JP2983225B2 - 投写型表示装置 - Google Patents

投写型表示装置

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JP2983225B2 JP1101729A JP10172989A JP2983225B2 JP 2983225 B2 JP2983225 B2 JP 2983225B2 JP 1101729 A JP1101729 A JP 1101729A JP 10172989 A JP10172989 A JP 10172989A JP 2983225 B2 JP2983225 B2 JP 2983225B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は投写型表示装置に関し、表示部の表示画像を
光学系を用いて大型のスクリーンに拡大・投写する場合
に用いて有用なものである。
<従来の技術> 第16図は従来技術に係る投写型表示装置を示す原理図
である(特開昭62−159120号参照)。同図に示すよう
に、この投写型表示装置において、光源51から照射した
光は、コンデンサレンズ52によりコリメートされ、液晶
ライトバルブ等の表示装置53を透過して投写レンズ54に
入射する。この結果、表示装置53に形成された表示画像
が投写レンズ54によりスクリーン55上に拡大・投写され
る。
<発明が解決しようとする課題> 上記従来技術においては次のような問題がある。
1)投写表示の精細度は、表示装置53の精細度により決
まるが、表示装置53の精細度はその時点の技術等で一義
的に決ってしまい、それ以上の高精細度化は実現できな
い。
2)スクリーン55上の明るさは光源51の明るさと投写面
積の大きさに関係するが、表示装置53の性質から光源51
の輝度には限りがある。したがって、この制限のため、
特に大画面表示を行なう場合には充分明るくできない場
合が生じ、スクリーン55上においては充分な画質が得ら
れない場合がある。
本発明は、上記従来技術に鑑み、高精細度化及び高輝
度化を容易に実現し得る投写型表示装置を提供すること
を目的とする。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成する本発明の構成は、 1つの原画像を投写して表示する投写型表示装置にお
いて、 光軸が互いに平行になるよう配設された複数個の投写
レンズ及び投写レンズを介してスクリーン上に投写像を
形成させるための光源とを含む複数個の投写機能部と、 各投写機能部により夫々拡大・投写される表示画像の
スクリーン上の領域を夫々ずらして全体として1枚の原
画像が合成されるよう、各光軸に対する位置を各光軸に
対して垂直方向にずらして配設するとともに、映像デー
タを再生して得る表示画像を夫々形成する複数個の表示
機能部と、 各表示機能部に表示された表示画像を集光して各投写
機能部の投写レンズに入射させるとともに、各表示機能
部の各画素に対応して夫々配設され、各表示機能部毎に
これら各表示機能部の画素の像を集光する複数個の集光
レンズで構成した複数個の光学部と、 原画像の映像データを複数の映像データ群に分割して
各表示機能部に夫々供給する画像分配機能部とを有する
ことを特徴とする。
また、1つの原画像を投写して表示する投写型表示装
置において、 光軸が互いに平行になるように配設された複数個の投
写レンズ及び投写レンズを介してスクリーン上に投写像
を形成させるための光源とを含む複数個の投写機能部
と、 各投写機能部により夫々拡大・投写される表示画像の
スクリーン上の領域を夫々ずらして全体として1枚の原
画像が合成されるよう、各光軸に対する位置を各光軸に
対して垂直方向にずらして配設するとともに、映像デー
タを再生して得る表示画像を夫々形成する複数個の表示
機能部と、 各表示機能部に表示された表示画像を集光して各投写
機能部の投写レンズに入射させるとともに、各表示機能
部の各画素に対応して夫々配設され、各表示機能部毎に
これら各表示機能部の画素の像を集光する複数個の集光
レンズと、これら集光レンズで夫々生成される像の全体
を各表示機能部毎に空間に結像させる複数個の他の集光
レンズとで構成した複数個の光学部と、 原画像の映像データを複数の映像データ群に分割して
各表示機能部に夫々供給する画像分配機能部とを有する
ことを特徴とする。
<作用> 上記構成の本発明によれば、複数の表示機能部によ
り、原画像を複数に分割した映像データに基づく各表示
画像が形成される。一方、各表示機能部の表示画像のス
クリーン上における投写領域は、各表示機能部の各投写
レンズの光軸との相対位置により調整することができ
る。したがって、前記位置調整により各表示機能部に形
成された表示画像を投写機能部を介してスクリーン上に
投写すれば原画像が合成される。このとき、表示機能部
の各画素を透過する光は光学部で集光されて全てスクリ
ーン上に投写される。
<実 施 例> 以下本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第1図は本発明の基礎となる投写型表示装置の原理を
示すブロック線図である。同図において、原画像の映像
データは、パソコン、VTR等の映像信号である。画像分
配機能部32は、原画像の映像データ31を任意に複数に分
割し、このようにして複数の群に分割した映像データ33
-1〜33-nを、同数の表示機能部34-1〜34-nに分配する。
表示機能部34-1〜34-nは、液晶ディスプレイである液晶
ライトバルブ及びCRT画面等、電気信号である映像デー
タ33-1〜33-nに基づく画像を再生して表示画像を形成す
るものである。投写機能部35-1〜35-nは、各表示機能部
34-1〜34-nに対応して設けられており、各表示機能部34
-1〜34-nに形成された表示画像を夫々スクリーン37上に
投写するよう、後に詳述する光源及び投写レンズ等を有
するものである。画像合成機能部36はその出力信号によ
り表示機能部34-1〜34-n及び投写機能部35-1〜35-nを制
御し、投写機能部35-1〜35-nの出力をスクリーン37上で
1つの原画像の投写像に合成するものである。具体的に
は表示機能部34-1〜34-nと投写機能部35-1〜35-nとの光
軸と直角方向での相対位置の調整、光源の照度の調整及
び投写レンズの焦点合せ等を行なう。前記相対位置の調
整により各表示機能部34-1〜34-nにおける各表示画像の
スクリーン37上における投写領域が調整される。
第2図は光透過型の表示機能部を用いた本発明の基礎
となる光学系を示す説明図である。同図において1a〜1c
はハロゲンランプあるいはキセノンランプと反射板から
なる白色光源である。光源1a〜1cからの光はコンデンサ
レンズ2a〜2c、赤外線・紫外線カット用のフィルタ3a〜
3cからなる光学系で集光され、ほぼ平行光線の可視光と
なる。かくて、表示機能部5a〜5cに有害な紫外線はフィ
ルタ3でカットされ、熱線は同じくフィルタ3でカット
されるとともに、光源1a〜1cから直接発生する熱と共に
ファン等で外部に送出される。フィルタ3a〜3cを通過し
た光は光学フィルタ部4a〜4cを通して所望の光(例えば
輝度値の調整やカラーの場合の単色への分光等)とされ
る。9a〜9cは投写レンズであり、各々の光軸が平行にな
るように配置され各々表示機能部5a〜5cに表示される表
示画像をスクリーン10上に拡大・投写するようになって
いる。
前記表示機能部5a〜5cは、液晶ライトバルブ等、電気
的に原画像に対応する表示画像を形成する透過型の表示
部で、各投写レンズ9a〜9cの光軸に対して垂直に配設さ
れている。また、投写レンズ9a〜9c間の距離をdとする
と、各投写レンズ9a〜9cが平行に配置されているので、
スクリーン10上でも同様に光軸は距離dだけ離れてい
る。かくて、表示機能部5a〜5cの表示画像をスクリーン
10上で位置合せするには、基準軸に対してdだけ離れて
配置された表示機能部5a,5cを第2図に示す様な矢印A,B
の方向(光軸に対し垂直方向)に距離d及び投写レンズ
9a〜9cの焦点距離とスクリーン10との距離で決まる映像
拡大率mに応じてずらせば良い。
因に、表示機能部5a,5cを同一平面上で距離d/mだけず
らせば表示機能部5a〜5cの表示画像のスクリーン10上に
おける投写領域は一致する。このように、投写レンズ9a
〜9cの光軸に対する表示機能部5a〜5cの位置を夫々調整
することにより各表示機能部5a〜5cの表示画像のスクリ
ーン10上での投写領域を独立に調整して任意に設定し得
る。
なお、第2図における表示機能部5a〜5cが第1図にお
ける表示機能部34-1〜34-nに対応している。同様に光源
1a〜1c,コンデンサレンズ2a〜2c,フィルタ3a〜3c,光学
フィルタ部4a〜4c及び投写レンズ9a〜9cが一体となって
投写機能部35-1〜35-nに対応している。
第3図は第2図に示す光学系に関連する具体例の説明
図である。第3図において16個の画素(〜)からな
る原画像(s)は連続した画素の集団として、(a),
(b),(c)及び(d)の映像データ群に分割され
る。各映像データ(a),(b),(c)及び(d)は
各々独立にスクリーン上に投写され、第4図の(A),
(B),(C)及び(D)として結像される。これら4
つの映像を互いに位置合わせすることにより、原画像
(第3図(s))の投写像を得ることができる。これ
は、結果的には精細度の低い表示機能部を複数用いるこ
とにより、実効的により精細度の高い表示機能部(本具
体例では4倍の精細度)を実現できたことになる。ま
た、光源も複数個(本具体例では4個)であるため、1
個当りの照度が同じ光源による同一面積の投写像で比較
すれば4倍の明るさとなる。
第4図では(A)を基準に他の映像を矢印の方向に移
動して原画像(s)を得ているが、このときの位置合せ
は第2図に示す表示機能部5a〜5cの投写レンズ9a〜9cに
対する位置を調整することにより行なう(ただ、第4図
に示す場合、表示機能部及び投写機能部は勿論各4個必
要になる)。即ち、(A)を基準にすれば、(B)は水
平方向に(B)の横幅の分だけ図中右方向に、(C)は
垂直方向に(C)の縦幅の分だけ図中下方向には、
(D)は水平及び垂直方向に(D)の横幅及び縦幅の分
だけ図中右下方向に夫々移動するよう各表示機能部34-1
〜34-nの投写機能部35-1〜35-nに対する位置を調整す
る。
第5図は第2図に示す光学系に関する他の具体例の説
明図である。第5図において16個の画素(〜)から
なる原画像(s)は連続しない画素の集団として、
(a),(b),(c)及び(d)の映像データ群に分
割される。各映像データ(a),(b),(c)及び
(d)は各々独立にスクリーン上に投写され、第6図の
(A),(B),(C)及び(D)として結像される。
第6図において、斜線で示した部分が表示画像の部分で
あり、〜の映像部分に相当し、白色部分が映像でな
い部分で実際には暗部である(理想的には光の無い暗
部)。即ち、この部分は実際の画素の内で、CRTではブ
ラックストライプ等の為、又液晶ディスプレイにおいて
は、配線領域の為必ず存在する映像を表示しない暗部に
相当する。なお、第6図では図を簡単にするため、各表
示機能部の画素を4個としたが、実際には夫々多数の画
素を有している。
因に、第7図は実際のTFT(薄膜トランジスタ)型液
晶ディスプレイの画素のレイアウト例を示す説明図であ
る。第7図において、(a)は光が透過する実効的な画
素領域、(b)はゲート線に対応した横方向の配線領
域、(c)はソース線に対応した縦方向の配線領域を示
す。この様にTFT型液晶ディスプレイの場合、ゲート
線,データ線が縦横にマトリックス状に配置されると共
にTFTが存在する為、映像を表示しない領域が存在す
る。この領域を実際に光が透過する領域と同じ様にレイ
アウトすると(ここでは分かりやすくする為画素領域の
4分の1を光が透過するものと仮定する)、その投写映
像は第6図の様になる。
第8図は第6図の映像データ(A),(B),(C)
及び(D)として合成した図であり、互いの位置を調整
して重ねると(E),(F)となる。更に、(E),
(F)を互いに重ねる(結局は(A),(B),(C)
及び(D)を互いに重ねることに相当する)と(G)と
なり、原画像(s)の投写像を得ることが出来る。これ
は、第3図の場合と同様に、精細度の低い表示機能部を
複数用いる事により、より精細度の高い表示機能部(こ
こでは4倍の精細度)を実現できたことになる。また、
本具体例において映像データ(A)〜(D)は、表示機
能部の画素の間隔aに応じた量だけ各表示機能部の位置
を各投写機能部に対して移動させれば原画像を合成する
ことができるので、この移動調整量は僅かであるばかり
でなく、各表示機能部の特性の違いにより投写像に明暗
のバラツキを生起した場合でも、人の目には複数の表示
機能部の輝度が平均化されたものとして感じられる等、
複数画面の合成による不自然さも解消される。
第9図は本発明の実施例に係る投写型表示装置の原理
を示すブロック線図である。同図に示すように、本実施
例は、各表示機能部34-1〜34-n毎の表示画像を集光する
光学部39-1〜39-nを有するものであり、これら光学部39
-1〜39-nは一体となって画像合成機能部38により投写機
能部35-1〜35-nに対する相対位置を調整するようになっ
ている。
第9図中、他の部分は第1図と同様であるので、同一
部分には同一番号を付し重複する説明は省略する。
第10図は前記実施例に関連する光学系を示す説明図で
ある。同図に示すように、本例は第9図の光学部39-1
39-nをレンティキュラーレンズ(シリンダ状レンズ)で
ある集光レンズ6a〜6cを用いて形成したものである。こ
の集光レンズ6a〜6cは、各表示機能部5a〜5cの各画素に
対応して夫々配設され、各表示機能部5a〜5c毎にこれら
表示機能部5a〜5cの画素の映像を集光するようになって
いる。
第10図中、他の部分は第2図と同様であるので、同一
部分には同一番号を付し重複する説明は省略する。
第11図は、第10図に示す光学系を用いた本発明の実施
例に関連する具体例を示す説明図である。同図中、
(イ)は表示機能部5(5a〜5c)の画素と集光レンズ6
(6a〜6c)の関係を示した図であり、Px,Pyは表示機能
部5(5a〜5c)の画素の各々X方向,Y方向ピッチであ
る。また、P1は集光レンズ6(6a〜6c)であるレンティ
キュラーレンズのピッチであり、この場合画素ピッチと
レンティキュラーレンズのピッチを等しくしている(Px
=Pl)。第11図中(ロ)は表示機能部5(5a〜5c)の各
画素毎の表示画像、(ハ)は集光レンズ6(6a〜6c)を
通した時の焦点面に出来る集光像である(ここでは横幅
が1/3に集光され、中央に結像すると仮定している)。
この集光像(ハ)は投写レンズ9(9a〜9cの1つ)を通
してスクリーン10上に拡大表示(ニ)される。(ホ)は
3つの拡大表示{(ニ)a,(ニ)b,(ニ)c}を用い、
横方向に1/3画素づつずらして1つの表示を行った例を
示す。即ち、本実施例では横方向の精細度を3倍に拡大
出来ている。また、輝度は集光レンズ6(6a〜6c)を用
いない場合に較べ3倍向上する。
第12図は集光レンズ6として平板マイクロレンズを用
いた第11図に示す具体例の変形例を示す説明図であり、
第11図と同様に、(イ)は表示機能部5の画素と集光レ
ンズ6の関係を示した図である(ただし、本例では表示
機能部及び投写機能部が各4組必要となる)。
第12図(イ)において、Px.Pyは表示機能部5の画素
の各々X方向,Y方向ピッチであり、Pl,Pmは平板マイク
ロレンズの各々X方向,Y方向ピッチである。ここでは画
素ピッチと平板マイクロレンズのピッチを等しくしてい
る(Px=Pl,Py=Pm)。(ロ)は表示機能部5の各画素
毎の表示画像である。(ハ)は集光レンズ6を通した時
の焦点面に出来る集光像である(ここでは1/4に集光さ
れ、中央に結像すると仮定している)。集光像(ハ)は
投写レンズ9を通してスクリーン10上に拡大表示(ニ)
される。(ホ)は4つの拡大表示{(ニ)a,(ニ)b,
(ニ)c,(ニ)d}を用い、1/4画素づつ縦横にずらし
て1つの表示を行った例を示す。即ち、本変形例では、
縦,横方向共に精細度が2倍(計4倍)に拡大出来てい
る。また、輝度は集光レンズ6を用いない場合に較べ4
倍向上する。
第13図は前記実施例に関連する光学系を示す説明図で
ある。同図に示すように、本例は第9図の光学部39-1
39-nを、第10図と同様のレンティキュラーレンズである
集光レンズ6a〜6cとともに集光レンズ6a〜6cに夫々対応
する他の集光レンズ7a〜7cを用いて形成したものであ
る。この集光レンズ7a〜7cは集光レンズ6a〜6cが夫々集
光した画素の像を各表示機能部5a〜5c毎に1つの画像と
して集光し、空間に結像させるものである。
第13図中、他の部分は第10図と同様であるので、同一
部分には同一番号を付し重複する説明は省略する。
第14図は、第13図に示す光学系を用いた本発明の実施
例に関連する他の実施例を説明する説明図である。同図
中、(イ)は表示機能部5(5a〜5c)の画素と第1の集
光レンズ6(6a〜6c)の関係を示した図であり、Px,Py
は表示機能部5(5a〜5c)の画素の各々X方向,Y方向ピ
ッチである。また、Plは第1の集光レンズ6(6a〜6c)
であるレンティキュラーレンズのピッチであり、この場
合画素ピッチとレンチティキュラーレンズのピッチを等
しくしている(Px=Pl)。第14図中、(ロ)は表示機能
部5(5a〜5c)の各画素毎の表示画像である。(ハ)は
第1の集光レンズ6(6a〜6cの1つ)を通した時の焦点
面に出来る第1の集光像である(ここでは横幅が1/3に
集光され、中央に結像すると仮定している)。第1の集
光象(ハ)は第2の集合レンズ7(7a〜7cの1つ)によ
り縮小されて、第2の縮小像(ニ)が生成される。この
第2の縮小像(ニ)は投写レンズ9(9a〜9cの1つ)を
通してスクリーン10上に拡大表示(ホ)される。(ヘ)
は3つの拡大表示{(ホ)a,(ホ)b,ホ(c)}を用
い、横方向に1/3画素づつずらして1つの表示を行った
例を示す。即ち、本例では横方向の精細度を3倍に拡大
出来ている。また、輝度は集光レンズ6(6a〜6c)を用
いない場合に較べ3倍向上する。更に、本実施例によれ
ば投写レンズ9(9a〜9c)に入射する表示画像は第2の
集光レンズ7(7a〜7c)により縮少されるので、その分
投写レンズ9(9a〜9c)の口径を小さくすることができ
る。
第15図は第1の集光レンズ6として平板マイクロレン
ズを用いた第14図の変形例を示す説明図であり、第14図
と同様に、(イ)は表示機能部5の画素と第1の集光レ
ンズ6の関係を示した図である(ただし、本例では表示
機能部及び投写機能部が各4組必要となる)。
第15図(イ)において、Px,Pyは表示機能部5の画素
の各々X方向,Y方向ピッチであり、Pl,Pmは平板マイク
ロレンズの各々X方向,Y方向ピッチである。ここでは画
素ピッチと平板マイクロレンズのピッチを等しくしてい
る(Px=Pl,Py=Pm)。(ロ)は表示機能部5の各画素
毎の表示画像である。(ハ)は第1の集光レンズ6を通
した時の焦点面に出来る第1の集光像である(ここでは
1/4に集光され、中央に結像すると仮定している)。第
1の集光像(ハ)は第2の集光レンズ7により縮小され
て、第2の縮小像(ニ)が生成される。この第2の縮小
像(ニ)は投写レンズ9を通してスクリーン10上に拡大
表示(ホ)される。(ヘ)は4つの拡大表示{(ホ)a,
(ホ)b,(ホ)c,(ホ)d}を用い、1/4画素づつ縦横
にずらして1つの表示を行った例を示す。即ち、本変形
例では縦,横方向共に精細度が2倍(計4倍)に拡大出
来てある。また、輝度は集光レンズ6を用いない場合に
較べ4倍向上する。更に、本実施例によれば、第14図に
示す実施例と同様に、投写レンズ9の口径を小さくする
ことができる。
なお、以上述べた実施例は表示機能部として何れも透
過型の表示機能部、例えば液晶ライトバルブを用いた場
合を例示したが、これに限定するものではない。例え
ば、表示機能部としてはCRTの表示画面等も含めること
ができる。この場合には表示機能部と投写機能部の光源
部分はCRTに内蔵された一体のものとして考えれば良
い。
<発明の効果> 以上述べた様に本発明によれば、大画面あいは高精細
な原画像をそれよりも精細度の落ちる表示機能部を複数
使用することによって拡大投写出来るという利点があ
る。また、表示機能部と投写機能部との間に集光用の光
学部を設けることにより、表示機能部の各画素を透過す
る光はレンズにより集光され全て有効にスクリーン上に
投写される為、表示機能部の固有の明るさを損なうこと
なく複数画像の合成が可能であるという利点がある。こ
の結果、複数の表示機能部を用いた大画面合成や高精細
度の実現、複数の表示機能部の同時投影による画質(階
調表示、カラー表示)向上及び高輝度投写像の実現等に
顕著な貢献が期待できる。
更に、スクリーン上に投写された映像の位置合わせ
は、表示機能部を投写レンズの光軸に対して垂直方向に
移動して行う構成としているので、位置調整も極めて簡
単である。更に、複数の投写レンズの光軸がスクリーン
と直角であるので、CRT投写型表示装置の様にスクリー
ン上の画像が台形に歪むことがなく、画面の周辺でも高
精細な映像が得られる。
以上は全てモノクロディスプレイを前提に説明してき
たが、カラーの場合はR,G,Bをスクリーン状に併置する
方式、R,G,B光をスクリーンの同一領域に重ねて投写す
る方法等が考えられるがモノクロの場合と全く同様に考
えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基礎となる投写型表示装置の原理を示
すブロック線図、第2図はその光学系を示す説明図、第
3図及び第4図は第1図に示す装置に関連する具体例を
示す説明図、第5図,第6図及び第8図は第1図に示す
装置に関連する他の具体例を示す説明図、第7図は薄膜
トランジスタ型液晶ディスプレイの画素のレイアウト例
を示す説明図、第9図は本発明の実施例に係る投写型表
示装置の原理を示すブロック線図、第10図は本発明の実
施例に関連する光学系を示す説明図、第11図及び第12図
は本発明の実施例に関連する具体例を示す説明図、第13
図は本発明の実施例に関連する他の具体例に係る光学系
を示す説明図、第14図及び第15図は本発明の実施例に関
連する他の具体例を示す説明図、第16図は従来技術を示
す説明図である。 図面中 1a〜1cは光源、 5a〜5c,34-1〜34-nは表示機能部、 6a〜6c,7a〜7cは集光レンズ、 9a〜9cは投写レンズ、 10,37はスクリーン、 31は表示データ、 32は画像分配機能部、 35-1〜35-nは投写機能部、 39-1〜39-nは光学部である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−262580(JP,A) 特開 昭62−160437(JP,A) 特開 平2−273782(JP,A) 特開 昭62−254124(JP,A) 特開 平1−267612(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09F 9/00 G03B 21/00 G02F 1/13 505

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つの原画像を投写して表示する投写型表
    示装置において、 光軸が互いに平行になるように配設された複数個の投写
    レンズ及び投写レンズを介してスクリーン上に投写像を
    形成させるための光源とを含む複数個の投写機能部と、 各投写機能部により夫々拡大・投写される表示画像のス
    クリーン上の領域を夫々ずらして全体として1枚の原画
    像が合成されるよう、各光軸に対する位置を各光軸に対
    して垂直方向にずらして配設するとともに、映像データ
    を再生して得る表示画像を夫々形成する複数個の表示機
    能部と、 各表示機能部に表示された表示画像を集光して各投写機
    能部の投写レンズに入射させるとともに、各表示機能部
    の各画素に対応して夫々配設され、各表示機能部毎にこ
    れら各表示機能部の画素の像を集光する複数個の集光レ
    ンズで構成した複数個の光学部と、 原画像の映像データを複数の映像データ群に分割して各
    表示機能部に夫々供給する画像分配機能部とを有するこ
    とを特徴とする投写型表示装置。
  2. 【請求項2】1つの原画像を投写して表示する投写型表
    示装置において、 光軸が互いに平行になるよう配設された複数個の投写レ
    ンズ及び投写レンズを介してスクリーン上に投写像を形
    成させるための光源とを含む複数個の投写機能部と、 各投写機能部により夫々拡大・投写される表示画像のス
    クリーン上の領域を夫々ずらして全体として1枚の原画
    像が合成されるよう、各光軸に対する位置を各光軸に対
    して垂直方向にずらして配設するとともに、映像データ
    を再生して得る表示画像を夫々形成する複数個の表示機
    能部と、 各表示機能部に表示された表示画像を集光して各投写機
    能部の投写レンズに入射させるとともに、各表示機能部
    の各画素に対応して夫々配設され、各表示機能部毎にこ
    れら各表示機能部の画素の像を集光する複数個の集光レ
    ンズと、これら集光レンズで夫々生成される像の全体を
    各表示機能部毎に空間に結像させる複数個の他の集光レ
    ンズとで構成した複数個の光学部と、 原画像の映像データを複数の映像データ群に分割して各
    表示機能部に夫々供給する画像分配機能部とを有するこ
    とを特徴とする投写型表示装置。
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