JP2983606B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JP2983606B2
JP2983606B2 JP2276677A JP27667790A JP2983606B2 JP 2983606 B2 JP2983606 B2 JP 2983606B2 JP 2276677 A JP2276677 A JP 2276677A JP 27667790 A JP27667790 A JP 27667790A JP 2983606 B2 JP2983606 B2 JP 2983606B2
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    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C13/00Tyre sidewalls; Protecting, decorating, marking, or the like, thereof
    • B60C13/02Arrangement of grooves or ribs
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
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    • B60C15/02Seating or securing beads on rims
    • B60C15/024Bead contour, e.g. lips, grooves, or ribs
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T152/00Resilient tires and wheels
    • Y10T152/10Tires, resilient
    • Y10T152/10495Pneumatic tire or inner tube
    • Y10T152/10819Characterized by the structure of the bead portion of the tire

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、ビード部の耐久性を向上させた空気入り
タイヤに関する。
従来の技術 従来、ビード部の耐久性を向上させた空気入りタイヤ
としては、例えば英国特許第1210935号明細書に記載さ
れているようなものが知られている。このものは、ビー
ドの軸方向内側にカーカスプライの本体部を有するとと
もに、ビードの軸方向外側に前記カーカスプライの本体
部に沿って延びる外側プライを有する空気入りタイヤに
おいて、前記外側プライの半径方向外端から半径方向外
側に10〜50mm離れたタイヤ外表面に深さが形成位置にお
けるタイヤ厚さの1/10〜1/2である凹みを形成したもの
である。そして、前記凹みは周方向に連続したものでも
よく、また、多数設けるとともに周方向に互いに離して
配置してもよいのである。
発明が解決しようとする課題 ここで、前述のような凹みは、前記明細書に記載され
ているようなビードベース部のタイヤ回転軸線に対する
傾斜角が5度程度である空気入りタイヤにおいては、何
等問題なくビード耐久性を向上させることができるが、
近年その使用が顕著に増加しているビードベース部のタ
イヤ回転軸線に対する傾斜角が15度程度である空気入り
タイヤに何等の考慮を払う事なくこのような凹みを形成
すると、以下のような問題が生じるのである。即ち、前
述した傾斜角が5度程度の空気入りタイヤは、かなり高
い(リムベース径の0.038倍から0.055倍程度)リムフラ
ンジを有するリムに装着されるため、タイヤのビード部
とこのリムフランジとの間にタイヤとリムとを接合する
大きな力が発生し、この結果、タイヤとリムとの滑りを
防止するためにビード部の肉厚を特別に厚くする必要は
ないが、前述の傾斜角が15度程度の空気入りタイヤにあ
っては、装着されるリムのリムフランジの高さが低く
(リムベース径の0.020倍から0.029倍程度)、タイヤの
ビード部とこのリムフランジとの間で生じるタイヤとリ
ムとの接合力が小さいので、タイヤのビードベース部と
リムのビードシート部との間でタイヤとリムとの接合力
を発生させてタイヤとリムとの滑りおよびこの滑りに基
ずくビード部故障を防ぐために、ビードベース部の肉厚
を厚くしており、また、ビード部の周方向の剛性が急激
に変化して負荷転動時にタイヤの回転方向の変形が集中
しビード部故障に至ることがないように、ビードベース
部付近からタイヤ最大幅位置にかけてビード部の肉厚を
漸次減少させている。このようにビード部を構成する各
部がビード部耐久性向上の機能を分担しているにも拘ら
ず、何等の考慮を払う事なく従来技術に記載されている
凹みを傾斜角が15度程度の空気入りタイヤのビード部に
形成すると、例えば周方向に連続した凹みを形成した場
合には、元来ビード部は肉厚が厚く周方向の剛性が大き
い構造であるために剛性の低減する程度が著しくなって
負荷転動時にタイヤの回転方向の変形が集中し、この結
果、該凹みの底面にタイヤの周方向に対し斜め方向のク
ラック(ダイアゴナルクラック)が発生しこれがタイヤ
内部へと進展するためにビード部耐久性が低下してしま
い、また、周方向に離れた多数の凹みを形成した場合に
は、凹みの諸元によって凹みによる外側プライの半径方
向外端の圧縮歪を低減させる効果が得られずビード部耐
久性向上の効果が発揮できなかったり、あるいは周方向
の剛性の低下から前述のようにダイアゴナルクラックが
発生してビード部耐久性が低下してしまうのである。
この発明の目的は、ビードベース部のタイヤ回転軸線
に対する傾斜角が15度程度である空気入りタイヤに周方
向に離れた多数の凹みを形成した場合に、ビード部の周
方向剛性を使用に充分な値まで高めつつ耐久性を向上さ
せることにある。
課題を解決するための手段 このような目的は、ビードの軸方向内側にカーカスプ
ライの本体部を有するとともに、ビードの軸方向外側に
前記カーカスプライの本体部に沿って延びる外側プライ
を有し、該外側プライの半径方向外端からタイヤ最大幅
位置までの間のタイヤ外表面に深さが形成位置における
タイヤ厚さの1/10〜1/2である周方向に離れた多数の凹
みが形成され、ビードベース部のタイヤ回転軸線に対す
る傾斜角が15度程度である空気入りタイヤにおいて、こ
れら凹みの周方向ピッチをPとし、隣接する凹み間の最
短距離をBとし、前記ピッチPから最短距離Bを減じた
値を凹みの周方向幅Wとし、リムベース径をDとしたと
き、前記周方向幅Wを周方向ピッチPの0.4倍から0.8倍
の範囲になすとともに、最短距離Bをリムベース径Dの
0.06倍以下とすることにより達成することができる。
作用 一般に、ビードベース部のタイヤ回転軸線に対する傾
斜角が15度程度である空気入りタイヤは、ビード部を構
成する各部が該ビード部の耐久性を向上させる機能を分
担しているため、外側プライの半径方向外端からタイヤ
最大幅位置までの間のタイヤ外表面に深さが形成位置に
おけるタイヤ厚さの1/10〜1/2である周方向に離れた多
数の凹みを形成すると、凹みの諸元によっては凹みによ
るビード部耐久性向上の効果が発揮できなかったり、あ
るいは周方向の剛性の低下から負荷転動時にタイヤの回
転方向の変形が集中し、該凹みの部分にダイアゴナルク
ラックが発生してビード部耐久性が低下してしまう。こ
のため、この発明では、凹みの周方向ピッチをPとし、
隣接する凹みの最短距離をBとし、前記ピッチPから最
短距離Bを減じた値を凹みの周方向幅Wとし、リムベー
ス径をDとしたとき、前記周方向幅Wを周方向ピッチP
の0.4倍以上として凹みの存在割合が少な過ぎないよう
にし、これにより、タイヤが負荷転動するときに外側プ
ライの半径方向外端に生じる圧縮歪を低減させビード部
耐久性を向上させる効果を発揮させるとともに、最短距
離Bをリムベース径Dの0.06部以下として凹み間の間隔
が長くなり過ぎ前述の凹みによるビード部耐久性を向上
させる効果が発揮できない部位が発生しないように凹み
を周方向にほぼ均一に分散させ、これにより、凹みによ
るビード部の耐久性向上効果を周方向に均一にかつ確実
に発揮させるようにしている。しかも、前記周方向幅W
を周方向ピッチPの0.8倍以下として凹みの存在割合が
多過ぎないようにし、これにより、ビード部の周方向剛
性が著しく低減することを防ぎ、タイヤの回転方向の変
形の集中により該凹みの部分でダイアゴナルクラックが
発生しないようにビード部の周方向剛性を使用に充分な
値まで高めて耐久性を向上させるようにしている。
実施例 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1、2図において、1は空気入りラジアルタイヤで
あり、このタイヤ1はビード2が埋設された一対のビー
ド部3を有し、各ビード部3のビードベース部4はタイ
ヤ1の回転軸線に対して15度程度の角度Aを保って傾斜
している。また、前記タイヤ1はこれらビード部3から
ほぼ半径方向外側に向かって延びる一対のサイドウォー
ル部5と、これらサイドウォール部5の半径方向外端同
士を連ねる略円筒状のトレッド部6と、を有する。そし
て、前記タイヤ1は一方のビード部3から他方のビード
部3まで延びるトロイダル状をしたカーカス層11によっ
て補強され、このカーカス層11は内部にラジアル方向
(子午線方向)に延びる多数本のコードが埋設された少
なくとも1枚のカーカスプライ12から構成されている。
前記カーカスプライ12はビード2の軸方向内側に位置す
る本体部13と、ビード2の周りを外側に折返されるとと
もに本体部13に沿って、即ち本体部13にほぼ平行に延び
ることにより、ビード2の軸方向外側に位置する外側プ
ライとしての折返し部14と、から構成されている。ま
た、この実施例では、ビード部3におけるカーカスプラ
イ12の外側に補強プライ15が配置され、この補強プライ
15は前記折返し部14を補強している。ここで、ビード2
より軸方向外側の補強プライ15の半径方向外端16は折返
し部14の半径方向外端17より半径方向内側に位置してい
るため、前記折り返し部14が前述のように外側プライに
該当することになる。逆に、補強プライ15の半径方向外
端16が折返し部14の半径方向外端17より半径方向外側に
位置している場合には、補強プライ15が外側プライに該
当することになる。前記カーカス層11の半径方向外側に
は少なくとも2枚のベルトプライ20からなるベルト層21
が配置され、これらのベルトプライ20内には周方向に対
して傾斜した多数本の補強コードが埋設されるととも
に、これらの補強コードは隣接するベルトプライ20にお
いて互いに交差している。また、前記ベルト層21の半径
方向外側には主溝、横溝等の溝23が形成されたトップト
レッド24が、さらに、前記カーカス層3の軸方向両外側
にはサイドトレッド25がそれぞれ配置されている。31は
前記タイヤ1の回転軸線に対し15度程度で傾斜するビー
ドシート部32を有するリムであり、このリム31にタイヤ
1が装着されたとき、該タイヤ1のビード部3はビード
シート部32にそれぞれ着座される。ここで、ビードシー
ト部32の傾斜角が15度程度であるリム31は、リムフラン
ジ33の高さHがリムベース径Dの0.020倍から0.029倍ま
でとかなり低く、ビード部3とリムフランジ33との間の
接合力だけでタイヤ1とリム31との周方向の滑りを抑制
することは難しいため、このリム31に装着されるタイヤ
1はビードベース部4とビードシート部32との間でタイ
ヤ1とリム31との接合力を発生させてタイヤ1とリム31
との滑りおよび該滑りに基ずくビード部故障を防止する
ためにビードベース部4の肉厚を厚くするとともに、ビ
ード部3の周方向の剛性が急激に変化して負荷転動時に
タイヤ1の回転方向の変形が集中しビード部3が故障に
至ることがないようにビードベース部4付近からタイヤ
最大幅位置Mにかけてビード部3の肉厚を漸次減少させ
ている。
そして、このようなタイヤ1に荷重を負荷しながら走
行させると、該タイヤ1の接地側のサイドウォール部5
は路面からの反力を受けて撓み、この結果、撓んだ部位
の内部に応力が生じ、この内部応力は折返し部14の半径
方向外端17に大きな圧縮歪を生じさせる。このため、こ
の実施例では、タイヤ外表面28に、深さGが形成位置
(凹みの最深部の位置)におけるタイヤ厚さCの1/10〜
1/2である周方向に離れた多数の凹み30を形成したので
ある。ここで、これら凹み30はその最深部が折返し部14
の半径方向外端17とタイヤ最大幅位置Mとの間に位置し
ていればよく、例えば、凹み30の半径方向外側部が部分
的にタイヤ最大幅位置Mを超えて半径方向外側に延びて
いたり、あるいは、凹み30の半径方向内側部が部分的に
折り返し部14の半径方向外端17を超えて半径方向内側に
延びていてもよい。このようなことから凹み30より半径
方向外側に生じている内部応力がこの凹み30によって遮
断され、折返し部14の半径方向外端17への内部応力の影
響が低減されるのである。
ここで、前述のようにビードベース部4の傾斜角Aが
15度程度であるタイヤ1は、ビード部3を構成する各部
が該ビード部3の耐久性を向上させる機能を分担してい
るため、前述のような多数の凹み30を形成すると、凹み
30の諸元によっては凹み30によるビード部耐久性の向上
効果が発揮できなかったり、あるいは周方向の剛性の低
下から負荷転動時にタイヤの回転方向の変形が集中し、
該凹みの部分にダイアゴナルクラックが発生してビード
部耐久性が低下してしまうおそれがある。このため、こ
の実施例では、凹み30の周方向ピッチをPとし、隣接す
る凹み30間の最短距離をBとし、前記ピッチPから最短
距離Bを減じた値を凹み30の周方向幅Wとしたとき、前
記周方向幅Wと周方向ピッチPの0.4倍以上としてい
る。その理由は、周方向幅Wが周方向ピッチPの0.4倍
未満であると、周方向における凹み30の存在割合が少な
くなり過ぎて、該凹み30によるビード部3の耐久性向上
効果が殆ど無くなるからである。ここで、周方向ピッチ
Pとは、隣接する2つの凹みの周方向一側に位置する側
縁上の最も周方向一側端のうちで半径方向最内側に位置
する点の間の周方向長さをいい、また、前述の最も周方
向一側端とは、タイヤの回転軸から1つの凹みの両側縁
に対して半径方向に引いた接線間の角度が最大となるよ
うな凹みの一側の側縁上の線または点をいう。したがっ
て、凹み30が矩形ではなく、例えば第3図に示すような
十字形の場合には、周方向ピッチPは同図に示すように
なる。また、前記最短距離Bをリムベース径Dの0.06倍
以下としている。その理由は、最短距離Bがリムベース
径Dの0.06倍を超えていると、凹み30間の間隔が長くな
り過ぎて凹み30によるビード部3の耐久性向上効果が発
揮できない部位が発生するからである。さらに、前記周
方向幅Wを周方向ピッチPの0.8倍以下としている。そ
の理由は、周方向幅Wが周方向ピッチPの0.8倍を超え
ていると、周方向における凹み30の存在割合が多くなり
過ぎて、ビード部30の周方向剛性が使用に耐えられる値
未満となりビード部3の耐久性が低下してしまうからで
ある。このようなことから折返し部14の半径方向外端17
近傍における圧縮歪が確実に低減され、該部位における
セパレーションが阻止されてビード部3の耐久性が向上
するのである。
次に、試験例を説明する。この試験に当っては、タイ
ヤ外表面にW/Pの値が0.306でB/Dの値が0.0892である多
数の凹みが形成された比較タイヤ1と、タイヤ外表面に
W/Pの値が0.298でB/Dの値が0.0297である多数の凹みが
形成された比較タイヤ2と、タイヤ外表面にW/Pの値が
0.897でB/Dの値が0.0892である多数の凹みが形成された
比較タイヤ3と、タイヤ外表面にW/Pの値が0.897でB/D
の値が0.0297である多数の凹みが形成された比較タイヤ
4と、タイヤ外表面にW/Pの値が0.589でB/Dの値が0.089
2である多数の凹みが形成された比較タイヤ5と、タイ
ヤ外表面にW/Pの値が0.410でB/Dの値が0.0297である多
数の凹みが形成された供試タイヤ1と、タイヤ外表面に
W/Pの値が0.597でB/Dの値が0.0297である多数の凹みが
形成された供試タイヤ2と、タイヤ外表面にW/Pの値が
0.794でB/Dの値が0.0297である多数の凹みが形成された
供試タイヤ3と、タイヤ外表面にW/Pの値が0.606でB/D
の値が0.0595である多数の凹みが形成された供試タイヤ
4と、を準備した。ここで、各タイヤはサイズが11/70
R22.5であり、これら各タイヤに対して折り返し部の半
径方向外端から半径方向外側に15mmだけ離れた位置に深
さGがタイヤ厚さC(28mm)の1/3で半径方向長さLが4
5mmであるほぼ矩形の凹みを周方向に実質上等間隔に形
成した。試験は8.5kg/cm2の内圧で5000kgの荷重を作用
させながらドラム上をビード部に破損が発生するまで時
速60kmで各タイヤを走行させた。その結果を比較タイヤ
1を100として指数表示で示すと、比較タイヤ2では10
4、比較タイヤ3では90、比較タイヤ4では95、比較タ
イヤ5では104であったが、供試タイヤ1では118、供試
タイヤ2では124、供試タイヤ3では128、供試タイヤ4
では118となり、ビード部の耐久性が向上した。なお、
前記指数100は実際には23700kmであった。また、破損状
況は、比較タイヤ1、比較タイヤ2、比較タイヤ5、供
試タイヤ1、供試タイヤ2、供試タイヤ4は外側プライ
であるカーカスプライの折り返し部半径方向外端でのセ
パレーション故障であり、比較タイヤ3、比較タイヤ4
はタイヤ外表面に形成された凹みに生じたダイアゴナル
クラックがタイヤ内部へと拡大、進展したことによる故
障であり、供試タイヤ3は前述の二つの故障の併発によ
るものであった。
なお、前述の実施例においては、タイヤ外表面28に形
成された凹み30の半径方向長さLを大きな値、例えば折
り返し部14の半径方向外端17からタイヤ最大幅位置Mま
での距離の0.6倍程度としているが、この発明において
は、第4図に示すように凹み40の半径方向長さLを小さ
な値、例えば折り返し部14の半径方向外端17からタイヤ
最大幅位置Mまでの距離の0.3倍程度としてもよい。ま
た、前述の実施例においては、各タイヤ1本内で、各凹
み30の周方向ピッチPおよび周方向幅Wを同一値とした
が、この発明においては、周方向にそれぞれが変化する
ようにしてもよい。
発明の効果 以上説明したように、この発明によれば、ビード部の
周方向剛性を使用に充分な値まで高めつつ耐久性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すタイヤの子午線断面
図、第2図は第1図のタイヤの側面図、第3図はこの発
明の他の実施例を示すタイヤの側面図、第4図はこの発
明のさらに他の実施例を示すタイヤの側面図である。 1……空気入りタイヤ、2……ビード 4……ビードベース部、12……カーカスプライ 13……本体部、14……外側プライ 17……半径方向外端、28……タイヤ外表面 30……凹み、A……傾斜角 C……タイヤ厚さ、G……深さ M……タイヤ最大幅位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−56210(JP,A) 特開 昭56−160204(JP,A) 特開 平3−186409(JP,A) 特開 昭55−19685(JP,A) 実開 昭61−129604(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60C 13/00 B60C 15/00 B60C 13/02 B60C 5/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビードの軸方向内側にカーカスプライの本
    体部を有するとともに、ビードの軸方向外側に前記カー
    カスプライの本体部に沿って延びる外側プライを有し、
    該外側プライの半径方向外端からタイヤ最大幅位置まで
    の間のタイヤ外表面に深さが形成位置におけるタイヤ厚
    さの1/10〜1/2である周方向に離れた多数の凹みが形成
    され、ビードベース部のタイヤ回転軸線に対する傾斜角
    が15度程度である空気入りタイヤにおいて、これら凹み
    の周方向ピッチをPとし、隣接する凹みの最短距離をB
    とし、前記ピッチPから最短距離Bを減じた値を凹みの
    周方向幅Wとし、リムベース径をDとしたとき、前記周
    方向幅Wを周方向ピッチPの0.4倍から0.8倍の範囲にな
    すとともに、最短距離Bをリムベース径Dの0.06倍以下
    としたことを特徴とする空気入りタイヤ。
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