JP2983182B2 - 投受光センサ - Google Patents

投受光センサ

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JP2983182B2
JP2983182B2 JP9058588A JP5858897A JP2983182B2 JP 2983182 B2 JP2983182 B2 JP 2983182B2 JP 9058588 A JP9058588 A JP 9058588A JP 5858897 A JP5858897 A JP 5858897A JP 2983182 B2 JP2983182 B2 JP 2983182B2
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博也 土田
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  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投光部、受光部を
一体化した投受光センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、投受光センサは物体の存在の
確認や物体の表面性状の識別等の各種用途において広く
用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、投光部、受光
部を一体型とし、投射光と反射光とをほぼ同じ光軸を用
いて投射、受光するものは少ない。従って、物体に対し
投光部と受光部の光軸を或る角度広げなければならない
ために、特に近距離の物体に対してはその角度を正確に
調整しなければならないなどの不都合がある。
【0004】本発明の目的は、上述の欠点を解消し、反
射光を効率良く集光すると共に、ほぼ同じ光軸を用いて
投受光する一体型の投受光センサを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る投受光センサは、中央に発光素子を配置
し、その前方に複数個の集光レンズを設けた円環状のレ
ンズ体から成る受光部を配置し、前記発光素子から投射
光を出射し、物体からの反射光を前記複数個の集光レン
ズにより集光し、これらの集光レンズの焦点位置にそれ
ぞれ配置した光電変換素子により検出する投受光センサ
であって、前記発光素子、光電変換素子を収納した基体
から前方に筒状部を延出し、該筒状部の先端の外側に前
記レンズ体を嵌合し、前記発光素子からの投射光を前記
筒状部内を通過させて物体に投射し、物体からの反射光
を前記筒状体の外側を通して前記光電変換素子で受光す
るようにしたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は円筒状のカバーを取り外した状
態の斜視図、図2は光学的構成図であり、基体1の中央
部の筒状部2の外側に、合成樹脂材から成るレンズ体3
が嵌合されている。このレンズ体3の中央部には筒状部
2に嵌合するための孔部が設けられ、その周囲には例え
ば4個の集光レンズ4が一体成型により形成されてい
る。そして、これらの集光レンズ4の基体1における各
焦点位置にはそれぞれ光電変換素子5が配置されてい
る。また、中央の筒状部2内には投影レンズ6が設けら
れ、その焦点位置に投光用のレーザー光源から成る発光
素子7が配置されている。そして、各光電変換素子5、
発光素子7は基体1の後部に設けられた回路8に接続さ
れ、発光素子7から出射する投射光は周波数変調光とさ
れている。
【0007】発光素子7から発光され周波数変調された
光束は、投影レンズ6により平行ビームの投射光として
物体Sに投射される。物体Sの表面で乱反射された光束
はレンズ体3の周囲の集光面積の大きな集光レンズ4に
より効率良く集光されてそれぞれ光電変換素子5に結像
し、光電変換素子5の出力を合成することにより物体S
の有無を確認することができる。この際に、集光レンズ
4に投射光による反射光以外の外光が入射しても、投射
光は周波数変調しているために外光との判別は容易であ
る。
【0008】また、投射光は適宜な光学的特性を有する
投影レンズ6を介して特定個所に光束を投射することも
できる。例えば、投影レンズ6をシリンドリカルレンズ
とすれば、所定幅の狭い扇形状の光束を出射することが
でき、特定の長方形内に物体が存在したときに、物体を
検出することが可能となる。
【0009】更には、レンズ体3の前面に図3に示すよ
うに別個のコンデンサレンズ10を貼り付けることによ
り、所定距離の物体に対して所定寸法の投影光を効率良
く作用させることが可能である。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る投受光
センサは、投光部、受光部を筒状部を介して一体とし、
特に受光部の面積を大きくして反射光を効率良く集光す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】斜視図である。
【図2】光学的構成図である。
【図3】変形例の構成図である。
【符号の説明】
1 基体 2 筒状体 3 レンズ体 4 集光レンズ 5 光電変換素子 6 投影レンズ 7 発光素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01V 8/20 G01J 1/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央に発光素子を配置し、その前方に
    数個の集光レンズを設けた円環状のレンズ体から成る
    光部を配置し、前記発光素子から投射光を出射し、物体
    からの反射光を前記複数個の集光レンズにより集光し、
    これらの集光レンズの焦点位置にそれぞれ配置した光電
    変換素子により検出する投受光センサであって、前記発
    光素子、光電変換素子を収納した基体から前方に筒状部
    を延出し、該筒状部の先端の外側に前記レンズ体を嵌合
    し、前記発光素子からの投射光を前記筒状部内を通過さ
    せて物体に投射し、物体からの反射光を前記筒状体の外
    側を通して前記光電変換素子で受光するようにしたこと
    を特徴とする投受光センサ。
  2. 【請求項2】 前記投射光は周波数変調光とした請求項
    1に記載の投受光センサ。
  3. 【請求項3】 前記投射光はレーザー光とした請求項1
    に記載の投受光センサ。
  4. 【請求項4】 前記筒状体内に投影レンズを配置した
    求項1に記載の投受光センサ。
  5. 【請求項5】 前記レンズ体の前面に別体のコンデンサ
    レンズを配置した請求項1に記載の投受光センサ。
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JP5947404B2 (ja) * 2012-12-20 2016-07-06 株式会社アルファ フォトセンサユニット

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