JP2984457B2 - 超音波探触子 - Google Patents
超音波探触子Info
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- JP2984457B2 JP2984457B2 JP4079312A JP7931292A JP2984457B2 JP 2984457 B2 JP2984457 B2 JP 2984457B2 JP 4079312 A JP4079312 A JP 4079312A JP 7931292 A JP7931292 A JP 7931292A JP 2984457 B2 JP2984457 B2 JP 2984457B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は配列型の超音波探触子
（配列型探触子とする）を利用分野とし、特に微小圧電
片の電極をフレキシブルプリント基板（フレキシブル基
板とする）により導出した配列型探触子に関する。
（配列型探触子とする）を利用分野とし、特に微小圧電
片の電極をフレキシブルプリント基板（フレキシブル基
板とする）により導出した配列型探触子に関する。
【０００２】
【発明の背景】配列型探触子は、複数個の微小圧電片を
並べて電子走査され、例えば医用の超音波診断装置に超
音波の送受波部として有用される。このようなものの一
つに、微小圧電片を曲面上に並べて送受波領域を広げた
所謂コンベックス型（コンベックス探触子とする）があ
る。また、近年では、微小圧電片の細分化や小型化等に
より、微小圧電片の駆動電極をフレキシブル基板により
導出している。そして、フレキシブル基板は、生産性の
向上等から汎用性のあるものが望まれている。
並べて電子走査され、例えば医用の超音波診断装置に超
音波の送受波部として有用される。このようなものの一
つに、微小圧電片を曲面上に並べて送受波領域を広げた
所謂コンベックス型（コンベックス探触子とする）があ
る。また、近年では、微小圧電片の細分化や小型化等に
より、微小圧電片の駆動電極をフレキシブル基板により
導出している。そして、フレキシブル基板は、生産性の
向上等から汎用性のあるものが望まれている。
【０００３】
【従来技術】第７図はこの種の従来例を説明するコンベ
ックス探触子の図で、同図（ａ）は正面図、同図（ｂ）
は電極導出を示す平面図である。。コンベックス探触子
は、矩形状とした複数の微小圧電片１を、曲面状のバッ
キング材２上に幅方向に並べて形成される。バッキング
材２はゴム状の可撓性材からなり、曲面状とした基台３
上に固着される。微小圧電片１は例えばチタン酸ジルコ
ン酸鉛（通称ＰＺＴ）からなり、超音波の送受波源とな
る。そして、両主面に形成された励振電極（未図示）
を、複数のフレキシブル基板４（ａｂｄｃｄｅｆ）によ
り、微小圧電片１の配列方向の両側から、グループ毎に
交互に導出する。具体的には、平板状の圧電板（未図
示）とバッキング材２との間にフレキシブル基板４を介
在させて一体化する。フレキシブル基板４は、第８図に
示したように中空部５の両辺に形成された共通導体部６
（ａｂ）から直交方向に導出し（以下導出部７とす
る）、中央のものはほぼ直線状に延出し、両側のものは
外方向に延出する（以下延長部８とする）。次に、圧電
板の上面から、所定の間隔（導電路９間）でバッキング
材２に達する切れ目を設け、個々の微小圧電片１に分割
するとともに、各微小圧電片１の下面の励振電極をフレ
キシブル基板４の導電路９により導出する。その後、バ
ッキング材２を、微小圧電片１の配列方向に湾曲させ、
基台の曲面に固着する。このとき、各フレキシブル基板
４の延長部８を基台３の両側面の略中央にして両側面に
平行に垂下することになる。なお、上面の励振電極は圧
電板の分割後に導線により共通接続されて、フレキシブ
ル基板４の導電路９に接続される（未図示）。そして、
第９図に示したように、前面に音響整合層（未図示）が
形成され、さらに音響レンズ１０が被着される。また、
基台３の両側面には、押え板１１が固着され、半円状と
した探触子本体１２の底辺からフレキシブル基板４が延
出した外観となる。
ックス探触子の図で、同図（ａ）は正面図、同図（ｂ）
は電極導出を示す平面図である。。コンベックス探触子
は、矩形状とした複数の微小圧電片１を、曲面状のバッ
キング材２上に幅方向に並べて形成される。バッキング
材２はゴム状の可撓性材からなり、曲面状とした基台３
上に固着される。微小圧電片１は例えばチタン酸ジルコ
ン酸鉛（通称ＰＺＴ）からなり、超音波の送受波源とな
る。そして、両主面に形成された励振電極（未図示）
を、複数のフレキシブル基板４（ａｂｄｃｄｅｆ）によ
り、微小圧電片１の配列方向の両側から、グループ毎に
交互に導出する。具体的には、平板状の圧電板（未図
示）とバッキング材２との間にフレキシブル基板４を介
在させて一体化する。フレキシブル基板４は、第８図に
示したように中空部５の両辺に形成された共通導体部６
（ａｂ）から直交方向に導出し（以下導出部７とす
る）、中央のものはほぼ直線状に延出し、両側のものは
外方向に延出する（以下延長部８とする）。次に、圧電
板の上面から、所定の間隔（導電路９間）でバッキング
材２に達する切れ目を設け、個々の微小圧電片１に分割
するとともに、各微小圧電片１の下面の励振電極をフレ
キシブル基板４の導電路９により導出する。その後、バ
ッキング材２を、微小圧電片１の配列方向に湾曲させ、
基台の曲面に固着する。このとき、各フレキシブル基板
４の延長部８を基台３の両側面の略中央にして両側面に
平行に垂下することになる。なお、上面の励振電極は圧
電板の分割後に導線により共通接続されて、フレキシブ
ル基板４の導電路９に接続される（未図示）。そして、
第９図に示したように、前面に音響整合層（未図示）が
形成され、さらに音響レンズ１０が被着される。また、
基台３の両側面には、押え板１１が固着され、半円状と
した探触子本体１２の底辺からフレキシブル基板４が延
出した外観となる。
【０００３】
【従来技術の問題点】しかしながら、上記構成のコンベ
ックス探触子では、フレキシブル基板４の板面が探触子
本体の両側面に平行して導出される。そして、この例で
は、探触子本体からの超音波の送受波方向の中心（以下
視野中心軸とする）Ａ−Ａ’とフレキシブル基板４の導
出方向Ｂ−Ｂ’とが一致する「第１０図（ａ）」。した
がって、第１０図（ｂ）に示したように、例えば視野中
心軸Ａ−Ａ’に対して、フレキシブル基板４の導出方向
Ｂ−Ｂ’を変化させる場合は、新たなフレキシブル基板
４を設計しなければならない。すなわち、従来のもので
は、フレキシブル基板４の視野中心軸Ａ−Ａ’に対する
偏向角θを自由に制御できず、その汎用性に欠けて生産
性を阻害する問題があった。
ックス探触子では、フレキシブル基板４の板面が探触子
本体の両側面に平行して導出される。そして、この例で
は、探触子本体からの超音波の送受波方向の中心（以下
視野中心軸とする）Ａ−Ａ’とフレキシブル基板４の導
出方向Ｂ−Ｂ’とが一致する「第１０図（ａ）」。した
がって、第１０図（ｂ）に示したように、例えば視野中
心軸Ａ−Ａ’に対して、フレキシブル基板４の導出方向
Ｂ−Ｂ’を変化させる場合は、新たなフレキシブル基板
４を設計しなければならない。すなわち、従来のもので
は、フレキシブル基板４の視野中心軸Ａ−Ａ’に対する
偏向角θを自由に制御できず、その汎用性に欠けて生産
性を阻害する問題があった。
【０００５】
【発明の目的】本発明は、探触子本体の視野中心軸に対
するフレキシブル基板の偏向角を自由に制御できて、生
産性を向上する超音波探触子を提供することを目的とす
る。
するフレキシブル基板の偏向角を自由に制御できて、生
産性を向上する超音波探触子を提供することを目的とす
る。
【０００６】
【解決手段】本発明は、フレキシブル基板のそれぞれ
が、その平面形状を、微小圧電片の配列方向に対して直
交方向に延出した直交部と、該直交部の先端に接続して
直角方向に延出し、前記微小圧電片の配列方向に一致し
た平行延長部とからなる略Ｌ字状とし、前記直交部を折
り曲げることにより、前記平行延長部のそれぞれをバッ
キング材の下面に位置させ、かつ、前記平行延長部の幅
方向が前記微小圧電片の長さ方向と一致するようにして
構成する。または、フレキシブル基板のそれぞれが、そ
の平面形状を、上記微小圧電片の配列方向に対して直交
方向に延出した直交部と、該直交部の先端部側端に接続
して前記微小圧電片の配列方向に対して直交方向に延出
した垂直延長部とからなるクランク状とし、前記直交部
を折り曲げることにより、前記垂直延長部のそれぞれを
上記バッキング材の下面に位置させ、かつ、前記垂直延
長部の幅方向が前記微小圧電片の長さ方向と一致するよ
うにして構成する。あるいは、これら二つのフレキシブ
ル基板を併用して構成することを解決手段とする。
が、その平面形状を、微小圧電片の配列方向に対して直
交方向に延出した直交部と、該直交部の先端に接続して
直角方向に延出し、前記微小圧電片の配列方向に一致し
た平行延長部とからなる略Ｌ字状とし、前記直交部を折
り曲げることにより、前記平行延長部のそれぞれをバッ
キング材の下面に位置させ、かつ、前記平行延長部の幅
方向が前記微小圧電片の長さ方向と一致するようにして
構成する。または、フレキシブル基板のそれぞれが、そ
の平面形状を、上記微小圧電片の配列方向に対して直交
方向に延出した直交部と、該直交部の先端部側端に接続
して前記微小圧電片の配列方向に対して直交方向に延出
した垂直延長部とからなるクランク状とし、前記直交部
を折り曲げることにより、前記垂直延長部のそれぞれを
上記バッキング材の下面に位置させ、かつ、前記垂直延
長部の幅方向が前記微小圧電片の長さ方向と一致するよ
うにして構成する。あるいは、これら二つのフレキシブ
ル基板を併用して構成することを解決手段とする。
【０００７】
【実施例】第１図及び第２図は本発明の一実施例を説明
する図で、第１図はコンベックス探触子の外観図、第２
図はフレキシブル基板の平面図である。なお、前従来例
図と同一部分には同番号を付与しその説明は簡略する。
コンベックス探触子は、前述同様に、矩形状とした複数
の微小圧電片１を、曲面状のバッキング材２上に幅方向
に並べて形成される。そして、微小圧電片の励振電極
を、複数のフレキシブル基板４により、微小圧電片１の
配列方向の両側から、グループ毎に交互に導出する「前
第７図（ｂ）参照」。そして、本発明では、探触子本体
２０からのフレキシブル基板２１の導出方向を、フレキ
シブル基板２１の幅方向と微小圧電片１の長さ方向（探
触子本体の幅方向）とを一致させて構成する（第１
図）。この実施例では、各フレキシブル基板２１（ａｂ
ｃｄｅｆ）は、その平面形状を直交部２２と平行延長部
２３とからなる略Ｌ字状とする。直交部２２は、中空部
５の共通導体部６（ａｂ）から垂直に延出し、両側にお
いて、順次その長さを大きくする。平行延長部２３は、
直交部２２の先端に接続してそれぞれ同方向の直角方向
に延出する。換言すると、直交部２２は微小圧電片１の
配列方向に直交し、平行延長部２３は同配列方向に一致
する（第２図）。そして、フレキシブル基板２１を圧電
板とバッキング材２との間に介在させて分割し、さらに
バッキング材２を曲面とした基台３上に固着した後、次
のように折曲される。すなわち、各フレキシブル基板２
１の直交部２２と平行延長部２３との境界部分を直角に
折り曲げる。そして、平行延長部２３を基台３の下面に
位置させてその幅方向を微小圧電片１の長さ方向に一致
させ、各フレキシブル基板２１を一端側にて束ねる「第
３図（ａｂ）」。このようなものでは、フレキシブル基
板２１の幅方向が微小圧電片１の長さ方向に一致して、
フレキシブル基板２１の厚み方向が微小圧電片１の配列
方向に一致する。したがって、探触子本体２０を微小圧
電片１の配列方向に容易に屈曲できる。このようなこと
から、第４図に示したように探触子本体２０の視野中心
軸Ａ−Ａ’をフレキシブル基板２１の導出方向Ｂ−Ｂ’
に対し、かなりの自由度をもって制御できる。このよう
なことから、偏向角θに応じてその度毎にフレキシブル
基板２１を設計製作する必要がないので、汎用性に富
み、コンベックス探触子の生産性を向上できる。
する図で、第１図はコンベックス探触子の外観図、第２
図はフレキシブル基板の平面図である。なお、前従来例
図と同一部分には同番号を付与しその説明は簡略する。
コンベックス探触子は、前述同様に、矩形状とした複数
の微小圧電片１を、曲面状のバッキング材２上に幅方向
に並べて形成される。そして、微小圧電片の励振電極
を、複数のフレキシブル基板４により、微小圧電片１の
配列方向の両側から、グループ毎に交互に導出する「前
第７図（ｂ）参照」。そして、本発明では、探触子本体
２０からのフレキシブル基板２１の導出方向を、フレキ
シブル基板２１の幅方向と微小圧電片１の長さ方向（探
触子本体の幅方向）とを一致させて構成する（第１
図）。この実施例では、各フレキシブル基板２１（ａｂ
ｃｄｅｆ）は、その平面形状を直交部２２と平行延長部
２３とからなる略Ｌ字状とする。直交部２２は、中空部
５の共通導体部６（ａｂ）から垂直に延出し、両側にお
いて、順次その長さを大きくする。平行延長部２３は、
直交部２２の先端に接続してそれぞれ同方向の直角方向
に延出する。換言すると、直交部２２は微小圧電片１の
配列方向に直交し、平行延長部２３は同配列方向に一致
する（第２図）。そして、フレキシブル基板２１を圧電
板とバッキング材２との間に介在させて分割し、さらに
バッキング材２を曲面とした基台３上に固着した後、次
のように折曲される。すなわち、各フレキシブル基板２
１の直交部２２と平行延長部２３との境界部分を直角に
折り曲げる。そして、平行延長部２３を基台３の下面に
位置させてその幅方向を微小圧電片１の長さ方向に一致
させ、各フレキシブル基板２１を一端側にて束ねる「第
３図（ａｂ）」。このようなものでは、フレキシブル基
板２１の幅方向が微小圧電片１の長さ方向に一致して、
フレキシブル基板２１の厚み方向が微小圧電片１の配列
方向に一致する。したがって、探触子本体２０を微小圧
電片１の配列方向に容易に屈曲できる。このようなこと
から、第４図に示したように探触子本体２０の視野中心
軸Ａ−Ａ’をフレキシブル基板２１の導出方向Ｂ−Ｂ’
に対し、かなりの自由度をもって制御できる。このよう
なことから、偏向角θに応じてその度毎にフレキシブル
基板２１を設計製作する必要がないので、汎用性に富
み、コンベックス探触子の生産性を向上できる。
【０００８】
【他の実施例】第５図は本発明の他の実施例を説明する
図で、同図（ａ）はフレキシブル基板の平面図、同図
（ｂ）は超音波探触子の一部図である。なお、前実施例
図と同一部分には同番号を付与してその説明は省略す
る。この実施例での各フレキシブル基板２４（ａｂｃｄ
ｅｆ）は、その平面形状を直交部２５と垂直延長部２６
とからなる略クランク状とする。直交部２５は、前実施
例と同様に中空部５の共通導体部６（ａｂ）から垂直に
延出する。垂直延長部２６は、直交部２２の先端部側端
に接続して同方向に延出する。すなわち、直交部２５と
垂直延長部２６は、微小圧電片１の配列方向にいずれも
直交する。そして、フレキシブル基板２４を圧電板とバ
ッキング材２との間に介在させて分割し、さらにバッキ
ング材２を曲面とした基台３上に固着した後、次のよう
に折曲される。すなわち、各フレキシブル基板２４の直
交部２５と平行延長部２６との境界部分を直角に折り曲
げる。そして、垂直延長部２６を基台３の下面に位置さ
せてその幅方向を微小圧電片１の長さ方向に一致させ、
前述同様に各フレキシブル基板２４を一端側にて束ね
る。したがって、このようなものでも、前実施例同様
に、探触子本体２０の視野中心軸Ａ−Ａ’をフレキシブ
ル基板２１の導出方向Ｂ−Ｂ’に対し、かなりの自由度
をもって制御し得ることから（前第４図参照）、汎用性
に富み、コンベックス探触子の生産性を向上できる。
図で、同図（ａ）はフレキシブル基板の平面図、同図
（ｂ）は超音波探触子の一部図である。なお、前実施例
図と同一部分には同番号を付与してその説明は省略す
る。この実施例での各フレキシブル基板２４（ａｂｃｄ
ｅｆ）は、その平面形状を直交部２５と垂直延長部２６
とからなる略クランク状とする。直交部２５は、前実施
例と同様に中空部５の共通導体部６（ａｂ）から垂直に
延出する。垂直延長部２６は、直交部２２の先端部側端
に接続して同方向に延出する。すなわち、直交部２５と
垂直延長部２６は、微小圧電片１の配列方向にいずれも
直交する。そして、フレキシブル基板２４を圧電板とバ
ッキング材２との間に介在させて分割し、さらにバッキ
ング材２を曲面とした基台３上に固着した後、次のよう
に折曲される。すなわち、各フレキシブル基板２４の直
交部２５と平行延長部２６との境界部分を直角に折り曲
げる。そして、垂直延長部２６を基台３の下面に位置さ
せてその幅方向を微小圧電片１の長さ方向に一致させ、
前述同様に各フレキシブル基板２４を一端側にて束ね
る。したがって、このようなものでも、前実施例同様
に、探触子本体２０の視野中心軸Ａ−Ａ’をフレキシブ
ル基板２１の導出方向Ｂ−Ｂ’に対し、かなりの自由度
をもって制御し得ることから（前第４図参照）、汎用性
に富み、コンベックス探触子の生産性を向上できる。
【０００９】
【他の事項】上記第１実施例と第２実施例とではそれぞ
れ異なるフレキシブル基板２１、２４を用いて構成する
例を示したが、第１実施例と第２実施例とのフレキシブ
ル基板２１、２４を併用して構成してもよいことは勿論
である。また、上記第１実施例では、各フレキシブル基
板２１の垂直部２２の長さを異ならせたが、それぞれ同
じ長さとしてもよい。但し、各フレキシブル基板２１の
平行延長部２３が重畳するので、その製作を困難にす
る。また、第２実施例では垂直部２５の長さを同じにし
たが、第１実施例同様にその長さを異ならせてもよい。
また、超音波探触子はコンベックス探触子として説明し
たが、例えば平面状に並べた通常の配列型探触子等にも
適用できる。また、押え板、音響整合層、あるいは音響
レンズはその説明から明かなように必ずしも本発明の必
須の要件ではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で適宜
変更可能である。
れ異なるフレキシブル基板２１、２４を用いて構成する
例を示したが、第１実施例と第２実施例とのフレキシブ
ル基板２１、２４を併用して構成してもよいことは勿論
である。また、上記第１実施例では、各フレキシブル基
板２１の垂直部２２の長さを異ならせたが、それぞれ同
じ長さとしてもよい。但し、各フレキシブル基板２１の
平行延長部２３が重畳するので、その製作を困難にす
る。また、第２実施例では垂直部２５の長さを同じにし
たが、第１実施例同様にその長さを異ならせてもよい。
また、超音波探触子はコンベックス探触子として説明し
たが、例えば平面状に並べた通常の配列型探触子等にも
適用できる。また、押え板、音響整合層、あるいは音響
レンズはその説明から明かなように必ずしも本発明の必
須の要件ではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で適宜
変更可能である。
【００１０】
【発明の効果】本発明は、フレキシブル基板のそれぞれ
が、その平面形状を、微小圧電片の配列方向に対して直
交方向に延出した直交部と、該直交部の先端に接続して
直角方向に延出し、前記微小圧電片の配列方向に一致し
た平行延長部とからなる略Ｌ字状とし、前記直交部を折
り曲げることにより、前記平行延長部のそれぞれをバッ
キング材の下面に位置させ、かつ、前記平行延長部の幅
方向が前記微小圧電片の長さ方向と一致するようにして
構成する。または、フレキシブル基板のそれぞれが、そ
の平面形状を、上記微小圧電片の配列方向に対して直交
方向に延出した直交部と、該直交部の先端部側端に接続
して前記微小圧電片の配列方向に対して直交方向に延出
した垂直延長部とからなるクランク状とし、前記直交部
を折り曲げることにより、前記垂直延長部のそれぞれを
上記バッキング材の下面に位置させ、かつ、前記垂直延
長部の幅方向が前記微小圧電片の長さ方向と一致するよ
うにして構成する。あるいは、これら二つのフレキシブ
ル基板を併用して構成するので、探触子本体の視野中心
軸に対するフレキシブル基板の偏向角を自由に制御でき
て、生産性を向上する超音波探触子を提供できる。
が、その平面形状を、微小圧電片の配列方向に対して直
交方向に延出した直交部と、該直交部の先端に接続して
直角方向に延出し、前記微小圧電片の配列方向に一致し
た平行延長部とからなる略Ｌ字状とし、前記直交部を折
り曲げることにより、前記平行延長部のそれぞれをバッ
キング材の下面に位置させ、かつ、前記平行延長部の幅
方向が前記微小圧電片の長さ方向と一致するようにして
構成する。または、フレキシブル基板のそれぞれが、そ
の平面形状を、上記微小圧電片の配列方向に対して直交
方向に延出した直交部と、該直交部の先端部側端に接続
して前記微小圧電片の配列方向に対して直交方向に延出
した垂直延長部とからなるクランク状とし、前記直交部
を折り曲げることにより、前記垂直延長部のそれぞれを
上記バッキング材の下面に位置させ、かつ、前記垂直延
長部の幅方向が前記微小圧電片の長さ方向と一致するよ
うにして構成する。あるいは、これら二つのフレキシブ
ル基板を併用して構成するので、探触子本体の視野中心
軸に対するフレキシブル基板の偏向角を自由に制御でき
て、生産性を向上する超音波探触子を提供できる。
【第１図】本発明の一実施例を説明する超音波探触子の
外観図である。
外観図である。
【第２図】本発明の一実施例を説明するフレキシブル基
板の平面図である。
板の平面図である。
【第３図】同図（ａ）は本発明の一実施例を説明する超
音波探触子の正面図、同図（ｂ）は同一部図である。
音波探触子の正面図、同図（ｂ）は同一部図である。
【第４図】本発明の一実施例の作用を説明する超音波探
触子の正面図である。
触子の正面図である。
【第５図】本発明の他の実施例を説明するフレキシブル
基板の平面図である。
基板の平面図である。
【第６図】本発明の他の実施例を説明する超音波探触子
の一部図である。
の一部図である。
【第７図】従来例を説明する超音波探触子の正面図であ
る。
る。
【第８図】従来例を説明するフレキシブル基板の平面図
である。
である。
【第９図】従来例を説明する超音波探触子の外観図であ
る。
る。
【第１０図】同図（ａｂ）ともに従来例の超音波探触子
の作用を説明する正面図である。
の作用を説明する正面図である。
１ 微小圧電片、２ バッキング材、３ 基台、４、２
１ フレキシブル基板、５ 中空部、６ 共通導体部、
７ 導出部、８ 延長部、９ 導電路、１０ 音響レン
ズ、１１ 押え板、１２、２０ 探触子本体、２２、２
５ 直交部、２３ 平行延長部、２６ 垂直延長部 ．
１ フレキシブル基板、５ 中空部、６ 共通導体部、
７ 導出部、８ 延長部、９ 導電路、１０ 音響レン
ズ、１１ 押え板、１２、２０ 探触子本体、２２、２
５ 直交部、２３ 平行延長部、２６ 垂直延長部 ．
Claims (3)
- 【請求項１】 矩形状とした複数の微小圧電片をその幅
方向にバッキング材上に並べ、前記バッキング材側に対
面する各微小圧電片の励振電極を、該微小圧電片の配列
方向の両側から、複数のフレキシブルプリント基板によ
り交互に導出した超音波探触子において、 上記フレキシブルプリント基板のそれぞれは、その平面
形状を、上記微小圧電片の配列方向に対して直交方向に
延出した直交部と、該直交部の先端に接続して直角方向
に延出し、前記微小圧電片の配列方向に一致した平行延
長部とからなる略Ｌ字状とし、 前記直交部を折り曲げることにより、前記平行延長部の
それぞれを上記バッキング材の下面に位置させ、かつ、
前記平行延長部の幅方向が前記微小圧電片の長さ方向と
一致するようにして構成したことを特徴とする超音波探
触子。 - 【請求項２】 矩形状とした複数の微小圧電片をその幅
方向にバッキング材上に並べ、前記バッキング材側に対
面する各微小圧電片の励振電極を、該微小圧電片の配列
方向の両側から、複数のフレキシブルプリント基板によ
り交互に導出した超音波探触子において、 上記フレキシブルプリント基板のそれぞれは、その平面
形状を、上記微小圧電片の配列方向に対して直交方向に
延出した直交部と、該直交部の先端部側端に接続して前
記微小圧電片の配列方向に対して直交方向に延出した垂
直延長部とからなるクランク状とし、 前記直交部を折り曲げることにより、前記垂直延長部の
それぞれを上記バッキング材の下面に位置させ、かつ、
前記垂直延長部の幅方向が前記微小圧電片の長さ方向と
一致するようにして構成したことを特徴とする超音波探
触子。 - 【請求項３】 請求項１のフレキシブルプリント基板と
請求項２のフレキシブルプリント基板とを用いて構成し
たことを特徴とする超音波探触子。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP4079312A JP2984457B2 (ja) | 1992-02-29 | 1992-02-29 | 超音波探触子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4079312A JP2984457B2 (ja) | 1992-02-29 | 1992-02-29 | 超音波探触子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05244693A JPH05244693A (ja) | 1993-09-21 |
| JP2984457B2 true JP2984457B2 (ja) | 1999-11-29 |
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ID=13686346
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4079312A Expired - Fee Related JP2984457B2 (ja) | 1992-02-29 | 1992-02-29 | 超音波探触子 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2984457B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| EP4344654A1 (en) * | 2022-09-27 | 2024-04-03 | Ambu A/S | Ultrasound endoscopy |
Family Cites Families (1)
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|---|---|---|---|---|
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-
1992
- 1992-02-29 JP JP4079312A patent/JP2984457B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05244693A (ja) | 1993-09-21 |
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