JP2982780B2 - 飲料等の容器収納箱および飲料等の容器導出治具 - Google Patents

飲料等の容器収納箱および飲料等の容器導出治具

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JP2982780B2 JP10042495A JP4249598A JP2982780B2 JP 2982780 B2 JP2982780 B2 JP 2982780B2 JP 10042495 A JP10042495 A JP 10042495A JP 4249598 A JP4249598 A JP 4249598A JP 2982780 B2 JP2982780 B2 JP 2982780B2
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beverage container
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D5/00Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
    • B65D5/42Details of containers or of foldable or erectable container blanks
    • B65D5/72Contents-dispensing means
    • B65D5/74Spouts
    • B65D5/741Spouts for containers having a tubular body
    • B65D5/742Spouts formed by deforming or tearing the closure flaps or severed or incised parts of the closure flaps

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種のジュースや
コーヒあるいは紅茶、さらにはビールや日本酒等の飲料
を缶や瓶や紙容器等の飲料容器に装填した、いわゆる容
器詰め飲料の複数個を収納したり、食料品を装填した缶
詰やレトルト食品等の複数個を収納したり、あるいは、
シガレット20本入りの箱を収納したり、さらには、各
種の日用品や嗜好品を収納する飲料等の容器収納箱およ
び飲料等の容器導出治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動販売機の普及は目覚ましく、
容器詰めされた各種の飲料や食料品やたばこ、さらには
各種の日用品や嗜好品等が自動販売機で販売されてい
る。自動販売機で販売される物品は、所定容量あるいは
所定数量が容器に装填された状態にしてあり、これによ
って自動販売し易くしているのが一般的である。このよ
うな容器詰めされて自動販売されるものの容器収納箱に
関し、以下飲料を例に挙げて従来技術につき説明する。
【0003】従来、コーヒ、紅茶、緑茶、あるいは各種
のジュース等の飲料であって、1回の飲用に適した量
(例えば180ml)が、アルミニウム缶やスチール
缶、さらにはガラス瓶や紙容器等の所定の飲料容器に装
填された容器詰め飲料が知られている。このような容器
詰め飲料は、通常、所々に設置された自動販売機によっ
て販売されている。そして、自動販売機にコインを投入
して所定の銘柄を選択し、そのボタンを押すことによっ
て商品取出し口に容器詰め飲料が導出されるようになっ
ている。購入者は、それを取り出して何ら手を加えるこ
となく飲料を飲料容器から直接飲用することができ、手
軽なものとして重宝されている。
【0004】上記自動販売機は、飲料容器を銘柄毎に区
分して縦方向に積層装填する容器貯留ホッパーを有して
いる。この容器貯留ホッパー内に装填された飲料容器
は、それが選択された都度、所定の導出機構を介して商
品取り出し口に導出されるようになっている。そして、
このような自動販売機の在庫状態は、オペレータの定期
的な在庫チェックによって行われ、在庫が残り少なくな
っている場合や、在庫切れの場合には、容器貯留ホッパ
ー内に新たに容器詰め飲料を補給する作業が行われる。
【0005】一方、自動販売機に対する補給用の容器詰
め飲料は、複数個が各周面を相互に当接させた整列状態
でダンボール箱に箱詰めされている。オペレータは容器
詰め飲料の補給時にこのダンボール箱を自動販売機の設
置場所まで運び込み、ここでダンボール箱を開封し、容
器詰め飲料を一つずつを取り出して自動販売機の容器貯
留ホッパーに順次装填するという補給作業を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の補給
作業は、オペレーターが自動販売機の設置場所を所定の
タイムスケジュールに従って自動車で巡回移動し、自動
販売機毎に逐一在庫状況を確認しながら行われるが、ダ
ンボール箱から容器詰め飲料を一つずつ取り出して容器
貯留ホッパーに装填するという作業は非常に面倒であ
り、しかも多くの時間がかかるため、これがネックにな
って巡回移動による補給作業の効率が悪く、1日のオペ
レータ1人当りの補給数量が限られたものになり、これ
によって自動販売機を対象とした在庫管理コストが嵩む
という問題点を有していた。
【0007】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、容器詰め飲料の自動販売機
への装填作業が容易になり、これによる装填時間の短縮
化によって自動販売機の在庫管理コストの低減を図るこ
とができる飲料等の容器収納箱および飲料等の容器導出
治具を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
飲料等の容器収納箱は、複数の飲料等の容器を周面が相
互に接するように縦横に配列収納する飲料等の容器収納
箱であって、直方体状を呈した箱本体が備えられ、この
箱本体には、上記容器を導出し得るように開口される容
器導出口と、この容器導出口を開閉可能に閉止する蓋部
とが設けられ、上記蓋部は、開かれた状態で上記容器を
その長手方向が導出方向に直交するように導出する導出
通路を備え、上記容器導出口は、箱本体の一端面の稜線
部から中央部に向けて形成され、上記蓋部は、上記稜線
部回りに折り開き可能に箱本体に設けられ、上記蓋部に
は幅方向一対の側壁が設けられ、この側壁は係止突片を
有している一方、上記箱本体は上記係止突片を係止する
切込み溝を備えた内蓋を有し、上記係止突片と上記切込
み溝とは、係止突片が切込み溝に係止された状態で、上
記蓋部が導出口の閉止位置から上記稜線部回りに90°
以上の所定角度回動して上記導出通路が形成されるよう
に相対位置が設定されていることを特徴とするものであ
る。
【0009】この飲料等の容器収納箱によれば、箱本体
の蓋部を開くことによって、開かれた蓋部で飲料等の容
器を導出する導出通路が形成されるため、導出通路が下
方に位置するように箱本体を傾けることにより、箱本体
内の飲料等の容器は、導出通路に案内されつつ外部に順
次導出される。
【0010】そして、導出通路が形成された状態で蓋部
はそれ以上開かないため、導出通路の形成状態が安定
し、飲料等の容器の導出操作が容易になる。
【0011】従って、このような飲料等の容器収納箱を
用いれば、自動販売機内への飲料等の容器の装填作業時
に、従来のように箱本体から飲料等の容器を一つずつ取
り出して自動販売機に装填するという面倒な操作を行う
ことなく、箱本体を持ち上げて傾けるだけで自動販売機
に迅速に装填することが可能になり、これによって飲料
等の容器の装填作業の効率化が実現する。
【0012】また、蓋部の側壁の係止突片と箱本体の内
蓋の切込み溝との相対位置が、係止突片が切込み溝に係
止された状態で、蓋部が導出口の閉止位置から上記稜線
部回りに90°以上回動して上記導出通路が形成され、
かつ、それ以上の開蓋が阻止されるように設定されてい
るため、箱本体の蓋部を開けて側壁の係止突片を箱本体
に係止することにより、蓋部の開放状態、すなわち導出
通路の形成状態が安定し、箱本体からの導出通路を介し
た飲料等の容器の導出操作が容易になる。
【0013】そして、容器導出口を、飲料等の容器の二
つ分が同時に通過し得るように寸法設定すれば、箱本体
の蓋部を開けて容器導出口を形成し、この状態で箱本体
を傾けると、内部の飲料等の容器は容器導出口を通って
導出通路に供給されるが、このとき二つの飲料等の容器
が容器導出口から同時に導出されることにより、これら
二つが相互に干渉し合う状態になるため、この干渉によ
って導出速度が適度に抑制され、導出速度が速すぎるこ
とによる装填操作の困難性を回避することができる。ま
た、容器導出口は、飲料等の容器の二つが通過し得る十
分な大きさの開口面積を有しているため、導出時に詰り
現象が生じない。
【0014】本発明の請求項2記載の飲料等の容器収納
箱は、請求項1記載の飲料等の容器収納箱において、1
枚の用紙を切り抜いて形成された展開体を所定部位で折
り曲げることによって形成されていることを特徴とする
ものである。
【0015】この飲料等の容器収納箱によれば、別途つ
くった部材を付加する等の複雑な工程を経ることなく1
度のプレス処理で展開体が形成され、この展開体を所定
の部位で折り曲げるという簡単な操作のみで飲料等の容
器収納箱を得ることができ、包装食品装填容器の製造コ
ストを安価に抑えることが可能になる。
【0016】本発明の請求項3記載の飲料等の容器導出
治具は、複数の飲料等の容器が周面が相互に接するよう
に縦横に配列収納された飲料等の容器収納箱に装着する
飲料等の容器導出治具であって、底板と、この底板の幅
方向両側部に設けられた一対の側壁とから樋部が形成さ
れ、この樋部の底板は上記側壁よりも樋部の延びる方向
に外方に向かって突出され、この底板の突出された部分
で上記飲料等の容器収納箱に差し込むための差込み部が
形成され、上記容器収納箱から外部に導出された飲料等
の容器の数を計数する計数計が備えられていることを特
徴とするものである。
【0017】この飲料等の容器導出治具によれば、飲料
等の容器収納箱の蓋部を開放して容器導出口を形成し、
この容器導出口から差込み部を差し込むことによって飲
料等の容器導出治具が飲料等の容器収納箱に装着された
状態になる。そして、この状態では樋部の基端側が上記
容器導出口に対向した状態になっているため、飲料等の
容器収納箱を飲料等の容器導出治具が下方に位置するよ
うに傾けることによって、容器導出口から排出された飲
料等の容器は、樋部に案内されつつ転動しながら順次外
部に導出される。
【0018】このように、導出通路を有していない従来
の飲料等の容器収納箱に、この飲料等の容器導出治具を
適用することによって、飲料等の容器収納箱内に装填さ
れた飲料等の容器を、飲料等の容器導出治具の樋部を通
って順次導出させることが可能になるため、自動販売機
内への飲料等の容器の装填作業時に、従来のように箱本
体から飲料等の容器を一つずつ取り出して自動販売機に
装填するという面倒な操作を行うことなく、箱本体を持
ち上げて傾けるという簡単な操作だけで自動販売機に迅
速に装填することが可能になり、これによって飲料等の
容器の装填作業の効率化が実現する。
【0019】また、容器収納箱から外部に導出された飲
料等の容器の数を計数する計数計が備えられているた
め、ホッパーへの飲料等の容器の装填作業時に、一々装
填された容器の数を勘定しなくても、樋部を通過した容
器の数は計数計によって自動的にカウントされるため、
数勘定の煩わしさから開放されるとともに、勘定間違い
等の不都合がなくなる。
【0020】本発明の請求項4記載の飲料等の容器導出
治具は、請求項3記載の飲料等の容器導出治具におい
て、上記樋部は、上記一対の側壁の少なくとも基端側上
部に架橋された天井板を有し、この天井板は、基端側か
ら先端側に向けて天井高さが漸減するように高さ設定さ
れ、上記樋部の基端側開口は、少なくとも2個の飲料等
の容器が通過し得る大きさに寸法設定されているととも
に、上記樋部の先端側開口は少なくとも1個の飲料等の
容器が通過し得る大きさに寸法設定されていることを特
徴とするものである。
【0021】この飲料等の容器導出治具によれば、飲料
等の容器収納箱から導出された飲料等の容器は、一時に
少なくとも2個が樋部の基端側開口を通って樋部内に導
出され、導出された2個の飲料等の容器は、樋部が天井
板の傾斜によって先細りになっていることと相俟って相
互に干渉し合うため、飲料等の容器の導出速度が適度に
抑制され、導出速度が速すぎることによる導出操作の行
い難さが防止される。また、導出時の詰り現象も防止さ
れる。
【0022】本発明の請求項5記載の飲料等の容器導出
治具は、請求項3または4記載の飲料等の容器導出治具
において、上記底板の長手方向の一側部は、厚み方向で
二股状に形成され、この二股状の底板の隙間は、上記飲
料等の容器収納箱の開口縁部に嵌まり込み得るように寸
法設定されていることを特徴とするものである。
【0023】この飲料等の容器導出治具によれば、底板
の二股状の部分を飲料等の容器収納箱の開口縁部に外嵌
させることにより、治具の飲料等の容器収納箱への装着
状態が安定する。
【0024】本発明の請求項6記載の飲料等の容器導出
治具は、請求項3乃至5のいずれかに記載の飲料等の容
器導出治具において、上記樋部は、その先端側に設けら
れ、かつ、導出中の飲料等の容器の逆戻りを防止する戻
り止めを有していることを特徴とするものである。
【0025】この飲料等の容器導出治具によれば、容器
導出治具を装着した容器収納箱を傾けて自動販売機のホ
ッパー内に飲料等の容器を装填するに際し、例えばホッ
パー内が満杯になって樋部から転がり出た容器がホッパ
ー内の容器と衝突してその反動で樋部を逆戻りしようと
しても、戻り止めに阻止されて逆戻りが防止される。
【0026】本発明の請求項7記載の飲料等の容器導出
治具は、請求項3乃至6のいずれかに記載の飲料等の容
器導出治具において、上記底板裏面の先端縁部には、飲
料等の容器を装填すべきホッパーの上縁部に係止される
突片が設けられていることを特徴とするものである。
【0027】この飲料等の容器導出治具によれば、突片
をホッパーの上縁部に引掛けることによって樋部がホッ
パー内に嵌まり込むのが防止され、これによって容器収
納箱内の飲料等の容器のホッパー内への順調な装填操作
が確保される。
【0028】本発明の請求項8記載の飲料等の容器導出
治具は、請求項3乃至7のいずれかに記載の飲料等の容
器導出治具において、上記底板の先端側には貫通孔が穿
設され、上記計数計は、上記貫通孔を通って底板の裏面
側から表面側に貫通し、かつ、飲料等の容器が通過する
ことによって貫通孔内に没入するように構成された検出
端と、この検出端の貫通孔への没入回数を計数する計数
センサと、この計数センサが検出した計数を表示する表
示手段とを備えて形成されていることを特徴とするもの
である。
【0029】この飲料等の容器導出治具によれば、樋部
を通過する飲料等の容器は、通過しつつ底板の貫通孔か
ら外方に突出した検出端を貫通孔内に没入させるため、
この没入動作が計数センサに伝達されて容器の通過個数
が計数される。この計数結果は表示手段に表示されるた
め、この表示を目視することによってホッパーに装填さ
れた飲料等の容器の数が確認される。
【0030】本発明の請求項9記載の飲料等の容器導出
治具は、請求項3乃至8のいずれかに記載の飲料等の容
器導出治具において、上記樋部は、幅寸法が伸縮可能に
構成されていることを特徴とするものである。
【0031】この飲料等の容器導出治具によれば、飲料
等の容器の長さ寸法合わせて樋部の幅寸法を伸縮するこ
とにより、そのサイズの容器が装填された容器収納箱に
対して容器導出治具を使用することが可能になり、これ
によって容器導出治具の汎用性が向上する。
【0032】本発明の請求項10記載の飲料等の容器導
出治具は、請求項3乃至9のいずれかに記載の飲料等の
容器導出治具において、上記側壁は、高さ寸法が伸縮可
能に構成されていることを特徴とするものである。
【0033】この飲料等の容器導出治具によれば、飲料
等の容器の径寸法合わせて側壁の高さ寸法を伸縮するこ
とにより、装填された容器収納箱に対し樋部の高さ寸法
がそのサイズの容器に合致したものになり、これによっ
て容器導出治具の汎用性が向上する。
【0034】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明に係る
飲料容器収納箱の第1実施形態を示す一部切欠き斜視図
であり、図1は蓋部が閉止された状態、図2は蓋部が開
放された状態をそれぞれ示している。なお、図1および
図2において、X−X方向を横方向、Y−Y方向を幅方
向、Z−Z方向を縦方向といい、特に−X方向を左横方
向、+X方向を右横方向、−Y方向を左幅方向、+Y方
向を右幅方向、−Z方向を下方、+Z方向を上方とい
う。
【0035】これらの図に示すように、飲料容器収納箱
1は、直方体状を呈した箱本体2と、この箱本体2に形
成され、かつ、内部の飲料容器Cを転動導出し得るよう
に開口される容器導出口3と、この容器導出口3を開閉
可能に閉止する蓋部4とからなる基本構成を有してい
る。
【0036】上記箱本体2は、ダンボール用紙を原料に
して直方体状に形成された、いわゆるダンボール箱が採
用されている。また、本実施形態において、飲料容器C
として350ml入りの缶ビールが採用され、この缶ビ
ールの24本のそれぞれが幅方向に向く状態で縦に6
本、横に4本になるように縦横に整列されて箱本体2内
に装填されている。
【0037】上記容器導出口3は、箱本体2の頂部の横
方向一側部に設けられている。この容器導出口3は、当
初、横方向寸法が飲料容器Cの径寸法と同一に設定され
ているとともに、幅寸法が箱本体2の幅方向の内寸法と
同一に設定されている。そして、箱本体2内から飲料容
器Cを取り出すときには箱本体2の頂部がミシン目に沿
って破られて横方向寸法が飲料容器Cの略2倍になるよ
うにし、これによって箱本体2内からの飲料容器Cの転
動導出を容易に行い得るようしている。
【0038】上記蓋部4は、箱本体2の頂部に上縁部か
ら折り込まれて形成された内蓋41と、閉止状態の内蓋
41を上から覆う外蓋42とからなっている。上記内蓋
41は、箱本体2の容器導出口3と反対側の短辺側部2
1の上縁部に延設された短辺側内蓋41aと、箱本体2
の一対の長辺側部22の上縁部に延設された幅方向一対
の長辺側内蓋41bとからなっている。短辺側内蓋41
aを箱本体2内に向けて直角に折り曲げるとともに、一
対の長辺側内蓋41bを上記短辺側内蓋41aに向けて
折り重ねることによって箱本体2の上部開口が閉止され
るようになっている。
【0039】そして、長辺側内蓋41bの横方向の長さ
寸法は、箱本体2の横寸法よりも飲料容器Cの直径分だ
け短く寸法設定され、これによって内蓋41が閉じられ
た状態で箱本体2の頂部に容器導出口3が形成されるよ
うにしている。上記長辺側内蓋41bには幅方向に横断
したミシン目41cが設けられ、外蓋42が開放された
状態で各長辺側内蓋41bをミシン目41cから破るこ
とにより、各長辺側内蓋41bの横方向右側部に一対の
剥し片41dが形成されるようにしている。
【0040】従って、外蓋42を開いた状態で長辺側内
蓋41bをミシン目41cに沿って破り、上方に開くこ
とによって、図2に示すように、各剥し片41dが箱本
体2の上縁部から上方に突出した状態になる。
【0041】上記外蓋42は、箱本体2の一方(図1お
よび図2では左方)の短辺側部21の上縁部から外方に
向かって一体に延設されて形成されている。この外蓋4
2の横方向の長さ寸法は、箱本体2の横寸法の2/3強
に設定され、これによって外蓋42を稜線部23回りに
箱本体2内に向けて直角に折り曲げることにより、上記
容器導出口3が閉止されるとともに、内蓋41が外蓋4
2によって半分以上覆われるようになっている。
【0042】このような外蓋42は、稜線部23側の幅
方向の両縁部から幅方向の左右に向かって突設された一
対の側壁43を有している。各側壁43は、箱本体2に
向けて直角に折り曲げられ、この状態で外蓋42が閉じ
られることにより、図1に示すように、箱本体2の幅方
向両側部に外側から当接されている。
【0043】このような側壁43は、図1に示す外蓋4
2が閉じられた状態で、横方向の下方右縁部に下方に向
かって突設されたL字形状の係止突片43aを有してい
る。この係止突片43aの先端部には直角に折れ曲がっ
たストッパー43bが設けられている一方、箱本体2の
剥し片41dには、外蓋42を90°より若干大きめに
開いた状態で上記ストッパー43bが嵌め込まれる円弧
切込み溝24(図2、図3)が穿設されている。この円
弧切込み溝24は、剥し片41dが箱本体2の上縁部か
ら上方に突出するように開かれた状態で、稜線部23の
幅方向の端部の点Pを中心とした所定半径rの円軌跡に
沿うように設けられている一方、上記点Pとストッパー
43bとの間の距離は上記半径rに等しく寸法設定され
ている。
【0044】従って、箱本体2の容器導出口3が閉じら
れた図1に示す状態で、外蓋42を稜線部23回りに時
計方向に回して開き、ストッパー43bを円弧切込み溝
24に剥し片41dの内側から嵌め込んでさらに外蓋4
2を開くことによって、図2に示すように、ストッパー
43bが円弧切込み溝24の上縁部に引掛かった状態に
なり、これによって外蓋42はこれ以上の稜線部23回
りの回動が阻止されるようになっている。
【0045】そしてこの状態で、図2に示すように、外
蓋42と側壁43とによって、飲料容器Cを外部に導出
するための本発明に係る導出通路44が形成されるよう
にしている。
【0046】図3は、上記飲料容器収納箱1が展開され
た状態を示す展開図である。なお、図3においては、図
1および図2に対応したの名称番号を付している。図3
に示すように、飲料容器収納箱1の展開体10は、ダン
ボール用紙が所定のプレスマシンによって太い実線で示
す部分でカッティング処理されて形成される。なお、こ
のプレス処理時に短辺側内蓋41aの所定の位置に上記
ミシン目41cが設けられるようにしている。
【0047】そして、上記プレス処理によって展開体1
0が得られた後、一点鎖線で示す部分で山折りに折り曲
げ、必要個所を接着剤を介して貼着することにより、図
1に示すような飲料容器収納箱1が得られる。
【0048】そして、特に係止突片43a、ストッパー
43bおよび円弧切込み溝24は、別途つくった部材を
付加する等の複雑な工程を経ることなく1度のプレス処
理で形成されるようにしているため、その分包装食品装
填容器1の製造コストを安価に抑えることが可能にな
る。
【0049】図4は、第1実施形態の飲料容器収納箱1
の作用を説明する説明図であり、(イ)は長辺側内蓋4
1bのミシン目41cを破って剥し片41dを起こすと
ともに、外蓋42を略90°開いた状態、(ロ)は外蓋
42によって導出通路44を形成した状態、(ハ)は飲
料容器収納箱1から自動販売機9の容器貯留ホッパー9
1内に飲料容器Cを装填しつつある状態をそれぞれ示し
ている。
【0050】まず、ミシン目41cを破って剥し片41
dを起こすとともに、外蓋42を略90°開くことによ
って、図4の(イ)に示すように、起こされた剥し片4
1dの円弧切込み溝24の入口側に、開いた外蓋42の
ストッパー43bの根本部分が対向した状態になる。
【0051】この状態でストッパー43bを剥し片41
dの表側に残して係止突片43aを剥し片41dの裏側
に位置させ、ついでストッパー43bの根本部分を円弧
切込み溝24に嵌め込み、この状態で外蓋42をさらに
開くことにより、図4の(ロ)に示すように、ストッパ
ー43bが円弧切込み溝24の上縁部に係止され、これ
によって外蓋42はこれ以上開かないようになり、この
外蓋42によって導出通路44が形成される。
【0052】この状態で飲料容器収納箱1を持ち上げ、
その導出通路44の先端側をて自動販売機9の容器貯留
ホッパー91の上部開口に位置させることによって、飲
料容器収納箱1内の飲料容器Cは、図4の(ハ)に示す
ように、導出通路44を伝って転動し、容器貯留ホッパ
ー91内に順次装填される。
【0053】そして、本実施例においては、外蓋42は
ストッパー43bの円弧切込み溝24への係止によって
それ以上開かなくなっているため、転動中の飲料容器C
の重みで外蓋42が下方に向けて折れ曲がり、これによ
って飲料容器Cが容器貯留ホッパー91に導入されずに
外部にこぼれ落ちるという不都合を確実に防止すること
ができる。
【0054】また、容器導出口3は、飲料容器Cの2個
が通過し得る大きさの開口面積を有しているため、詰り
現象が生じないばかりか、2個の飲料容器Cが相互に干
渉し合って導出通路44に導出されることによって導出
速度が適度に抑制されるため、導出速度が速すぎること
による容器貯留ホッパー91への飲料容器Cの装填操作
の困難性を回避することができる。
【0055】図5および図6は、本発明に係る飲料容器
収納箱の第2実施形態を示す一部切欠き斜視図であり、
図5は蓋部が閉止された状態、図6は蓋部が開放された
状態をそれぞれ示している。なお、図5および図6にお
ける方向の呼称は図1と同様である。
【0056】図5および図6に示すように、第2実施形
態の飲料容器収納箱1aは、直方体状の箱本体2aと、
この箱本体2aの短辺側の一側部によって形成された蓋
部4aとを備えた構成を有している。上記蓋部4aは、
箱本体2aの短辺側の側面が、底部の稜線部23a回り
に折り開き可能に設けられている。
【0057】そして、この蓋部4aの幅方向両側縁部と
箱本体2aの蓋部4a側の両縁部との間に両者を折り開
き可能に連結する二つ折れ蛇腹形式の下細りの連結部4
6(図6)が介設されている。従って、蓋部4aを稜線
部23a回りに反時計方向に回動させることによって、
図5に示すように、連結部46が折り畳まれて直方体状
の飲料容器収納箱1aが形成されるとともに、蓋部4a
を逆に回動させることによって、図6に示すように、蓋
部4aが開き、蓋部4aの頂部に容器導出口3aが形成
されるとともに、開放された蓋部4aと連結部46とに
よって導出通路44aが形成されるようになっている。
【0058】そして、蓋部4aの上縁部には舌片47が
延設されている。この舌片47は、蓋部4aが閉じられ
た状態で、図5に示すように、箱本体2a内に差し込ま
れ、これによって蓋部4aの閉止状態が維持されるよう
になっている。
【0059】従って、飲料容器収納箱1aから内部の飲
料容器Cを取り出して自動販売機の容器貯留ホッパーに
装填するに際しては、舌片47を箱本体2a内から引き
出すようにすればよい。そうすると蓋部4aが稜線部2
3a回りに時計方向に回動して、図6に示すように、箱
本体2aの右頂部に容器導出口3aが形成された状態に
なる。
【0060】この状態で飲料容器収納箱1aを持ち上げ
て蓋部4aの上端部を自動販売機の容器貯留ホッパーの
上部開口に対向させ、ついで蓋部4aを容器貯留ホッパ
ーの開口に向けて先下がりに傾斜させることにより、飲
料容器収納箱1a内の飲料容器Cは、蓋部4aの内面を
転動しつつ容器貯留ホッパー91に順次装填される。
【0061】そして、第2実施形態の飲料容器収納箱1
aにおいては、蓋部4aを開くことによって、開いた蓋
部4aと連結部46とによって導出通路44aが形成さ
れ、しかもこの導出通路44aによって箱本体2aの内
容積が増加するため、満杯状態で箱本体2a内に装填さ
れていた複数の飲料容器Cは、箱本体2a内で相互に動
き易い状態になり、これによって飲料容器Cを容器導出
口3aから容易に排出させることが可能になり、自動販
売機への装填作業が容易になる。
【0062】以上詳述したように、本発明に係る包装食
品装填容器1,1aによれば、従来のように飲料容器収
納箱から一つずつ飲料容器Cを取り出して自動販売機の
容器貯留ホッパーに装填するという面倒な操作を行う必
要がなくなり、飲料容器収納箱1,1aを持ち上げて傾
けるだけで内部の飲料容器Cが蓋部4,4aによって形
成された導出通路44,44aを順次転がり出るため、
飲料容器Cの自動販売機への装填作業が極めて容易にな
り、これによってオペレータによる飲料容器Cの巡回補
給作業が効率的に行い得るようになる。
【0063】ついで、図7〜図9を基に、本発明に係る
飲料容器導出治具6について説明する。飲料容器導出治
具6は、導出通路44が形成されない飲料容器収納箱1
bに適用されるものであり、この飲料容器導出治具6の
採用によって、たとえ従来の飲料容器収納箱1bに飲料
容器Cが収納されていても、自動販売機に対する飲料容
器Cの装填操作が容易に行い得るようになる。
【0064】図7は、飲料容器導出治具6の第1実施形
態を示す斜視図であり、また、図8は、図7に示す飲料
容器導出治具6のA−A線断面図である。これらの図に
示すように、飲料容器導出治具6は、長尺の底板61
と、この底板61に一体に設けられた樋部62と、上記
底板61の一方の側縁部(図8の左縁部)に同一平面上
で外方に向かって延設された二股部(差込み部)63と
からなる基本構成を有している。
【0065】上記樋部62は、底板61の幅方向両側部
に立設された一対の側壁62aと、これら側壁62aの
頂部間に架橋された天井板62bとからなっている。上
記側壁62aは、側面視で先(図8の右方)細りに形成
されているとともに、上記天井板62bは、各側壁62
aの基端側(図8の左方)に架橋され、これによって底
板61の基端部に矩形状の飲料容器導入開口64が形成
されている。
【0066】上記飲料容器導入開口64の横寸法d1
は、飲料容器収納箱1bに収納されている飲料容器Cの
長さ寸法より若干大きめに設定されているとともに、同
縦寸法d2は、飲料容器Cの直径の略2倍に設定されて
いる。
【0067】上記二股部63は、底板61の図8におけ
る左端部から左方に向けて平行に延設された一対の挟持
板63aからなり、厚み方向で二股状に形成されてい
る。各挟持板63a間には、所定間隔の隙間63bが形
成され、この隙間63bを、図7に矢印で示すように、
飲料容器収納箱1bの開口縁部に外嵌することによって
飲料容器導出治具6が飲料容器収納箱1bに装着される
ようになっている。
【0068】また、飲料容器収納箱1bには、観音開き
の蓋部4bを幅方向に横断するように、ミシン目41c
が設けられている。このミシン目41cは、飲料容器導
出治具6の飲料容器導入開口64の縦寸法d2に対応し
た部分に幅方向に延びるように設けられている。
【0069】従って、飲料容器導出治具6を飲料容器収
納箱1bに装着するに際しては、まず、図7に示すよう
に、蓋部4bに設けられたミシン目41cを破って蓋部
4bの一部を外方に向かって観音開きで開放し、蓋部4
bに内部の飲料容器Cを取り出すための開口(容器導出
口3b)を開ける。上記ミシン目41cは、飲料容器導
出治具6の飲料容器導入開口64の縦寸法d2に対応し
た部分に幅方向に延びるように設けられているため、こ
のミシン目41cを破ると、飲料容器導出治具6の飲料
容器導入開口64に対応した容器導出口3bが飲料容器
収納箱1b側に形成される。
【0070】図9は、飲料容器導出治具6を飲料容器収
納箱1bに装着した状態を示す斜視図である。この図に
示すように、飲料容器導出治具6を飲料容器収納箱1b
に装着すると、飲料容器導入開口64が飲料容器収納箱
1bの容器導出口3bに対向した状態になっているた
め、飲料容器収納箱1bを傾けることによって飲料容器
収納箱1b内の飲料容器Cは、飲料容器導入開口64を
通って樋部62内に導入され、底板61上を転動して自
動販売機内に装填される。
【0071】このように、飲料容器導出治具6を用いる
ことによって、上記導出通路44,44aを有しない従
来の飲料容器収納箱1bからの自動販売機への飲料容器
Cの装填作業が容易になり、装填作業効率を向上させる
上で極めて有効である。
【0072】図10および図11は、飲料容器導出治具
6aの第2実施形態を示す図であり、図10は斜め上方
から目視した斜視図、図11はの斜め下方から目視した
斜視図である。これらの図に示すように、第2実施形態
の飲料容器導出治具6aにおいては、底板61aに種々
工夫が凝らされ、まず第1に底板61aの先端側の裏面
に幅方向に延びる左右一対の2本の突片65が設けられ
ている。また、底板61aの表面には、樋部62での飲
料容器Cの逆戻りを防止するための戻り止め66が設け
られている。さらに、底板61aの裏面には底板61a
上を通過して飲料容器収納箱1bから自動販売機9(図
4の(ハ))の容器貯留ホッパー91に向けて導出され
る飲料容器Cの数をカウントする計数計7が設けられて
いる。その他については第1実施形態の飲料容器収納箱
1と同様である。
【0073】上記一対の突片65は、底板61aの先端
側(図10および図11の右方)縁部から若干後方(図
10および図11の左方)寄りに後退した部分に設けら
れ、これによって底板61aの先端縁部と突片65とで
壁面同士が略直角の長手方向に延びる角溝65aが形成
された状態になっている。底板61aの裏面にこのよう
な突片65を設けて角溝65aを形成することにより、
飲料容器Cを飲料容器収納箱1bから飲料容器導出治具
6aを介して自動販売機9内に装填するに際し、角溝6
5aを容器貯留ホッパー91の上縁部に外嵌することに
より、飲料容器導出治具6aが容器貯留ホッパー91内
に嵌まり込んでしまうという不都合が回避され、飲料容
器Cの装填作業が容易になる。
【0074】上記戻り止め66は、略中央部で鈍角に折
り曲げられた薄い板ばねによって形成されている。この
戻り止め66は、折り曲げられて形成した一方である取
付け部66aと、他方である傾斜部66bとからなって
いる。そして、戻り止め66は、上記取付け部66aが
ねじ止めで底板61a表面の先端側に固定された状態
で、傾斜部66bの先端縁部が底板61aの先端側縁部
に平行になり、かつ、底板61aからはみ出さないよう
に底板61aへの固定位置が設定されている。
【0075】このような戻り止め66は、本実施形態に
おいては、金属製の薄いばね材が用いられ、飲料容器C
が底板61aの表面を基端側から先端側に向かって転動
して戻り止め66上を通過すると、飲料容器Cの重みで
傾斜部66bが下方に撓み、これによって飲料容器Cの
排出は支障なく行い得るように付勢力が設定されてい
る。また、上記戻り止め66は、一旦戻り止め66を通
過した飲料容器Cが底板61aの表面を逆方向に移動し
ようとしたときは、上方に突出した傾斜部66bの先端
縁部に阻止され、これによって飲料容器Cの逆戻りが防
止されるように折り曲げ角度や長さ寸法が設定されてい
る。
【0076】図12は、計数計7の一実施形態を示す一
部切欠き斜視図である。この図に示すように、計数計7
は、上面が開放した箱型のケーシング71と、このケー
シング71内に収納された計数センサ72と、この計数
センサ72に連結された検出端75と、計数センサ72
の計数結果を表示する表示手段76とを備えて構成され
ている。
【0077】上記ケーシング71は、先端側を除く三方
の上縁部に壁面から直角に延びるように形成されたフラ
ンジ部71aを有しており、このフランジ部71aを底
板61aの先端側の底面にねじ止めで固定することによ
り、計数計7が飲料容器導出治具6aに装着され、ねじ
を弛めることによって計数計7を底板61aから取り外
すことができるようになっている。このようにねじの締
弛操作で計数計7の底板61aに対する着脱操作が容易
に行い得るようにしている。
【0078】上記計数センサ72は、回動腕74の1回
の往復回動動作によって「1」とカウントするいわゆる
リミットスイッチが採用され、上記回動腕74が往復動
を行う毎にその信号が信号線72aを介して表示手段7
6に伝達されるようになっている。このような計数セン
サ72は直方体状のセンサ本体73を有している。この
センサ本体73と上記回動腕74とで本発明に係る計数
センサ72が形成されている。上記センサ本体72は、
ケーシング71の対向側壁を幅方向に貫通する一対の締
結ボルト71bがブッシュ71cを介して対角線上の隅
部に差し通されることにより、ケーシング71内に装着
されるようになっている。
【0079】また、上記回動腕74は、基端側に幅方向
一対の基端側ブラケット74aが形成されているととも
に、先端側に基端側ブラケット74aと反対方向に突出
した先端側ブラケット74bが設けられている。上記回
動腕74は、基端側ブラケット74aがセンサ本体73
の後方上縁部に被せられて軸79回りに回動自在に軸支
され、図略の付勢手段によって先端側ブラケット74b
が上方に突出するように所定角度だけ開かれた状態でセ
ンサ本体73に取り付けられている。
【0080】上記検出端75は、金属板のプレス処理で
打ち抜いて形成された断面視でコ字形状のコ字状片75
aと、このコ字状片75aに取り付けられたローラ75
dとからなっている。上記コ字状片75aは、互いに対
向した一対の対向板75bと、各対向板75bを連結す
る連結部75cとからなっている。上記ローラ75d
は、コ字状片75aの上端部で各対向板75b間に挟持
され、かつ、各対向板75bの上端部から外方に突出し
た状態で、各対向板75bを貫通した軸79回りに回動
自在に軸支されている。
【0081】また、上記コ字状片75aは、上記回動腕
74の先端側ブラケット74bが各対向板75bの下部
に挟持された状態で軸79が差し通されることによっ
て、軸79回りに回動自在に軸支されている。そして、
検出端75は、コ字状片75aの連結部75cが回動腕
74の先端側ブラケット74bに当止してそれ以上の軸
79回りの時計方向の回動が阻止された起立姿勢と、軸
79回りに反時計方向に回動することによって横臥した
横臥姿勢との間で姿勢変更可能に回動範囲が設定されて
いる。
【0082】このような検出端75は、基端側ブラケッ
ト74a間の軸79に外嵌されたコイルばね75eによ
って軸79回りに時計方向に付勢され、これによって検
出端75は、普段は起立姿勢が維持されるようになって
いる。
【0083】一方、飲料容器導出治具6aの底板61a
には、上記検出端75に対応した部分にローラ75dを
底板61aの表面側に突出させるための前後方向に延び
る楕円状孔(貫通孔)61bが穿設されている。そし
て、検出端75は、ケーシング71が底板61aの裏面
に取り付けられた状態で、ローラ75dの略半分が楕円
状孔61bから外部に突出するように寸法設定されてい
る。
【0084】従って、飲料容器Cが樋部62を通って底
板61a上を下流側(図12の右方)に向けて転動して
くると、ローラ75dが飲料容器Cに押圧されて起立姿
勢のまま下降し、この下降によって回動腕74が基端側
ブラケット74aの軸79回りに時計方向に回動し、こ
れによって飲料容器Cが導出されたことをカウントする
ようになっている。
【0085】また、一旦ローラ75dを押圧して通過し
た飲料容器Cが、先に導出された飲料容器Cに衝突する
などして跳ね返り、これによって底板61aを逆戻りし
た場合には、飲料容器Cがローラ75dを押圧しても、
これによって検出端75は先端側ブラケット74bの軸
79回りに反時計方向に回動するに留まり、導出カウン
トから除外されるようになっている。
【0086】上記表示手段76は、カウンター機能を有
しており、計数センサ72から計数信号の入力があった
都度、これを積算するように回路構成された積算回路が
内装されている。このような表示手段76は、下端部に
外周縁部が外方に向けて突出された鍔部76aを有して
いる一方、上記ケーシング71の底部71dには、表示
手段76の胴部76bが装着される装着孔71eが穿設
されており、底部71dの外方からこの装着孔71eに
胴部76bを嵌め込むことによって、表示手段76がケ
ーシング71に装着されるようになっている。
【0087】表示手段76の胴部76bの側面には、板
ばね状の戻り止め76cが設けられ、胴部76bが装着
孔71eに一旦装着されると上記戻り止め76cが広が
り、これによって表示手段76が抜け止めされて表示手
段76のケーシング71への装着状態が安定するように
なっている。
【0088】このような表示手段76の鍔部76aの外
面には、図11に示すように、液晶表示板77とリセッ
トボタン78とが設けられている。上記液晶表示板77
は、積算回路に積算されたカウント数量をカウントの都
度逐一更新しながら表示するものであり、この液晶表示
板77に表示された数を読み取ることによって、飲料容
器収納箱1bから導出された飲料容器Cの数量を認識す
ることができる。
【0089】上記リセットボタン78は、液晶表示板7
7に一旦表示された数字を消去してリセットするための
ものであり、押圧することによってリセットされるよう
になっている。リセットボタン78の押圧面と鍔部76
aの表面とは面一状態に面設定され、これによって飲料
容器導出治具6aを用いた飲料容器Cの自動販売機9へ
の装填作業時に誤ってリセットボタン78が操作される
のが防止されるようになっている。
【0090】図13は、第2実施形態の飲料容器導出治
具6aの作用を説明するための側面断面視の説明図であ
り、(イ)は、検出端75が起立姿勢に姿勢設定された
状態、(ロ)は、検出端75が横臥姿勢に姿勢変更され
た状態をそれぞれ示している。まず、図13の(イ)に
示すように、検出端75が起立姿勢に設定された状態で
は、ローラ75dの略上半分が底板61aの楕円状孔6
1bから上部に突出した状態になっている。
【0091】この状態で樋部62から導出された飲料容
器Cが、二点鎖線で示すように、ローラ75dの位置に
くると、飲料容器Cの重みでローラ75dは下方に向け
て押圧されるため、回動腕74が、二点鎖線で示すよう
に、基端側ブラケット74aの軸79回りに時計方向に
回動し、この回動動作によって計数センサ72が飲料容
器Cの通過を検出する。
【0092】この検出結果は、信号線72aを介して表
示手段76に伝達され、ここで個数が積算せれて液晶表
示板77に表示される。従って、飲料容器収納箱1bか
らの自動販売機9の容器貯留ホッパー91への飲料容器
C装填が完了した時点に、液晶表示板77を目視確認す
ることにより、従来のように一々飲料容器Cを投入しな
がら数勘定を行うことなく装填個数を正確に把握するこ
とが可能になる。
【0093】そして、飲料容器導出治具6aを用いた飲
料容器Cの自動販売機9への装填作業時に、底板61a
の先端部から排出された飲料容器Cが、先に装填した飲
料容器に衝突して跳ね返り、これによって底板61a上
を逆戻りした場合には、飲料容器Cがローラ75dを左
方に押圧するが、このときは検出端75は回動腕74の
先端側ブラケット74bの軸79回りに反時計方向に回
動し、ローラ75dが楕円状孔61b内に没入すること
によって回動腕74を回動させることがないため、飲料
容器Cの逆戻りによる誤計数が防止される。
【0094】図14〜図16は、飲料容器導出治具6b
の第3実施形態を示す図であり、図14は、飲料容器導
出治具6bを斜め上方から見た斜視図、図15は、図1
4に示す飲料容器導出治具6bの幅寸法および高さ寸法
を大きくした斜視図である。また、図16は、図15に
示す飲料容器導出治具6bを斜め下方から見た斜視図で
ある。
【0095】これらの図に示すように、第3実施形態の
飲料容器導出治具6bは、底板610が、左右一対の分
割底板611を備えて形成されている。各分割底板61
1間の距離は伸縮可能に構成されされている。また、樋
部620の左右には幅方向一対の第1側板621が設け
られている。そして、上記第1側板621の基端側の上
縁部には、幅方向に二つ割れ可能に形成された天板部材
640が接続されている。
【0096】上記天板部材640は、正面視でL字形状
を呈した幅方向一対のL型部材641によって形成され
ている。各L型部材641は、下端縁部が上記第1側板
621の基端側の上端縁部に離接可能に接続された第2
側板642と、この第2側板642の頂部から内側に向
かって折り曲げられた天板643とからなっている。各
第2側板642は、側面視で上縁部に先下がりの傾斜が
形成されるように形状設定され、これによって底板61
0と、幅方向一対の第1側板621と、天板部材640
とにより囲繞された空間に、図14に示すように、飲料
容器Cの通過する先細りの漏斗部が形成されている。
【0097】上記底板610の後部からは、第1および
第2実施形態と同様の二股部630が基端側に向かって
延設されている。この二股部630は、各分割底板61
1に延設された幅方向一対の分割二股部631からなっ
ており、各分割底板611の離脱によって分割二股部6
31も離接するようになっている。かかる二股部630
は、先の実施形態と同様に、厚み方向に二分割された一
対の挟持板630aによって形成され、各挟持板630
a間に形成された隙間630bが飲料容器収納箱1b
(図9)の開口縁部に外嵌されることによって飲料容器
導出治具6bが飲料容器収納箱1bに装着されるように
なっている。
【0098】また、一対の分割底板611の一方には、
その底部に蝶番部材67が取り付けられている。この蝶
番部材67は、一方の分割底板611における他方との
対向縁部にねじ止めされた蝶番片67aと、この蝶番片
67aに接続軸67c回りに回動自在に接続されたスト
ッパ板67bとから構成され、各分割底板611が離間
した状態で、図16に示すように、それらの間にストッ
パ板67bを介在させることによって一旦離間した分割
底板611間の距離が縮まるのを防止するようにしてい
る。
【0099】上記分割底板611間に介設されたストッ
パ板67bを、図16に二点鎖線で示すように、接続軸
67c回りに反時計方向に略90°回すことによって、
ストッパ板67bの役割が解除され、各分割底板611
を互いに接近させることによって拡幅状態の底板610
が、図14に示すように、元の幅狭状態に戻るようにな
っている。
【0100】そして、本実施形態においては、各分割底
板611間、各側板621,642間および各天板64
3間に、底板、側板および天板の幅寸法を伸縮する伸縮
構造が採用されている。図17は、上記伸縮構造の一実
施形態を示す平面断面視の説明図であり、(イ)は、各
分割底板611が当接された状態、(ロ)は、各分割底
板611が離間した状態をそれぞれ示している。
【0101】これらの図に示すように、一方の分割底板
611には、対向縁部から奥部に向かって凹設された蟻
溝形状の2つの結合孔611aが設けられている一方、
他方の分割底板611には、上記結合孔611a間の対
向縁部にこれらと同様の1つの結合孔611aが凹設さ
れている。また、各分割底板611の対向縁部には、上
記結合孔611aに対応した結合凸部611bが突設さ
れており、各結合凸部611bをそれぞれ対応した結合
孔611aに摺接状態で嵌入することにより、各分割底
板611が相互に離接し得るようになっている。
【0102】そして、各結合孔611aの入口開口部分
には、孔側係止突片611cが突設されている一方、各
結合凸部611bには上記孔側係止突片611cに対応
した凸部側係止突片611dが突設され、各分割底板6
11が互いに離間した状態で、図17の(ロ)に示すよ
うに、各孔側係止突片611cと凸部側係止突片611
dとが相互に当接し、これによって底板610は離間寸
法が最大寸法に設定されるとともに、結合凸部611b
が結合孔611aから抜け出て各分割底板611が分離
されるのが防止されるようになっている。
【0103】そして、本実施形態においては、第1側板
621および第2側板642間にも上記と同様の伸縮構
造が採用されているとともに、天板643間にも同様の
伸縮構造が採用されている。従って、これらの伸縮構造
によって、第3実施形態の飲料容器導出治具6bは、幅
寸法および高さ寸法を所定の範囲内で自由に変更するこ
とが可能になっている。
【0104】第3実施形態の飲料容器導出治具6bに寄
れば、飲料容器収納箱1bに収納されている飲料容器C
のサイズに応じて幅寸法および高さ寸法を任意に変更す
ることが可能であり、従って、飲料容器Cのサイズに応
じて複数種類の飲料容器導出治具を予め用意しておく必
要がなく、飲料容器導出治具6bが非常に汎用性に富ん
だものになる。
【0105】本発明は上記実施形態に限定されるもので
はなく、以下の内容をも包含するものである。
【0106】(1)上記の実施形態においては、飲料容
器Cは円筒状のものが採用されているが、本発明は、飲
料容器Cが円筒状であることに限定されるものではな
く、三角筒状や四角筒状であってもよいし、さらに多角
筒状のものであってもよい。
【0107】(2)上記の第1実施形態においては、側
壁部43は、図2および図3に示すように、外蓋42の
基端側に短く設けられているが、こうする代わりに図2
および図3に二点鎖線で示すように、側壁部43を先端
側に向けて延長させてもよい。こうすることによって飲
料容器収納箱1が組み立てられた状態で、導出通路44
(図2)の幅方向両側部に、全長に亘って側壁43が形
成された状態になり、これによって導出通路44の剛的
強度を向上させることが可能になる。
【0108】(3)上記の飲料容器導出治具6の実施形
態においては、底板61には二股部63が延設されてい
るが、この二股部63に代えて二股状ではない平板を採
用してもよい。この平板を飲料容器収納箱1の容器導出
口3から箱内部に差し込むだけで飲料容器導出治具6を
飲料容器収納箱1に装着することができる。
【0109】(4)上記の飲料容器導出治具6の実施形
態においては、天井板62bは、樋部62の基端側から
先端側に向けて側壁62aの略中間部分まで設けられて
いるが、こうする代わりに側壁62aの先端まで設けて
もよい。
【0110】(5)上記の飲料容器導出治具6の実施形
態においては、樋部62の天井板62b直後の先端側開
口は、飲料容器Cの1個分が通過し得る大きさに寸法設
定されているが、樋部62の基端側の開口が飲料容器C
の3個分を通過させ得る大きさのときは、先端側の開口
を飲料容器Cの2個分にする等、基端側開口の大きさと
の関連で先端側開口の大きさを適宜設定することができ
る。
【0111】(6)上記の実施形態においては、飲料等
の容器として飲料容器Cを挙げているが、本発明は、飲
料等の容器が飲料容器Cであることに限定されるもので
はなく、食料品を装填した缶詰やレトルト食品等の容器
であったり、あるいは、シガレット20本入りの箱であ
ったり、さらには、各種の日用品や嗜好品を収納した容
器であってもよい。
【0112】(7)上記の第2実施形態の飲料容器導出
治具6aにおいては、計数センサ72としてリミットス
イッチタイプのものが採用されているが、本発明は、計
数センサ72がリミットスイッチタイプのものであるこ
とに限定されるものではなく、マイクロスイッチ、光電
スイッチ、各種の近接スイッチ(高周波形近接スイッ
チ、容量形近接スイッチ、磁気形近接スイッチ等)、圧
電スイッチ等の各種のスイッチを応用したものでもよ
い。
【0113】(8)上記第1および第2実施形態の飲料
容器導出治具6,6aにおいて、その先端部にカーブ状
の樋からなるアダプターを着脱可能に装着し得るように
構成してもよい。こうすることによって、自動販売機9
の扉が全面開放し得ず、飲料容器Cの容器貯留ホッパー
91への装填作業が困難な場合など、上記アダプターを
装着することによって作業が容易な作業姿勢を確保し得
るようになり、装填作業効率を向上させることが可能に
なる。
【0114】(9)上記第2実施形態の飲料容器導出治
具6aにおいては、底板61aに計数計7が設けられて
いるが、本発明は、計数計7を底板61aに設けること
に限定されるものではなく、計数計を飲料容器導出治具
6aとセットで携帯し、飲料容器Cの装填作業の都度、
計数計7を自動販売機9の容器貯留ホッパー91に取り
付け、これによって容器貯留ホッパー91に装填された
飲料容器Cの個数をカウントするようにしてもよい。
【0115】(10)上記第3実施形態の飲料容器導出
治具6bには、計数計7が設けられていないが、第3実
施形態の飲料容器導出治具6bは、計数計7を設けない
ことに限定されるものではなく、計数計7を設けてもよ
い。
【0116】(11)上記の第3実施形態の飲料容器導
出治具6bにおいて、蝶番部材67にコイルばね等の付
勢手段を取り付け、この付勢手段の付勢力によってスト
ッパ板67bが蝶番片67aに対して開く方向に付勢す
るようにしてもよい。こうすることによって、分割底板
611間にストッパ板67bを挟持させた状態で、この
挟持状態を安定させることができる。また、蝶番部材6
7にクリック機構を付設し、開いた状態および閉じた状
態の双方でストッパ板67bが安定するようにすること
も可能である。さらに、分割底板611間にコイルばね
等の付勢手段を介設し、この付勢手段の付勢力で各分割
底板611が互いに接近する方向に常に付勢されるよう
にしてもよい。
【0117】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の飲料等の容器収
納箱によれば、複数の飲料等の容器を縦横に配列収納す
る飲料等の容器収納箱を、直方体状を呈した箱本体と、
この箱本体に形成され、かつ、内部の飲料等の容器を導
出し得るように開口される容器導出口と、この容器導出
口を開閉可能に閉止する蓋部とから構成するとともに、
上記蓋部を、開かれた状態で飲料等の容器を導出する導
出通路が形成されるように構成したため、箱本体の蓋部
を開くことによって、開かれた蓋部で飲料等の容器を導
出する導出通路が形成され、ついで導出通路が下方に位
置するように箱本体を傾けることにより、箱本体内の飲
料等の容器を、導出通路を介して外部に順次導出するこ
とができる。
【0118】また、導出通路が形成された状態で蓋部の
係止突片が箱本体の内蓋の切込み溝に係止されて蓋部の
それ以上の開蓋が阻止されるように構成したため、導出
通路の形成状態が安定し、これによって自動販売機に飲
料等の容器を装填する際の箱本体からの飲料等の容器の
導出操作を容易に行うことことができる。
【0119】従って、このような飲料等の容器収納箱を
用いれば、自動販売機内への飲料等の容器の装填作業時
に、従来のように箱本体から飲料等の容器を一つずつ取
り出して自動販売機に装填するという面倒な操作を行う
ことなく、箱本体を持ち上げて傾けるだけで自動販売機
に迅速に装填することが可能になり、飲料等の容器の装
填作業の効率化を図る上で有効である。
【0120】本発明の請求項2記載の飲料等の容器収納
箱によれば、1枚の用紙を切り抜いて形成された展開体
を所定部位で折り曲げることによって飲料等の容器収納
箱が形成されるため、別途つくった部材を付加する等の
複雑な工程を経ることなく1度のプレス処理で展開体が
形成され、この展開体を所定の部位で折り曲げるという
簡単な操作のみで飲料等の容器収納箱を得ることがで
き、包装食品装填容器の製造コストを安価に抑える上で
好都合である。
【0121】本発明の請求項3記載の飲料等の容器導出
治具によれば、底板と、この底板の長手方向の一側部に
形成される一対の側壁を備えた樋部と、この樋部の少な
くとも基端側上部を覆う天井板とから治具を構成し、底
板には、長手方向の一端部に上記飲料等の容器収納箱に
差し込まれ得る差込み部を設けたため、飲料等の容器収
納箱の蓋部を開放して容器導出口を形成し、この容器導
出口から差込み部を差し込むことによって飲料等の容器
導出治具を飲料等の容器収納箱に装着することができ
る。
【0122】そして、この状態では樋部の基端側が上記
容器導出口に対向した状態になっているため、飲料等の
容器収納箱を飲料等の容器導出治具が下方に位置するよ
うに傾けることによって、容器導出口から排出された飲
料等の容器を、樋部に案内させつつ順次外部に導出する
ことができる。
【0123】このように、導出通路を有していない従来
の飲料等の容器収納箱に、この飲料等の容器導出治具を
適用することによって、飲料等の容器収納箱内に装填さ
れた飲料等の容器を、飲料等の容器導出治具の樋部を通
って順次導出させることが可能になるため、自動販売機
内への飲料等の容器の装填作業時に、従来のように箱本
体から飲料等の容器を一つずつ取り出して自動販売機に
装填するという面倒な操作を行うことなく、箱本体を持
ち上げて傾けるという簡単な操作だけで自動販売機に迅
速に装填することが可能になり、飲料等の容器の装填作
業の効率化を図ることができる。
【0124】さらに、容器収納箱から樋部を通って外部
に導出された飲料等の容器の数を計数する計数計を備え
たため、ホッパーへの飲料等の容器の装填作業時に、一
々装填された容器の数を勘定しなくても、樋部を通過し
た容器の数は計数計によって自動的にカウントされ、こ
れによって数勘定の煩わしさから開放されるとともに、
勘定間違い等の不都合を解消することができる。
【0125】本発明の請求項4記載の飲料等の容器導出
治具によれば、樋部の一対の側壁の少なくとも基端側上
部に天井板を架橋し、側壁を基端側から先端側に向かっ
て先細りに形成し、樋部の基端側開口は、少なくとも2
個の飲料等の容器が通過し得る大きさに寸法設定すると
ともに、先端側開口は少なくとも1個の飲料等の容器が
通過し得る大きさに寸法設定したため、飲料等の容器収
納箱から導出された飲料等の容器は、一時に少なくとも
2個が樋部の基端側開口を通って樋部内に導出され、導
出された2個の飲料等の容器は、樋部が天井板の傾斜に
よって先細りになっていることと相俟って相互に干渉し
合い、これによって飲料等の容器の導出速度が適度に抑
制され、導出速度が速すぎることによる導出操作の行い
難さを確実に防止することができるとともに、飲料等の
容器導出時の詰り現象をも確実に防止することができ
る。
【0126】本発明の請求項5記載の飲料等の容器導出
治具によれば、底板の長手方向の一側部を厚み方向で二
股状に形成したため、底板の二股状の部分を飲料等の容
器収納箱の開口縁部に外嵌させることにより、治具の飲
料等の容器収納箱への装着状態が安定し、これによって
飲料等の容器の導出操作をより容易に行うことができ
る。
【0127】このように本発明の飲料等の容器収納箱ま
たは飲料等の容器導出治具を採用することにより、自動
販売機への補給作業の効率が大きく向上するため、日々
大量に生産し、かつ、日々自動販売機への容器詰め飲料
の補給作業を行っている飲料製造メーカーにとっては、
上記効率化によるコストダウンの効果は非常に大きい。
【0128】本発明の請求項6記載の飲料等の容器導出
治具によれば、樋部の先端側に導出中の飲料等の容器の
逆戻りを防止する戻り止めを設けたため、容器導出治具
を装着した容器収納箱を傾けて自動販売機のホッパー内
に飲料等の容器を装填するに際し、例えばホッパー内が
満杯になって樋部から転がり出た容器がホッパー内の容
器と衝突してその反動で樋部を逆戻りしようとしても、
戻り止めに阻止されて容器が逆戻りすることを防止する
ことができる。
【0129】本発明の請求項7記載の飲料等の容器導出
治具によれば、底板の先端側の裏面には、飲料等の容器
を装填すべきホッパーの上縁部に底板の先端側を臨ませ
た状態で、樋部がホッパー内に嵌まり込むのを防止する
ように突片を突設したため、この突片をホッパーの上縁
部に引掛けることによって樋部がホッパー内に嵌まり込
むのを防止することができ、これによって容器収納箱内
の飲料等の容器のホッパー内への順調な装填操作を確保
することができる。
【0130】本発明の請求項8記載の飲料等の容器導出
治具によれば、底板の先端側に貫通孔を穿設し、計数計
には、貫通孔を通って底板の裏面側から表面側に貫通
し、かつ、飲料等の容器が通過することによって貫通孔
内に没入するようになされた検出端と、この検出端の貫
通孔への没入回数を計数する計数センサと、この計数セ
ンサが検出した計数を表示する表示手段とを備えたた
め、樋部を通過する飲料等の容器によって、通過しつつ
底板の貫通孔から外方に突出した検出端が貫通孔内に没
入し、この没入動作が計数センサに伝達されることによ
って容器の通過個数を計数することができる。この計数
結果は表示手段に表示されるため、この表示を目視する
ことによってホッパーに装填された飲料等の容器の数を
確認することができる。
【0131】本発明の請求項9記載の飲料等の容器導出
治具によれば、樋部を、幅寸法が伸縮可能に構成したた
め、飲料等の容器の長さ寸法合わせて樋部の幅寸法を伸
縮することにより、そのサイズの容器が装填された容器
収納箱に対して容器導出治具を使用することが可能にな
り、これによって容器導出治具の汎用性を向上させるこ
とができる。
【0132】本発明の請求項10記載の飲料等の容器導
出治具によれば、側壁を、高さ寸法が伸縮可能に構成し
たため、飲料等の容器の径寸法合わせて側壁の高さ寸法
を伸縮することにより、装填された容器収納箱に対し樋
部の高さ寸法をそのサイズの容器に合致したものにする
ことができ、これによって容器導出治具の汎用性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る飲料容器収納箱の第1実施形態を
示す一部切欠き斜視図であり、蓋部が閉止された状態を
示している。
【図2】図1に示す飲料容器収納箱の蓋部が開放された
状態を示す一部切欠き斜視図である。
【図3】飲料容器収納箱が展開された状態を示す展開図
である。
【図4】第1実施形態の飲料容器収納箱の作用を説明す
る説明図であり、(イ)は長辺側内蓋のミシン目を破っ
て剥し片を起こすとともに、外蓋を略90°開いた状
態、(ロ)は外蓋によって導出通路を形成した状態、
(ハ)は飲料容器収納箱から自動販売機の容器貯留ホッ
パー内に飲料容器を装填しつつある状態をそれぞれ示し
ている。
【図5】本発明に係る飲料容器収納箱の第2実施形態を
示す一部切欠き斜視図であり、蓋部が閉止された状態を
示している。
【図6】図5に示す飲料容器収納箱の蓋部が開放された
状態を示す一部切欠き斜視図である。
【図7】飲料容器導出治具の第1実施形態を示す斜視図
である。
【図8】図7に示す飲料容器導出治具のA−A線断面図
である。
【図9】飲料容器導出治具を飲料容器収納箱に装着した
状態を示す斜視図である。
【図10】飲料容器導出治具の第2実施形態を示す斜視
図である。
【図11】図10に示す飲料容器導出治具を斜め下方か
ら目視した斜視図である。
【図12】計数計の位置実施形態を示す一部切欠き斜視
図である。
【図13】第2実施形態の飲料容器導出治具の作用を説
明するための側面断面視の説明図であり、(イ)は、検
出端が起立姿勢に姿勢設定された状態、(ロ)は、検出
端が横臥姿勢に姿勢変更された状態をそれぞれ示してい
る。
【図14】飲料容器導出治具の第3実施形態を示す斜視
図である。
【図15】図14に示す飲料容器導出治具の幅寸法およ
び高さ寸法を大きくした斜視図である。
【図16】図15に示す飲料容器導出治具を斜め下方か
ら見た斜視図である。
【図17】伸縮構造の一実施形態を示す平面断面視の説
明図であり、(イ)は、各分割底板が当接された状態、
(ロ)は、各分割底板が離間した状態をそれぞれ示して
いる。
【符号の説明】
1,1a,1b 包装食品装填容器 2,2a 箱本体 21 短辺側部 22 長辺側部 23,23a 稜線部 24 円弧切込み溝 3 容器導出口 4,4a 蓋部 41 内蓋 41a 短辺側内蓋 41b 長辺側内蓋 41c ミシン目 41d 剥し片 42 外蓋 43 側壁 44,44a 導出通路 46 連結部 6,6a,6b 飲料容器導出治具 61,61a,610 底板 611 分割底板 61b 楕円状孔 62 樋部 62a 側壁 62b 天井板 63,630 二股部(差込み部) 631 分割二股部 63a,630a 挟持板 63b,630b 隙間 64 飲料容器導入開口 65 突片 65a 角溝 66 戻り止め 67 蝶番部材 7 計数計 71 ケーシング 71a フランジ部 71b 締結ボルト 71b 締結ボルト 71c ブッシュ 72 計数センサ 72a 信号線 73 センサ本体 74 回動腕 74a 基端側ブラケット 74b 先端側ブラケット 75 検出端 75a コ字状片 75b 対向板 75c 連結部 76 表示手段 76a 鍔部 76b 胴部 77 液晶表示板 78 リセットボタン 79 軸 C 飲料容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秦 茂盛 大阪市平野区加美北9丁目7番26−405 号 (56)参考文献 特開 平4−239445(JP,A) 実開 昭61−160044(JP,U) 実開 平4−78685(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 5/74 G07F 9/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の飲料等の容器を周面が相互に接す
    るように縦横に配列収納する飲料等の容器収納箱であっ
    て、直方体状を呈した箱本体が備えられ、この箱本体に
    は、上記容器を導出し得るように開口される容器導出口
    と、この容器導出口を開閉可能に閉止する蓋とが設け
    られ、上記蓋は、開かれた状態で上記容器をその長手
    方向が導出方向に直交するように導出する導出通路を備
    え、上記容器導出口は、箱本体の一端面の稜線部から中
    央部に向けて形成され、上記蓋部は、上記稜線部回りに
    折り開き可能に箱本体に設けられ、上記蓋部には幅方向
    一対の側壁が設けられ、この側壁は係止突片を有してい
    る一方、上記箱本体は上記係止突片を係止する切込み溝
    を備えた内蓋を有し、上記係止突片と上記切込み溝と
    は、係止突片が切込み溝に係止された状態で、上記蓋部
    が導出口の閉止位置から上記稜線部回りに90°以上の
    所定角度回動して上記導出通路が形成されるように相対
    位置が設定されていることを特徴とする飲料等の容器収
    納箱。
  2. 【請求項2】 1枚の用紙を切り抜いて形成された展開
    体を所定部位で折り曲げることによって形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の飲料等の容器収納箱。
  3. 【請求項3】 複数の飲料等の容器が周面が相互に接す
    るように縦横に配列収納された飲料等の容器収納箱に装
    着する飲料等の容器導出治具であって、底板と、この底
    板の幅方向両側部に設けられた一対の側壁とから樋部が
    形成され、この樋部の底板は上記側壁よりも樋部の延び
    る方向に外方に向かって突出され、この底板の突出され
    た部分で上記飲料等の容器収納箱に差し込むための差込
    み部が形成され、上記容器収納箱から外部に導出された
    飲料等の容器の数を計数する計数計が備えられているこ
    とを特徴とする飲料等の容器導出治具。
  4. 【請求項4】 上記樋部は、上記一対の側壁の少なくと
    も基端側上部に架橋された天井板を有し、この天井板
    は、基端側から先端側に向けて天井高さが漸減するよう
    に高さ設定され、上記樋部の基端側開口は、少なくとも
    2個の飲料等の容器が通過し得る大きさに寸法設定され
    ているとともに、上記樋部の先端側開口は少なくとも1
    個の飲料等の容器が通過し得る大きさに寸法設定されて
    いることを特徴とする請求項記載の飲料等の容器導出
    治具。
  5. 【請求項5】 上記底板の長手方向の一側部は、厚み方
    向で二股状に形成され、この二股状の底板の隙間は、上
    記飲料等の容器収納箱の開口縁部に嵌まり込み得るよう
    に寸法設定されていることを特徴とする請求項または
    記載の飲料等の容器導出治具。
  6. 【請求項6】 上記樋部は、その先端側に設けられ、か
    つ、導出中の飲料等の容器の逆戻りを防止する戻り止め
    を有していることを特徴とする請求項乃至のいずれ
    かに記載の飲料等の容器導出治具。
  7. 【請求項7】 上記底板裏面の先端縁部には、飲料等の
    容器を装填すべきホッパーの上縁部に係止される突片が
    設けられていることを特徴とする請求項乃至のいず
    れかに記載の飲料等の容器導出治具。
  8. 【請求項8】 上記底板の先端側には貫通孔が穿設さ
    れ、上記計数計は、上記貫通孔を通って底板の裏面側か
    ら表面側に貫通し、かつ、飲料等の容器が通過すること
    によって貫通孔内に没入するように構成された検出端
    と、この検出端の貫通孔への没入回数を計数する計数セ
    ンサと、この計数センサが検出した計数を表示する表示
    手段とを備えて形成されていることを特徴とする請求項
    乃至7のいずれかに記載の飲料等の容器導出治具。
  9. 【請求項9】 上記樋部は、幅寸法が伸縮可能に構成さ
    れていることを特徴とする請求項乃至のいずれかに
    記載の飲料等の容器導出治具。
  10. 【請求項10】 上記側壁は、高さ寸法が伸縮可能に構
    成されていることを特徴とする請求項乃至のいずれ
    かに記載の飲料等の容器導出治具。
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