JP2982939B2 - 空気調和機の除霜制御装置 - Google Patents
空気調和機の除霜制御装置Info
- Publication number
- JP2982939B2 JP2982939B2 JP6041433A JP4143394A JP2982939B2 JP 2982939 B2 JP2982939 B2 JP 2982939B2 JP 6041433 A JP6041433 A JP 6041433A JP 4143394 A JP4143394 A JP 4143394A JP 2982939 B2 JP2982939 B2 JP 2982939B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- heat exchanger
- defrosting
- outdoor heat
- defrost
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
係わり、特に除霜制御に関する。
方弁2、室外熱交換器3、減圧手段4、室内熱交換器5
を順次連結してなる空気調和機の除霜制御装置は、図5
に示すように、前記室外熱交換器3の温度を検出する室
外熱交換器温度検出器6と、前記室外熱交換器3の除霜
開始温度を設定する除霜開始温度設定手段7と、暖房運
転開始から除霜開始を抑制しておく時間(マスクタイ
ム)を設定するマスクタイム設定手段8と、暖房運転時
間等を計測するタイマ9と、暖房運転に復帰する室外熱
交換器3の温度条件を設定する復帰温度設定手段12と
を設け、図7の動作フローチャートに示すように、暖房
運転開始してからマスクタイム経過後、室外熱交換器の
温度を監視し、室外熱交換器の温度が除霜開始温度にな
ると除霜を開始し、復帰温度に到達すると暖房運転に復
帰するように制御していた。しかるに、マスクタイムの
設定は、図6に示すように、暖房運転中に頻繁に除霜運
転に切り換わらないため、設定する除霜開始温度になっ
ても除霜しないよう長めに設定していた。このため、外
気温度が低く、湿度の高い環境ではマスクタイム経過後
の室外熱交換機の温度が低くなり過ぎ、通常の設定する
復帰温度に達しても除霜が完全に出来ず、氷が一部残る
ため、これを繰り返すことにより暖房能力の大幅な低下
を招くという問題があった。
題を解決し、外気温度が低く、湿度の高い環境下であっ
てもこれを感知して、完全に除霜し、霜残りのない効率
の良い除霜制御を行う空気調和機の除霜制御装置を提供
することを目的とする。
解決するために、圧縮機1からの吐出冷媒を四方弁2,
室外熱交換器3等を経て、減圧手段4により、室内熱交
換器5に供給する空気調和機において、前記室外熱交換
器の温度を検出する室外熱交換器温度検出器6と、前記
室外熱交換器の除霜開始温度を設定する除霜開始温度設
定手段7と、暖房運転開始から除霜開始を抑制しておく
時間(マスクタイム)を設定するマスクタイム設定手段
8と、暖房運転時間等を計測するタイマ9と、除霜開始
を判断する除霜開始判断手段10と、前記室外熱交換器
温度検出器6の検出温度の勾配を算出する温度勾配算出
手段11と、該算出する温度勾配を基に除霜運転から暖
房運転に復帰する条件を設定する復帰条件設定手段12
と、各手段を制御する制御部13とを設け、暖房運転開
始して、室外熱交換器の温度が除霜開始温度に達し、マ
スクタイム経過すると除霜を開始し、除霜開始直前の室
外熱交換器の温度勾配の大きさにより暖房運転に復帰す
る条件を決定し、該条件に達すると暖房運転に復帰する
ように制御している。
マスクタイム経過後、室外熱交換器の温度が除霜開始温
度に達するに除霜を開始し、除霜開始までの室外熱交換
器の温度の勾配を算出することにより霜付き状態を知る
ことができ、温度勾配の大きい、即ち霜付きの多い時は
除霜時間を長く設定し、温度勾配の小さい、即ち霜付き
の少ない時は除霜時間を短く設定するようにして、適切
な除霜制御を行っている。
の除霜制御装置の実施例を詳細に説明する。図1は本発
明による空気調和機の除霜制御装置の一実施例を示す要
部ブロック図で、図2はその冷凍サイクルを示してい
る。図において、1は圧縮機、2は四方弁、3は室外熱
交換器、4は減圧手段、5は室内熱交換器であり、室外
熱交換器3には温度検出器6を備えている。7は除霜開
始温度設定手段で、前記室外熱交換器3の除霜開始温度
を設定している。8はマスクタイム設定手段で、暖房運
転中に頻繁に除霜運転に切り換わらないように、暖房運
転開始から除霜開始を抑制しておく時間(マスクタイ
ム)を設定している。9はタイマで、暖房運転時間等を
計測している。10は除霜開始を判断する除霜開始判断
手段で、前記除霜開始温度と、マスクタイムをもとに室
外熱交換器3に設ける温度検出器6の温度と、タイマ9
よりの暖房運転開始からの経過時間を監視して、除霜の
開始を判断している。11は温度勾配算出手段で、室外
熱交換器の温度の勾配を算出している。12は復帰条件
設定手段で、前記温度勾配算出手段の算出する除霜開始
前の室外熱交換器3の温度勾配を基に除霜時の暖房運転
に復帰する条件を設定している。13は制御部で、前記
各手段を適時、制御している。14は四方弁駆動手段
で、前記制御部13の制御により前記四方弁2を駆動し
ている。15は圧縮機駆動手段で、前記制御部13の制
御により圧縮機を駆動している。
明する。図3は、運転中の室外熱交換機の温度変化を示
している。図において、カーブ(1)は外気温度は低い
が湿度が低い場合の温度変化を示し、カーブ(2)は外
気温度が低く湿度が高い場合の温度変化を示している。
T1は設定される除霜開始温度、T21およびT22は
カーブ(1)及びカーブ(2)における復帰温度、T3
1およびT32はカーブ(1)及びカーブ(2)におけ
る除霜開始時の温度を示し、t11およびt22はカーブ
(1)及びカーブ(2)における除霜開始温度T1にな
った時間を示し、t2−11,t2−12はカーブ(1)及
びカーブ(2)における除霜開始温度T1になってから
マスクタイムtmに達して除霜を開始するまでの時間を
示している。従って、カーブ(1)及びカーブ(2)に
おける除霜開始直前の室外熱交換器3の温度勾配ΔTを
各々ΔT11及びΔT12とすれば、各温度勾配は下式
から求めることができ、ΔTCを定数とすれば、ΔT1
1<ΔTC<ΔT12の関係にある。 ΔT11=(T1−T31)/(t2−t11)<ΔTC ΔT12=(T1−T32)/(t2−t12)>ΔTC 従って、除霜開始前の室外熱交換器3の温度勾配をΔT
とすれば、ΔT<ΔTCの場合は、復帰温度を従来の復
帰温度T2より小さいT21に設定し、またΔT>ΔT
Cの場合は、復帰温度を従来の復帰温度T2より大きい
T22に設定することにより、カーブ(1)のように外
気温度は低いが湿度が低い場合は除霜時間を従来の除霜
時間(t3 −2)より短く(t31−2)にでき、カーブ
(2)のように外気温度が低く湿度が高い場合は除霜時
間を長く(t32−2)にして霜残りのないように除霜制
御することができる。
動作を図4のフローチャートを参照して説明する。ステ
ップ0(ST0)で暖房運転が開始されると、ST1と
して、タイマ9をセットして時間の測定を開始する。S
T2では室外熱交換機3の温度Tが除霜開始温度T1よ
り低くなったかを監視している。ST3で、T<T1と
なった時間t=t1を記録している。図3の例では、カ
ーブ(1)の場合はt=t11,カーブ(2)の場合は
t=t12である。ST4で、暖房運転開始からマスク
タイムtmに達したかを監視している。ST5で、t>
tmとなった時間t=t2および、その時の室外熱交換
機3の温度T=T3を記録し、タイマをリセットしてい
る。図3の例では、カーブ(1)の場合はT=T31,
カーブ(2)の場合はT=T32である。ST6で、温
度勾配を計算し、ST7で、その計算結果が所定の値Δ
Tcより小さい場合、即ち、ΔT<ΔTcの場合は暖房
復帰温度を低めの所定の値ΔT21に設定し、ΔT>Δ
Tcの場合は暖房復帰温度を高めの所定の値ΔT22に
設定して除霜運転を開始している。ST8で、室外熱交
換機3の温度Tが暖房復帰温度T21またはT22に達
するかを監視している。ST9で、T>T21またはT
>T22となると除霜運転を終了し、暖房運転に復帰
し、ST1に戻るようにしている。
調和機の除霜制御装置によれば、除霜開始前の室外熱交
換器3の温度を検出し、温度勾配ΔTを算出して定数Δ
TCと比較し、定数より小さい場合は復帰温度T2を低
く、定数より大きい場合は復帰温度T2を大きく設定す
ることによって、外気温度は低いが湿度が低い場合等、
霜付きの少ないときは除霜時間を短くして除霜時間の無
駄をなくし、外気温度が低く湿度が高い場合等、霜付き
の多いときは除霜時間を長く設定して霜残りのないよう
に除霜することができ、効率の良い除霜制御を行うこと
ができる。
施例を示す要部ブロック図である。
施例を示す冷凍サイクル図である。
原理を説明する、運転中の室外熱交換機の温度変化を示
す図である。
を説明する、フローチャート図である。
ロック図である。
外熱交換機の温度変化を示す図である。
ート図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 圧縮機からの吐出冷媒を四方弁,室外熱
交換器等を経て、減圧手段により、室内熱交換器に供給
する空気調和機において、前記室外熱交換器の温度を検
出する室外熱交換器温度検出器と、前記室外熱交換器の
除霜開始温度を設定する除霜開始温度設定手段と、暖房
運転開始から除霜開始を抑制しておく時間(マスクタイ
ム)を設定するマスクタイム設定手段と、暖房運転時間
等を計測するタイマと、除霜開始を判断する除霜開始判
断手段と、前記室外熱交換器温度検出器の検出温度の勾
配を算出する温度勾配算出手段と、該温度勾配を基に除
霜運転から暖房運転に復帰する条件を設定する復帰条件
設定手段と、各手段を制御する制御部とを設け、暖房運
転開始してから、室外熱交換器の温度が除霜開始温度に
達し、マスクタイム経過すると除霜を開始し、除霜開始
直前の室外熱交換器の温度勾配の大きさにより暖房運転
に復帰する条件を決定し、該条件に達すると暖房運転に
復帰するようにしたことを特徴とする空気調和機の除霜
制御装置。 - 【請求項2】 前記復帰条件設定手段は、除霜時間を条
件として設定することを特徴とする請求項1記載の空気
調和機の除霜制御装置。 - 【請求項3】 前記復帰条件設定手段は、室外熱交換器
の温度を条件として設定することを特徴とする請求項1
記載の空気調和機の除霜制御装置。 - 【請求項4】 前記復帰条件設定手段は、除霜時間およ
び室外熱交換器の温度を条件として設定することを特徴
とする請求項1記載の空気調和機の除霜制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6041433A JP2982939B2 (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 空気調和機の除霜制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6041433A JP2982939B2 (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 空気調和機の除霜制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07248140A JPH07248140A (ja) | 1995-09-26 |
JP2982939B2 true JP2982939B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=12608243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6041433A Expired - Fee Related JP2982939B2 (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 空気調和機の除霜制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2982939B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105352035B (zh) * | 2015-11-12 | 2019-07-12 | Tcl空调器(中山)有限公司 | 空调器及空调器除霜控制方法 |
-
1994
- 1994-03-11 JP JP6041433A patent/JP2982939B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07248140A (ja) | 1995-09-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1134519B1 (en) | Method and system for defrost control on reversible heat pumps | |
JP2010210223A (ja) | 空気調和機 | |
JP2982939B2 (ja) | 空気調和機の除霜制御装置 | |
JPH0979710A (ja) | 冷凍装置の除霜制御装置 | |
JPH11257718A (ja) | 空気調和機の制御方法 | |
KR20060098299A (ko) | 공기조화기 및 그의 제상 제어 방법 | |
JPH11257719A (ja) | 空気調和機の制御方法およびその装置 | |
JPH08334285A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP3433600B2 (ja) | 空気調和機 | |
JPH09222271A (ja) | 冷凍装置 | |
JPH07139785A (ja) | 空気調和機の除霜制御装置 | |
JPH0755236A (ja) | 空気調和機 | |
JP3635603B2 (ja) | デフロストタイミング制御装置 | |
JPS59200145A (ja) | 空気調和機 | |
JPH0828930A (ja) | 空気調和機 | |
JPH07229662A (ja) | 空気調和機の除霜運転制御装置 | |
JP3033260B2 (ja) | 冷凍装置の除霜制御装置 | |
JPH11148769A (ja) | 冷凍装置の除霜制御装置 | |
JPH0739897B2 (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
JPH0684832B2 (ja) | 空気調和機の除霜装置 | |
JPH0634249A (ja) | 電気冷蔵庫 | |
JP2000074454A (ja) | 空気調和機の除霜制御装置 | |
JPH05196275A (ja) | 空気調和機の異常判定装置 | |
KR20040017688A (ko) | 공기조화기의 제상운전방법 | |
JPH0113015B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070924 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080924 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080924 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090924 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090924 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100924 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110924 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110924 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120924 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924 Year of fee payment: 14 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |