JP2983997B2 - 脱―表皮細胞成長因子プラスミノーゲンアクチベーター - Google Patents

脱―表皮細胞成長因子プラスミノーゲンアクチベーター

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JP2983997B2 JP63501756A JP50175688A JP2983997B2 JP 2983997 B2 JP2983997 B2 JP 2983997B2 JP 63501756 A JP63501756 A JP 63501756A JP 50175688 A JP50175688 A JP 50175688A JP 2983997 B2 JP2983997 B2 JP 2983997B2
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    • A61P7/02Antithrombotic agents; Anticoagulants; Platelet aggregation inhibitors

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は有用な血栓崩壊剤である修飾したハイブリッ
ド組織プラスミノーゲンアクチベーターに関する。
発明の背景 プラスミノーゲンアクチベーター、組織プラスミノー
ゲンアクチベーター(t−PA)およびウロキナーゼ(u
−PA)は主として2つの部分、プラスミノーゲンからプ
ラスミン(血餅のフィブリンネットワークを分解するセ
リンプロテアーゼ)への変換に関与する触媒部分および
フィブリン結合のごとき生理学的特異性を担う調節領域
を含有する非触媒部分よりなる。バン・ゾネベルトら
(Van Zonneveld et al.)、プロシーディングズ・
オブ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシズ
(Proc.Natl.Acad.Sci.)USA、83、4670−4674(1986)
はt−PAのいくつかの構造ドメインの機能を説明してい
る。
t−PAの非触媒部分は少なくとも3つのドメイン構
造:各82アミノ酸の2つのクリングル;45アミノ酸の表
皮細胞成長因子(EGF)領域および45アミノ酸のフィブ
ロネクチン(フィンガー)ドメインを含有する。ウロキ
ナーゼは82アミノ酸の単一クリングルを含み、フィブロ
ネクチン領域を含まない同様の非触媒ドメイン構造を有
する。
t−PAおよびu−PAのEGFドメインはヒト表皮細胞成
長因子配列に相同のかなりの領域を占める。ベハールら
(Vehar et al.)は、バイオ/テクノロジー(Bio/Te
chnology)、1051−1057、1984年12月、ここに参照のた
めに挙げる第7図においてこれらの相同領域を描いてい
る。例えば、ジスルフィド結合に関与する6つのシステ
イン残基のうち5つの相当的位置は保存される。同様
に、t−PAおよびu−PAのEGFドメイン内のいくつかの
アミノ酸およびアミノ配列はEGFにおける同一位置に対
応する;例えば、アミノ酸52、56−62、67−69、73−7
6、79、81および84−87。
血餅フィブリンに対するその高い結合特異性のため、
t−PAは理想的な血栓崩壊剤とされる(コレン(Colle
n)、サーキュレーション(Circulation)、72、1820
(1985))。しかしながら、t−PAは肝臓によって循環
から非常に迅速に除去され(t1/2=約1〜3分)、それ
により血栓性血管偶発症の治療におけるその効果が減少
される[エメイスら(Emeis et al.)、スロンボウシ
ス・アンド・ヘモスタシス(Thrombosis and Haemost
asis)、54(3)、661−664(1985)]。フックスら
(Fuchs et al.)は、ブラッド(Blood)、65
(3)、539−544(1985)、同様にウロキナーゼ(u−
PA)が肝臓によって循環から除去され、これらのプラス
ミノーゲンアクチベーターがプロテイナーゼ活性部位に
依存しないプロセスによって除去されることを示した。
肝細胞は迅速なt−PA除去を担う細胞型であることが示
された。リジケンら(Rijken et al.)は、バイオケ
ミカル・ジャーナル(Biochem.J.)、238、643−644(1
986)、t−PAのL鎖(C末端部分)がH鎖よりも循環
から除去されるのがかなり遅いことを見い出し、H鎖が
肝臓によって認識されるポリペプチド配列を含有するこ
とを立証している。t−PAおよびウロキナーゼの肝臓膜
への結合は速く、アシアロ−フェトゥイン(asialo−fe
tuin)(末端ガラクトース)、マンナンまたはフィブリ
ノーゲンによって抑制されず、これは炭水化物が血液か
らその除去を媒介しないことを示唆する。
発明の説明 今回、単独でまたはこれらのポリペプチドのいくつか
の未解明領域と共働して、肝臓膜への結合を担うのがt
−PAおよびウロキナーゼのEGFドメインであることが判
明し、これにより循環からのそれらの迅速な除去が説明
される。この発明の結果、N−末端部分;すなわち、t
−PA、u−PAおよび欧州特許出願0213794−A号に開示
されているごときハイブリッドプラスミノーゲンアクチ
ベーター(h−PA)のEGFおよびフィブロネクチンドメ
インの修飾によって、肝臓膜に対する親和性が顕著に減
少したプラスミノーゲンアクチベーターが開発された。
かくして、本発明はEGF領域が除去されている、フィブ
ロネクチンおよびEGF領域が除去されている、および脱
−EGF u−PA、脱−EGF t−PA、または脱−EGF h−PAに
対して1またはそれ以上のフィブロネクチン領域が加え
られている新規プラスミノーゲンアクチベーターを提供
するものである。これらのポリペプチドはt−PAおよび
u−PA遺伝子のcDNAクローンを用いる遺伝子工学によっ
て調製される。
さらに、所望のプラスミノーゲンアクチベーターにつ
いてコード付けするDNAから全EGFドメインを除去する必
要がないことが判明した。アミノ酸55−62に対応するポ
リヌクレオチドの欠失は得られるポリペプチドを効果的
に変化させ、肝臓膜による認識(結合、代謝)を回避す
る。プラスミノーゲンアクチベーターについてコード付
けするDNAのEGFドメインの他の修飾は、EGF同種アミノ
酸55−62を産生するヌクレオチドの欠失;EGFドメインの
第3次構造を崩壊するために、メチオニン、セリン、ア
ラニン等を生じるコドンで置き換えることによるごとき
1またはそれ以上のシステイン部位の修飾;または、a.
a.60(グリシン)のごとき中性アミノ酸についてのヌク
レオチドのアスバラギン酸、リジン、アルギニン等の荷
電アミノ酸を生じるコドンでの置き換えを包含する。こ
のようにして修飾したDNAから産生したプラスミノーゲ
ンアクチベーターは肝臓を通過し、機能的に活性な形態
で血流に戻される。プラスミノーゲンアクチベーター遺
伝子のバクテリオファージM13のごとき一本鎖DNAベクタ
ー中へのクローニングの後、オリゴヌクレオチドの定方
向(もしくは部位特異的)突然変異により、これらのす
べての修飾を容易に行うことができる(ゾラーら(Zoll
er et al.)、メソッズ・イン・エンザイモロジー(Met
hods in Enzymology)、100、468−500、1983)。
本発明により得られる修飾プラスミノーゲンアクチベ
ーターは脱−EGF相同プラスミノーゲンアクチベーター
と記載されるのが最も適当である。本出願人らは、「EG
F−相同」なる表現は、産生物のEGF領域は肝臓膜による
結合および血液循環からの除去に関与するので、その領
域の関連する機能特性が存在しなくなるように1または
それ以上のアミノ酸の欠失、付加、または置換によって
かかる領域が修飾されていることを意味させるつもりで
ある。
図面の説明 第1および1a図は、Δ2-89t−PAについてコード付け
する遺伝子の産生で用いる方法のフロー図を示す。
第2および2a図は、ΔEGF t−PAについてコード付け
する遺伝子の産生で用いる方法のフロー図を示す。
第3および3a図は、ΔEGF u−PAについてコード付け
する遺伝子の産生で用いる方法のフロー図を示す。
第4および4a図は、(a)マップ、および(b)第5
図で用いるt−PAのアミノ酸1−44についてコード付け
するフィンガードメインインサートの132塩基対DNA配列
を示す。
第5図は、ΔEGF−ビ−(a.a.1-44)t−PAについて
コード付けする遺伝子の産生で用いる方法のフロー図を
示す。
第6図は、Δ55-62−91−(UKaa50-131−Ser−Glu−G
ly−Asn−Ser−Asp)−92−t−PAの産生で用いる方法
のフロー図を示す。
第7図は、Δ55-62−t−PAの産生で用いる方法のフ
ロー図を示す。
第8−10a図は、p5′HybF−5およびそのプラスミド
の産生で用いるt−PAのK2に見い出されるアミノ酸192
−258をコード付けするために合成・調製するオリゴヌ
クレオチドを調製するフロー図を示す。
第11図は、Δ55-62−91−[Ala186−K2]−92−t−P
Aの産生で用いる方法のフロー図である。第11図におい
て、EはEcoO109を表す。
方法および材料 a)酵素反応:制限およびDNA修飾酵素はニューイング
ランド・バイオラブズ・インコーポレイティド(New E
ngland Biolabs Inc.)、ベバリー(Beverly)、マサ
チューセッツ州またはインターナショナル・バイオテク
ノロジーズ・インコーポレイテッド(International B
iotechnologies Inc.)、ニューハーベン(New Have
n)、コネチカット州から入手した。典型的な制限酵素
反応は100−200ngのDNAおよび400ユニットのT4DNAリガ
ーゼ(ニューイングランド・バイオラブズ)を含有する
計50μ容量において行った。平滑末端の結びには、4
ユニットのT4 DNAリガーゼ(ニューイングランド・バ
イオラブズ)を前記反応混合物に包含させる。(グッド
マン・エイチ・エムおよびマクドナルド・アール・ジェ
イ(Goodman,H.M.and MacDonald,R.J.)、メソッズ・
イン・エンザイモロジー(Method.Enzymol.)、68、7
5、1979)。用いる緩衝溶液はストック10X溶液;0.5Mト
リス・HCl(pH7.6),0.1M MgCl2および0.1M DTT(ジ
チオスレイトール)として調製する。
b)オリゴヌクレオチドの合成:本出願にいうすべての
オリゴヌクレオチドはジーン・マシーン(Gene Machin
e)モデル380A(アプライド・バイオシステムズ・イン
コーポレイティド(Applied Biosystems Inc.)、フ
ォスター・シティ(Foster City)、カリフォルニア
州)を用いてリン酸トリエステル法(クレアら(Crea
et al.)、プロシーディングズ・オブ・ナショナル・
アカデミー・オブ・サイエンシズ(Proc.Natl.Acad.Sc
i.)(USA)、75、5765、1978)によって合成した。結
ぶ反応におけるそれらの使用前に、200−500ngのDNA、1
0ユニットのT4DNAキナーゼ、0.5mM ATPおよびキナーゼ
緩衝液(0.05Mトリス・HCl、pH7.6、10mM MgCl2、5mM
DTT)を含有する50μ容量中で5′末端においてオ
リゴマーをリン酸化し、37℃にて1/2時間インキュベー
トした。ハイブリダイゼーションプローブとして用いる
ために、マキサム・エイ・エムおよびギルバート・ダブ
リュー(Maxam,A.M.and Gilbert,W)、メソッズ・イン
・エンザイモロジー(Method Enzymol.)、65、499(1
980)の方法に準じて100μCiガンマ32P−ATP(5000Ci/
ミリモル、アメルスハム(Amersham)、アーリントン・
ハイツ(Arlington Heights)、イリノイ州)でオリゴ
マーを放射能標識した。
c)DNAフラグメントの単離:DNAフラグメントをまず0.5
−1.5%アガロースゲルを通す電気泳動によって分離し
た。電気泳動はトリス−ホウ酸塩−EDTA(TBE)緩衝液
(0.089Mトリス、0.089Mホウ酸、2mM EDTA、pH8.0)
中、約100ボルトにて2−4時間行う。0.5μg/ml臭化エ
チリジウム溶液でゲルを染色することによってUV光下で
DNAバンドを可視化した(シャープら(Sharp et a
l.)、バイオケミストリー(Biochem.)、12、3055、19
73)。DNAバンドを含有するアガロースをカミソリで切
断する。該DNAをゲルから電気溶出する(マニアティス
ら(Maniatis et al.)、モレキュラー・クローニン
グ、ア・ラボラトリー・マニアル(Molecular Clonin
g,A Laboratory Manual)、164頁、1982)。Elutip−
d カラム(シュライヘル・アンド・シュエル(Schlei
cher and Schuell)、ケーネ(Keene)、ニューハン
プシャー州)にそれを通すことによってDNAをさらに精
製する。該DNAをエタノールで沈澱させる。エッペンド
ルブ(Eppendorf)マイクロフューゲ(microfuge)での
15分間の遠心の後、ペレットを70%エタノールで1回洗
浄し、真空下で乾燥し、脱イオン水50μに溶解する。
d)ミニプラスミドDNAの調製:適量の抗生物質を含有
するLB(ルリア・ベルタニ(Luria Bertani))培地約
2mlを単一の細菌コロニーで接種し、激しく振盪しなが
ら37℃にて一晩インキュベートする。マニアティスら
(Maniatis et al.)、ロク・シト(loc.cit.)、366
頁に記載されている沸騰法によって、約1.5mlの培地を
用いてプラスミドDNAを単離する。後で使用するため、
培養物の残りを15%グリセロール中、−20℃で貯蔵す
る。10μgのRNAse/mlを含有するH2O 40μに該DNAを
溶解する。1回の制限酵素分析には約8μで十分であ
る。
e)プラスミドDNAの大規模調製:典型的には、LB培地
1リットルを単一の細菌コロニーで接種する。クロラム
フェニコールでのプラスミドDNAの増幅の後、細菌細胞
を収穫し、沸騰法(ホームズ・デイ・エスおよびキグレ
イ・エム(Holmes,D.S.and Quigley,M.)、アナリティ
カル・バイオケミストリー(Anal.Biochem.)、114、19
3、1981)に準じて溶解する。塩化セシウムグラジエン
ト遠心またはマニアティスら(Maniatis et al.)、
ロク・シト(loc.cit.)、93−96頁に記載されているご
ときセファロース4Bカラム(ファルマシア、ウプサラ
(Uppsala)、スウェーデン)上のカラムクロマトグラ
フィーいずれかによってプラスミドDNAをさらに精製す
る。通常、1リットルの培養物あたり約400μgのDNAの
回収が達成される。
f)ベクター:オリゴ−dG−テールのpBR322プラスミド
DNA(ベセスダ・リサーチ・ラボラトリーズ・インコー
ポレイティド(Bethesda Research Laboratories,In
c.)、ガイセルスブルグ(Gaithersburg)、メリーラン
ド州)を用いてt−PAおよびu−PAについてのcDNAをク
ローン化する。pBR322の詳細な分子構造はマニアティス
ら(Maniatis et al.)、ロク・シト(loc.cit.)5
頁および488頁に記載されている。組換体pBR322での形
質転換に用いるイー・コリ(E.coli)株はHB101もしく
は294いずれかであった(マニアティスら(Maniatis e
t al.)、ロク・シト(loc.cit.)、504頁)。Δ55-62
プラスミノーゲンアクチベーターのうちいくつかの産生
に用いるプラスミドpBS M13-はストラタジーン(Strat
agene)、サンジエゴ、カリフォルニア州から入手し
た。
t−PAおよびu−PA遺伝子からのDNAフラグメントの
すべての継代クローニングはpUCプラスミド−lacZおよ
びアンピシリナーゼ遺伝子を含有するpBR322由来の一連
のベクターにおいて行った。これらのプラスミドはlacZ
領域に多重クローニング部位も含有し、これによりDNA
配列の継代クローニングにおいて大きな柔軟性を提供す
る(ビエリア・ジェイおよびメシング・ジェイ(Vieri
a,J.and Messing,J.)、ジーン(Gene)、19、259、19
82)。利用できる11の部位のうちいずれかにおけるクロ
ーニングは、X−gal(5−ブロモ−4−クロロ−3−
インドリル β−D−ガラクトシド)を含有するインジ
ケータープレート上の青色ベクターコロニーのバックグ
ランド中の白色組換体コロニーの外観によってモニター
することができる(ルザー(Ruther)、モレキュラー・
アンド・ジェネラル・ジェネテックス(Mol.Gen.Geneti
cs)、178、475、1980)。換体pUCプラスミドでの形質
転換で用いるイー・コリ(E.coli)株はJM103であっ
た。pUCプラスミドおよびイー・コリ(E.coli)JM103は
ファルマシア・インコーポレイティド(Pharmacia In
c.)、ピスカッタウェイ(Piscataway)、ニュージャー
ジー州から入手した。
g)宿主/ベクター系 1.微生物系 本明細書中に記載する実験は微生物イー・コリ(E.co
li)−12株JM103(ファルマシア(Pharmacia))および
イー・コリ(E.coli)K−12株294(ATCC No.33625)
であった。このプロセスで用いることができる他の微生
物は他の有用なイー・コリ(E.coli)株およびバチラス
・スブチリス(Bacillus subtilis)のごときバチラス
属を包含する。すべてのこれらの微生物は異種遺伝子配
列を複製しおよび発現できるプラスミドを利用する。
酵母における発現系では、イー・コリ(E.coli)およ
び/または酵母(サッカロミセス・セレビシエ(Saccha
romyces cerevisiae))における選択および複製が可
能であるプラスミドを用いる。酵母における選択につい
ては、プラスミドは形質転換したtrp−酵母株(RH218)
をトリプトファンに対しての原栄養素株とするTRP1遺伝
子を含有する。酵母発現ベクターは酵母およぴイー・コ
リ(E.coli)間を行き来できる。該プラスミドは以下の
要素:(1)複製開始点およびアンピシリン耐性遺伝子
を含有するpBR322由来のDNAセグメント、(2)酵母TRP
1遺伝子、(3)プラスミドを酵母中にて高安定で複製
させるのを可能とする酵母2μDNA、(4)アルコール
デヒドロゲナーゼ、α因子、グリセルアルデヒド−3−
ホスフェート−デヒドロゲナーゼ等のごとき酵母遺伝子
からのプロモーター領域、(5)発現系において適当な
停止およびmRNAのポリアデニレーションで用いることが
できる翻訳開始および翻訳停止配列を有する。
2.哺乳動物細胞の培養系 異種蛋白の産生のための和合ベクターの複製および発
現が可能な哺乳動物細胞系を本発明で用いることができ
る。例えば、それらは:Cos−7、WI38、3T3、CHO、ヒー
ラ細胞、およびC127細胞である。用いるベクターは
(1)ウイルス(SV40、アデノ、ポリオーマ、BPV)ま
たは細胞染色体DNA由来の複製開始点、(2)プロモー
ター、(3)リボソーム結合部位のごとき翻訳開始シグ
ナル、および(4)RNAプロセッシングシグナル(RNAス
プライシング、ポリアデニレーションおよび転写ターミ
ネーター配列)である。ここに示す発現ベクターの特別
の例はBPVウイルス複製開始点、マウスメタロチオネイ
ンプロモーターおよびSV40 RNAプロセッシングシグナ
ルを用いる。該べクターはまた哺乳動物細胞培養物とイ
ー・コリ(E.coli)間を行き来できる。それはイー・コ
リ(E.coli)アンピシリン耐性について選択可能なマー
カーならびにイー・コリ(E.coli)DNA複製開始点を提
供するpBR322配列の誘導体を含有する。これらの配列は
プラスミドpML−2dに由来する。
BamH I粘着末端を含有する編集されたハイブリッドプ
ラスミノーゲンアクチベーター遺伝子をまずマウスメタ
ロチオネイン転写プロモーター要素およびSV40初期領域
転写プロセッシングシグナル間のプラスミド341−3
(ロー・エム・エフら(Law MF et al.)、エム・デ
イ・セル・バイオル(Md.Cell Biol.)F、、2110、
1983)のBgl II部位に挿入する。プラスミド142−6(A
TCC No.37134)をBamH Iで消化した後得られた完全なB
PVゲノムをユニークBamH I部位に結ぶ。プラスミド341
−3は細菌細胞内でのプラスミドの複製を可能とするpM
L2、pBR322誘導体も含有する。ここで組み立てた発現プ
ラスミドは染色体外エピソームとしてマウスC127細胞に
おいてもっぱら複製することができる。トランスフェク
トされた細胞は形質転換された表現型について選択でき
る。さらに、より高発現レベルのために特異的なエンハ
ンサー要素を加えることによる、または(ネオマイシン
耐性のごとき)薬剤耐性を遺伝子に挿入することによる
ごとき発現ベクターのさらなる修飾も可能である。
ΔEGFプラスミノーゲンアクチベーター 本明細書中で特に例示する表皮細胞成長因子ドメイン
を欠くプラスミノーゲンアクチベーターの調製のための
出発点はプラスミドptPBM1、pUKBMおよびpUKKNd16に基
づく。
t−PAについてのメッセンジャーRNA t−PAを産生するために内皮細胞成長因子(ECGF)お
よびヘパリンによって刺激された正常なヒト線維芽細胞
(WI−38細胞)からイソチオシアナート法(マニアティ
スら(Maniatis et al.)、モレキュラー・クローニ
ング、ア・ラボラトリー・マニュアル(Molecular Clo
ning,A Laboratory Manual))によって全RNAを単離
した。同一の刺激した細胞はウロキナーゼを産生する。
オリゴ−デオキシチミジン(dT)−セルロースカラム上
のクロマトグラフィー(アビブら(Aviv et al.)、
プロシーディングズ・オブ・ナショナル・アタデミー・
オブ・サイエンシズ(Proc.Natl.Acad.Sci.)USA、69
1408、1972)によって全RNAからメッセンジャーRNA(mR
NA)を得た。15−30%スクロース密度勾配における遠心
によってmRNAの分画をさらに行い、個々のmRNA画分を以
下に記載するごとき32P−プローブでハイブリダイズし
た。t−PAメッセージ(約20−24S)を含有する画分を
相補性DNA(cDNA)の調製に使用するためにプールし
た。
t−PA用の相補性DNA 前節に記載のプールしたmRNA(5μg)を用いて二本
鎖cDNAを得、末端ヌクレオチドトランスフェラーゼを用
いて該cDNAをポリデオキシシチジレート(ポリdC)でホ
モポリマーテールした。産生物をPst1消化のポリデオキ
シシグアニレート(ポリdG)テールしたpBR322と共にア
ニールした。アニールしたDNAを用いてコンピテントイ
ー・コリ(E.coli)294細胞を形質転換し、これを培養
して約105細菌クローンを産生した(マニアティスら(M
aniatis et al.)、ロク・シト(loc.cit.)229
頁)。
t−PAクローンのスクリーニングおよび同定 32P−ATPで放射能標識した後、以下の3つのオリゴヌ
クレオチドを用いて組換体クローンのライブラリーをス
クリーニングした。これらのオリゴマーはt−PA分子の
アミノ酸配列、34−39(17mer)、253−258(18mer)お
よび523−527(15mer)(ペニカ・デイら(Pennica et
al.)、ネイチャー(Nature)、301、214、1968)、1
7mer:5′−CCACTGTTG−CACCAGCA−3′;18mer:5′−CAC
ATCACAGT−ACTCCCA−3′;15mer:5′CGGTCGCATGTTG−TC
−3′)に対応する。約20のコロニーはプールしたプロ
ーブに対し中程度ないし強い相同性を呈した。これらの
コロニーの再画線培養および再ハイブリダイゼーション
は陽性シグナルを有する16のクローンを与えた。これら
のクローンから調製したプラスミドDNAをニトロセルロ
ースペーパー上にブロットし、個々のプローブでハイブ
リダイズした。2つのクローン(42および62a)は中央
(18mer)および3′末満(15mer)プローブ双方にハイ
ブリダイズした。プラスミドDNAのPst1での酵素消化
は、クローンNO.42が、1.1、0.6および0.4kbの3つのフ
ラグメントの形態で2キロベース(kb)より大きい最大
のインサートを含有することを示した。このクローン
は、5′−および3′−非翻訳領域を包含し、2600bpを
含有するt−PA遺伝子についての全長配列を含有する。
ptPBM−1 37℃にて約10μgのpWP42プラスミドDNAを9ユニット
のXho IIで2時間消化した。反応混合物を調製1.2%ア
ガロースゲルに付し、アガロースゲル中の電気泳動によ
って1618bp DNAフラグメントを単離した。粘着末端を
イー・コリ(E.coli)ポリメラーゼ1(クレノーフラグ
メント)およびdNTP(4つのデオキシヌクレオチドトリ
ホスフェート−dATP,dGTP,dCTPおよびdTTP)で満たした
後、かく修飾したDNA1μgをリン酸化したSal Iリンカ
ー300ngで一晩結んだ。フェノール/クロロホルム抽出
およびエタノール沈澱の後、該DNAを50UのSal1で4時間
消化し、反応混合物を調製1%アガロースゲルに適用し
て所望のDNAフラグメントを単離した。
Sal1末端を有する該DNAをSal1切断のpUC13に結び、こ
れを用いてイー・コリ(E.coli)JM103細胞を形質転換
し、該細胞をアンピシリンおよびX−galプレート上で
画線培養した。8つのアンピシリン耐性の白色コロニー
を選択し、増殖させてミニプラスミド調製物を調製し
た。2つのクローン(ptPS34BおよびptPS39)が所要のD
NAフラグメントを含有することが判明した。BamH Iおよ
びNar1で完全に消化したptPS39プラスミドDNA10μgを
調製アガロースゲルに付してt−PAのC末端についてコ
ード付けする1288bpフラグメントを得た。
37℃にて、pWP42を4ユニットのHga1で8時間消化す
ることによりt−PA遺伝子の5′末端を得た。1%アガ
ロースゲル中の電気泳動によって515bpフラグメントを
単離した。このDNAフラグメントの粘着末端をDNAポリメ
ラーゼ1(クレノーフラグメント)およびdNTPで満た
し、産生物をSma1切断のpUC13に結んだ。イー・コリ
(E.coli)JM103細胞を形質転換した後、約75のアンピ
シリン耐性の白色コロニーを得た。これらのコロニーの
うち24を増殖させてミニプラスミド調製物を調製した。
ミニプラスミド調製物をNar1で消化し、17のクローンが
いずれかの向きの所要のインサートを有することが判明
した沸騰法を用いて1のクローン(ptPHga4)をアンピ
シリンを含有するLB培地1.0リットル中で増殖させて大
量のプラスミドDNAを得た。該プラスミドDNA、ptPHga4
をBamH IおよびNar1で消化し、1.2%アガロースゲル上
の電気泳動に付してt−PAのN末端についてコード付け
する434bpDNAフラグメントを単離した。
1288bpDNA(300ng)および434bp(100ng)を一晩結ん
で1722bpDNAフラグメントを得た。BamH I切断のpUC13で
結んだ後、このDNAを用いてイー・コリ(E.coli)JM103
細胞を形質転換した。1000以上のアンピシリン耐性コロ
ニーが得られた。沸騰法によって12のコロニーからプラ
スミドDNAを調製した。BamH I、Nar1およびXho IIの各
々で切断することによって該プラスミドを同定した。得
られたプラスミドはすべて所望の1722bpDNAフラグメン
トを含有することが判明した。大規模なプラスミドDNA
調製用に、1のプラスミド(ptPBM1)を用いた。BamH I
で切断すると、このプラスミドは完全なt−PA分子につ
いてコード付けする1722bpDNAを生じた。
u−PAクローンのスクリーニングおよび同定 グルンステインら(Grunstein et al.)、プロシー
ディングズ・オブ・ナショナル・アカデミー・オブ・サ
イエンシズ(Proc.Natl.Acad.Sci.)USA、72、3961(19
75)の方法によって、t−PA遺伝子がそれから得られた
105組換体細菌コロニーのライブラリーを、前掲、放射
能標識した18merプローブでスクリーニングした。ジー
ン・マシーン(Gene Machine)(アプライド・バイオ
システムズ(Applied Biosystems))を用いる標準的
なリン酸トリエステル法によって合成したプローブは、
ウロキナーゼ遺伝子の中央部分(a.a.173−179)に対応
するオリゴマー配列−5′−GTA GAT GGC CGC AAA
CCA−3′−を示す。約13のクローンが中程度ないし
強いハイブリダイゼーション信号を示した。これらのク
ローンをテトラサイクリンを含有するLB培地2ml中で増
殖させ、ミニプラスミド調製物を調製した。RNASe10μg
/mlを含有するH2O 40μに該ミニプラスミド調製物を
溶解した。かく産生したDNA約8μを1ユニットのPst
1で消化し、産生物を1%アガロースゲル上の電気泳動
によって分離した。1のクローン(pUK53)はサイズ長
1.2、0.4および0.1kbの3つのインサートの形態で1.7kb
の最大インサートを含有することが判明した。ウロキナ
ーゼの完全な3′末端ヌクレオチド配列がPst1切断の1.
2kbDNAフラグメント中に存在していた。マキサムおよび
ギルバート(Maxam and Gilbert)法、メソッズ・イ
ン・エンザイモロジー(Methods Enzymol.)、によるヌ
クレオチド配列決定法により、該遺伝子の5′末端配列
はウロキナーゼ蛋白のシグナルペプチドコーティング領
域の最初の10のアミノ酸に対応する約30ヌクレオチドを
喪失していることが判明した。従って、喪失ヌクレオチ
ドに対応する二重鎖DNA配列を合成し、存在する遺伝子
に結んだ。
pUKBM−1 ウロキナーゼプラスミド(pUK53)DNAをNco1およびMs
t IIで切断し、産生物を1%アガロースゲル上の電気泳
動によって分離した。1198bpのDNAフラグメントを電気
溶出によって単離した。dNTPおよびイー・コリ(E.col
i)DNAポリメラーゼ(クレノーフラグメント)で満たす
ことによって、Nco1切断に対応するDNAフラグメントの
5′突出末端を平滑末端とした。次いで、該DNAをSma1
切断のpUC13に結び、修飾したプラスミドを用いてコン
ピテントイー・コリ(E.coli)JM103細胞を形質転換し
た。該DNAをpUC13のSma1部位に結んで、該インサートの
Nco1部位が再生された。該細胞をアンピシリンおよびX
−galプレート上で画線培養し、白色コロニーからミニ
プラスミド調製物を産生した。該ミニプラスミドDNA調
製物のNco1およびSal1での消化は約1200bpのDNAフラグ
メントを与えた。陽性クローン(pUKNM−3′)からの
大規模なプラスミドDNA調製を行い、Nco1およびSal1で
消化して大量の約1200bpDNAフラグメントを得、これを
調製アガロースゲル電気泳動によって分離した。
ウロキナーゼ蛋白の5′シグナルペプチドコーディン
グ領域の最初の10のアミノ酸に対応する約30のヌクレオ
チドを供するために、pUK53プラスミドDNAをまずPst1で
消化し、400bpDNAフラグメントを単離した。このDNAを
次いでScrF1で処理してDNAの242bpフラグメントを単離
した。該DNAの突出末端をdNTPおよびイー・コリ(E.col
i)DNAポリメラーゼ1(クレノーフラグメント)で満た
した。
適当な翻訳リーディングフレームを保持し、かつSal1
切断のpUC13における継代クローニングのためのDNAの両
末端上にSal1配列を供しつつ、38および42塩基対長の2
つの相補オリゴヌクレオチド配列をジーン・マシーン
(Gene Machine)で合成して喪失アミノ酸(−9ない
し−20)を供した。リガーゼ緩衝液(50mMトリス・HC
l、pH7.6、10mM MgCl2、10mMジチオスレイトール)
中、等モル量で2つのオリゴマーを混合し、5分間で80
℃まで加熱し、約1時間で室温まで冷却した。400ユニ
ットのT4 DNAリガーゼを用い、リガーゼ緩衝液中、4
℃にて、かく形成した2つの相補ヌクレオチド配列の二
重鎖(約1μg)を16時間で242bpDNAフラグメント約30
0ngに結んだ。結んだ混合物を1.2%アガロースゲル上の
電気泳動によって分離し、約320bpDNAフラグメントを電
気溶出によって単離した。このフラグメント(約20ng)
をSal1切断のpUC13 100ngに結び、該ベクターを用いて
コンピテントイー・コリ(E.coli)JM103細胞を形質転
換した。該細胞をアンピシリンX−galプレート上で画
線培養した。12の白色コロニーを選択し、増殖させてミ
ニプラスミド調製物を調製した。該ミニプラスミド調製
物をSal1で切断した。320bpDNAインサートを含有すると
考えられる1のクローンをプラスミドDNAの大規模調製
のために増殖させた。該DNAをSal1およびNco1で切断し
て、調製アガロースゲル電気泳動により、260bpDNAフラ
グメントを得た。
遺伝子の333bp位置に共通のNco1制限部位を含有する2
60bpDNAおよび1200bpDNAフラグメントを結ぶために等モ
ル量で混合した。結んだ産生物をSal1で切断し、調製1
%アガロースゲル電気泳動によって反応混合物を分離し
た。電気溶出によってて1460bpDNAフラグメントを単離
した。このDNAをSal1切断のpUC13に結び、該プラスミド
を用いてコンピテントイー・コリ(E.coli)JM103細胞
を形質転換し、これをアンピシリンおよびX−galプレ
ート上で画線培養した。12の白色コロニーを選択し、増
殖させて沸騰法によりミニプラスミド調製物を調製し
た。該ミニプラスミド調製物をSal1で切断し、1のクロ
ーン(pUKBM−1)が所望の1460bpDNAインサートを含有
することが判明した。pUKBM−1を大容量で増殖させて
プラスミドDNAを得た。合成リンカーを含有する5′末
端からのオリゴヌクレオチド配列をマキサム・ギルバー
ト(Maxam−Gilbert)法により配列決定してその真性を
確認した。
それにより、pUKBM−1プラスミド中のDNAインサート
が翻訳開始コドンATG(met、リーダー配列中の−20aa)
ならびに停止コドンAGAを含有するが証明された。この
完全な遺伝子はシグナルペプチドの20のアミノ酸(−1
ないし−20)および成熟ウロキナーゼ蛋白の411のアミ
ノ酸についてコード付けする。
pUKKNd16 ウロキナーゼ配列におけるbp204にて切断するSca1でp
UK53プラスミドDNA約10μgを完全に消化した。フェノ
ール抽出およびエタノール沈澱の後、DNAペレットを緩
衝溶液(10mM CaCl2、12mM MgCl2、0.2M NaCl、20mM
トリス・HCl(pH8.0)、1mM EDTA)50μに溶解し
た。エンドヌクレアーゼBal 31の1μ(2ユニット)
を反応混合物に加え、該混合物を30℃にて15秒間インキ
ュベートした(レゲルスキィ・アール・ジェイ、ジェイ
・エル・ホドネットおよびエイチ・ビイ・グレイ・ジュ
ニアー(Legerski,R.J.,J.L.Hodnett,and H.B.Gray,J
r.)、ヌクレイック・アシッド・リサーチ(Nucleic A
cid Res.)、、145、1978)。0.4M EDTA 5μの
添加により反応を停止した。この反応時間はDNAフラグ
メントの各末端から約80bp除去するのに十分であること
が判明した。フェノール抽出およびエタノール沈澱の
後、標準的な反応条件下でDNAをオリゴヌクレオチドリ
ンカー(10bp)に結んだ。配列がTGGAATTCCAであるオリ
ゴマーリンカー(EocR1/Nde1リンカー)を消化し、配列
TATG(a.a.51に対応)を含有するDNA末端に結んでNde1
部位(CATATG)を得る。加えて、pUC13ベクター中に引
き続いてクローニングを供するために制限部位、EcoR
1、をリンカーに組み入れた。フェノール抽出およびエ
タノール沈澱の後、該DNAをEcoR1で消化し、1%調製ア
ガロースゲル上の電気泳動によって分離した。340bpに
対応するDNAバンドを切断し、溶出し、エタノール沈澱
させた。このDNA約40ngをEcoR1切断のpUC13ベクターDNA
約0.4μgで結び、これを用いてコンピテントイー・コ
リ(E.coli)JM103細胞を形質転換した(マニアティス
ら(Maniatis et al.)、ロク・シト(loc.cit.)、2
50頁)。10のプレートから約1000の組換体コロニーを得
た。該細菌コロニーをニトロセルロースペーパー上でレ
プリカ画線培養し、放射活性なオリゴヌクレオチドプロ
ーブを用いるインサイチュ・ハイブリダイゼーションよ
ってスクリーニングした(グルンステインら(Grunstei
n et al.)、プロシーディングズ・オブ・ナショナル
・アカデミー・オブ・サイエンシズ(Proc.Natl.Acad.S
ci.)USA、72、3961、1975)。用いたオリゴヌクレオチ
ドプローブは18bp長(TTCCATATGAGGGGAATG)であり、Ec
oR1/Nde1リンカーからの最初の5のヌクレオチドおよび
a.a.51ないし54に対応するウロキナーゼ配列からの次の
13塩基対を含有するものである。12のクローンはX線フ
ィルム上で、中程度ないし強い信号を示した。これらの
12のクローンから調製したミニプラスミドDNAをNde1で
消化し、1%アガロースゲル上の電気泳動によって分離
した。1のクローン、pUKKNd16、は新しく生成したNde1
部位を含有することが判明した。
p5′HybF−5 反応混合物50μ中のptPBM−1プラスミドDNA約10μ
gをNar Iで消化して2つのDNAフラグメント−600bpお
よび3800bpを得た。より小さいNar Iフラグメント(600
bp)は単離されるべき400bpの目的DNAを含有していた。
反応混合物をBAL31緩衝液で100μ容量まで希釈して最
終濃度10mM CaCl2、12mM MgCl2、0.2M NaCl、20mMト
リス−Cl、pH8.0、1mM EDTAとした。30℃にて反応試験
管をBAL31 1μ(2u)と共に10秒間インキュベート
した。このインキュベーション時間は600bpDNAセグメン
トの各末端から50bp除去するのに十分であることが判明
した。この結果、1.2%アガロースゲル電気泳動に付す
と、DNAサイズが600bpから500bpに減少した。反応は0.4
M EDTA 5μの添加によって停止した。フェノール抽
出およびエタノール沈澱の後、イー・コリ(E.coli)ポ
リメラーゼ1(クレノー)およびdNTP(dATP、dCTP、dG
TP、dTTP)でDNAを平滑末端とした(マニアティスら(M
aniatis et al.)、ロク・シト(loc.cit.)109
頁)。該DNAを1.2%アガロース中で電気泳動に付し、50
0bpDNAセグメントを単離した。15℃にて、このDNA約100
ngをFsp I/EcoR Iオリゴヌクレオチドリンカー1μgで
一晩結んだ。名称が示唆するように、該リンカー、gca
gaa ttc tgc、は配列TGC(a.a.92)で終了するDNA
に結ぶとFsp I部位(TGC gca)を生じるように設計され
たものであった。加えて、EcoR I配列を該リンカーに組
み入れて引き続いてのEcoR I/pUC13ベクター中でのクロ
ーニングに便利な部位を供した。フェノール抽出および
エタノール沈澱の後、該DNAをEcoR Iで十分に消化し400
bpDNAフラグメントを1.2%アガロースゲルから単離し
た。このDNAおよびEcoR I切断のpUC 13の等モル量を結
び、産生物を用いてイー・コリ(E.coli)JM103を形質
転換した。数千の組換体コロニーが得られた。10のプレ
ートにおける約1000のコロニーをニトロセルロースペー
パー上で複製し、放射能標識したオリゴヌクレオチドプ
ローブを用いるインサイチュ・ハイブリダイゼーション
によってスクリーニングした(グルンステインら(Grun
stein et al.)、プロシーディングズ・オブ・ナショ
ナル・アカデミー・オブ・サイエンシズ(Proc.Natl.Ac
ad.Sci.)USA、72、3961、1975)。用いたプローブは18
ヌクレオチド長であり、DNA/リンカー結合にて生じたヌ
クレオチド配列を表わすよう設計したものであった。こ
れによりDNA/リンカー結合にて異なるヌクレオチドを有
するすべての望まないクローンの除去がほとんど保証さ
れた。ほぼ100のクローンはX線フィルムに暴露する
と、中程度ないし強いハイブリダイゼーション信号を与
えた。12のクローンをピックアップし、増殖させてミニ
プラスミド調製物を得た。該プラスミド含有溶液約8μ
を1ユニットのFsp Iで消化した。12のクローンのう
ち9つは新しく生成したFsp I部位を有していた。ベク
ター中のインサートの向きに依存して、Fsp I消化は500
bp(クローンNo.2、3、5、9)または150bp(クロー
ンNo.1、7、8、11、12)いずれかを示すであろう。最
終的な確認は、マキサム−ギルバート(Maxam−Gilber
t)法(メソッズ・イン・エンザイモロジー(Methods E
nzymol.)、65、1499、1980)によるヌクレオチド配列
決定法により行い、完全なシグナル配列およびt−PA遺
伝子のa.a.1−92に対応するアミノ酸についてコード付
けするDNAを含有するptPFsp−2なる名称のクローン2
におけるFsp I認識配列TGCGCAと共に、bp465(a.a.92)
位におけるFsp I部位(TGCGCA)の存在が示された。
ジーン・マシーン(Gene Machine)で8つの重複す
るオリゴヌクレオチドを調製することによって、第8図
に描いたごとく組織プラスミノーゲンアクチベーター
(t−PA)の第2クリングル(K2)に見い出されるアミ
ノ酸191ないし258に対応するDNA配列を化学的に合成し
た。オリゴマーIないしVIIIの全ヌクレオチド配列を第
9図に描く。オリゴマーVないしVIIIは相補的である。
二重鎖融合のために各フラグメントに10ヌクレオチド重
複を供する。オリゴマーIIないしVIIはポリヌクレオチ
ドキナーゼおよびATPでリン酸化した。オリゴIおよびV
IIIの5′末端は自己結びを回避するためにリン酸化し
なかった。すべての8つのオリゴを等量(各オリゴマー
1μg)で混合し、相補鎖間の二重鎖形成のために10分
間で65℃まで加熱し、次いで15℃にてT4 DNAリガーゼ
で一晩結んだ。フェノール抽出およびエタノール沈澱に
続き、アガロースゲル上の電気泳動に付すことにより22
8bpDNA産生物を位置決めしたが、それは5′および3′
両末端にEcoR I制限部位が付着し、各々5′および3′
末端に向かってユニークKpn IおよびAat II制限部位を
含有し、後者の制限部位はt−PAのa.a.191ないし258に
対応するDNQフラグメントを決定する。該228bpDNA産生
物を電気溶出し、ポリヌクレオチドキナーゼでリン酸化
し、EcoR I切断のpUC13に挿入した。12のクローンから
ミニプラスミド調製物を調製し、EcoR Iで切断して所望
の228bpインサート9を含有するクローンを同定した。
1のクローンを選択し、pK2*−5と名付けた。該クロ
ーンのヌクレオチド配列決定により、目的配列を含有す
るDNAは正しいリーディングフレーム中にあることが示
された。このDNA配列は、組換えおよび転写間のルーピ
ングアウトを回避するための所望のアミノ酸についての
別のコドン配列を含有する。
ptPFsp−2約10μgをFsp−1で消化して完全なシグ
ナルペプチド(a.a.−35ないし−1)およびa.a.92位に
ユニークFsp−1制限部位を有するt−PAの最初の92ア
ミノ酸についてコード付けする550bpDNAフラグメントを
得た。このDNA約1μgを、T4 DNAリガーゼで、ジーン
・マシーン(Gene Machine)で産生した第10図に描い
た二重鎖オリゴマー2μgに結んで186位のAlaの存在以
外はt−PAの第2クリングルのa.a.181−191に対応する
アミノ酸配列−Tyr−Phe−Gly−Asn−Gly−Ala−Ala−T
yr−Arg−Gly−Thr−の産生用に供し、および3′末端
にKpn−1部位(GGTACC)を供した。フェノール抽出お
よびエタノール沈澱の後、産生物をKpn−1で切断して6
10bpDNA画分を得、これをKpn−1切断のpK2*−5に挿
入してK2クリングルのN末端部分(a.a.181−191)につ
いてのコドンがt−PAのアミノ酸92を提供するコドンに
結合した組換体クローンを得た。この組換体クローンを
ptPK2*Kpn−9と名付けた。それは完全なシグナル配
列、t−PAのK2のa.a.1−91、続いてのa.a.180−258を
コード付けするヌクレオチド配列を含有する。Aat11お
よびEcoR Iで消化したこのプラスミドから所望の630bpD
NAフラグメントを得た。
a.a.95ないし205t−PAについてコード付けする情報を
含有する330bpDNAフラグメント(bp471−801)をEcoR I
およびAva11切断のptPBM−1から単離した。この330bpD
NAフラグメントを、K2*のアミノ酸259ないし261につい
てコード付けするジーン・マシーン(Gene Machine)
で調製の二重鎖オリゴマー、t−PAのK1のSer−Glu−Gl
y−Asn−Ser−Asp−およびアミノ酸92ないし95について
コード付けするヘプタペプチドリンカーに結んだ。産生
物をEcoR IおよびAat11で切断し、366bpDNAフラグメン
トを単離し、これを前節の630bpDNA配列に結んで996bpD
NAフラグメントを得た。このDNA配列を増幅のためのEco
R I切断のpUC13に挿入し、1の組換体クローンが所望の
産生物を含有するものとして同定された。このクローン
をp5′HybF−5と名付けた。
実施例1 Δ2-89t−PA ptPBM−1約10μgをBgl IIで消化し、調製アガロー
スゲル電気泳動によって2.8kbDNAフラグメントを単離し
た。このDNAのフラグメントはpUCベクターに対応し、t
−PAの完全なシグナルペプチド領域(−35ないし−1ア
ミノ酸)を含有する。
t−PAクリングル1の中および前に示した喪失アミノ
酸について供する化学的に合成した20および19塩基の2
つの相補オリゴヌクレオチド配列: をBgl II切断の2.8kbDNAに結んだ。このオリゴヌクレオ
チドリンカー配列は、Bgl IIおよびAva II切断のt−PA
遺伝子に連結させると、各々5′−および3′−末端に
てBgl IIおよびAva II制限部位を生じるように設計され
たものであった。ATPおよびポリヌクレオチドキナーゼ
で20塩基オリゴマーをリン酸化した。次いで、2つのオ
リゴマーを、リガーゼ緩衝液(50mMトリス−HCl、pH7.
6、10mM MgCl2、10mM DTT)中で等モル量で混合し、8
0℃まで5分間加熱し、約1時間で室温まで冷却した。B
gl II切断の2.8kbDNA約4μgを二重鎖リンカー約1μ
gに加え、15℃にて混合物をT4 DNAリガーゼと共に約1
6時間インキュベートした。フェノール抽出およびエタ
ノール沈澱の後、産生物をEcoR Iで十分に消化し、リー
ダー配列およびリンカーを含有する130bpDNAフラグメン
トを単離した。
ptPBM−1約10μgをAva IIで消化して、調製1%ア
ガロースゲル電気泳動により、747bpDNAフラグメント
(471ないし1218位)を単離した。該747bpDNAフラグメ
ントを次いでEcoR Iで消化して330bpDNAフラグメント
(471ないし801位)を得た。
前節で調製した130bpDNAフラグメントおよび330bpDNA
フラグメント各1μgを混合し、15℃にてリガーゼ緩衝
液中でT4 DNAリガーゼと共に約16時間インキュベート
した。フェノールでの抽出に続き、エタノールを加えて
産生物を沈澱させ、次いでこれをEcoR Iで消化して460b
pDNAフラグメントを得た。このDNAをEcoR I切断のpUC13
に結び、該産生物を用いてコンピテントイー・コリ(E.
coli)JM103細胞を形質転換し、これをアンピシリンお
よびX−galプレート上で画線培養した。12の組換体
(白色)コロニーを選択し、ミニプラスミド調製用の培
地1ml中で増殖させた。Ava II、Nar1またはEcoR Iおよ
びBgl IIでの消化によって該組換体プラスミド中のイン
サートの存在をチェックした。9つのクローンは、第1
図に示す向きの所要のインサートを含有することが判明
した。マキサム−ギルバート(Maxam−Gilbert)法(メ
ソッズ・イン・エンザイモロジー(Methods Enzymo
l.)、65、1499(1980)による1のクローンの配列決定
(p5′−Δ2-89−tP−4)により、望まれないDNA配列
(187−463位)の正しい欠失が確認された。
517位で始まるt−PA遺伝子のその部分についてコー
ド付けし、同時に517位にて共通のNar1制限部位を生じ
る、前節で産生したDNA配列に付け加えるために、ptPBM
−1およびp5′−Δ2-89−tP−4各約5μgをNar1およ
びBamH Iで消化して各々1300bpおよび200bpのDNAフラグ
メントを得た。15℃にてこれらの2つのDNAフラグメン
トを一晩結び、次いでBamH Iで消化してΔ2-89−t−PA
についてコード付けする全配列を含有する1500bpDNAフ
ラグメントを単離し、次いでこれをp341−3のBgl II部
位に挿入した。得られたプラスミドのBamH I部位におい
て8kbBPVゲノムDNAを挿入して完全なBVP−依存性発現ベ
クター(pΔ2-89tP−AMT−BPV−40)を得た。通常の培
養、回収、単離および精製技術により、アミノ酸2ない
し89のフィブロネクチンおよび表皮細胞発育因子領域の
欠けたプラスミノーゲンアクチベーターt−PAを得る。
このプラスミノーゲンアクチベーターは成熟t−PAにお
いて現れるバン・ゾネベルトら(Van Zonneveld et
al.)、ロク・シト(loc.cit.)によってDNA標識LK1−
2から産生されるものと、少なくとも位置1におけるSe
rにより、および成熟蛋白の正しいプロセッシングにお
いて役立つものの存在により異なる(Arg-1−Ser+1)。
実施例2 ΔEGF t−PA ptPBM−1約5μgをSty1で消化して約3.0kbおよび1.
35kbの2つのDNAフラグメントを得た。t−PA遺伝子の
5′末端(bp72ないし350)を含有するより大きいフラ
グメントを電気溶出によって単離した。このDNAフラグ
メントをBal 31で5秒間消化して3′末端からt−PAの
アミノ酸番号51に対応する約bp342(...TGC)位までの
約8つのbpを除去した。Bal 31での消化から得た混合物
を合成により調製した(Fsp1−EcoR1)リンカー、正し
くbp342....TGC配列に連結すると新しいFsp1制限部
位(...TGCgca...)を生じる5′−gcagaattctgc−3′
に結んだ。EcoR Iでのリンカー付着のBal 31消化産生物
の完全な消化により、約300bpのDNAフラグメントの混合
物を得、これを単離し、EcoR I切断のpUC13に挿入し、
次いでこれを用いてイー・コリ(E.coli)JM103細胞を
形質転換した。t−PAのアミノ酸48ないし51に対応する
12のヌクレオチドおよびリンカーに対応する9つのヌク
レオチドであるDNAとリンカーとの結合部で生成するヌ
クレオチド配列に相補させるために合成した放射能標識
の21merプローブでのインサイチュ・ハイブリダイゼー
ションによってこれらの形質転換細胞をスクリーニング
した。X線フィルム上で強いハイブリダイゼーション信
号を示す6つのクローンを培養してミニプラスミド調製
物を得た。該DNAをFsp1で消化し、1.2%アガロースゲル
電気泳動に付した。ベクター中のインサートの向きに応
じ、150bpおよび450bpDNAフラグメントの存在によって
証明されるごとく、3つのクローンはFsp1制限部位の存
在を示した。マキサム・ギルバート(Maxam Gilbert)
法によるヌクレオチド配列決定法により、Fsp1部位がt
−PAのアミノ酸51に対応する所望の位置にある1のクロ
ーンpl−51 tPFsp1が同定された。Fsp1およびEcoR1で
このプラスミドを消化して、最初の51のアミノ酸に対応
する300bpDNAフラグメントおよびt−PAの完全なリーダ
ー配列を得た。
ptPBM−1約10μgをAva IIで消化し、747bpDNAフラ
グメントを調製1%アガロースゲル電気泳動によって単
離した。粘着末端をイー・コリ(E.coli)DNAポリメラ
ーゼ1(クレノーフラグメント)およびdNTPで満たし、
該DNAをEcoR1で消化して約330bpのDNAフラグメントを得
た。前節で産生した300bpDNAフラグメントおよび330bpD
NAフラグメント各約0.5μgを4℃にて一晩でT4DNAリガ
ーゼおよびT4RNAリガーゼで平滑末端とした。産生物混
合物をフェノールで抽出し、エタノールで沈澱させ、Ec
oR1で切断して630bpDNAフラグメントを得た。該630bpDN
AフラグメントをEcoR1切断のpUC13に挿入し、該プラス
ミドを有してコンピテントイー・コリ(E.coli)JM103
細胞を形質転換した。18の組換体クローンを選択し、ミ
ニプラスミドDNA調製用に増殖させた。プラスミドDNAの
EcoR1、Nar1またはEcoR1およびBgl IIでの消化によって
所望のクローン、p5′ΔEGF−tP−11を同定した。マキ
サム・ギルバート(Maxam Gilbert)法による選択クロ
ーンのDNA配列決定によって、EGFドメインの欠失ならび
に正しいリーディングフレームの回復が確認された。
プラスミド、p5′ΔEGF−tP−11およびptPBM−1、を
Nar1およびBamH Iで消化して、各々、335bpおよび1300b
pのDNAフラグメントを単離した。該2つのDNAフラグメ
ントの等モル量を結び、次いでBamH Iで消化して約1635
bpのDNAフラグメントを単離し、これをpUC13中で増幅し
て組換体クローンpΔEGF−tP−pUC−22を得た。このDN
AはΔEGF−組織プラスミノーゲンアクチベーターについ
てのコーディング配列を含有する。このDNA配列のp341
−3、BPV−依存性発現ベクター、のBgl II部位への挿
入、続いての通常の培養、回収、単離および精製により
アミノ酸51−91に対応する表皮細胞成長因子を欠くt−
PAを得る。
実施例3 ΔEGF−ウロキナーゼ pUKBM−1約20μgをAcc1およびNco1で消化して263bp
DNAフラグメントを得、これをHinf1で切断した。位置70
ないし125bpに対応する55bpDNAフラグメントを電気泳動
によって反応産生物から単離した。
pUKKNd16約10μgをNde1で消化し、550bpDNAフラグメ
ントを単離した。
22および23塩基長の2つの相補オリゴマーを合成し、
等量混合して、各々、3′および5′末端においてNde1
およびHinf1制限部位が両側についた二重鎖オリゴマー
を得、喪失アミノ酸についてのヌクレオチド塩基および
遺伝子における正しいリーディングフレームを得た。該
二重鎖オリゴマーはヌクレオチド配列: で表される。この二重鎖オリゴマー約1μgを4℃にて
T4 DNAリガーゼで550bpDNAフラグメントに16時間にわ
たって結んだ。フェノール抽出およびエタノール沈澱の
後、産生物をEcoR1で消化し、360bpDNAフラグメントを
単離した。
55bpDNAフラグメントおよび360bpDNAフラグメントの
ほぼ等モル量を一晩結び、産生物をAcc1およびEcoR1で
消化して415bpDNAフラグメントを得、これをEcoR−1Acc
1切断のpUC13プラスミドに挿入した。増幅により組換体
クローンp5′Δ1-46UK−1を得、これをSal1および次い
でNco1で消化すると125bpDNAフラグメントが得られ、こ
れをpUKBM−1をSal1、続いてNco1で消化することによ
って得た1200bpDNAフラグメントに結んだ。該結んだDNA
フラグメントをSal1で消化して、ウロキナーゼの表皮細
胞成長因子領域についてコード付けするヌクレオチド13
7−274を欠く1325bpDNA配列を単離した。このDNAフラグ
メントをpUC13中で増幅して組換体クローンpΔEGF UK
−1を得た。このDNAのBPV−依存性発現ベクターのBgl
II部位への挿入、続いての通常の培養、回収、単離およ
び精製により、アミノ酸1ないし46に対応する表皮細胞
成長因子を欠くウロキナーゼを得る。
実施例4 ビ(アミノ酸1−44)、ΔEGF t−PA 実施例2で得たp5′−ΔEGF−tP−11約10μgをBgl I
Iで消化してシグナルペプチドおよび(t−PAのフィン
ガードメインのN末端部位に対応する)tPAの最初のア
ミノ酸の結合にてDNAを正確に切断した。調製1.0%アガ
ロースゲル上の電気泳動によって3.0kbDNAフラグメント
を単離した。細菌アルカリ性ホスファターゼで産生物を
脱リン酸化した。
(トリプレットコドン配列の異なる組の組み込みによる
ルーピング・アウトを防いで、同一のアミノ酸配列につ
いてコード付けするが2つのフィンガーDNA配列間にか
なりの異種構造を生じるように設計した)8つのオリゴ
マーをポリヌクレオチドキナーゼおよびATPで個々にリ
ン酸化し、15℃にてT4DNAリガーゼで一晩結び、フェノ
ール抽出およびエタノール沈澱によって回収し、Bgl II
で完全に消化する第4(a)図に示す手順の標準法によ
って化学的に合成した(第4(b)図に示され、t−PA
の全フィブロネクチンドメインを表す)132bpDNAフラグ
メントを該3.4kbDNAフラグメントに結んだ。
3.4kbおよび132bpDNAフラグメントを等モル量結んだ
産生物を用いてイー・コリ(E.coli)JM103細胞を形質
転換し、これを培養した。12の白色コロニーからミニプ
ラスミドDNAの調製を行った。該ミニプラスミドDNAのBg
l IIでの消化、続いての1.5%アガロースゲル上での電
気泳動及びマキサム・ギルバート(Maxam Gilbert)配
列決定法により、正しいインサートサイズおよび配列を
有する1のクローン、p5′FΔEGF−tP−1を同定し
た。このプラスミドDNAのBamH IおよびNar1での消化に
より、約450bpのDNAフラグメントが得られた。
ptPBM−1約10μgをNar1およびBamH Iで消化し、1.3
kbDNAフラグメントを単離した。
該1.3kb材料および450bpDNAフラグメントの約等モル
量を結び、BamH Iで切断して1.75kbDNAフラグメントを
得、これをBamH I消化のpUC13/イー・コリ(E.coli)JM
103系中で増幅した。該産生物DNAはビ(アミノ酸1−4
4)、シグナル配列を持つΔEGF−t−PA完全体について
コード付けした。
かく調製したDNAをBPV−依存性発現ベクターのBgl II
部位に挿入した。通常の培養、回収、単離および精製技
術により、2つの連続する(ビ−(アミノ酸1−44)フ
ィブロネクチンドメインを有するがEGFドメインを有し
ない表記産生物を得る。
出発物質として欧州特許出願0213794−A号に開示さ
れているポリクリングルプラスミノーゲンアクチベータ
ーを用いる正確に同一の手順が、ΔEGFポリクリングル
プラスミノーゲンアクチベーターの産生に適用できる。
出発材料としてp438からのHybA DNA/イー・コリ(E.co
li)MM294(ATCC 67175)を用い、本明細書中で開示し
た方法によるEGFドメインの欠失により、ΔEGF−(UKaa
1-131−Ser−Glu−Gly−Asn−Ser−Asp)1-91−t−PA
を得る。同様に、p504からのHybB DNA/イー・コリ(E.
coli)MM294(ATCC 67174)を用いて、ΔEGF−91−(U
Kaa50-131−Ser−Glu−Gly−Asn−Ser−SAsp)−92−t
−PAを、およびp113からのHybC DNA/イー・コリ(E.co
li)MM294(ATCC 67176)を用いてΔEGF−261−(Ser
−Glu−Gly−Asn−Ser−Asp−UKaa50-131)−262−t−
PAを得る。
同様に、以下の実施例により説明する組換え法によっ
て、アミノ酸55−62がEGFドメインから除去されたプラ
スミノーゲンアクチベーターが調製される。
実施例5 Δ55-62−91−(UKaa50-131−Ser−Glu−Gly−Asn−Ser
−Asp)−92 t−PA この組立てにおいて、8アミノ酸配列、HybB−PAのa.
a.55−62についてコード付けするDNA配列を部位定方向
化「ループ・アウト」突然変異によって欠失した。これ
を達成するために、ブルースクリプト(Bluescript)プ
ラスミドpBSM13-(ストラタジーン(Stratagene)、サ
ンディエゴ、カリフォルニア州)、ヘルパー相R408が存
在するか否かに依存して一本鎖または二本鎖形いずれか
で得られるM13修飾ベクター(ラッセルら(Russel et
al.)、ジーン(Gene)、45、333、1986;ヤニッシュ
−ペロンら(Yanisch−Perron et al.)、ジーン(Ge
ne)、33、109、1985)から該コーディング配列を含有
する組換体プラスミドを一本鎖(ssDNA)形で得た。
BamH1配列を両側に持つHybB−PA遺伝子をpBSM13-のBa
mH1部位に挿入し、次いでこれを用いてイー・コリ(E.c
oli)JM103細胞を形質転換した。インサートを含有する
白色コロニーをピックアップし、増殖させてプラスミド
DNAを単離し、BamH1での消化によって分析した。1のク
ローン、pBS−42はT7プロモーターと同一の向きのハイ
ブリッドB遺伝子を含有し、これはssDNAが(+)鎖で
あることを示す。このクローンを600マノメーターで約
0.3の光学密度まで増殖させ、続いて溶菌ファージとし
て細胞を殺しおよび培地中にssDNAベクターを放出する
ヘルパーファージでそれを感染させることによってこの
プラスミドのssDNA形を得た。次いで該細胞をエッペン
ドルフ(Eppendorf)微小遠心機によって全速力で5分
間遠心して沈降させ、[バルダリ・シイおよびセサレニ
・ジイ(Baldari C.andCesareni G.)1985)ジーン
(Gene)、35、27−32]に記載のごとくに、ssDNAを上
澄液から単離した。
a.a.55−62に対応するDNA配列をループ・アウトする
ために(第6図)、以下の(−)鎖または非コーディン
グ鎖(配列3′−TTT...を有する下側の鎖)の36bpオリ
ゴマーを合成した。
このオリゴマー配列は所望の欠失のいずれ側にも18bp
のスパンであってssDNA pBS−42と一緒のアニーリング
を容易とする。該オリゴマー約100ngをATPおよびポリヌ
クレオチドキナーゼでリン酸化し、65℃で10分間加熱
し、次いで30分間で徐々に室温まで冷却することによっ
て、結合用緩衝液(25μ)中、鋳型ssDNA約1μgま
でアニール化した。以下の:合計容量40μ中、10×結
合用緩衝液4μ、2.5mM dNTP(N=A、C、Gおよ
びT、等量で)2μ、10mM ATP4μ、遺伝子32蛋白
4μ、クレノーPol I 2μ、T4DNAリガーゼ1μを
添加し、15℃にて、合成反応(伸長)を6時間行った。
合成反応混合物10μを用いてJM109細胞を形質転換
し、これをアンピシリンを含有するLB−寒天プレート上
で画線培養した。
ニトロセルローグ濾紙上、ハイブリダイゼーションの
厳格な条件下で、32P−放射能標識したオリゴプローブ
(ループ・アウト反応で用いたに同じ)で複製したコロ
ニーのインサイチュ・ハイブリダイゼーションによって
所望のクローンのスクリーニングを行った。濾紙を低塩
(0.2×SSC)中、55℃にて3回洗浄し、X線フィルムに
暴露した。最高のハイブリダイゼーション信号を呈する
コロニーをピックアップし、増殖させてミニプラスミド
DNAを調製した。HybBのアミノ酸55の位置における、プ
ラスミドDNAのSty1での消化によって最初のスクリーニ
ングを行った。Sty1部位の喪失は、所望の欠失配列を有
するクローンを選択するための基本的基準として採用し
た。2つのクローンpΔ55-62HybB−1および−2をマ
キサム・ギルバート(Mawam Gilbert)法によるDNA配
列決定法に付し、所望の欠失を有することが判明した。
実施例1の方法により、pΔ55-62 HybB−1のBamH1
での消化によって得られた2kbDNAをBPV依存性哺乳動物
発現系に挿入した。通常の培養、回収、単離および精製
技術により表記プラスミノーゲンアクチベーターを得
る。
実施例6 Δ55-62t−PA t−PAから欠失されるべき配列はHybB−PAおよびt−
PA双方のEGFのドメインに位置するので、正確に同一の
試薬および手法を用いてΔ55-62t−PAを組み立てた。い
ずれの末端においてもBamH1配列に接したt−PA遺伝子
をまずクローン化してpBSN13-ベクターに入れてpBSt−P
Aを得、これを用いてssDNAを得た。a.a.55−62に対応す
るオリゴヌクレオチド配列をループ・アウトするため
に、実施例5に記載したのと同一のオリゴを用いてDNA
の第2(−)鎖をプライマー伸長させ、優れたクローン
をスクリーニングした(第7図)。DNA配列決定法によ
り、1のクローン、pΔ55-62t−PAは所望の欠失を有す
ることが判明した。
実施例1の方法により、pΔ55-62t−PAのBamH1での
消化によって得たDNAをBPV依存性哺乳動物発現系に挿入
した。通常の培養、回収、単離および精製技術により表
記プラスミノーゲンアクチベーターを得る。
実施例7 Δ55-62−91−[Ala186−K2]−92−t−PA p5′HybF−5はATCC 67570に見い出されるHybF遺伝
子のbp72−801DNAセグメントを含有する部分的クローン
である。この遺伝子において、合成クリングル(K−2
*)配列をt−PA遺伝子のbp462/463(a.a.91/92)位に
挿入した。8のアミノ酸(a.a.55−62)の欠失はbp352
−375に対応する。
p5′HybF−5 DNA約10μgをBamH1およびEcoO 109
で消化してK−2*が挿入されたハイブリッドF bp380
−801に対応する675bp DNAフラグメントを単離した。p
Δ55-62t−PA−7約20μgをまずBamH1で消化して1.7kb
および2.6kbDNAフラグメントを得た。約1.7kbDNAフラグ
メントをさらにEcoO 109で消化して280bpDNAフラグメ
ントを単離した。2つのDNAフラグメント、675bpおよび
280bp、を等モル量で結んだ。フェノール抽出およびメ
タノール沈澱に続き、反応混合物をNar1およびBamH1で
消化して660bpDNAフラグメントを単離した。ptPBM−1
約10μgをNar1およびBamH1で切断して1300bpDNAフラグ
メントを単離した。2つのフラグメント、660bpおよび1
300bp、を結び、BamH1で切断し1960bp配列を単離した。
このDNAをBamH1切断のpUC13に挿入し、次いでこれを用
いてイー・コリ(E.coli)JM109細胞を形質転換した。
1の組換体クローン、pΔ55-62HybF−15、は表記化合
物に対応する完全な遺伝子を含有することが判明した。
実施例1の方法により、pΔ55-62HybF−15をBamH1で
消化することによって得た遺伝材料をBPV依存性哺乳動
物発現系に挿入した。通常の培養、回収、単離および精
製により小さなプラスミノーゲンアクチベーターを得
た。
t−PAに比し、本発明のΔEGFおよびEGF修飾プラスミ
ノーゲンアクチベーターは肝臓膜に対する親和性の顕著
な減少を示し、その結果、それらは循環に戻され、ここ
にそれらは30分過剰の半減期を示し、それにより閉塞動
脈の再疎通用血栓溶解性物質の一定の供給を確実とす
る。
本発明のΔEGFおよびEGF修飾プラスミノーゲンアクチ
ベーターは、t−PA自体と同様にしておよびそれと同様
のデリバリビヒクルを通じて血管の偶発症の治療に用い
る。かくして、本発明のプラスミノーゲンアクチベータ
ーは、ポリペプチドをt−PAに適用される当該分野で公
知の適当な医薬上許容されるビヒクルに溶解または懸濁
させることによって医薬組成物に処方できる。血管内注
射または注入によるそれを必要とする哺乳動物への投与
はすでにt−PAそれ自体に関して確立された技術により
行うことができる。約6ないし12時間での約440IU/kg/
時間の静脈内一次投与量がt−PAを用いる場合の慣行で
ある。
実施例1、2および3で産生したプラスミドは1987年
1月21日にメリーランド州20852、ロックビル(Rockvil
le)、パークローン・ドライブ(Parklawn Drive)123
01、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション
(American Type Culture Collection)に寄託し、
以下に示す受託番号が与えられた。
1.イー・コリ(E.coli)HB−101におけるpΔ89tP
−AMT−BPV−40−ATCC 67299 2.イー・コリ(E.coli)JM−103におけるpΔEGFtP−pU
C−22−ATCC 67300 3.イー・コリ(E.coli)JM−103におけるpΔEGFUK−1
−ATCC 67301 実施例5、6および7で産生されたプラスミドは1987
年12月18日に同コレクション(Collection)に寄託し、
以下の受託番号が与えられた。
5.イー・コリ(E.coli)MM294におけるpΔ55-62−91
(UKaa50-131−Ser−Glu−Gly−Asn−Ser−Asp)−92−
t−PA−BPV−14−ATCC 67588 6.イー・コリ(E.coli)MM294におけるpΔ55-62−t−
PA−BPV12−ATCC 67589 7.イー・コリ(E.coli)MM294におけるpΔ55-62−91−
[Ala186−K2]−92−t−PA−BPV−6−ATCC 67590
フロントページの続き (72)発明者 リー,ショウグァング・リン アメリカ合衆国ペンシルベニア州19085、 ビラノーバ、サウス・スプリング・ミ ル・ロード 155番 (72)発明者 ハング,ポール・ピイ アメリカ合衆国ペンシルベニア州19010、 ブリン・モール、ランブルウッド・ドラ イブ 506番 (56)参考文献 欧州公開207589(EP,A1) FEBS Lett.,189(1) (1985)p.145−149 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) BIOSIS(DIALOG) WPI(DIALOG) EPAT(QUESTEL)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Δ2-89−組織プラスミノーゲンアクチベー
    ター(ここで、「Δ2-89」は後に記載したt−PAのアミ
    ノ酸2〜89を欠失させることを意味する)。
JP63501756A 1987-01-30 1988-01-29 脱―表皮細胞成長因子プラスミノーゲンアクチベーター Expired - Lifetime JP2983997B2 (ja)

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