルで
あって、チャネル速度は16kbpsに設定されてい
る。そして、こうしたインターフェイスに適合した端末
をISDN端末と呼んでいる。
【0004】一方、ISDNとは別に、128kbps
の回線速度を有するスーパーディジタルといった「専用
線」と呼ばれる通信形態がある。この形態では1対1の
通信を前提とした貸し切り回線であって、例えば、企業
の本店・支店間の内線電話などに利用される。こうした
専用線を使用する場合、通信相手は予め決まっているの
で、相手先電話番号のダイヤル等は不要であって、相互
の接続が確立すればデータを垂れ流しで出すことができ
る。したがって、専用線を用いた通信では、ISDNに
存在する制御チャネルは不要であって、端末間の通信は
情報チャネルのみを用いて実現されている。以上からわ
かるように、専用線に接続される端末は、情報チャネル
だけで通信を行っており、ISDN端末とは異なる専用
線端末が使用される。
の回線速度を有するスーパーディジタルといった「専用
線」と呼ばれる通信形態がある。この形態では1対1の
通信を前提とした貸し切り回線であって、例えば、企業
の本店・支店間の内線電話などに利用される。こうした
専用線を使用する場合、通信相手は予め決まっているの
で、相手先電話番号のダイヤル等は不要であって、相互
の接続が確立すればデータを垂れ流しで出すことができ
る。したがって、専用線を用いた通信では、ISDNに
存在する制御チャネルは不要であって、端末間の通信は
情報チャネルのみを用いて実現されている。以上からわ
かるように、専用線に接続される端末は、情報チャネル
だけで通信を行っており、ISDN端末とは異なる専用
線端末が使用される。
【0005】ここで、専用線を用いることの利点として
は次のようなことが考えられる。すなわち、ISDNな
どでは回線の使用時間に比例して料金が課金される従量
制を採用しているのが一般的であり、長時間回線を占有
する用途では回線使用料が莫大な金額になってしまう可
能性もある。その点、専用線は通信相手が固定されてい
るという制約はあるものの、回線使用時間に依存しない
固定の使用料を払えば良く、接続時間を気にすることな
く、回線を常時つないでおくことができる。したがっ
て、ある所定時間以上の回線使用が見込まれる場合に
は、ISDNの代わりに専用線を用いるのが得策である
といえる。
は次のようなことが考えられる。すなわち、ISDNな
どでは回線の使用時間に比例して料金が課金される従量
制を採用しているのが一般的であり、長時間回線を占有
する用途では回線使用料が莫大な金額になってしまう可
能性もある。その点、専用線は通信相手が固定されてい
るという制約はあるものの、回線使用時間に依存しない
固定の使用料を払えば良く、接続時間を気にすることな
く、回線を常時つないでおくことができる。したがっ
て、ある所定時間以上の回線使用が見込まれる場合に
は、ISDNの代わりに専用線を用いるのが得策である
といえる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】さて、上述したよう
に、加入者は使用する回線に対応した端末を購入する必
要がある。すなわち、ISDNを使用する場合はISD
N端末を接続し、一方で、専用線を使用する場合は専用
線端末を接続する必要があると言える。ところが、IS
DNを使用している場合であっても、回線の使用状況が
仕事の都合等によって変わり、回線接続時間が増大し
て、ISDNを使用するよりも専用線を利用した方がコ
ストが安く済む場合が生じることがある。こうした場
合、従来であると、ISDNから専用線への切り換えの
契約をした時点で、端末を専用線用のものに買い替える
必要があり、今まで使用していたISDN端末が無駄に
なってしまうという問題が生じてくる。
に、加入者は使用する回線に対応した端末を購入する必
要がある。すなわち、ISDNを使用する場合はISD
N端末を接続し、一方で、専用線を使用する場合は専用
線端末を接続する必要があると言える。ところが、IS
DNを使用している場合であっても、回線の使用状況が
仕事の都合等によって変わり、回線接続時間が増大し
て、ISDNを使用するよりも専用線を利用した方がコ
ストが安く済む場合が生じることがある。こうした場
合、従来であると、ISDNから専用線への切り換えの
契約をした時点で、端末を専用線用のものに買い替える
必要があり、今まで使用していたISDN端末が無駄に
なってしまうという問題が生じてくる。
【0007】一方、取りあえずは専用線を使用するもの
の、将来的にはISDNに乗り換えたいという場合もま
まある。こうした場合においては、従来であると、当面
は専用線端末を購入して専用線に接続するようにしてお
き、ISDNに切り換える契約をした時点で、新たにI
SDN端末を購入し直すことになるため、今度は専用線
端末が無駄になってしまうことになる。
の、将来的にはISDNに乗り換えたいという場合もま
まある。こうした場合においては、従来であると、当面
は専用線端末を購入して専用線に接続するようにしてお
き、ISDNに切り換える契約をした時点で、新たにI
SDN端末を購入し直すことになるため、今度は専用線
端末が無駄になってしまうことになる。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、ISDNの回線交換機能を有するI
SDN端末を専用線に接続するための専用線用ISDN
端末収容装置を提供することにある。さらに詳しく言う
と、本発明は、ISDN端末から見た場合に、該端末が
専用線ではなくISDNに接続されているように模擬す
ることで、ISDN端末を専用線に接続可能とした専用
線用ISDN端末収容装置の提供を目的としている。
あり、その目的は、ISDNの回線交換機能を有するI
SDN端末を専用線に接続するための専用線用ISDN
端末収容装置を提供することにある。さらに詳しく言う
と、本発明は、ISDN端末から見た場合に、該端末が
専用線ではなくISDNに接続されているように模擬す
ることで、ISDN端末を専用線に接続可能とした専用
線用ISDN端末収容装置の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、1本の制御チャネルと2
本の情報チャネルを時分割多重して通信を行うISDN
端末を、前記2本の情報チャネルに相当する回線速度で
通信を行う専用線に収容する専用線用ISDN端末収容
装置であって、前記ISDN端末から送られる時分割多
重データのうち、前記情報チャネルの制御に用いる制御
情報を前記制御チャネルから抽出する第1の抽出手段
と、前記第1の抽出手段が抽出した前記制御情報と、前
記時分割多重データのうちの前記情報チャネル上に載せ
られたユーザデータとを前記情報チャネル上で時分割多
重して前記専用線へ送出する第1の多重手段と、前記I
SDN端末の相手先端末から前記専用線を介して送られ
る回線データのうち、該回線データの情報チャネル上に
載せられた前記制御情報を該情報チャネルから抽出する
第2の抽出手段と、前記第2の抽出手段が抽出した前記
制御情報を前記制御チャネル上に載せ替えて、前記回線
データの前記情報チャネル上に載せられたユーザデータ
と共に時分割多重して前記ISDN端末へ送出する第2
の多重手段とを具備することを特徴としている。
めに、請求項1記載の発明は、1本の制御チャネルと2
本の情報チャネルを時分割多重して通信を行うISDN
端末を、前記2本の情報チャネルに相当する回線速度で
通信を行う専用線に収容する専用線用ISDN端末収容
装置であって、前記ISDN端末から送られる時分割多
重データのうち、前記情報チャネルの制御に用いる制御
情報を前記制御チャネルから抽出する第1の抽出手段
と、前記第1の抽出手段が抽出した前記制御情報と、前
記時分割多重データのうちの前記情報チャネル上に載せ
られたユーザデータとを前記情報チャネル上で時分割多
重して前記専用線へ送出する第1の多重手段と、前記I
SDN端末の相手先端末から前記専用線を介して送られ
る回線データのうち、該回線データの情報チャネル上に
載せられた前記制御情報を該情報チャネルから抽出する
第2の抽出手段と、前記第2の抽出手段が抽出した前記
制御情報を前記制御チャネル上に載せ替えて、前記回線
データの前記情報チャネル上に載せられたユーザデータ
と共に時分割多重して前記ISDN端末へ送出する第2
の多重手段とを具備することを特徴としている。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記2本の情報チャネルの中から空
きチャネルを選択するチャネル選択手段を有し、前記第
2の抽出手段は、前記空きチャネル側の情報チャネルか
ら前記制御情報を抽出し、前記第1〜第2の多重手段
は、前記空きチャネル側の情報チャネルを用いて、前記
制御情報と前記ユーザデータとを時分割多重することを
特徴としている。
載の発明において、前記2本の情報チャネルの中から空
きチャネルを選択するチャネル選択手段を有し、前記第
2の抽出手段は、前記空きチャネル側の情報チャネルか
ら前記制御情報を抽出し、前記第1〜第2の多重手段
は、前記空きチャネル側の情報チャネルを用いて、前記
制御情報と前記ユーザデータとを時分割多重することを
特徴としている。
【0011】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の発明において、前記ISDN端末と前記相手
先端末との間のリンクの確立或いは切断に用いられ、前
記情報チャネルに通常流れないビットパターンであるリ
ンクパターンを発生するパターン発生手段と、前記相手
先端末側のパターン発生手段から送られてくる前記リン
クパターンを検出するパターン検出手段と、前記相手先
端末側から送られてくるリンクパターンに対する応答と
して、前記リンクパターンを前記情報チャネルに載せ替
える載替手段とを具備することを特徴としている。
は2記載の発明において、前記ISDN端末と前記相手
先端末との間のリンクの確立或いは切断に用いられ、前
記情報チャネルに通常流れないビットパターンであるリ
ンクパターンを発生するパターン発生手段と、前記相手
先端末側のパターン発生手段から送られてくる前記リン
クパターンを検出するパターン検出手段と、前記相手先
端末側から送られてくるリンクパターンに対する応答と
して、前記リンクパターンを前記情報チャネルに載せ替
える載替手段とを具備することを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態について説明する。スーパーディジタルサービ
スにあってはレイヤ1のフレーム形式がISDNと同じ
になっている。そこで、本実施形態に係る装置では、B
1チャネル及びB2チャネルのタイムスロットを用い、
これらをそのまま専用線上で2チャネルの情報チャネル
として伝送している。さて、図1〜図2は、同実施形態
による専用線用ISDN端末収容装置とこれに接続され
る端末等の構成を示すブロック図である。これらの図に
おいて、符号1a,1bは何れも一般に用いられている
ISDN端末である。
実施形態について説明する。スーパーディジタルサービ
スにあってはレイヤ1のフレーム形式がISDNと同じ
になっている。そこで、本実施形態に係る装置では、B
1チャネル及びB2チャネルのタイムスロットを用い、
これらをそのまま専用線上で2チャネルの情報チャネル
として伝送している。さて、図1〜図2は、同実施形態
による専用線用ISDN端末収容装置とこれに接続され
る端末等の構成を示すブロック図である。これらの図に
おいて、符号1a,1bは何れも一般に用いられている
ISDN端末である。
【0013】アダプタ2a,2bは、何れも本発明に係
る専用線用ISDN端末収容装置であって、物理的には
各々ISDN端末1a,1bの近傍に配置される。これ
らアダプタの構成は何れも同一であって、専用線LCを
介して対向配置されている。ここで、実際には専用線L
Cも公衆網に存在する局を経由しているが、論理的に専
用線は公衆網をスルーで通過するために、同図では図示
を省略し、あたかも直結しているように描いてある。な
お、これらの図中、符号Tは送りを示し、符号Rは受け
を意味している。
る専用線用ISDN端末収容装置であって、物理的には
各々ISDN端末1a,1bの近傍に配置される。これ
らアダプタの構成は何れも同一であって、専用線LCを
介して対向配置されている。ここで、実際には専用線L
Cも公衆網に存在する局を経由しているが、論理的に専
用線は公衆網をスルーで通過するために、同図では図示
を省略し、あたかも直結しているように描いてある。な
お、これらの図中、符号Tは送りを示し、符号Rは受け
を意味している。
【0014】ISDN端末1aとアダプタ2aの間,或
いは,ISDN端末1bとアダプタ2bの間は、それぞ
れ、B1,B2,Dチャネルを時分割多重で伝送するた
めのケーブル3a,3bで接続されている。すなわち、
ISDN端末とアダプタとの間は、ISDNと同じプロ
トコルに従って、例えば192kbpsの回線速度で通
信がなされる。
いは,ISDN端末1bとアダプタ2bの間は、それぞ
れ、B1,B2,Dチャネルを時分割多重で伝送するた
めのケーブル3a,3bで接続されている。すなわち、
ISDN端末とアダプタとの間は、ISDNと同じプロ
トコルに従って、例えば192kbpsの回線速度で通
信がなされる。
【0015】次に、アダプタ2a,2bを構成する各部
について説明する。なお、以下ではアダプタ2aについ
てだけ説明するが、アダプタ2bを構成する各部も、対
応するアダプタ2aの各部と同一の機能を有している。
データ分離部4aは、後述するDchプロトコル制御部
6aから指示されたタイミングで、ISDN端末1aか
ら送られてくる時分割多重された回線データを、Dチャ
ネル,B1チャネル,B2チャネルに分離して出力す
る。
について説明する。なお、以下ではアダプタ2aについ
てだけ説明するが、アダプタ2bを構成する各部も、対
応するアダプタ2aの各部と同一の機能を有している。
データ分離部4aは、後述するDchプロトコル制御部
6aから指示されたタイミングで、ISDN端末1aか
ら送られてくる時分割多重された回線データを、Dチャ
ネル,B1チャネル,B2チャネルに分離して出力す
る。
【0016】データ多重部5aは、Dchプロトコル制
御部6aから指示されたタイミングで、専用線LCを介
して通信相手(アダプタ2b)から送られてくるB1,
B2チャネルの各データを、Dchプロトコル制御部6
aが送出したDチャネルの制御情報と共に時分割多重
し、ケーブル3aを介してこれら各チャネルの情報をI
SDN端末1aへ送出する。
御部6aから指示されたタイミングで、専用線LCを介
して通信相手(アダプタ2b)から送られてくるB1,
B2チャネルの各データを、Dchプロトコル制御部6
aが送出したDチャネルの制御情報と共に時分割多重
し、ケーブル3aを介してこれら各チャネルの情報をI
SDN端末1aへ送出する。
【0017】Dchプロトコル制御部6aは、ISDN
網を擬似するためにISDN端末1aとの間のDチャネ
ルを制御するものであって、そのために、アダプタ2a
に設けられた各部を統括している。このDchプロトコ
ル制御部6aは、データ分離部4aで分離されたDチャ
ネルのデータを監視しており、Bチャネルを管理するた
めの制御情報等をB1,B2の何れかの空きチャネルに
載せ替える処理を行う。そのために、Dchプロトコル
制御部6aは、B1,B2の各チャネルが使用中である
か空きであるかの状態管理をしている。
網を擬似するためにISDN端末1aとの間のDチャネ
ルを制御するものであって、そのために、アダプタ2a
に設けられた各部を統括している。このDchプロトコ
ル制御部6aは、データ分離部4aで分離されたDチャ
ネルのデータを監視しており、Bチャネルを管理するた
めの制御情報等をB1,B2の何れかの空きチャネルに
載せ替える処理を行う。そのために、Dchプロトコル
制御部6aは、B1,B2の各チャネルが使用中である
か空きであるかの状態管理をしている。
【0018】なお、Dchプロトコル制御部6aが制御
情報として相手先の電話番号を検出した場合、これは専
用線を用いた通信には不要であることから、これを無視
するようになっている。また、これら以外にも、Dch
プロトコル制御部6aは、データ分離部4aで分離され
たDチャネルの情報から、回線の接続(リンク)或いは
切断の指示を検出したり、アダプタ2b側に対するメッ
セージを送出するなどの処理を行うが、その詳細は動作
説明の際に行うこととする。
情報として相手先の電話番号を検出した場合、これは専
用線を用いた通信には不要であることから、これを無視
するようになっている。また、これら以外にも、Dch
プロトコル制御部6aは、データ分離部4aで分離され
たDチャネルの情報から、回線の接続(リンク)或いは
切断の指示を検出したり、アダプタ2b側に対するメッ
セージを送出するなどの処理を行うが、その詳細は動作
説明の際に行うこととする。
【0019】リンクパターン発生部7aは、Dchプロ
トコル制御部6aの制御の下に、リンクパターンと呼ぶ
回線の接続,切断のタイミングを決める特殊なビットパ
ターンを生成する。このリンクパターンは、通常B1チ
ャネルやB2チャネルに流れないビットパターンであれ
ば良く、本実施形態では、リンクパターンとしてPNパ
ターン(擬似ランダムパターン)等の所定の巡回符号を
用いている。なお、本実施形態では、リンクパターン発
生部7a,7bは同一のリンクパターンを発生するが、
互いに異なるリンクパターンを発生させるようにしても
良い。
トコル制御部6aの制御の下に、リンクパターンと呼ぶ
回線の接続,切断のタイミングを決める特殊なビットパ
ターンを生成する。このリンクパターンは、通常B1チ
ャネルやB2チャネルに流れないビットパターンであれ
ば良く、本実施形態では、リンクパターンとしてPNパ
ターン(擬似ランダムパターン)等の所定の巡回符号を
用いている。なお、本実施形態では、リンクパターン発
生部7a,7bは同一のリンクパターンを発生するが、
互いに異なるリンクパターンを発生させるようにしても
良い。
【0020】スイッチ8aは、Dchプロトコル制御部
6aの指示の下、データ分離部4aからのB1チャネル
データ,Dchプロトコル制御部6aの出力,リンクパ
ターン発生部7aの出力のうち何れか一つを選択し、後
述するデータ多重部11aへ送出する。なお、各アダプ
タの初期化時には、データ分離部4aとデータ多重部1
1aが接続されるようにスイッチ8aが制御される。
6aの指示の下、データ分離部4aからのB1チャネル
データ,Dchプロトコル制御部6aの出力,リンクパ
ターン発生部7aの出力のうち何れか一つを選択し、後
述するデータ多重部11aへ送出する。なお、各アダプ
タの初期化時には、データ分離部4aとデータ多重部1
1aが接続されるようにスイッチ8aが制御される。
【0021】スイッチ9aは、スイッチ8aとほぼ同様
の機能を有しており、切替対象の一つが、データ分離部
4aのB1チャネルの出力ではなしにB2チャネルの出
力端子であるという点のみ相違する。リンクパターン検
出部10aは、B1又はB2チャネル上を流れるデータ
から、上述したリンクパターンを検出し、この旨を、検
出したBチャネルの種類と一緒にDchプロトコル制御
部6aへ報告する。
の機能を有しており、切替対象の一つが、データ分離部
4aのB1チャネルの出力ではなしにB2チャネルの出
力端子であるという点のみ相違する。リンクパターン検
出部10aは、B1又はB2チャネル上を流れるデータ
から、上述したリンクパターンを検出し、この旨を、検
出したBチャネルの種類と一緒にDchプロトコル制御
部6aへ報告する。
【0022】データ多重部11aは、Dchプロトコル
制御部6aから指示されたタイミングで、スイッチ8
a,スイッチ9aからそれぞれ出力される情報を、専用
線LC上の情報チャネルのプロトコルに適合するよう
に、時分割多重して当該専用線LCへ送り出す。データ
分離部12aは、Dchプロトコル制御部6aから指示
されたタイミングで、アダプタ2b側から専用線LCを
介して送られてくる情報を、B1チャネル及びB2チャ
ネルの各チャネルに分離して出力する。
制御部6aから指示されたタイミングで、スイッチ8
a,スイッチ9aからそれぞれ出力される情報を、専用
線LC上の情報チャネルのプロトコルに適合するよう
に、時分割多重して当該専用線LCへ送り出す。データ
分離部12aは、Dchプロトコル制御部6aから指示
されたタイミングで、アダプタ2b側から専用線LCを
介して送られてくる情報を、B1チャネル及びB2チャ
ネルの各チャネルに分離して出力する。
【0023】次に、上記構成による専用線用ISDN端
末収容装置の動作を説明するが、以下では、ISDN端
末1aからISDN端末1bへ情報(ユーザデータ)を
送出する場合を想定する。まず、ISDN端末1aが通
信相手との接続のために、Dチャネルを用いて発呼する
と、この情報がケーブル3aを介してアダプタ2aへ伝
達される。データ分離部4aはこの情報をB1,B2,
Dの各チャネルに分離する。すると、Dchプロトコル
制御部6aはDチャネルに載せられた制御情報を解析し
て発呼を認識し、Dchプロトコル制御部6a内の管理
情報を用いて、空きのBチャネルがあるかどうかを調べ
る。
末収容装置の動作を説明するが、以下では、ISDN端
末1aからISDN端末1bへ情報(ユーザデータ)を
送出する場合を想定する。まず、ISDN端末1aが通
信相手との接続のために、Dチャネルを用いて発呼する
と、この情報がケーブル3aを介してアダプタ2aへ伝
達される。データ分離部4aはこの情報をB1,B2,
Dの各チャネルに分離する。すると、Dchプロトコル
制御部6aはDチャネルに載せられた制御情報を解析し
て発呼を認識し、Dchプロトコル制御部6a内の管理
情報を用いて、空きのBチャネルがあるかどうかを調べ
る。
【0024】いま、B1,B2の両チャネルともデータ
伝送中であって、空いているBチャネルが存在しない場
合、Dchプロトコル制御部6aは、Dチャネルを用い
て、発呼に対する拒否の通知をデータ多重部5aへ送出
する。次に、データ多重部5aは各チャネルの情報を時
分割多重し、ケーブル3aを介してISDN端末1aへ
送出する。これにより、ISDN端末1a側では通信が
拒否されたことを認識できる。
伝送中であって、空いているBチャネルが存在しない場
合、Dchプロトコル制御部6aは、Dチャネルを用い
て、発呼に対する拒否の通知をデータ多重部5aへ送出
する。次に、データ多重部5aは各チャネルの情報を時
分割多重し、ケーブル3aを介してISDN端末1aへ
送出する。これにより、ISDN端末1a側では通信が
拒否されたことを認識できる。
【0025】一方、空きBチャネルが存在する場合、D
chプロトコル制御部6aは次に述べる処理を行う。な
お、以下では空きのBチャネルとしてB2チャネルが選
択されたものとする。まず、Dchプロトコル制御部6
aは、スイッチ9aを制御して、リンクパターン発生部
7aをデータ多重部11aと接続する。これと並行し
て、Dchプロトコル制御部6aは、リンクパターン発
生部7aに対してリンクパターンの発生を指示する。す
ると、生成されたリンクパターンが、スイッチ9aを介
しデータ多重部11aで時分割多重され、専用線LCを
通ってアダプタ2b側へ送られる。
chプロトコル制御部6aは次に述べる処理を行う。な
お、以下では空きのBチャネルとしてB2チャネルが選
択されたものとする。まず、Dchプロトコル制御部6
aは、スイッチ9aを制御して、リンクパターン発生部
7aをデータ多重部11aと接続する。これと並行し
て、Dchプロトコル制御部6aは、リンクパターン発
生部7aに対してリンクパターンの発生を指示する。す
ると、生成されたリンクパターンが、スイッチ9aを介
しデータ多重部11aで時分割多重され、専用線LCを
通ってアダプタ2b側へ送られる。
【0026】アダプタ2b側では、データ分離部12b
にてB1,B2チャネルがそれぞれ分離されて出力され
る。すると、リンクパターン検出部10bは、B2チャ
ネルに載せられたリンクパターンを検出し、この旨を、
検出したBチャネルの種類(即ち、B2チャネル)と共
にDchプロトコル制御部6bへ通知する。Dchプロ
トコル制御部6bは、B2チャネルに対応したスイッチ
9bを制御し、リンクパターン発生部7bとデータ多重
部11bを接続したのち、リンクパターン発生部7bに
対してリンクパターンを発生するよう指示する。これに
より、今度はリンクパターンが、スイッチ9bを通りデ
ータ多重部11bで時分割多重され、専用線LCを介し
てアダプタ2a側へ送られる。
にてB1,B2チャネルがそれぞれ分離されて出力され
る。すると、リンクパターン検出部10bは、B2チャ
ネルに載せられたリンクパターンを検出し、この旨を、
検出したBチャネルの種類(即ち、B2チャネル)と共
にDchプロトコル制御部6bへ通知する。Dchプロ
トコル制御部6bは、B2チャネルに対応したスイッチ
9bを制御し、リンクパターン発生部7bとデータ多重
部11bを接続したのち、リンクパターン発生部7bに
対してリンクパターンを発生するよう指示する。これに
より、今度はリンクパターンが、スイッチ9bを通りデ
ータ多重部11bで時分割多重され、専用線LCを介し
てアダプタ2a側へ送られる。
【0027】アダプタ2a側では、アダプタ2bからの
データがデータ分離部12aで分離されたのち、リンク
パターン検出部10aで上記のリンクパターンが検出さ
れ、B2チャネル上でリンクパターンが検出された旨が
Dchプロトコル制御部6aへ報告される。以上によ
り、両アダプタ側でリンクパターンの検出がなされてリ
ンクが確立したことになる。
データがデータ分離部12aで分離されたのち、リンク
パターン検出部10aで上記のリンクパターンが検出さ
れ、B2チャネル上でリンクパターンが検出された旨が
Dchプロトコル制御部6aへ報告される。以上によ
り、両アダプタ側でリンクパターンの検出がなされてリ
ンクが確立したことになる。
【0028】そうすると、Dchプロトコル制御部6a
は、スイッチ9aを制御して自身の出力をデータ多重部
11aへ接続する。同様に、Dchプロトコル制御部6
bも、スイッチ9bを介してその出力をデータ多重部1
1bへ接続する。次に、Dchプロトコル制御部6aは
発呼メッセージをスイッチ9aへ送出する。このメッセ
ージは、スイッチ9a→データ多重部11a→専用線L
Cの順に伝達され、データ分離部12bのB2チャネル
側の出力端から出力される。
は、スイッチ9aを制御して自身の出力をデータ多重部
11aへ接続する。同様に、Dchプロトコル制御部6
bも、スイッチ9bを介してその出力をデータ多重部1
1bへ接続する。次に、Dchプロトコル制御部6aは
発呼メッセージをスイッチ9aへ送出する。このメッセ
ージは、スイッチ9a→データ多重部11a→専用線L
Cの順に伝達され、データ分離部12bのB2チャネル
側の出力端から出力される。
【0029】一方、Dchプロトコル制御部6bは、デ
ータ分離部12bのB2チャネル上を流れるデータを監
視しており、上記の発呼メッセージがデータ分離部12
bから出力されると、これを内部に取り込んだのち、デ
ータ多重部5bへ多重化動作を指示し、取り込んだ発呼
メッセージをDチャネル上の制御情報としてデータ多重
部5bへ送出する。これにより、当該メッセージがデー
タ多重部5bで時分割多重され、ケーブル3bを経てI
SDN端末1bへ送られ、その結果、着呼がなされる。
以上のようにして、アダプタ2aとアダプタ2bの間の
リンクシーケンスが完了する。
ータ分離部12bのB2チャネル上を流れるデータを監
視しており、上記の発呼メッセージがデータ分離部12
bから出力されると、これを内部に取り込んだのち、デ
ータ多重部5bへ多重化動作を指示し、取り込んだ発呼
メッセージをDチャネル上の制御情報としてデータ多重
部5bへ送出する。これにより、当該メッセージがデー
タ多重部5bで時分割多重され、ケーブル3bを経てI
SDN端末1bへ送られ、その結果、着呼がなされる。
以上のようにして、アダプタ2aとアダプタ2bの間の
リンクシーケンスが完了する。
【0030】次に、B2チャネルを用いてISDN端末
間でユーザデータの授受がなされる。そのために、Dc
hプロトコル制御部6aは、スイッチ9aを制御して、
データ分離部4aのB2チャネル出力とデータ多重部1
1aを接続する。すると、ISDN端末1aから送出さ
れたユーザデータが、ケーブル3a→データ分離部4a
→スイッチ9a→データ多重部11a→専用線LC→デ
ータ分離部12b→データ多重部5b→ケーブル3bと
流れ、ISDN端末1bへ順次転送される。
間でユーザデータの授受がなされる。そのために、Dc
hプロトコル制御部6aは、スイッチ9aを制御して、
データ分離部4aのB2チャネル出力とデータ多重部1
1aを接続する。すると、ISDN端末1aから送出さ
れたユーザデータが、ケーブル3a→データ分離部4a
→スイッチ9a→データ多重部11a→専用線LC→デ
ータ分離部12b→データ多重部5b→ケーブル3bと
流れ、ISDN端末1bへ順次転送される。
【0031】その後に、ユーザデータの送信処理が終了
し、ISDN端末1aがリンク切断を行うと、リンクの
確立の場合と同様の処理がなされる。すなわち、B2チ
ャネルを利用して、アダプタ2aからアダプタ2bへリ
ンクパターンが送られ、折り返して、リンクパターンが
アダプタ2bからアダプタ2aへ返送される。次に、リ
ンク切断のメッセージが、やはりB2チャネルを使用し
て、アダプタ2a側からアダプタ2b側へ送られ、当該
メッセージがアダプタ2b側へ到達すると、リンク切断
の処理が完了する。
し、ISDN端末1aがリンク切断を行うと、リンクの
確立の場合と同様の処理がなされる。すなわち、B2チ
ャネルを利用して、アダプタ2aからアダプタ2bへリ
ンクパターンが送られ、折り返して、リンクパターンが
アダプタ2bからアダプタ2aへ返送される。次に、リ
ンク切断のメッセージが、やはりB2チャネルを使用し
て、アダプタ2a側からアダプタ2b側へ送られ、当該
メッセージがアダプタ2b側へ到達すると、リンク切断
の処理が完了する。
【0032】以後の通信は、上記説明したのと同様にし
てなされる。ここで、ISDN端末1bからISDN端
末1aへユーザデータの送信を行う場合は、リンクパタ
ーンや各種のメッセージが上記とは逆向きに伝達される
ことになる。また、B2チャネルの代わりにB1チャネ
ルが選択された場合は、スイッチ8a及びスイッチ8b
が、リンクパターンやメッセージの伝達の切り替えに用
いられることになる。
てなされる。ここで、ISDN端末1bからISDN端
末1aへユーザデータの送信を行う場合は、リンクパタ
ーンや各種のメッセージが上記とは逆向きに伝達される
ことになる。また、B2チャネルの代わりにB1チャネ
ルが選択された場合は、スイッチ8a及びスイッチ8b
が、リンクパターンやメッセージの伝達の切り替えに用
いられることになる。
【0033】なお、上記実施形態では、説明を簡単にす
るために、2B+Dについて説明した。しかしながら、
本実施形態を拡張すると共に、専用線の速度に応じて接
続できる情報チャネルの数を制限することで、23本の
Bチャネルを持つ23B+Dなどの通信インターフェイ
スに適用が可能なことは言うまでもない。
るために、2B+Dについて説明した。しかしながら、
本実施形態を拡張すると共に、専用線の速度に応じて接
続できる情報チャネルの数を制限することで、23本の
Bチャネルを持つ23B+Dなどの通信インターフェイ
スに適用が可能なことは言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ISDN端末からの制御情報を情報チャネルに載せ替え
てユーザデータと時分割多重して専用線へ送出するとと
もに、専用線を介して送られる情報チャネル上の制御情
報を制御チャネルに載せ替えて情報チャネル上のユーザ
データと時分割多重してISDN端末へ送出するように
したので、1本の制御チャネルと2本の情報チャネルを
必要とするISDN端末を、2本の情報チャネルに相当
する回線速度で通信を行うスーパーディジタル128k
bps等の専用線に簡単に接続できるという効果が得ら
れる。
ISDN端末からの制御情報を情報チャネルに載せ替え
てユーザデータと時分割多重して専用線へ送出するとと
もに、専用線を介して送られる情報チャネル上の制御情
報を制御チャネルに載せ替えて情報チャネル上のユーザ
データと時分割多重してISDN端末へ送出するように
したので、1本の制御チャネルと2本の情報チャネルを
必要とするISDN端末を、2本の情報チャネルに相当
する回線速度で通信を行うスーパーディジタル128k
bps等の専用線に簡単に接続できるという効果が得ら
れる。
【0035】そして、ISDN端末を専用線に接続でき
ることから、ISDNから専用線に切り替えてもISD
N端末をそのまま流用でき、また、将来的に専用線から
ISDNへ移行する予定がある場合にもISDN端末だ
けを購入してISDNへ切り替えるまで専用線を使用で
きるため、専用線端末を購入するなどの余分な費用をか
ける必要がなくなるという利点がある。
ることから、ISDNから専用線に切り替えてもISD
N端末をそのまま流用でき、また、将来的に専用線から
ISDNへ移行する予定がある場合にもISDN端末だ
けを購入してISDNへ切り替えるまで専用線を使用で
きるため、専用線端末を購入するなどの余分な費用をか
ける必要がなくなるという利点がある。
【0036】また、請求項2記載の発明によれば、2本
の情報チャネルの中から空きチャネルを選択して制御情
報を伝送するようにしたので、何れかの情報チャネルが
未使用であれば制御チャネルの通信が可能となるため、
情報チャネルの空き時間が減って、いっそう効率的に回
線を使用できるという効果が得られる。また、請求項3
記載の発明によれば、情報チャネルに通常流れないビッ
トパターンであるリンクパターンを用い、ISDN端末
間のリンクの確立,切断の制御を、情報チャネルを使用
した上記リンクパターンの折り返しによって実現したの
で、ユーザデータとリンク制御の情報とが情報チャネル
上で混在した状態で伝送させられるという効果が得られ
る。
の情報チャネルの中から空きチャネルを選択して制御情
報を伝送するようにしたので、何れかの情報チャネルが
未使用であれば制御チャネルの通信が可能となるため、
情報チャネルの空き時間が減って、いっそう効率的に回
線を使用できるという効果が得られる。また、請求項3
記載の発明によれば、情報チャネルに通常流れないビッ
トパターンであるリンクパターンを用い、ISDN端末
間のリンクの確立,切断の制御を、情報チャネルを使用
した上記リンクパターンの折り返しによって実現したの
で、ユーザデータとリンク制御の情報とが情報チャネル
上で混在した状態で伝送させられるという効果が得られ
る。
【図1】 本発明の一実施形態による専用線用ISDN
端末収容装置の構成、及び、当該装置に接続された端末
等との接続形態を表わすブロック図である。
端末収容装置の構成、及び、当該装置に接続された端末
等との接続形態を表わすブロック図である。
【図2】 専用線を挟んで図1に示す専用線用ISDN
端末収容装置に対向して配置されるもう一つの専用線用
ISDN端末収容装置の構成、及び、当該装置に接続さ
れた端末等との接続形態を表わすブロック図である。
端末収容装置に対向して配置されるもう一つの専用線用
ISDN端末収容装置の構成、及び、当該装置に接続さ
れた端末等との接続形態を表わすブロック図である。
1a,1b…ISDN端末、2a,2b…アダプタ、3
a,3b…ケーブル、4a,4b,12a,12b…デ
ータ分離部、5a,5b,11a,11b…データ多重
部、6a,6b…Dchプロトコル制御部、7a,7b
…リンクパターン発生部、8a,8b,9a,9b…ス
イッチ、10a,10b…リンクパターン検出部、LC
…専用線
a,3b…ケーブル、4a,4b,12a,12b…デ
ータ分離部、5a,5b,11a,11b…データ多重
部、6a,6b…Dchプロトコル制御部、7a,7b
…リンクパターン発生部、8a,8b,9a,9b…ス
イッチ、10a,10b…リンクパターン検出部、LC
…専用線
Claims (3)
- 【請求項1】 1本の制御チャネルと2本の情報チャネ
ルを時分割多重して通信を行うISDN端末を、前記2
本の情報チャネルに相当する回線速度で通信を行う専用
線に収容する専用線用ISDN端末収容装置であって、 前記ISDN端末から送られる時分割多重データのう
ち、前記情報チャネルの制御に用いる制御情報を前記制
御チャネルから抽出する第1の抽出手段と、 前記第1の抽出手段が抽出した前記制御情報と、前記時
分割多重データのうちの前記情報チャネル上に載せられ
たユーザデータとを前記情報チャネル上で時分割多重し
て前記専用線へ送出する第1の多重手段と、 前記ISDN端末の相手先端末から前記専用線を介して
送られる回線データのうち、該回線データの情報チャネ
ル上に載せられた前記制御情報を該情報チャネルから抽
出する第2の抽出手段と、 前記第2の抽出手段が抽出した前記制御情報を前記制御
チャネル上に載せ替えて、前記回線データの前記情報チ
ャネル上に載せられたユーザデータと共に時分割多重し
て前記ISDN端末へ送出する第2の多重手段とを具備
することを特徴とする専用線用ISDN端末収容装置。 - 【請求項2】 前記2本の情報チャネルの中から空きチ
ャネルを選択するチャネル選択手段を有し、 前記第2の抽出手段は、前記空きチャネル側の情報チャ
ネルから前記制御情報を抽出し、 前記第1〜第2の多重手段は、前記空きチャネル側の情
報チャネルを用いて、前記制御情報と前記ユーザデータ
とを時分割多重することを特徴とする請求項1記載の専
用線用ISDN端末収容装置。 - 【請求項3】 前記ISDN端末と前記相手先端末との
間のリンクの確立或いは切断に用いられ、前記情報チャ
ネルに通常流れないビットパターンであるリンクパター
ンを発生するパターン発生手段と、 前記相手先端末側のパターン発生手段から送られてくる
前記リンクパターンを検出するパターン検出手段と、 前記相手先端末側から送られてくるリンクパターンに対
する応答として、前記リンクパターンを前記情報チャネ
ルに載せ替える載替手段と を具備することを特徴とする請求項1又は2記載の専用
線用ISDN端末収容装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8170457A JP2985778B2 (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 専用線用isdn端末収容装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8170457A JP2985778B2 (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 専用線用isdn端末収容装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1023570A JPH1023570A (ja) | 1998-01-23 |
JP2985778B2 true JP2985778B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=15905300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8170457A Expired - Fee Related JP2985778B2 (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 専用線用isdn端末収容装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2985778B2 (ja) |
-
1996
- 1996-06-28 JP JP8170457A patent/JP2985778B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1023570A (ja) | 1998-01-23 |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
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